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雁の寺(1962)

メディア映画
上映時間97分
製作国日本
初公開年月1962/01/21
リバイバル→-1964/04/25
ジャンルドラマ/文芸
雁の寺 [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 2,698
USED価格:¥ 1,728
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【クレジット】
監督:川島雄三
製作:永田雅一
企画:久保寺生郎
三熊将暉
原作:水上勉
脚本:舟橋和郎
川島雄三
撮影:村井博
美術:西岡善信
編集:宮田美津三
音楽:池野成
助監督:湯浅憲明
出演:若尾文子桐原里子
木村功宇田竺道
高見国一堀之内慈念
三島雅夫北見慈海
山茶花究雪州
中村鴈治郎岸本南嶽
万代峰子桐原たつ
菅井きんおかん
金剛麗子岸本秀子
荒木忍独石
寺島雄作桐原伊三郎
石原須磨男喜七
西村晃木田黙堂
北野拓也徳全
天野一郎助三
伊達三郎久間平吉
藤川準兄 平三郎
【解説】
 雁の襖絵で知られ、人々に雁の寺と呼ばれている禅寺。厳しい戒律に守られたこの寺に、襖絵の作者南嶽の妾、里子がやってきた。南嶽の死後、彼の遺言でこの寺に預けられたのだった。やがて、住職は里子の肉に溺れ、少年僧はその愛欲のさまを盗み見て……。水上勉の直木賞受賞作を「幕末太陽傳」の川島雄三監督が若尾文子主演で映画化した官能的でサスペンスフルな文芸ドラマの傑作。本作が単なる名作以上の出来となる上で、川島監督が絶賛したと言われる村井博の絵画的構図を意識した斬新なカメラワークが果たした役割は見逃せない。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
323 7.67
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【ユーザーコメント】
投稿者:hayate9投稿日:2015-01-30 19:34:32
【ネタバレ注意】

皆さん不評の後半のスリリングなところが私は気に入りました。
棺を運ぶシーンはハラハラ。
でもラストの現代のところはやはりイマイチ。(「幕末〜」も実はあんまり私には合わなかった・・・。)
カメラワークがいい。

投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-12-06 14:55:51
着物をきた女のうなじがこれほどにエロティックなものだとは。里子(若尾文子)のうなじを斜め上の視点から写すキャメラは、その着物の下に隠された爛熟した肢体を剥き出しに暴くかのようだ。その女の肩をなで回す三島雅夫という果報者、こやつ役柄とは云え許せない助平さである。こんな女が身近に居れば師匠だろうと誰だろうと殺して自分のモノにしたくなるのは当然だろう。それにしても少年僧慈念(高見)に体を与えた里子の行為は、間接的に住職の慈海(三島)を殺すことを教唆したと見られかねないが、それを感じさせぬ若尾文子という存在の生まれながらの娼婦性は、同じ川島作品の「女は二度生まれる」の小えんにもあった菩薩性と表裏をなす。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-07-25 18:19:38
襖の奥から何が出てくるかわからない妖しい不気味さ。一歩踏み出したら闇夜。なんとも暗く後味の悪さは最高レベル。後半のミステリーがあざとい。
投稿者:doko投稿日:2011-06-18 12:34:42
この作品が何の賞もとってないなんて。。。。
悲しいです。

みなさん文句なく素晴らしい。

余談ですが山茶花究さん、名バイプレイヤー!
今の時代にいらっしゃったらもっともっと評価が上がって人気もでただろうな。。。

ラスト幕末太陽傳で監督がやりたかった事をこちらで少しやってみた?
投稿者:半熟卵投稿日:2009-12-31 23:23:16
若尾文子
投稿者:オネエ投稿日:2007-11-14 23:39:09
【ネタバレ注意】

川島雄三の才気が溢れた作品。何度観ても魅入られてしまうの。これはもう傑作よ。若尾文子はもちろん上手くてきれいだけど、この時代の役者さんてみんな上手いのよね。
川島監督ってさ、変わったアングルのショットを結構使うんだけど、この作品ではやたら多用していてそれが異様な効果を上げている。肥溜めの中から撮ったり、仏壇の中から撮ったり、土葬の穴の中から撮ったり、etc.etc.
それに、日本家屋の様式を画の中に非常にたくみに取り入れているのよ。障子戸の両脇に人物を立たせて対立構造を暗示させたり、極端なパンフォーカスを使って真っ黒い柱の奥に人物立たせたりね。そんなところも観て欲しいわ。とにかくもの凄く計算されている。
慈念の無念さは、あたしは「ゴム短」でグッときちゃう。若い子は知らないでしょうね。「ゴム短」てゴムの短靴のこと。昭和30年代は田舎ではまだ履いている子かなりいたわよ。あれ履くと足が蒸れて真っ黒になるの。でもあたしもさすがに修理したことはなかったな。敗れたゴム靴を糸で縫って、溶かした液を塗りつける、すっごい惨めさが伝わってくるわ。

投稿者:黒美君彦投稿日:2007-02-22 22:21:11
【ネタバレ注意】

私は大変興味深く観た。
川島雄三という異才が描いた水上勉の世界。それは市川崑監督の『炎上』(58年)を明らかに意識したと考えられる強烈な光と影のコントラストが印象的だ。

幼少の水上勉が暮らした京都・相国寺での記憶をもとにした原作は未読だが、モデルの相国寺の瑞春院は上田萬秋の筆による雁の襖絵などで知られている(映画では「孤峯庵」)。
不遇な生い立ちで実の母も知らぬまま寺の小僧となった堀之内捨吉こと慈念(高見国一)。寺の和尚・北見慈海(三島雅夫)は、寺に逗留していた有名画家岸本南嶽(中村鴈治郎)の死後、その愛人桐原里子(若尾文子)の肉体に溺れる。
なまぐさ坊主にいじめられる慈念の怨念が次第に大きく膨らんでいくのを、丹念に追うカメラ。少年の体を求めた里子の前ですら、慈念は庭の上を旋回するトンビに自らを重ねるようにこういう。
「トンビはね、あそこでためてますねん」「あの木のてっぺんに大きな穴がありますねん。暗い壷がありますねん。その真っ暗な壺の中にヘビやら魚やらネズミやらがうじょうじょしてますねん……それらが黒いどろどろした中でぐじょぐじょ、ぐじょぐじょと」
名づけることのできない慈念の暗い情念がこの言葉に象徴される。
後半はサスペンスタッチ。慈海を殺めた慈念は、他人の棺に死体を入れる。ばれそうになる。さてどうなるのか…息を詰めて観ていると、いきなり私たちは突き放される。
ラストについて意見が分かれるのはわかる。
だが、あのカラーで観光地と化した現代の雁の寺を描いたシーンは、ある意味いかにも川島雄三らしいといえないだろうか。
市川崑の『炎上』と共通した世界を、川島風に異化するためには、あのラストシーンでなくてはならなかったのだ(小沢昭一もなかなかいい)。
母への追慕、奥様に代表される女への嫌悪、人を殺めた自らへの断罪、様々な意味合いが破られた襖絵の母雁に投影されているように思うが、数十年後、海外からの観光客で賑わう寺ではその母雁の絵が復元されている。そこに文芸作品の枠に留まらない川島のニヒリズムを感じるのだが…。

思いがけなく主客逆転する村井博のカメラがいい。若尾文子の妖しさはいうまでもないし三島雅夫らの巧演も特筆に価する。
私は、個人的にはなかなか面白いと感じた。

投稿者:マジャール投稿日:2007-01-05 20:34:10
【ネタバレ注意】

陰湿で閉鎖的なお寺の生活。耐えに耐えた小坊主が企てる完全犯罪のサスペンス。
そして、ラスト・・・????
なんとも変てこな映画ですが、最後には犯罪が暴かれる普通のサスペンス物とは、違う展開になってるのが、却って重くて怖い感じがしました。
一番最後、すっかり観光名所と化したお寺で、ノーテンキに襖絵の解説をする小沢昭一(!)登場のシナリオ構成が、ちょっと妙な比較ですが、『馬鹿が戦車でやって来る』を思わせる感じで面白かった。

投稿者:トウショウファルコ投稿日:2006-12-04 03:38:22
期待したんですが・・・駄目だね。失敗作でしょ。
前フリが長い割りに、若い坊さんの犯罪心理が、もひとつ判らない。
生きていく上で、帰る所が無い、辞める訳にはいかない、逃げられない
状況というのは、大なり小なりあるはずで、それが動機であるとも
思えない。と言って、若尾文子に溺れ、奪い取りたいとも違う・・・

後半がどうもトーンダウンしてしまいますね。
こういうのは徹底的にオドロオドロしく愛憎劇、愛欲劇にするべきです。
中途半端な映画だと思いました。

小沢昭一さん出てるんですね。弟子だったと思いますが、今村昌平監督の
イメージがある人ですよね。
投稿者:Longisland投稿日:2006-09-24 00:10:59
俗物和尚が不憫な小僧をこれでもかといじめる描写が、因習に満ちた古い日本的で秀逸。 老人画伯と生臭和尚の囲い者を演じるあやタン(注 若尾文子)が艶かしいぞ〜! 文芸ドラマかと思っていたが後半からサスペンスへ…しかしラストは???? なんだこりゃ? 思いっきりハズしてくれました。
↓小沢昭一はラストのなんじゃこりゃに登場でしょ。
投稿者:投稿日:2003-12-27 23:18:08
狂言回し小沢昭一さんの名前がキャストにありませんね。映画の最初に出てくるのに。
【ソフト】
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