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最前線物語(1980)

THE BIG RED ONE

メディア映画
上映時間110分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ヘラルド)
初公開年月1981/01/
ジャンルドラマ/戦争
第二次世界大戦コレクション1 欧州戦線 (初回生産限定/4枚組) [DVD]
参考価格:¥ 5,616
価格:¥ 3,893
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【解説】
 第一次大戦が終わり、生き残った一人の軍曹。彼は1942年、第二次大戦においてグリフら4人の若い兵士を含む狙撃兵分隊を指揮していた。非情な戦場におののく新兵たちに、“殺人ではなく、ただ殺すだけ”といった教えを諭し、戦場で生き残ることの意義を伝えていく軍曹。するとグリフたち4人は、北アフリカ戦線からシシリー島、そしてノルマンディー上陸作戦と戦地を渡り歩く中で不思議と生き残り、それぞれひとりの人間としても成長していく…。
 第二次大戦下のヨーロッパを舞台に、古参の軍曹(マーヴィン絶品!)と4人の若年兵の分隊の行動を描く。北アフリカ戦線に始まって各地を転々と移動して行く中、彼等が出会う数々のエピソードは、兵士にとって“戦争”は結局個人の問題でしかない事を痛烈に物語る。長年のブランクの後、映画作家フラーが自身の体験を反映させた、悲しく愉快で、美しく感動的な戦争ドラマの傑作。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
864 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:北村もとい投稿日:2018-07-21 12:52:38
アメリカのB級映画の巨匠であり、ヌーベルバーグ派やベンダースやジャームッシュらも崇拝するサミュエルフラー監督による自伝的戦争映画。
フラー作品に高額予算が付くはずはないので、第二次世界大戦の主な戦いを舞台にしているが、カメラに映らないところは一切金をかけないという低予算ならではのテクニックで押し切っている。
凄いのはノルマンディー上陸作戦のシーンで、まともにやれば何万人というエキストラが必要なシーンだが、これを上陸艇一機、連合国側兵士30人ほど、ドイツ側兵士0人だけで描き切っているのだ。
大量物流スペクタクルが無理なかわりに、主人公の小隊のドラマに絞り、印象的なエピソードを繋げていくことで、実に映画的なエモーショナルを感じさせる作りになっている。
戦争アクションでもなく、反戦映画でもないという実にユニークな味わいの戦争ドラマになっており、個人的には歴代戦争映画ベストワンである。
リーマービンは勿論、スターウォーズのルークことマークハミルやデビットキャラダインなど部下を演じる若手俳優も魅力的だ。
投稿者:bond投稿日:2016-08-22 23:09:10
どこか牧歌的な戦争映画。終戦を知らないと悲惨。
投稿者:sachi823投稿日:2016-08-14 23:19:32
第1次世界大戦のとき、終戦になったのを知らずにドイツ兵を
殺害してしまったリー・マーヴィンが、第2次世界大戦に参戦し、
アフリカ、ノルマンディー、チェコなどを転戦するうちに
様々な体験をする話ですが、最前線を斥候のように軍隊で従事する様は、
昔テレビで見ていた「コンバット」を連想させます。
サミュエル・フラー監督は、感傷的にならずに大変乾いたタッチで
戦場での出来事を描いていてそのあたりは好感がもてました。
マーク・ハミルは当時「スター・ウォーズ」で人気の若手俳優で、
本作品でも若い兵士を感じよく演じていますが、
その後はあまり作品に恵まれずぱっとしなかったようですね。
タフな軍曹を演じたリー・マーヴィンは、いつもの低音と
ポーカーフェイスの演技で古参兵の感じを出していて名演だと思いました。
最後の第1次世界大戦のときと同じシークエンスは、ヒューマニズムが
感じられ感動が高まるいい場面です。
投稿者:クリモフ投稿日:2011-12-06 15:43:44
S・フラー初鑑賞。プロローグは第一次大戦でモノクロ、さっと目を引くパートカラー。タイトルまで一連の流れは素晴らしく、その後を期待させるものでした。ただ本題の第二次大戦に入ってからはエピソードごとがばらばらでやや散漫な印象を受け、その結果、何が言いたいのか良くわからない仕上がりになっていると感じました。
160分の力作でその意欲は良いのですが、イタリア上陸から終戦まで描くのはちょっと無理だった気がします。まぁ、普通の戦争映画とは違い、ルーティン・ワークのように戦闘をこなしていく兵士たちは逆にリアルだったり、突如妊婦が登場するなど映画的に面白いシーンがあるので退屈はしませんが、もう少し内容を絞ってもよかったと思いました。意外と兵士たちのキャラが立ってないのも残念。
戦闘ってよりも人間同士の戦いという感じを重視したんでしょうが、結果はまずまずといったところか。あと、他ジャンルなら気にならないんですが、折角複数の国をまたいだ戦争映画なんだから、各言語は忠実にしてほしかったなぁ。Dデイでの時計の演出は良かったです。
投稿者:TNO投稿日:2011-12-05 14:12:49
ドキュメンタリー風の抑えたタッチの演出で、サミュエル・フラーの老練さがいい。次々と激戦地の最前線に送られ続けた部隊だが、映画からは、緊張感はさほど感じられない。敵であるドイツ兵やイタリア兵を敢えて悪の象徴として描いているわけでもない。そういう意味で、ドイツ兵が主人公でも良かったのではなかろうか。おそらく、フラーが描きたいのは、戦闘の現場というよりは、戦争をとりまく非日常のなかで起きた万象なのだろう。戦車の中で出産する民間人、ドイツ兵に畑で鍬を振るう演技をさせられている老婆達、救おうとしたが搬送途中で命を落とす子供。敵味方が直ぐ側で次々と命を落としてゆくのに、リー・マーヴィン扮する軍曹以下4名は、最前線で生き残り続ける。職業軍人だと思われるリー・マーヴィンの指揮が優れている部分もあるのだろうが、出来すぎという感覚も持ってしまう。映画の最後に、命を落とした兵士にではなく、生き残った兵士にこの映画を捧げるとしていることで、意図がはっきりする。マーク・ハミルは、スターウォーズで颯爽と登場したのはよいが、その後は目立たない。最近はアニメの声での出演が多くなっているようだ。残念な俳優。ステファーヌ・オードランのナイフでドイツ兵めった切りもご愛嬌。
投稿者:blacus投稿日:2011-07-15 10:55:08
リチャード・シッケルによる160分のリコンストラクティッド・バージョンで鑑賞。
フラー自身が第二次大戦に従軍した時の実際の体験に多く基づいているというが、この映画にでてくる細かなエピソードの多くはメジャーな戦争映画ではあまり描かれることのないもので、作家としてのフラーの観察眼が確かに感じられるものだ。
例えば、米国の兵士たちの士気を喪失させるためにドイツが流しているなんとも退廃的な英語のラジオ番組を、おそらく聞くべきではないのだが聞かずにはいられない若い兵士たちの面々に浮かぶ微妙な表情。
あるいは、ドイツ軍の残党との激しい撃ち合いの直後に、産気づいたフランス女(?)のために戦車の中でリー・マーヴィン以下の兵士たちが出産作業に奮闘するコメディ・レリーフには爆笑させられないではいられない(妊婦の足を吊り下げるバンドはなんと弾帯)。
あるいは、ベルギーに入った第一分隊が精神病院でドイツ軍との戦闘を繰り広げるなんとも幻想的なシークエンスは、フラー自身も出演したことがあるゴダールを思わせるところがある(もちろんフラーのほうがゴダールに影響を与えたというほうが時系列的には適切なのであるが)。そういえば、フラーは63年の『ショック集団』でも精神病院を題材にしていたっけ。
この映画はいくつも断片的なエピソードの集成なのであるが、これは一兵卒が見た戦争としてはある意味正しい描き方であるように思う。実際の戦闘に従事する兵士は、全体の戦況を知っているわけではなく、自分の意志とは関係なしに戦場から戦場へと連れて行かれ、それぞれの戦場において目前の戦いを戦い抜くだけだからだ。

それにしても、マーク・ハミルは『スターウォーズ』シリーズ以外で初めて見た。
投稿者:ghost-fox投稿日:2010-11-03 21:52:54
ぶつ切りのエピソードの羅列
投稿者:mototencho投稿日:2010-05-28 15:56:36
映画通によれば、最も知名度の高いサミュエル・フラーの傑作なのだそう。実際に第二次世界大戦に従軍した人だけに、戦闘シーンの生々しさはもとより、“それ以外”の描写は一味違います(特に最初と最後がね)。http://mototencho.web.fc2.com/2009/stana.html#bigro
投稿者:uptail投稿日:2009-05-25 18:41:06
マーク・ハミル
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-02-06 16:06:47
21分でリタイア。「プライベート・ライアン」の上陸シーンで感覚が麻痺したのかなあ。

追記 14-6-7
もう一度挑戦したけど34分で早送り。淡々とした展開はやはり非常に退屈だった。
投稿者:マジャール投稿日:2007-10-21 22:25:15
60年代作品のようなカラー画面の素晴らしさに映画館で感激しちゃいました。古参軍曹を演じるリー・マーヴィンも魅力満点!
なかなか面白い作りの戦争映画、劇場のスクリーンで久々に大満足。

(サミュエル・フラー監督の映画って他はあんまり知りません。当時映画館で買ったパンフに、フランスでは(まぁ〜たフランスかよ!)、フォード、ヒッチコックと並んでアメリカ三大巨匠の一人に数えられている、って書いてあったのを見て「ホントかよ」って思った・・・・)
投稿者:黒美君彦投稿日:2004-12-31 18:01:31
【ネタバレ注意】

「生き残ることだけが戦場において真の栄光」・・・サミュエル・フラーの経験に基づいたこの作品で、フラーは登場人物に最後にそう語らせる。
B級映画ばかりを撮ってきた彼がこの作品で描いたのは、英雄ではない。日常的な、あまりに日常的な戦場をひたすら淡々と描くのみ。鬼軍曹と四銃士たちの果てしない戦いの日々。であるが故に作品全体から叙情性が滲み出てくるのだ。どこやらの大監督が巨万の資金を使って無理やり叙情的な戦場を再現するのとは所詮レベルが違う。
理屈ではなく、取替え可能な歩兵たち。ノルマンディーではひとりひとり番号で呼ばれて決死兵(ひとりなのだから決死隊とはいわないだろう)として塹壕を飛び出す。そしてその度にひとりひとり確実に死ぬ。番号(=記号)と化した兵士の死に意味はあるのか。あるわけがない。
ドイツ軍との騙し合いの白兵戦の中で、十字架の影が長く伸びているのが印象的だった。この作品で鬼軍曹を演じたリー・マーヴィンの素晴らしさはいうまでもない。心に刻まれるB級の傑作だ。

追記:12年ぶりに改めて観た。第一次世界大戦のレジェンドとしてのリー・マーヴィン。彼は最前線における亡霊のようなものか。停戦後に敵を殺してしまった彼は、28年後、同じように停戦を知らせる独兵を刺す。しかし今回は死なさずにすんだ、という安堵の表情が印象的だ。
同様にチェコのナチスの強制収容所における瀕死の少年との短い交流も印象的だ。緊張の途切れないシーンの連続で、やはり傑作だと思った。リアルな戦争の一端がここには描かれている。

投稿者:ファルド投稿日:2003-02-03 23:27:01
いくつかのジョークを交えたシーンや歩兵団員の本音みたいなものも可笑しく描かれていて結構面白かったですね。L・マーヴィンも歩兵のエキスパートとして、味のある演技をしていていい。それと、生き残る術としての用心深さや敵は動物と思って殺せみたいな、戦争の恐さも描かれていたと思います。
投稿者:Q投稿日:2001-02-24 23:29:17
青春ドラマとして観ても良い。フラーの自伝的作品ということにこだわる必要も無いだろう。時には厳しく、時には暖かく、4人の青年を指導する鬼軍曹を演じたリー・マーヴィンが素晴らしく魅力的。冒頭と呼応する場面ではやはりホッとした。
投稿者:けいぞう投稿日:2000-05-23 22:02:09
この映画のノルマンディー上陸作戦のシーンは、ある意味では「プライベート・ライアン」より残酷かもしれない。また、強制収容所での子供と軍曹のシーンは「シンドラーのリスト」とは別の意味で感動的である。こちらの方が、はるかに低予算でサラっと描いているが、スピルバーグ監督がこの映画から学んだものは数多くあると思う。
それにしても、あのオルゴールの音色が頭から離れません。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールサミュエル・フラー 
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