allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

静かなる男(1952)

THE QUIET MAN

メディア映画
上映時間129分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(リパブリック=NCC)
初公開年月1953/03/03
リバイバル→マーメイドフィルム-2014.9.27(デジタル・リマスター版)
ジャンルドラマ
静かなる男 HDリマスター [Blu-ray]
参考価格:¥ 3,300
価格:¥ 2,718
USED価格:¥ 2,618
amazon.co.jpへ

【解説】
 アイルランドを舞台に、悲痛な過去を背負ったことから物静かな人間になった男が一目惚れした女性と結婚するためにある障害を乗り越えようと奮闘する姿を描いた恋愛ドラマ。
 元ボクサーの主人公シーンが、引退して故郷アイルランドの小村に戻ってきた。彼はやがて、一人の美しい女性メアリー・ケイトと知り合い結婚を約束する。しかし、彼女の兄レッドは付近でも知られた乱暴者のうえ、彼の欲しがっていた家をシーンが手に入れた為、妹の結婚に反対する。そんな兄と戦おうとしないシーンに腹を立てるメアリーだったが、実はシーンは現役の頃、試合で相手選手を誤って殴り殺してしまうという過去があった。それ以来、拳闘を封じてきたシーンだが、メアリーとの結婚を力ずくで認めさせようと、ついにレッドに立ち向かう…。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
874 9.25
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:Odd Man投稿日:2019-02-27 21:27:05
ハリウッドに果たしてどの位居るのか疑問も新開地で先に土地資源を獲得、資本を作り根付いたWASP出身作家らでは難しい、後発アイルランド系ならではの望郷的作品なんだろね。古代ケルト族とノルマン族対比や旧教新教とアイルランド独立闘争も省略はしない全人的なのも創世記の巨人フォードならではか。
投稿者:こめ投稿日:2016-03-16 19:09:25
「元ボクサーの主人公シーンが、引退して故郷アイルランドの小村に戻ってきた。彼はやがて、一人の美しい女性メアリー・ケイトと知り合い結婚を約束する。しかし、彼女の兄レッドは付近でも知られた乱暴者のうえ、彼の欲しがっていた家をシーンが手に入れた為、妹の結婚に反対する。そんな兄と戦おうとしないシーンに腹を立てるメアリーだったが、実はシーンは現役の頃、試合で相手選手を誤って殴り殺してしまうという過去があった。それ以来、拳闘を封じてきたシーンだが、メアリーとの結婚を力ずくで認めさせようと、ついにレッドに立ち向かう…。」
 
…こんな作品紹介文なもんだから、もっとシリアスな、暗い、ともすれば血なまぐさい作品なのかと思いました。これほど明るく平和で牧歌的で、同時に「映画」のあらゆる面白さが詰まっている作品とは露ほども考えませんでした。騙されたよ!という感じです。もちろん良い意味で。
 
いやほんとに「面白い映画」としての、ありとあらゆる技法が詰まっていますね。恐れ入りました。必見ですねこれは。
投稿者:uptail投稿日:2013-10-10 14:12:17
演出:9
演技:9
脚本:8
音響:8
投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-10-01 16:33:19
カ−ルスタウンの駅に降り立ったショ−ンを囲んで、村人と機関手たちが列車の運行をそっちのけにして喧々囂々と魚釣りについて論議するプロロ−グからして、いかにもフォ−ドの映画だと嬉しくなってしまう。迎えの馬車に乗ったショ−ンの目に羊を追う村の娘のまるで妖精のような姿が飛び込んでくる。振り向いた娘の目とショ−ンの目が合って、瞬間二人は運命的な恋を雷に打たれたかのように自覚するのだった。この場面の色彩(娘メアリ−のスカト−から覗く真紅の裾)の美しさが観る者にこの映画が幸福なファンタジ−であることを告げ知らせる。まだ電気に象徴される文明に汚されていない村の人々は、薄暗いパブで黒ビ−ルに酔い、ショ−ンとメアリ−の恋の成り行きの噂話に興じ、兄貴のウイルとショ−ンの対決への期待に酔う。村を二分する宗教とIRAの組織の存在もさりげなく描写されて、観客も又ウエインとマクラグレンのヘビ−級の殴り合いをワクワクしながら期待するのであった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:sachi823投稿日:2013-03-22 22:32:47
寡黙なジョン・ウェインが断然格好いいです。
反目し合う2人が喧嘩を通して仲良くなっていく過程は、
「タンポポ」などでもオマージュとして描いていますね。
コミュニケーション能力と称し、口数が少ないことが
社会で不利になり、暴力絶対否定で、クレーマーばかりが
幅をきかせ、弁護士なしでは喧嘩も出来ない
現在の日本のようなせせこましい状況とは別世界のようです。
大らかなアイルランド気質も面白く描かれています。
投稿者:gapper投稿日:2011-01-31 23:21:51
 ジョン・フォード監督とジョン・ウェインのコンビ作品。

 モーリン・オハラはアイルランド出身なので、この作品には思い入れがあったと思う。
 熱演ではないかと思うが、アカデミーにはノミネートもされていない。

 アカデミーの撮影賞を取っているが、緑の発色が鮮やかでこの当時の作品としては珍しい。
 ただ鮮やか過ぎるし、緑ではないが見たものはシーンによっては暗く潰れている部分が有った。

 ジョン・ウェインは、いつもの役とは少し異なりジェームス・スチュワートなどがやりそうな役どころであった。
 隣人に気を掛け村全体が家族のようなこの村は、一種のエデンの園のようだ。

 「ハリーの災難(1955)」のミルドレッド・ナトウィックがイギリスの中年夫人を好演している。
 ミケリーン役のバリー・フィッツジェラルドも個性的でいい感じだ。

 ジョン・フォードは、人間賛歌と言う意味で理想主義者だと感じた。
投稿者:古井武士投稿日:2010-10-04 17:56:14
本作でフォードが四度目の監督賞を受賞した第25回アカデミー賞は、『地上最大のショウ』の作品賞受賞により、現在まで語り継がれる『不可解な選考』の代名詞となった。
だが、これは不可解どころではなく、ひとりの俳優を標的にした『悪質な選考』だった。
標的になったのはデュークことジョン・ウェイン。
驚異的なロングランとなり、「もっともファンが愉しんだ映画」と絶賛された本作で生涯最高の名演技を示したデュークは、受賞できるかはともかく、オスカーにノミネートされるのは当然だと確信していた。
辛口の批評家やコラムニストでさえ、発表前まで「今年のオスカーはフォード一家で決まり」と書きたてていた。
しかしアカデミーは、赤狩りの先頭に立った『喧しい男』デュークを顕彰する気などさらさらなかったし、その結果を見たファンに疑惑を抱かせないための手も打っていた。
まず、『静かなる男』が作品賞では、主演のデュークが主演男優賞にノミネートすらされていないことが明らかにおかしく見えるため、思想が絡んでいないことを証明するために同じ“赤狩りの旗振り役”であったデミルの『地上最大のショウ』に作品賞を与える。
だが、いくらサイレント時代からハリウッドを支えてきた大恩人とはいえ、デミル個人は顕彰したくない。
そこで、功労賞的な意味合いの強いアーヴィング・タールバーグ賞でバランスを取り、監督賞を逃したデミルの不満を宥める。
逆に、赤狩りに批判的なフォードには満腔の好意を顕して監督賞を贈る。
ここに、デュークひとりを除外する図式が完成したのだが、意外なところに落とし穴があった。
この第25回から、アカデミー授賞式はテレビで全米に生中継されることになったのだ。
これまでスクリーンでしか会えなかったスターたちを家庭で見られるとあって、番組は高視聴率を記録したが、中継を見た全ての視聴者が『不可解な選考』に首を傾げた。
番組内で『静かなる男』に言及されるたび、この傑作に主演した男が完全に無視されていることを訝しんだ。
結局、ことはアカデミーの思惑どおりには運ばず、どんなに綺麗ごとを並べようとも、オスカーは決して公正でも公平でもない、ということが白日の下に曝される結果となってしまった。
投稿者:o.o投稿日:2008-06-09 00:54:25
のんびりした映画だなあ、などと思っていたのに、最後のこの盛り上がりはいったい何事でしょうか。延々と続く殴り合いのシーンは、普通だったら結構退屈ですが、この映画では、カーニバル的な喜びが爆発して、まったく見飽きません。その他、家具を寝室に運び込んだ友人がベッドの状態を見て想像を逞しゅうし、「モーレツ・・・信じられない」と言うシーンや、村の神父が何やら高邁な説教をしかけたところ、かかった魚に夢中になってしまうシーンが笑わせてくれます。

ところで、次のような事を指摘するのは、この明るく楽しい映画に全然相応しくない事は重々承知で、しかし気づいてしまったので言わせてもらうと、この映画には、政治的な、それもかなり強烈な政治的メッセージが透かし絵のように込められているように思えます。まず、兄の許可が得られないと結婚 (独立) できない妹というのは、英国とアイルランドの関係ではないでしょうか。策略によって何とか独立し、交渉によって、300 年受け継いできたという嫁入り道具の家具も取り返す訳ですが、これは、1949 年におけるアイルランド共和国成立までのアイルランドの歴史と考えられます。

しかしまだ返してもらっていないものがある。主人公は金なんて奴にくれてやれば良いじゃないか、そんな事で争うのは馬鹿馬鹿しいと言うが、女房は、闘って取り返そうとしない旦那を臆病者と見なし、恥ずかしくて一緒には暮していけないと言う。この、「金銭以上の意味がある」(プレイフェア牧師のセリフ) という「持参金」が北アイルランドを指していることは明らかです。そう考えると、ついに立ち上がった主人公に対するあの熱狂ぶりにも合点がいきます。すなわち、「独立しただけで満足するな、北アイルランド奪回に向けて武装闘争せよ。返されるべきものを返してもらって、初めて奴ら (英国) と対等に付き合えるんだ」、という事だと理解します。

こんなシリアスな見方で良いのかという気もしているのですが、少なくともアイルランド人に対してはそういうことなのだろう、と思う次第です。
投稿者:Ikeda投稿日:2006-06-15 14:46:21
この映画は1953年の6月29日に東京の笹塚館で見ましたが、あまり印象に残っていませんでした。最近、再見しましたが、評判の良い作品ですし、100回も見たという方がいるのに書きにくいけれども、その割には感じる所がありませんでした。ジョン・フォードという先入観があるせいかも知れませんが、コミカル的な演出なので、「静かなる男」の内面描写が薄れている点で、彼の数々の名作に比べれば落ちるように思います
ジョン・ウェインも良く演じているとは思いますが、その意味で物足りないです。これまた先入観があるせいか、このような役は不得手ではないのかという気もします。アイルランドにロケをしたカメラは非常に良いですが、カラーが少し派手すぎるので多少その雰囲気が損なわれたいる感じがしました。
ただ、この映画で私が良いと思ったのは脇役陣で、モーリン・オハラとその兄のヴィクター・マクラグレン、牧師ウォード・ボンド、寡婦サラ役のミルドレッド・ナトウィックなど名優を揃えていることでした。 特にフリン役のバリー・フィッツジェラルドが私の好きな俳優なこともあって好演だと思いました。
投稿者:3本立を1日3館投稿日:2006-06-10 21:06:23
中学2年生の5月の初回から今迄に百回見ました。ビデオも擦り切れ、DVDを購入。劇場でも30回、メルボルンやロンドンの出張先や、ニュープリマスではテレビで等々。「静かなる男」がかかっていれば最優先で何時でも、何処でも行きました。海外赴任先でもビデオで月一回は見てから安眠しました。嫌なこと、辛いこと、寂しいとき、特にノルマに押しつぶされそうな時は必ず見ました。この映画にどんなに救われたことか。明日101回目を見ます、でも楽しい気持ちで女房とね。
投稿者:ムタト投稿日:2004-07-04 16:04:09
西部劇、あるいは社会派映画の名手といったイメージが強いジョン・フォード監督にしては、この作品 はそのどれにも当てはまらず、どちらかといえば牧歌的雰囲気のコメディという割合地味な映画です が、しかしある意味においてはフォード監督の最高傑作と言えるのではないでしょうか。(以下、↓)
http://www11.plala.or.jp/kunihiro/cinema/page173.html
投稿者:ISAO投稿日:2002-10-12 15:05:59
アイルランド人の変人ぶり(よい意味でね)全開の、ジョン・フォードの最も平和な映画。アイルランドには悪人はいないのではないか、と錯覚しそうになる。サッカーのワールドカップでのアイルランド代表チームの負けっぷりのよさ、反則の少なさに納得してしまう。
画面の中での緑色(アイルランドのテーマカラー)の美しさも凄い。
投稿者:黒美君彦投稿日:2002-03-19 00:37:20
緑溢れるアイルランドを舞台にした、ジョン・ウェインの最充実期の作品。古き良き時代のアイルランド(複雑な宗教への意識も垣間見えるが)の緑と空が美しい(実際にはロケの際に天候が不安定で結構大変だったらしいが)。
ジョン・ウェインの「男」が巨匠ジョン・フォードの手によって見事に描かれ、気の強いモーリーン・オハラが可愛らしく見えてくるから不思議。
脇役まで愛すべき人々として描かれ、ある種の映画のカタルシスの極地を感じ取ることができる。素敵な映画だ。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-01-01 22:21:24
 どうしてこうも素晴らしいか。これこそ映画だから、そう云うだけで済まして
いいのか。ここに、慣習からの解放、人を縛る全ての物からの解放、というよう
なことを書こうかとも思ったが、よそう。全ての言説は「静かなる男」の前では
虚しくなる。

 映画は時間だ。時間の演出だ。
 ジョン・ウェインの全ての所作が神話だ。ジョン・ウェインの全ての所作が、
この映画に定着している素晴らしき豊かな時間なのである。

 人間の誇りを描き続けたジョン・フォードの特質が最もよく現れた作品であり、
人類史上最高の映画監督による人類の至宝。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 助演男優賞ヴィクター・マクラグレン 
 ■ 監督賞ジョン・フォード 
 □ 脚色賞フランク・S・ニュージェント 
 ■ 撮影賞(カラー)ウィントン・C・ホック 
  アーチー・スタウト 
 □ 美術監督・装置賞(カラー)Charles Thompson装置
  John McCarthy,Jr.装置
  Frank Hotaling美術
 □ 録音賞Daniel J.Bloomberg/リパブリック・サウンド部(Republic Sound Department) 
■ 国際賞ジョン・フォード 
 ■ 国際カトリック映画事務局賞 
■ 新規登録作品 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【Blu-ray】静かなる男 HDリマスター2018/12/10\3,000amazon.co.jpへ
 【DVD】静かなる男 HDリマスター2018/12/10\2,000amazon.co.jpへ
 【DVD】静かなる男2006/10/27\2,500amazon.co.jpへ
 【DVD】静かなる男2000/04/28\3,800amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【DVD】静かなる男レンタル有り
 【VIDEO】静かなる男レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION