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風と共に散る(1956)

WRITTEN ON THE WIND

メディア映画
上映時間99分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(UNI)
初公開年月1956/12/07
ジャンルドラマ
風と共に散る [DVD]
参考価格:¥ 1,543
価格:¥ 968
USED価格:¥ 980
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【解説】
 R・ワイルダーの通俗小説を、メロドラマの巨匠D・サークが映画化した作品で、ソープオペラの先駆けとでも言うような内容に興味は尽きない。石油会社の社員ミッチ(ハドソン)と、道楽者の若社長カイル(スタック)とは幼い頃からの親友同士。ミッチは傍系会社の秘書を務めるルシイ(バコール)と出会い、恋心を抱くが、ルシイへの情熱はカイルの方が行動的だった。半ば押し切られるようにカイルとの結婚を承諾するルシイ。親友を思い、彼女の事をあきらめようと決心するミッチ。だが、彼女の不妊からカイルは再び自暴自棄な生活に陥る。そして、カイルの妹でミッチにかなわぬ想いを寄せるマリリー(マローン)は、ルシイを嫌うあまり、ようやく妊娠した彼女の相手が実はミッチだったと、カイルに告げてしまう……。すべての凶事の根源が、主人公ミッチの“存在”に端を発しているという物語の皮肉性が面白い。ハドソン、バコールを押さえて、不幸な兄妹に扮するスタックとマローン(本作でアカデミー助演女優賞受賞)のエキセントリックぶりがいい。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:TNO投稿日:2015-06-07 11:04:52
苦手のジャンル。男女の感情のもつれは、どうも見ていてじれったいし、登場人物も根暗になりがち。ただ、ストーリーは、決して悪くないし、いい役者が脇を固めている。ロック・ハドソンが主役だが、どちらかというと受け身の役割で、話を推進するのはロバート・スタックでありドロシー・マローンだ。マローンは、あばずれのはずが、終わってみると悲劇のヒロインのよう。人格的に出来上がったお嬢様役のイメージがあったが、この人はこういう役もできるのかと、感心してしまった。ローレン・バコールを完全に食っている。
投稿者:gapper投稿日:2013-10-02 12:37:32
【ネタバレ注意】

 見事なまでのメロドラマ。

 主婦向けの恋愛TVドラマをメロドラマ=ソープオペラと言うが、基本が全て詰まっていてなおかつ端的。
 しかし、メロドラマのイメージは通俗的であり、その祖ともいうべきものだった。

 大金持ちで悩みを持つ、三角関係で更に妹のひも付き。
 マリリン(ドロシー・マローン)とミッチ(ロック・ハドソン)が、湖畔にピクニックに行ったときマリリンが倒木から飛び降りる時の効果音代わりにハープの音が入る。
 いかにもの音で”通俗”と言う以外に言葉が見つからない。

 予定調和で話は進み、終わる。
 ラスト油田の模型をさするマリリンの手の動きは、ハンド・ジョブを示唆するようにしか見えなかった。
 サークの良さなど微塵も理解できない私でした。

 冒頭のスポーツカーの疾走シーンは印象的で良い。
 だが、その後のありきたりの飲んだくれの行動となり良くない。

 話の始まりなら良いのだが、これは回想形式の回想前のシーンだからだ。
 決定的な事件がこの後起こり、それがラストに表わされるのだが、それならその直前部分が印象的でなければならないからだ。

 例えば、オフ・スクリーン・サウンドにサウンド・ブリッジを組み合わせ、まだ何も分からない部分で銃声が聞こえ回想部分が始まりラストの衝撃に繋がっていれば随分と印象は変わったろう。
 この作品では、カイル(ロバート・スタック)が倒れるシーンがあり大方の予想がついてしまう。
 そして、事件後の裁判部分も余計だ。
 マリリンが主人公であればよいが、マリリンは三角関係に付いてくる紐の様な存在でラストに持ってくるには余りにも余計。

【合わせて見たい映画】
 「タルサ(1949)」。
http://gapper.web.fc2.com/

投稿者:スティン・グレー投稿日:2012-10-28 09:37:46
冒頭、猛スピードで走りながら豪邸の前に止まったクルマ。男が乱暴に邸内に入り、開け放たれたままの玄関からは、木枯らしによる枯れ葉が豪邸の床を埋めるかのごとくこの邸に似合わない室内シーンを作り上げる。
もうこれだけでもいいだろう。素晴らしいシーンだし、出だしはヒッチコックばりのサスペンステイスト。

サークはメロドラマ、っていう印象が強い、それは植え付けられた面もあるけれど、本作はメロドラマの本流からは逸脱している。サスペンス的な部分や家族の確執と崩壊が恋愛とは別の大きな主題になっているからだ。
あとサークの映画のなかでもこの作品は、「あ〜このクライマックスで終わりだろう」と思っても続きがある。冗長なのではなく、クライマックスのあとにまた最後の円団をもってくるような技法で、そこが見事に成功している。

浮薄なドロシー・マローンはラスト近くの裁判のシーンでの名演技で、なんとあのバコールを喰ってしまった感じ。サークは他の作品ではあまりパッとしなかった女優を光らせるのがうまい。

最後、マローンが石油王の父の企業を嗣ぐかたちで、掘削やぐらの模型を背後の父の肖像画の通りに愛玩するするシーンは「男根象徴」にみえた。マローンは父の死から矢継ぎ早に兄を失い、さらには幼少時から愛する主人公ミッチ(ロック・ハドソン)を失うのだから。孤独な身となって事業を引き継いだマローンにとっての愛は、掘削やぐらとなり、それは彼女にとって男根象徴となるわけ。
もちろん保守的な50年代アメリカで、そう考えて作られたわけではないだろうけれど、自然に出てしまった感じ。
美術は最高。バコールのデスクにはプードル人形が置かれていたり、50年代の流行の細部がこの映画から学ぶことができる。サークも職人的でありながら芸域が広い。
投稿者:ローランド投稿日:2012-07-14 01:52:30
  この監督作品の鑑賞は「心のともしび」に続いてこれが二作目なんだ
けど、偶然かもしれないながら二作品どちらも、富豪の贅沢な暮らしぶりの
わりには満たされない心の空虚さがベースとなっていて、この作品の成金二
世も、ようやくめぐり合えたベターハーフとの一夜にも枕の下に護身用のピ
ストルを忍ばせるという、常に何者かに怯えているように心の安らぎはなく
深酒にはまり、そして、ごく身近のこいつがその牴深圻瓩世辰燭里もしれ
ないぞとの深読み(穿ち過ぎ?)も出来るエンディングとなりますが、およ
そ幸福だったとは思えない一生を終えたその葬儀の時には狠よりも悲しい
人でした、多くを求めたけれど得られずに瓩猟錨蕕慮斥佞泙任△蠅泙靴董
そうか、人間の幸せはカネではないのだと、ワシら貧乏人の心を慰撫してく
れる仕掛けとなっております。  

  心の許せる幼馴染に対しても、いったん誤解が生じたら冷静な分別をな
くしてしまい自ら破滅に向かってしまうのだけど、その誤解をされる幼馴染
のお人好しロック・ハドソンと、成金二世妹のドロシー・マローンの関係が
面白いです。 爐海鵑箆辰茲蝓△いい海箸靴覆ぁ瓩噺世ご鵑襯泪蹇璽鵑
ハドソンが爐茲掘⇒戮蹐Ν瓩箸わしたりするうちは可愛くていいのだけ
ど、犹笋両攜声‖茲任△覆燭里留震燭老茲泙襦△任盧覆夫を罪人にするこ
とはないわ瓩函喉元に刃を突きつけたようなプロポーズをする、何事にも
積極的で、街娼もやる奔放なドロシー・マローンは、これが主役と言ってい
いほどの存在感で、石油掘削タワーの模型に頬ずりをして笑みを浮かべるエ
ンディングには、いろいろと勘ぐりが生じてきます。 あの暴発も・・・・。

    『クリクリのいた夏』というフランス映画を思い出させる狎遒砲
戻れない瓩箸琉象的な言葉が作品中にありまして、幼馴染の子供の頃の楽
しく屈託のない交友関係の記憶が川遊びに表されていますが、たしかに今の
世の中、映像音響を始めとしてその質はひと昔前とは格段の差がある映画館
もあるし、他にもいろいろと楽しいことがあるのだけれど、そのどれもが子
供の頃の川遊びの楽しさの記憶には負けてしまいます。 大自然の力です
ね。  

  今現在だって、今日も仕事帰りに、里山に囲まれた公園を散歩して市営
の温泉に入って、自然の精気を受けたせいかシニア割引で出費が300円と
安上がりだったせいか、心身ともにとても気持ちよく楽しんできたのです
が、ちょっと足を伸ばせば人工的になってはいても自然を楽しめるところが
あっちこっちにあります。  今がシーズン、寺山修二の『書を捨てよ、町
へ出よう』ではないけれど、たまには大自然の下で心を遊ばせましょう。
投稿者:noir fleak投稿日:2011-03-21 09:59:31
この人、笑っても目は絶対笑わない。だからエリオットネス役はぴったりだった。本作の中でもそうだ。最初のうち何となくガラではない役という感じだが、心の屈折度が進むにつれ、酒が増えるにつれ段々本領発揮となってくる。マローンの妹役もいいが、スタックも名演技だ。
なお、上の解説は間違っている。マローンは「父親はハドソンだ」なんて言ってない!
タイトルに流れる、Four Aces の主題歌は甘いが、内容は強烈だ。
最後にマローンが家の石油会社を継ぐような暗示で終わるが、それなら
もっとマローンの知的一面をはじめから出すべきだった。会社のことが殆ど出てこないのが欠点。
投稿者:Ikeda投稿日:2011-02-14 11:15:00
ロック・ハドソンが好きだったローレン・バコールを親友の金持ちのドラ息子ロバート・スタックに紹介したばっかりに、彼女は彼とと結婚してしまう。一方、スタックの妹ドロシー・マローンはハドソンを熱愛しているが、彼は相手にしないという四角関係のようなストーリーですが、単なるメロドラマではなく、スリル満点の進行が面白い映画です。
ラストにかけての進行が少々あっけない感じがありますが、4人の内心の動きが良く描かれていて、時に大方の意見にあるようにドロシーが熱演です。この人の目立つ役は、余り見た事はありませんが、この映画は彼女の代表作ではないかと思います。ローレンは彼女より一つだけ年上ですが、大分ふけて見えて、ご主人のハンフリー・ボガードが、この映画を気に入らなかったと言うのも、良く解ります。
投稿者:has42120投稿日:2010-08-03 22:45:27
ドロシー・マローン
投稿者:uptail投稿日:2009-07-20 12:20:14
ローレン・バコール
投稿者:sepia投稿日:2008-05-05 15:17:16
TV放送で見て(70分に短縮&吹き替え)好きになったのですが、まさかDVDで発売されるとは!

この監督さんは主役2人(ハドソン&バコール)に対して、あまり興味がないように思えます。
それより、親友ハドソンを頼りにすると同時に、彼に対して強いコンプレックスを持つ兄 ロバート・スタック、
「妹のようにしか愛せない」とハドソンから言われ自暴自棄になる妹 ドロシー・マローン。
この兄妹の屈折した心理が丁寧に描かれているおかげで、面白さが倍増。
どうしても、主役2人よりこの兄妹の方に感情移入してしまうんですよね〜。

ハドソンがスタックのために良かれと思ってしたことが、すべて裏目にでる皮肉…
特に悪いことをしていないのに、存在自体が悪いハドソンが面白い。

優しく美しいテーマ音楽、深みのある美しいテクニカラー、
いうことなしです。
投稿者:paris1895投稿日:2008-04-20 06:30:34
いまとなっては、重要な映画作家として扱われているダグラス・サークだが、当時は決してそうではなかったのだから、当時の(一部を除く)批評家連中の存在意義などやはりないのだと確信せずにはおれない意味でも、ダグラス・サークはとても重要だ。

 この『風と共に散る』という見事なオープニングを持つ映画は、容易にメロドラマと形式主義に乗っ取ってカテゴライズしていい作品ではない事ぐらいは、既に見られた方なら納得して頂けると思うが、多くの説明を必要ともしないほどの見事な映画でもあるので、ここでは説明をしないことによって、この映画の美しさを伝えたい。
投稿者:シネマA投稿日:2006-05-25 09:28:32
 テレビの連続ドラマの総集編みたいな映画。というと非難めいてきこえるかな。でも、じつによくできているとおもう。ダグラス・サークはメロドラマの職人監督です。

 99分に詰め込めるだけ詰め込んでるから中身が濃い。どうだ、これでもか、という感じで、わかりやすい演出と音楽でひたすら煽りたててきます。展開の速いこと。タイトル・バックはそのまま2時間ドラマの編集のお手本になりそう。
 邦題は、冒頭の風に舞う枯葉から思いついたんでしょう。ものすごい量。屋敷の中まで吹きこんできてます。
 撮影は名手ラッセル・メティ。モノクロの職人だけど、カラーも巧い。いい仕事しています。

 ドロシー・マローンのアカデミー助演女優賞には納得。かぎりなく主演女優賞にちかい濃厚な演技でした。誇張が明快。猫の目のように変わる表情が魅了します。玉の輿に乗ったローレン・バコールは完全に喰われてしまいました。
 そういえば男優陣も、優等生的な親友ロック・ハドソンより、石油王のドラ息子のロバート・スタックのほうが人物造形に深みがあって強烈な印象を受けました。

 伏線がわかりやすく、先の読める予定調和的なストーリー。けれど、いったん引き込まれると、そのままズルズル大団円まで観てしまう。メロドラマはこれでいいのではないかしら。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2006-02-20 16:35:08
ダグラス・サークの作品はどこか切なく哀愁を帯びていて、とても強く印象に残るが、この作品もそのひとつ。楽天的な生粋のアメリカ人ではこのような雰囲気の作品は作れないのでは?
投稿者:Tom投稿日:2003-05-17 06:11:42
当時セックスシンボルだったロック・ハドソンが去った後、ドロシー・マローンが亡くなった石油王の父のオイルタワーの小さな模型をさするシーンは男ならうーんやっぱりこういう狙いかと思ってしまいます。
それぐらい説得力のあるシーンだった。
ドロシー・マローンの為の映画。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-01-01 22:34:59
何よりも、ドロシー・マローンが素晴らしい。最初のバーのシーンも狂気的
だが、父親の心臓発作にカットバックされる彼女の踊りが、たまらなく魅力的
だ。 そして、タイトル・バック!続くフラッシュ・バック!ああ、これが映
画だ。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 助演男優賞ロバート・スタック 
 ■ 助演女優賞ドロシー・マローン 
 □ 歌曲賞ヴィクター・ヤング作曲 Written on the Wind
  サミー・カーン作詞
【ニュース】
訃報、ロバート・スタック2003/05/16
【レンタル】
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