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(1955)

IL BIDONE

メディア映画
上映時間110分
製作国イタリア/フランス
公開情報劇場公開(泰西=新外映)
初公開年月1958/02/22
ジャンルドラマ
崖 [DVD]
参考価格:¥ 1,890
価格:¥ 5,980
USED価格:¥ 3,500
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【解説】
 「道」と「カビリアの夜」という感動的な作品に挟まれた、絶対的な信仰に対する人間の矮小さを暴き立てる厳しい映画だ。ここには作者の偽らざる人生への懐疑が、突き放した形で描かれている。アウグストは、根っからのチンピラのホペルトと画家くずれのピカソを率いて、“男爵”が仕組んだ詐欺の片棒をかつぐ。それは聖職者の扮装で献金をかすめ取る、というものだった。次なる仕事は公共住宅の予約金詐欺で、スラム中の住民から小金をせしめる。そんな小さな詐欺を繰り返すうち、もう一度“男爵”の仕事を請け負うことになる。だが、今度の仕事では勝手が違った。相手の貧しい百姓には小児マヒの娘がおり、それがアウグストの子供と同じ年頃なのだ。アウグストは金をだまし取らずに来た、と仲間に告げるが……。「道」や「カビリアの夜」の主人公は、人の形をした天使だったが、このクロフォードはあくまでも卑しさをさらけ出した人間である。
<allcinema>
評価
【関連作品】
カビリアの夜(1957)
(1954)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
434 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:uptail投稿日:2013-11-07 10:29:41
フェデリコ・フェリーニ
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-10-31 22:10:43
【ネタバレ注意】

38分でリタイア。詐欺集団の最初の犯行が成功か失敗かが解らなかったので、そこで観る気が削がれた。ラストを観てもストレートに終わらせればいいのに、「動けない体で夜を明かした」という余計な画を挟んでた。
前半だけ観てもストーリーと構成の焦点がぼやけいて、フェリーニの演出もカメラワークがいい加減。どういう事情があったにせよ、これは失敗してると思った。

投稿者:クリモフ投稿日:2008-09-30 02:19:06
大御所の作品ですが、あまり楽しめませんでした。
まず主人公の心の動向が不可解。確かに物語だけ考えると筋は通っているんだけど、なにぶん映画としてみせる上での説得力が足りない。詐欺師の仲間達に焦点を当てるのも、主人公とその対比を狙ったんだろうけど尺が短いため、かえって人物描写を浅くしている気がする。そのために主人公の行動が唐突に感じられてしまいます。当時はそれでもよかったんだろうけど、やはり今の目線で観てしまうと辛いかな。
あとジュリエッタ・マシーナって良い女優さんですね。登場時間は短いけれどとても印象に残る。「道」では役得と思ったけど、やっぱりフェリーニに愛されただけあるね。
投稿者:Bava44投稿日:2007-02-15 06:53:01
【ネタバレ注意】

本作の物語構成は、橋本忍みたいに斬新に時間軸で区切っているわけではないので分かり難いが、4回ある詐欺行為で分けることが
出来るだろう。(なぜなら人間、悪事をするにはそれなりの勇気や決意や理由が必要だからである。)
これらの間にあるドラマ部分は、詐欺行為の結果と彼らの日常である。主人公の心情の変化が見られるのは以下の2と3の後だろう。
(物語構成とは作者が自分の考えを観客に分かりやすく、そして興味深く伝えるための表現手段である。)

1. オープニングの神父に化けて、素朴で貧しい百姓から金をいただく詐欺。ここではその手口に重点が置かれ、観客もそれを楽しみ、
詐欺行為に対する罪悪感はそれ程ではない。

2. ところが二番目の貧民街で公共住宅の話をして金をいただく詐欺では、詐欺師達は普段通り清々と仕事をこなしているだけだが、
演出の重点が貧民達の、家を貰うことに対する切実な気持ちに置かれている。(そのため観客は居心地の悪い思いをする)
 2の後でのパーティーシーンで主人公は何故だか冴えない。仲間からは年齢を聞かれ四十八と答える。
その翌日は偶然、彼の娘(真面目に勉強をしている学生)に出会う(ここのシーンの人物の心情表現の演出は印象的)。

3. そして、三番目のガソリン詐欺では詐欺師達の普段通りのテンポの良い詐欺を見せる。
 3の後で、詐欺仲間のピカソは妻(マシーナ)のことを想い、詐欺を辞めたいと言う。それに対して主人公は相手にせず女と遊ぶ。
その翌日、約束通り娘と逢うが、かつて騙した相手に偶然出会い、彼女の目の前で逮捕される。出所後やけくそで4の詐欺を行う。

4. 最後は最初の詐欺と同じく神父に化けての詐欺である。しかし、主人公の心情が最初とは変化している。
そのため結果は異なるものになる。つまり、この主人公の変化こそが本作品の主題である。

こうやって見ると、映画では主人公の実際の変化よりも一歩先に観客の方に、主人公が変化すべきではないか?ということを見せている
ことが分かる。そして詐欺が上手くいっても、しっくりとこない主人公の姿を見せている。

以上、主人公のアウグストの心境変化と物語の関係を考察してみた。本作には宗教的なニュアンスがあるが、それは各自で解釈すべきこと
だろう。本作の欠点はマシーナがピカソの妻役で出演していることによって作品のバランス(重心)が崩れていることだ。
もっと脇役で良かったと思う。
8.5点

投稿者:Ikeda投稿日:2005-05-14 23:06:10
最初がら戦後の中部イタリアの情景は、ロッセリーニやデ・シーカの作品と同じように、良く描かれています。特にアメリカの音楽が流れ込んでいて、「ジョニー・レイのレコードを買った」などと言う台詞が懐かしいです。
ブロデリック・クロフォードがイタリアの映画に出演しているとは知りませんでしたが、50才近くなって、本当の悪になれない役をうまく演じています。それにリチャード・ベースハートとジュリエッタ・マシーナのカップルも好演です。
前半のインチキで金を取る話や、人情味を出している後半などは良い展開で面白いけれども、主役がぼやけているのが多少不満でした。主役がクロフォードだと言うことは解りますが、中盤はベースハートとマシーナ夫妻が主体の演出です。それが、最後には無くなってしまい、クロフォードが、だまし取った金をどうする積もりだったか解らないまま、ロッセリーニ風のエンディングになるのが、すっきりしません。
投稿者:さち投稿日:2005-04-04 12:33:17
sasuga
投稿者:阿里不哥投稿日:2004-07-28 04:53:35
アウグストのどんどん堕ちていく演技が好きだった。
アウグストにだんだん感情移入できて、縁もゆかりもない土地と時代の話だがすごくリアルに突き刺さってきた。
最後のシーンが特に良い。
投稿者:ルミちゃん投稿日:2002-01-11 19:00:07
【ネタバレ注意】

画家志望のピカソと妻のイリス.イリスにとって夫が絵を描き個展を開くことが夢なのだけど.
中年のアウグストは、真っ当な生き方を模索するが、大学教授を夢見る娘の前で逮捕される.
人を騙し、夢、希望を奪うことによって成り立っている詐欺師にとって、その生活には夢も希望もない.
心の貧しさ、心の豊かさ.心の貧しさとは人を欺くこと、騙すこと、つまり不信にあり、心の豊かさとは信頼にあるのは、小児まひの娘によって描かれたとおり.

書き加えれば、この映画、描かんとしたものは騙す側の愚かさであり、騙される側の愚かさではないはず.この意味で、公営住宅を求める貧民街に住む住民の描写は、悪質というより陰湿な印象を与え、騙す側の愚かさから離れていっているように思える.映画の中の言葉を借りれば、心の貧しさ.ガラス玉の宝石は、騙す側にも、騙される側にも、心の貧しさが当てはまり(この意味で小児まひの娘の心が見事に対比する)、騙される側の愚かさが騙す側の愚かさを際だたせているように思えるが、貧民街の住民の場合は切実な願いを欺いていて、この点が映画全体の印象を、目的とは異なったものにしているように思えてならない.単に暗い、印象が強すぎる.

【ソフト】
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