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恋の手ほどき(1958)

GIGI

メディア映画
上映時間116分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(MGM)
初公開年月1959/06/13
ジャンルミュージカル
恋の手ほどき [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,500
価格:¥ 1,486
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恋の手ほどき

【解説】
 コレット女史の『ジジ』はブロードウェイで舞台劇としてオードリー・ヘプバーンが主役を演じたが、これはそのミュージカル映画化で、「マイ・フェア・レディ」のラーナー=ロウのコンビが作詞・作曲をし、フランス出身の永遠の少女キャロンがヒロインとなった。A・フリード作品らしく贅沢この上ない20世紀初頭のパリ・モードの再現が嬉しいが、ダンスの魅力を全く欠いて、ミュージカルとしては落第作だ。だが、その年のオスカーは作品賞をはじめ独占の体で、これは審査員が何よりもMGMミュージカルの落ち目を強く意識していたせいに他なかろう。
 狂言廻し的なシュヴァリエ扮するオノレイ・ラシェイス氏は、今はパリきってのプレイボーイの名を甥のガストン(ジュールダン)に譲った。しかし、未だに伊達男。ジジの祖母と真剣な恋もしたが、彼女は彼の浮気性が許せず別の男と結婚、ゆえに独り者である。さて、彼が画面に紹介する少女ジジは、毎日学校が終わると大伯母のアリシアのもとに出かけ、行儀作法をしこまれる。いかによい結婚相手をしとめるか--が究極のテーマ。ジジはネンネだが、遊び人のガストンとは互いに不思議とフランクにつきあえ、それがやがて恋へと発展していくのだが……。
 その恋模様の後半にもう一波乱ないので盛り上がらないが、見事、おてんばから淑女に変貌するキャロンは素敵だ。ミネリの演出は、得意の前世紀の上流社会の雰囲気を巧みにスケッチして淀みないが、それ以上のものではない。華麗で愛らしい映画だが、余りに過大評価を受けたことがこの作品の不幸だった。
<allcinema>
評価
【関連作品】
マイ・フェア・レディ(1964)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
321 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:uptail投稿日:2013-11-04 15:15:05
レスリー・キャロン
投稿者:gapper投稿日:2011-09-12 00:44:44
 アーサー・フリード最後のミュージカル。

 MGMらしい色鮮やかでゴージャスなミュージカルだ。
 まだ無名のオードリー・ヘップバーンが舞台で演じている時期に企画された。

 マイフェアレディが出されることが多いようで、同じようなピグマリオンコンプレックスを匂わせる作品。
 ただ、理想の方向性が異なる、何せ目指すは愛人の頂点だ。
 1948年にフランスで作られた映画作品もあるが、随分と趣が異なる。

 検閲やファンの倫理問題、さらにミュージカル離れと製作にはかなりの問題があったようだ。
 「巴里のアメリカ人 (1951)」では、ハリウッドに作ったセットでの撮影だったがこちらはロケを行っていてシネスコが生きている。

  撮影賞(カラー)、美術監督・装置、衣装デザイン賞のアカデミーが納得の出来栄え。
 MGMらしい原色の多い衣装やセットだ。
 前年MGMは、創設以来の赤字に陥っていてアカデミー賞の多さには励ましの票が多かったのではと想像している。
 ミュージカル映画音楽賞は、アンドレ・プレヴィンが細心の注意を払っているようで質が高いのが分かる。
 ただ、歌曲賞についてはやはり疑問が残る。
 「南太平洋(1958)」あるが、ノミネートもされていない。
 オリジナルで無いなどの理由からだろうか。

 Blu-ray には、レスリー・キャロンの歌声も収録されていたが吹き替えは正解のようだ。
 彼女は当時「リリー (1953)」の撮影中で冷遇されていたが、アーサー・フリードによりこの作品に起用されたようだ。
 適役と判断したのか、同情が含まれているのかは分からなかった。
 だが、もう子供のいる彼女が序盤本当の少女のように見えるのは確かで、「巴里のアメリカ人 (1951)」から役者として成長しているのは確か。

 字幕だが、”こんばんわ”としたり”こんにちは”としたり”は(わ)”に揺らぎが見える。
 これは、無邪気な頃とレディになった時の区別だろうか。
 関係ないが、1時間51分30秒頃のキャロンの台詞が”grandmama”が”おかあさまー”に聞こえる。

 制作費約330万ドル。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:ロビーJ投稿日:2007-11-27 18:03:24
MGMミュージカルの黄金時代のラストを飾った豪華で楽しい愛すべき名作ミュージカル!なんといってもジジを演じたレスリー・キャロンの愛らしさは半端じゃない魅力を放っていて、作品全体を温かく素敵なものにしています。それに相手役のガストンを演じるルイ・ジュールダンもハンサムでコミカル演技も披露!もうホント嬉しすぎます。それからあのモーリス・シュヴァリエが歌って笑顔も見せてくれるのですから、文句なんてありません!
私が本作を初めて見たのはMGMミュージカルの虜になりかかっていた14歳になったばかりの頃。本作を見てMGMミュージカルは私にとって欠かすことの出来ないものなのだと確信できました。なので今でももちろんDVDを買って頻繁に好きなシーンを見まくっています。
何にしても本作で流れる音楽の美しさも半端じゃなく、見る度に素晴らしいなと感じさせてくれます。映画の最初でシュヴァリエが♪「Thank Heaven for Little Girls」を歌うシーンからしてこの作品の良さが十分伝わってくるし、そんなシュヴァリエとジュールダンのコミカルなナンバー♪「It’s a Bore」も何度聴いても素敵な曲!他にもジュールダンでは♪「She Is Not Thinking Of Me」や♪「Gaston’s Soliloquy」なども良いですが、何といっても美しい名曲♪「Gigi」は素晴らしすぎます!もう彼の思いがとても伝わってくるとにかく素敵なナンバーでした。
レスリーでは♪「The Parisians」でのコミカルなナンバーやジュールダンなどと歌い少し踊る♪「The Night They Invented Champagne」も楽しくて最高に素敵なナンバー。後、しっとりとした♪「Say a Prayer for Me Tonight」なども素敵な曲でした。そしてシュヴァリエでは先ほどの♪「Thank Heaven〜」以外にもハーミオン・ジンゴールドとの♪「I Remember It Well」やソロの♪「I’m Glad I’m Not Young Anymore」なども見事に歌い上げてくれます。なのでとにかくミュージカル・シーンは無理がなく安心して楽しめるし、ダンスこそほとんどないけれど、歌だけでも十分満足させてくれるという訳です。
レスリー演じるジジが叔母さんに食事や身のこなし方などをいろいろ学ぶシーンがとても印象的!だからこそラストの美しいジジの姿は感動的なのです。こんなに豪華で愛らしいミュージカル映画は他にないと思うし、MGMミュージカルのラストを飾るのにふさわしい作品であると私は確信しています。なのでこれからもずっと私には大切な作品なのです。
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-03-07 16:19:23
コレットの「ジジ」がブロードウェイで上演された際、オードリー・ヘプバーンがそのファニーな魅力で演じた“ジジ”は、劇壇に新風を送り込んだという意味で斬新であり、彼女そのものが革新的存在であった。
彼女が、後年演じた「ピグマリオン」を原作にした「マイ・フェア・レディ」のイライザの優雅な魅力、レックス・ハリスンの洗練されたスタイルと、機知に富む想像力豊かな作風は完成度が高い。
しかし、この「恋の手ほどき」は、それとは比較対象にならない。
本作はレヴュー的要素の強かったシネ・ミュージカルに変革を齎したミネリのスタイルとは大きく異り、あまりに単調である。コレットの原作をそのまま活かす訳でもなく、単に『画一的様式美』をミュージカルに持ち込んだにすぎず、ミュージカルとしての出来は、あまりに中途半端であり、そもそもミュージカル的要素があまりに薄い。ミュージカルの醍醐味など味わえる訳も無く、その大人しさとお行儀のよさは、後半に至っては退屈さを伴う。
そもそも、ミネリはミュージカルに留まらず、幅広い技術を備えた作家であり、諸作で彼の手腕は遺憾なく発揮されている。むしろ、単純にドラマもしくはラヴ・ストーリーとして描いた方が、作品としては纏まりがよくなる。衣装・美術装置などの芸術的な面や撮影におけるポイントは、ミネリ自身のデザイナーからスタートしたキャリアからみて、文句をつける心算は毛頭無いのだが、ただ絢爛さを見せ付けるだけに過ぎない結果となってしまう。
モーリス・シュヴァリエの軽妙洒脱で粋な魅力は申し分ないのだが、作品自体に「粋」さが無いために、誠に勿体無い。また、レスリー・キャロンのキュートでファニーな魅力が、後半に向うにつれ、どんどん損なわれていく当たりも、脚本のまずさが目に付く。MGMミュージカルの終焉は、まさにこの作品が象徴していると言っても過言ではない。
投稿者:KUROSYOU7投稿日:2006-08-13 14:47:58
なぜ低評価なのか、私には全然わかりません。
確かに音楽にはそれほど感じるところはありませんでした。しかしストーリー展開はかなり好感が持てます。図式的、といえばそうかもしれません。けれどあれは製作者の様式美なのではないでしょうか。
人が誰かを好きになる瞬間とは、現実ではともかく、物語では実にあのようなものです。私はあの紳士の気持ちが、痛いほど理解できました。それに相手のお嬢さんも、なかなかの可憐さを発揮しています。
とても楽しい映画でした。
投稿者:Ikeda投稿日:2006-04-03 14:04:01
何とも退屈な映画でした。フランスの上流社会を舞台にした、シンデレラ的なストーリーが陳腐で、コメディかと思えば、ミュージカルのようでもあり、中途半端な作品です。
ルイ・ジュールダンがパッとしないし、レスリー・キャロンも最初のうち可愛い演技をしていると思いましたが、後半になると話の展開に連れて見る気がしなくなってきました。唯一、70才のシュヴァリエが良いところを見せていますが、これも脇役でしかないのが残念でした。
この年、大した作品がなかったのもあるのでしょうが、「熱いトタン屋根の猫」や「老人と海」などを押さえて作品賞を含め9ヶものアカデミー賞を取ったというのは何か裏があったのではないかと勘ぐりたくなります。特にこの年はRKOの「南太平洋」が公開されているのにミュージカル映画音楽賞と歌曲賞の両方を取っているのは解せません。「ジジ」が、それほど良い曲でしょうか。
投稿者:ユースフル投稿日:2005-11-29 02:34:49
ヴィンセント・ミネリは日本では評価されていないですね。元々美術系の人だから、日本人のテイストに合っていないと思うけど、やっぱりミネリ・タッチはすごいですよ。今では不可能なハリウッド・システム全開の美意識は、真似出来ない。豪華な絵画を見ているような素敵な映画の一つがこの作品です。
投稿者:さち投稿日:2004-07-07 01:17:40
色キチガイのなりそうだ。衣装も装置も小物も人間も所狭しと並びたてられている。集中力が散漫になって疲れる疲れる、はよ終わってくれと思った。
マイフェアレディを更に豪華?にした様な感じなのだけど、ホント悪趣味とグッドセンスに別れると思う。まあ映画にファンタジーを求める人は食い付きそう。ただそのセンスが良かったのか、一から全てを作り上げた様なオリジナリティというか、どこにも属さない装置の雰囲気はあった。わざとか狙いか分からない、単調なリズム、吹き替え丸出しの歌。本当にこの頃のアカデミーは豪華主義というか、受賞にコツがあったような感じ。衣装とか装置の受賞はいいが、脚色はやり過ぎ。
投稿者:J.T.投稿日:2004-02-27 02:35:26
上の解説にある通り、確かに全体的には駄目なミュージカルだと思います。エンターテイメント性もないし、深い物語があるわけでもない。私もそう思って長い間放っておいたのですが、先日この映画のシュバリエのことを書いたあるコラムを読んだのがきっかけで、久しぶりに観たら年取ったシュバリエの含蓄のあることにびっくり。肝心の若い二人の恋愛は救いようがなく陳腐で表面的ですが、それを見守る彼にまつわるところだけ一級品の名作なんですね。眼が開かれました。「温かい眼で女性の生命を賛美するシュバリエ」「華やかだった昔を思い出すシュバリエ」「老境を誇らしげに楽しむシュバリエ」。まごうかたなき深い人生の味わいがそこにありました。年取ったシュバリエ主演で、人生の終わりを寂しくも勇気を持って豊かに迎えていく物語を作ったら、さぞかし名作になっただろうになあ。でもこの映画にはその片鱗が確実に輝きを放っていて素晴らしい。本当に映画全体としては駄目な映画なんだけれどね。
投稿者:エル・トロ投稿日:2003-12-10 20:03:03
レスリー・キャロンが本当に可愛い!!彼女の為に有るような作品だ。
解説でも言っているようにドラマにもう一工夫無いため途中ダレてしまうところもあるが、四十年以上昔の映画なのでまあ仕方がない気もする。
個人的には最初と最後の♪少女はこの世の宝・・・♪という曲が好き!
投稿者:マゴゴソラ投稿日:2002-09-27 12:15:59
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-05-01 09:28:36
 大人しいミュージカルだ。フィルムの中を暴れ回るようなミュージカルのダイ
ナミズムは無いが、例えばスタンリー・ドーネンの『略奪された七人の花嫁』や
『踊る大紐育』なんかよりもずっと心締めつけられるものがある。
 レスリー・キャロンの顔は私には到底チャーミングだと思えないのに、この
ジジの可愛らしさよ。ジジを可愛らしく見せる演出はとても成功している。http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 作品賞 
 ■ 監督賞ヴィンセント・ミネリ 
 ■ 脚色賞アラン・ジェイ・ラーナー 
 ■ 撮影賞(カラー)ジョセフ・ルッテンバーグ 
 ■ ミュージカル映画音楽賞アンドレ・プレヴィン 
 ■ 歌曲賞フレデリック・ロウ作曲『いとしのジジ』 Gigi
  アラン・ジェイ・ラーナー作詞
 ■ 美術監督・装置William A.Horning美術
  Preston Ames美術
  Henry Grace装置
  Keogh Gleason装置
 ■ 衣装デザイン賞Sir Cecil Beaton 
 ■ 編集賞Adrienne Fazan 
■ 作品賞(ミュージカル) 
 ■ 助演女優賞ハーミオン・ジンゴールド 
 ■ 監督賞ヴィンセント・ミネリ 
□ 作品賞(総合) 
■ 新規登録作品 
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