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醜聞〈スキャンダル〉(1950)

メディア映画
上映時間104分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月1950/04/26
ジャンルドラマ
<あの頃映画> 醜聞(スキャンダル) [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 1,850
USED価格:¥ 1,869
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【クレジット】
監督:黒澤明
製作:小出孝
企画:本木荘二郎
脚本:黒澤明
菊島隆三
撮影:生方敏夫
美術:浜田辰雄
衣裳:鈴木文治郎
編集:杉原よ志
音楽:早坂文雄
特殊撮影:川上景司
出演:三船敏郎青江一郎
山口淑子西条美也子
桂木洋子蛭田正子
千石規子すみえ
小沢栄編集長 堀
志村喬弁護士 蛭田乙吉
日守新一編集員 朝井
三井弘次カメラマンA
大杉陽一カメラマンB
清水一郎荒井
岡村文子美也子の母
清水将夫裁判長
北林谷栄蛭田やす
青山杉作片岡博士
高堂国典木樵の親爺A
上田吉二郎木樵の親爺B
縣秀介木樵の親爺C
左卜全酔払いの男
殿山泰司青江の友人
増田順二新聞記者
神田隆新聞記者
千秋実新聞記者
島村俊雄宿屋の番頭
遠山文雄宿屋の番頭
小藤田正一ビルのデンスケ
【解説】
 黒澤明が菊島隆三と共同で執筆した脚本をもとに、自らメガホンをとった人間ドラマ。撮影は「安城家の舞踏會」の生方敏夫、音楽は「野良犬」の早坂文雄が担当した。黒澤にとっては初めての松竹映画となる。
 新進画家の青江一郎と、人気歌手の西條美也子。二人がたまたま同じ宿屋にいたところを撮られた写真が、ありもしないラブロマンス記事とともに掲載されたことから、雑誌は大幅に売り上げを伸ばした。一郎は怒りにまかせて雑誌社社長の堀を殴りつけ、それが話題となり雑誌の売れ行きはうなぎのぼりに。雑誌社に対し訴訟を起こすことにした一郎は蛭田乙吉に弁護を依頼するが、病身の娘を抱えた蛭田は被告の堀に買収されてしまう。美也子も訴えを取り下げてほしいと一郎に頼むのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
428 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2015-03-01 20:58:26
が多すぎる。蛍の光合唱シーンなど最たるものだ。寝たままの桂木洋子の場面も(演技がいいが)どうかと思う。志村喬もあそこまでウジウジするとは何事か。
三船、山口はいいが、最高なのは千石だ。この人が出る場面はすべて良い。
三分の一くらいカットすれば十分な作品だった。
投稿者:william投稿日:2010-07-29 14:31:01
余り好きじゃない黒澤作品。
ただ、古き時代を感じさせるジャーナリストの姿がコミカル。
投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2010-04-02 02:33:24
作品情報の脚本欄から菊島隆三が漏れています。
本作は黒澤明と菊島隆三の共同脚本ですので、お間違えないよう。

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-98.html
投稿者:山田友紀投稿日:2008-08-14 23:16:07
三船敏郎のファンとしては、バイクに乗る姿もかっこよく、さっぱりいい人の役で良かったのですが、
ストーリーには不満が残ります。
志村喬の演技が三船敏郎、山口淑子を食っているというよりは、
論点が、でっち上げ記事を書くマスコミ批判から、志村喬演じる弁護士の葛藤と再生に変わってしまって、そちらがメインになっています。
そして、それを成し遂げたのは弁護士の娘であって、三船敏郎ではありません。
三船敏郎が志村喬を信じるのも、弁護士の娘が純真でいい子だったからです。
何の弁護もしてくれない弁護士のまま裁判を続行するのは、やはり不自然な印象を受けました。
映画全体の中で、出版社との裁判(マスコミ批判)、弁護士の葛藤、娘にたいする愛情の三点のバランスが良くない、と言うか私の好みではなかったです。
話の展開のさせ方やカット割りなど面白いのに、名作になりそびれているような気がしました。
投稿者:Ikeda投稿日:2008-07-11 09:40:10
この時期の黒沢の作品の中では、今ひとつ好きになれない映画です。志村喬の名演があるとは言っても、最初から胡散臭い弁護士として登場するにも関わらず、娘の桂木洋子の清純さに惹かれて信用してしまう三船敏郎の行動が不自然です。如何にもストーリーを作り上げるためだと思われる展開が嫌でした。
悪徳弁護士や、でっち上げ記事の問題は今でもある事で、それは良いのですが、裁判の経過については、不可解でした。私は裁判に詳しくありませんが、まず、あれだけの証拠で無罪になるのが変だと思いましたが、さらに賄賂があったからといって急に有罪になるのも、おかしいと思いました。これは争点とは別の話だと思いまし、それも被告側の弁護人が訴追を成立させてしまうなどは、素人の私には合点がいきませんでした。
映画の内容とは関係ありませんが、アムール社の社長(小沢栄)が雑誌が売れたので遅れていた3ヶ月の給料を払うし、ボーナスも考えていると話す場面で思い出した事があります。この当時は順調に仕事は進んでいる会社でも資金繰りのため給料の支払いが遅れる事は良くありました。私の経験でも給料の2〜3日の遅配は普通でしたし、暮れのボーナスが今年は駄目かと思っていたら年末ギリギリに支給された事もありました。
投稿者:すー投稿日:2008-07-07 01:12:25
志村弁護士の人間的弱さはわかるが、最後はあっけなさすぎ?
弁護士資格剥奪なのだと思うが何の答弁もなく終わってしまった。

投稿者:藤田嗣治支援会投稿日:2006-09-16 03:07:34
黒澤を日本映画の権威とまつりあげ、その権威の象徴としてしか映画がみられな
い人々は思ったより多くおられるようですね。たしかにその演出振りや、多方面
に放つ眼光、発言、態度の鋭さは「オレは天皇だ」とはばかって自他共に認める
ような雰囲気につい飲み込まれてしまう。しかしだ、映画監督たる地位にいる人
間は、市川監督が曰く、ひとたび監督が撮影に入ると、常人ではいられなくなる
ほど苛烈な創造を強いられるのだ。個人の黒澤はニコニコとやさしい人物のよう
に語られることが多いが、私はそうではないような気がします。

しかし、それと出来上がった映画と何の関係があるのでしょうか。三島由紀夫が
かつて黒澤映画を評し「小学生レベル」と言ったと聞きます。黒澤の食わず嫌い
は多いようですが、三島の評論を無条件に飲み込む人達も多く、映画の評論とは
ますます難しいものだと感じます。結局、自分で見て判断するしかないわけで、
いちいち、「オレにはこんな映画わからない」と周りを意識するような評論はい
かがなものでしょう。

この映画には日本復興のための勇気づけるエネルギーがあります。映画を見て日
本的ではないとかナントカ、史実を基本とした戦争映画以外にそんな制約は映画
が素晴らしければいいのではないかと思います。蛍の光をバーの客が一斉に涙を
流しながら歌うシーンをバタ臭いと思えば思っていいでしょう。戦後の日本ほど
風俗的にバタ臭い時期もなかったわけですから、ごく自然な風景描写だと思えま
すが。その点、下のどなたかと同じ感想を持っています。本当に黒澤という人は
ジャーナリスト以上にジャーナリスティックですね。日本に法廷劇を持ち込んだ
のは黒澤が最初ではありませんか?
投稿者:シネマA投稿日:2006-04-25 11:02:04
 じつは私は黒澤作品が苦手だ。巨匠の非凡さを認めながら、つい粗探しをしてしまう。素直に感動できない。どこか偽善的かつ優等生的な匂いを嗅ぎとってしまう。一方で、職人監督の長所を見つけてベタ褒めしたがるのと対照的だなあ。わが事ながら素直でないね。

 黒澤のモノクロ映画を観ていて、ジョン・フォードを連想することが多い。
 だが、この作品からはフランク・キャプラを思い浮かべてしまった。全体のトーンが酷似しているのだ。これは確信犯にちがいない。
 黒澤は戦前の米国映画に関しては大変な勉強家だった。米国の映画人が黒澤を評価するのは、ある意味、当然だろう。
 本作では、世界のミフネにジェームズ・スチュアートを演じさせていた。
 山口淑子の美貌も日本人離れしていた。いわば無国籍風。生活感がない。この場合は適任。

 そこからはみだしてしまったのが、志村喬の蛭田弁護士。この名優のアクの強さが主演の美男美女を完全に喰ってしまった。なんとも痛快だ。
 幕切れをあそこで終わってしまったところに、ささやかなオリジナリティを感じた私はへそ曲がりなのか。
 印象的な名シーンが続出するので、いちどは観ておくべき佳品。104分。演出がそんなにくどくはないから、黒澤ぎらいのひとも安心して楽しめるのではないか。
投稿者:魚篭投稿日:2006-04-12 02:22:31
【ネタバレ注意】

よほど世間には黒澤嫌いがいると見え、これは今も昔もかわらないようだ。とく
に「玄人」の中に黒澤アレルギーを持つ人が多いように感じられる。あるシナリ
オ作家など、「生き物の記録」「八月の狂詩曲」を評し、「原爆に対する黒澤の
悪い癖」などとまるっきり具体性に欠く評論を雑誌に書き起こしている。こんな
批評を読まされる読者こそいい面の皮だと思う。

黒澤の作品にとどまらず、人の作品を「駄作」だの「凡作」だのと言い出しっぺ
ではなく、ちゃんと読者としては批評の出所をはっきりさせてほしいものだ。こ
の「醜聞」にしても賛否両論だが、黒澤映画の面白さを引き上げる役目をしてい
ても、品位を引き下げるような作品では決してない。まして映画要素がまるでな
い、という批評も説得力に欠く。あの作品での映像(そして音楽!)はそれまで
の映画には見られない斬新な空間処理を施していると思われる。冒頭の写生シー
ンで使われた近景、遠景のカットに空間を感じさせる早坂文雄の和音、続いて山
口淑子の声が重なる。「恋はオートバイに乗って」と見出しのついた週刊誌がつ
いたての壁にいっぱい、記念碑のごとく貼り付けてあるのも後年「どですかでん」
のろくちゃんの絵を思わせる絵画的なシーン作りになっている。後半の法廷シー
ンに至っては、そのあとの「羅生門」の検非違使を思わせる尋問を受ける人間の
アップ。マイクロフォンの突き出し方、初期の黒澤作品にはよく見られた脇役陣
達のアップが面々と続く飲み屋のシーン。名作ではないかも知れないが、心地よ
い佳作だと見た。


投稿者:parole投稿日:2005-10-11 01:25:21
この作品を名作だと評価したり、
このような作品を作る監督を巨匠だと褒め称えることが
私には全く理解できない。

この作品には映画的な物は何一つと言って無く、
あるのは出来の悪いテレビドラマ程度の安易な構成と
程度の低い安直なテーマ性だけだ。
志村喬の演技だけが唯一の救いだろうが、
それは志村喬に対する誉め言葉であって、
この作品の評価を高めるものではない。
投稿者:inamura投稿日:2005-10-10 00:22:10
【ネタバレ注意】

胡散臭い弁護士役の志村喬が見ててとても面白いですね。そして娘が病気だとついつい信じてしまうというのも日本人的ですね。そのあとに賄賂をもらってから悩みに悩むいかにも小悪党ぶりが見るほうも憎みきれない役柄を見事に演じてますね。

投稿者:cinemax投稿日:2004-02-27 12:16:27
◆ はじめはスキャンダル報道と闘う三船敏郎が主人公だったのに、途中から志村喬の落ちぶれ弁護士の物語へと変わってしまったが、そうした脚本の不具合を補って余りあるスピーディでパワフルな演出で、観る者をぐいぐい引っ張ってゆく。丘の上での絵をめぐる三船と村民達のほのぼのとしたやり取り、志村が三船のアトリエを訪ねてくるシーンの可笑しさ、クリスマスの夜、三船と山口が病床の志村の娘に『きよしこの夜』を歌って聞かせているところを窓越しに見せてゆくキャメラワークの見事さ、そのあと居酒屋で『蛍の光』を合唱するシーンの素晴らしさなどなど見所がいっぱいです。小澤栄や千石規子ら助演陣のアンサンブルも見ごたえ有り。黒澤前期(『七人の侍』以前)の作品群の中では、『酔いどれ天使』や『羅生門』や『生きる』を代表作にあげる人が多いのですが、私はこの作品を推します。もっと評価されても良いのになぁと思います。
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