Kids Return キッズ・リターン(1996)
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【解説】 いつもつるんで、学校に行っては問題を起こしていた18歳のマサルとシンジ。ある日、カツアゲした高校生の助っ人にノックアウトされてしまったマサルは、ボクシングに目覚め、ジム通いをはじめる。付き合いでシンジもジムに入門し、ふたりはボクシングの練習に没頭する。ある夜、ヤクザに絡まれたふたりは、若頭に助けられるが、その迫力にマサルは感動する。高校生活も終わり、いつの間にかシンジはボクシング界の逸材に成長していた。だが、ジムにはマサルの姿はなかった……。 【おすすめ作品】
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それでも、部分的には光る所もあり、例えば只のおっさん風ヒットマンがママチャリで襲撃するシーンなどだ。若者それぞれの挫折の描き方も悪くない。
ショートコント風のシーンが前半続くが、あまり効果を発揮してないし、「あの夏・・・」に似たプロットもあるなど、ここいらでたけしもストーリー面での行き詰まりを感じさせる。
演技陣。金子・安藤はまずまず。‘悪い‘先輩ボクサー役のモロがいい。
ただ他のコメントにもあったように、冒頭のシーンとラストのシーンとの間の落差が感じられないのが惜しい。森本レオの白髪の増え方だけで時間経過を示されても・・・という感じ。
馬鹿と言った先生の車を燃やして消防車が来る演出・淡淡とボクシングの反則技を覚えていく安藤政信は面白かった。
見せない演出(車を燃やす所は写さず、消防車が消化している・モロ諸岡が殴られている所をタオルを投げ入れるシーンで現す、タクシーの事故で死んだ事を レッカー移動とヒビの入ったフロントガラスとそれについた血で現す所など) や野心的な試み(夜の町をフラフラ走る自転車を建物の屋上から撮る・校庭の木が 並ぶ所を低い固定で撮り、自転車が横切る所「パンフォーカス」)も見られた。 カウンターのシーンなどボクシングのシーンも、スローを使わなければ、良かった。
馬鹿な奴はプチブル的良い人生を送り(*漫才で成功・ボクシングで成功)、まじめな奴は不幸になり (*タクシーの運転手)、何か才能があったり、はみ出したりした奴も不幸になる(*主人公二人)という内容はニヒリスティックで好きではないが、テンポもそこそこいいし、ギャグもそこそこ面白かった
出る杭は容赦なく打たれ、真面目にやっていても幸せには程遠い。
それが現実。
が、たけしは言う、「それでも頑張れ」と。
ラストの台詞、私はそう解釈した。
だからこの映画は最高傑作。
ぐるぐる校庭をチャリで回る描写、そして Kids Return というタイトルから、結局は上手く行かないで挫折するだけの人生をあの二人は歩むのかも知れんけどさ。
相変わらず少し大味な感じはあるものの、物語には引き込まれました。
特に、脇役のハヤシの存在がいいです。
ボクサーとして大成しそうなシンジに親切めかして近づいて、酒だの何だのと勧める。
かつて栄光の座にいたハヤシは、本当は嫉妬の塊のくせに、そ知らぬ振りをしてさりげなく周りの人間の足を引っ張る。
見ていてイライラさせられる、……ということは、私自身が北野監督と俳優の罠にはまってしまったというわけです。
冒頭と最後で自転車を乗り回す場面、……あの場面は本当は、校庭で自転車を乗り回すという同じ情景であるにもかかわらず、観客には全然違った印象が残る……はずなんだろうと思います。
しかし、私には正直なところ、最初と最後の場面に大きな心理的落差を感じることが今一つできませんでした。
役者の力量の問題もあるのか、あれだけ大きな経験を色々してくれば、笑い顔一つでも全然違ってきそうなものです。
笑いの底に悲哀がない。もう少し表情が二重にかぶってもよかった。
あれでは高校を卒業して、せいぜいニ・三ヵ月しか経っていないかのように見えます。
今日数年ぶりに見返してみたけど、やっぱ名作ですねー
80年代の小道具(ピンクの電話、レトロな喫茶店、2ブロックの髪型(!))と2人の青春の生きざまが絶妙にマッチしていて、全然古臭くない。
脚本もすばらしい。
あっけない終わり方だけど、(よく考えればシンジの言うように「俺たち終わっちゃったのかな?」だけど、絶望的じゃない。それがすごい。
う〜ん、若いっていいですね。でもその時はわからないんだよね…
やくざになっていく金子が面白いです。
青春映画の代表作ではないでしょうか。
確かに自転車がいいですね。
<バ〜カ、何も始まってねえよ>
ラストの台詞は今も胸に突き刺さっています。
でも今回はそういう風に思うこともなかった。いろいろある少年同士の交流の描写もさわやかだし。いつもは空回りの暴力シーンも説得力あった。ああ、でも劇中の漫才が一番おもしろかったかな。エロ映画館でのおばさんとのやり取りも初めてたけしらしいとこを見た気がした。
青すぎる画面がどこか寂しく切なく悲しい
名作だ
観るたびに深い感動がわいてくる。
自分自身が青春時代から遠退くに連れ、過去の郷愁とでもいう
か胸が痛むような気持ちになる。主役の2人の少年達はありき
たりではない強烈な青春を生きるが、挫折や葛藤を繰り返して
いく様はとても切ない・・・
ギャグの部分や、台詞回しは(またか・・)と思わせる北野映
画そのものなのだが、この映画は一味違う。
映画館から出る時も腹の奥にず〜んと不愉快な感覚が残ったのは、自分がごまかし隠していることを、ズバリと他人から言い当てられた時の心境に近かったかも。
校庭をチャリンコでまわる。ただそれだけの風景が目に痛かった。丸い円を描きながら、ふざけながら、彼らはクルクル回るのだ。前半の学生時代とラストとで彼らの状況は変わったのだろうか。一見同じ堂々回り。でもきっと変わったのだと思いたい。「おれたち終わってるのかな」「まだ始まってねえよ」痛い!!!!個人的に相当リフレインした台詞回し。
結局この作品は、十代に読んだ太宰小説のように僕の内部をグリグリ刃物でえぐったような感が絶えなくて・・・大好きですw(マゾじゃ無いですw)
傑作!!!!
てことで
全体的な台詞や間合いは確かにクサイが、この映画の雰囲気にはピッタリ。
脇役で印象的なのが先輩ボクサー役のモロ師岡。彼の特異な風貌は役柄を上手く現している。
ラストの名台詞は恥ずかしくって観てらんないが、余韻が残る。