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キッスで殺せ!(1955)

KISS ME DEADLY

メディア映画
上映時間105分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(UA=松竹)
初公開年月1955/10/29
リバイバル→ヘラルド-98.10
ジャンルアクション/サスペンス
キッスで殺せ [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 14,800
USED価格:¥ 4,185
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【解説】
 公開当初の非難に耐え、カルトの古典となったアルドリッチによるM・スピレーンのマイク・ハマーものの映画化。安っぽい原作自体のプロットを嘲笑うかのような逞しい演出に息を呑むこと必至だ。車に同乗させてやった女が殺された事件を追ううち、ある鞄をめぐる争奪戦が浮上し、その中身は放射性物質だったというお話で、R・ミーカー扮するハマーは立ち塞がる敵を、それこそバッタバッタと理不尽なまでに薙ぎ倒し、あるいは罵倒する。もちろん、そこには監督の、マッチョな原作世界に対する皮肉が閉じ込められており、同時に50年代に蔓延していた核への偏執を衝く姿勢も窺える。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
531 6.20
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2010-11-12 22:04:41
【ネタバレ注意】

 ロバート・アルドリッチ監督のハード・ボイルド。

 「大平原(1939)」以来ロール・アップのタイトルは結構あると思うが、この作品のようにロール・ダウンというのは記憶にない。
 何を意味するのかは分からないが、印象に残る。 原題の"KISS ME DEADLY"も Deadly の部分が上に来るので”?”となってしまった。

 ハード・ボイルドにもかかわらず女(秘書の)に入れあげているというのは、どうかと思う。
 しかもその女ヴェルダ・ウィックマン役のマキシン・クーパーは、不美人という始末。
 リリー・カーヴァー役のギャビー・ロジャースも今ひとつずれているし、アルドリッチがなぜ起用したか疑問に思う。

 一方、ニッキー(ニック・デニス)のキャラクタは、コメディ・リリーフとして作品に上手く変化をつける役目を果たしている。 しかも愛すべきキャラクタだ。
 ジャック・イーラム(チャーリー役)も若く、痩せてチンピラ然としている。
 主演のマイク・ハマー役のラルフ・ミーカーは、準主役級の俳優で、このあたりも違和感を感じる。

 ひょっとすると内容ゆえに、メジャーな俳優を使えなかったのかもしれない。
 ”マンハッタン計画”、”ロスアラモス”、”トリニティ”という言葉だけで”核(兵器)”という直接的な表現を避けたのも同様の理由だ。
 当時、独立系での製作は難しく、たとえ作ったのとしても配給がままならなかったそうで、不要な苦労を強いられた結果かもしれない。

 ラストで分かるが、リリー・カーヴァーがキー・ウーマンで別名ガブリエル(神のことばを伝える天使)だ。
 そしてこのラストは、ホラーのような映像でハード・ボイルドらしからぬ物となっている。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2010-10-31 10:06:14
今月の24日に45分まで観たが、筋がサッパリ解らなかったのでそれ以上観る事が出来なかった。ハードボイルドは苦手。
投稿者:bond投稿日:2009-10-23 10:04:36
ハマーシリーズはほぼ全て読んだが、マイクのワイルドなイメージと違う。話の流れも解り難い、そして致命的なの事にヴェルダ役がブス。ただ、この時既に、核を題材にしてたのには驚き。
投稿者:uptail投稿日:2009-08-29 20:42:04
ラルフ・ミーカー
投稿者:篭瀬山投稿日:2006-04-28 21:40:26
役者陣の造形するキャラ達は、そこら辺にいる奴らとしては明らかに変なのだけれど、ちゃんと真面目に演じきっている。物語も、物凄〜く強引なのだけれど、粗筋上の破綻はない。映画が作り物であることを隠そうともしないが、おふざけに堕すところがないのだ。その結果、ラストでの、核分裂過程に関する貧困すぎるほど貧困なイメージにも、敬意をもって受け止めてあげたくなるような、敬虔な雰囲気が宿って見える。このギャップ、私にはこれ、愉快な体験だった。6
投稿者:Clash1977投稿日:2005-11-29 18:33:44
道路に突然現れて車を停める美女、デヴィッド・リンチがかなり深くこの作品に影響されていたんだということが良く判りました。噂が一人歩きしていたカルトムービーをDVD発売によってやっと見ることが出来ましたが、予想以上に荒っぽくすさんだムードで物語が進行しますが、自動車修理のおやじのキャラクターなど素晴らしくこのキャストでシリーズ化してほしかったほどです。ラストは強烈でした。
投稿者:ジョー樋口2世投稿日:2004-09-21 15:38:17
ペーパーバックのマイクハマーのファンとしては、ほんと不愉快な映画化だが
こまったことに良く出来ている。アルドリッチは本当にいい監督だよな。
ちゃんとしたマイクハマーも監督して欲しかった。
投稿者:堕落者投稿日:2004-03-13 17:43:34
主人公の私立探偵の執拗なまでの過剰な暴力や目的の為には手段を選ばない姿に赤狩りに揺れたアメリカの病的な空気が投影されていて見事である。最後の核爆発が出色。何時の時代でもバカは自ら「パンドラの箱」を開けたがるんだよな。開けたら最後,全ては後の祭りさ。誰かさん,どーしましょー!(笑)
投稿者:ヴィヴァ!イタリア投稿日:2003-08-05 21:38:58
バンバブ―ンが口癖の修理工の人がいい味出してる。
投稿者:Yuki投稿日:2002-11-05 10:55:54
英国詩人ロゼッティの『Remember Me』、ナットキング・コールの主題歌、ラルフ・ミーカーのハードボイルド、オチは原子爆弾・・。もう最高です。
双葉 銃十三郎がこの映画をけなしていたがバカじゃねーのか???表面しかかみてない最低の論評だった。キューブリックの『博士の異常~』は遅すぎる。原爆廃絶を訴えたラッセル・アイシュタイン宣言と同じ年(1955)に原爆に対する痛烈な皮肉を映画でアピールするなんて。アルドリッチの最高傑作です。
投稿者:GRIFFIN投稿日:2002-09-15 09:23:26
カラーで観てみたい!どうせ、夜の街が多いってのは分かってるのだが、ネオンや水溜りとかの雰囲気も楽しめると思うし。
ズシッっとくる作品で楽しめる。あちこちで、行く先々で人が死に、いつのまにか事故が事件にかわり、関係者も大物になっていく。果たして皆の探しているモノは何処にあるのか?それは何なのか?・・・という話。
緊張感も緊迫感も文句無く、前面に押し出た惜しみない暴力もいい。
再評価されるのも納得の一本。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-01-11 00:45:16
 オリジナル版はスクリーンで、ディレクターズカット版はブラウン管で見ていますが、ハッキリ言って、オリジナル版の衝撃度はディレクターズ・カット版の100
倍ほどありましたね。
 この映画のオリジナル版のラストカットは私が見た最も恐るべきラストカット
です。そのショッキングさはジョン・フォードの『荒野の女たち』や成瀬巳喜男
の『乱れる』に匹敵します。ストーリ的な帰結のことを言っているのではありま
せん。演出の「突き放し」の鮮やかさのことを言っているのです。

投稿者:たましい投稿日:2000-10-22 20:58:27
ミッキー・スピレーン著「マイクハマー」シリーズの映画化ではあるがアルドリッチ曰く、タイトルだけいただいて中身は全部捨てさった」映画。結果、原作の持つマッチョな気分は捨て去られ、謎と誘惑に満ちた凶暴な省略を駆使した、秘宝石のようなフィルム・ノワールが誕生した。

 アルドリッチはこの映画について「これはアメリカのマッカーシズムについての映画で始めから終りまでマッカーシズムの吹き荒れる時代の出来事のみを扱っています。アメリカ中が、どちらを向いても皆、おどおどしていて、どんなにひどいことが起こっても誰もが顔を背け、抗議する勇気のあるものは一人も居なかった時代です。
我々は、この映画の中でそういう堕落したアメリカ社会に対して意味深長な
政治批判をしたのです。」(キネマ旬報1976・5月下旬号より)
 と述べているが、当時アメリカで、そのような制作側の意図に感づいた人は無く、B級映画として黙殺されていた。

しかしヌーヴェル・ヴァーグの人々、ゴダール、トリュフォー、シャブロルなどに評価され、50年代フィルム・ノワールのカルトとして
映画史に刻印されることとなる。
            
 また現在の映画作家にも影響を与えていて、A・コックス「レポマン 」,D・リンチ「ロストハイウェイ」などの映画は、 明らかに,この
作品に対するオマージュであるし、「パルプ・フィクション」の開けると金色に光るアタッシュ・ケースは、この映画に出てくる、核物質を収めたケースを意識しているという人もいる。
アルドリッチのフィルモグラフィーを展望し渡欧前のアルドリッチを知る上で必見の一本。

こんな文を運営しているアルドリッチのHPに書いています。よろしければ一度観てやってください。http://www5a.biglobe.ne.jp/~tatuki/index.html
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
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