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三十九夜(1935)

THE 39 STEPS

メディア映画
上映時間88分
製作国イギリス
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1936/03/
リバイバル→ヘラルド-96.5
ジャンルサスペンス
三十九夜 [DVD]
参考価格:¥ 1,620
価格:¥ 1,575
USED価格:¥ 699
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【解説】
 ヒッチコックが最も敬愛する作家という、J・バカンの小説(ドラマチックなアイデアでさりげなく語るのが特色で、それは即ち、ヒッチコック・タッチを決定する要素でもある)の映画化。カナダから帰国したばかりの外交官ハネイ(ドーナット)は寄席で記憶術師・Mr.メモリーのショーを見て、謎の女に救いを求められ自室へ連れ帰るが、彼女は何者かによって殺され、彼は逃亡を余儀なくされる。真犯人(分かっているのは左手の小指が無いことだけ)追及にわずかな手がかりだけを頼りにスコットランドへ列車で向かう彼は、車内検閲の急場を同席した女(キャロル)へのキスで逃れようとするが……。なんとか目的の土地に着き、農家に一夜の宿を求めるが、夕食の席で、彼が新聞に載った逃亡犯と認めた妻と見交わす視線をピューリタンの夫に妙に誤解されて、出ていくことになる(そこで妻に着せられた外套が、その後逃げ込んだ名士の家で意外な活躍をしてくれる)。二転三転あって、ある公会堂の講演会に紛れ込んだハネイは、演者と間違われ、出鱈目のスピーチをぶつ。と、そこへ先の車中の女が。彼女は刑事を呼び、警察署にハネイと共に向かうが、それがニセ刑事で、手錠でつながれた二人は山中へ逃げ出し、そのままの姿で宿屋に戻る。スパイ組織が背後にある事件の全容を知った彼は、辛くもロンドンへ戻り、再びMr.メモリーの寄席へ決定的な答えを求めて赴く。この自らの職業意識に忠実な芸人の口を衝いた言葉に、全てが急速に終結に向かうシークェンスの爽快な直截さは、ヒッチならではの世界。その文体がアメリカ時代に完成されつつある傑作だ。なお、59年の「三十九階段」は本作のリメイク。
<allcinema>
評価
【関連作品】
三十九階段(1959)リメイク
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
15117 7.80
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【ユーザーコメント】
投稿者:ルーテツ投稿日:2018-01-22 23:56:55
【ネタバレ注意】

面白い!
巻き込まれ型のスパイ物
英時代の比較的初期の作品だが、後年連発する傑作の要素をすべて備えている
ここから始まったのか

ロバート・ドーナットは観られる作品が少ないのが残念だが、紳士的でハンサムでユーモアがあって、いかにもヒットコックが好きそうな俳優
お相手のマデリーン・キャロルは言わずもがなの生意気な金髪美女
この2人がお互いにぶつかりながらスパイ組織と警察からの逃亡

このシーンがアレに繋がったんだな、と後年の作品にもアイディアが流用されたのだろうと思われるシーンが連発
モブキャラと思われた男が実はキーパーソンだった、というラストまで全くたるむことなく観られる傑作

投稿者:bond投稿日:2015-08-08 22:08:22
テンポ良く、展開するサスペンス。ヒッチコックのキレのいい監督技が光る。
投稿者:グレコ投稿日:2014-06-09 21:43:34
ペギー・アシュクロフトが良い。
投稿者:noir fleak投稿日:2011-04-14 16:41:37
いわずと知れたヒッチコックの英国時代の大傑作。35年ぶりくらいで再見したが、本筋の面白さよりヒッチコックのエロ好き(失礼)に感心した。冒頭、女スパイを自宅に泊めてあげることになるまでの思わせぶりなやりとり、逃亡途中で醜い亭主の家に隠れるがその妻がドーナットに抱くあからさまな性的欲望、そして極めつけは、手錠のままベッドに寝る二人の延々とした、ストーリーには関係ないばか話! キャロルが自分のストッキングを直すシーンをカメラはなめるように撮っている。当時の観客は、固唾を呑んでこの場面を見たに違いない。
ヒッチコックは、まさにこういうエロっぽい場面や、性的暗示を示す天才だ。
一番有名なのは、「北北西に進路を取れ」のエンディング。汽車が轟音を発ててトンネルに入る!  
いやー、面白い人ですね、ヒッチコックさん。
投稿者:has42120投稿日:2010-08-16 12:54:47
ロバート・ドーナット&マデリーン・キャロル
投稿者:gapper投稿日:2010-07-06 21:47:41
 バルカン特急の様なお色気もなく、女優も好みでない。
 列車の迫力もバルカンの方がある。

 そこかしこに古さを感じる部分が多かったのもよくなかった原因だ。
 冒頭の記憶を誇示しての商売がまずいけない。
 当時であれば、古さもなくラストへの伏線として良いのだがどうしても戦前の風俗としてしか見れなかった。

 主人公も、サイレントを思い出させる二枚目で、二枚目なのにどちらかといえば振られ役。
 味方と敵を間違えたり、偽刑事に捕まったりと良い所がない。
 結局は相手が、こちらを知らず話していたのを連れとなったマデリーンが聞いたためやっと事態が上向くという、だらしなさ。
 だからといって、二枚目がひょうきんに三枚目を演じているわけではない。

 唯一は、講演会に紛れた時にいい加減なスピーチで逃れる場面くらい。
投稿者:はまま投稿日:2009-08-15 20:55:26
市川崑監督夫人の和田夏十さんのペンネームの由来は、ロバート・ドーナットだったと聞く。この主人公像は、その後のヒッチ映画に登場する主人公の典型と思うが、もしかすると娯楽映画全般の主人公像にも通ずる。正義漢であり、勇気があって、ユーモアに満ち、機転が利く。少しエッチでもある。特にこの映画のドーナットは、女性と手錠で繋がれてしまったこともあり、なかなかきわどい。やっぱりヒッチ映画は、全部ちゃんと見ておかないといかんね。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2009-07-24 08:19:55
【ネタバレ注意】

なんだコリャ?エイゼンシュテインみたいだな……切り貼りの手つきあからさまなギクシャクした編集(モンタージュ)、ちまちまして狭苦しい移動シーン、安っぽい模型やら距離感のおかしさは、古さを感じさせてちょっとツライけれども、無理矢理な繋ぎで一本作るというのも、映画の特権ではある。
まさに、その特権を存分に行使した作品。

立ちあがりはモタつくし(「暗記芸人」もショボいし)、意味不明度が濃厚だ。とくに、一体誰がどうやって女を殺したのか、という点(なぜ同時に主人公も殺さないのか?)。ワケ分からねえ!が、これを好意的に解釈すれば、主人公よりも先を見通せない立場を強いるという意味で、巻きこまれ型サスペンスの王道手法かもしれない。
しかし、15分あたりから主人公の逃走が始まるや、俄然ノリは良くなり、『映画術』でトリュフォー曰く、ヒッチコックのイギリス時代の集大成がコレ(アメリカ時代は『北北西』)と繰り返すだけのことはある。今どきの映画には無いジグザグでノンストップの脱線がこれでもかこれでもかと続く。そこらへんは、面白い、かな……(ただし、カタルシスは少ない)。

全体的に、ダークで、かつ難解なので、鑑賞2回目から評価が上がるタイプの映画だと思われるが、早い話、危険から逃走しつつも、そのくせ「にわか私立探偵」しながら問題解決しちゃう、ついでに道中、美女たちと出会って独身状態も解消する男の物語である。
点数は付けにくいねえ。個人的にはしんどかったので、7点。

投稿者:uptail投稿日:2009-05-21 14:49:28
演出:10
演技:10
脚本:10
音響:8
投稿者:paris1895投稿日:2007-10-07 04:43:00
決定的な重大さを、軽快さと共にかわしていく爽快感をこれでもか、という程に味わわせてくれるヒッチコック映画と対面した時、私たちは一体どれほどの感謝の意を示さなければならないのだろうか、などと無駄な心配を喚起させる程のモダニズムに貫かれているヒッチコックは、果たしてその映画の軽快さと同じく軽快な人間だったのだろうか。

 答えはいくつもあろうが、まず、いつもおちゃらけていたという証言が存在する。
なるほど、それは事実であるし、自らの映画にワンシーン必ず出演するという行為はそれの裏付けの様にも取れる、が、その答えに丸を与えて良いのだろうか。
 彼はきっと、チャップリン然り、憎悪の人だったのではないか。
 それが「鳥」のヒロインを襲おうとした、という事実に繋がっていく筈だ。
 ヒッチコックは必ずしも軽快な人柄ではなかった筈だ。
 それは何より、彼が自身の映画のヒーローにさも自分がそうであるかの様にダンディズムに満ちた俳優を配置している。
 そうして、ヒロインは、もはや言わずもがなである。

 だからこそ、この映画のラストカットは、二人のあの行動で幕が降ろされるのだ。
 スパイ映画だった筈のこの映画が、実はそうではなかった、と気づかされる時、観客はヒッチコックがやはり軽快の人だと、錯覚させられる。
 観客の意思をもあやつる術を得ていながら、ヒッチコックは何処何処迄も私的映画を、さも娯楽映画に見せかけて撮り続けれていた、という事実こそがヒッチコックを賞賛するに値する言葉の筈だ。
投稿者:マジャール投稿日:2007-01-13 01:25:58
【ネタバレ注意】

のどかなスコットランドの田園風景をバックに展開する、スリラー映画の大傑作!!!
エロチックな要素とユーモアが、程好くブレンドされた絶妙のサスペンスです。
列車、鉄橋、荒野、逃亡犯、羊の群れ、口笛、濡れたストッキング・・・とにかく、これほど魅力的なイメージに満ち溢れたミステリー映画というものを、私は他に知りません。
そして、陰謀の鍵を握る寄席芸人、というアイデアも面白い!
(ひょっとしたら、『疑惑の影』を差し置いて、これがヒッチコックの最高傑作かもしれない・・・・!)

投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-30 13:11:15
 映画の解説書等を見ると絶賛されていることの多いこの映画だが、私はそれほど面白いとは思わなかった。国家の一大事にしては緊張感なさすぎるし…。
投稿者:vv投稿日:2006-04-30 02:14:50
2006年の今となっては何もかもが古くさく
新鮮な感動は得られないと思う。
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2005-12-10 15:49:36
【ネタバレ注意】

結構、奇想天外なストーリーなのだが、淡々と進んでゆく。サスペンスってよりは本格推理的なインプレッションかも。
勿論、コメディー的なエピソードやカメラも面白い。(実は二階の人妻と…なんて)
が、本作最大の見せ場はラストの劇場である。ここで謎が解明され、観客の頭は謎から解放される…ああ、なるほどね、あれが伏線ね、って作りの良さが解る、って仕掛け。
(下のほうの書き込み程、とんでもないネタばれって事はないつもりだが…それと上記の“解説”は半分サイズに出来る筈)

投稿者:さすらい投稿日:2005-02-12 11:06:59
ヒッチNo.1作品はこれでしょう。
ユーモアとサスペンスと感動が一体化した本編は
ヒッチコックでなければ作れないもの。
最後に冒頭のシーンに帰着する観覧車のような展開も出色。
ヒッチは後期にサイコという傑作を残したがこれには及ばない。
投稿者:ムタト投稿日:2004-07-03 20:28:24
 前作「暗殺者の家」でヒッチコックは巻き込まれ型サスペンス、音楽と映画の深い結びつき、人間の 外面に対する疑念といったヒッチコックが好んで取り上げた主題を初めて打ち出した後、本作ではそれ らをより深い形で一級の娯楽作品に昇華させた。(以下、↓)
http://www11.plala.or.jp/kunihiro/cinema/page214.html
投稿者:Ikeda投稿日:2004-02-12 22:34:42
最初の劇場の場面が伏線になっていて、気の利いたスタートです。その後も小気味よい展開でヒッチコックとしても快作です。「城塞」や「鎧なき騎士」などで知られるロバート・ドーナットが出ていますが、マデリーン・キャロールが良い所を見せています。手錠でつながれた二人がホテルに泊まるシーンが面白かったですし、アクション部分も適切な演出だと思います。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2003-07-13 12:06:10
後のヒッチコックの作品を構成する要素が全て、この作品には詰まっている。スリルとサスペンスは勿論、ユーモアと遊び心、美男美女のロマンス、ブロンド美女の官能的な魅力、渋い脇役陣等々・・・。まさにヒッチコック映画の原点ともいえる秀作だ。
投稿者:まろっこ投稿日:2002-12-28 16:16:22
サスペンスがこんなにも愉快だったなんて。
緊迫した空気の中にも
くすっとわらってしまう場面があるのは
ヒッチコックならでは。
終わり方はかなりシンプルだったけど、
かえって作品の良さを引き立たせてた。
それに、事件の真相が、出演者のセリフによって
やっと明確になるのも(自分はそうだった)
「やられた〜」という感じでかなり快感だった。
投稿者:トリガー投稿日:2002-12-27 02:01:19
【ネタバレ注意!】

「9デイズ」のリメイク元らしいが
あんなものこの作品の足元にも及ばない。
軽快なステップで進む展開と絶妙なタイミング。これに尽きる。
本作のような古典サスペンス映画と比べて
技術だけは格段に良いが演出も出来も悪い最近の映画からしてみれば
記憶がとてつもなくよい男に機密事項を暗記させる、などという展開は
笑われてしまうような内容だが、これは紛れも無い「ヒッチコック映画」。
単なるサスペンスでは済まされない。
あああ、ヒッチコックのような一つジャンルを確立できるくらい
力量のある監督はもうあまりいないのだろうか?
思い当たるのはジャームッシュくらい。
投稿者:ゆういち投稿日:2002-05-09 05:46:05
この映画はとにかくテンポが早くていい。コメディの
要素も含めて無駄な場面は一つもない。それにとてもロマンティック。
恋の始まる瞬間が的確にとらえられている。この映画は殺人事件が
絡む割に雰囲気がのんびりしていてそこが好きなのだけれど
リアルさを求める人にとってはそこがマイナスポイントになるかも
しれない。
投稿者:黒いチュウリップ投稿日:2001-10-29 10:18:53
観ててサスペンスの緊張感が最後まで持続しなかった。
もともとそんなに恐怖型サスペンスでないしコミカル部分あるしな。
最後のオチ的な部分も主人公より早くわかってしまうしな。
完成形であってまだ完成はしてないかもな。

ほんとは「めまい」しか観たことのない、
ヒッチーを知らない男・より。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-05-06 08:17:03
 イギリス時代のヒッチでは、これと『バルカン超特急』が双璧の完成度じゃな
いか。後年の『北北西に進路を取れ』と『知りすぎていた男』を先取りする趣向
があり、嬉しくなる。列車の使い方。劇場の使い方。
 マデリーン・キャロルは『間諜最後の日』よりもこちらの方がずっとセクシー
で良い。
 カメラが車中から車外へすり抜ける驚愕の視点移動等、ヒッチは技巧的にも絶
好調。本当に素晴らしい!
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
【ソフト】
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