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悪徳の栄え(1962)

LE VICE ET LA VERTU

メディア映画
上映時間107分
製作国フランス
公開情報劇場公開(MGM)
初公開年月1963/06/11
リバイバル→アルバトロス-94.12

【解説】
 サドの代表作『悪徳の栄え』『美徳の不幸』を、ナチス支配下時のフランスに置き換えてヴァディムが撮った、バロック的官能美に満ちた傑作。美貌と大胆さでナチ将軍の情婦に成り上がる姉ジュリエットにA・ジラルド。レジスタンスの恋人を奪われ、姉のもとに直訴に来たところを、冷酷な将校シェーンドルフに見そめられ、高官の慰み者に仕立て上げられる無垢な妹ジュスティーヌにC・ドヌーヴ。妹が幽閉されるスイス国境の騎士館は同じ境遇の女たちの“園”と化していて、その辺りの描写にヴァディムのイズムが覗く。姉と将校の屈折した関係の捉え方も巧い。甘美なテーマ曲がドラマを盛り上げ、歴史の大波に翻弄される健気なヒロインを際だたせる。可憐だが堂々としたドヌーヴ。ヴァディムに私生活の上でも愛されているせいか、カメラを見つめる瞳のゆらめき、艶めき、尋常でない。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-09-09 11:27:43
【ネタバレ注意】

少なくとも原作のマルキ・ド・サド公爵は一連の著作によって、人間性の奥底にひそむ悪と善を描こうと努めたと思うのだが、その原作の意図を活かすために物語の舞台をナチズムの終焉間近の欧州大陸に移したと、監督ロジェ・ヴァデムは麗々しくも映画冒頭の字幕に綴る。やたらに挿入される戦争の実写フィルムと、フランスを占領したナチ高官たちのダラダラとした悪徳三昧(?)の物語がモンタ−ジュされて、戦争映画としても人間ドラマとしてもどっち付かずの半端な作品になってしまった。なにより噴飯物なのは、ヒロイン・ドヌ−ブが不能の親衛隊員の大尉(だったっけ)に守られて遂に未犯に終わるという、まったく観客の期待を裏切る結末となったことであった。サド、ヴァデム、ドヌ−ブという組合わせを見れば、観客はどうしたって彼女の美貌がどんな風に踏みにじられ、美徳の仮面がどう剥がされ、どんな変貌を見せるに至るかを期待するではないか。それがこんな中途半端な映画になってしまったのは、ヴァデムのドヌ−ブに対する過保護故だったのだろうか、それともヴァデムの作家性の欠如によるものだったのだろうか。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/

投稿者:seisakuiinkai投稿日:2012-11-02 04:25:19
後半のハーレム、じゃないや、館のシーンになってから。女の子いっぱい。www.seisakuiinkai.com
投稿者:Ikeda投稿日:2009-12-18 12:26:45
あまり面白い映画ではありませんでした。原題から言ってもジュリエット(アニー・ジラルド)を悪徳、妹ジュスティーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)を美徳の代表として描こうとしたのだと思いますが、それほど明確な演出にはなっていません。
最初にバンベルグ将軍(O・E・ハッセ)がシェーンドルフ(ロベール・オッセン)に毒殺され、ジュリエットがシェーンドルフに乗り換えてしまうあたりは、確かに悪徳ですが、その後の流れを見ていると、ナチス親衛隊とドイツ軍人の対立の方が主題に思えます。それにしても連合軍との講和を策したり、スイスに逃げだそうとしたシェーンドルフの最後の行動などがチグハグで、見ていると、こちらが混乱するような展開の作品です。
投稿者:ファルド投稿日:2003-12-07 22:35:12
ゲシュタポとレジスタンスの対立を絡めた話など前半はまあ普通だったけど、後半館が主な舞台になってからは結構面白かったですね。森の中を歩くシーンや外でお茶を運ぶ時のC・ドヌーブが美しい。少しオペラっぽい演出や壮大な感じがする音楽が印象的で、ラストあたりの銃撃戦もそれなりにいいね。
投稿者:うらら投稿日:2001-09-28 01:17:56
サドの「悪徳の栄え」の映画化で一応あるわけだけど、全然もの足りない。
毒も華も無い。
その後につくられた「地獄の堕ちた勇者ども」「愛の嵐」等みると、この映画のあまりのペラペラ感に閉口。
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