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コカコーラ・キッド(1985)

THE COCA-COLA KID

メディア映画
上映時間97分
製作国オーストラリア
公開情報劇場公開(シネマテン)
初公開年月1987/10/31
ジャンルドラマ

【解説】
 鬼才マカヴェイエフがオーストラリアで撮った、いわゆる文化摩擦コメディで、かなり官能的なラブ・シーンを除けば、まるでビル・フォーサイス(「ローカル・ヒーロー/夢に生きた男」)作品のような、ほんわかムードと小気味いい風刺の重層が楽しめる。コカコーラ豪州支社長に着任のテレックスのつく前に、アトランタから到着した凄腕セールスマン、ベッカー。元海兵隊員の彼は潔癖症で、秘書のテリーのだらし無さに手を焼き、別れた夫が慰謝料をよこせと怒鳴り込んでくるに及んでは呆れてしまう。さて、ハイテクを駆使した販売案会議で、コークが全く売れていない地帯を発見したベッカーは、どうしたことかと訝って現地へ飛ぶ。そこ、アンダースン渓谷は地主マクダウェルが全てを自給自足し、清涼飲料も独自のものを作って売っていた。ベッカーは危険に晒されながらもその工場を発見するが捕えられてしまう。と、彼の勇気を認めたマクダウェルは自ら工場を案内し、コカコーラとの業務提携も申し出るが、それが全くイーヴンな条件だったので眼中にも入れられず、結局、自分の会社を乗っ取られる形になってしまうのだが……。マカヴェイエフが原作者F・ムーアハウスと共同で、彼の二つの短篇からこのストーリーを組み立てたのだが、主役ベッカーを演じたロバーツが撮影中相当ゴネて、思ったように仕上がらなかったと、脚本に名前を出すのを止めたという。スタッフのほとんどがオーストラリア勢で占められ、コマソンとして劇中製作される主題歌も、彼の国を代表するロック・バンド“スプリット・エンズ”のヴォーカリストだったT・フィンが当たっている。一応はコカコーラ社の承認を得て作られたようだが、開巻、延々と“当社とは何ら関わりのない云々”と言い訳が流されるのが滑稽であった。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
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537 7.40
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【ユーザーコメント】
投稿者:4531731投稿日:2008-11-04 02:29:56
コカコーラ社の製品は世界中どこでも同じだが、人間は製品ではないのでどこに行っても
同じというわけにはいかない。アメリカの本社から来た伝説の営業マン、コカコーラキッドと
オーストラリア人、両者の間に横たわる隔たりが、奇妙な間(ま)、悲哀と笑いを生み出す。
アボリジニーのミュージシャンのギャグはいかにもシニカル。

「なぜエスキモーまでがコーラが好きなのか?」
無垢なペットや可愛らしいDMZの登場に、ドゥシャン・マカヴェイエフも丸くなったか?と一瞬
思わせるが全然そうではなく、あくまでシニカルで挑戦的ななまなざしが投げかけられている。
世界中、どこに行っても見られる多数派 対 少数派のパロディ。
オーストラリアのド田舎で展開されるコカコーラ社のマーケティング戦略なんてありえないわけで、
いかにも滑稽で、マカヴェイエフはあからさまに節操の無い大企業をバカにしている。
マーケティングだ、買収だ言ったって結局は優しい恐喝みたいなもんです。
大企業の横暴に屈することが常識と化した現状の中でドンキホーテのように企業に立ち向かう
T・ジョージの登場にはわくわくする。
でもまあ、絶対にあんな人は世界のどこを探してもいないわけですよ。マカヴェイエフの実験ですよね。
こんな人物がいたらどうなるのか?という。彼の存在は現代人の希望でもあるワケです、が…
とにかく、みんな夢ばかり見てる。敵対する者同士でさえ同じ夢を見ている。
でも、そうでないと文明は成立しない。不条理だが、これが文明の本質ですよね。
そんな大人ばかりの中でひとりだけ幼いDMZはしっかりしている。その無垢なまなざしで
周囲の大人をどんな風に見ているのだろう?彼女もいずれは周囲の大人たちと同じようになることを
分かっているのだろうか?マカヴェイエフは彼女の中に希望を見ている。彼にしては、いつになく優しいタッチの作品。
投稿者:ファルド投稿日:2008-05-03 22:45:58
この企業間の争いの結末は現実的だと思いました。吸収阻止の方法は極論だけど。G・スカッキは凄い美人とは思わないけど、個人的には好きなタイプ。娘レベッカとの入浴やE・ロバーツとのベッド・シーンでヌードシーンがあって良かった。
投稿者:堕落者投稿日:2004-09-08 14:32:29
今現在世界中で行われている「グローバリスト」対「反グローバリスト」の激しい戦いを描いている。その末路が第三次世界大戦を呼ぶのは当たり前の事で。笑 って事でアメリカを象徴するコカ・コーラは正にグローバリスト達の戦略核兵器ですね。でも,それに対抗する彼らは団結出来ない様に色々と仕向けられてるし,核に対して核を持ってない彼らが到底勝てる訳が無い,と。マカヴェイエフ,やはり最後は鋭い。
投稿者:若田部投稿日:2004-08-04 14:25:28
グレタスカッキがむちゃくちゃかわいい。
この映画とグッドモーニングバビロンを最初にみたため、
そのほかの彼女の映画がまったくつまらなく感じた。
急にふけたしね。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールドゥシャン・マカヴェイエフ 
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