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ギャンブラー(1971)

McCABE & MRS. MILLER

メディア映画
上映時間122分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(WB)
初公開年月1972/04/08
ジャンルアクション
俺の勝ち目は15に1つ!ガンと度胸でぶちのめす!男一代の大ギャンブル!
〈俺たちに明日はない〉のウォーレン・ビーティと〈マッシュ〉の監督ロバート・アルトマンが がっぷり四つに組んだ新機軸のブラックアクション!
ギャンブラー [DVD]
参考価格:¥ 710
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【解説】
 カメラはV・ジグモンド。あのモヤったような独特の画調に、L・コーエンのもの悲しい歌声が被さって展開する、開拓期のアメリカへのR・アルトマン流挽歌だ。いいとか悪いとかを抜きにして、この作品を好きになってしまう人はきっと多いはず。「ボウイ&キーチ」なども同様だが、何ともいえない詩情がある。美しくも気高くもないが、何かアメリカそのものに包まれる感触と言ったらよいか。一人の賭博師が雪深い北西部の鉱山町に流れて、坑夫相手の女郎屋の建設を始める。そこへ女たちを引き連れたミラー夫人(クリスティー)が共同経営の話を持ちかける。海千山千の夫人に彼マケイブ(ビーティ)は気圧されて、その提案をのむ。店には風呂もついてシックな雰囲気が好評を得る。と、この地に新たな鉱脈があるとの表立った理由で、町の発展を見込んだ不動産業者が店の買収の交渉に来た。マケイブとしては博奕打ちの魂が疼き、最初の向こうの言い値で充分なのを、更に欲を出してハッタリをかますと、先方は即、殺し屋を差し向けた。寝首をかかれてはたまらないと、そのさして強そうにも見えない殺し屋たちに、自分から再交渉を持ちかけても、最早買い叩かれる側で、やむなく決闘に臨むマケイブは教会に逃げ込んで初めから戦意喪失。ところが牧師に追い出され、逆に牧師が殺し屋に撃たれ、持っていたランプから出火し教会は炎上する。続く、町総出の消火活動の騒ぎと交錯して描かれる、深々と降る雪の中のおよそ活劇らしくない撃ち合いがアルトマン演出の真骨頂で、異様な迫力がある。敵は皆倒すが自分も深手を負ったマケイブは雪の中埋もれるようにして死んでいく。その中に一片のヒロイズムもない厳しさ。彼は愛する夫人を最後まで金で買い続けた小心者だった。女たちと遊びまくり、呆気なく殺される気の好いカウボーイ役でK・キャラダインがわずかな出番ながら鮮烈な印象を残す。
<allcinema>
評価
【関連作品】
ボウイ&キーチ(1974)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
427 6.75
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【ユーザーコメント】
投稿者:bond投稿日:2017-06-01 22:49:05
どこがそんなにいいのか解らない。退屈だった。
投稿者:uptail投稿日:2013-11-13 10:10:48
ジュリー・クリスティ
投稿者:gapper投稿日:2012-02-03 22:59:59
【ネタバレ注意】

 ウォーレン・ベイティのリアル志向の西部劇。

 ウォーレン・ベイティは、「大いなる西部 (1958)」のジェームズ(グレゴリー・ペック)がバカにされたような帽子をかぶって登場する。
 また、銃を持っていることをバカにされる。
 「大いなる西部 (1958)」の時代から四半世紀も経っていない1900年頃と推測される年代だと思われるが、この微妙な時代設定がこの作品を決定付けている。

 1970年代の西部劇と言うとこういった滅び行くガンマンと言った感じの作品は、少なくない。
 しかし、主人公はヒーローであったりなりたいと思うような好人物が殆どだ。
 だが、この作品の主人公であるマッケーブ(ウォーレン・ベイティ)は、余りかっこよくも無いし頭も良くない。
 人望があるわけでもなく、親友が居るわけでもない。

 このため終盤の決闘辺りまで、少々退屈だった。
 通常なら魅力的な脇役のエピソードで繋いでいくと思うのだが、コービー(キース・キャラダイン)の話くらいで余り無い。
 最初の方の女をそろえる時に良い馬が買える値段だと女を蔑視する台詞がある。
 子供と女を大切にすると言うのが「三人の名付親(1948)」でも分かる様に西部劇の伝統であったが、これも時代の変化を表す演出だろうか。
 マッケーブの外国製の銃は、トップブレイク・タイプ(ショットガンのように折れるもので1時間25分頃分かる)で時代考証には時間をかけているようだ。

 ラストの決闘シーンはかなり良い出来で面白いが、気になる部分がある。
 画面が外から映したものなのに音はそばで聞こえるような物と言う物もあるが、決定的なのが雪だ。
 雪の降る中での決闘なのだが、その雪が合成なのだ。
 ある種独特な雰囲気もあり演出なのかとも思ったが、一部合成でないシーンもあり演出ではないのが分かる。
 オールロケで撮影期間の制限で仕方がなかったのかもしれないが、実際に降っている時を避けて一貫性を持たせて欲しかった。
http://gapper.web.fc2.com/

投稿者:Ikeda投稿日:2011-04-11 13:00:03
評価は比較的高い作品のようですが、私には、あまり面白くない映画でした。前半が冗長で、後半になると面白くなってきますが、ウォーレン・ベイティとジュリー・クリスティのロマンスが曖昧で、最後の決闘などは、男の意地を表現しているとは言え、あまり迫力を感じませんでした。
しかし何よりも全体的に照明を落として、ロー・キー調になっているため、場面によっては、台詞に頼った撮影または演出しているのが、私には気に入りませんでした。やはり映画ですからクローズ・アップだけでしか、演技を見る事ができないのは、どうかと思います。
投稿者:s-iko投稿日:2007-01-05 00:12:45
アメリカンカルチャーにおける真なる批評精神はアルトマン亡き後、どこへ向かうのか?この映画を観ているとそんなことが本当にえもいわれぬ焦燥感と共に巻き起こる。
この作品はそれくらいの感慨を起こさせるほどの、優れた金字塔的作品だと思う。男の生き様死に様、こんなにも遠慮なく虚無的に描き出すなんて!生死についての、深い、とてつもなく深い批評眼!
レナード・コーエンのうたが果たした役割は単なる劇中歌という枠を軽く超えてしまっている。レナードの音楽が好きな人も必見であると思います。

通常西部劇の中枢たるべき「男の意地」的なものが、さめざめとした感傷と共にグズグズにされていく感じ。これによって生じる虚無感に涙が出てきます。
それと、ヴィルモス・ジグモンドの撮る映像は、僕が偉そうにいえることじゃないけど、映像を志す人は絶対に見ておいたほうがいいものだと思う。
コヴァックスと共に、こんなにも映像の質感を愛でることの喜びを観る者に感じさせてくれるカメラマンって…。
砂埃、雪の質感、機微あふれる女性的なるものへの視点、あっけない死のリアリティ、等々…。
ため息が出る美しさで綴られていく様は、鑑賞後の不思議な冷たい興奮を興させるものです。
ともすれば強烈な眠気に襲われかねないですが、じっくりと鑑賞していただきたい名作です。
これが690円で手に入るなんて、凄いわ。
投稿者:電気クラゲ投稿日:2005-02-21 08:18:44
カントリー・ミュージックをバックに壮大な映像が繰り広げられるウエスタン。
しかし何とも大人っぽい映画だな。淡々とした話なのに鬼気迫る凄みがあった。
「さすらいのカウボーイ」同様、ジグモンドの撮影が至極、素晴らしい作品である。
また、イーストウッドなどの西部劇とは対極に位置する映画だと思う。
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