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かくも長き不在(1960)

UNE AUSSI LONGUE ABSENCE
SUCH A LONG ABSENCE

メディア映画
上映時間98分
製作国フランス
公開情報劇場公開(東和=ATG)
初公開年月1964/08/14
ジャンルドラマ
かくも長き不在 デジタル修復版 [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 3,893
USED価格:¥ 4,480
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【解説】
 パリでうらぶれたカフェを営む女の所に、ある日突然現れた浮浪者。驚愕する女主人。彼は戦場に行ったまま行方不明になっていた彼女の夫に瓜二つだったのだ。しかし浮浪者は過去の記憶を全て失っていた……。戦争によって人々が受けた深い心の傷を重厚な心理ドラマとして描いた傑作。下町の空を通過する軍用機の編隊のショットが、死への不安感を象徴して鮮烈。カンヌ映画祭グランプリ受賞。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
12105 8.75
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【ユーザーコメント】
投稿者:HABBY投稿日:2018-08-04 21:21:27
【ネタバレ注意】

1960年というと戦争が終わってからまだ10数年しか経っていないし、当時の人々(現役世代)の記憶にもさまざまな光景が鮮烈な想いとして残っていた頃だろう。派兵された夫、残された妻。両者に横たわるその想いの深さ重さは、平和な環境を戴いている今の日本人にはちょっと想像もつかないレベル。ということで、この作品が当時高評価を受けたのはある意味必然。

投稿者:bond投稿日:2017-11-17 21:49:49
結局どっちだったんだ?
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-05-17 19:36:42
\'21年生まれのアリダ・バリはこの年39歳か、カフェの女主人テレ−ズとしてしっかり生活の根をパリの下町に下ろした、やや太り気味の堂々たる中年女として登場する。その外見からは彼女が16年前、恐らく新婚であったろう夫のアルベ−ルをゲシュタポに連れ去られたという辛い過去を抱えているとは覗い知ることは出来ない。間近に迫ったバカンスを巡って交わされる客たちとの会話が、人々が漸く戦争の記憶を追いやって日常を取り戻し始めていることを了解させる。そこに亡霊のような過去を背負った記憶喪失の男が彷徨い込んできて・・・。
プロロ−グからエピロ−グまで、全編息を呑むようにして画面に見入ってしまった。男に関わり合うことで次第に露わになって行くテレ−ズの抱えた傷痕。この二人の成り行きに心を向け、夜の町角で男の記憶を蘇らすべく口々に“アルベ−ル!アルベ−ル!”とそれぞれの声音で呼びかける町の人々。その声音は彼ら一人一人もまた、多かれ少なかれテレ−ズのそれに似た傷痕を抱えているのであろうと思わせる。その呼びかけにギクリと立ち竦んでホ−ルドアップされたかのように両腕を差し上げる記憶喪失の男。差し上げた左腕の影が男の顔を陰らせてその表情を読むことが出来ない。迫り来る車のヘッドライトが両腕を高々と上げた男のシルエットを浮かび上がらせて・・・。このラストシ−ンに至るまでのサスペンスは呼吸をすることを忘れさせるほどのモノでありました。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:ローカルえいがかん投稿日:2008-06-24 14:58:34
「ラマン」の様に自伝的なものではない.ついでに言えば「ラマン」それ自体も自伝であり得ないが,この映画「かくも………」こそは,デュラスと言う人が持っていた闇を「わかりやすい」形で自ら提示してみせた映像だと僕は思っている.「広島モナムール」は原爆投下の被害性を,ビシー政権下の対敵協力を描くことで対象化の枠組みから掬い上げた.この映画は,もっと単純なストーリーに凝縮させて,それを裏側から照らし出す.デュラスは自分たちが「被害者であり」「解放された」ことをとことんまで疑った.どんなに解放を希求しても「得られない.なぜ?」ということを視覚化した.この現実は今の日本人に,より当てはまる感じがする.日本にはレジスタンスもパリ5月革命の様なものも一切なかったから……….日本人はこれからも,こういう映像を作ることは出来ないような気がする.だから貴重だと思う.
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-06-19 17:00:28
は個人的に受け付けない。残念ながら今では大分神通力が失われてる(頭の傷は充分訴える物はあるが)。夫(と思われる男性)はジェフリー・ラッシュに似てる。
投稿者:はなちゃん 投稿日:2006-01-04 11:06:44
最初みたときに胸がつぶれて以来、怖くてみられない映画です。これからまだまだ続くであろう人生をあの女性はどうやって生きていくのだろう。底の無い暗闇を見せられてしまった。これがDVDにならないのはとんでもない、と思う反面、それでいい、とも思う。
投稿者:さち投稿日:2005-06-20 08:02:26
すばらしい
投稿者:mitunari投稿日:2004-08-17 15:11:56
ヨーロッパ映画ならではの、名作。
米国(特にアクション映画)の様にお金をかけずとも、名作は生まれる、お手本のような作品。
さらに、挿入歌「3つの小さな音符」の良さが、二人の踊りに哀愁と安堵を与え、頭の傷に驚愕を与える。
監督・脚本・役者+音楽があれば、名作は生まれる。
投稿者:Ikeda投稿日:2004-06-24 23:30:25
記憶喪失を扱った映画は、よくあるようで、古い所では「心の旅路」がありますが私はこの映画の方が好きです。記憶喪失に焦点を絞り、ジューク・ボックス以外は音楽を押さえての展開は迫力があります。それにアリダ・ヴァリが凄くて、「第三の男」から10年経って、同じ人かと思える位でした。ストーリーとしては単純なだけに彼女の演技が光っています。もう一人の主役ジョルジュ・ウィルソンも好演です。最終的に、アリダの思いが合っていたのか、ジョルジュが亡くなったのか等を、あからさまにしない演出も良くて、見た後の余韻があり、フランス映画らしいペーソスを感じます。
投稿者:Stingr@y投稿日:2004-05-31 22:15:27
 巷(ちまた)はパリ祭。皆がバカンスに出かけてしまった中,下町には未だに戦争が尾を引く男女がいる。モノクロの映像が暗澹たる男女の心象をよく表している。名前を呼ばれて立ち止まった男が両手を挙げる。挙げた手の影に男の顔が隠れる。この,男の恐怖の演出は見事だ。そして,このシーンがラストの伏線となっている。

 ラスト,男は車に轢かれて死んでしまうのだよ。警官はテレーズに言う「彼は,また出かけた」。それを聞いてテレーズは言う「冬を待ちましょう」。別に,テレーズが勘違いして,冬になって寒くなれば男が帰ってくるだろうと考えている訳ではない。テレーズは警官の言葉の真意を理解している。

 警官の言った「また出かけた」とは,日本語で言えば「(あの世へ)旅立った」,つまり「逝った」という「死んだ」の婉曲表現で,男の最期は明らかだ。テレーズの言葉は「“人生の冬”を待ちましょう」,つまり「自らが死を迎える歳になることを待とう」,つまり「死ぬ以外に希望がなくなってしまった」ということだ。アルチュール・ランボオの有名な「もう秋か!」を引き合いに出すまでもなく、フランスでは人生のステージを季節で表すことに注意しよう。言葉の壁があるから仕方ないとは思うが,このラストが解からないで傑作と評する人がいるとは……。

 この作品は「♪希望という名のあなたを求めて」が主題なのだ。つまり,あの男はテレーズにとっては「生きる希望」なのであって,周りの人が言うように実際には夫ではないのかも知れない。だが,最後にはそんなことはもうどうでもよくなってしまった。テレーズにとっては,「長き夫の不在」の後,「さらに長き希望の不在」が出現することになったのだ。

 題名にある「不在(absence)」とは「希望の不在」を表すのであって「夫の不在」を表すのではない。「かくも長き不在」という題名は「希望を失ったままで生きる“これからの長い歳月”」を意味している。この作品は,プロットが終わったところから始まる長い絶望の歳月を暗示することに成功した。パルム・ドール(当時はグランプリと言った)とはそれだけの重さを持つ賞なのだ。
投稿者:ブル510投稿日:2004-05-18 01:02:16
ある意味、とてつもなく恐ろしく、凄まじい映画だと思う。
投稿者:堕落者投稿日:2004-03-03 16:01:10
最後にあの男が車に轢かれて死ぬのかと思ったが,どうやら俺の早とちりだった様だ。(笑)安易なハッピーエンドでも,かと言ってありがちなバッドエンドでもない,そこら辺のデュラスのサジ加減は絶妙ですね。あの男も戦争も全てが主人公を通しての媒体でしかないっていう所は『二十四時間の情事』同様,流石ですね。故に主人公は死ぬまで幻想を抱き続けるだろう。それは甘くもあり,残酷でもある。だが,所詮それが人生だから仕方がないだろうな。
投稿者:なおみ投稿日:2002-06-14 11:55:17
この映画やはりビデオやDVD化されてないんですね。
どうしても見たい!長年見たいと思いつつ見れない作品です。
NHKにでもリクエストしようかなぁー・・・
投稿者:シネマキッド投稿日:2002-02-15 22:33:01
この映画は私の「ベストテン」のひとつに数えられる作品です。
女主人公の経営する「カフエ」で、夫かもしれない浮浪者と一緒にダンスをするシーン、そのときジュウクボックスから流れ出る甘味な曲とがあいまって,なんとも言えないムードがありました。
投稿者:sonic投稿日:2002-01-17 21:50:10
観たのは10年以上前なので細部までの記憶はない。それでもその時の衝撃は忘れられない。悲しくて暗い映画だけどとてもよかった。もう一度観たいけどビデオも出てないのかぁ。埋もれさせておくのはおしい作品です。
投稿者:4531731投稿日:2001-07-23 03:16:45
 なんかいいですねぇ、主役のおばさんアリダ・ヴァリの優しい眼差しが印象的、自分達の若かりし日に想いを馳せてるんだろう。
 デュラスの脚本だから期待するような結末は望むべくも無いのは分かってるがこれだけはハリウッド映画の様にハッピ−エンドで終わらせて欲しかった!
 アリダ・ヴァリ扮するおばさんは現実を見てるようでファンタジーを追ってる、そこが悲しいねぇ、しかも結局彼女にとっては夢のまま終わる事になって...
 デュラスは現実的に終わらせたんだろうがホントのトコ知りたかったな、あの浮浪者の男が実際行方不明になった彼女の夫だったのかどうか...
投稿者:ちゅらん投稿日:2001-05-15 00:49:38
やっと見つけましたがもう何処にもビデオもDVDも存在しないのね
ずいぶん前に10年以上前かもしれないけど、TVで見てうちの母と
話題になった映画でした
あばらやに住んでる男の白黒(だったような)の映像が頭に残っています
なんとかもう一度見る方法ないのでしょうか
投稿者:#77投稿日:2001-05-05 16:56:46
私もかなりの本数を観ていると自負しているのですが、
「過去観た作品のベストは?」などと人に聞かれるのが
一番困ります。
答えに詰まった時、私は必ずこの映画を挙げます。
ご承知のとおり、映画は観たときの環境(年齢、心境など)
によって印象が大きく変わるのですが、この映画はいつ、
どんな時に観ても同じ衝撃、鮮烈さ、感動を与えてくれます。
陰影深いモノクロ映像、音楽、脚本、そして役者陣の渾身の
演技。どれをとっても超一級作品です。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ パルム・ドールアンリ・コルピ 
□ 作品賞(総合) 
 □ 男優賞(国外)ジョルジュ・ウィルソン 
【ソフト】
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