allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

クラレンス・ブラウン 

Clarence Brown

■生年月日 : 1890/05/10
■出身地 : アメリカ/マサチューセッツ州クリントン
■没年 : 1987/08/17

【フィルモグラフィー】
哀愁のロシア (1953)<未>製作
スピード王 (1950)監督/製作
墓地への侵入者 (1949)<未>監督
愛の調べ (1947)監督/製作
仔鹿物語 (1946)監督
緑園の天使 (1945)監督
ドーヴァーの白い崖 (1944)監督
町の人気者 (1943)製作/監督
人間エヂソン (1940)監督
雨ぞ降る (1939)監督
征服 (1937)監督
豪華一代娘 (1936)監督
妻と女秘書 (1936)監督
噫、初恋 (1935)監督
アンナ・カレニナ (1935)監督
蛍の光 (1934)監督
私のダイナ (1934)監督
明日の太陽 (1933)監督
夜間飛行 (1933)監督
愛に叛く者 (1932)監督
散り行く恋 (1932)監督
令嬢殺人事件 (1932)監督
自由の魂 (1931)監督
蜃気楼の女 (1931)監督
インスピレーション (1931)監督/製作
ロマンス (1930)監督
アンナ・クリスティ (1930)原作/監督
不死鳥 (1929)監督
エロチック艦隊 (1929)監督
黄金の世界へ (1928)監督
恋多き女 (1928)監督
肉体と悪魔 (1926)監督
お転婆キキー (1925)監督
荒鷲 (1925)監督
鵞鳥飼ふ女 (1925)監督
燻ゆる情炎 (1925)監督
信号塔 (1924)出演/監督
バタフライ (1924)監督
見えざる力 (1923)監督
誰が罪ぞ (1923)監督
暗中の光 (1922)監督/脚本
大救世主 (1920)監督
モヒカン族の最後 (1920)監督
【ユーザー評価】
【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2012-05-21 10:31:03
アメリカ南部の小さな町で、黒人が捕らえられ、怒った白人にリンチにされそうになる、というと「アラバマ物語」が思い浮かぶが、本作はその13年も前に作られた傑作。いや、黒人問題を扱った映画では史上最高の一つだろう。
有名俳優ゼロ(わずかに弁護士役のデビットブライアンが時々フィルムノワールに顔を見せる。)だし、話も誰かの英雄的活躍(「アラバマ」のグレゴリーペックのような)があるわけではない。イタリアンリアリズム的雰囲気もあるが、それほど殺伐としているわけでない。やはり原作Wフォークナーの力量なのだろう。

白人を後ろから撃って殺した罪で老いた黒人が護送されてくる。周りは群集がとりまいている。その憎しみの顔顔顔、、(本作はフォークナーの住んでいた町でオールロケされ、群衆は皆そこのエキストラだそうだ!) しかし囚人は全然おびえていない。毅然として群集を見渡す。そこに一人の白人少年がいて、「俺の弁護をしてくれる人を探してくれ。」と言い残す。
少年は彼を知っていた。数ヶ月前、郊外で遊んでいる時に池に落ち、彼の家で介抱を受けたのだ。その時、老人はお礼の小銭など受け取らず、少年はバカにされたような気持ちを味わっていたのだ。次に会ったのは街の店の中。ある男が老人の態度が気に入らずなぐりかかろうとした。そのときも老人は全く動揺もせず、悠然と去って行った。
少年は叔父の弁護士に相談し、二人で監獄の老人に会いに行くが、老人は弁護士を信用せず、少年にだけ「死んだ男はライフルで撃たれた。俺の銃ではない。それを証明するため、墓を掘り起こして調べてくれ。」と頼む。少年は弁護士に相談するがもちろん取り合ってくれない。そこで、知り合いの老女と黒人の友達と一緒に深夜墓地に侵入し、墓を掘る。すると、死体はそこになかった、、、、、
まるでフィルムノワールのような展開だ。そこからがまたすごい。少年、弁護士、老女、そして町の老保安官が必死でリンチを阻止して、真犯人探しをする。しかしハリウッド的ご都合主義は一切なく、それでも緊張感が最後までつづく。
無実がわかって釈放された老人が弁護士事務所に現れるエンディングも一筋縄の場面ではない。単純にお礼をして、めでたしめでたしではない。

本作は、サイレント時代からのクラレンスブラウンという老監督が60歳を前にして、監督したものだ。多分、この映画がヒットするかどうかなどということはどうでもよい気持ちで撮ったのだろう。本作はアカデミー賞の候補にさえならなかったが、やはり話の性質上1949年時点ではそれも無理だったのか。
投稿者:はこまる投稿日:2007-09-08 23:43:23
本作は黄金期MGMの重鎮であり、全盛期のガルボ番監督として知られ、ハリウッド創世記から戦後まで30年以上の永きに渡り活躍を続けた巨匠クラレンス・ブラウン後期の知られざる野心作です。

大戦後1949年の製作ですが、内容がかなり地味なのと人種問題がテーマになっていたため、当時、日本における占領軍統括の外国映画一括配給組織だったセントラルの意向もあったのか日本では公開されていません。
しかし、ほぼオールロケによる巨匠ブラウンの南部もの異色作であり、脚本にベン・マドゥが参加。フォークナー原作映画化作品では、最も忠実に作られていると言われる作品である為、現在では知る人ぞ知る映画となっています。過去、日本でテレビ放送されたかも不明ですし、このデータベースにも作品単体のデータは記載されていないようなので申し訳ありませんが、以下↓にコメントさせていただきます。ご了承ください。

『Intruder in the Dust』
(1949年アメリカ映画 製作/配給MGM 白黒スタンダード 87分 日本未公開)

原作:ウィリアム・フォークナー
製作/監督:クラレンス・ブラウン
脚本:ベン・マドゥ
撮影:ロバート・サーティース
美術:セドリック・ギボンズ
出演:デビッド・ブライアン(ジョン・スティーブンス)
  :クロード・ジャーマン Jr(チック・マリソン)
  :ファノ・ヘルナンデス(ルーカス)
  :エリザベス・パターソン(ミス・ハバーシャム)

〈ものがたり〉現代(1948年)。アメリカ合衆国ミシシッピ州北部の町オックスフォード。
教会の鐘が鳴り響く日曜日、ある噂を聞きつけた男たちが床屋に集まって来る。「ニガーが白人を後ろから撃ったらしいぞ・・・」
信心深き町の人々による賛美歌が流れるなか、それを引き裂くようにパトカーのサイレンが町の中央広場にこだまする。衆人が見守るなか、手錠に繋がれ車から降り立った容疑者は自らの土地を持つ黒人農夫ルーカスだった。
白人たちの憎しみに満ちた視線にさらされ、警察署に連行されるルーカスはそれを見つめていた少年チックに声をかける「おい!弁護士をやっているお前さんの叔父さんに連絡してくれ」驚きをもって少年を見つめる男たち。
「人を後ろから撃つ奴の弁護なんかできる訳がない」叔父ジョンは弁護を拒絶する。しかし、チックにはどうしてもルーカスに返さなければならない貸しがあったのだ。チックは叔父にいきさつを語り始める。

ある冬の日、友人と狩りに出かけたチックは、途中誤って凍りついた川に転落、溺れかける。割れた氷の中でもがき、危うく凍死しかけたところを一人の黒人に救われる。彼はチックを家まで連れて行き、暖を与え食事の世話までしてくれた。その黒人男がルーカスその人だったのだ。

何かお礼をしようとポケットにあったお金をルーカスに差し出すチックだったが彼はそれを受けとらない。彼の妻も同様だ。
チックは持っていたお金をわざと床に落とし言う。「おい、ニガー、これを拾え」
黙ったまま眉ひとつ動かさず黙ってチックを見つめるルーカス。

その年のクリスマス。結局ルーカスに対しお礼ができなかったチックは、彼の妻にドレスを送る。が、タイミング悪くプレゼントが届いたのは彼の妻の葬儀が行われている最中だった。
そんなある日、チックは町の雑貨屋に現れたルーカスと再会する。周りは白人だらけ、勿論声などかけられるはずもない。その時、ヴィンスンという一人の男がルーカスを挑発、殴りかからんばかりに差別意識を剥き出しにする。それを平然と無視し、相手にしないルーカス。しかし、それから間もなく背中を撃たれたヴィンスンの死体がルーカスの農場近くで発見される。

いきさつを聞いたジョン叔父はチックと共に留置場を訪れる。無実を主張するルーカスだが、叔父の態度もあやしい。突破口を見いだせないままこの面会は終了するが、二人きりになった時、ルーカスがチックの耳元で囁いた。
「俺は41口径のコルトしか持っていない。しかし、死体の背中に埋まったままの弾はライフルの弾なんだ。頼む、死体を掘り起こして調べてくれ・・・」

チックはそのことを叔父に話すが相手にされない。意を決意した彼は、話を聞いて協力してくれることになった老婦人と、召使いの黒人少年と3人で、深夜、町のはずれにある墓場に出かけてゆく。
ヴィンスンの墓を見つけ掘り始めるチック。かなりの時間が過ぎ、スコップの先が木の板をとらえる。棺だ。
表面の土を払いのけ、棺の扉に手をかける。ゆっくりと開かれて死体が現れる。が、しかし、そこにはヴィンスンの亡骸はなかった。

空っぽの棺を見つめて呆然とする3人。死体はどこへきえたのか?・・・。

(以下、本サイト「クロード・ジャーマン Jr」のデータへ。この項続く)
【ソフトリリース】
・発売中
【洋画】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】雨ぞ降る2015/04/27\4,667amazon.co.jpへ
 【DVD】アンナ・カレーニナ2013/09/17\1,800amazon.co.jpへ
 【DVD】世界名作映画全集111 アンナ・カレニナ2006/07/25\2,800amazon.co.jpへ
 【DVD】アンナ・カレニナ2005/10/07\3,790amazon.co.jpへ
 【DVD】アンナ・カレニナ/ハムレット2006/09/27\2,800amazon.co.jpへ
 【DVD】アンナ・クリスティ2012/03/23\1,800amazon.co.jpへ
 【DVD】エリザベス・テイラー カップリング 緑園の天使/雨の朝パリに死す2011/06/29\2,000amazon.co.jpへ
 【DVD】ガルボ シグネチャー・コレクション <初回限定生産>2005/10/07\15,000amazon.co.jpへ
 【DVD】墓地への侵入者2017/03/03\2,800amazon.co.jpへ
 【DVD】仔鹿物語2008/04/24\934amazon.co.jpへ
 【DVD】仔鹿物語2005/06/21\1,429amazon.co.jpへ
 【DVD】山河遥かなり/緑園の天使2007/01/29\2,800
 【DVD】征服2006/05/25\4,800amazon.co.jpへ
 【DVD】世界の推理小説傑作映画 DVD-BOX Vol.22017/01/06\10,000amazon.co.jpへ
 【DVD】妻と女秘書2007/01/25\4,800amazon.co.jpへ
 【DVD】肉体と悪魔2012/03/23\1,800amazon.co.jpへ
 【DVD】シネマ語り 〜ナレーションで楽しむサイレント映画〜 「肉体と悪魔」2016/08/26\2,000amazon.co.jpへ
 【DVD】仔鹿物語/名犬ラッシー 家路2006/07/27\2,800amazon.co.jpへ
 【DVD】モヒカン族の最後2013/05/24\1,800amazon.co.jpへ
 【DVD】モヒカン族の最後1999/03/25\2,800amazon.co.jpへ
 【DVD】緑園の天使2015/12/16\1,429amazon.co.jpへ
 【DVD】緑園の天使2000/04/21\2,000amazon.co.jpへ
 【DVD】世界名作映画全集 53 緑園の天使2005/07/25\2,800amazon.co.jpへ
 【DVD】緑園の天使2005/07/01\2,667amazon.co.jpへ
 【DVD】アンナ・クリスティ2001/12/21\3,500amazon.co.jpへ
 【DVD】アンナ・クリスティ2002/12/16\3,500amazon.co.jpへ
 【DVD】肉体と悪魔2002/03/25\3,500amazon.co.jpへ
【評価】
作品名投票数平均
【監督】
仔鹿物語8 7.75
アンナ・カレニナ6 5.67
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION