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シン・レッド・ライン(1998)

THE THIN RED LINE

メディア映画
上映時間171分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(松竹富士)
初公開年月1999/04/10
ジャンルドラマ/戦争
シン・レッド・ライン コレクターズ・エディション [Blu-ray]
参考価格:¥ 4,104
USED価格:¥ 10,800
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【解説】
 70年代に「地獄の逃避行」と「天国の日々」という二本の傑作を残したきり、映画界から忽然と姿を消した伝説の監督テレンス・マリックが20年ぶりにメガホンを取った待望の新作。過去にも「大突撃」として映画化もされていたジェームズ・ジョーンズの小説を題材に、太平洋戦争の激戦地ガダルカナルで日々を送る若き兵士の姿を描く。
 1942年、ソロモン諸島。アメリカ軍は日本軍の駐留するガダルカナル島を、太平洋戦争の重要な拠点と見なしその占拠を図った。ウィット二等兵(ジム・カヴィーゼル)やウェルシュ曹長(ショーン・ペン)をはじめとするアメリカ陸軍C中隊の面々も作戦に参加、彼らを乗せた上陸用舟艇は美しい南洋の孤島に次々と上陸していく。だが一歩ジャングルの奥に足を踏み入れると、そこは紛うことなき戦場であった……。
<allcinema>
【関連作品】
大突撃(1964)
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]Aグラディエーター (2000)
[002]Aアメリカン・ビューティー (1999)
[003]Aバックドラフト (1991)
[004]A25時 (2002)
[005]A真夜中のカーボーイ (1969)
[006]A告発 (1995)
[007]Aサイダーハウス・ルール (1999)
[008]Aシービスケット (2003)
[009]Aシンドラーのリスト (1993)
[010]Aビューティフル・マインド (2001)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
30211 7.03
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【ユーザーコメント】
投稿者:ローランド投稿日:2014-01-05 00:42:24
  これほど詩情豊かに戦争を扱って良いのだろうかとさえ思わせながら、美しい映像に静かに落ち着いたナレーションに穏やかで悲しく美しいハンス・ジマーの音楽に包み込まれて物語は進み、たいていの映画では取って付けたようになってしまう回想シーンもほどよく調和しているし、敵兵(日本兵)がリアルさに欠けすぎるものの、実に良く出来た作品で、三時間ちかくの長時間を感じることなくエンディングを迎えましたが、観終わって、いま評判の日本の戦争を扱った映画と比べたら対極にあるような語り口だけど、違いは何なんだろう、これが芸術性ってものなのかな? と考えさせられました。  

  状況の良し悪しを判断なんかしなくていいから、とにかく上官の命令に即座に反応して従うのが良い兵士で、そのように訓練するするわけだけど、この作品に登場する中隊長は弁護士出身だけあって理論的で冷静で、部下に対する思いやりも篤く、遅れて出世し功をあせり怒鳴りまくる隊長の無謀な作戦命令にたいして狃召Δ海箸禄侏茲泙擦鶚瓩筏A海噺世なち、その後の状況の変化に対応して勝利に導くことになるのだけど、結局は指揮権を剥奪されて国に送り帰されてしまいます。  

  彫刻家の佐藤忠良さんの体験談で、戦争末期に所属の小隊が追い詰められ、小隊長が玉砕の命令を出して全員討ち死にという場面で、こんなことを言ったらその場で味方に撃ち殺されるかもしれないがどうせ死ぬのならと、玉砕よりも生きて帰って祖国再建の力になったほうが・・・・と言ったところ、それが功を奏していまの自分があると。 小隊長も部下に言ってもらったからそのように出来、内心ホッとしたのかもしれないです。 言うべきことは心を強くして言ったほうが良いみたいですね。
投稿者:sachi823投稿日:2013-12-03 16:44:04
「天国の日々」で感動させられたマリックが
太平洋戦争をどのように描くかが興味深かったのですが、
やはりマリックでした。非常に個性的な描き方です。
この人の数少ない作品をいくつか見ると、
作品の内容を楽しむのではなく、マリックの表現を
見ること自体が目的になってしまいます。
類い希なる才能の持ち主だと思いますが、
種明かしをされた後で手品を見るような所もあります。
本作品も自然の営みを非常に美しく挿入させ、
戦争の無為さや人間の存在の儚さを感じさせます。
度重なる回想場面は、少しくどくその意図が
よく分かりませんでした。
投稿者:tricolore投稿日:2011-12-15 01:03:31
人が変わってしまうということを、ここまで悲しく描いた映画は他にはないと思う。
人がこれほどまで殺し合い、よく判らない戦争の中で、誰の為かも判らず、何が原因かも判らず、ただ戦う、休む、そして戦うという行為を繰り返し、その中で自分が変わっていく恐ろしさをありありと感じながら、けれどもそこから下りてしまうという選択は兵士にはない。

「おまえか?俺の友達を殺したのは?」と異国の言葉で問われても、それは伝わらないと判っていても、たぶん兵士達には相手の言っていることは判るのだろう。
自分も彼らもやっていることも、されていることも、殺しあっている理由も、自分がなぜここにいるかも一緒だから。
目の前で人を殺す時、兵士はみんなこの言葉を思い浮かべ、ただその答えを見付けるよりも早く殺すという行為に及ぶしか出来ないのだろう。
どこまで求めても答えられることのない自問は、死ぬ瞬間、殺す瞬間に答えが浮かぶことなんてないのだろう。
ただ自分が越えたくなかった線を越えた時の嫌な音がするだけで。

仲間を殺したから相手を殺す。大事な人を攻撃するから戦う。
兵士にとって戦争というのはそれだけのことだから、相手を殺したいと思わなくても、自分がその戦争に加担した以上、相手を殺すという選択を捨てることもまた許されない。
人が幸せを求めるように、大切な人を奪おうとする相手を殺すというのも人間の感情なんだと思う。
海や空や森や風や大地や植物や動物は決してそんなことはしないのに。
小さな村で暮らす島の人々もそんなことはしないのに。
そんな島にアメリカと日本から来た兵士達はお互いを殺しあう。
その行為がどれだけ自分を歪め、どれだけ自分に纏わりつくかというのを自覚しているのに、それでも殺すということを続ける。
本当に何の為の戦争なんだろうか?兵士達は自問する。
離れて暮らすことすら耐えられなかった妻や、自分を信頼して付いてくる部下達、ただ戦争を経験したかった者もいるし、人を殺すという現実を考えていなかった者もいる。戦功を立てそれで満足する者もいる。
なぜ自分は戦っているのだろう?なぜここまで辛い思いをして、目の前で死んでいく仲間を見て、子供すら殺されていて、レイプよりひどいことをして戦うのだろう?
自問しても答えが出ることはない。
戦うという意思を決めた時から兵士達には戻ることは出来ない。
自分の中の赤い線を越えて自分が今までの自分に戻れないことを知った時、それは自分にとって何が変わるのだろうか?
人を殺した自分、人に殺されそうになった自分。
それを抱えて生きていくというのはどれだけ自分を苦しめるのだろう?
戦争だから。と開き直ることしか出来ないのだろうか?
それともそのことを称えて生きていくのだろうか?
一生懸命そのことを忘れようとするのだろうか?

耳元を掠める銃弾、前に進むと撃ち殺される仲間達、後ろから進めという上官、死んでいく者の為にただ死ぬ苦しみを和らげるモルヒネを渡そうとして銃弾の中を走る軍曹、戦うこともなく手榴弾を自発させて死ぬ兵士、水すらも運ばれてこない。
なんの計画性もなく、自分が死んだことすらも見つけてくれない戦争。
そしてやっと殲滅させた敵の姿は武器も食料も枯渇し、ただやせ衰え逃げるばかりである。
彼らも同じだ。自分が逆の立場だったらこうして死に掛けて戦い、捕らえられ、そして侮辱され殺されていく。
どうしてこんなことを自分がしているのだろう?
早く帰りたい。帰らせてくれ。勲章もいらない。不当な評価への申し立てもいらない。
ただ帰らせて欲しい。裏切り者でも卑怯者でもいいから帰らせて欲しい。
怪我をしてでも、無能と言われても、そこから帰ることの出来た兵士は幸せかもしれない。

本当に?本当に幸せなんだろうか?
これだけの思いをして、これだけ死んで行く人を見て、これだけの人を殺して、それでも生きていけるのが幸せなんだろうか?
彼らは昔のように愛する人を愛せるのだろうか?
死ぬまで人を殺した方が幸せなんじゃないだろうか?
そうして自分の死体すら誰からも見つけてもらえず、ただ大切な人を死ぬ直前に思い浮かべて、そしてその土地で朽ちていく自分を思い浮かべた方が、大切な人にどんな自分になってしまったか?を見られるよりも幸せなんじゃないだろうか?http://tricolore0321.blog.fc2.com/
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-12-14 17:41:23
流石マリック詩情溢れる映像。そして己と神との対話。今まで見て来た戦争映画とはまったく違う印象だ。死と生を分ける一瞬の運命。戦渦の悪夢。現実と夢の世界を行き来する極めて内省的な反戦映画ともいえる。戦士たちは次第に戦う目的を見失っていく。見終わって自分に起きたのは、空気が抜けていくような脱力感だ。この厭世感と映像美は大いに評価されるべきだが、やはり長過ぎるなァ。あと、光石研たち泣き喚く日本兵。原作に忠実だったかどうかは別として。描き方には疑問がある。ショーン・ペンより個性派イライアス・コティーズ。N・ノルティ。味も曲もある2枚役者。
投稿者:Normandie投稿日:2011-12-08 01:37:39
詩的に戦争を描いた唯一の映画かもしれないが
幾つかの描写には信憑性を疑うシーンも無きにしもあらず。
しかし本当の芸術家は残酷でも自分の表現を徹底する事はいとわない。
ここでは有名俳優も一片のコマのように見えます。
 
投稿者:陸将投稿日:2011-08-20 20:55:41
【ネタバレ注意】

ガダルカナル島で繰り広げられる、人間たちの醜い争い。
ちっぽけな人間の愚かな営みを、自然が、そして神が、見つめている。

自然は今も昔も変わらず、そこに存在する。
そこに人間が入り込むことで、そこは楽園にも地獄にも、恵みにも脅威にも成り得る。

現世を超越した視点から、終始人間たちを見つめている。
人間たちはこの島を占拠しようと、丘の頂上を目指して、青々とした茂みに身を潜めながら、ひたすら上へ上へと登っていく。
その行動はまるで、神に近づくが如く感じられる。

そんな人間たちは次々と銃弾に倒れ、命を落としていく。
死にゆく者に対して降り注ぐ光は、まるで神の後光が差しているようだ。
神に召された生命の数々。
だが、その死に価値などない。

人間たちは自問自答する。
この戦争に意味があるのか。
ちっぽけな人間が発する問いに、神が答えを導き出している。

投稿者:FFF投稿日:2011-05-24 18:17:04
劇場で観たが主人公とニックノルティと奇麗な景色の印象しか残っておらず未消化だったので、ツリーオブライフがベネチアちゅう事で再見。
当時知らんかったエイドリアンブロディはじめ有名な役者が大挙出演してたんですね。
やっぱ奇麗でした。でも物語に引き込まれません。
日本人や現地人が宇宙人みたいで琴線にふれませんでした。
投稿者:こじか投稿日:2010-12-26 10:25:39
入り乱れる台詞やナレーションに美しい景色、そして戦場。とにかく丁寧で質の高いものばかりで情報量が多く、登場人物も入れ替わり立ち代わりなので字幕慣れした日本人にも”聴き分け”が難しい。普段はたいがい字幕鑑賞ですが、これは字幕の限界を如実に感じました。あまりに納得いかず日本語吹替えで観返したところ、これが全く別モノ…。素晴らしくって10倍は心に響きました。「2001年宇宙〜」とまで言うと大袈裟かもしれませんが、この作品は字幕を読むのではなくぜひ”聴覚”で鑑賞してほしい。もし字幕鑑賞でピンとこなかった方もぜひ吹替えでもお試しあれ。
投稿者:noir fleak投稿日:2010-05-31 11:00:00
南海の島の人々やその暮らし、景色、鳥や木々(なんだか The Night of The Hunter を思わせる)を丹念に、しかも美しく撮っているのはすばらしい。
しかし戦争映画としては、全く失望した。トーチカまでの攻防など全く従来の映画の焼き直しではないか。なんら新鮮さがない。
最後に近く、主人公の一人が多くの日本兵に囲まれ、しつこく「降服しろ」と迫られるシーンなど全く噴飯もの。あんな場面、即撃ち殺されてお終い。一人の歩兵に何十人の日本兵がかまっている場合ではないでしょう! そういう細部がいい加減だと言わざるをえない。昔のBattelground の方がはるかにいい映画です。
投稿者:Kircheis投稿日:2009-05-28 00:00:36
とにかくキャストが豪華すぎる!
戦時下の兵隊をリアルに描いているのは理解できるが、残念な事にストーリーがあまり記憶に残らない。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 16:03:43
ショーン・ペン
投稿者:藤本周平。投稿日:2007-08-31 18:25:23
なかなかおもしろかったです。まあ多少は長いと感じましたが・・・
投稿者:naoron投稿日:2007-08-31 12:56:35
間違いなく戦争映画の最高傑作。

戦闘以外のシーンも多く、映画自体も長いのだが、全く退屈しない。
美しいが景色だけの場面でも、脳細胞をフル活動させて画面に集中させてくれる。

戦争映画にアクションや娯楽性を多く求める方には、向かないかもしれないが、一生忘れることが出来ないであろう、美しく恐ろしい映画。
投稿者:datsan5555投稿日:2007-06-07 21:44:19
シェイクスピア(『恋におちたシェイクスピア』、『エリザベス』)対第二次世界大戦(それ以外)と話題を呼んだ当年度のアカデミー作品賞であったが、7部門にノミネートされながら1つも受賞にいたらなかった。しかし、ベルリン国際映画祭では最高賞の金熊賞を受賞しているしNY批評家協会賞では監督賞と撮影賞を受賞した。要するに、受賞するかノミネートに留まるかは審査委員の価値観に左右されるところが大きかったのであろう。アカデミーは残虐描写がリアルで激しく、なおかつ愛国心をストレートに、前面に押し出したスピルバーグに栄冠をもたらし、ヨーロッパの人は哲学的かつ詩的なマリックに好感を抱いたのだろう。
戦争とは何なのか、生命とは何なのかということに加えて、優れた映画とは何なのかということを深く考えさせられた。上映時間は短ければいいのか、台詞は多いほうがいいのか、キャスティングは・・・などなど。もともとマリックは大絶賛を受ける気などなかったのだと思う。ただ、興行収入や受賞が多いだけで記憶に残らない映画に比べれば遥かに有意義で存在そのものが功績のような映画であると思う。
記憶に残すことを狙ってこの映画を作ったのであればマリックは間違いなく化け物である。
投稿者:エイリアン投稿日:2007-03-25 00:55:45
まずこの映画のデータベースのレビューを観て、苦笑した。確かに退屈な場面もあるかもしれないが、決してつまらなくはない。ちょっと分かりにくいところもある、上映時間も長い。しかし決してつまらなくはない。
投稿者:hamc投稿日:2006-03-15 21:09:39
とにかく映像が美しい 俳優さんたちも最高!! ところでショーン・ハトシーはどこにでてたの?
投稿者:pilokun投稿日:2006-02-04 00:23:14
【ネタバレ注意】

銃弾飛び交う戦場でも止むことの無い、鳥の鳴声、風のざわめき、川のせせらぎ・・・。自然現象の中に人間がいるという単純な事実を戦場を通して描くことで、戦争をそして人間の行為そのものをうまく矮小化している。
ショーン・ペンを筆頭に出演者の演技は良い。兵士それぞれの悩みや性格が非常に良く出ている。良いからこそそれが大自然の映像と音に対比されて、余計に人間の小ささを感じさせられた。
人間の行動の善と悪がテーマっぽく語られてはいるが、本当の主題は人間の存在が善か悪かを問おうとしているのではないだろうか?

投稿者:Bava44投稿日:2005-12-25 01:12:03
【ネタバレ注意】

この映画で一番感心したのはラスト近くで登場するジョージ・クルーニーのシーン。
この映画を見た人の誰もが彼を軽蔑の視線で見るだろう。そして自分が戦争を疑似体験したことを悟るだろう。
よって監督の意図は見事に成功していると言える。

投稿者:bond投稿日:2005-10-04 11:55:46
兵士の心情に重きを置きすぎ、もっとエンターテイメントでも良かったのでは、ノルティは怒鳴りすぎ。
投稿者:william投稿日:2005-04-17 08:29:08
これまで数々の戦争映画を見てきたが、この作品に関してはかなり異質な部分がある。いわばこの映画には、敵も味方も、善も悪も存在していないのだ。だが人間達の醜い争いの中でも、自然だけは変わらずに美しいままで存在している。テレンス・マリックの伝えたかったことは、ただそれだけのことであろう。一言で言えば、全てを「無」に還してくれる作品なのだ。
私にとっては永遠に心に生き続ける、あまりにも素晴らしすぎる名作である。
投稿者:投稿日:2005-02-15 15:13:26
自分に酔ってる監督。
監督自身の戦争観・人生観が芸術性に固執した手法で描かれており、結果、ドラマ性が欠如した退屈な作品。
『監督』が前面に出すぎて『役者』の存在感がまったく無い。
特に前半、説法じみた語りが観るものにとっては退屈な退屈な"地獄"…。
投稿者:きのこきのこ投稿日:2004-07-27 01:33:39
波打ち際にポツン・・・と佇む椰子の実に
この世で何が起ころうとも、それでも時は流れて行く・・・という
人間の力ではどうにもならない無情さを感じた。
投稿者:eminem投稿日:2004-07-23 18:36:34
ものすごく深い話です。真剣+覚悟のうえ鑑賞ください。おれのなかではものすごく上位の映画です。ほんとに考えさせられる映画です。一つ欠点がある。それは日本兵の描きかた・・・。それがなかったらもっとよかったかな?
投稿者:さち投稿日:2004-06-14 04:05:53
重いんだがなんだかよくわからん
投稿者:hide0921投稿日:2003-12-12 17:05:58
久々の監督作だったので映画館で見た。
3回見た。
3回寝た。
投稿者:沢村駿投稿日:2003-06-25 12:24:51
監督の個性というか、映像美学がモロに出ている作品なのだろう。その辺が合うか合わないかが、この作品の評価に直結しているハズ。
俺的にはもっと派手な、血みどろの戦闘シーンがオンパレードな戦争映画が好きなタチなので、どうもモノローグが時として延々と続くこの作品の手法には正直、眠気がさした。

でも、哲学的な、イイ作品であるとは思う。この作品を評価できるかどうかは、つまりは観る人間の性格や、その人が映画に求めるもの、にも関わってくるんじゃないかな。最終的には。

同じ太平洋戦線ものとしては、個人的には『ウインドトーカーズ』の方がは好きだけどもね。
投稿者:物見ノ丘投稿日:2003-06-12 20:42:56
文学的、哲学的な独白の多い映画である。私は好きだ。
幾度もの鑑賞に堪えうるし、観る度に新たな発見がある。
時代を経て伝えられる映画と思う。
投稿者:かっこう投稿日:2003-05-18 23:59:00
戦闘のシーンは面白かったのですが、長すぎて退屈してしまいました。
(特に最初の戦闘が始まるまでは辛かった。)
メッセージも少々説教臭く感じてしまいました。
投稿者:J.T.投稿日:2003-03-30 04:08:37
 知り合いに薦められて観ました。「地獄の黙示録」よりもさらに鑑賞に我慢を強いる映画でした。登場人物の独白が急に始まったり(しかもその内容がまた難解!)、編集がわりと雑(登場人物の会話のシーンの途中でやたらと長い景色を入れるのを意図してやっているいるようですが、それがしつこくて何度も話が変わったんだ、と勘違いしてしまいました)なところも感じ、おまけに作品自体がカタルシスとかドラマという娯楽性をまったく無視しているため、一般的に人気はでないのもやむを得ないかな、と思いました。「地獄の黙示録」も「プラトーン」も物語性を重視していますが、この映画は「プライベートライアン」の冒頭の20分が3時間延々続く、といった趣があります。
 しかし辛いのを我慢して観る価値は十分にありました。監督は戦争の混乱を混乱のまま(時系列という以外、まったくストーリーが構成されていないといってもいい)、観客に投げ出しており、ドキュメンタリーのように戦争の不快さがはっきりと刻まれています。
 娯楽的な面白さからは程遠い映画ですが、こうした実直な反戦映画も世の中にあるべきだと思いました。
 こういう映画がハリウッドで作られても、ちょうどいま、相変わらず同じような戦争が行われ、無駄に人が死んでいる。人間ってどうしようもない生き物なのだなあ、としみじみ感じてしまいました。
 極めて優秀な再現記録映画でした。(芸術性はないと思います)
投稿者:投稿日:2003-03-29 01:52:25
戦争と戦争映画は「戦争で体験した苦しみ悲しみ喜び友情こそが本物だ」という「絶対」に似たメッセージを発してしまうものです。
たとえ「反戦映画」でも。
だから戦争に参加しなかった個人や国は「戦争」というものに負けてしまうのですね。
それを映画は超えられるんでしょうか。
言わずもがな戦争映画は戦争でかせいでいるのですから兵器産業との類似は覆い隠すべくもありません。
でもそれは映画鑑賞のさまたげではありません。
というのが世の中だというメッセージもまた映画は発しているのですね。
投稿者:noman投稿日:2003-02-14 16:11:43
私、成人特有の水疱瘡に発症している最中この作品を見、コメントさせてもらってます。医者によると子供の頃より免疫力が低下して発症してしまったらしくこの2,3日薬を飲んで寝込んでました。全身・舌・喉にまで湿疹が出て食事も満足に食べられず舌も上手く回らず自宅で映画を見てるぐらいしか出来ませんでした。冒頭の静けさからは戦争映画の匂いは感じられず少し期待を裏切られた感は有りましたが、時間が進むにつれ、ガダルカナル制圧の難しさ、兵士の死に対する恐れ、部下を鉄砲玉同然に扱うニック・ノルティの日本人将校さながらの指揮官ぶりが伺えました。この作品がこれまでの第二次大戦物と一線を画く理由はおそらく「なぜ自分達は言葉の通じない相手と戦っているのだろう?」と言う事を前面に押し出しているからではないからでしょうか?休暇が与えられる前日、ガダルカナルを制圧した日、ある日本兵が言った言葉「貴様もいつか死ぬ」その言葉の意味すら分からず日々誰かを殺し続ける。今現在もそれと同じ事が繰り返されようとしている。どこかに化学兵器をばら撒いて誰かを私と同じように湿疹だらけの、いやそれよりもっとひどい体にしようとする連中がいる。今この時この作品を見られて良かったと私は思います。皆さんも忘れんで下さい。人間には言葉があるということを。
投稿者:rupan投稿日:2002-12-15 22:19:52
DVD借りたけど・・・
途中で見るのやめた。
はっきり言うと全然面白くなかった。
投稿者:MARK投稿日:2002-10-20 02:14:36
監督の想いからすると60%程度の完成度かな・・・・・・という作品でした。
でも、『プライベート・ライアン』よりはテーマ性に優れ、且つスケールの点でもずっと壮大な戦争ドラマだったと思います。この映画を見るとスピルバーグが如何に軽業或いは曲芸を以ってお金を稼ぐ監督であるかがわかった気がしました。SFモノも戦争モノも彼にとって映画とは見世物以上でも以下でもないんですね。
一方、この映画の監督は、戦争の中から人間を掘り起そうとしているのがよく見えます。そして自然と人間を対置させます。しかし、役作りは十分とは言えませんでしたね。少尉と中佐と主人公(ショーン・ペン)はなんとか軸になり得ましたが、他の2、3の兵隊役の役者がちゃんと役をこなしきれていない。その点が監督がロス40%だったと思ったんじゃないかと推測した部分です。これは仮にミスキャストだったとしても、監督自身の責任です。しかし、壮大な構図がなんとか浮き上がったこと事実です。これはハンス・ジマーの音楽の良さにかなり助けられたとみます。特に南太平洋の原住民の歌唱は宗教的であり、モーツアルト的に美しかったと思いました。
それにしても、命からがら生き延びた主人公に奥さんからの三行半の手紙は、泣かせましたね。ショーンの力なく、腑抜けの笑いかたが悲しみをリアルに表していたと思いませんか?
投稿者:トリガー投稿日:2002-07-14 18:11:40
んー、確かに戦争映画って感じするけど
戦争の悲惨さを訴えかけるばかりで、映画としての楽しみはなかった。
別にこれは全然悪いことじゃないんだけど
個人的にはあまり楽しめなかったなぁってだけのこと。
それにしても、長い。かなり長い。無意味に長い。
こんなに長くなくても要点は掴めるはずでは?
戦争映画の意味とは
観客が見入るとが出来て、なおかつ考えさせられる。
ということではないのだろうか?
投稿者:黒いチュウリップ投稿日:2002-03-11 14:42:20
戦争映画というより戦闘映画という感じ。
各個人が敵国以外の何かと闘っている。
ノルティは怒りながら何と戦っているやら。
戦闘中ほとんどの兵士が「恐怖」とも戦っている。
その恐怖から解放されて見る、まだ「恐怖」から解放されない
敵国の兵士は、あーゆーふーに見えるのかもしれない。
投稿者:まりっくりん投稿日:2002-03-10 21:56:54
戦争を舞台にしているが、戦争映画というジャンルを超えて、人間世界を見つめた映画になっております。そう、見つめる、というのがこの映画のテーマではないかとさえ思えます。こういう映画がハリウッドで、しかもこのような大作の形をとって現れるなどとは、夢のようですな。
ストーリーはないに等しく、それぞれの兵士がそれぞれに迷い、おののき、あるいは死に、狂い、麻痺し、絶望し・・・というさまを延々と映し出しますが、このリズムに乗って、観客(の一部かもしれませんが)も思考の海へ漂い出します。
ある方は「これは映画じゃない」などと否定されておりましたが、とんでもない!ここに映画の可能性を見よ。・・・と私は言いたいですな。

日本人にとってはつらい部分もありますが、テレンス・マリックの高い志を垣間見る一本です。
投稿者:人妻A投稿日:2001-08-15 00:21:32
戦争映画はたくさんあれど、こんなにも
つまらなかった作品は見た事ないです。
みなさんが言っている様に映像はとっても素晴らしかったと
思うんですが、メッセージが伝わってこないのです。
戦争と言うテーマを扱っている以上、何かを伝えてほしかったです。

投稿者:ゆきぼー投稿日:2001-08-03 21:42:22
ハッキリ言ってつまらなかったです。
このキャスティングでこのつまらなさはなに?って
思った程。でも、皆さんの評価を読むともう一度み
てみようと思いました。
投稿者:ジャンボ投稿日:2001-05-04 14:09:11
この映画プライベートライアンより知名度が劣ってるけどどうして?
こっちの方がリアルで面白いのにね。
投稿者:hijiri投稿日:2001-04-24 18:28:15
映画を見て、こんなにたくさんのメッセージを受け取ったのは初めて。特に最後。映画を通して、自らの周りの、自らが築いたものを見つめ直せと言ってる。普段は気付かない、その幸せをじっと見据えろと。
何度見ても新しい発見がある。多分それらは見る人によって多様な捉え方があるでしょう。普段内側に秘められているものが引きだされるという感じです。
祖父の兄弟をあの戦争で失っており、確かに痩せ細った日本兵を見ると心が締めつけられます。でもこの監督はステレオタイプな描写はしていなくて、「憎むべき敵」ではなく同じ人間として扱ってくれている。変な英語訛りの日本語ではなかったのもよかった。
気軽に見られる映画ではないけど、日本人なら見て欲しいと思った。一生忘れられない作品です。見終わった後の喪失感にはいつも呆然とさせられます。
投稿者:Nancy投稿日:2001-04-22 16:49:00
今までみた戦争映画でナンバーワン!です。正直、心の中に何か言いようのない切なさ、無情を感じ、果ては人間とはいかなるものかを問いかけているような究極の疑問を、この映画は私たちに投げかけていると思う。戦争とは、人間とは、幸福とはいったい何なのか?善とは?悪とは?人間の愚かさを問い、そしてその根底にある重要なヒューマニズムを浮き彫りにする。淡々と流れていくストーリーのなかに、私はこの監督のすべての人間に対する温かさを感じた。捕虜になった日本兵を見つめるあの主人公の優しい顔が忘れられない。一人の一個人としてこの映画を見つめよう。最高傑作の映画である。
投稿者:Roadrunner投稿日:2001-02-28 16:41:50
これは戦争映画を超越した芸術映画です。「プライベート・ライアン」と比較される事が多い映画ですが、「プライベート〜」とは全く違う種類の映画だし、同じものを期待して観るとがっかりするのではないでしょうか。
ストーリーにまとまりが無いという批判もあるようですが、私にはそこがかえって現実的に感じられました。おそらく実際に戦場に居る者にとって、戦争はこういった支離滅裂で混乱したイメージの集合なのではないでしょうか。ハリウッド映画はとかく白黒をはっきりさせ過ぎる事が多いですが、戦争には意味をなすストーリーも明確な結論も無いはずです。
ジョン・トールの撮影は凄いの一言。視覚的にこれほど詩のように美しく、さらにインパクトのある映画は数少ないでしょう。大自然の静穏さと美しさは、人間同士の残酷な戦いと衝撃的な対照をなしているだけでなく、人間と自然との関係について考えさせるものでした。また、多くのシーンでカメラが兵士達の目線にあった事により、戦争という狂った状況下で、同僚や自身の死に面した兵士達が何を見つめ何を思っているのかが伝わってくるようでした。心身的な過酷さ、正気と狂気の境界線に居る不安定さ、常に伴う恐怖感など、彼らの日々の生活を垣間見た感じです。
兵士達が周囲に注意を払いながら行進するすぐ脇を原住民の男が全く無頓着に歩いていくシーンや、兵士が次々と倒れるそばで瀕死の小鳥が這っているシーンなど、微妙なようで強烈なメッセージを含んだ場面の数々に、マリックの上手さが見られました。ハンス・ジマーの音楽も実に良かったです。映画のところどころで聞かれる詩的なナレーションからは、個々の兵士の気持ちを覗けるだけでなく、人間の存在、死、善と悪などについてあたかも神へ問いかけているような質問が感じとれます。そして他の多くの映画のように答をこちらに押し付けてくる代わりに、視聴者に考えさせるのがこの映画の良いところです。
トラヴォルタとクルーニーの配役はちょっと...という感じがしなくもなかったですが、ニック・ノルティ、ショーン・ペン、イライアス・コティーズ、そして特にジム・ガヴィーゼルは文句のつけようがない演技でした。
観る回数を重ねるたびにさらに良さが解る、深みのある作品です。
投稿者:fulcrum投稿日:2001-01-08 11:16:37
大好きな映画です。南国の風景と米兵たちの心象(ボイスオーバー)をからめながら進むとこも好きです。けど、いちばん好きなのは序盤の戦闘シーン。日本軍の陣地が堅いんだ、これが。ぼくの友人は「こんなに日本兵強いわけないじゃん」と言ってましたが、実際はこのくらいは強かったはず。もっと強かったかもしれん。トーチカから九二式重機関銃で狙撃するんだけど、これは迫力あるよ〜。九九式軽機も出てくるし、銃器ファンにはちょっとうれしいです。
中盤、日本軍はボロ負けしますが、ここで「監督には差別意識がある」なんて言う人もいますが、まあ目をつむりましょう。ジェイムズ・ジョーンズの原作に忠実に作ってあるだけですから。
この映画のこと気に入ったら、水木しげるの『総員玉砕せよ』とか『敗走記』などの戦記マンガをおすすめします。当事者が何を考えていたか、なぜこの映画には無意味な南国の風物がちょこちょこ挿入されるのか、理解できるかもしれません。この映画を“哲学的”と形容する必要はありません。リアリズムなのです。
投稿者:クロマツ投稿日:2001-01-06 20:36:56
 数ある戦争映画の中の最高傑作。あわない人には全くあわない映画だけど、はまった人には、とてつもなく、物凄い映画だ。ここまで胸にジーンときた映画はそうそうない。哲学的に昇華されていて、映像、音楽もすばらしい。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-28 00:58:29
 やっぱりこの映画は悪くない。「哲学的な科白」がもっとくどいのかと思って
いたらそうでもなく、感傷的なフラッシュバックもそれほど冗長じゃない。確か
に、もっと刈り込んだ方が良かったとは思う。
 前半はニック・ノルティの迫力が圧巻。

 ジョン・トールの撮影は噂通り素晴らしい。この映画を見るまでは、『天国の
日々』はマリックじゃなく本当はアルメンドロスが監督もしていたのではないか
と疑っていたのだが、このジョン・トールの素晴らしい撮影を引き出せるマリッ
クはやっぱり立派。
投稿者:923投稿日:2000-10-05 16:16:24
プライベート・ライアンの後に観ました。
同じような感じを期待してしまったのですが・・・
とてもよかった。
戦争の悲惨さと反対に自然が映像が美しければ美しい程
とても悲しかった。
投稿者:辛口投稿日:2000-09-08 15:58:50
プライベートライアンを先に見たせいか、冒頭のシーンがかったるかった。それに、リアルさがいまいち。死んだ親父がこの映画を見たら、「日本兵はあんなに弱虫じゃなかった」と怒るに違いない。プライベートランアンがヨーロッパ戦線を舞台にしているのに対して、この映画は太平洋戦線を舞台にしている。アメリカ退役軍人の圧力か?
投稿者:シス卿 DARTH−JUN投稿日:1999-07-30 18:47:01
幻の監督テレンス・マリック20年ぶりの復活ということで期待して観にいったのですが・・・。確かに映
像は素晴らしかったのですが、映画としては、いろんな登場人物の視点で描かれすぎていてなにかばら
ついているように感じイマイチまとまりに欠けるような感じがしました。2人ぐらいに絞ったほうがよか
ったのでは。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 監督賞テレンス・マリック 
 □ 脚色賞テレンス・マリック 
 □ 撮影賞ジョン・トール 
 □ 音楽賞(オリジナルドラマ)ハンス・ジマー 
 □ 音響賞ポール・ブリンキャット 
  アンディ・ネルソン 
  アンナ・ベールマー 
 □ 編集賞ビリー・ウェバー 
  サール・クライン 
  レスリー・ジョーンズ 
■ 金熊賞テレンス・マリック 
■ 監督賞テレンス・マリック 
 ■ 撮影賞ジョン・トール 
□ 作品賞 
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