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カンザス・シティ(1996)

KANSAS CITY

メディア映画
上映時間118分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(コムストック)
初公開年月1996/12/14
ジャンルドラマ/音楽
カンザス・シティ 【デジタル・リマスター版】 [DVD]
USED価格:¥ 5,046
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【解説】
 異才アルトマンが、ジャズ華やかりし時--30年代の、自身の生まれ故郷カンザスを舞台に描く、このところ連発した群像劇とは一味違ったノスタルジックかつクールな作品。
 リー扮する主人公ブロンディ(実は黒髪だが途中ジーン・ハーロウばりにプラチナに染める印象深いシーンがある)は、黒人マフィアを手玉に取ろうとして失敗し捕われの身の夫を救おうと、大統領顧問夫人のキャロリンを誘拐する。いわば、この二重の誘拐劇を核に、ちょうど行われつつある選挙の醜悪な舞台裏(ブシェミが不正の仕切り屋を怪演)が描かれ、それらを繋ぐように、マフィアのボス(ベラフォンテ)が大変なジャズ狂と言う設定の上、H・ウィルナー・プロデュースによる本格的な演奏陣実演のジャム・セッションの模様が挿入され、作品に膨らみとテンポを与えている。ボスを始め登場人物が皆食えない連中で、結局、夫への愛情ゆえ先行きを顧みず重大犯罪に走る主人公が最も純粋である、というのがいかにもアルトマンらしい皮肉な人間観。特にその辺りが露になる後半は往年のタッチが復活したと言っていい出来で、妙にまとまりがいいかあるいは散漫かの近作に不満を持っていた古くからのファンも満足行くことだろう。キャストでは、いよいよ本領発揮のリーも素晴らしいが、良妻を装いながらアヘン中毒という複雑なキャラクターを演技というよりも生ききっている、キャロリン役のM・リチャードソンが圧巻だ。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
424 6.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:k_hiro投稿日:2015-09-07 19:16:08
【ネタバレ注意】

 有名ジャズマンによる演奏シーンとギャング映画的ムードに魅かれて観たのだが、この作品は物語の構成にクセのあるアルトマン作品の中でもダメな方に入れた方がいいようだ。 
 
 C・パーカーか誰かをストーリーテラー役にした方が、軸がしっかりして、もっと物語にまとまりやテンポが出たと思うのだが。
  
 それでも良かったのはJ・J・リーの役作りと、登場人物達の衣装、J・レッドマンの笑顔、ラストのR・カーターの演奏(テナー・バトルで締めるのが流れ上自然だとも思うが)、それと変な壁紙の数々・・・。

 観終わった後、「スティング」や「ペーパー・ムーン」で口直しつつ、「ポパイ」とこの作品と、どっちダメか比べたくなった。
 

投稿者:uptail投稿日:2013-11-13 10:19:31
ジェニファー・ジェイソン・リー
投稿者:ローランド投稿日:2012-06-19 23:09:52
  始まってすぐの雰囲気ある映像に、技術のことは分からんがこれが
テレビと映画の違うところなんだよなって思わせられ、女がドレスの裾を
めくり上げて鞄を持ちTボーン・フォードから降り立つあたりで、もうこれ
は当たりって確信し、続くジャズの演奏シーンなどに、中頃くらいでは、
久々に星の数を九つ付けたくような作品に出会えたとニンマリしたくらい
です。  

  星が九つ付かなかったのは、物語の展開が期待ほどでなかったか
らなんだけど、ロバート・アルトマンは筋書きの面白さよりも、エキセント
リックな女二人を狂言回しとして、いかにもジャズという音楽の似合う雰
囲気ある世界を作り上げて視覚と聴覚を楽しませることに重きを置いた
ってことなのかなって考え方も出来、これはこれでよかったのかもしれな
いって気もします。  始めはどうしてもストーリーを追いかけてしまうん
で、ジャズファンでなくても二回目の観賞の方が良いのかもしれない。  

  知能は低くはないがちょっとおバカですさんだ風な、歪めた口からボ
ロボロの歯が覗くいかにも風変わりで直情的なおんなと、阿片チンキ中
毒の名士の奥方、この二人組を軸に面白くおかしく、そしてハードボイル
ドに、雰囲気のある音楽と映像とでハメの外れた物語を展開しまして、
暗黒世界はもとよりアメリカ大統領まで牛耳って、あの世界恐慌のも
とでも地元だけは不況知らずにしたと言われるトム・ペンダーガストなど
実存した人物も登場するが、フィクションのハリー・ベラフォンテ演ずる
ギャングのボス、これが二人のおんなも霞むほどに存在感十分で刺激
的で、冷酷無比ながらかっこいい印象を与えているのだけど、金と言う
ものは貯まれば貯まったで限りなくその上を目指すという人間の醜い業
もあからさまに、指を舐めなめ札束を数えているというところでエンディ
ングにする。 この監督さん甘くはないようです。  

  タイトルから、観る前は昔LDで観た「KCジャズの侍たち」みたいなの
をイメージしていたけど、それとはまったく違うフィクションの世界でした。  
でも、チャーリー・パーカー以降のモダンジャズが好きだと言う人間には
アドリブパートがもの足りないかもしれないけど、5分間に渡るテナーバト
ルやエンドクレジットに流れる二台のベースでの演奏シーンなど、ジャズ
ファンには嬉しくなるようなところがいっぱいあります。                  

  トム・クルーズ「コラテラル」で、クラブのオーナーが殺される直前に
あった「スパニッシュ・キー」の演奏シーンが、時間にしたらほんのわずか
でしかないのに今でも心に残っていると、そういう音楽大好き人間の鑑
賞記なんで、そのあたりを考慮して参考にしてください。
投稿者:gapper投稿日:2012-06-10 06:27:48
 「M★A★S★H マッシュ (1970)」のロバート・アルトマン監督のジャズと故郷を掛け合わせた作品。

 アルトマンは、論理的というより感覚で作る監督だろう。 その為、浮き沈みがある。
 ジャズの演奏と対比しながらの物語の進行は、感性が合えば素晴らしく感じると思う。
 一方、感性があわないと踏み切りで走る電車を見るようなもので何のことやら分からない。
 ジェニファー・ジェイソン・リー演じるブロンディも共感できるようなキャラクタではない。

 36分頃で見ている映画は、ゲイブルとハーロー主演の「春の火遊び(1933)」のようで、ハーローは「わたし純なのよ (1934)」を撮影中であると話している。
 大きく大恐慌後のアメリカと言うことであれば興味があっても、ここまで狭くなるとはたしてどうだろう。
 映画と言う大衆向けの作品に余りにも狭く感じる。
 猫に小判、豚に真珠ではなく適所”不”適材としたい。

 今日(2012/06/08)見るとIMDBでは、制作費1,900万ドル、総収益250万ドルとなっているが、幾らなんでも収益が少なすぎる。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:gohandesuyo投稿日:2006-06-25 09:46:21
【ネタバレ注意】

02年4月11日 初回投稿

俺はこれを見ると生きる勇気と希望が沸いてくる。
あのボスのように強くありたいと。
なんだろうね。
俺は現世肯定だと思うな。
汚れきった世の中であっても。
ジャズは誰にも美しい。

06年6月25日 追記

アルトマン監督は10年前に心臓移植手術を受けていたと今年のアカデミー受賞式で言っていた。
提供者は30代の女性だったらしい。びっくり&納得。
絶望的な殺され方で終わるのにどこか癒される。死を受け入れつつ生も続くというような。
そしてどこか女性的。意図したわけではないであろう不思議な深さを持つ映画になったようだ。

投稿者:ロスマク投稿日:2003-04-20 00:46:16
テナー対決は確かに魅せられる。しかしながら、さしてJAZZファンではない映画マニアの私には、有名ミュージシャン達のジャムセッションよりも、主人公であるノータリン女2人のジーン・ハロー談義の方が興味津々だったりして。

それにしてもアルトマン作品って、盛り上げる割に締め方が唐突だね。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールロバート・アルトマン 
■ 助演男優賞ハリー・ベラフォンテ 
■ 音楽賞ハル・ウィルナー  The Hey Hey Club Musicians
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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