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荒野の決闘(1946)

MY DARLING CLEMENTINE

荒野の決闘/いとしのクレメンタイン(リバイバル)

メディア映画
上映時間97分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(FOX=セントラル)
初公開年月1947/08/12
リバイバル→IP-84.6
ジャンル西部劇
荒野の決闘 [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,057
価格:¥ 991
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【解説】
 西部史でも有名な、アープ兄弟とクラントン一家のOK牧場での対決に材を取ったJ・フォードの作品だが、これは邦題の示すような活劇ではなく、詩情豊かに“西部を描いた”ドラマである。メキシコからカリフォルニアへ牛を運んでいた途中、アリゾナのトゥームストンへ立ち寄るワイアット・アープとその兄弟。だが、留守をまかせていた末弟は何者かに殺され、牛も盗まれてしまった。クラントン一家がその犯人であると踏んだワイアットは、保安官となってトゥームストンに留まる事を決意する。町では賭博師ドク・ホリデイと知り合い、次第に友情を深めていく一方、ドクを追ってやって来たクレメンタインという名の美しい婦人に一目惚れするワイアット。やがて、ドクの愛人チワワが、殺された末弟のペンダントを持っていた事が発覚。それは、クラントンの息子に貰った事が判明する……。ポイントを押さえているとは言え、大筋のストーリーは至極当たり前の展開でしかない。だが、さりげなくも巧みなキャラクター描写と、圧倒的に美しい日常描写によるフォードの語り口はそれを補ってなお余る素晴らしさだ。フォンダ演じる朴訥なワイアットが、“愛しのクレメンタイン”と一緒にダンスへ赴くくだりの細やかな演出など、ため息が出てしまう。哀感と郷愁をこめて描かれた西部の風景はまさに一片の詩のようである。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
15135 9.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2014-03-09 09:08:47
かなり昔に一度見たきりですが、非常に静かな印象の西部劇でした。
白黒の奥深さを感じる映像が美しいです。
登場人物の個々の描写が優れ、俳優陣も役柄を良く理解し、
完成度の高い演技をしています。
見終わった後、静かな余韻がいつまでも残る名作だと思います。
投稿者:田舎のオジサン投稿日:2012-06-20 21:53:40
初めて見たのは、小学生時代。これとロッド・キャメロン主演の「荒くれ男」の二本立て上映だった。西部劇が大好きな小学生は早速見に行った次第である。満員で立ち見客も多い映画館に入るとちょうどあまりにも有名なヘンリー・フォンダが椅子に深く掛け柱に足を掛けてスクエアダンスを眺めているシーンだった。決闘と題名がついているので、痛快な西部劇だろうと期待していたらそうでもなくガッカリした想い出がある。ヴィクター・マチュアはゴホンゴホンと咳ばかりしていて「お前は平手造酒か?」と思った。それに、肺病病みにしては体格が良すぎた。その後、西部開拓の歴史をいろいろと読みワイアット・アープは実在の人物でOKコラルの決闘も史実ということを知り史実ならそんなに痛快なストーリーに出来る筈はないと納得した。西部劇のベストテン等には、いつもベストスリーには、ランクされているが、俺は西部劇としたらそれは評価が高すぎると子供のころから思っていた。しかし、この映画には、なかなか良いシーンが多くケチをつけにくい映画の一本と言えるのではないだろうか。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-06-05 20:13:48
同じジョン・フォ−ド監督の「駅馬車」と同様に何度見たか記憶にないほど繰り返し観ている映画なのだが、今回あらためて観て感じたのは、この作品の白眉ともいえるシ−ンは日曜日とあって床屋で髭を剃り髪を整えたワイアットが、ドク・ホリディに町を出ろと突き放された傷心のクレメンタインを見出し、どちらからともなく惹かれあって自然に腕を組み、爽やかな朝の空気の中を教会建設のための集いに向かう。向かう先にはまだ屋根も張られていない教会の床の上で町の人々が「スクエア・ダンス」に興じている。このダンスのシ−ンが実に素敵なのだ。ここには米国の開拓民の良き伝統が覗われる。そして、人々の輪が広がってその中心でワイアットとクレメンタイン二人の実に好ましいダンスが軽快な音楽に乗って繰り広げられる。この作品にフォ−ドが「荒野の決闘」などという殺伐とした題名ではなく、「MY DARLING CLEMENTIN」と名付けた所以が腑に落ちるのである。
プロロ−グからエピロ−グまで間然する所がないシ−ンの心地良い流れは、その中に添景としてシュイクスピア役者や酒場のバ−テンダ−やらを配して少しの破たんも見せずにクライマックスに至る。この作品の完成度に匹敵する映画は、ビリ−・ワイルダ−の「アパ−トの鍵貸します」「お熱いのがお好き」そして、我が小津安二郎の「麦秋」など数本を上げられるのみであると、ワタクシは独断するのである。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 19:05:35
ヘンリー・フォンダ
投稿者:ほんまかいな投稿日:2008-04-09 00:52:17
NHK-BSで映画「ワーロック」(1959)を観て、ベンチのシーンや墓石の年号(1881年、これってすごい意味ありますよね)に本映画のオマージュを感じました。誰かご検証下さい!
投稿者:ロビーJ投稿日:2008-01-22 20:50:30
ネットで鑑賞しました。なかなか良かったです。主演のヘンリー・フォンダは素敵でスタイルも抜群!ウエスタン・ファッションも良く似合っていました。そしてドク・ホリデイ役のヴィクター・マチュアも『サムソンとデリラ』に出ていた方だったので何か微妙に嬉しかったですし、リンダ・ダーネルもなかなか良い感じの方でしたね。ヘンリーが椅子に座って外を見てる姿が何とも美しかったし、ストーリー展開も面白かったです。なので西部劇にあまり興味のない私でも結構楽しめる作品でしたよ!
投稿者:karr投稿日:2007-06-29 21:01:08
これはまさしく名画である。
ヘンリーフォンダの魅力を初めて知った映画でもある。
しかしその後、この魅力が彼のほんの一部分でしかない事を知り、改めて感動させられた。
口元のだらしなさが不思議な魅力をかもし出しているヴィクターマチュアもまた素晴らしい。
デニスクエイドやヴァルキルマーも、ドク・マチュアのイメージを壊そうとしたり、あるいは継承しようとしたりと悪戦苦闘の跡が見え隠れし、それはそれで素晴しいドクを作り上げたと思うが、それぞれのドクのイメージの基本を作り上げたのがこの男なのであり、彼が、これこそ「役者の本懐」と、晩年に喜びに浸っていてくれればと密かに願ってやまない。
また、白黒、モノクロの美しさ。
結局は「光と影」のバランスで出来上がっているだけなのだが、その制約が逆に実際の色彩よりもよりカラフルな錯覚を我々に起こさせる。
小津や黒澤がモノクロにこだわったのは、制約の中でもがきつつもあえてそこから逃げることなく素晴しい物を作り上げてきた日本人の習性を背負っていたからと言えるのではなかろうか。もちろん水墨画、書などに繋がるのだが、シンプルだからこそそれぞれの光と影の主張が味わい深いものにならざるを得ないという特性を知っていた日本人だからこそこだわることができたのだと私は思う。
しかし、ジョンフォードはアイルランド人である(おそらく)。
人物の浮き上がらせ方が独特なジョンフォードであるが、彼は日本人でないからこそ、日本人の美意識とは違った見方で、光と影を自在に操っていたのかもしれない。だからこそ、彼の光と影への理解は、他と一線を画しているように感じるのである。
かなりわかったような口振りでモノクロについて語ってしまったが、あくまで自分が感じただけの事、なんの裏付けもないのであしからず。
要するに、この映画はまさしく名画・・・のはずである。
投稿者:o.o投稿日:2007-05-28 01:42:06
無法の荒野に生きるワイアット・アープにとって、クレメンタインのような東部の淑女を目にしたのは、生まれて初めてだったのかもしれず、片や、東部から無法の荒野に流れてきたドク・ホリディにとって、チワワは、ひょっとすると初めて出会った西部の女なのかもしれません。西部の男と東部の女に、東部の男と西部の女の組合せ。同じ監督の『駅馬車』 (1939 年) では決して相容れないものとして描かれていた (と、自分は見た) 「東部」 との、これは和解なのでしょうか。リンゴ・キッドも荒野へと去って行った訳ですが、その意味合いが非常に対照的です。

ワイアット・アープを演じたヘンリー・フォンダは、『怒りの葡萄』 (1940 年) でも「静かな怒り」を見事に演じていましたが、この映画では、それ以上に複雑な感情を、ちょっとした仕草や表情で実に雄弁に表現していて、これが名優というものかと感心しました。「何だか花の香りがするね」「俺だ」、「花の香りが・・・」「私です」の場面は可笑しかったと思います。またその時の、微かに微笑むクレメンタインの表情が何とも言えず可愛いと思いました。

西部の荒くれ者達は、楽しみにしていた俳優が来ないと告げられて暴動を起こしかけるほど、シェークスピアが殊の外お好きなようです。アメリカでは、シェークスピアも元々は庶民の娯楽だったと聞いています。野次と怒号と下卑た笑いの中で演じられるシェークスピアなんて、結構格好良いかもしれません。悪党どもに無理やりセリフを言わされていた俳優に助けを請われ、ドク・ホリディが続きをすらすらと引き継いで見せる場面が好きです。

きっとアープは帰ってくる、そして、いずれ彼女と結婚するだろう、と言うか、そうなら良いなあという感想です。
投稿者:たけわりマン投稿日:2005-05-24 08:02:06
【ネタバレ注意】

非公開試写版を見ると、当初のラストシーンでは、アープとクレメンタインは握手だけで別れたのですね。
こっちのほうが、アープの最後のセリフがさらに奥ゆかしくなったのになあ。

投稿者:Ikeda投稿日:2005-03-24 10:26:27
評論家の批評が非常によく、一般の人気も大したものでした。1948年の元日に見た時は勿論、良い西部劇だと思いましたが、それ程良いと思った訳でも無かったようです。然し、今考えると私の見た西部劇の中では最高だったように思えます。ハムレットの朗読があったりして西部劇らしくない所がありますが、そのことがが印象を強くしているのだと思います。
ジョン・フォードの演出は勿論良かったし、ヘンリー・フォンダやリンダ・ダーネルも良かったのですが、初めて見たヴィクター・マチュアという俳優がとてもうまいのに驚きました。自分の役を完全に、いや完全以上にさえ、こなしていると思いました。クレメンタインに扮するキャシイ・ダウンズも、特に演技がどうこうという事はありませんが、リンダとの対比でとても印象的でした。
フォンダがマチュアを追う所や、ティム・ホルトがジョン・ブライアントを追跡して撃ち殺し、背後からウオルタ・ブレナンに撃ち殺される所などもうまく演出されていたと思います。フォンダが町角で足を延ばして椅子に座っているシーンや、教会でのダンスのシーンは、のどかな風景を良く撮ってあります。クラントン一家との決闘では静寂の中の、迫力のあるシーンを展開して圧巻ですし、ラストも余韻のある名場面だと思います。
投稿者:fairlane999投稿日:2005-03-23 19:11:43
ヴィクター・マチュアは「マチュア」でしょうが。
「Mature」には「マチュア」という発音しかないよ!
いまさら「ブライアン・ディ・パーマ」でもないでしょうが。
ヘタな英語知ったかぶりはやめんかい。
ったく、はちおんがなってないねえ。
そういうのを「未熟」って言うんだよ。
イン・マチュア!
投稿者:さち投稿日:2005-03-05 01:14:35
騎乗シーンが格好いい。 ok牧場。
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2005-01-03 23:57:51
確かに“実に良い名前だ…クレメンタインってね”という台詞はこのドラマのアープを象徴しているかも。ハニーサックルの香りも?「that's me」弟達の表情が楽しい。
むっちゃ強いマーシャルが、お節介で、ポーターになって、肉を切り分けて、妙なダンスを披露する…面白い。マックに「恋をしたことは?」なんて聞いて「バーテン一筋ですから」なんてかわされる。そういえば理髪店の椅子はこけかける。(柱に足を掛けて椅子で遊んだ時は無事だったが…)
ドク・ホリディとの友情。クレムとチワワの三角関係。緊迫の決闘シーンも含めて、これは好きな映画だ。
投稿者:nuclear投稿日:2003-07-15 13:50:41
BEST ONE
投稿者:ボラチョン投稿日:2002-06-11 22:55:39
「私はクレメンタインという名前が好きです。」というセリフが大好き。クラントン老人を演じたウォルター・ブレナンに感動する。ウォード・ボンド最高!http://dreamcity.gaiax.com/home/garywardocean2
投稿者:シネマキッド投稿日:2002-04-09 22:23:21
ワイアット・アープを扱った映画は数多くありますが、
この「荒野の決闘」が最高です。
最後に、アープがクレメンタインを見送るとき、”私はクレメンタインという名前が好きです。”という科白がなんともいえない味を出していました。
投稿者:空三郎投稿日:2001-11-02 23:36:54
ドク・ホリデイがシェックスピア俳優の演技に聞き入っているシーン。それをワイアットアープが遠くから見ている。
このワンシーン1つにも、ドクのそれまでの生い立ちがわかり。それに気づいた、アープが、尊敬から親友になって行く様子がよく表現されていました。
私の好きな名シーンの1つです。
アープとドクが最初に酒場で出会うシーンも名場面です。
グラスをドクまでカウンター上でスライドさせ、それをドク側から遠近法でとらえたショットは当時としては、斬新で、緊迫する場面には最適ではないでしょうか。
とにかく、この映画には名シーンが数々あります。
映画好きにはたまりませんね。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-02-24 06:21:13
 『荒野の決闘』に関する言説というと必ず「詩情豊かな」という言葉が出てき
ます。確かに、ヘンリー・フォンダの、あの足の長い体躯を椅子と柱を使って横
の構図に捉えるシーンから始まって、「砂漠の花の香りがします」という香水の
香りに関する愉快なやりとり(「that’s me」の台詞の間の絶妙なこと!)、そ
してクレメンタインと腕を組んで教会へ歩いていく歩度の緩やかさへと繋がる一
連のシーンの豊かな時間表現は、疑いなく最高の演出です。

 でもね、どうも『荒野の決闘』は西部劇というより、フォードのFOX時代の
文芸映画、『我谷は緑なりき』や『怒りの葡萄』『タバコ・ロード』の系譜のよ
な印象を受けるのです。
 活劇としての西部劇を偏愛する者としては、このジャンルに文芸映画のような
緩やかなリズムなど不要だし、詩情なんかより目の覚めるような暴力を描いて欲
しいと思うのです。
 
 しかし、ラストの決闘シーンの演出は素晴らしいですね。この馬車を横切らせ
る演出は、『幌馬車』の決闘シーンでも使っていました。
 クラントンの親父、ウォルター・ブレナンが決闘の後、やっつけられた息子達
の名を呼ぶシーンも忘れられません。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
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