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狩人(1977)

OI KYNIGHOI
THE HUNTERS

メディア映画
上映時間172分
製作国ギリシャ/ドイツ/フランス
公開情報劇場公開(フランス映画社)
初公開年月1992/11/14
ジャンルドラマ
燦然の映像美、壁画的スケールで 激動のギリシア現代史を縦断 内戦兵士の死体が呼びさますのは 歴史か、愛か、幻想か。 アンゲロプロスの野心的傑作!

【解説】
 「旅芸人の記録」に続いて、アンゲロプロスがギリシャの現代史を見据えた大長編。雪山で発見した死体を前に、六人の狩人たちが繰り広げるイメージを幻想的に描く。
<allcinema>
評価
【関連作品】
旅芸人の記録(1975)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
435 8.75
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【ユーザーコメント】
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2014-01-31 23:16:15
 傑作。文句のない傑作。『旅芸人の記録』と比べても甲乙つけがたい。総てのカットに驚きがある。それは大げさな表現ではなく、掛け値なしに総てのカットで、である。
 ファーストカット、雪の中の狩人たちがいきなり狼狽してあたりを見回すフルショットの場面。まるで画面外から弓矢でも飛んできそうな緊張感があり、私はまたぞろ「あゝ西部劇だ」と思う。中盤、デモ行進と対峙する男たちが、街中の道を音楽に合わせてクルリクルリと回転しながら歩いて来、最終的に道でデモ隊を待ち受けるカットがあるが、こゝも完全に西部劇を想起させる画面(構図)だ。このような活劇性のきらめきが随所に見られる。そして総てのカットで、カットの途中で異物が出現し、異なる感情、不穏な空気が定着し始めるのだ。これにより、全てのカットにおいて当初予期しない複数の感情が立ち上がる。シーケンス・ショットの最高例がこゝにはある。

http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:paris1895投稿日:2007-09-25 04:21:27
昼夜の区別のつかない雪原の彼方から狩人を思しき人物達が歩いてくる瞬間から、我々はアンゲロプロスの用意した緊張感と幻想の中にその身を投じさせられるのを義務化される。
 揚言を避けたいが、今述べたファーストカットは見事な二部構成になっており、一部は今述べた歩行、二部では彼らが狩人なのか獲物なのかを二分させる構図となっている。
 そうして我々の3時間近い旅が始まる。
 見進める内に、どうやら雪原を歩いていた時が大晦日だという事に気がつくだろう。
 さらにいけば彼らには妻がおり、彼らを含めて過去の幻想を思い出さずにはおれないでいる、という事にも気がつく。
 しかし、しかしである。
 アンゲロプロスが秀でているのは、何を描くか、ではなく、どうやって描くか、であった筈だ。
 故に、審美主義とは程遠い、圧倒的な映画的美しさを撒き散らす(ほぼワンシーンワンカット)のショットの連続についには、我々からすれば「獲物」の登場人物だけではなく「狩人」であった我々すら、劇中の如く「狩人」なのか「獲物」なのかの分別もつかない幻想の世界に連れ出される。

 アンゲロプロスは華々しく啖呵を切るかの如く最後には我々をも雪原に放り出してくれるだろう。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールテオ・アンゲロプロス 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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