モスラ(1961)MOTHRA
【クレジット】
【解説】 南洋のインファント島に座礁した第二玄洋丸の乗員は、無人と思われたその島に、原住民が生存していることを伝えた。インファント島で核実験を行なったロリシカ国は、実態を調べるため、島に調査隊を派遣する。調査隊の一行は、そこで巨大な卵と卵に仕える妖精のような小さな女性“小美人”を発見する。隊長のネルソンは小美人を連れ帰り、見せ物にして売り出すことを画策した。一方、虜となった小美人は、テレパシーで島の守り神、モスラの救けを呼ぶ。モスラは小美人の声に応え、海を渡って日本に上陸した。街を破壊して進むモスラの幼虫に、自衛隊は激しい攻撃を加える。幼虫は東京タワーに繭を作り、やがて成虫となってその巨大な姿を現した……。これまでの怪獣映画では、元凶は人間にあっても、怪獣は滅ぼされるべき存在であった。その点で、本作でのモスラの位置づけは新しい試みと言える。モスラのキャラクターは、『モスラ対ゴジラ』でより明確になる。緻密なミニチュアワークが驚異的。 【登場怪獣】モスラ 【関連作品】
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ゴジラと並ぶ怪獣映画として、最初に見た時はなんとも言いようのないワクワクとした気持ちとなりました。
ああ、あの頃にかえりたい・・・http://eigadegenki.cocolog-nifty.com/1/2008/10/post-df38.html
古賀政男より古関裕而、
服部良一よりも吉田正が好き。
昭和30年代、これぞ正しい娯楽映画!!
あの「商売人」の原住民(どことなくタヒチ系メイク)殺戮は非道だね。
自国(ロリシカ?…アメリカ?)のニューコーク・シティ(?)でフラッシュバックの末、警官を殺害…かなりイカれてます。
フランキー堺、かなり強いです。
基本的にモスラの目的はひとつ…意味不明に街を襲ったりしない。つまりは「悪役」じゃない。結局の所、人間の欲望…その醜さ、独善的(取ってきたからオレのもの)な論理(価値観)の主張で、この映画はクズとか、観て喜ぶ奴は馬鹿とか決め付ける愚かさ…みたいなものを語って(語ってないか…)幕を下ろす。
自分の楽しみより、人の想いを…そして幸せを大事にする…ニューシネマパラダイスだね。
特撮も凄い。あの洋上のモスラ攻撃シーンは一瞬本当のシーンかと思ったほど。その後の原子熱線砲を撃つ前の静けさや、発射している時のロングカット、少し悲しい感じのする攻撃の音楽なども素晴らしい。
成虫になった後はちょっとなぁ。物が吹き飛んでいるだけだったような。
ただビルの間から砲弾の飛んでくるニューカーク市は面白いなぁと思いました。
あとモスラの造形ですが、この作品のものも悪くないと思います。むしろ毛がフサフサしていない人形のような「GMK」版のほうがどうかなぁと思います。昆虫らしいのは「GMK」の方なんですけどね。
音楽担当を佐藤勝氏を記述していますが全くの誤りであります。
正しくは「古関祐而」氏です。
東京オリンピックの正式行進曲「オリンピック行進曲」を作曲された方です。
この音楽がまたいいんだ!
モスラのイメージとしては「平和の使者」が定着してしまい、後のシリーズでは(サイテーな平成シリーズも含めて)怪獣映画のジョーカー(お子様向け)というイメージがある。
しかし、この初代。非常に迫力があっていい。
彼は別に憎悪があるワケでもなく、平和を守る使命感があるワケでもない。
「小美人を奪回する」という本能で突き進むだけだ。
突き進むだけ・・・
それを止める事は誰もできない。
モスラは都市を破壊するのは、進行方向に街があったという偶然にすぎない。
「風の谷のナウシカ」における王蟲みたいなものだ!
元はといえば興行師が秘境の島インファントから小美人を誘拐したのがきっかけ。
文明人が自らその災害を呼び寄せ、突進してくる「自然」に恐怖する皮肉。
精巧なミニチュア、迎え撃つ自衛隊との攻防。
原子熱戦砲を使った東京タワーを巡るサスペンス。
怪獣映画の第二教科書のような映画!
大福を丸呑みするダムの監視員などワキ役達もいい味。
なにより、胡散臭さ爆発な悪役ネルソン(ジェリー伊藤)がサイコー!
「ナニ、コエンチュシ? ドシテダ? ニポンのケサツはずるいゾ!」
(この発音が笑える)
【訂正】
本作品の音楽を佐藤勝氏ではなく古関裕而氏でした。
こちらの全く記憶違い(古関氏はザ・ピーナッツの曲のみ担当と思い込み)
訂正とお詫びします。
でも、そんな言い方しなくったっていいじゃん。ねぇ?
プンスカ!
それから改めて感心したのはザ・ピーナッツの芸達者ぶり。歌・芝居・踊りとも彼女たちのカラーそのもの,歌うところなんかほとんど「シャボン玉ホリデー」の歌謡コーナーみたいでした。『ゴジラVSビオランテ』の時だったか,当時人気絶頂だったWinkを小美人にしてはどうかという話がありましたが,お人形さんみたいな彼女たちではこの風格は出せなかったでしょう。
余談ですが,今年のモスラの方が初代よりよかったのは,きちんと<虫>だということですね。胴のくびれ方,脚の細かな曲がり方,翅の形,ちゃんと研究して造形してるんですよ。60年代当時の造形技術ではあれが限界だったということでそれは致し方ないところでしょうけど,生き物は生き物らしいリアリティのある方が私はカッコいいと感じるみたいです(個人的には“GODZILLA”もかなりイイです)。設定ではモスラはマッハ2だか3だかで飛ぶんだったと思いますが,あれだけかっこいいとそれくらいは出せそう。