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エリック・ロメール 

Eric Rohmer

■生年月日 : 1920/04/04
■出身地 : フランス/ナンシー
■没年 : 2010/01/11
■本名はJean-Marie Maurice Sche'rer。教師、小説家を経て、映画批評を書くようになる。 “カイエ・デュ・シネマ”誌の創刊に参加、編集長を7年間ほど務めた。やがて50年から短編を手掛け始め、59年に初の長編「獅子座」を監督、作家主義を貫いた作風がヌーヴェル・ヴァーグの支柱となった。他に「モード家の一夜」、「海辺のポーリーヌ」、「緑の光線」、「パリのランデブー」などがある。

【フィルモグラフィー】
旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス (2012)出演
セックス・アンド・ザ・バディ (2007)<未>オリジナル脚本
我が至上の愛 〜アストレとセラドン〜 (2007)製作/脚本/監督
三重スパイ (2003)監督/脚本
グレースと公爵 (2001)脚本/監督
恋の秋 (1998)監督/脚本
夏物語 (1996)監督/脚本
パリのランデブー (1994)脚本/監督
フランソワ・トリュフォー/盗まれた肖像 (1993)出演
木と市長と文化会館/または七つの偶然 (1992)監督/脚本
冬物語 (1991)監督/脚本
春のソナタ (1989)脚本/監督
友だちの恋人 (1987)脚本/監督
レネットとミラベル/四つの冒険 (1986)脚本/出演/監督
緑の光線 (1985)監督/脚本
満月の夜 (1984)監督/脚本
海辺のポーリーヌ (1983)監督/脚本
美しき結婚 (1981)監督/脚本
飛行士の妻 (1980)監督/脚本
聖杯伝説 (1978)<未>脚本/監督
O侯爵夫人 (1975)監督
愛の昼下がり (1972)脚本/監督
クレールの膝 (1970)監督/脚本
モード家の一夜 (1968)脚本/監督
コレクションする女 (1967)<未>脚本/監督
パリところどころ (1965)脚本/監督
モンソーのパン屋の女の子 (1963)監督/編集/脚本
シュザンヌの生き方 (1963)監督/編集/脚本
男の子の名前はみんなパトリックっていうの (1959)<未>脚本
獅子座 (1959)脚本/監督
【ユーザー評価】
【ユーザーコメント】
投稿者:Naka.d投稿日:2010-01-13 19:28:58

なんか気持ちがまとまらない。
この記録メディア発達の時代に、彼の作品が観れなくなったわけではない、けど・・・。

ご冥福をお祈りします。

今はこれだけ言わせて・・・。
投稿者:きらきら投稿日:2009-01-17 15:54:40
「フランス映画」にはある種のイメージがある。
すなわち…「おしゃれ」「ロマンチック」「品がいい」「芸術的だ」などなど…。

そんななかにあって、フランス映画をおもしろくない、と思う理由もまたフランス映画にある種のイメージがあるからだ。
すなわち…「理屈っぽくて、くどくどしている」「すかしている」「ディテールにこだわりすぎて神経質」などなど…。

こうしたことが起きるのは、フランスの映画監督が、より「フランス」を強調しすぎ、作品に、より「フランス的」であることを装わせるからだろう。
しかしこれは、なにもフランスに限ったことではなく、日本映画が「わびさび」や「間」を活かして、より「日本的」な表情を装うこととおなじことだ。

しかしこうしてより「フランス」らしさを強調したものが、一様におなじ風貌をしてしまうのは事実だ。それが前述した、フランス映画をつまらなく思う原因にもつながっているように思える。

たぶん、「フランス的」作品を撮る監督の思考パターンのいくつかは、こうなのだろう。


「おしゃれ」に見せたいが、「すかしている」ようには見せないようにしよう。だからちょっとした冗談などを入れよう。それこそ「フランス的」だ。

「ロマンチック」に見せたいが、「品がわるい」ようには見せないようにしよう。だからはみだした表現はやめよう。それこそ「フランス的」だ。

「芸術的」に見せたいが、イタリア的な大きな芸術には見せないようにしよう。だから大げさな表現は避けよう。それこそ「フランス的」だ。


実はこうした強調と回避のパターンが、「フランス映画」を、より「フランス映画」らしくさせ、さらには「フランス映画」をフランスの風景写真の入った絵葉書のようなものにさせている原因ともいえる。
すなわち「フランス」の「観光映画」となって。

こうした状況における表現方法には、ふたつの選択肢があるように思える。
ひとつはリュック・ベッソンのように、「フランス的」であることから離れること。
もうひとつはこのエリック・ロメールのように、あえて「フランス的」であることに没入する方法だ。

前者のリュック・ベッソンは「アメリカ的」表現を導入し、「フランス的」であることを回避しようとした。それでいて「アメリカ的」であることに没入しているか、といえば、どこかで「フランス的」であることがリュック・ベッソンを中途半端な映画監督にしてしまっているように思える。

エリック・ロメールは、あえて「フランス的」であろうとする映画を撮ることで、「フランス映画」という枠組みから一歩抜き出た「フランス映画」を撮ることのできる稀有な映画監督である。
たぶん彼の思考パターンはこうだ。
わざと「すかし」てみよう。そうすれば「おしゃれ」になるだろう。
わざと「くどくど」やってみよう。そうすれば、そこにちょっとした笑いが生まれ、それは「品のよさ」もともなうだろう。
 わざと「ディテールにこだわって神経質」であってみよう。そうすれば「小さな芸術」であることをともなうだろう。

もちろんこうしたプランを遂行するうえで重要なのは、こうしたコンセプトに足をからめとられないことだが、ロメールはそんな凡百な「フランス映画」の「監督」ではない。
その姿勢は、かつてのヌーベル・ヴァーグの仲間、トリュフォーやシャブロルが、ともすれば自分が撮っているものが「フランス映画」であることに対して、どこか無自覚であったように思われるのにくらべ、はるかに意識的に「フランス映画」の監督であろうとしたように思われる。
それが彼を輸出可能な「フランス映画」の作り手とさせているように思える。

経済の、流通の、情報の、高速化が進み、グローバリゼーションが強まってきた20世紀なかばから、映画は自分の生まれ育ったものではなく、「世界」のものであることを強要されている。
そんななかにあって、なにかにとどまり続けることは、難しいことだ。
あえて「フランス的」であるという危険地帯にとどまり、きら星のように映画を「フランス映画」的に光らせる。
ジャック・タチがそうした困難で危険な状況に身を置きながら破綻してしまったのにくらべ、ロメールはいまだ映画を撮り続けている。

もちろん、それはタチとロメールのどちらが上だとか下だとかいうことではないことは、自明のことである。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 脚本賞モード家の一夜 
□ パルム・ドールO侯爵夫人 
 ■ 審査員特別グランプリO侯爵夫人 
□ パルム・ドールモード家の一夜 
■ 金獅子賞・特別功労賞 
■ 金獅子賞緑の光線 
 ■ 国際評論家賞緑の光線 
■ 国際評論家連盟賞冬物語コンペ部門
■ 監督賞海辺のポーリーヌ 
 ■ 国際評論家連盟賞海辺のポーリーヌ 
■ 銀熊賞LA COLLECTIONNEUSE 
■ 外国語映画賞恋の秋 
■ 脚本賞モード家の一夜 
■ 脚本賞モード家の一夜 
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【評価】
作品名投票数平均
【監督】
夏物語7 8.71
緑の光線8 7.75
満月の夜7 7.71
【脚本】
夏物語7 8.71
緑の光線8 7.75
満月の夜7 7.71
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