allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

万事快調(1972)

TOUT VA BIEN

メディア映画
上映時間95分
製作国フランス/イタリア
公開情報劇場公開(広瀬プロダクション)
初公開年月1996/07/20
ジャンルドラマ
万事快調 Blu-ray
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 1,456
USED価格:¥ 1,700
amazon.co.jpへ

【解説】
 冒頭、画面がオフのままに流れてくる男女のやり取りがおかしい。映画を作るには資金が要り、スターを雇うのがその調達には手っ取り早い。モンタンとフォンダは物語がなければ引き受けまい。物語? 普通は愛の物語ね……。ジャーナリストのフォンダがCM監督の夫のモンタンをともなってスト中の食肉工場を取材で訪れたり、学生ストの弾圧、TVの世界で理想に反する取材に憤懣やる方ない妻と、売らんかなのCMづくりに辟易としながらもプロに徹する夫の姿などを描いているのは、この主演者と監督それぞれが最も政治づいていた時分の作品だからだ。やがて唐突にスーパー・マーケットの様子をゆったりした横移動でじっくり写し出し、この作品は終わる。人間の生産と消費、その間に横たわる流通(メディア)の構造を描きたかった、とゴダールは言う。そうした直截な風刺はやがて彼の映画から消えてゆくが、映画を壊すことで映画そのものに近づけていくほかないという諦念そのものは変わっていない。ともあれ、前段のストのスラップスティックな描写は実に楽しい。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
312 4.00
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2008-08-25 01:34:57
きわめてラジカルな政治的傾向を持ちながら、当時は商業映画として公開されたというのが驚き。68年の5月革命をひきずりながら、食肉工場(経営者がイタリア人で会社名が「サラミ」[仏語読みではサリュミ]というのがまたいかにも、だ)でのストを戯画化してみせる。ジェーン・フォンダとイブ・モンタンは、期せずしてその場にゲスト(取材者だが)として居合わせる。
登場人物はみな全て少しずつ言葉がずれているが、それほどにあの政治的な季節は72年当時であっても大きな影響を残していたともいえようか。
とはいえ、であるが故に、政治的であることを映画に要求したゴダールの限界点を感じさせる作品でもある。
後半、カルフールのレジを横移動しながら、レジの向こうで新左翼の本を売っている男に活動家が噛みつき、やがて略奪へと進むシーンでも、経済活動と思想の伝播のギャップが何とも面白い対比をみせている。
今やそのカルフールがこの国にいくつも店を構えているのだから、時代は変わったものだ。
投稿者:Ikeda投稿日:2007-02-02 11:52:08
この映画は「夢を失った人の夢物語」だと最後に字幕がでてきますが、この作品を評価する人はほとんど、いないのではないかと思います。1968年にパリでも学生運動から始まった五月革命を題材にした実験的な映画ですが、やたらにナレーションが多くて、最後まで見るのに苦労しました。
ゴダール意図している所か私には全然解らず、この映画に時間と金をかけて劇場で見たら腹が立って、とても「万事快調」とはいかなかったと思います。
投稿者:hendrix投稿日:2006-10-04 18:30:06
退屈であるし、いつもながら違和感を持つゴダールの作品群は魔法とアートにあふれている。しかし引用の乱用とすべてを個別化する彼のスタイルは、理解した理解できなかったは別として映画として評価すればこんなもんだ。
もちろん良作もある「勝手にしやがれ」「軽蔑」「気狂いピエロ」「女と男のいる舗道」は傑作。その他の作品にも何本か魅力的な佳作がある。
成功するにはゴダール独自の新鮮さと魅力がなければいけない。
あまりに政治的すぎてしまうと小説のように文字を見ているに過ぎない。
見ている側に背景(カラー)を出さなければならない。ドリーを使った長回しなどはいつものゴダールなので新鮮味も感じない。ただ珍しいセットとジェーン・フォンダには一見の価値あり。

ゴダールは色・人・言葉・行動・風景・キャメラを個別化し記号化している。そこは何本か見ればわかるのだが、駄作と傑作のちがいはどこにあるのかと聞かれたらかなり難しい。なんと言うか全体的な波長が合うとなぜか輝く気がする。あんまり凝り過ぎると波長が乱れるので単純な作品のほうが傑作とみなされやすい。もしかしたらゴダールが築いた新しい映画技法に今だ僕達は追いついていないのかもしれない。ただ言える事はこの映画の評価も変わらないと言うことだ・・・
投稿者:N゜1投稿日:2001-05-15 03:23:08
爆発している/最初から/雲が切れているのではなくて/建物が
壊れているのではなくて/割れている/望んだのは/抽象性ではなく/
一度やってみなければわからないではないかという挑戦的態度/
あえて放棄した/自ら挑んだ/フォンダ/汚点にはならない/むしろ
讃えるべき/モンタン/何かを剥ぎ取られた中年/掘り起こされたのは/
墓からではなく/役者としての商品価値/決定的な変化が/ゴダール
1人だけではない/共同クレジット/最後の/もはやこの場所には
帰らなかった/そういう意味で/画期的な/実験/実験は成功
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION