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(1960)

LE TROU

脱獄の報酬(TV)

メディア映画
上映時間124分
製作国フランス
公開情報劇場公開(東和)
初公開年月1962/04/07
ジャンルサスペンス
ジャック・ベッケル Blu-ray ツインパック
『現金に手を出すな』『穴』
参考価格:¥ 7,344
価格:¥ 5,327
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【解説】
 ジャック・ベッケル監督、傑作の1本。ラ・サンテ刑務所でもとりわけ厳戒な牢獄の一室。中には神父というあだ名を持つ最年長のヴォスラン、3度も脱獄歴のあるローラン、目つきの鋭いマニュ、そして女好きなジェオがいた。そこへガスパールという新顔が入ってくる。地下に穴を掘るという脱獄計画を練っていた4人は、迷いながらもガスパールを仲間に加えた。5人は綿密な準備のもとに穴を掘りすすめるが……。歯ブラシの柄に結わえ付けた鏡の破片、薬瓶を利用した砂時計といった小道具や、コンクリートの地面を叩き砕く音、鉄格子をヤスリで切り落とす音、看守の足音といった効果音の演出がストイックなまでの緊張感を高め、息を呑むラストシーンまで一分の隙もない、全編クライマックスの連続! 原作はジョゼ・ジョヴァンニが自らの脱獄経験を元にして書いた同名小説。そのうちの一人である実際の脱獄囚ジャン=ケロディがそのまま出演している。
<allcinema>
評価
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]Aモンパルナスの灯 (1958)
[002]A情婦 (1957)
[003]A映画に愛をこめて アメリカの夜 (1973)
[004]Aシェルブールの雨傘 (1963)
[005]A冒険者たち (1967)
[006]Aパリ、テキサス (1984)
[007]A椿三十郎 (1962)
[008]A (1954)
[009]Aアンタッチャブル (1987)
[010]Aタクシードライバー (1976)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
16154 9.62
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2013-11-04 12:59:48
 実録、フランス・リアリズム。

 こういった作品では緊張感一辺倒の作品を目指しそうだが仲間内のコミュニケーションが結構ウエイトを占めていて、それが最後まで面白くしている。
 限られた物品で脱獄に必要な品々を作っていくところ、情報戦ともいえる看守たちとのやり取りなど、限定空間だからこその面白さが詰まっている。

 面白さを書こうとするとネタバレになる作品なので”今でも通用する面白さ”で終わり。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:seisakuiinkai投稿日:2012-12-20 07:23:18
コンクリートを穿つ音や看守の足音。音楽は一切使われていないにもかかわらずこれらの音たちが観る者を画面に引き込んでくれるwww.seisakuiinkai.com
投稿者:QUNIO投稿日:2010-05-30 14:57:49
【ネタバレ注意】

最後で全てがオジャン! そこまでの過程が手に汗握るシーンの連続。穴を掘るだけで進行するドラマってのは作り難いと思うが、ちゃんと映画として成立している。要するに表現が凄い映画。内容は最早どうでもいい。

投稿者:Ikeda投稿日:2010-05-22 15:54:25
題名通り、脱獄犯がモグラのように穴をほじくる映画で、現代の巌窟王とでも言いたくなります。床を叩き壊し、柵をヤスリで切り、コンクリートの壁をたたき割るのが見ものですが、誰が見てもその音が気になると思いますが、逆に言えば、それでも見つからないと言うのが面白い所です。囚人が4人から5人に増えますが皆、犯罪者という感じがなくて、うまい具合に進行しますが、最後は観客が、そうだろうと思うのを、敢えてウヤムヤにしているエンディングにフランス映画らしさがあります。
監督のジャック・ベッケルは「現金に手を出すな」や「肉体の冠」などの名作を作った人ですが、この映画が完成して半月くらいで亡くなってしまったようで、まだ40台半ばでしたから惜しい人を失ったと思っています。
投稿者:uptail投稿日:2009-07-20 12:17:28
ジャン=ケロディ
投稿者:なちら投稿日:2009-04-09 15:47:50
【ネタバレ注意】

囚人も看守も所長も、優しい人間ばかりなのが印象的だった。

囚人の私物が盗まれたからといって、職員が報復の機会を与えるなんて衝撃。
47年のサンテ刑務所では、アメリカ映画なんかによくある人権なんて無いも同然の扱いとは違ったんだろうな。
人間同士、良心をもって付き合う様子が面白い。

その中で好青年ガスパールは、報復を恐れ、自分の事しか考えていない、一番のヘタレだったってわけか…。

コンクリートを手で破壊する脱獄への情熱の凄さは関心する。
その情熱、正しい事に向けたら良いのにね。

投稿者:時空争奪投稿日:2008-07-06 20:18:28
音に対する疑問もあるが、映画として正当化されてると思う。
ブレッソンの『抵抗』とは別の視点で面白い。
投稿者:龍勝利投稿日:2006-09-05 17:26:46
確か最初は「日曜洋画劇場」のリクエスト放映だった。「脱獄の報酬」というタイトルだったと思う。弟と何気なく観ていて、二人とも最後まで惹き込まれた事を覚えている。六本木WAVEがあったちょっと昔、地下の映画館に貼られたポスターを偶然見て思い出し、嬉しくもスクリーンで再会できた。やっぱり穴を掘る音にはドキドキしたし、鏡のついた歯ブラシがカッコ良かったなぁ。繰り返し映画館で観たい作品。
投稿者:けっけこ投稿日:2006-04-23 19:06:18
わたすも昔みたときに音のことはえらく疑問に感じました。房のコンクリートの床を日中にもの凄い音を立てながら壊すという・・・んー絶対聞こえるぜって思うのね。あと深夜に下水道で大々的に穴を掘ってるけど、それこそ建物中が振動するんじゃないかしら???って思うの・・。どうなんだろう>実話で実際に脱獄したおっさんも出演してるらしいので、大方この通りなんだろうけど、昔の刑務所って結構杜撰だったのかな?今の刑務所じゃ脱獄なんて無理だモンね、相
投稿者:はやと投稿日:2005-07-26 22:45:07
監房であんなに大きい音を立てて穴掘ってバレないのは何故だろう・・と、中学時代に悩みながら観ました。それ以外は面白かったんですけどね。
投稿者:bond投稿日:2005-04-07 17:47:21
【ネタバレ注意】

さすがに昔の映画のせいか丁寧に作られている。掘るという作業の単調さと要忍耐さが伝わる。結局は裏切ったのね。

投稿者:ルミちゃん投稿日:2004-07-27 02:56:49
【ネタバレ注意】

刑務所の生活、悪の世界、その世界でも人の物を盗むのは泥棒、やはり悪いことであった.と同時に、その解決方法は暴力.看守公認の暴力、私はこう受け取ったのだけど.
差し入れを皆で分け合う、窓越しに荷物を運ぶ、それらは入所者同士の連帯.つまり悪の世界に描かれた善である.
所長は、おまえは良い奴だ良い奴だと、ガスパールに事ある毎に言う.実際に訴えが取り下げられ、彼は本当に良い奴だった.所長の言葉は、明日には無理だが、近日中には出所出来るだろう、彼は悪人ではなかった.けれども、その結果、彼は仲間を裏切ることになる.
ガスパールが裏切ったのは間違いがないのだけど、問題はそこにはない.所長と話をしてから結末まで、随分時間がある.脱獄の事実が発覚した時、すぐに捕まえたわけではない.映画を面白く観せるための演出ならば、それほど興味を抱くことではないのだけど、実際に起きた出来事がこうであったとするならば、これはどう言うことなのだろうか.
二時間も何をしていた、何を話したか言え、こう問い詰められて、ガスパールは、僕が裏切ったと(思っているのか)、(君達を)僕は信じていた、こう答えた.彼は、逃げ出す直前の、事実が発覚した後も、まだ、違う、と叫んだ.とことん、仲間に嘘をつき通した.
ガスパールに、監房へ帰れ、こう言ったのは、班長であった.電話で呼ばれた班長が所長の部屋に入るときは、床を磨いていた男たちはしゃがんでいたが、ガスパールを連れて出て来たときは、立って足で磨いていた.どうも、班長を交えて三人で暫く話をしていたらしい.班長は事情を知った上で、ガスパールを監房へ帰した.
鉛管工が泥棒したとき、班長は泥棒を監房へ連れてきた.その後の成り行きは描かれた通り.ガスパールは、無実であり脱獄の罪を犯すことなく出所したい、だから仲間を裏切った.そのことを話せば鉛管工と同じように、それ以上に殴られる事が分かっている、だから嘘をつき通した.
班長は、泥棒をした鉛管工が、監房の者達に殴られることが分かっていて連れてきた.殴らせるために連れてきた.私はこう思っていた.そして、仲間を裏切ったガスパールが、本当のことを話せば、他の者達から殴られることも、これも、当然分かっていたはず、こう考えていたのだけど.

ガスパールが監房の者に、本当のことを話した時点で、この事件は終わったはず.彼は最後まで嘘をつき通した.なぜ、本当の事を言えなかったかと言えば、暴力が怖かった、実際に最後は殺されかけた.
泥棒は悪い.裏切りも悪い.嘘つきも悪い.それ以上に暴力が悪い.こう言うことになるのか.
泥棒を連れてきたとき、班長は殴れとは決して言っていない.頼んだよ、こう言ったのね.泥棒をどう解決するか、監房の者達に任された.彼らは暴力で解決した.最後に裸にされた彼らは、暴力を正しいものとした結果であり、自業自得と言わなければならない.
私も、先に、看守公認の暴力、あるいは、班長は殴られることが分かっていながら、と書いたのだけど、この思い込みが、大きな間違い.彼らも、勝手に殴ってもいいと思い込んでいる、暴力を当たり前とする感覚、暴力で問題を解決出来るとする感覚がおかしい、こう言うべきなのか.
泥棒の事件を班長が自分で処理すれば、当然、盗んだ者達を処罰することになる.監房へ帰る道を間違えただけで独房入り、実際はどうなるのか.だから、彼の優しさによって、入所者同士の争いは、入所者どうして解決するように、任せた.任せた、この言葉を、何をしても良い、こう受け取るのは、あまりにも子供じみた幼稚な考え方と言える.暴力は、刑務所の中であろうが外であろうが許されない.これは人としての良識の問題である.感情に任せて、一発、二発は殴ることが許されたとしても、止めに入らなければ殺しかねないほど、暴力を振るうことは許されない.確かに、班長は任せた以上、暴力に対して口出しはしなかったのだけど.けれども、入所者同士が、なぜもっと互いに優しく接することが出来ないのか.
ガスパールを監房へ帰したのも、班長の優しさである.ガスパール、彼一人の問題ではない.真の仲間であるならば、自分達皆で問題を解決できるはず.
確かに班長は曲者なのだけど、彼の善悪を決めるのは入所者自身と言える.彼の行為は、入所者が暴力を振るったがために悪と言わなければならないけれど、彼らが平和的に解決していれば善であった.同様に、監房に帰されたガスパールが真実を話し、結果的に彼らが脱獄を自ら止めて、そのことにより幾らかでも罪が軽くなるとすれば、彼の行為は善であったと言える.
なぜ、所長、班長がガスパールを監房に帰したかと言えば、自首する機会と時間を与えたのね.皆で自首すればガスパール一人だけでなく、全員の罪が軽くなる.そのことによりガスパールの裏切りも、幾らかでも許されることになるはず.

情熱的で、かつ、誰に対しても優しい視点で見つめている、これがジャック・ベッケルの映画.映画の中の当事者達に対しても、観る者に対しても、暴力とはどのようなことか、人間としての良識を問う.と同時に、優しさ、それが人間としての良識を与えるのだ、と、語りかけている.

投稿者:篭瀬山投稿日:2004-07-26 22:56:07
【ネタバレ注意】

 所長は日常会話の中にも言わば罠を散りばめているので、ガスパール(裏切った男)のような単純な男は簡単に素っ裸にされてしまいます。とても隠し事はできません。確かにこの所長は高い知性の持ち主でしょうが、モラルよりも損得を優先する人間だと考えるとすべてがスムーズに理解できます。

 所長との会見を終えてガスパールが房に戻ったとき、房内で最も鋭敏な男は、会見が2時間にも及んだことに疑問を呈していました。もしガスパールが真実を打ち明けるか打ち明けないか、逡巡する態度を示したとしたら、それだけでこの男は、計画が所長に漏れたことを悟った可能性があります。そしたら(当然ですが)脱獄計画は中止ですね。

 実際にはガスパールは、捕まる直前まで確信に満ちた振舞いを続けていました。計画を漏らしたことなどおくびにも出しません。つまり彼の(すなわち所長の)狙いは、脱獄計画を遂行させることにあったと言えます。その上で、一網打尽にして見せしめにする。つまり、脱獄を企図するような、よこしまな意思そのものをくじくことが目的だったわけです。

 おそらく(映画内では描かれないので推測に過ぎません)、脱走計画は所長の巧みな弁術により、ガスパールから引き出されたのでしょう。ガスパールは、真実を所長に告白することが正しい行いであると、巧みに誘導されたのだと思われます。あるいは論功賞をぶら下げられたのかもしれませんね。ただ、所長にとって、見せしめを行うためには、ガスパールを元いた獄房に戻すことが絶対必要条件ですが、秘密を吐露したガスパールが、房に戻りたがる訳はありません。房に戻って知らぬ振りをすること、それすら正しい行いであると、ガスパールに確信させるまでに要した時間が2時間だ、ということでしょう。

 鋭敏な男(マヌという役名でした)、皮肉なことに彼は初めガスパールを仲間に入れることを執拗に拒んだのでしたが、その彼には、刑務所長が計画を漏らした男を房に戻すことがあるなんて、残念ながら想像がつかなかったのですね。もちろんガスパールとの間に信頼関係が築かれていたせいもあるでしょう。あるいは計画遂行を目前に目が曇っていたのかもしれません。

 いずれにしても所長さんの完全勝利ですね。納税者の立場としては、こういう刑務所長像を一概に否定できないと思うのですが、いかがでしょう?ここに描かれたすべてを事実と考える必要はないと思います。事実はあくまで、脱獄を試み、失敗したという一点だけではないでしょうか。6

投稿者:でし坊!投稿日:2003-12-11 01:13:29
脱獄ものの中でもTop3に入る作品。
ハラハラドキドキ、部屋を暗くして見ましょう。
投稿者:sonic投稿日:2002-09-12 02:24:54
この緊張感はモノクロならではでしょう。光と影の一見派手さとは無縁の映像が、静寂と喧騒とを引き立て素晴らしい。ラストも安易にまとめているのではなく好感。
投稿者:ファルド投稿日:2002-09-10 22:23:23
牢獄で穴を掘る時のデカイ音で、観客にヤバイだろうと思わせて緊張感を高める「音」の効果を逆用した演出が印象的で、作品的には人間の心理描写を含めなかなか面白いサスペンス映画だと思います。あと、個人的にはC・スパークも見たかったのだが、名前のクレジットがなければ見逃してしまうくらいの出演でしたね。
投稿者:naoyuki投稿日:2002-06-25 12:54:45
がすぱぁーるぅ〜・・・
投稿者:seiji投稿日:2001-08-05 14:35:05
ラストに人間ドラマが凝縮されています。
冒頭の心理描写も好きです。http://www5b.biglobe.ne.jp/~movie
投稿者:ゆきぼー投稿日:2001-07-09 20:33:48
脱走ものフリークの私の中では
No3です。
かなり好きです。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-04-19 00:00:21
 いつまでも耳に残る恐るべき音の映画。
 このコンクリート(?)を穿つ音の凄まじい音量よ!それは見る者の想像を遙か
に超えている。どうして看守がこの音に気付かないのか?という疑問を誰もが抱
くのだが、しかし、誰もが有無を云わさず納得させられる「現実らしさ」を過剰
に超えた映画的現実。

 地下道を手製のランプを光源にして行くシーンはまるでアイリスのような効果。
この画面も必見。全編に亘って見事なサスペンス演出。
投稿者:あれ・さんぷる投稿日:2001-02-09 06:52:10
J・ベッケルとしては『幸福の設計』と並ぶ傑作だと思うんだけど、
やはりどうしても同時期に仏で撮られた刑務所モノとして、
ブレッソンの『抵抗』と比較しちゃうんですよねぇ・・・。
『抵抗』の洗練された演出を見ちゃうと、こっちはなんか子供騙しに見えてしまう。
投稿者:tea-cup投稿日:2001-01-02 03:50:21
モノクローム映像が、息苦しいほどに緊張感をたかめていく・・・。
フランスの歴史が功を奏している。石と鉄!
ラストは、忘れる事が出来ない(あっ!と言うだけである)人間も石も鉄も重い。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞(総合) 
 □ 男優賞(国外)フィリップ・ルロワ 
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