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ガス燈(1944)

GASLIGHT

メディア映画
上映時間114分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(MGM=セントラル)
初公開年月1947/06/03
ジャンルサスペンス
ガス燈 コレクターズ・エディション [DVD]
参考価格:¥ 1,543
価格:¥ 927
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【解説】
 ロンドン、ソーントン街。ガス燈の点る頃、この町を後にしイタリア留学に向かうポーラ(バーグマン)。彼女の育て親である、名歌手の誉れ高き叔母は何者かに殺され、事件は未解決。傷心のまま旅立った彼女だったが、新天地で恋をし、声楽の勉強を諦め、その相手、作曲家のグレゴリー(ボワイエ)と夫婦になる。彼は彼女の育った家に関心を持ち、そんな落ち着いた環境で暮らしてみたいと言うので、ポーラも忌わしい記憶を拭い去って、ロンドンで再び生活を始めるが、叔母のピアノに男名前の差出人の手紙を見つけて以来、物忘れや盗癖が目立ち始めたと、夫は指摘する。部屋のガス燈も奇妙にちらつき暗くなる。それを感じるのは自分だけのようだ。本当に狂ってしまったのか……。彼女の不安は高まる。夫と共に出かけたロンドン塔ですれ違った男に会釈され、思わず微笑み返すポーラ。しかし、彼は知らない人だ。が、観客にはすぐ、これが彼女の叔母に可愛がられた警部キャメロン(コットン)だと分かる。彼は彼女と夫の様子を見て、迷宮入りした叔母の件の再調査に取りかかるが……。謎解きよりグルーミーなキューカーの雰囲気演出に見どころのある作品で、40年の同名英映画のリメイク。バーグマンのニューロティックな演技のうまさ(アカデミー主演女優賞受賞)もあり、あらかじめ分かっていることを思っていた通り辿ることが快感にもつながる。A・ラズベリーの淫蕩な感じのメイドが謎めいて、いい効果をあげている。筋に直接関係ないが、叔母が最も大事なファンにあげたと言う、作曲家グノーのサイン入りの手袋の片方の所在に関する挿話が微笑ましい。
<allcinema>
評価
【関連作品】
ガス燈(1940)オリジナル
ガス燈(1944)リメイク
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
13109 8.38
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【ユーザーコメント】
投稿者:イドの怪物投稿日:2016-09-04 19:21:03
1944年に公開された映画を2016年に初めて見た。
これは傑作。
イングリッド・バーグマンが綺麗、シャルル・ボワイエの頭脳犯的な振る舞い、J/コットンの恰好良さ、霧を巧みに使ったこれぞサスペンスと言える演出、纏まりの良さ。ヒッチコックでしか知らなかった世界が既に存在していたとは。
そしてこの映画が製作公開された1944年は太平洋戦争の態勢がほぼ固まったとはいえ戦中、こんな映画を作るとは。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-01-24 17:09:19
これほどの美女(バ−グマン)が背も低くてパッとしないグレゴリ−(ボワイエ)に惚れるという設定自体にムリがあるので、いかに夫に言われたにしても、わざわざ叔母が殺された屋敷で新婚生活を送ろうとすることがうなづけないので、いくらサスペンスを盛り上げようとしても付いて行けないものがある。そもそもポ−ラの歌のレッスンの伴奏者でしかなかったしがない男が、女の金で高等遊民生活を送っていることに反感を持ってしまうので、この映画をフィクションとして楽しむことが出来なかったのは、ワタクシの貧乏人根性によるものなのだろうか?http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:黒美君彦投稿日:2012-06-15 00:32:58
【ネタバレ注意】

端正に作られた古典的名作の名がふさわしい作品。
イングリッド・バーグマンのオスカー受賞作としても知られるが、彼女にも増して凄みがあるのが、夫のグレゴリーを演じたシャルル・ボワイエ。
愛情豊かな表情から、徹底的に冷たい眼をするところまでを自在に演じている。
舞台は1875年ごろの想定ということだが、時代の雰囲気もそこはかとなくあって、最後まで目を離せなかった。
J・キューカー監督の演出もさすがで、照明を巧みに使った心理描写など映画のお手本といってもいい出来。ジョセフ・ルッテンバーグのカメラも流麗でその意味でも実に面白い。

物語自体は、夫グレゴリーが精神的に妻ポーラを追い込む展開が秀逸で精神的虐待=DVを描いた先駆け的作品だともいえる。
メイドのナンシーやエリザベスは、グレゴリーとどの程度つるんでいたのか、その辺も知りたかったところ。

投稿者:gapper投稿日:2011-01-22 18:12:54
 アカデミー賞7部門ノミネート、2部門受賞作品。

 ’40年版と比べると主人公の名前を初め設定やストーリーが変更されていて、リメイクを感じさせない作品となっている。
 ベラ・マレンがポーラ・アントンで12番地が9番地だったり、殺されたアリス・バーロウがアリス・アルキトスで犯人が甥だったのが被害を受ける妻が姪だったりする。
 オリジナルを知っているとこが邪魔にならず、むしろ興味を高めるというのは4年と言う短いリメイクであるのを考慮した結果だろう。

 舞台は、1874年頃のロンドンでヨハン・シュトラウス2世の”こうもり”が新しいオペレッタと言うので理解できる。
 小道具としてグノーのサイン入りの手袋(19分頃)が出てくる。 グノーは、ヒッチコック劇場のテーマ曲”マリオネットの葬送行進曲”の作者であり昔の高い人気がうかがえる。

 イングリッド・バーグマンの演技は、「レベッカ(1940)」のジョーン・フォンテインを意識していたのではないかと考える。
 すこし大げさで芝居じみている気もするが、分かりやすくフォンテインの取っていないアカデミーを取れたというのは成功だったと言うことだろう。
 ラストの演出もオリジナルに比べ抑えられているが、彼女のスターとしての人気を考慮してだろう。

 メイ・ウィッティのスウェイツやアンジェラ・ランズベリーのナンシー、バーバラ・エヴェレストのエリザベスなど脇役にも注目したい。
 映画ファン必見の作品だ。

【使用されているクラシック曲】
シューベルトのピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調の第4楽章 66分頃
ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」序曲 49分頃
ベートーヴェンンのピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」第1楽章 68分頃
投稿者:aaf投稿日:2009-09-12 20:32:52
なんか男優さんが妙にカッコイイですね。
騙す悪党の男性はヒュー・ジャックマンに似てるし
正義の刑事の方はマーク・ウォールバーグにそっくりです。

主演のイングリット・バーグマンはこれでオスカーを取った
そうですが思ったよりも大げさな演技でちょっと鼻につきますね。
当時は32才ですか?なんかすでに大物女優って感じが伝わってきます。
腫れ物にさわるように扱われていたのではないでしょうか?

この作品の肝は刑事の推理にあるのですがどういうわけか
妻のポーラにばかり時間を割いています。
その為、刑事が最後に推理をして全貌を解明するシーンが
おざなりなのですよね。ですので最後がもう一つ盛り上がらない。

思うにやはりイングリット中心で映画がつくられたなって印象が
強いです。もったいないですね。よく出来たサスペンスなのに。

それにしても私はこのDVDをスーパで297円で買ったのですが
えらい値段ですね。
デジタルリマスターされていないみたいですが是非お願いしたいところですね。
あのイングリットのクラシカルな佇まいはやはり綺麗な画面でみたいところです。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-25 11:12:00
イングリッド・バーグマン
投稿者:長春投稿日:2009-01-14 09:11:36
【ネタバレ注意】

シャルル・ボワイエがイングリッド・バーグマンをねちねちと狂気に追い込もうとするのがイライラさせるが、そこも面白い。「パートナーの行動の管理」「パートナーの行動の非難」など、今報道されているドメスティック・バイオレンスで見られる状況が表現される。納得できる。

宝石より愛してくれた女性に価値があったのかとちょっと思う表情にも感心。

投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2008-12-15 17:39:41
【ネタバレ注意】

平均点、高っ!!まあ、いいけど。
勘違いしてロマンス映画だと思い込んでた割には、開始10分以内に、ああサスペンス物か、と分かり、それならと納得しつつ最後までサスペンスを享受できたが、期待したほどのカタルシスは無いし、全キャラが不快でイライラさせられっぱなし、個々の行動にも疑問が湧き、こりゃ嫌いな映画だな、と認識してしまった。ぜひ、その理由をいろいろと分析してみたい。

まず、バーグマンが田舎娘っぽいのがイヤだね(ニコール・キッドマンを太らせたような容姿)。夫にバカ扱いされ、「あたしバカなのかも…」というストーリーも気持ちが悪い。
鮮やか(?)に事件を解決した刑事&警官も、そろってバカそうで、仕事が出来なさそうだし、“男の魅力”も感じさせない。
ただし、主役のシャルル・ボワイエの本当に狂っている人物に見える名演技。良いのは良いが、逆に、観ている上ではかなり気持ち悪い。
(人を殺すほどの宝石フェチというのが理解しがたいし、知りすぎた女=妻を殺すのではなく発狂させようとするアイデアも訳わからん。何度も自宅に忍び込むというのも精神異常者の行動だ。合理的に考えればもっとスマートなやり方があるのに、迂遠さを全然いとわないその本格的な狂いっぷり。そこらへんを突っ込むレビューも多いようだが、むしろ“リアル”だと思った)

ともかく、最大の特徴は“見せない映画”で、さらに詳しく言えば、アクションは何も見せない(そのストレスはある)。
すなわち、きっかけの殺人シーンは回想されず、新婚夫婦のなれそめも呈示されず、屋根づたいに忍びこむシーンも推測されるにすぎず、ラストの捕り物シーンも扉の向こうの出来事である。そっちのほうがミステリー。映画終了後も、それら気がかりな映像を見せられなかった物足りなさが残る(結局、それもサスペンスの一部)。
ただし、アクションを欠いているとはいえ、鉄道旅行や、ロンドン塔見物、華やかなパーティへの参加といった外出シーンが頻繁にあるので、停滞・閉塞感はない。夜霧に包まれたロンドン、石畳をパタパタ進む馬車なども、悪くはない。

最後に一言(大きなネタバレ)。タイトル通り「ガス燈」がキーポイント、というか、“ガス管の圧力の増減”が最大の鍵になっているわけだが、電化された現代社会では使えないネタなので、翻案は難しい。

投稿者:ロビーJ投稿日:2008-01-17 03:59:08
大好きなイングリッド・バーグマンとジョセフ・コットンの共演作という事だったので500円DVDを買って鑑賞しました。やはり面白かったです。展開は前半からある程度分かってしまうところもありますが、バーグマンの見事な演技に引き込まれてしまい、やはりラストまで十分楽しむ事が出来ました。そしてシャルル・ボワイエの雰囲気も恐怖を感じさせてくれたし、ジョセフもバーグマンを救うカッコいい男を見事に演じきってくれていて本当に嬉しかったです。
何にしても本作のバーグマンの演技は半端じゃないですね!アカデミー賞受賞も納得です!しかもかなり綺麗!いつも以上の美しさでした。でも私のお目当てだったのはやはりジョセフ!後に『山羊座のもとに』でもバーグマンと共演しているジョセフなので、何かそういった面でも彼女との共演が嬉しかったし、本作の中の彼も半端じゃなくハンサムでカッコよくて・・・またもやメロメロ状態でした。。
という訳で肝心のジョセフも素敵過ぎだったし、バーグマンも一際輝いていたのでやはり鑑賞してよかったです。
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2005-09-22 08:13:32
先ず何も解らない所から、彼女の叔母がどうなったのか、徐々に姿を現す。
興味を持たせて語らない〜先を観させる展開は良いね。
真相は赤毛同盟?…まず本格推理の基本だろう。なので解る人は解る。
が、ラストに向かって盛り上げてゆくストーリーは良く出来ている。
とんでもない悪党にイライラするが、バーグマン、ラストの一人芝居で思いっきり溜飲を下げる…とはいえ、何か失った大事なものは、取り返す事はできない…推理物としては謎が解明されてめでたし、人間ドラマとしては…やりきれないので考えたくないね。
人が何かに執着する…その気持ちは誰にでも解るものではない…マニア以外には。
縄を切って欲しい気持ち…これは解るけどね。ふざけるな、だが。
投稿者:forgive投稿日:2005-06-07 16:04:30
この年のアカデミー賞主演女優陣は相当な豪華メンバーですね。
個人的にはスタンウィックの悪女役にオスカーを・・・と思いますが、当作品中の余り熱っぽくない抑えた演技によって、狂気へと足を突っ込んでしまう「弱さ」をこめたバーグマンもさすがだと思います。

バーグマンが美しいのは期待通りでしたが、それ以上に美しいボワイエが堪能できます。
投稿者:映子投稿日:2005-05-17 00:41:38
この映画のシャルル・ボワイエはなんかのっけからかなり胡散くさく、「なんか仕組んでるな」という事はすぐにわかるのですが、結婚にこぎつけた本当の理由が叔母の殺人事件にからんでいるのは間違いないのですがなかなかわからず、「何故?」という謎でどんどんひきつけられる。
ヒロインが精神的にどんどん追い込まれていくので、最期の方では本当におかしくなってしまったのかと思った。だってエリザベス(耳の遠いメイド)ってかなり役者!してやられた。・・・
小物や照明などの演出も素晴らしいのですが、やはり役者の一人一人の演技が素晴らしい作品です。
グレゴリーは緻密な計画を立て悪事を働く極悪人ですが、基本的には彼が狂人だったのでしょうね。なんかケビン・スペイシーの感じとかぶってしまいました。
バーグマンのパーティドレスはクラシカルで最高に素敵でした。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-02-09 13:39:57
全体の筋立てに多少無理がありますが、スリルがずっと続く面白い映画です。久しぶりに見直してみて、最後のイングリッド・バーグマンの皮肉たっぷりな復讐の言葉が印象的だったことを思いだしました。
バーグマンは適役とは思えませんが、この頃が絶頂期で、どの作品でアカデミー賞を受けても、おかしくない時期でした。一方、シャルル・ボワイエも難しそうな役を、うまくこなしています。
アカデミー賞といえば、後に「ジェシカおばさん」等で名前を売ったアンジェラ・ランズベリー(メイド役)のデビュー作品ですが、助演賞にノミネートされたのは大したものだと思います。確かに個性ある演技は見栄えがあります。
その他ジョセフ・コットン、メイ・ウィッティなどが共演しているのでキャストとしては申し分ありません。ジョージ・キューカーもベテランらしく、このスリラーをうまく演出していて、本人には失礼ですが、ヒッチコックと比べても引けをとりません。
投稿者:Bava44投稿日:2005-01-03 12:11:42
【ネタバレ注意】

下の方々のコメント見ていると、宝石盗むために発狂/殺そうとしている
ことになりますが、実際は叔母が殺された事件の証拠である手紙を見られたからです。
少なくともそれまでは夫は優しかったのですから・・・。

時代的な制約もあるとは思うが夫との男女関係を匂わせておけばもっと悲惨な映画になっただろうと。

投稿者:o.o投稿日:2004-12-13 01:39:56
幸せの絶頂にいる女性がじわじわと精神的に追い詰められていくという、苦手な話だったので、これから続くだろう展開を早くも予想できた段階から、疲れてしまいました。現代の映画ならば、おそらく途中で主人公が証拠を掴み、反撃に入るということになるのでしょうが、この作品では、ひたすら翻弄されっぱなしです。

密かに進められる犯罪計画は、仕掛けは一目瞭然なので、興味の的はその目的ということになりますが、分かってみると、ずいぶんリスキーかつ面倒臭いことをするなあ、と釈然としませんし、動機も取って付けたようなものでした。また、主演のイングリッド・バーグマンの演技は、ひたすら慄き、たまにちょっと喜ぶ、という感じで、自分にはあまりその良さが分かりませんでした。顔は好きなので、もっと色々な感情を出す演技を見てみたいと思います。

電気も無く馬車の走る時代の、英国の上流階級の風俗が見られるところは気に入りました。音楽会のシーンでは、劇中でも演奏されるベートーベンやショパンも、昔はこんな風に皆聞いていたのだなあと、妙なところで感心してしまいます。

霧に霞む夜のロンドンが雰囲気満点です。
投稿者:バナナミルク投稿日:2002-12-22 10:37:14
【ネタバレ注意】

 夫グレゴリーの宝石への執着心が唐突だった。ロンドン塔で宝石展に興味を示すシーンが伏線になってはいるが、それだけではちょっと弱い。そういう常人離れした価値観がおもしろいのに。
 ポーラを落胆させ、喜ばせ、責め立てるシーンは満点とは言えないまでも見ごたえがある。

投稿者:Ki-Adi-Mundi投稿日:2002-07-01 18:50:36
【ネタバレ注意】

良質のサスペンス。

ちょっとストーリーには無理がある。
宝石盗むためにあそこまでするとは・・・。
結婚できた時点で計画は終了だろう。夫人の留守中とか
チャンスはいくらでもあるだろう。なにも、嫁を精神病に
追いこんで、隣家に忍び込み、屋根づたいに我が家に空き巣しなくても・・
いや、そもそも結婚せずとも、空家になってたあの家に忍び込めば
よかったのでは?

キャメロンによる謎解き辺りから、最後までの展開にも
不満が残る。
しかし、ストーリー上にちりばめられた仕掛けはとても
楽しく、サスペンスを盛り上げる。

バーグマンの演技はそれほど良いとは思えなかった。


投稿者:黒いチュウリップ投稿日:2001-11-02 09:50:29
殺される。までいかない、サスペンス。で
仕掛けてる相手も、ハッキリしているので、
何故するのか? という謎だけが残る。が
結局、宝石盗む為。。。おいおい。
精神的追い込まなくてもいいやん。黙って宝石捜せば。
追い込みかけてなかったら、宝石取れてたやん。
サスペンスの部分が、愛が無かった証拠に使われる。。。

男と女の立場が変われば、怖い。と思うかも。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-05-03 08:18:31
 最高の演出。ジョセフ・ルッテンバーグの仕事、照明と撮影の素晴らしさ!完
璧なフレーム・サイズ!そして全てのメロドラマの手本となるべき視線の演出。

 この映画はまるでヒッチコックと比較されるために生まれてきたような映画だ。
ラストまで全く夫を疑わないバーグマンを『断崖』のジョーン・フォンテーンと
比較することもできるだろう。前半がヨーロッパの避暑地での幸福に満ちた情事
であり、ロンドンに来てからの打って変わったサスペンス、という点に着目する
こともできる。それに全く驚くことに列車にデイム・メイ・ホイッティが座って
いたりして、『ヴァルカン超特急』を見紛わせるようなサービスもある。メイド
が白いミルクを持って階段を上がって来たりもする。印象的な肖像画の使い方も
ある。ラストのオチもヒッチコック的かも知れない。
 だが、そんなヒッチ映画との類似を全く超越してこの映画は素晴らしい。こん
な題材を選んだキューカーは冒険でもなんでもなく自信満々だったのだろう。

 映画はカメラを動かすことも、人物を走らせることも、突然の俯瞰も、ミルク
に電球を仕込むことも必要ではない。ただ人物の視線を的確に表現するだけで、
映画の時間を、緊張を、サスペンスを、映画の感情を描くことが出来るのだ!http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:クロマツ投稿日:2001-02-02 11:19:33
人間の心理を追いつめていく内面的恐怖を描いた作品。こっちのほうが、外面的恐怖を追うホラーとは比べものにならないくらい怖い。
主人公を救うためにジョセフ・コットンが登場したのが、すごく頼もしく感じたのは、完全に劇中に感情移入できていたからだろう。良質な作品。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞シャルル・ボワイエ 
 ■ 主演女優賞イングリッド・バーグマン 
 □ 助演女優賞アンジェラ・ランズベリー 
 □ 脚色賞ウォルター・ライシュ 
  ジョン・ヴァン・ドルーテン 
  ジョン・L・ボルダーストン 
 □ 撮影賞(白黒)ジョセフ・ルッテンバーグ 
 ■ 室内装置賞Paul Huldschinsky白黒
  Edwin B.Willis白黒
  William Ferrari白黒
  Cedric Gibbons白黒
■ 女優賞イングリッド・バーグマン 
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