ウォン・カーウァイWong Ka wai王家衛 ■生年月日 : 1958/07/17 ■出身地 : 中国/上海 ■五歳のときに香港へ移住し、香港理工学院へ入学。卒業後はテレビの現場を経験し、脚本家として映画界へデビューした。88年の「いますぐ抱きしめたい」でメガホンを取り、主演のアンディ・ラウを一躍大スターにした。ラテン・アメリカ文学を思わせる、不思議な浮遊感やタイム・リミットへのこだわりが特徴。代表作に、「恋する惑星」、「天使の涙」、「ブエノスアイレス」、「花様年華」などがある。 【フィルモグラフィー】
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観客はカーウァイ監督の映画を観て、カーウァイが表現したいものを共有することのみできるのだ。よって、一度観ただけでは、彼の映画の魅力を十分に理解することは難しい。何度も観ることで、彼の表したいことが理解でき、面白くなってくるのだ。「欲望の翼」しかり「ブエノスアイレス」「花様年華」しかり。
例えば「楽園の瑕」。初めて観たときは、何て奇妙な映画だと思ったが、繰り返して観ると、登場人物の語る台詞の普遍的な深さに、魅了されてしまった。
(そういう意味で、人気作「恋する惑星」は、カーウァイ監督作品の中では異色作と言える)。
カーウァイ監督のいずれも内省的な映画に、アジアを代表する大スター達が出演し、素晴らしい演技をみせることに、この監督、香港映画界、そして世界中の観客の幸福があるのだ。
この監督ってさ。
「恋」する楽しさや切なさを描く事は一級の才能だけど
「愛」する痛みや苦しさを描くのが、実は不得手なんじゃないだろうか?
多分、本人はそう思ってなんかいないだろうけどね。