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キートンの探偵学入門(1924)

SHERLOCK JR.

忍術キートン(旧題)

メディア映画
上映時間50分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1924/
リバイバル→フランス映画社-73.12
ジャンルコメディ
華麗に優雅に…すべての謎を一瞬に解く!名探偵キートンの恋愛爆笑大活劇!(リバイバル時)
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【解説】
 映写技師のキートンは上映中に居眠りを始め、その分身が憧れの銀幕の中に入っていく。そこでは丁度、乱闘騒ぎの最中で、殴られた彼は客席に飛び出し、再び入り込むと、場面は変わっていて…。そんな映画という時空間の異様さを身体で知っていたサイレント期のコメディアンであればこそのギャグが横溢する夢幻劇。醒めた彼には想いを募らす娘がいるがプロポーズをする勇気がなく、銀幕上のそんなシーン通りに求婚するとうまくいきかける。ところが映写室から観る映画にはその先もあって、三つ子が産まれ、それをあやす男は、奥さんが脇で編み物をする一見平和そうな生活にうんざりした表情を見せてEND。となればキートンも不安に…というラストも現代風に神経症的で、独身主義者には嬉しいやら切ないやら。W・アレンの「カイロの紫のバラ」は逆に銀幕中の人物が飛び出して来たりもするアイデアの追加はあったが、本質的にこの映画の模倣で、ハートウォーミングな佳作だが、異次元を行き来するおかしみに関しては、まるで追いついていなかった。
<allcinema>
評価
【関連作品】
カイロの紫のバラ(1985)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
437 9.25
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【ユーザーコメント】
投稿者:初代黒龍投稿日:2018-06-04 22:22:31
「カイロの紫のバラ」でジェフ・ダニエルズが映画の中から現実の世界に飛び出してくる特撮、「プロジェクトA2/史上最大の標的」でジャッキー・チェンが倒れてくる壁の下敷きになるかと思いきや1ヶ所だけ空いている所があって助かるシーン、「プロポーズ」でクリス・オドネルが遺産相続の条件が結婚であるために大慌てで花嫁を探すシチュエーション、全部どこかで観た気がしたが、バスター・キートンが無声映画時代にやっていたものだ。ちなみに「プロポーズ」は「キートンのセブン・チャンス」のリメイク、倒れてくる壁の窓が開いていたのは「キートンの蒸気船」の暴風シーン、映画のスクリーンと現実の融合は「キートンの探偵学入門」で既に実現している。つまり60年以上の時を経ても、まだ後進に影響を与え続けているわけだから、正に喜劇王、ホントに凄い人だ。
    CGはおろか特撮という言葉さえ無かった映画草創期に、一体どうやって撮ったんだろうと驚かされ、関心させられ、笑わせてくれるのがキートン作品の魅力だが、「キートンの探偵学入門」はその意味では魅力満載で、個人的にも何度も観ている大好きな作品だ。例の映画の中に入り込むシーンは、スクリーンの形にくり抜いた壁をヒョイとまたぐという実にアナログな手法だが、主人公の立ち位置は変わらないが背景がどんどん変わっていくシーンはどうやって繋げたのだろう(諸説あるらしい)。他の見せ場にしても、ビリヤードで爆薬を仕掛けたボール(13番というオチもついている)だけを外したブレイクショット、敵のアジトからの脱出で縦にたたんだ女性のドレスに飛び込んで一瞬で女装する(TVの「欽ドン」で西山浩司が同じネタを演ったことがあった)、そしてオートバイのハンドルに座った状態で疾走し続けるとか、トリック無しだろうがここまで見事にやられると、一体どうやって撮ったんだろうと何度観ても思う。
    チャップリンが笑いにペーソスを加えたのに対し、キートンは笑いにスピードとアクションを加えた。その分動きも大きくなるわけだが、一方で小ネタも多用していて、別の作品だが、ドアノブに瓶の栓が付いていて鍵を開けるのに栓抜きを使うとか、新聞を読んでいてページをめくっていたら新聞紙が段々大きくなって終には1枚の大きな紙になったとか、漂流している船上から別の船を発見して救助してもらおうと一番派手な旗を振って合図を送ったら疫病発生を伝える旗だったので船が逃げてしまったとか、一体どうやってこれだけのアイディアが思いつくのだろう。
    僕は趣味で漫画を描いていて、たまに4コマのネタを思いついて、描いたものを友人に見せると、誰の影響を受けている?と、よく聞かれる。自分が考えたようでも、どこかで見たような気がする、と言われるようではまだまだか。先人が考え実行したことは、それ自体が偉業に思える。一体どうやって…。
投稿者:こじか投稿日:2013-10-09 18:01:11
【ネタバレ注意】

バスター・キートンの長編ならこれか蒸気船が好き。とてつもなく素晴らしい。

投稿者:Ikeda投稿日:2009-03-30 18:46:54
キートンの作品の中で最上位にランクされている映画ですが、やはり夢の世界を描いたアイディアによる所が貢献しているのだと思います。最初に自分の分身が抜け出して、映画の中に溶け込んでいき、場面がドンドン変わっていく場面に工夫があり、川へ飛び込んだら、砂の中に突き刺さってしまったシーンなどが面白いです。
次いで悪漢(ワード・クランス)一味に追いかけられるシーケンスもいつもながら凄く、他のサイレント時代の喜劇では皆そうですが、ロケで良くこのような撮影が出来たなといつも思います。最後に川にはまった車で、コンバーティブルの幌を張って帆の代わりにするのも面白いです。
投稿者:hendrix投稿日:2006-09-26 21:17:48
僕はキートンのことをフランス映画の基礎を作った監督だと思っている。
例えばゴダールなんかも影響を受けているそうだが、キートンにはリアリズムというものがない。まさしく感動よりもスピーディなリズムを愛する男。
なぜキートンの後ろに子供がいつも付いてくるのかなんてどうでもいいのだ
それと夢のシーンでのハチャメチャ振りは面白いけれども、演出的なうまさはいつものキートンだし、夢オチだとしても彼のベストとは言えない。
やはり「キートン大列車追跡」のほうが、演出的に追われる側・追う側との構成的なうまさがあるので監督としては最高作だと思う。

長いシークエンスでオチを一つ一つ織り成しドラマのように構成していく典型的なアメリカ的コメディ映画がチャップリンだとすれば、リアクションで大きくオチを素早く一瞬に次のシーンへと突き進んでいく姿はフランス映画の原型を見る。だからドラマを愛する日本人はチャップリンを愛するのだ。
その為キートンはリアクションがあまりにも多いため、何回か機能しないリアクションがあると言うのが事実。つまり見てる側が彼の体を張ったいくつもの素早いリアクションに慣れなければ面白いとも思えないだろう。 
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-16 20:04:06
 キートンは恋敵の策略で恋人の家から追い出されてしまう。落胆して仕事場の映画館に戻り居眠り。夢の中で映画の中に入り込み、更にその映画が探偵となった彼が主演する映画に変わるという構成だが、ややこしさは全くなくスマートにまとめられている。映画の中の登場人物になりたいという映画ファンの密かな願望を、この映画は見事にすくい上げている。
投稿者:さち投稿日:2004-07-11 21:46:32
いやあ楽しませてもらいました。間違いなく後の世界に影響を与えていると思う。ドリフタ―ズを始め日本の笑いは勿論の事、浦沢直樹、ジョニ―デップ、辿っていけば松田優作の探偵物語にも少なからず与えているのではないでしょうか。キートンの顔も素晴らしい。あの鉄仮面のような顔で面白いのだから、余計に面白い。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-03-24 11:43:45
 傑作。50分の上映時間が20分ぐらいに感じる。もうギャグの宝庫といっていい
くらい笑いのアイデアが詰まっている。そして、同時にこれはとっても格好良い
映画だ。有名なスクリーンの中への出入りと、スクリーンに入り込んだ後のカッ
ティングの妙も、13番ボールに決して当たらないビリヤード・シーンも、カー・
チェイスのスピード感も、ずば抜けて格好いい!言い換えれば、キートンの映画
作家としての天才がようく理解できる。とても完成度の高い映画だ。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
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