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去年の夏 突然に(1959)

SUDDENLY, LAST SUMMER

メディア映画
上映時間114分
製作国アメリカ/イギリス
公開情報劇場公開(COL)
初公開年月1960/03/15
ジャンルドラマ

【解説】
 1937年、南部ニューオリンズの州立精神病院の脳外科医に招かれた医師クックロビッツ(クリフト)は、ロボトミー手術を姪に施すことを条件に、莫大な基金の提供をビネブル夫人(ヘプバーン)より申し出られた。食虫植物を可愛がる不思議な夫人は、去年の夏亡くした息子の思い出ばかり彼に語って聞かせる。一冊の詩集も残さなかった“詩人”息子セバスチャンはスペインの海水浴場で姪キャサリンと一緒にいる時に急死し、以来、彼女の様子がおかしく暴力的なので手術をして欲しい、と言うのだ。実際、キャサリン(リズ)に会ってみた彼は、確かに精神の異常を認めながらも、手術の必要はないと断じ、彼女の記憶を呼び戻し、セバスチャンの死の真相に迫るのが治療の最良の方法と診察を続けるが……。原作者T・ウィリアムズが虚構の中で孤独に憑かれ始めた頃に書いた“最後の傑作”戯曲の映画化で自ら脚本も手がけた。己のセクシャルな問題を、それまで以上に突き詰めて異様な世界を展開している。マンキウィッツの演出は終幕近くに映像的に見るものがある。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
539 7.80
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【ユーザーコメント】
投稿者:uptail投稿日:2011-09-30 09:30:31
エリザベス・テイラー
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2011-08-27 06:15:27
 全体に演劇臭い嫌らしい映画なのだが、しかしモンゴメリー・クリフトがキャサリン・ヘプバーンの豪邸へ最初に訪問するシーンの会話劇から、カッティングは冴えわたる。オフで女の声だけ聞こえると思うと、ヘプバーンが部屋の中央の一人乗りエレベーターでまるで降臨するように登場する、というのは可笑しい。ヘプバーンとエリザベス・テイラーの二人の科白の中で、度々「Suddenly, Last Summer」という言葉が出るのもドキリとする効果がある。リズ・テイラーは登場とそこから続くクリフトとの面談シーンでも圧倒的な魅力を発散させるが、しかしラストの回想シーンの彼女が最高だろう。回想シーンは画面の右手にテイラーのアップを映し、左側で回想シーンを見せる二重露光で処理される。回想に入った時点で例によって「科白だけの方がいいんちゃうか」と思い少しがっかりしたが、いやはやテイラーの白いワンピースの水着姿はあるし、空き缶などで作った打楽器を持って集まってくる異様な少年たちや老婆と骸骨のイメージ、あるいは露光オーバーぎみの白い世界等スペクタキュラーな狂気が見事に造型されている。矢張りジョセフ・L・マンキウィッツは脚本家ではなく映画監督だ。

#テイラーの母親はマーセデス・マッケンブリッジ。ステレオタイプな、聡明さを欠いた母親を演じており、いつもの怖さはない。これはちょっとがっかり。
投稿者:gapper投稿日:2010-02-02 21:04:14
 舞台の演技が抜けきらないとしか思えない大げさなキャサリン・ヘップバーンの演技は大抵は気に入らない。
 だがこの作品に対しては異なる。
 キャサリン演じる大富豪のヴァイオレット・ビネブルは、普通の人物でなくそういった人物だからだ。
 まさに適役と思える。

 エリザベステイラーも美人女優とは思えない体当たりの演技で、醜いとさえ感じるアップなどは必見といえる。
 体型も崩れてきていて以降の作品は、それまでの美人の妻や嫁という役柄と異なっている。
 彼女にとってのターニングポイントとなった作品だろう。

 キャサリンとテイラーの長台詞も見所。

 【 以下ネタバレ 】
 ラストのセバスチャンが、子供に襲われるというのは理解できない。
 動機が子供に性的ないたずらをしたからだとしても、100人からの子供だけが楽器を演奏しながら追い詰め食人したかのように切り刻んだというのはあまりにも荒唐無稽である。
 キャサリン(エリザベス・テイラー)が本当に精神を病んでいての幻覚であれば、終わり方がおかしい。
 精神を病んでいたのは本当はバイオレットの方だと最初から思っていて、そんな感じの終わり方だが放ってい置いて良いのだろうか。

 大変良い作品なのだが、上記の点だけは気になる。
 あまりにもセンセーショナルでありながら、過去の話であり教訓という観点からは意味をなさない。
 その意味で、あまり評価をされない作品なのだろう。

 ※19世紀の後半まで、ヒステリーの治療として子宮の摘出を行っていたそうだ。
 ヒステリーの語源は、hyste\'ra(古典ギリシア語で「子宮」の意味)
 この作品で出てくる、ロボトミー手術も似たようなもので根拠も薄く合理性のないもの。
 現在は、ロボトミーの手術を行うことは禁止されている。
投稿者:Ikeda投稿日:2009-05-16 11:51:31
母親にとって娘はいずれ離れて行き、場合によっては敵となるのに反し、息子は何時まで経っても息子であるのは一般的ですが、この場合は息子を溺愛し、息子はその特別な愛情の中に育ち、逆に母親を利用して育ってしまうという特別な状況になっています。そしては息子が死んだ時、一緒にいた女性を恨み、脳葉削除をさせてしまおうというのは、正にテネシー・ウィリアムズらしい深刻なストーリーです。
モンゴメリー・クリフトが冷静な判断をする医師役として好演ですが、殆どが聞き役で、最初から異様な発言を繰り返す母親役キャサリン・ヘップバーンと精神病を押しつけられて苦しむエリザベル・テイラーの二人の台詞が重要な要素になっています。古代を真似た庭園で話されるガラパゴスの亀、息子の死に至るまでの経過など、殺気に溢れています。
エリザベスの精神を落ち着かせるためにクリフトが煙草を吸わせるシーンが何回か出て来ますが、これを見て最近の状況について感じる事がありました。煙草の原産地は北アメリカで、そのせいではないと思いますが、米国主導で世界的にヒステリックなまでの禁煙運動が展開されているのは健康の為には良いのかも知れませんが、精神的な抑圧を人々に加えてる事は、犯罪につながる一因ではないかと言うことです。特に日本人はテンション民族などと言われていたこともあり、その影響が強いのではないかと思います。
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-02-21 15:18:31
テネシー・ウィリアムズの黒い戯曲3部作の1つをマンキーウィッツがスリリングに描いた佳作。州立精神病院を舞台に、より良い院内環境を整えるには、地元の有力者であるキャサリン・ヘプバーン演じるビネブル夫人の寄付金が必要と迫られる優秀な医師のモンゴメリー・クリフトだが、その対価として、エリザベス・テイラー演じるビネブル夫人の姪のキャサリンのロボトミー手術を要求される。ビネブル夫人の息子のセバスチャンの死が、彼女を精神的に破綻させ、早発性痴呆症を発症したというが、果たして手術が必要なのか?ビネブル夫人が強行に迫るロボトミー手術には「何らかの意図」がある。その謎が「去年の夏突然に」起ったできごとに起因しているという内容だが、とにもかくにも、カリバニズム、ホモセクシャル、近親相姦とテーマは際どい。このテーマを鋭い切り口で描いている点は見事であり、ヘプバーンの登場シーンはさながら、天から舞い降りた女王の風格であり、その詩的なセリフ回しは流麗であり、貫禄は見事。テイラーの後半からラストにかけての演技は迫力十分で圧巻。絶世の美女でありながら、当時から「規格外作品」に積極的に取り組んでいたリズの熱演が光っている。
投稿者:naka3投稿日:2006-02-01 20:10:54
セリフの端々に「去年の夏、突然に・・・」(沈黙)が出てきて、ほんとに去年の夏なにがあったんだ!と、目が離せなくなります。
テレビ東京でなぜかよく放送されますよね。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 主演女優賞キャサリン・ヘプバーン 
  エリザベス・テイラー 
 □ 美術監督・装置賞(白黒)Oliver Messel美術
  William Kellner美術
  Scott Slimon装置
■ 女優賞(ドラマ)エリザベス・テイラー 
【ニュース】
訃報、キャサリン・ヘプバーン2003/06/30
【ソフト】
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