キャッチ22(1970)CATCH-22
【クレジット】 【解説】 第二次大戦中、地中海の基地に展開した米軍の部隊。だが、その中には戦争の影響で精神に異常をきたした者が多く、戦う以前に基地内は大混乱に陥ってしまう。クセのある人間ドラマを得意とするM・ニコルズ監督のブラック・コメディで、狂気に満ちた基地の人間模様を強烈な笑いに包んで活写した。A・アーキンを筆頭に、O・ウェルズ、M・バルサム、H・D・スタントン、M・シーンと芸達者が多く起用されており、独特の雰囲気を作り出すことに成功している。基地がちょっとした手違いから猛爆を受けてしまうクライマックスが秀逸。 ![]() 【ユーザー評価】
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日本の真面目な戦後派作家と比べ、創作者としては一歩余裕があったといえなくもありません。
しかし初期のヴォネガットはともかく、ヘラーのこの原作はあまりに退屈。
読み手のアタマが文明開化以前なのかもしれませんが、一文毎にジョークが挟まるようなフザケたスタイルに悩まされ、読了まで苦痛の毎日だった記憶があります。
映画ではだいぶ緩和されていますが、全てを処理し切れたとはいえない。
考えられる限りに誇張された人物やエピソードの数々は、人物造詣を浅くし、人物間のつながりも希薄にし、その世界での出来事を絵空事に帰してしまう危険を多分に含んでしまいます。これは映画でも変わらない。
アラン・アーキンの役所も難物で、被害者であり、問題児であり、行動者でなければならない。素直に共感出来るキャラクターとなっていないように感じるのは、彼の責任ではないと思いますがどうでしょう。
ともあれヘラーは、余りにバカバカしい現実への対処法として、このスタイルを選んだ。そしてベストセラーとなった。
そういえば、「ブギーナイツ」でも「不条理」と訳された部分の台詞は‘Catch-22’となっていましたっけ。。
これは国民性やDNAといった、どうにも仕様のない所に起因する違いなのかもしれませんね。
それでも、悪びれたところのない「M★A★S★H マッシュ」なんかに比べれば、若々しくてずっと好ましい作品だとは思いました。
質問:ハリー・ディーン・スタントンなんて出てましたか?
オーア(ボブ・バラバン)が度々墜落する話は面白いですが、「ハリバートン」どころではない、敵の爆撃を誘導するという背信行為まで出てくるのは、いくらブラック・ジョークとはいっても、話の作りすぎだと思いました。
1970年に作られたこの作品が、当時の観客にどんなふうに見られたのかよく知らないのだけれど、この悪夢が繰り返される(「未来世紀ブラジル」そっくりだ)ざらざらした画面は、疲れてささくれた心に気持ちよく突き刺さる。きっとみんな、とても楽しんで見たのではないだろうか。
なんだか、最近の世間は、この映画の雰囲気にとっても似ているような気がする。
今見ても、本物なんじゃない?と見紛う程高度な合成技術と特殊メイクの胴体チョンパ!!
かなり金掛けてます。
原作は上下巻の長編作にもかかわらず見事2時間にまとめあげる力量に脱帽しました。
不条理な笑いとシリアスな展開が好きな方にお勧めで、反軍隊組織映画としてよくMASHと並び称されますが内容、キャストの豪華さから見ても俄然こちらの方がお勧め。
マイク・ニコルズの映画は基本的には嫌いだがこの作品だけは別格です。
当時はこの映画にアカデミー賞をやろうという人はいなかったのかな?