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午後の曳航(1976)

THE SAILOR WHO FELL FROM GRACE WITH THE SEA

メディア映画
上映時間105分
製作国イギリス/日本
公開情報劇場公開(ヘラルド)
初公開年月1976/08/28
ジャンルドラマ/エロティック

【解説】
 とある港町。海と船をこよなく愛する少年の前に現れたひとりの二等航海士。海の男を体現しているかのようなその人物に、少年は強い憧れを抱くが、未亡人である少年の母もまた彼に特別な感情を寄せていた。やがて、男と女の関係が出来上がり、二等航海士が陸に上がる決心をつけた時、少年の胸に奇妙な思いが湧き上がった……。三島由紀夫の原作をムード巧みに移植したのは、「セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転進」(66)や「暗殺」(68)の脚本家L・J・カリーノ。本作は初監督作品となるが、雰囲気と画造りを重視したその手腕はデビュー作とは思えない堅実さである。しつこいぐらいに描かれる、母の情事を覗き見する少年の姿は、海への憧れが、実は男に対してのものではなく母に対してのものである事を語っている。
<allcinema>
評価
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2012-12-28 21:56:13
意表を突いて音楽なしの海の描写から始まる冒頭から
文学的ムードよろしく、監督の三島文学に対する敬愛を
感じます。原作では観念的な要素の強い少年たちの行動は、
映画で実際に少年が演じると、生々しく特に首領の少年には
少し違和感を感じました。
しかし、映像や音楽が美しく、イギリスの港町を舞台にしたことも
ムードよく成功していると思います。
ラストを遠景で描いたことも、節度があり、
原作の良さを失わずにおこうという監督の良心を
感じました。
投稿者:bond投稿日:2012-02-10 10:17:07
原作未読だが、静かで美しい情景とは裏腹の怖い展開。
投稿者:クリモフ投稿日:2010-11-16 21:12:01
不勉強なため三島の原作は未見。海を越えて映画化されるということはやはり三島は西欧で評価が高いということなんでしょうかね。
内容の方はいかにも小説が原作というような設定、カリスマティックな美少年を中心とする秘密クラブとか。ただこの思春期入りたてのような子供の先鋭さってのはあるとおもうし、その点で大人を堕落の対照としてみるっていうのは非常にリアリティがあるとおもいました。
個人的にはアンモラルな感じやらいかがわしさみたいなものは感じられれず、どっちかというと主人公のピュアさや誠実さロマンチストさが現実に直面して、幻想が崩壊するという割と真面目な物語に思えました。そこに妖しい雰囲気を与える一号の雰囲気もぶれないし、いいと思います。
映像も綺麗だし、文芸っていうような小難しさもないので時間を感じさせずに見れました。ラストも想像力をかきたてらえてGOOD。
投稿者:ファルド投稿日:2006-10-20 21:58:22
少年たちの倒錯的で危険な好奇心が描かれていますね。現代の凶悪な少年事件を想起させる。ジョナサンの近親相姦的な母への想いや彼自身が持つヒロイズム崩壊がもたらしたエゴイスティックな思想が怖い。母親役のS・マイルズは、未亡人の寂しさや息子に情事を覗かれていたことに関する怒りなどを情感豊かに上手く演じていたと思います。
投稿者:ASH投稿日:2003-11-30 22:03:53
随分前に観たきりなので記憶が曖昧だが、海の色が強烈な印象に残った。それにしても、サラ・マイルズ!

英国映画界の長老カメラマン、ダグラス・スローカムが撮影を担当!
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