allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

吸血鬼(1931)

VAMPYR
THE STRANGE ADVENTURE OF DAVID GRAY

ヴァンパイア(ビデオ)

メディア映画
上映時間82分
製作国ドイツ/フランス
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1932/11/
ジャンルホラー/アート
カール・Th・ドライヤーコレクション 吸血鬼 ボローニャ復元版 [DVD]
参考価格:¥ 5,184
USED価格:¥ 7,630
amazon.co.jpへ

【解説】
 邪悪について研究するうち、青年アランは次第に現実と非現実を区別できなくなる。彼が旅の途中、投宿した旅篭に一人の男が現れ、“あの娘を助けなくては”と謎の言葉と“死後開封すること”と記した封筒を彼に残して消えた。アランは宿で奇妙な体験ばかりする。彼を誘うような“影”を追ううち、霧の中を迷い、アランは一軒の館に辿り着く。そこは先の老紳士の屋敷で、娘二人と使用人夫婦とで暮らしていた。当主は影に殺され、姉の方は吸血鬼の呪いをうけて床にあった。封筒を使用人が開けると吸血鬼に関する本で、彼は食い入るように読み始め、それが字幕で示され、一家を襲った悲劇のあらましが分かる。姉を往診する医師の様子は明らかに怪しく、皆の血を採血して彼女に与える。“精血を完全に吸い取ると、吸血鬼はあらゆる手段で犠牲者を自殺に追いやる”と本の一節が映り、姉は毒をあおろうとし、アランがそれを阻止する。翌朝、濃霧の中を散歩する彼がベンチで休むと、魂が離脱し、ある家の中に棺に横たわる自分をみる。ガラス越しに覗く隣室にはベッドに縛りつけられた妹の姿が。幻の彼はそれを助けようとするが叶わない。“塵から生まれ塵に帰る”と裏に大書きされた棺の蓋が閉まると、ショットは棺桶から見た目に切り替わり、教会に運ばれるまでの風景を写す。棺を担ぐ列がベンチに眠る彼をすぎるとそこで消え、彼の魂は舞い戻る。一方、使用人の前には警官が現われ、彼と共に墓地へ行き、過去に吸血鬼に囚われ昇天していないという老婆の亡骸の心臓に杭をうつ。アランは医師を追い、幻視した家に追いつめ、その義足の助手は階段を転げ落ちて死ぬ。医師は粉挽き小屋に逃げ込むが、水車や歯車が狂ったように回り、白い粉に埋もれて絶命する。アヴァンギャルド映画の影響下にありながら、それを軽々と凌駕する神秘の表現に圧倒される、北欧の名匠ドライエルの幻想譚。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
428 7.00
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:クリモフ投稿日:2014-03-16 01:59:27
まったく意味不明を予想していたので、意外に筋は追えることに驚き。確かにすべて何がどうなのかわからんところもありますが、どうなるんだろう、という引きがあるのは流石だともいました。
ただもう神格化されている作品ですが、得意な方ではありません。幽体離脱後の展開は混乱してしまって、ボンクラな自分にはついていけませんでした(面白くないということではない)。
棺桶から見たショット、粉ひきの歯車のショットはカッコ良かったです。
投稿者:bond投稿日:2013-11-27 10:02:05
幻想的で、若干不明は点はあるが、ちゃんとサスペンスしてる。クラシカルホラーとしていい出来だと思う。
投稿者:グレコ投稿日:2013-10-14 21:22:35
カメラの動きがすごい!
でも『奇跡』のときも思ったけど夜が夜に見えないのがイライラ。
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2012-05-03 23:32:50
皆さんおっしゃる通り、今観ると歴史的な資料としてしか評価できない。
影を巧みに使った撮影などは美しいが
物語は時折意味不明だし単純に面白さを感じない。
これだったらまだ「吸血鬼ノスフェラトゥ」のが良かったかな。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2012-04-02 22:14:47
予想はしてたが、今の時代に観ると資料的な価値しか見出せない。一気観は出来たが人物関係が掴みにくいし、主役と悪役?の医師の行動描写に一貫性が無いので話も解りにくかった。一部の映画通のように古典的作品を何でも神格化するほど映画に詳しくは無いので、半星。
投稿者:なちら投稿日:2011-08-17 22:36:41
アラン青年は現実と非現実の区別がつかなくなっているという前置きが、
このあと起こる出来事を一体どちらの物なのか分からなくしているよね。

いきなりホテルにガウン姿で侵入してメッセージを残した男性も、
実体のある物だったのか何となく疑わしく思えるし、
勝手に扉を開けて色々な所に侵入するアラン青年も非現実世界にいるように見える。

ババァ吸血鬼を最後は退治できたっぽいけど、なんか見ているこちらも不思議体験をした感じ。
投稿者:has42120投稿日:2010-08-03 23:52:41
レナ・マンデル
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 18:55:33
カール・テオドール・ドライエル
投稿者:gapper投稿日:2009-01-02 02:43:22
 影を多用し、高い視覚的効果を得ている。サイレントのような説明カットが現れるが、役者の白メイクや説明的なアップのカットなどはなく、新しいのか古いのか分からない作品。 映像的には良いが、説明不足の部分が多く意味不明のところがある。特に後半で、突然魂と肉体が分離したり、主人公らしき人間が棺おけに入れられたりと話が理解できない。最低限、物語として解るようにして欲しかった。 ドイツ/フランスの映画だが主人公のアランはアメリカ人のような風貌で、作品の個性を高めている。 興行的に失敗だったとのことだが、やはり、物語の筋が分かりづらいのでは仕方がないだろう。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2008-07-16 10:58:23
【ネタバレ注意】

バカにはオススメしない。ヴァンパイアがどこにいるのか、決して判然としない薄ぼんやりした映像の持続が、通して観ることを困難にし、ほぼ15分ごとに肉体的限界が訪れるので、私自身都合5回に分けて鑑賞することになる始末、それも立て続けに2度鑑賞したが、いずれもそうなった。
というわけで、「コレ面白いぜ」とは絶対に言えない。だが、「つまらん」とも言えず、「退屈」というのでもなく、ずるずると眠りに引きこむ作品。睡眠障害にお悩みの方にオススメ。

たとえば、律儀にドアを開けては人が入ってくるというシーンが何十回とある。数えてみるのも一興だろう。きっと眠れる。

なんといっても、「夜間」の出来事を描いた作品らしいのだが、視聴者の誰もが「影の多用」を指摘したくなるほどの遍在的な「日差し」の気配を、観ているあいだじゅう否認しなければならないので、精神的ストレスが相当かかる。つまり、登場人物が、常にロウソクあるいはランプを手に持って動き回り、室内の燭台にはロウソクがこうこうと燃やされているのだから、全篇「夜」なのだ。この記号を無視するようでは、何も理解していないことになる。

とりわけ印象的なのが、棺の中から町並みを眺めるシーン。そこで映される木漏れ日(?)や空も、まさか夜とは思えない。だが、夜なのだ(少なくとも夜明け頃だ)。

墓をあばくシーンでは、再三、「雲のかかった月」が挟まれるが、多分、太陽だと思う。それを月として転用している。

まあ、そんな具合だから、物語の時間経過が把握出来ず、だんだん苦しくなる。
すべてが「一夜」の出来事であるはずなのに、あたかも、何度も昼夜が交代して、数日が経過したかような感覚にとらわれる。それが、とにかく苦しいのだ。バカには、理解できないと思う。
表現・演出的に「無理っぽくて、苦しいな」と文句をつけたくなると同時に、観る側の生理的な「苦しさ」も強いてくる苦しい苦しい映画。知的だ。

投稿者:Ikeda投稿日:2007-03-26 13:15:33
皆さんが言われるように、この映画でまず感じたのは影の使い方です。これ以前にも影をうまく使った映画はあっても、これだけ強調したのは初めてだと思います。。特にラスト近くで肉体と魂が分かれてしまうあたりの撮影は、良く解らない所が逆に素晴らしいです。
主役のジュリアン・ウェストは本名のニコラ・ド・ガンズビュールの方が有名なようですが、少なくとも、うまい役者には見えません。西洋人としてはエキゾティックな風貌が良いのかもしれませんが、私は棺桶に入った時が一番適役だと思った位です。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-06-08 12:40:47
 サイレントでも良かったんじゃないかと思える。この映画に台詞は必要ない。影がこれほど不気味に、おぞましく用いられた映画を私は他に知らない。
投稿者:アリエアー投稿日:2004-12-23 03:33:50
さすがに古かった。夢うつつだったです。
とりつかれた女がにやりと笑う瞬間ゾッとしたけど。
ああいう表情をもっと見たい。
投稿者:Ki-Adi-Mundi投稿日:2003-03-07 17:57:37
棺で運ばれるシーンはすごいっすね。
すげえや。
でもちょっと全体的にわかりにくいかも。
説明不足かもね。
「ジャンヌ」とくらべちゃうと・・。

投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-10-27 07:10:47
 この映画はまず冒頭からなんとも禍々しい雰囲気で観客を圧倒する。影を使っ
た見事な演出や有名な棺桶の主観ショットなど、個々のシーンの映像としては実
に面白くラストまで見ることができるのだが、少々つなぎが悪くて混乱を覚える。
この監督の中では明らかに完成度が低い。
投稿者:投稿日:2001-08-18 04:03:50
誰が吸血鬼なんだか、もうどうでもよくなるほど登場人物みんなが気持ち悪いです。
もちろん監督も含めて。
【レンタル】
 【DVD】ヴァンパイアレンタル有り
 【VIDEO】ヴァンパイアレンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION