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 「黒津 明二郎」さんのコメント一覧 登録数(563件)rss
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[151]ただいま診察中
 まあまあ黒津 明二郎2010-12-29
 
東京下町の町医者、その悲喜交々を描くヒューマンドラマ。 戦前から一貫して東宝で添え物路線を担当してきた職人・青柳の遺作となった作品だが、力作というわけでもなく、淡々・・・
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東京下町の町医者、その悲喜交々を描くヒューマンドラマ。 戦前から一貫して東宝で添え物路線を担当してきた職人・青柳の遺作となった作品だが、力作というわけでもなく、淡々(過ぎ?)とこなしている。 演技陣。小林がいつもながら飄々と主演して親父の志村もまずまずで妻役の司はやはり綺麗で上品な色気がGood。そして山岡!大熱演の高齢出産シーンの迫力!!やっぱ、女性は大変だなあ〜。
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[152]秋日和
 秀作黒津 明二郎2010-12-24
 
いつもながらの、娘結婚ものである小津芸術。 より洗練度を増したアグファカラーの映像に美術セットや衣装・・・清楚な美人親娘にからむ裕福な中年トリオの猥談・・・うな重や・・・
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いつもながらの、娘結婚ものである小津芸術。 より洗練度を増したアグファカラーの映像に美術セットや衣装・・・清楚な美人親娘にからむ裕福な中年トリオの猥談・・・うな重やらヒレカツやらラーメンと続々出てくる飲食シーン・・・蒼空に映える東京タワー・・・これだけでもう、何もいらないのだ。ただただ、ひたすら小津の空間に浸っていたい、それだけなのだ。 演技陣。原・司の東宝女優ツートップに佐分利・中村・北いずれも好演だが、岡田のコメディエンヌ振りがやはり素晴らしい。
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[153]東京暮色
 傑作黒津 明二郎2010-12-17
 
真冬の東京を舞台に、薄幸のヒロインをめぐる家族間の葛藤を描いた小津の異色作。 あまり評判よくないけども、けっこう好きなんだよなーこれ。前半が多少ダレ気味だけれども、・・・
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真冬の東京を舞台に、薄幸のヒロインをめぐる家族間の葛藤を描いた小津の異色作。 あまり評判よくないけども、けっこう好きなんだよなーこれ。前半が多少ダレ気味だけれども、小津の冷徹な演出が光る。ナイトシーンが多くて、厚田によるその陰鬱なモノクロ映像を味わいたい。 演技陣。何といっても有馬のクールでぶっきらぼうな演技が最高だ。後は「日本の悲劇」に通じる不甲斐ない役どころの田浦や藤原・三好・須賀などがよかった。
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[154]東京の合唱(コーラス)
 佳作黒津 明二郎2010-12-09
 
会社をクビになったサラリーマンの悲哀を描いた小市民的ホームドラマ。 小津らしくとりたてて凝ったストーリーが展開されるわけではないが、あの独特のショットで様々なエピソ・・・
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会社をクビになったサラリーマンの悲哀を描いた小市民的ホームドラマ。 小津らしくとりたてて凝ったストーリーが展開されるわけではないが、あの独特のショットで様々なエピソードを紡いでいき、サイレントならではの魅力を発する。 演技陣。岡田の美男子振りや斎藤のコミカルさもいいが、落ちぶれた初老の社員役の坂本が秀逸だ。
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[155]バンテージ・ポイント
 まあまあ黒津 明二郎2010-11-27
 
90分というタイトな時間に大量の‘情報‘を詰め込んだ、‘イマ‘風サスペンスアクション。 1990年代以降こうした娯楽作は120分越えが常態化してる中、効率的でけっこうな事だけども・・・
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90分というタイトな時間に大量の‘情報‘を詰め込んだ、‘イマ‘風サスペンスアクション。 1990年代以降こうした娯楽作は120分越えが常態化してる中、効率的でけっこうな事だけどもその分監督の手腕が問われるわけで、残念ながらトラビス監督には荷が重すぎたようだ。オーバーソンのスコアはソリッドなメロディラインでよかった。 演技陣。クエイドの疲労感ある表情やウィーバーのさっそうとした報道ディレクター振りがいいが、女テロリストのゾラーが一番印象に残った。
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[156]トム・ホーン
 佳作黒津 明二郎2010-11-21
 
20世紀初頭、時代に取り残されたガンマンを描いた西部劇の小品。 1980年公開、ワイオミング、牧畜業者組合、あのマイケルチミノ「天国の門」もそうだった。実は以前にマックイ・・・
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20世紀初頭、時代に取り残されたガンマンを描いた西部劇の小品。 1980年公開、ワイオミング、牧畜業者組合、あのマイケルチミノ「天国の門」もそうだった。実は以前にマックイーンは「天国の門」に興味を示していたそうだから、本作もその流れからきているのかもしれない。 とはいえ、あちらが4000万ドルの超大作ならこっちは300万ドルの低予算だし、監督が5人も交代したせいか、ぎこちない内容になってしまっている。クレジットされてるウィヤードはTV専門の人だがお飾りに過ぎず、実質的にマックイーンが演出していたようで、普通だったらエバンスとのロマンスやファーンズワースとの友情に軸を置くだろうが、リアルにこだわったのか、ただ泥棒を容赦なく射殺して山を見つめるホーンをひたすら追う地味な展開は、確かに一般性を持ち得ないだろう。 それでもファンの俺からすれば、全体を覆う切ないほどの寂寥感は涙なくして見れなかった。アロンゾのキャメラにゴールドのスコアも良かった。
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[157]突撃隊
 まあまあ黒津 明二郎2010-11-20
 
職人シーゲルによる典型的なB級戦争映画。クライマックスの戦闘シーンは部分的に記録映像からの流用があるとはいえ、けっこう派手に展開するので見応えはある。ただ、そこまで・・・
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職人シーゲルによる典型的なB級戦争映画。クライマックスの戦闘シーンは部分的に記録映像からの流用があるとはいえ、けっこう派手に展開するので見応えはある。ただ、そこまでは地味に終始してどうということもない。 演技陣。マックイーンがクールに演じてやはりかっこいいし、コバーンの眼鏡姿も悪くない。
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[158]警察日記
 秀作黒津 明二郎2010-11-19
 
福島の田舎町の警察署を舞台に様々な人間模様を淡々とスケッチしていく。 戦後10年を過ぎたとはいえそこは東北の農村部、そこかしこに貧困と因習が横たわっている。警官たちは・・・
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福島の田舎町の警察署を舞台に様々な人間模様を淡々とスケッチしていく。 戦後10年を過ぎたとはいえそこは東北の農村部、そこかしこに貧困と因習が横たわっている。警官たちは、生活苦からやむにやむれず万引きなどをする百姓たちに温情を持って接するわけだが、その素朴なやりとりがいい。そしてまた大臣が故郷に錦を飾るシークエンスでのてんやわんやの一幕は、お上には卑屈になってしまう様を風刺している。 久松演出は歌曲の鳴らしすぎなど感傷に流れる嫌いはあるが、姫田のキャメラで捉えた現地ロケを存分に生かして見応えある人情カントリードラマをものしている。 演技陣。森繁以下豪華キャストだが、飄々とした署長を演じた三島が印象的だ。
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[159]にあんちゃん
 佳作黒津 明二郎2010-11-19
 
佐賀の炭鉱島を舞台に、両親を亡くした在日朝鮮人の四人兄妹たちを描いたヒューマンドラマ。 隔離されたような島で、必死に生きる炭鉱夫とその家族らの様子をそれなりに描いて・・・
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佐賀の炭鉱島を舞台に、両親を亡くした在日朝鮮人の四人兄妹たちを描いたヒューマンドラマ。 隔離されたような島で、必死に生きる炭鉱夫とその家族らの様子をそれなりに描いてはいる。朝鮮人差別なども背景にさりげなく織り込んで興味深いが、やはりこれが今村監督作となると本領発揮とはいかずに食い足りない感じはあろうか。 演技陣。長門・松尾・中村・前田の四兄妹いずれも健闘だが、アイゴーと泣き叫ぶ北林が強烈だ。
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[160]サイコ
 大傑作黒津 明二郎2010-10-30
 
問答無用のヒッチコック先生の代表的スリラー。 基本的には3つのストーリーラインで成り立っている。まずマリオンの逃避行サスペンス。薄幸のハイミスが大金をネコババし車を・・・
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問答無用のヒッチコック先生の代表的スリラー。 基本的には3つのストーリーラインで成り立っている。まずマリオンの逃避行サスペンス。薄幸のハイミスが大金をネコババし車を駆って場末のモーテルに泊まる。前作「北北西に進路をとれ」ではカラーのビスタビジョンで無実のナイスガイが美女を相手にゴージャスな舞台で逃げ回ってるのを展開したが、ここではモノクロのスタンダードカメラでモータリゼーションの進んだ無味乾燥な郊外を背景にしている。 そして映画はノーマンに軸足を移し、40年代に流行ったニューロティックスリラーの異常心理劇が展開するが、あのシャワーシーンはやはり凄いものがある。 最後に妹や恋人らの捜索ミステリーとなり、ラストに精神科医による謎解きであっさりと終わる。 全体的にB級テイストが漂う感じでTV畑のラッセルのキャメラもフラットな画調になっているが、ヒッチコックの斬新な演出とハーマンの強烈なスコアそれにお馴染みソウルバスのタイトルデザインによって、当時台頭していたテレビに対抗した60年代を予見するような画期的傑作をものにしたのだ。 演技陣。パーキンスの怪演がやはり一番だが、リーのノーマルっぽさに探偵バルサムの渋さもよかった。
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[161]外套と短剣
 まあまあ黒津 明二郎2010-10-23
 
ラングのスパイ物だが、中盤のロマンスパートで中弛みして痛い。クライマックスの格闘や銃撃戦はそこそこ良かったけどね。
  
 
[162]死刑執行人もまた死す
 駄作黒津 明二郎2010-10-16
 
あまりにも反ナチスありきで作られた時代の産物的シネマ。ここでは演出・シナリオ・演技全てがそのイデオロギーに奉仕させられていて、60数年を経た今さすがにきつい。
  
 
[163]女は抵抗する
 凡作黒津 明二郎2010-10-15
 
一世を風靡した芸能プロダクションの渡辺プロ、その副社長として切り盛りしてきた渡辺美佐をモデルとして描く音楽ビジネスの裏側。が、実際にはやっつけの粗製プログラムピクチ・・・
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一世を風靡した芸能プロダクションの渡辺プロ、その副社長として切り盛りしてきた渡辺美佐をモデルとして描く音楽ビジネスの裏側。が、実際にはやっつけの粗製プログラムピクチャーであって、ストーリー的にはそんなにひどくはないものの貧弱なセットにお粗末な録音に弛緩した演出とあってはね・・・・それでも当時のロカビリーブームの一端は見れるし風俗的価値はあろうか。若尾も色っぽいし。
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[164]?
 名作黒津 明二郎2010-10-03
 
マシーナの神聖なまでの演技が全てと云いたくなるが、もちろんクインとベースハートのサポート演技あってのものだし、ロータの綺麗なスコア、そしてやはりフェリーニ御大の名演・・・
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マシーナの神聖なまでの演技が全てと云いたくなるが、もちろんクインとベースハートのサポート演技あってのものだし、ロータの綺麗なスコア、そしてやはりフェリーニ御大の名演出!彼の最高傑作だろう。
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[165]ミスティック・リバー
 まあまあ黒津 明二郎2010-09-25
 
真相が明らかになるクライマックスまでは、豪華なキャストも相まって緊迫感あふれる感じだったが、オチがねえ〜。偶然性に頼ったもので原作の問題なのだろうけど、そこでシラケ・・・
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真相が明らかになるクライマックスまでは、豪華なキャストも相まって緊迫感あふれる感じだったが、オチがねえ〜。偶然性に頼ったもので原作の問題なのだろうけど、そこでシラケちゃったなあ。 演技陣。ペンはお得意なアウトロー役でさすがに迫力あったし、ベーコンとフィッシュバーンの刑事コンビもよかった。でも何といっても本作のキモはロビンス!あまり好きな役者さんではなかったけど、ここでは何ともショボくれた悲哀あふれる演技で見直しました。
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[166]アガサ/愛の失踪事件
 凡作黒津 明二郎2010-09-12
 
世界一のミステリー作家としてのアガサではなく一女性としてのアガサを描くことが目的だったのだろうが、シナリオ・演出ともイマイチ。 当時30代後半ながら超一流のランクにの・・・
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世界一のミステリー作家としてのアガサではなく一女性としてのアガサを描くことが目的だったのだろうが、シナリオ・演出ともイマイチ。 当時30代後半ながら超一流のランクにのしあがりつつあったストラーロのキャメラも、本作のようなドラマ主体の小品には派手すぎたか。1920年代の雰囲気をとらえたセット・ロケの効果は出ていたけども。 アプテッドは中堅の監督さんで下手じゃないんだけどねえ・・・しかし、御年70でこのままフェイドアウトかいなと思ってたら、何と「ナルニア国物語」最新作をやったとか、やるね。 演技陣。頭の回る記者ホフマン、中年の色気をほのかに漂わせたレッドグレーブいずれも演技巧者だけにさすがだ。
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[167]ナイル殺人事件
 秀作黒津 明二郎2010-09-11
 
基本的に、絵葉書風ミステリーの域は出てないのんびりした‘往年‘の娯楽作ではある。だが、そこは‘イギリスのローランドエメリッヒ‘たるギラーミン、鮮やかな手つきでこのオール・・・
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基本的に、絵葉書風ミステリーの域は出てないのんびりした‘往年‘の娯楽作ではある。だが、そこは‘イギリスのローランドエメリッヒ‘たるギラーミン、鮮やかな手つきでこのオールスターたちをさばいていく。 イギリス空軍のパイロットを出て、若干24歳で劇場映画デビューした彼は50年代に雑多なB級映画やTVドラマで修行し、60年代に入りピーターセラーズ主演作などメジャー作をやるようになり、「ブルーマックス」から大作路線を通ることになるのだが、ターザン物や本来黒人のための映画である「黒いジャガー」シリーズをさらっと撮ってしまうその職人気質はもっと評価されていい。ただ、相当な短気で傍若無人だったそうでかなりの嫌われ者だったようだ。 後は、カーディフのソフトなキャメラにロータのスコアもよろしい。 演技陣。とぼけたユスチノフと実直なニーブン以下皆好演しているが、ファローの神経質的演技、実は苦手なんだけどやはり印象に残るね。
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[168]トイ・ストーリー3
 秀作黒津 明二郎2010-09-08
 
ピクサー映画群においてクラシックともいえる本シリーズの最終作(?)だが、例によって多彩でキュートなおもちゃキャラたちがわんさか3D画面いっぱいに飛び回るので、お子様・・・
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ピクサー映画群においてクラシックともいえる本シリーズの最終作(?)だが、例によって多彩でキュートなおもちゃキャラたちがわんさか3D画面いっぱいに飛び回るので、お子様のつかみは十分に果されることになる。そのサービス精神の旺盛なこと、まずはぬかりない。 ストーリー面では「2」に及ばずともやはりあのラストは感慨深いものがある。 CG技術面では、10年以上前の旧作との整合性をとるためかそれほどドラスティックな進歩は見られないが、プロシージャルテクニックの活用など地味に底上げをしているようだ。それでも保育園内の映像などなかなかいい感じに仕上がっている。 さて、本作でいちばん笑ったのは冒頭の西部劇シークエンスで流れるランディのスコアのある箇所を聞いた時だった。それは彼の叔父であり45回のオスカーノミネート歴を誇るアルフレッドニューマン「西部開拓史」のテーマではないか!ちなみにFOXロゴのオープニングに流れるのも彼の作である。
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[169]トイ・ストーリー2
 傑作黒津 明二郎2010-09-07
 
前作よりワンランク奥深いテーマが提示され、それがテンポのよいアクションシーンとマッチしている。CG技術的にも確実に上がっている。
  
 
[170]トイ・ストーリー
 秀作黒津 明二郎2010-09-07
 
多少ベタではあるし、CGクオリティも現在の目から見れば平凡になってしまっているが、それでも本作の意義は色あせていない。
  
 
[171]カッコーの巣の上で
 傑作黒津 明二郎2010-08-29
 
精神病院を舞台にした密室ヒューマンドラマだが、いわゆる刑務所物などもひっくるめてこうした類の映画はたくさんあるし、それにも増して舞台化しやすいので演劇としても枚挙に・・・
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精神病院を舞台にした密室ヒューマンドラマだが、いわゆる刑務所物などもひっくるめてこうした類の映画はたくさんあるし、それにも増して舞台化しやすいので演劇としても枚挙に暇がなかろう。 本作の成功は、まずセットではなく本物を使用したロケ効果が挙げられよう。そのせいか映像的にはタイトな画角でアップを多用しているため狭い感じもするが、これがリアル感を醸成している。そしてニコルソンの圧倒的なまでの演技。地とも思えるその天衣無縫な振る舞いが画面をかっさらって、このアンサンブル劇の中枢をなしている。また、婦長を単なる悪役にしなかったフォアマンの慧眼も光る。 もともと、カークダグラスが舞台版に主演した時に映画化権を手に入れ自分が主演するつもりで、早い段階で監督にはフォアマンを想定しチェコで会って原作本を渡したそうである。しかし、年齢的な問題で結局息子のマイケルに譲ってゼインツと共同で作ることになった。 演技陣。ニコルソンの他にはもちろんフレッチャー(ニコルソンに首絞められる時の熱演!)にドーリフ、いつもニコニコ顔のデビート、ロイド、サンプソン他、みな素晴らしい。クローザースは後に「シャイニング」でもニコルソンと共演しているが味があっていい。
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[172]北国の帝王
 佳作黒津 明二郎2010-08-28
 
無賃乗車の常習犯と鬼車掌の対決を描いたアルドリッチ作品だが、実態は常習犯のマービンと若造キャラダインとのロードムービーになっている。ちょうど同年の「スケアクロウ」の・・・
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無賃乗車の常習犯と鬼車掌の対決を描いたアルドリッチ作品だが、実態は常習犯のマービンと若造キャラダインとのロードムービーになっている。ちょうど同年の「スケアクロウ」のように。あれは現代が舞台だったがやっぱり無賃乗車してたよね。 1930年代大不況時の映画は「俺たちに明日はない」以来、ニューシネマの興隆と並行するようにしてたくさん作られてきたようだが、ベトナムやら公民権運動やら疲弊していたアメリカの現実から逃れるためのノスタルジーとして機能してきた。同年の「ペーパームーン」もそうだったが、本作においても軽快なBGMも手伝ってかどこかのんびりしたコミカルなテイストが漂う。その辺り、車掌との対決に絞ったほうが良かったかも。 演技陣。マービンも悪くないが、やはりボーグナインの独壇場だろう。稚気あふれさせて、子供のようにマービンを追い掛け回す彼の姿に思わず頬が緩む。
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[173]地下室のメロディー
 秀作黒津 明二郎2010-08-21
 
ジョン・トリニアン原作の犯罪映画だがロジカルではなくそこはフランス製、ムード優先で進行していく。というわけで、ラストのオチも弱いんだけどやっぱりギャバンとドロンの二・・・
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ジョン・トリニアン原作の犯罪映画だがロジカルではなくそこはフランス製、ムード優先で進行していく。というわけで、ラストのオチも弱いんだけどやっぱりギャバンとドロンの二大スターに、全編に鳴り響くマーニュの強烈なジャズスコア、そしてムダのないベルヌイユの職人技でなかなかの快作に仕上がっている。 冒頭、ギャバンが昔の家に帰るシークエンスで‘ゴーティエ‘通りはどこか?と聞くが、その名は‘アンリ・ベルクソン‘通りと変わっている。完璧なるフランス文学の魔術師とも云われたテオフィル・ゴーティエと‘精神と物質の二元論‘で有名な哲学者の対比。残念ながら浅学の身には・・・?
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[174]戦ふ兵隊
 佳作黒津 明二郎2010-08-20
 
「上海」と同じく戦意高揚を目的とした東宝文化映画部によるドキュメント映画。 こちらは武漢作戦を扱っており、亀井監督も現地に乗り込んで撮影に望んでいるからか、亀井の作・・・
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「上海」と同じく戦意高揚を目的とした東宝文化映画部によるドキュメント映画。 こちらは武漢作戦を扱っており、亀井監督も現地に乗り込んで撮影に望んでいるからか、亀井の作家性がにじみ出ていてナレーションも排し、芸術的なテイストになっている。大地や空を長々と写したり冗長な所もあるのだが、‘日常の中の戦争‘をよく描いていると云えよう。 中でも印象的なのは、中国奥地にロシア正教会の教会があって現地に根付いていると思われるシーンや延々と馬車や騎馬の隊列が続いて行くシーン、同時録音による現場感がハンパない中隊長が次々と部下に指令する場面(演出くさいが)などだろう。
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[175]上海
 佳作黒津 明二郎2010-08-20
 
第二次上海事変を経た上海周辺を記録した‘プロパガンダ的ドキュメンタリー‘映画。 監督の亀井自身は現地に行っておらず、そのためか自国の正当性を主張し適宜なナレーションの・・・
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第二次上海事変を経た上海周辺を記録した‘プロパガンダ的ドキュメンタリー‘映画。 監督の亀井自身は現地に行っておらず、そのためか自国の正当性を主張し適宜なナレーションの入った水準作といった印象はある。それでも声高にならず可能なかぎり客観的であろうと構成した感じも部分的には見受けられる。 当時の様子を細かく写し撮った三木のキャメラ、宣伝でも大々的に謳われた現地の同時録音を敢行した藤井慎一の貢献も大きい。 これを見ると、あの歴史的イベントがとてもそうとは感じさせない日常のヒトコマとして捉えられて興味深かった。
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[176]スパイダーマン3
 まあまあ黒津 明二郎2010-08-14
 
例え、「クイック&デッド」「シンプルプラン」(「死霊のはらわた」はどうも・・・)で冴えを見せたライミ監督作であろうと、例え、「まだらキンセンカにあらわれるガンマ線の・・・
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例え、「クイック&デッド」「シンプルプラン」(「死霊のはらわた」はどうも・・・)で冴えを見せたライミ監督作であろうと、例え、「まだらキンセンカにあらわれるガンマ線の影響」から「ペーパームーン」「ジュリア」「普通の人々」そして「おつむてんてんクリニック」まで何でもござれの名手サージェントがシナリオに一枚噛んでいようと、この260億も投入された‘高額商品‘に何を求めようというのか? 演技陣。主演のマグワイアとダンストは庶民的で悪くない。フランコは軽薄ぽい役を地でやってそう。
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[177]スパイダーマン2
 駄作黒津 明二郎2010-08-10
 
毒にも薬にもならない二作目。
  
 
[178]スパイダーマン
 佳作黒津 明二郎2010-08-09
 
頭カラッポにして楽しむ類いの、アメコミ大作。
  
 
[179]明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史
 駄作黒津 明二郎2010-08-06
 
吉田の解剖医を狂言回しに日本閣事件、阿部定事件、小平事件、お伝事件の4つの女性からみの殺人事件を描く。 東映異常性愛路線の延長で作られているが、今見ればそれほどエログ・・・
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吉田の解剖医を狂言回しに日本閣事件、阿部定事件、小平事件、お伝事件の4つの女性からみの殺人事件を描く。 東映異常性愛路線の延長で作られているが、今見ればそれほどエログロ的には大したことはないだろう。何にしても石井のシマリのない演出で退屈であった。それでも小池が連続強姦殺人犯を怪演する小平事件パートはそこそこ見れたが。後は阿部定御本人のインタビューとかも貴重だけど、かなりご高齢の女性(笑)に迫られる大学生(!)由利のコントレベルのオマケパートには笑った。
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[180]日本ゼロ地帯 夜を狙え
 愚作黒津 明二郎2010-08-06
 
タイトルから想像するモダンなアクションと戦時中の遊郭を舞台にした任侠劇タッチがゴタマゼになって、何ともチグハグな感じだけが残る。それ以前に無駄なプロットが多くてひど・・・
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タイトルから想像するモダンなアクションと戦時中の遊郭を舞台にした任侠劇タッチがゴタマゼになって、何ともチグハグな感じだけが残る。それ以前に無駄なプロットが多くてひどい。 演技陣。竹脇の棒読みセリフ、三原の妖艶さ・・・
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