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ソナチネ(1993)

メディア映画
上映時間93分
製作国日本
初公開年月1993/06/05
ジャンルドラマ/任侠・ヤクザ
北野・ざんまい! ~北野武監督作品DVD全集~
参考価格:¥ 47,880
価格:¥ 44,800
USED価格:¥ 32,846
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【クレジット】
監督:北野武
製作:奥山和由
プロデューサー:森昌行
鍋島壽夫
吉田多喜男
脚本:北野武
撮影:柳島克己
特殊メイク:原口智生
織田尚
美術:佐々木修
衣裳:アレン・M・工藤
五島純一
編集:北野武
音楽監督:久石譲
音響効果:帆苅幸雄
岡瀬晶彦
助監督:北浜雅弘
清水浩
大崎章
五十嵐昭徳
監督補:天間敏宏
出演:ビートたけし村川
国舞亜矢
渡辺哲上地
勝村政信良二
寺島進ケン
大杉漣片桐
北村晃一助っ人
十三豊助っ人
深沢猛助っ人
森下能幸助っ人
永井洋一助っ人
安藤裕助っ人
津田寛治喫茶店のウエイター
伊藤季久男シャブ中
小池幸次中松組組長
関根大学中松組組員
水森コウ太金本
松岡一■幸の恋人
神田瀧夢強姦魔
夏坂祐輝村川組組員
長岡毅村川組組員
鈴木隆二郎村川組組員
水谷正勝村川組組員
城春樹北島組組員
鬼界浩巳北島組組員
木下ほうか北島組組員
勝光徳北島組組員
戸田信太郎北島組組員
岸博之トイレの男
津田卓也クラブのボーイ
木村栄マージャン屋の男
藤浪晴康マージャン屋の男
船場牡丹スナックのママ
掛田誠スナックの支配人
山崎勘太スナックのボーイ
逗子とんぼ北島組組長
矢島健一高橋
南方英二殺し屋
【解説】
 北野武の『あの夏、いちばん静かな海』に続く四本目の監督作品。沖縄を舞台に、二つの組の間で繰り広げられている抗争の助っ人として送られたヤクザ幹部の男の結末を描く。
 組長からの命令により、沖縄にある中松組の抗争の助っ人として舎弟たちと共に沖縄へと出向いた村川。しかし、抗争は収まるどころかますます悪化。事務所を爆破された村川たちは、海岸沿いの空き家へと身を隠すことになる。
<allcinema>
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]Aその男、凶暴につき (1989)
[002]AHANA-BI (1997)
[003]A3-4X10月 (1990)
[004]ABROTHER (2000)
[005]A座頭市 (2003)
[006]AKids Return キッズ・リターン (1996)
[007]A菊次郎の夏 (1999)
[008]Aブラック・レイン (1989)
[009]Aあの夏、いちばん静かな海。 (1991)
[010]Aストレンジャー・ザン・パラダイス (1984)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
24195 8.12
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【ユーザーコメント】
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2017-01-23 01:18:27
暴力映画というジャンルにいながら暴力を否定するかのような映画である。
淡々とつまらなそうに映し出される暴力シーンに対し、
沖縄での童心に返った彼らの遊び心溢れるシーンは生き生きと描かれている。
最後はやるせないが不思議と納得できてしまうシーンだ。

淡々としているので「超面白い!」みたいなエンタメ性のある映画じゃないが、
沖縄のシーンがなかなか良くて印象に残る映画だった。
投稿者:TNO投稿日:2015-11-07 21:57:10
この北野武という欧州特にフランスで絶対的な評価を受ける映画監督の作品には、生身の人間の感情が欠如しているように思う。この作品で象徴的なのは、藪から棒に登場する幸という女だ。暴力団員と思われる夫を殺した相手(武本人)に惚れてしまう。その理由は、「強い」からということ以外、この映画からはわからないが、この女性には、どう考えても生身の人間性を感じ取ることが私にはできない。
北野は、台詞を最小限に抑え、ストーリーにも細工をしないことが、信条だと思える。また、主人公は成功することはなく、周辺を巻き込んで破滅するという話が好きで、いわゆる虚無主義が感じられる。強烈な個性を持った映画作家であることは間違いなかろうが、映画が面白いかどうかは、別次元の問題のような気がする。
投稿者:ピースケ投稿日:2014-10-12 00:29:58
作品としては、これが1番良いのかなあ。
たけしの雰囲気は、『その男、凶暴につき』 のほうが好きだけど。
投稿者:sachi823投稿日:2013-10-20 09:48:07
北野武の作品として1つの頂点ではないかと思います。
暴力描写や独特の間のとり方など表現方法が
成熟していると思いました。
キタノブルーが美しいです。もう見られない
事故前のキラースマイルもいいです。
投稿者:110th投稿日:2013-02-07 21:56:58
独特の世界観。沖縄とヤクザ社会の静と動を93分というだらけない時間でうまくおさめています。外国人にたけし監督のファンが多い理由がなんとなく分かる映画。
投稿者:jb投稿日:2012-09-08 15:27:18
期待し過ぎたかな。
投稿者:QUNIO投稿日:2012-05-22 00:06:34
映画作家的なバブルを予見させる醜悪さは、この頃からあった。『HANA-BI』も酷いけど。要するに海外の映画祭うけを狙ったあざとい作品。黒沢清にも言えることだが。
投稿者:陸将投稿日:2011-07-08 23:58:16
【ネタバレ注意】

眼前で突発的に引き起こされる人の死。
そんな光景を見ても、本作の登場人物は、誰一人として騒いだり、喚いたりしない。
ただただ呆然と眺めているか、無表情で彼方を見つめているだけだ。

銃声が鳴り響いた後の、静寂と沈黙。
あまりにも即物的で、乾ききった死が投げ出される。
その空間に漂う空気は、虚無であり、絶望であり、無情である。

沖縄という、海で囲まれた陸の孤島。
そして、主人公たちが身を隠す空き家は、さらに一本道を通らなければ辿り着けない、隔絶した場所である。
そこで繰り広げられる数々の“遊び”。
北野映画特有の“遊び心”がこれほどまでに効果的に働いた作品はないだろう。

空き缶撃ち、ロシアン・ルーレット、人間紙相撲、フリスビー、打ち合い花火。
ここでの銃の使い方が見事である。
人の命を簡単に奪うことのできる拳銃を、まるでおもちゃのように使用する大人たち。

感情や死生観が麻痺してしまった彼らの姿は、もはや狂気である。
だからこそ、沖縄らしい空や海の“青さ”が美しいほど残酷で、燦々と降り注ぐ太陽の光が、人間の心を乾かしているようにさえ感じてしまう。
執拗に続くこの最も“沖縄らしい”場面の数々が、緊張と緩和、静と動という北野映画独特のリズムを極限まで高めることに成功している。

本作の北野武は本当に恐ろしい。
自分が生きようが死のうが、相手を生かそうが殺そうが、そんなことにこだわりがないように見える。
俗世に未練などない人間が1番怖い。
だからこそ、彼の笑顔に戦慄を覚え、彼の彼方を見据えた眼に背筋が寒くなる。

いつ何が画面から飛び出してくるか分からない緊張感。
その画面から充満してくる空気は、まるで剃刀のような切れ味だ。
そんな空気感に切り刻まれて感じる痛みに、ただただ呆然とするしかない。

投稿者:ノブ投稿日:2010-10-01 23:55:08
【ネタバレ注意】

「ソナチネ」(監督:北野武 93分)
話の内容は沖縄でのヤクザの抗争。
沖縄に行くヤクザのメンバーが集まった所で、若いヤクザがおっさんのヤクザにバカにされて腹をナイフで刺し袋叩きにあう演出が面白かった(そんなドタバタしている中でもヤクザのお偉いさん達は静かに淡々としているという演出が、静と動のコントラストを際立たせていて良かった)。
沖縄の小さなバーでの銃撃戦が良かった(避けも逃げ隠れもせず、お互い拳銃をぶっ放しあう。店に入ってきた客がビビッてしまう演出も良かった)。
真っ暗な沖縄の夜の道を車で走るシーンが良かった(真っ暗な闇の中にヘッドライトの二つの灯りだけしか見えない。その灯りに蛾が群がっている。その後パンして今度は遠ざかっていくテールライトのシーンになる。その後の仲間の死体を車から出すシーンの朝焼けも良かった)。
青い空と海、白い砂浜でやっている、頭に缶を乗せて銃で缶を撃ち合うゲームやジャンケンロシアンルーレットが面白かった。
砂浜での相撲をするシーン・演出が面白かった(淀川さんが絶賛していたのも良く分る)。
スコールが降る演出が良かった(おネェちゃんが雨に濡れて白いシャツが透けてパイオツが見える所がセクシーだった(おネェちゃんは不細工でサエナイおネェちゃんなんだけどこの作品ではとてもミリキ的にみえた)所と勝村と寺島がシャンプーで身体を洗っている途中で雨が止んでしまうコミカルな演出が良かった)
落とし穴の演出が面白かった(「もうないでしょうね」と言っている大杉連が落とし穴にはまる演出が良かった)。
花火での銃撃戦がシーン的にも演出的にも面白かった(花火を撃ち合っている中でたけしが本物の拳銃をぶっ放しているという演出が面白かった)。
白い砂浜でフリスビーを飛ばすシーンが良かった(後で投げたフリスビーを拳銃で撃つゲームをする所も良かった。たけしが「ウエスターンショーじゃねぇんだから」と言っていたのが面白かった)。
釣り人のおっさんが殺し屋というのも面白かった(意外性)。
エレベーター内での銃撃戦が面白かった(仲間を盾にしたり、一緒に乗っていた乗客が巻き添えをくったりする演出。エレベーター内の狭い空間というのも良かった)。
東京のヤクザの親分の右腕を殺す演出が面白かった(車の中で足を何発も撃って口を割らせる。最後たけしが「お前殺るか?」と銃を勝村に渡しながら言うと、勝村は「いいです」と言いながら拳銃を受け取らずに、車の後ろのトランクから武器の入ったバッグを取り出し、その中にあった手榴弾を車の中に投げ入れて、東京のヤクザの親分の右腕に蹴りを入れて車の扉を閉めて立ち去る(背後で車が爆発炎上する)というシーン・演出がとてもよかった)
最後、ヤクザのお偉いさん達が次々と高級車で乗り込んでくるホテルの灯りを消し、そこにたけしが一人マシンガンを持って歩いて入っていくシーン・演出がとても良かった(静かな暗闇の中、建物の外の窓からマシンガンの火花が光るだけというシーン・演出がとても印象的だった。たけしがマシンガンをぶっ放しているシーンや相手のヤクザ達が応戦して拳銃をぶっ放しながら機関銃に撃たれて倒れていくシーンも挿入しているけど・・・。)
最後たけしが青い車の中で拳銃自殺して、沖縄の田舎道に青い車が止まったまま放置されるというラストシーンも印象的だった。
全般的に
沖縄の青い空・青い海・白い砂浜がシーン的にもとても良く、そこで色々な遊びをして楽しんでいるヤクザ達というのが演出的にもコミカルで、とても面白かった。
沖縄の隠れ家の古民家がとてもいい雰囲気だった。
久石譲の音楽も「狂気っぽい感じ」を増幅して、いい効果を出していたとボク的には思う。
登場人物も皆いい。たけし・大杉連・寺島進もいいけれど、人の良さそうな沖縄ヤクザの親分渡辺哲も良かったし、釣り人の殺し屋南方英二(チャンバラトリオ)も良かったし、ヤクザの親分さん達が人の良い温厚なおじいちゃんというのも良かったし、サエナイオネェちゃん国舞亜矢もミリキ的だったし、何と言っても飄々としているけれどもやる時はやる勝村政信がとても良かった。
昔観た時に覚えていたのは沖縄の青い海・空と白い砂浜がキレイだった事と、スコールで身体を洗うシーンと最後の建物の窓から機関銃の火花が光るシーンぐらいだったが、観直してみると、遊んでいるシーンはとてもコミカルだし、今回は「3−4X10月」と違ってオネェちゃんの扱いや撮り方も魅力的だったし、アクションも満載で驚く程面白かった。
ボクの中では「キッズ・リターン」「あの夏一番静かな海」「その男凶暴につき」「座頭市」に並ぶ北野武映画の中でも5本の指に入る傑作。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:這いよる混沌投稿日:2010-08-24 23:37:20
拳銃をまるでオモチャのように扱う村川(たけし)の危うさ。
仲間内でのロシアンルーレットの場面の緊張感は凄まじい。
(ま、あとでフェイクと判るんだけども)

バーやエレベータ内での壮絶な撃ち合い。その静から動への移行。

一貫して映画内悦楽に暴力描写が昇華されているか、
暴力が映画的興奮を喚起しているか、いずれかの手法を取ってきた北野映画。
現在においてもその最高峰の作品と言えるが、
個人的趣味ではもう一歩というところ。
沖縄のビーチでのくだらない戯れがどうも馴染めなかった。
投稿者:tagosaku1投稿日:2010-08-01 22:53:29
【ネタバレ注意】

殺すときは心を込めて殺せ、などと言っている人もいるが馬鹿げている。
人を殺すときは何も思ってはいけない。嗜虐心も憐れみも持ってはならない。
やがてそれは、自分が一匹の獣に戻ったことを思い出させるのだ。

ポスターを思い出してほしいのだ、青いナポレオンフィッシュが銛で、
一突きにされて赤い不気味な空に掲げられているあのポスターを。
我々は皆あの魚なのだ、そしてあの魚を殺す立場でもあるのだ。

村川が無表情なのは死の中に生きているからだ。しかも彼はこう言っている。
「あんまり死ぬのを怖がっていると、死にたくなる」。
半分棺桶に足を突っ込んでいることを知っているのだ。
彼がセーフハウスに逃げ込んだ後、夢でロシアンルーレットをやり、
見事に死におおすのは、束の間得た休息で、死を意識しながらも、
「生」の中で生きていることを知っているからである。
何も考えないで殺していく人間があんな夢を見るだろうか?
失うことに無関心な人間が、失うことを恐れるだろうか?
村川が最後自殺するが、死ぬのが怖くなるほど「生」を意識したからだろう。
失うものが無い人間が相手を傷つけ、相手に失わさせるのは簡単だ。
だが村川は最後まで生き延び「生」を手に入れた。怖くなったのだ。
あの青い海と青い空の下、「生」を楽しむことが。

投稿者:inres9投稿日:2010-06-11 22:33:01
たけしは自分が60過ぎまで生きるとは思ってなかっただろうな。
投稿者:こじか投稿日:2010-05-21 01:17:43
「その男〜」から「キッズ〜」までの
傑作群の中でもさらに抜きん出ている。
至高者北野の珠玉の代表作。
素晴らしい!

個人的に、
勝村政信が逃げ去りながら振り向いた火薬フラッシュ、
あのシーンにカットバックする武の銃撃カットのみ余計。
投稿者:uptail投稿日:2009-07-04 19:05:39
ビートたけし
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2008-03-22 15:25:46
たけし流「冒険者たち」といった感じの、‘ヤクザメルヘン‘。
アクションシ−ンは低予算ながらそれなりに魅せるが、メインを占める沖縄の人里離れたビーチでの‘休日‘シークエンスがどうにも退屈であった。
ラストシーンもたけしのナルシシズムが感じられ、微妙・・
演技陣。たけしの存在感はやはり凄いが、寺島・大杉も好演。
投稿者:ミリアム投稿日:2008-03-03 17:55:03
虚無、つまり死のまなざしから撮られたゼロ地点の映画。
ある者はそこに美しさを感じ、ある者はそこに悲哀を見る。
狂気ではない。むしろ徹底的に覚醒した視線がそこにある。生きていくには嘘が必要だが、それを拒絶した者に残されるのは死しかない。
映画監督北野武はこの映画で一度“死んだ”。以後、現在にいたるまで、彼は嘘を受け入れた上でいかに生きていくかを模索し続けている。
投稿者:フェニックス投稿日:2007-08-09 22:14:15
とにかく全編に「死」「絶望」が漂う映画。ギャグシ−ンなどなく、登場人物が笑ったりする場面もあるがむなしく、見ていて息苦しくなる。唯一、潜伏場所での沖縄の過疎地の砂浜で、バカやったり、紙相撲やったりするシーンがつかのまの息抜きといったところか。最初から北野武扮するヤクザが投げやりで、車の中で寺島進扮する子分に「ヤクザやんなっちゃったよ」というセリフが印象的。
一番印象に残ったのは沖縄のスナックの銃撃戦で味方が撃たれて死亡し、その死体の始末でシルエットの遠距離ショットで、高いがけから海に投げ入れるシーンです。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2006-11-13 12:59:51
多感な時期に観たせいもあるけど、今迄に観たあらゆる映画の中で最もハマッた作品。やくざ映画というジャンルを取り込んで「私映画」を撮り切った北野武のセンスに、ひたすら圧倒された。技術的な部分にほぼ完全な統一感があり、その考えは今観ても変わらない。
一番好きな「意味のある」シーンは、弟分たちを無理やりロシアンルーレットに巻き込む所。
一番好きな「無意味な」シーンは、月夜の晩の花火を使った兵隊ゴッコ。
投稿者:ろーかるひーろー投稿日:2006-08-05 10:21:55
【ネタバレ注意】

ラストあたりの音楽の使い方。
殴り込みの場面は「美学」を強調する意味ではあのメロディをかぶせるのは観客に気持ちの良いものとは思う。しかしその後で海辺に戻るまでから最期にまで流さなくてもなあ。ラストまで音楽がかぶさることで急に感傷的で甘い風味が強くなってしまい、それまでの全体の静謐さを損ねた印象が残念。
ていうかあの娘、延々映さなくても。
しかし砂浜の相撲の場面はあれ自体も素晴しいけど、画面に合わせて徐々に昇華してゆくような久石氏のスコアには本当にゾクゾクした。

投稿者:KOTOBA投稿日:2005-04-17 01:35:41
【ネタバレ注意】

これもたけし映画では比較的評価分かれる作品だが
たけしの持ち味である、北野ブルーという構図がはっきり出ていた作品だ。
沖縄というエキゾチックな地域性も出ている。
音楽は、『hana−bi』より劣るが、久石氏のスコアは毎度出色。
大林作品・宮崎作品の音の顔でもある久石だが、北野ワールドでも如何なく個性を出している。

この作品を見ても解るが、たけし扮するキャラクターは殺そうと狙った獲物は必ず殺すんだろう、と思う。それも確信的にだ。
拷問だろうとなんだろうと、助ける気なんかないのだ。そこが怖い。
出色だったのは、夜の海に男を沈めるシーン。命乞いも聞かず、容赦なく沈め、上げてみれば、まだ生きている。
だがそれをみて「なんだ〜、生きてるじゃね〜かよ〜」
そして3分くらい沈めてみるかー、と軽い口調で言い、しまいには舎弟と次の仕事の話をする・・・ああ、その態度たるやまさにたけしの味。風格が出ていた。
だが、実際、たけしが大暴れするシーンを如何なく観たいのであれば『菊次郎の夏』あたりが壮絶と感じた。

個人評価:6

投稿者:ぶくろう投稿日:2005-04-08 17:45:00
たけしの「てめえ殺すぞ!」には萎えますが…それ以外は完璧。
投稿者:ちゃき投稿日:2005-01-18 14:51:44
やくざ系、刑事もの、殺人ミステリー系の映画は好きではないのです。まずあの独特な映像の質が好きじゃない。ちょっと古そうな色あせていそうなああいう感じ。そして人間関係がどろどろとする。その結果裏切り、傷つけあい、殺す。そういうのが耐えられないのですね。時間を割いてそういう陰の部分を見るという行為が嫌だ。現実だけで十分。そういうわけで、食わず嫌いならぬ、観ずに嫌いなんですが、ソナチネとかはそういうファンだけでここまで評価されないだろうと思って(期待・我慢して)観ました。

最初はもうため息が出るほどやくざだよ、と思ったのですが、ところがどっこい沖縄に行ってからのドラマがよかった。なんだ、ここがポイントなのですね。いつ無闇に死ぬかもしれない、そして便宜上の仲間が殺されたという状況でも、田舎に引っ越して何にもなかったかのように平和に楽しく、人間味溢れて、生活観が嫌って言うほど滲んでいて。そういうギャップがよかった。

人の人生ってなにやらあって色々な形をしているけれど、世間での役割っていうものを取っ払ったら、結局みんな似ているんじゃないのか?というハッという気づきが収穫でした。http://www.geocities.jp/milestones1980/
投稿者:beer投稿日:2004-06-28 00:07:48
北野武の最高傑作。こんな映画撮れるのは北野武しかいない。

沖縄の狂気にように降り注ぐ陽射しの下、「生」や「死」や「日常」や「狂気」や「性」や「暴力」人間の抱える「矛盾」や「不条理」をこともなげに一体のものとして描ききった「哲学」そのもの。http://blog.goo.ne.jp/mailtotaro/e/4ca7cdabefcffdadc37cc476cc158c94
投稿者:さち投稿日:2004-06-16 03:24:41
狂気という言葉がよく似合う
投稿者:hide0921投稿日:2003-12-16 10:09:49
これはもう・・・・はっきりいってつまらなかった。「その男〜」で北野映画気に入って映画館行ってみたんだけどガラガラだったし・・・
投稿者:nostalgia投稿日:2003-11-12 19:26:17
日本への郷愁と、丁度一年前の今頃行った沖縄を思い出して、異国での生活に疲れている心を癒してくれました。映画分析の授業でこの映画を題材に小論文を書いたら良い評価をもらえました。ありがとう。http://davidfoster.tv/
投稿者:ジョジョ投稿日:2003-07-22 18:43:11
「菊次郎の夏」なんかはこの作品をちょっといじくっただけなんだと感じた。北野武の中にある暴力性と遊び心の融合は、ある種の恐怖をも生み出した。頭の上に缶乗っけてるシーンとか・・・
それで沖縄がそれを一層引き立たせるんだ。
投稿者:sakurasm投稿日:2003-04-03 11:22:40
かなり私的な分析だけども、流浪、ホモ社会、精神的ホモ、ホモ恐怖症、破滅、等々後の「Brother」の基となる作品のように思える。「3x4」「その男凶暴につき」などの荒々しい表向きな暴力は鳴りを潜め、より潜在意識の世界へと入っていく北野映画の第一歩。フィルターをカメラレンズに付けて昼のショットを夜のショットとして使っている辺り、予算がないのか、超現実感がむしろ出ていて実験色の濃い好きな北野映画の一つ。http://www.enpitu.ne.jp/usr2/27068
投稿者:もーがん自由人投稿日:2003-01-20 10:01:19
命の閃光と果てに広がる虚無の闇
そして悲しいくらい美しい空と海ののブルー
投稿者:常秋投稿日:2002-10-07 10:23:37
一番すきなのは「キッズリターン」だし
何回も見てしまうのは「菊次郎の夏」です。
どちらもすばらしい作品ですが。
やはり最高峰を決めろといわれたらこれを挙げるほか無いです。
暴力的な映画なのに映像が美しい。
そして怖い映画(R-15のバトルロワイアルなんぞより遥かに怖かった、まさかここまで怖いとは・・・)なのに遊んでいるヤクザたちは非常に楽しそうです。
一歩踏み外せば即死の世界を描いてるからこそ、その美しさが際立っているのかもしれません。
投稿者:映倫丸投稿日:2002-07-17 01:07:02
とにかく映像がきれい、たけし映画の基本的なバイオレンスより何かそこが一番印象に残っている作品でした。沖縄のビーチをああいう風にとってみせるのはたけしだけかな?今までたけしの作品を理解するのにかなり苦しんだけど、あの沖縄のきれいすぎる映像が、これからやらなければいけない仕事をする男の悲壮感をより一掃引きたてているんだなって感じました。とにかく好きか嫌いかは別にして、たけしってやっぱり映画監督の才能はあるんだなって再認識させられた作品でした。
投稿者:さだじ投稿日:2002-03-31 04:27:41
 北野武バイオレンス映画の中ではちょっぴり異質な感じのする映画だったように思います。なんていうか、主人公に「弱さ」を感じてしまったというか。他の北野バイオレンス映画の主人公が「死」を日常的なものとして受け入れているとしたら、ここの主人公はあまりそれに対して好意的ではないような、そういった印象を受けました。

 映画の中身はヤクザなやつらの「夏休み」を描いていて、どことなく情緒を感じさせてくれます。この映画のすごいところはそういった情緒と死と暴力をさほど違和感なくまとめあげたことでしょう。沖縄の美しい風景(ロングショットも素敵)、久石譲の音楽もよかったです。

 監督の演出もすこぶる好調。後半のエレベーターアクション、クライマックスの銃撃戦の処理等アクション演出はやっぱりいいですね。

 結局、主人公は最後の夏休みを沖縄の地で楽しんだのだと思います。そして夏休みもいつかは終わる。そのことを知っていたために、ラストであの決断をしたのではないでしょうか。

 ↓師匠のHP(新作ビデオ、DVD情報アリ)http://www.cinemanc.com/
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2002-01-12 23:28:55
 正真正銘の傑作。やっぱり北野演出の現時点での最高作はこれだろう。静と動をこれだけ際だたせて描いた映画は世界映画史上でも希ではないか。
 沖縄のプライベートビーチのようなロケーションで繰り広げられるふざけあいの豊かな表現はちょっと比類ない。それは、ときおりかいま見せるヤクザたちの笑顔の豊かさでもある。特にビートたけしの笑顔の素晴らしさ。『キッズ・リターン』以降、この笑顔が失われたことが残念でならないが、しかし北野+森昌行はこれからもグレートムービーを作り続けるだろうことは間違いない。http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 音楽賞久石譲 
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