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月世界の女(1929)

DIE FRAU IM MOND

メディア映画
上映時間156分
製作国ドイツ
公開情報劇場公開(東和商事)
初公開年月1931/01/
ジャンルSF
フリッツ・ラング コレクション 月世界の女 クリティカル・エディション [DVD]
参考価格:¥ 5,832
価格:¥ 12,000
USED価格:¥ 7,050
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【解説】
 「メトロポリス」と並ぶ、F・ラングの独時代のSF古典で、ロケットが発射する際のカウントダウンはこの作品から生まれたのだと、後にラング自身語っている。仮にそれが彼の思い込みであっても、その場面のサイレント映画ならではの素晴らしいスリルに、ウソをまこととしても構わないほどだ。月に金が埋まってると夢見るあたり、時代を感じさせるが、そんな下世話な動機があってこそ、冒険は始まる。主人公の飛行士は共に乗り込む親友の妻を秘かに恋しており、そこに腹黒いアメリカ人資本家が割り込んでの恋愛ドラマも盛り上がる。最後は、これも後のその種の作品のお手本となる、自己犠牲の美談で締め括られるが、それは観てのお楽しみ。技術顧問に、やがて米独に分かれて実際のロケット開発に貢献することになる科学者(ヴィリ・レイとヘルマン・オベルト)を迎えた本格SFである。
<allcinema>
評価
【関連作品】
メトロポリス(1926)
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2010-03-23 20:54:10
 1929年といえば、まだまだ大砲でドカンと月に行くといった感覚が一般には支配的だったと思う。
 それを考えれば、加速による重圧など随分科学的だ。
 月への着陸が、単なる追突で逆噴射などないが仕方のないところだろう。
 ロケットのV2を思い浮かべるデザインなどは先進的。
 音楽も、ドクトル・マゼブやメトロポリスなどと比べると平凡で印象が薄い。
 また、メトロポリスのような”頭脳と手の媒介者は心でなければならない”といた明確なメッセージもない。

 マンフェルト教授などコミカルに描かれていて、ラングの中では娯楽嗜好が強い作品と位置づけられる。
 どうも、ラングはこういった娯楽には向いていないようで、その為メトロポリスなどと比べ落ちてしまったのだろう。
 まあ、それでこのレベルというのはやはり天才か。
投稿者:Ikeda投稿日:2008-03-25 11:41:42
この当時のラングについて筈見恒夫は「科学癖に取り付かれたラングはリアリズムを脱して、大いに科学様式の演出に凝っていた」と言っていますが、確かに前半は未来を予想をしながら当時としては斬新的な内容だったと思います。特に2段ロケットを使ったりしているのは、かなり進んだ考え方だと思いました。
後半に入ると、金塊に目がくらむ男や、早く地球に帰りたいという男が出てきて、そこにロマンスの話が絡んでくて犯罪的な話になりますが、あまりに簡単に月に到着してしまうので、「カサブランカ」みたいなエンディングもあまり感銘がありませんでした。
出発時からロケットの床に何か着いている映像があるので何かと思っていたら、固定したスリッパだったのには笑いました。それに天井の吊革が下がっているのも面白いですが、これらのシーンを見てピエール・ブールの「愛と重力」という小説を思いだしました。
この人は「戦場にかける橋」や「猿の惑星」の原作者で、昭和33年に発行された「E=mc2」という短編集に入っていたものです。新婚旅行で宇宙に飛び出すという話で、細かい事は忘れましたが、初夜の様子が面白く描かれていました。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2007-10-14 16:31:43
「月世界旅行」と「2001年宇宙の旅」、同じ月を舞台にしたSFの‘元祖‘と‘到達点‘・・・そして、本作はその中間点に位置づけられる映画だろうか。
まあ、実際はストーリー的には「月世界旅行」寄りの空想科学モノになっているわけだが、ロケット発射シーンなどは40年後のアポロを彷彿とさせるリアルさでなかなかである。
劇中、少年が読んでる‘ニックカーター‘シリーズは実在のアメリカの連載小説で、フランスで連続映画になって話題になった。この辺り、ラングの趣味が出ているところだろう。
クライマックスの「アルマゲドン」ばりの‘泣かせ‘シーンは、ちょっと唐突な感じで尻切れトンボな感があるが、まずは当時これだけのSF娯楽大作を作ったラングの先進性に敬服!
演技陣。「スピオーネ」から引き続き出たフリッチュ・マウルスはまずまず、ラスプも健闘だが特にポールのひょうきん振りが印象的。
投稿者:4531731投稿日:2002-02-28 00:57:54
 飛ぶドイツ語とかクラシカルな宇宙船や内部のメカ等がダダ(ドイツ表現主義)してますね。そりゃ、ラングとオスカー・フィッシンガーがコラボレートしてますから。まあ、フィッシンガーの出番は少ないけど、一見してフィッシンガーの担当とと分かるアニメ部分がアートしてて素晴らしい。
 前半は確かにハードなSFって感じでしたが、子供が宇宙船に密航してたあたりから実はファンタジーだったんだ、ってことに気付く。良質のメルヘン。「バロン」のサリーとバロンの月世界旅行とかを連想させる。
 でも、個人的にサイレントを2時間20分も見るのはつらかった(笑)。あと、宇宙船内に天井からつり革がぶら下がってるのが気に入ったけど、首吊りの縄に見えていかんな(笑)。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】月世界の女 クリティカル・エディション2007/05/26\5,400amazon.co.jpへ
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