気狂いピエロ(1965)PIERROT LE FOUピエロ・ル・フ(JSB)
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【解説】 ジャン=リュック・ゴダールの描く、「勝手にしやがれ」と並ぶヌーヴェル・ヴァーグの代表的作品。映画的文法に基づいたストーリーというものはなく、既成の様々な映画の要素を混ぜ合わせ、光・色・音等を交差させて、引用で組み立てられた作品。「勝手にしやがれ」のジャン=ポール・ベルモンドを主演にして、ただただ破滅へと向かってゆく主人公の姿を描いた本作は、今にしてなおファンの間では“伝説”とされる、最も過激で刹那的なアナーキー映画である。主人公が顔中にダイナマイトを巻き付けて自爆するラストシーンは圧巻であり、同時に“美しい”映画史に残る名場面。原作はライオネル・ホワイトの『十一時の悪魔』。 ![]() 【関連作品】
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ぐだぐだ訳の分からない理由を付けてこき下ろすよりは単純に「嫌い」「理解不能」とするほうがよほど自分に誠実ではないのか?
私にとってはアンナ・カリーナの出演している映画は基本的に良い映画です。
この映画が何を言わんとしているかが解らず、無理に解釈すれば、どうにでもなりますが、それでは映画を見る意味がないと思います。映画の内容も殆どがメモや台詞またはモノローグで進行していて、後は映像テクニックだけに頼っている作品で、やたらに映画、作家、詩人などが引き合いに出されるのも、それで場を持たせているだけの感じです。
ヌーヴェル・ヴァーグは’67年に終わったというのが主流のようだが、拡散して薄まる形で息づいてていると思う。意味のない作品や、結末のない作品、山場のない作品は今でも時々見かける。ただ、商業的に成功したといえるものや賞を取るようなものはどれ程あるだろう。
ゴダール自身もこの作品以降、商業的には苦しいものばかりではないだろうか。アメリカでは、特別賞などは得ているが作品自体では得ていない。
そもそもが、非常に”個”的な感性を扱っていて、大衆をターゲットとする映画には向かないものだ。ヨーロッパでは評価されるというのもゴダールに近いという部分が大きいからだろう。つまり今後も、大作や大ヒットする作品は生まれないだろう。’40〜’50年のお説教のような風潮の反動でヌーヴェル・ヴァーグは盛り上がったため商業的に成功した作品も多いが、以降ないのは必然だろう。
いい悪いではなく、多額の金と配給のシステムを必要とする映画では仕方のないところ。ネット時代に入ったので、アンダーな世界で再度盛り上がるかもしれない。
作品の中で、”ベトコンが115名死亡というのは意味がない”という台詞がある。一人ひとりにいろんな事情や状況があるのに・・・というのだが。これがこの作品を物語っているようで、言うまでもないが実際は個人個人の情報を流すことはプライバシーの侵害になるし、だからといって何も伝えなければ死亡したことが分からなくなってしまう。つまり社会性や共通性を無視しているので、商業的に成功したのは時代が作り上げたものとしかいえなし、常に狭い範囲の人しか感動させられないだろう。
実際のこの作品では、色彩がとてもきれいであるがヌーヴェル・ヴァーグとは関係ない。ラストの爆破も、ヌーヴェル・ヴァーグと関係のない注目が混在している。このあたりは、気をつけるべきだろう。
そして音楽、文字の洪水。
ベルモンドとカリーナの逃避行。
映画に嵌まるキッカケになった作品で、
自分にとっても特別な映画。
もはや物語を理解する必要なし、かといって酔いしれるのでもない、振り落とされないようにただただ必死にしがみつくのみ!
ゴダールはこの作品で間違いなく映画界に風穴をあけました。
普通の小説は、ただ読んでゆけば、そこに書いてある事は、そのまま頭に入ってくる。…じゃあ詩集を開いてみた事は?〜まぁそういう映画。(初めて観ただけなので、実の所、これが隅々まで解る程、ペダンティックな人間じゃない。登場人物同士が解ってない/理解し合えてない〜感情を綴る言葉は難しい)
映像/演技は素晴らしく(ここが重要!〜訳の解らない、かつ何故か酷い映像/演技の作品はカルトに過ぎる)、男と女が交互に交わす言葉(連想ゲーム?)、突然セリフが唄になり、音楽は…不自然に途切れる。
想像が現実となり、夢の様に進行するかのよう(通常の現実には理性が働き、ぶっとんだ結末には至らない事が多い〜中には極端に物語(映画)的な人生も?)で、殺人すら実に非現実的。
何か、気の利いたセリフや、雰囲気や、言葉の面白さを楽しめば良いような。
そう、ひとつのピースに、様々な解釈が宿り、感情〜世界を動かすパワーをも持つ言葉、それが詩というものではないか?〜絵画、音楽も然り。故に芸術は、時に難解で、奥深く、訳が解らないのだが感情を揺さぶる、(そして美しく/また醜い)そういうものなのだ。
…ただ、楽しい仕事にも体力がいるので〜気力充実時の鑑賞がお勧めかと?
字幕を追うだけでも素敵。
女は男をピエロと呼び、男は違うフェルディナンだと答える。
なんてシニカルな男女の会話だろう。
男は女に本気で会話をしようと提案するシーン、結局わかりあえない二人。
会話の成立しない二人。
と劇中の後半にフェルディナンは唐突に語る。なんのことはない、ゴダールは言いたかったのはこのことだ。物事をあるがままに見つめるということや、感情(音楽)で見つめることと理性(言葉)で物事を見極めるということ、その関係性についての映画である。
そして映画を見るということは、究極的に言えば、それは投影される光を見るということだ。
劇中の後半フェルディナンが映画館で映画をみているシーンがある。(ゴダールの映画では主人公が映画を見るシーンが頻出する)スクリーンに映し出されているカメラを覗いている女性がこう語る。
「虚像を捨てて本来の姿を取り戻すのはいつのことかしら。それが本当にあるとしてだけど。」
映画の本来の姿、それは光である。
「みつかった!何が?永遠が!海に融けこむ太陽が!」
ラストでパンしていくカメラに太陽の光がスクリーンに充満し映画は本来のあるべき姿に戻っていく。すべては光の戯れにすぎない。
「僕らは夢でできている」とフェルディナンは言う。
ストーリー的は破綻な後期ゴダールに比較すれば殆ど無い。
しかし、圧倒的なパワーのある映画。傑作でしょう。
ベルモンドが浴槽でベラスケス論を読み耽る導入部から、
青い空にランボーの詩が重なるラストまで、一気に見せてくれる。
ゴダールは空気を捕みこめる人だと思いました。
湿気や光の透ける感じ、そこで肌に触れている空気の感じ。
平面の内に空間を生み出せるんです。
理解するのは到底出来ない、それがこの人のカッコ良さ、
スケールの大きさをかもしだす。(つまり、センス。才能!)
スタイリッシュというか…スマートというか…それでいてクール…
絶対私には言い表せませんね!
そしてこの作品、色感。
衣装の赤が、海の青が、太陽の黄色が、影の黒が、
その原色の世界が強烈に焼き付く。
一言言うとしたら『何か考えてみちゃだめ!!』
ただこの作品から、パワーとインプレッション(印象)と
人の持つどこか虚無的な要素を少しだけ、
感じたらそれでいいと思いました。
とにかく、ゴダールかっこいいんです!!!!!!
ふざけんな!!!!!!!!!!!!!!
そして主人公ベルモンド越しに注がれるゴダールの元妻アンナカリーナへの愛。その後の政治色の濃い映画への傾倒を見ると、最後のベルモンドの爆死シーンは、アンナカリーナへの愛に生きたゴダールの人生の一節のピリオド、というようにも見れるなーとか思いました。
ベルモンドがラストで「こんな死に方いやだ」っていうの、すごい共感できる。
散り際の美しさを求めたり、死ぬ間際の往生際の悪さ。
パーティーで流行りモノの話をしている人達の前を、タバコの煙をふかして通り過ぎるベルモンドが皮肉いっぱいでよかった。
南フランスの暖かい映像と、そこで交わされるわけのわからない言葉の数々。脈絡があるようなないような言葉・・・それが何故かカタルシスのような気持ちよさを生み出す。グイグイ引きこまれる。
しかし、後半は映画を終わらせなければならないためか、途端に物語性を感じてしまう。それまでの気持ちよさが全て消えた。面白くなくなった。それを吹き飛ばしたのがラストシーンなのだが、今思うと顔中にダイナマイトを巻きつけたJ・P・ベルモントは恐怖であり、一瞬正気に戻った直後の自爆は虚無であり、その後に映し出される海は美だ。3つが絡み合いながら迎える終幕は、とても清々しい。
「勝手にしやがれ」は素敵な映画だ、と思ったのですが、この映画はまったく興味が持てないんです。なんか外国語の映画を字幕なしで見ている感じ。ゴダールさんとは縁がまったくないようです。
僕って馬鹿?
妙に印象に残ったのは、やたらと出てくる「ねえ、ピエロ。」「違う、フィルディナントだ!」というセリフ。
「芸術は爆発だ」
映像がピカソの絵に限りなく近づいた作品である。
本当はよく分からい。俺には。。。
ダイナマイトに火を着けたあとで一瞬だけ正気に戻る滑稽さと悲しさ。
「そんな馬鹿な、こんな死が・・・」
格好いい。
でも決してストーリーを破壊はしてないと思います。
「こういうのもストーリーだろ?」って
つくった人は言ってるのですね。
となると、このシーンをやりたかったがために繰り返しパン終わりをやったのかとも思えるのです。そこはゴダール、はかり知れません。http://cinema-today.hoops.ne.jp/
特に深いものは感じなかったけど、映画の一つの到達点だと思う.
意外とコメント少ないのね.
全ての人間に
向かって
発信されている
力
それは
創作すること
に対し
常に
勇気を
与えてくれる
力