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さらばラバウル(1954)

メディア映画
上映時間106分
製作国日本
初公開年月1954/02/10
ジャンル戦争/ロマンス/ドラマ
さらばラバウル  東宝DVD名作セレクション
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 2,700
USED価格:¥ 4,000
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【解説】
 太平洋戦争を舞台に、戦闘機乗りの活躍を描いた戦争アクション。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
18 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2014-01-06 01:11:38
【ネタバレ注意】

<あらすじ>戦況も厳しくなってきた1943年末、ラバウル駐在の航空隊は出陣する度に戦闘機とパイロットを失う日が続いていた。隊長で、撃墜王として知られた若林大尉(池部良)は「鬼隊長」と呼ばれ、部下にも厳しく指導していた。野口中尉(平田昭彦)は、現地の踊り子キム(根岸明美)と恋に落ちていた。米軍の優秀な戦闘機「イエロースネーク」をある日若林が撃墜し、操縦していたトーマス・ハイン(ボッブ・ブース)を捕虜とする。彼は元セールスマンで、戦争が始まってから戦闘機に乗ったと語り、さらに「人命を軽視する国家が戦争に勝てるはずがない」と語る。ある日出撃した野口の不時着を知った若林は救援に向かうが、救出するも野口は死んだ。一方若林は、従軍看護婦の小松すみ子(岡田茉莉子)から慕われていた…。

これは戦争映画の傑作のひとつに挙げても良いのではないだろうか。
池部良演じる寡黙な若林大尉が実にキマっている。「死ぬ死なない」ではなく「任務を全うする」ことのみが戦争勝利への道だと信じる彼は、合理的思考の持ち主であり、無駄な色恋沙汰や連夜の飲酒にはいい顔をしない。
ところが敵機のパイロットに「零戦は初めは怖かったが今ではそうではない。防御が考慮されておらず、パラシュートもない。人命を軽視する国家が戦争に勝てるはずがない」と喝破され、指揮官としての信念が揺らぐ。
しかも米軍の中でも手ごわい戦闘機乗りが、わずか数年のキャリアしかない元セールスマンと聞いて、大きなショックを受ける。
戦闘機乗りとして、部下を率いる隊長として、米軍の物量の圧倒的優位に気づいたのだ。

負傷入院していた片瀬大尉(三國連太郎)が、精神のバランスを崩し、ラバウル空襲の最中に飛び出していき「もうまっぴらだ!」と死んでいくシーンも印象的だ。

そして従軍看護婦役の岡田茉莉子(撮影当時20歳くらい?)の美しいこと。
互いに惹かれ合いながら、決して思いを打ち明けることなく別れていくラストシーンは、どこかペペ・ル・モコの『望郷』を思わせるところもある。
池部良も岡田茉莉子も笑わない。
だが昼の空を見上げ、「何を見ておられるのですか?」と問う岡田に「…星」と池部がぶっきらぼうに答えるシーンは、ふたりの通じ合う関係を示唆する名シーンだ。

空中戦では円谷英二の特撮がふんだんに使われ、実写の映像とからめて効果的。本多猪四郎、円谷、そして製作の田中友幸はこの直後の『ゴジラ』で世界に名を轟かす。
ただ、その前にこうした戦場を舞台にした見事な人間ドラマを製作していたということはもっと知られていい。
日本の戦争映画の逸品のひとつに挙げていいと思う。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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