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ニーベルンゲン/ジークフリート(1924)

DIE NIBELUNGEN: SIEGFRIED

ジークフリート(初公開時)

メディア映画
上映時間115分
製作国ドイツ
初公開年月1925/03/
ジャンルファンタジー/アドベンチャー
「ニーベルンゲン/ジークフリート」「ニーベルンゲン/クリームヒルトの復讐」
ニーベルンゲン (フリッツ・ラング コレクション/クリティカル・エディション) [DVD]
参考価格:¥ 8,424
USED価格:¥ 21,350
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【解説】
 「メトロポリス」のフリッツ・ラングとテア・フォン・ハルボウの共同脚本による、ニーベルンゲン伝説の映像化(日本では第一部「ジークフリート」第二部「クリームヒルトの復讐」と題され別々に劇場公開)。巨竜を退治してその血を全身に浴びたジークフリート王子は、不死身の体となった。しかしそのとき一枚の木の葉が張り付いていた肩が、唯一の弱点となって生命を落とす。数メートルの巨竜は実物大のものが作られ、映画創成期の代表的モンスターとして有名。
<allcinema>
評価
【関連作品】
ニーベルンゲン/ジークフリート(1924)第1部
ニーベルンゲン/クリームヒルトの復讐(1924)第2部
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
218 9.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:アリョーシャ投稿日:2013-03-20 15:34:29
北欧神話をもとにドイツで完成された一大叙事詩「ニーベルンゲンの歌」の映像化作品ですが、前から見たいと思っていたところ、WOWWOWで放映され漸く見ることができました。まずは、同じフリッツ・ラングの監督作品「メトロポリス」同様に、この時代(1924年)によくこれだけの作品を作り上げたものだなとの思いがしました。まさに超大作にしてドイツ映画のサイレント期の傑作と言っても過言ではないと思います。弁士・澤登翠による解説が作品をより分かりやすいものにしてくれているのもありがたかったです。
第一部はジークフリートを中心に、剣を鍛えたり、巨竜を倒したり、小人族の財宝を手に入れたり、絶世の美少女クリームヒルトに求婚したり、そのためにアイスランドの女王と勝負したり(確かにここはインチキによるもので英雄物語には相応しくない感じはしますが、後の物語の展開には必要)と様々なエピソードが繋ぎ合わされてゆき、最後は罠にハメられたジークフリートの死で終わりとなりますが、第二部の方は、その最愛のジークフリートを殺されたクリームヒルトによる復讐劇で、戦いと殺戮の連続となり第一部に見られるような、牧歌的とも言えるような雰囲気は皆無となります。第二部の方が面白いと感じる方が多いようですが、私は第一部の方のいわゆる中世風の物語の展開により惹かれました。(これは「ロード・オブ・ザ・リング」でも感じたことです。)
中世欧州が舞台となっていますが、グンター王の居城は現代的ともとれる装飾性を極力排した様式美で貫かれており、少し意外な感じがしました。それと、このような架空の物語に、実在したフン族のアッティラ大王が出てくるあたりが面白いと思います。
投稿者:bond投稿日:2013-03-01 10:04:49
確かに古いが十分面白い、丁寧に作られているし、活弁のうまさも生きている。現代のベンノ・フユルマン版と比較すると、もっと楽しめる。
投稿者:スティン・グレー投稿日:2012-09-23 18:58:16
ストーリーだの演出だのという以前に、とてつもない様式美に圧倒される。
まず衣装が凄い。衣装の文様が凄い。
プリミティヴな文様や古代風、ケルト風からアール・デコの幾何学的ラインまで入り込んで、それらがどことなくウィーン分離派(クリムトやアルフレッド・ローラーのような)風の装飾にまとめ上げられている。
それはセットも同様で、いたるところに装飾文様が横溢し、見たことのない古代神話的世界?を演出している。同じような窓が並んでいても上部だけ形が違うものを並べるなんて、誰も気がつかないだろうに細心の懲りようだ。
でも、ラングのことだから、それさえもモダニズムなのだ。
セットのメガロマニアックなところは、「メトロポリス」など引き継がれるが、この第一部でも階段のシーンなど、とてつもない広さのなかに人物が配置されると、もうのちのナチズム美学的ですらある。
レニ・リーフェンシュタールもこの階段シーンや、シルエットで表現される巨大な古代の建物(摩天楼のよう)のメガロマニアックさには影響されたことだろう。
ジークフリートが槍で殺されるシーンの演出が冴えている。クリエムヒルトが巨大な建物の漆黒の背景に徐々に浮かびあがり近づいてくるラストのシーンも出色。
まあ、ラングの美意識には非がないのだ。
ビデオ版で観たので、澤登翠が弁士をやっていて、それがとても楽しめる。80年代にはサイレント映画を弁士付きで上映するなんて企画もよくあったけれど、最近のDVDでは、もうほとんどないのだろうなあ。
投稿者:gapper投稿日:2008-12-12 01:55:19
 巨費を投じて作られたと言う話だが、その割りにエキストラは少ないし、小道具も少ない。
 部屋での二人きりのシーンなど殺風景と言いたくなる場面が多々ある。
 竜の血で不死身になったジークフリートが自らの結婚のため、結婚相手の兄の結婚を助けるのだが、完全に八百長でとても英雄の行為ではない。
 3回戦い自分を負かしたものにしか結婚を許さない相手に対して、消える頭巾を用い自らが替わりに戦い勝たせるのである。
 英雄なら、何があっても止めさせるべきではないか? 音楽のせいもありドクトル・マブゼの様に、緊張感漂う感じは無い。
 ジークフリートの話なので牧歌的なのは当然かもしれないが不満が残る。

 演技も、舞台的で、当時の映画として普通のあまり表情の無いオーバーなアクションである。
 今行えば、大根と言われるだろう。
 竜のシーンは、当時としては画期的であると思う。
 今見ると、笑うような感じの部分もあるが、水を飲むシーンなど動物の動きをかなり観察したのであろうことが伺える。
 たぶん、このシーンに多くの出費があったに違いない。

 後半は、復讐劇となり面白さが増す。
 これは、表情が豊かになったなどの要因であると思うが、このことから舞台的な演出は失敗であったと言える。
 舞台ではありえない細かな表情がある、つまり映画的演出の方が良かった分けである。
 全裸の子供たちが、回りながら遊んでいる?など分からないシーンがあるが、フン族の描写にはハッとする部分もある。
 舞台的演出も殆ど無くなり、表情のアップが多くなり魅力が増す。
 フン族の汚い感じには、辟易するが音楽が勇ましく緊張感のあるものになりこれも魅力である。

 舞台的演出は、当時映画理論は未熟であったため仕方の無いことであろう。
 一方、ラストのフン族の宮殿の炎上シーンは、この時すでにスペクタクルでの話の終結が確立されていることを伺わせ舞台的演出と比べると良し悪しがハッキリする。

 映画理論の構築が作られていくのを目前にしているようであった。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2007-09-23 17:56:53
歴史ファンタジーの大作だが、第二部などはまさしく黒澤の「乱」を思わせ、凄みがある重量級のスペクタクルを味わいたい。
とにかく、「ロードオブザリング」なんてこれに比べたらお子様ランチに過ぎないことがよくわかる。もちろん、あのドラゴンはさすがにきついが(笑)逆にそのぎこちなさが、かえって全体の中である種の‘超然的‘な
雰囲気をかもしだしているのだ。
ラングは間違いなくシュトロハイムやガンスと並ぶ巨人である。個人的には、短期間でその全盛期を終えてしまった彼らよりも、その後ハリウッドで活躍し続けた(例えそれがB級映画だろうと)ラングの方が凄いと思う。
また、ゴットフリート・フッペルツの伴奏スコアも素晴らしい出来映えだ。
演技陣。リヒターのバカっぽい演技、ロッゲ・シュレットウの怪演も悪くないが、やはりシェーンの大熱演が全てを支配していよう。
投稿者:Ikeda投稿日:2007-07-23 10:42:13
ニーベルンゲンとは霧の国の人という意味らしいですが、膨大な北欧神話の最後の部分を映画化したもので、大正14年の春と秋に公開され、大きな反響を呼んだようです。確かに堂々たる古典劇で、ハリウッドでは真似のできないと思われる大作です。
サイレントとは言え、私の見たビデオでは弁士に澤登翠が当たっていますので解りやすく、舞台劇風の演出も気になりませんでした。セット、カメラやエキストラの使い方も本格的で、クリームヒルトがアッチラ族に迎えられるあたりの描写は見事です。
前半はパウル・リヒターの演じるジークフリートの活躍が主体でウォルデンの森の怪獣も現在では、特にどうと言う程ではありませんが、当時としては評判になったのも当然だと思いました。更に女傑ブリュンヒルデ(ハンナ・ラルフ)の登場がもう一つの目玉で、彼女がアイスランドの女王という事から、まだ人種間の交わりが少なかった頃には、北方ほど体格の良い人が多かったという事の証左だと思います。
後半ではクリームヒルトの復讐心が全体を支配していますが、マルガレーテ・シェーンの演技がもの凄く、見ていて怖くなるくらいです。そのため後半のほうが迫力があって、面白く感じました。
俳優では上記の他、ハーゲン・トロニエ役ハンス・アルバート・シュレットウ、アッティラ王役ルドルフ・クライン・ロッゲと共にミーメ、アルベリッヒ、ブローデルの3役を勤めるゲオルク・ヨーンがサイレント時代らしい好演だと思いました。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-05-24 20:51:14
というと大袈裟だが、矢を打ち込まれたジークフリートが必死に歩いて敵を討ち取ろうとするのは「蜘蛛巣城」、第2部で後ろから矢を打ち込まれた兵士が事切れる寸前に相手に剣?を投げつけて倒すのは「七人の侍」、ゆっくり閉まる城門の構図や、クライマックスに火矢を放たれて炎上する宮殿はまさに「乱」!打ちひしがれた家臣の近くに矢が突き刺さるショットも引用されてた。
古典でしかも非常に長い(私が観たのは4時間50分の完全版)ので、全部観るのに4日か5日掛かったが、ファンタジーらしさが出てるのは前半のジークフリートとドラゴンの対決だけで、クライマックスが普通の肉弾戦なので、リメイクは難しいと思う。
【ソフト】
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