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カビリアの夜(1957)

LE NOTTI DI CABIRIA
CABIRIA [英]
NIGHTS OF CABIRIA [米]
LES NUITS DE CABIRIA [仏]

メディア映画
上映時間111分
製作国イタリア
公開情報劇場公開(イタリフィルム=NCC)
初公開年月1957/11/09
ジャンルドラマ/ロマンス
カビリアの夜 [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 3,892
USED価格:¥ 3,450
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カビリアの夜

【解説】
 ローマ郊外、河で少年たちが遊んでいる。そこへ、男に騙されバッグを奪われた女が叩き込まれて大騒ぎ。娼婦カビリアは幾度となくこんなことを繰り返してきた。ある夜、有名な映画スターに拾われ、夢のような生活を垣間見るが、喧嘩別れしたはずの彼の恋人が戻ってきて追い出された。不幸続きを嘆く彼女に仲間は聖母寺院の参拝を勧める。そこで強い霊的体験をした彼女だが、群衆にもまれ動転し、彼らを激しくなじるのだった。ある夜、ふらりと入った見せ物小屋で奇術の実験台にされる彼女。催眠をかけられ、奇術師の提案した架空の人格オスカーを相手に自分を語る。帰り道、彼女の話に感動したという青年が声をかけ、自分の名がオスカーなのだと告げる。それから幾度かのデートを繰り返し、遂に結婚を申し込まれた。貯金と家を売り払った金を持参金として携えたカビリアは青年と避暑地に遊ぶ。しかし、湖を望む峠で彼女を殺しかける彼もまた、他の男と変わらなかった。打ちひしがれて歩く夜道。歌い騒ぐ若い男女が彼女の横を通りすぎ微笑みかける。思わず笑い返すカビリア。どうしようもなく楽天的な、無垢の魂を持つ女なのだ……。この物語が後にブロードウェイ・ミュージカル「スイート・チャリティ」とされ、シャーリー・マクレーン主演で映画にもなった。
<allcinema>
評価
【関連作品】
スイート・チャリティ(1968)
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]A (1954)
[002]Aひまわり (1970)
[003]Aアパートの鍵貸します (1960)
[004]A自転車泥棒 (1948)
[005]A甘い生活 (1959)
[006]Aセリーヌとジュリーは舟でゆく (1974)
[007]A七人の侍 (1954)
[008]Aアラビアのロレンス/完全版 (1988)
[009]A或る夜の出来事 (1934)
[010]A椿三十郎 (1962)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
18159 8.83
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【ユーザーコメント】
投稿者:Odd Man投稿日:2019-04-19 13:30:27
フェリーニの世俗批判とヒューマニティは、キリスト教会以上の役割を果たしてるのかも知れんな。
投稿者:sachi823投稿日:2014-01-27 21:34:44
フェリーニ作品としては最初にテレビで見た作品でした。
子どもにとっては見ていて大変厳しい内容でしたが、
ラストの娼婦のほほえみは、例えようのない美しさで
後に見た「道」のザンパノの嗚咽とともに
名場面として忘れられません。
投稿者:uptail投稿日:2013-11-07 10:30:29
ジュリエッタ・マシーナ
投稿者:noir fleak投稿日:2013-05-04 11:26:43
見たことがない。大げさに言えば古今東西唯一無比ではないのか。それほどすばらしい。Jマシーナと言う人は本当に大女優だと思う。
冒頭、川につきおとされて危うく溺死かけて助けてもらった後の態度から、最後の有名な笑顔まで、、、、ストーリーは二の次で彼女の表情と演技だけを見ているだけで良い。これはコミカルではないのだ。もっともっと深い。並みの人にはできない。
有名映画俳優の家の階段を上るところなど見てください。
なんといってもフェリーニ監督の奥方だ。この人がいたからフェリーニもこの映画が撮れたのだろう。見事な傑作。
投稿者:Ikeda投稿日:2010-12-24 12:21:04
この映画については、ジュリエッタ・マシーナが素晴らしい事は万人が認める事だと思いますが、確かに「道」を越える名演だと思います。娼婦なので僻み根性は持っているけれども、内面に生きる力を持っている女性を見事に演じています。
色々、不幸に出会う場面の中で、催眠術にかかったり、修道士に会うシーンの演出は、あまり感心出来ませんが、最後のオスカー(フランソワ・ペリエ)とのシーケンスが非常に良くて、泣き崩れたジュリエッタが若い人達と、微笑みを浮かべて歩くあたりは演技と言うよりも、彼女の本質的なキャラが現れていて素晴らしいと思いました。
投稿者:o.o投稿日:2009-07-19 23:41:03
やかましい売春婦仲間達と別れ、悪態をつきつつ夜の街をさまよい、偶然出会った有名俳優の気まぐれでクラブに連れられ、豪勢な屋敷に招かれて痴話喧嘩をのぞき、朝になって帰るまでの一連のシーンに、水上を滑るように進む小舟に乗ってクルージングしているような、うまく言えない気持ちの良さを感じてしまいました。先の見えないままずっとゆるゆると進んでいって欲しい、という気分になってしまいます。分厚いカーテンに遮られてなかなかホールに入れない場面が妙に可笑しいです。

ダメンズ ウォーカー、カビリアは、おばさんだなと思うと、突然けっこう若く見えたり、好みじゃないなあと思うと、いやそんなに悪くないと思えてきたりと、好き/嫌いの間をゆらゆら揺れているうちに、だんだん目が離せなくなってしまう魅力がありました。口の端を歪めてにやりと笑うところとか、「へん、なんだい」という感じで睨みつける表情だとかの、いかにも蓮っ葉な感じが嫌いではありません。

リリカルな手品ショーの場面は、また同時に残酷なシーンでもありました。カビリアのような最底辺の世界に生きる者にとって、ピュアな内面をさらけ出すことは極めて危険な行為のはず。それが催眠術によって、精神のストリップ ショーを図らずも行ってしまった。しかもその前に、自分の財産について大声で自慢しているのだから、肉食動物が嗅ぎつけない訳はなく、後は当然の帰結に向けてまっしぐらです。しかも、カビリア自身は、自分が公衆の面前で何をさらけ出したのか全然知らない訳だから、残酷さもひとしおです。

それにしても、ラストの笑顔はなんて絶妙なのでしょうか。希望を見い出したというのではもちろんなく、自嘲というのでもない、愉快に過ごす人達を目にして、ただつられて思わずこぼしてしまっただけの笑顔が、安っぽい解決より、はるかに力強い気分にさせてくれた次第です。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-02-21 07:27:14
売ってもいい位の良作。マシーナの存在なくしては成立しない所も同じだし。
投稿者:ひつじめえめえ投稿日:2009-02-20 23:33:29
映画のラスト、一瞬だけ、カビリアがカメラのこっち側の僕たちをまっすぐ見ます。そのときの笑顔の美しいこと。何度も見ても涙が出てきます。
フェリーニはこれ!
投稿者:クリモフ投稿日:2008-10-23 01:55:47
巨匠フェリーニの作品ですが、まぁ物語的にはたいしたことはないし、今の感覚からすれば、単純でアホな女だね、で終わらせそうな映画なのですが、この作品がなんだかんだで鑑賞に堪えうるモノになっているのはジュリエッタ・マシーナのおかげでしょう。
この映画での彼女は本当に素晴らしい。決して美人でないし(基本的におばはん臭い)、背も小さい。だけど時々びっくりするほど無垢で可愛い表情をするんだよなぁ。オーバーアクト気味なんだけど、体がちっこいからちょうど良い。まさに全身でカビリアを演じてますね。あのラストシーンで感動させられるのはやはり彼女だからでしょう。良い女優さんです。
ところでこのラストって、ウディ・アレンの「カイロの紫のバラ」に似ているような、アレンのことだからきっとオマージュなんだろうなぁ。
投稿者:投稿日:2007-12-11 18:24:34
オスカーと名乗る実直そうな男が、カビリアと初めて待ち合せした駅に現れた時に、彼はつま楊枝を咥えラフな開襟シャツ姿だ。その瞬間、映画を観るものは雷にうたれる。“カビリアは必ず騙される!不幸になるに違いない”。すでにカビリアのことを好きになっている我々は、不安と恐怖の渦に呑み込まれ、オスカーと名乗る男に対する疑惑は徐々に大きくなり、物語はそれを裏打ちしながら「着々と」進んでいく。しかし、たぐいまれな美しいラストのシークエンスによって、蓄積された悲しみは清らかに解毒される。『カビリアの夜』ありがとう。やっぱりフェリーニ。
投稿者:ロビーJ投稿日:2007-05-01 15:20:31
【ネタバレ注意】

フェデリコ・フェリー二の映画の中でも特に好きな作品です。それは主演のジュリエッタ・マシーナの演技があまりにも素晴らしすぎたからだと思います。ジュリエッタが演じたカビリアは本当に大変な目に遭い続けるのにラストでも決して挫けることなく前へ進んでいきます。特にそのラストでの彼女の表情が忘れられません。男運が悪かったけどやっと想ってくれる人を見つけたカビリアだったが結局森の奥の崖近くで全財産奪われてしまう。そんな目に遭ってもカビリアという女性は必死に生きていきます。ジュリエッタが演じたからこそここまで想いが私達にも伝わったのだと思います。
 

投稿者:dawase86投稿日:2006-12-04 23:19:39
異性ですが、進行とともにカビリアに感情移入していくしかありませんでした。予定調和的なストーリーですが、それでも作品に没頭できたのはジュリエッタ・マシーナの愛らしい演技だったと思います。これは私の独善的な解釈なんですが、オスカーは当初、あきらかにカビリアを殺して金を奪うつもりだったのだと。しかし、森の中に誘い込んでいざ、行動に出ようとしたときに見たカビリアの嘆き、更にはカビリアの純粋な気持ちに多少は残っていた良心が作用して、金だけを奪って逃げたのだと。
勝手な解釈なんですが、それほどカビリアは愛おしい存在としてこの作品では輝いておりました。
投稿者:さち投稿日:2004-06-29 04:54:37
フェリーニは最高
マシーナの愛くるしい そして素晴らしい演技 女優賞は当然 
後半にいけばいく程、先が読めるのだが
それが逆にこうなって欲しくないという自分の気持ちを昂らせる 
投稿者:黒美君彦投稿日:2002-04-01 01:34:49
ユーモアもふんだんにまじえながら、ジュリエッタ・マシーナが愛らしく、美しく、そしてせつない。
純粋なる魂の行き場は、聖母寺院にも、男の中にもなく、また夜へと向かう。現実とも夢ともつかぬ洞穴に住む人々に、優しい視線を投げる彼女は、彼女自身が聖母たりうることに気づいていない。
生きること。夜を生き抜くこと。カビリアの涙と笑顔は、そんなしたたかとも言える人間の魂の強靭さを物語っている。
素晴らしい大傑作だ。

聖母寺院のシーンは、『セントラル・ステーション』(98年ブラジル・ヴァルテル・サレス監督)の巡礼のシーンを想起させたが、影響を受けているのだろうか??
投稿者:黒いチュウリップ投稿日:2002-03-14 13:20:36
カビリアの夜をカビリアと共に見て、カビリアの想いを感じ
カビリアに夜明けが来るのをを共に喜び、
カビリアに朝が来ずに、夜がまた包み込んで行くのを共に悲しむ。
カビリアが最後に笑う。グランドフィナーレで。
カビリアの夜を共に過した我々(観客)に向って。
投稿者:ルミちゃん投稿日:2002-01-11 18:08:26
【ネタバレ注意】

最初の男.溺れているところを助けられた満足に礼すら言わず、男の事の方が気にかかる.単にお金欲しさに自分が殺されかけたのに、カビリアは男の裏切りをなかなか信じようとしなかった.ワンダに散々言われてやっと自分の馬鹿さ加減に気が付いたと言える.

娼婦同士の喧嘩、映画スターとの出会い.気が狂れたような娼婦との喧嘩、その喧嘩自体も、喧嘩をまくし立てている連中全ても馬鹿と言える.映画スターと恋人の喧嘩、高級車、ナイトクラブ、お城のような家、カビリアは有頂天になるが、訪ねてきた恋人と映画スターは仲直り.押し込められた風呂場で、自分がお金で買われた女に過ぎない事を悟る.
洞穴を訪ねる男.洞穴で暮らす顔見知りの娼婦.娼婦の末路、自分の将来の姿を知り、娼婦をして暮らす自分の愚かさを悟る.

聖母寺院.カビリアは信じ込みやすい性格、感化されやすい性格といってよいのでしょう.聖母様を信じて願い事をしたのに、何一つ叶いはしなかった.神様を信じた自分が馬鹿だったと悟る.

催眠術.誰がどうみても馬鹿げた話.乗せられ笑い者にされたと知って、自分の馬鹿さ加減を悟る.(ちょっと違って、どうにも腹の虫が収まらない出来事だったのかしら)

オスカー.カビリアはお金目当てで騙されたことを知って、オスカーに「殺して」、と言った.ほとほと、自分の馬鹿さ加減が嫌になった、自分の馬鹿さ加減を知り尽くしたと言ってもよいのか.

ラストシーン.バイクに相乗りの若い男女は恋人同士、好き.ハーモニカ、ギター、アコーディオン、皆、自分の好きな楽器に夢中.皆、楽しそうに遊びに夢中.夢中になるって言うことは、好きなことに一生懸命な事.
若い女の子が微笑みながら「こんばんは」と、カビリアに挨拶する.嫌いな相手には、微笑みながら挨拶はしない.と言うことは、挨拶するということは、暗黙然と好きと言っている.
好き、好き、好き、皆好き、好きな心に包まれて、カビリアは笑顔を取り戻すのね.
カビリアはオスカーに、「殺して」、と言った.生きているのが嫌になった、つまりは、自分を嫌いになったと言ってよい.(いや、と、きらい、は同じ字なのね)
そのカビリアが、好き、好き、好きな心に包まれて、笑顔を取り戻したということは、また生きていたくなった、つまりは自分を好きになったと言える.

私自身、ナイトクラブでマンボを踊るカビリアに引きずられ、映画全体を見誤ってきたと思える.つまり、幾度も男に騙される、薄幸な娼婦の姿を通して何かを描いている、こう考えてきたのだけど、違ったみたい.話は簡単、題材として描かれるものが娼婦であり、課題として描かれるものも娼婦.結末にどうしても割り切れなさを残すのだけど、それは観客が娼婦であったとき、観客自身が娼婦を辞めない限り解消しない.

話を少し戻して聖母寺院、と言うより、その後のピクニック.カビリアは一人考え込み、酔って荒れ狂う.生活を変えたい、と聖母様にお願いし、何もかも売り払って他所の土地でやり直す、こんなふうに言っていたのだけど.このシーン、カビリアは娼婦をしている自分自身について、考えた、こう言ってよいでしょう.

映画全体に描かれる、例えば喧嘩を通した好き、嫌い.あるいは単純に、描かれたカビリアを好き、嫌い.そして、ラストシーンの割り切れなさを含んだ、好き.描かれた好き、嫌いの感情は、観客自身が娼婦の時、娼婦をしている自分自身を好きになれるかどうか、こう考えさせるように、映画全体が巧妙に構成されている.

自分自身を好きになれ、自分で自分を好きになれる生き方をしなければ駄目、どんな理由があるにせよ娼婦をしていてはいけないのだ、こんなふうに問いかけているのですね.

投稿者:ゆき投稿日:2001-11-05 16:13:41
 何年も前から探していたビデオに今年の初め、やっとお目にかかれました。
フェリーニ監督の作品はビデオとテレビを合わせて何本かは見ていましたが、この作品が一番、主人公をキチンと描いていたし、感情移入しやすかったです。作品自体、そういう風に描かないとラストを見たときに、思いが残らないのもありますが。作品自体は凄く好きだし、そのうち購入したいと思っています。が、ジュリエッタ・マシーナは個人的には、「実際にはどういう人なんだろう」っていう気持ちのままでいさせて欲しかったです。「道」とかでは道化役という事もあってか、
あまり女性を感じなかったのですが、この作品では、ちょっとビックリした程、
美人で色気さえ感じました。彼女の話し方や表情を見ていると、普段はしっかりした「姉御肌」な方だったのかなって思いました。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 外国語映画賞 
■ 女優賞ジュリエッタ・マシーナ 
 ■ 国際カトリック映画事務局賞フェデリコ・フェリーニ 
□ 作品賞(総合) 
 □ 男優賞(国内)アンソニー・クエイル 
 □ 女優賞(国外)ジュリエッタ・マシーナ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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