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 「黒津 明二郎」さんのコメント一覧 登録数(563件)rss
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[241]BUG/バグ
 凡作黒津 明二郎2009-03-21
 
密室で展開される舞台劇の映画化とくれば、過去にも「真夜中のパーティー」というのがあったが、本作は不条理劇であり実験的な心理サスペンスでもあろうか。 こういう題材はデ・・・
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密室で展開される舞台劇の映画化とくれば、過去にも「真夜中のパーティー」というのがあったが、本作は不条理劇であり実験的な心理サスペンスでもあろうか。 こういう題材はデビッドリンチにこそふさわしく、即物的なリアリズムが身上のフリードキンには合わないわけで、残念ながら失敗作といわざるを得ない。原色を活かしたグレイディのライティングは良かったが・・・ 演技陣。ジャッド・シャノンいずれもオーバーアクトにはならず健闘。
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[242]稲妻
 凡作黒津 明二郎2009-03-20
 
それぞれ父親が違う姉妹という設定からして、何かノレない成瀬流人間劇。 田中の脚本も今回はよろしくないし、何より軸となるべき二人の姉役のキャストが地味で華がないので高・・・
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それぞれ父親が違う姉妹という設定からして、何かノレない成瀬流人間劇。 田中の脚本も今回はよろしくないし、何より軸となるべき二人の姉役のキャストが地味で華がないので高峰とのコントラストが活きないのが困りもの。 演技陣。浦辺もいいが、やはり小沢の狡猾な演技が白眉だろう。
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[243]カジノ
 秀作黒津 明二郎2009-03-14
 
「グッドフェローズ」姉妹編ともいうべきスコセッシ十八番のギャングノワール。 ベガスとギャングといえば「ゴッドファーザー供廚任皸靴錣譴討い織皀繊璽佞世、こちらは‘デザ・・・
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「グッドフェローズ」姉妹編ともいうべきスコセッシ十八番のギャングノワール。 ベガスとギャングといえば「ゴッドファーザー供廚任皸靴錣譴討い織皀繊璽佞世、こちらは‘デザート‘みたいに口当たりがいい。あまりにも良過ぎて、見た後何も残らないのが困ったものだが。 にしても、リチャードソンのキャメラによるカラフルで流れるような映像に絶え間なく流れるカッコいいBGMと3時間を飽きさせないスコセッシの手腕は認めていいだろう。 演技陣。デニーロの貫禄、ペシのイカレっぷりはさすがだが、ストーンは熱演は認めるけど努力賞止まりか。そして支配人のリックルズ、同年の「トイストーリー」ではポテトヘッド(!)役の声を演っていて芸域の幅の広さを見せていた。
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[244]怒りの葡萄
 佳作黒津 明二郎2009-03-08
 
30年代、貧しい農民の苦境をじっくりと撮った社会派ドラマではあるが、多少プロパガンダ臭もするし、スタインベック原作ということで説明調の台詞も鼻につく。 それでも、フ・・・
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30年代、貧しい農民の苦境をじっくりと撮った社会派ドラマではあるが、多少プロパガンダ臭もするし、スタインベック原作ということで説明調の台詞も鼻につく。 それでも、フォードxトーランドによって生み出された峻厳なまでの陰影濃いモノクロ映像は、一見の価値ありだ。 演技陣。フォンダは及第点、キャラダインがいい。そして、ダーウェルは悪くはないがそれほど印象には残らない。
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[245]女相続人
 秀作黒津 明二郎2009-03-07
 
あまりにも素っ気ないラストが惜しい気がするものの、まずはワイラー先生の‘模範解答‘を堪能すべきであろう、人間心理を辛らつに綴ったドラマ。 監督のトレードマークたる‘階段・・・
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あまりにも素っ気ないラストが惜しい気がするものの、まずはワイラー先生の‘模範解答‘を堪能すべきであろう、人間心理を辛らつに綴ったドラマ。 監督のトレードマークたる‘階段‘、今回は三層に続く垂直にそそり立つような構造であり、それはもちろん外界から閉ざされた女主人公を暗示している。この辺りの上手さ、さすがだ。 演技陣。オリビアの豹変振り、モンゴメリーの‘絵に描いたような‘好青年振り、ラルフの冷徹振り、ミリアムの甲斐甲斐しさ振り、いずれもお見事!
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[246]バロン
 まあまあ黒津 明二郎2009-02-14
 
「バンデットQ」「未来世紀ブラジル」の後を受けて、いよいよギリアムはその集大成ともいうべき大作を作り上げた。 ロトゥンノのキャメラ、ダンテフェレッティの美術・・・こ・・・
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「バンデットQ」「未来世紀ブラジル」の後を受けて、いよいよギリアムはその集大成ともいうべき大作を作り上げた。 ロトゥンノのキャメラ、ダンテフェレッティの美術・・・こうしたイタリアのマエストロによって展開される映像美は正にフェリーニ的な壮大さで息を飲む。しかし、肝心のシナリオの散漫な蛇行振りに輪をかけて、こうした作品には何よりも必要とされるはずの強靭な演出力・統率力がギリアムに欠けており、どうにも中途半端になってしまった。 ケイメンのスコアは躍動感にあふれて聞き応えがあった。 演技陣。ネビル・ポーリー・アイドルらを吹き飛ばすようなウィリアムズの怪演に爆笑!後はリード・サーマンも悪くない。
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[247]未来世紀ブラジル
 傑作黒津 明二郎2009-02-14
 
ギリアムの代表作となった、SFでファンタジーなブラックコメディ。 劇作家としても有名なストッパードの手になるストーリーテリングの上手さもさることながら、やはりギリア・・・
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ギリアムの代表作となった、SFでファンタジーなブラックコメディ。 劇作家としても有名なストッパードの手になるストーリーテリングの上手さもさることながら、やはりギリアムの圧倒的なまでの映像イメージの奔流が白眉であろう。多少、流れや緩急が合わない感じはあるけども。ノーマンガーウッドのドイツ表現派的な美術にケイメンのスコアも快調だ。 演技陣。プライスはもとより、デニーロ・ホルム・ホプキンスら脇役まで最高だ。ヒロインのグライストは、ギリアムは後悔したらしいが、そんなに悪くはないと思う。
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[248]外人部隊フォスター少佐の栄光
 凡作黒津 明二郎2009-01-24
 
モロッコの外人部隊を描いた戦場ドラマだが、この手のはかつて幾度となく作られてきた。 「男の出発」で西部劇を、「さらば愛しき女よ」でハードボイルドを‘再生‘させてきた、・・・
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モロッコの外人部隊を描いた戦場ドラマだが、この手のはかつて幾度となく作られてきた。 「男の出発」で西部劇を、「さらば愛しき女よ」でハードボイルドを‘再生‘させてきた、雑誌カメラマン出身のリチャーズ監督は本作で「モロッコ」のようなものを再現してみせたのだろう。が、しかしこれだけのキャスト・スタッフを揃えておきながら本邦では未公開に終わってるのが全てを語っている。ラスト、唯一の「ワイルドバンチ」ライクな戦闘シーンだけは良かったが・・・ さて、本作で重要なのは二人のプロデューサーだろう。一人は当時32歳のブラッカイマー、彼の初期キャリアはリチャーズとの四作に渡るコラボで占められているわけだが、‘作家主義的‘な本作の興業的失敗が彼を80年代以降現在まで連綿と続く、自身の名が代名詞ともなったあの娯楽大作群を作ら せるきっかけとなったのかもしれない。その一方でリチャーズの方は以後二・三作の小品を撮っただけで表舞台から姿を消してしまった・・・ そして、もう一人はグレイド、ウクライナ生まれのユダヤ人。ダンサーからタレントエージェンシー会社を興し、後に「プリズナーNo6」「サンダーバード」などを制作してイギリスのTVを席捲した大立者だが、映画進出はパッとせずその後「レイズザタイタニック」で内容とは裏腹に‘沈没‘してしまい終止符を打った。 演技陣。ハックマンとボズフィ、「フレンチコネクション」でカーチェイスを繰り広げたご両人の再会にニヤリ。ヒル・ドヌーブ・シドー(「エクソシスト」を思わせる役)は普通だが、部族長のホルムがいい。
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[249]ブラッド・ダイヤモンド
 まあまあ黒津 明二郎2009-01-17
 
テーマは勇気あるもので意義深いが、描き方は典型的なハリウッド流の社会派エンターテイメント。 ズウィック監督はTV出身だが、これまでの作はどれも予算をかけたA級ばかり・・・
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テーマは勇気あるもので意義深いが、描き方は典型的なハリウッド流の社会派エンターテイメント。 ズウィック監督はTV出身だが、これまでの作はどれも予算をかけたA級ばかりで、プロデューサーとしても「恋に落ちたシェークスピア」「トラフィック」「アイアムサム」などヒットを飛ばし、ハリウッドで確固たるポジションを確保している。 その作風は一貫して‘戦い‘を通しての人間ドラマを扱ってきておりその題材選びはいいのだが、オリバーストーンほどの骨っぽさはなくどうも軟派な所が見え隠れするのがいけない。それでも「ラストサムライ」みたいな代物(?)を堂々と撮ってしまう彼の図太い神経は、本作にもいい意味で発揮されてると云えよう。 今はどうか知らんが、前はよく映画館で‘給料三か月分‘のCMをやってたことを思い出すねぇ〜・・・ 演技陣。ディカプリオ・コネリー・フンスーいずれも健闘。
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[250]ゴッドファーザーPART III
 まあまあ黒津 明二郎2009-01-12
 
さすがに三匹目のドジョウはいなかった、トリロジー三部作の最終章。 アメリカの‘神話‘になった前2作と本作との隔たりは、やはり制作時期の間隔が影響しているのか。劇中人物と・・・
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さすがに三匹目のドジョウはいなかった、トリロジー三部作の最終章。 アメリカの‘神話‘になった前2作と本作との隔たりは、やはり制作時期の間隔が影響しているのか。劇中人物と同じくコッポラも変わってただの監督になってしまったし、本人も大してモチベーションが無かったのではなかろうか。 バチカンの件は二作目のキューバのエピソードに対応しているわけだが、ちょっと飛躍しすぎだし、娘の恋愛も安っぽいし、劇画チックなアクションシーンは浮いているし、そしてエンドクレジットには甘ったるいバラードソングのおまけ付きときたもんだ(笑)。 それでも、パチーノの悔悟を描いた辺りはジーンとしたわけで、大長編のささやかなエピローグとして見ればよろしいかと。 演技陣も今回はよろしくない。パチーノ・キートン・シャイア辺りは及第点だが、ガルシア・ハミルトン・マンティーニャは軽いし、フォンダは何のために出てきたのかわからないほど意味無しの役で、そして止めのコッポラ嬢・・・。後は、ビスコンティ組のバーガーが久しぶりに顔を見せるが、変わったなあ〜
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[251]ゴッドファーザーPART II
 名作黒津 明二郎2009-01-11
 
大傑作だったあの前作より、さらに深みと‘滋味‘を増して正に最高級ワインのような香り立つ続編。 前作はそれでも基本的に娯楽映画としての体裁があったけども、もはや本作はそ・・・
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大傑作だったあの前作より、さらに深みと‘滋味‘を増して正に最高級ワインのような香り立つ続編。 前作はそれでも基本的に娯楽映画としての体裁があったけども、もはや本作はそれを脱して悠々たるリズムで、この壮大な叙事詩的オペラを奏でてゆくのである。コッポラは同年に佳作「カンバセーション」も完成させており、全くもってこの時の彼は間違いなく神がかってたとしか思えない。 美術・音楽・編集などスタッフ陣ももちろん素晴らしいが、やはり、多数の同業からリスペクトされている偉大なマエストロことウィリスの映像美が要であろう。特にボートハウスでのパチーノとカサールの会話シーンは、背景に雪降る湖が見え彼らはシルエットになっており、その陰影の色彩とコントラストが絶品である。 演技陣。パチーノ・デニーロ始め皆、最高の演技をしているが特にストラスバーグ・ガッツォそしてファヌッチ役のガストーネモスキンが素晴らしい。
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[252]ゴッドファーザー
 大傑作黒津 明二郎2009-01-10
 
何を今更のギャング物の古典。 元々、パラマウントはベストセラーの原作を、手っ取り早く現代を舞台にして映画にしようとしたわけだが、それをここまで大化けさせたコッポラに・・・
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何を今更のギャング物の古典。 元々、パラマウントはベストセラーの原作を、手っ取り早く現代を舞台にして映画にしようとしたわけだが、それをここまで大化けさせたコッポラにはいくら賞賛しても尽きることはなかろう。 もっとも、そのコッポラにしても当時は脚本家としてそれなりに有名ではあったが、監督としては前作「雨の中の女」のようにご多分に漏れずニューシネマの影響を受けた、マイナーなアート路線の作家だったのであり、それが本作でもってその潜在していたパワーが爆発したのであろう。 その磁場ともいうべき吸引力によって、ウィリスのキャメラ(最高!)、タボラリスの美術、ロータのスコアなどなど各要素が融合したのだ。もちろん、それにも増して決定的な役割を果した奇跡的なキャスト陣・・・ ブランド・パチーノ・カーン・デュバル・キートン・カザールは当然として、カステラーノ・ヘイドン・コンテそして絵に描いたような悪人面のレッティエリ!
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[253]次郎長三国志 第九部 荒神山
 駄作黒津 明二郎2008-12-28
 
荒神山での対決を目前にして唐突に終わってしまう、正に尻切れトンボなシリーズ最終作。全体としてどうにもこの連作は中途半端で、雑で、ぬるくて、云われるほど面白くはなかっ・・・
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荒神山での対決を目前にして唐突に終わってしまう、正に尻切れトンボなシリーズ最終作。全体としてどうにもこの連作は中途半端で、雑で、ぬるくて、云われるほど面白くはなかった。段々と影が薄くなる小堀の次郎長がそれを象徴しているかのよう。
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[254]次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊
 凡作黒津 明二郎2008-12-27
 
森繁の石松の一人旅を描いた、スピンオフ的番外編の八作目。ただのオッさん風なのにいざとなったら凄みを利かせる親分役の志村とのやりとりはよかったが、後は例によって可もな・・・
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森繁の石松の一人旅を描いた、スピンオフ的番外編の八作目。ただのオッさん風なのにいざとなったら凄みを利かせる親分役の志村とのやりとりはよかったが、後は例によって可もなく不可もなくといった感じである。
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[255]次郎長三国志 第七部 初祝い清水港
 駄作黒津 明二郎2008-12-23
 
長門(若い!)ら‘少年ヤクザ‘が新たに加わって、感傷的に過ぎるテイストの七作目。何というかシリアスさとコミカルさの要素がバラバラに混ざり合ってしまい、どうにも狙いの定・・・
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長門(若い!)ら‘少年ヤクザ‘が新たに加わって、感傷的に過ぎるテイストの七作目。何というかシリアスさとコミカルさの要素がバラバラに混ざり合ってしまい、どうにも狙いの定まらない一本である。
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[256]次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家
 まあまあ黒津 明二郎2008-12-21
 
これまでのコミカル・お気楽路線から一転、シリアス・ドラマティックな感じに進行する第六作目。前半は、追っ手から逃れてのサスペンスが展開され、後半は病で瀕死のお蝶を巡る・・・
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これまでのコミカル・お気楽路線から一転、シリアス・ドラマティックな感じに進行する第六作目。前半は、追っ手から逃れてのサスペンスが展開され、後半は病で瀕死のお蝶を巡るお涙頂戴の劇となって、中弛みが今までのシリーズで一番少ないと思う。 それでも、諸手を挙げて面白さ全開とはいかないのだが・・・
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[257]次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路
 凡作黒津 明二郎2008-12-20
 
相変わらずのゆるい展開が続くシリーズ五作目。特に前半はストーリーがほとんど進まないため普通なら退屈するわけだが、その人肌のような‘ヌルい‘温かさをもったマキノ演出術で・・・
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相変わらずのゆるい展開が続くシリーズ五作目。特に前半はストーリーがほとんど進まないため普通なら退屈するわけだが、その人肌のような‘ヌルい‘温かさをもったマキノ演出術で、悪くはない感じを持ってしまう。 白粉飛び交うクライマックスのチャンバラシーンは、それなりに迫力あり。
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[258]次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港
 まあまあ黒津 明二郎2008-12-14
 
清水へ帰ってきた次郎長一家を巡って、義理と人情のエピソードが展開する娯楽時代劇の四作目。低調だった前作からいくらか調子を戻してきたか。それにしても、終幕の殺陣チャン・・・
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清水へ帰ってきた次郎長一家を巡って、義理と人情のエピソードが展開する娯楽時代劇の四作目。低調だった前作からいくらか調子を戻してきたか。それにしても、終幕の殺陣チャンバラより台所での調理シーンや相撲興行のシーンなどにマキノ演出の真骨頂を見る思いがしてならない。  演技陣。初登場の加東大介が文字通り、体当たりの大活躍をしてうれしい。他に河津の名参謀振り、田中の軽妙さ、小泉の斜に構えた感じが印象的。
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[259]次郎長三国志 第三部 次郎長と石松
 駄作黒津 明二郎2008-12-13
 
森繁の石松中心に展開する前半はただ、だらだらと進んでいき、退屈極まりない三作目。後半、次郎長一家がようやく登場するがさして盛り上がりもせず・・・
  
 
[260]次郎長三国志 第二部 次郎長初旅
 まあまあ黒津 明二郎2008-11-30
 
次郎長が旅に出てロードムービー的テイストになり、前作より多少は見れるようになってきた二作目。路地裏の安料理屋など、成瀬映画でおなじみ中古の見事なセットがいい。 演技・・・
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次郎長が旅に出てロードムービー的テイストになり、前作より多少は見れるようになってきた二作目。路地裏の安料理屋など、成瀬映画でおなじみ中古の見事なセットがいい。 演技陣。田中の道化ぶりのうまさが光るが、出番は少ないながらも三好もさすがだ。
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[261]次郎長三国志 第一部 次郎長売出す
 凡作黒津 明二郎2008-11-29
 
数多あるマキノ作品でも、とりわけ有名な娯楽派任侠時代劇シリーズの第一作目だけど、どうにもピンとこなかった。 かなりユル〜イ作りなのは仕方がないとしても、脚本・役者が・・・
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数多あるマキノ作品でも、とりわけ有名な娯楽派任侠時代劇シリーズの第一作目だけど、どうにもピンとこなかった。 かなりユル〜イ作りなのは仕方がないとしても、脚本・役者が微妙なので面白さ全開といかないのだ。 演技陣。それでも、浪花節で有名な虎造は面白い。
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[262]スリ(掏摸)
 駄作黒津 明二郎2008-11-24
 
タイトルだけ見ればスリルあふれる犯罪サスペンスを期待するが、あのブレッソン映画からしてそうなるはずもなく、味気ない‘精進料理‘を食べさせられるはめになるわけだ(笑)。・・・
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タイトルだけ見ればスリルあふれる犯罪サスペンスを期待するが、あのブレッソン映画からしてそうなるはずもなく、味気ない‘精進料理‘を食べさせられるはめになるわけだ(笑)。 グリーンの可愛さだけが、救い。
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[263]スチームボーイ STEAMBOY
 秀作黒津 明二郎2008-11-23
 
いやはや、現代の日本映画でアニメとはいえこんな野心的な大作(怪作?)を見られるとは思わなかった。まさしく、大友流‘天国の門‘とでもいうべきであろう。 基本的にはジュー・・・
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いやはや、現代の日本映画でアニメとはいえこんな野心的な大作(怪作?)を見られるとは思わなかった。まさしく、大友流‘天国の門‘とでもいうべきであろう。 基本的にはジュールベルヌの世界観を踏襲していて、その啓蒙小説の流儀に則りあのような大時代な説明調のセリフをしゃべらせたのだろう。 映像面からいえば、もちろんフリッツラングのテイストが感じられる。登場人物に負けず劣らず、監督の誇大妄想的なイメージビジュアルがここでは正に怒涛のように炸裂する。 鮮やかな映像効果の饗宴といった感じで、スペクタクルとカタストロフィーの連続であり、もはやキャラやストーリーはどうでもよくなってくるのだ(苦笑)。そのやり過ぎ加減とアナクロニズムは、確かに一般の観客にはついていけないだろう。 奇しくも、同年に公開された国民的某監督の‘動く城‘や過去作‘天空の城‘との関連性については、あるにはあるだろうがやはり別物と考えたほうがすっきりすると思う。あっちは観客とがっぷり四つに組んでやっているが、こちらは完全に一人相撲なのだから・・・ いずれにしても、当時の大英帝国の歴史などを知っておくとより楽しめるだろう。 声優陣。小西のプロ顔負けのなりきりっぷりに唖然!
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[264]西部開拓史
 秀作黒津 明二郎2008-11-09
 
MGMとシネラマ社がタッグを組んで作った、‘フィルム三本仕様‘のシネラマ劇映画第一弾(米公開は第二作の「不思議な世界の物語」のが先)。 劇映画とはいえ、シネラマのため・・・
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MGMとシネラマ社がタッグを組んで作った、‘フィルム三本仕様‘のシネラマ劇映画第一弾(米公開は第二作の「不思議な世界の物語」のが先)。 劇映画とはいえ、シネラマのためのアトラクション企画であることは間違いないし、オールスターでオムニバス形式、三人の監督、四人のキャメラマン(豪華な陣容!)となれば、大味な作品になるのは否めない。 だが、それでもロケを主体としたアメリカの広大な風景の映像はやはり息を呑む。そして数々のスペクタルシーンも迫力満点で、シネラマというと映像ばかり注目されるが、音響もフル35mmの磁気7チャンネル仕様で録音ではマイクを7本立てたりして気合を入れて収録している。その効果は、やはりクライマックスの列車強盗シークエンスで堪能できよう。 原題が示すように、確かにフロンティアスピリットを高らかに謳いあげた内容ではあるけども(脚本は「ヴェラクルス」「大いなる西部」「恐怖の岬」などのウェッブ。キャストのペック、ベイカーと合わせ「大いなる西部」の影響が窺われる)インディアンとの関係を通してその影の部分も多少は描いている。 なお、南北戦争の戦闘シーンは大部分「愛情の花咲く樹」から流用されている。なんでも、担当のフォードがシネラマの超広角度撮影に手間取って使い物にならなかったらしい・・・ それにしても、映像フィルム3本に音響専用テープ1本つまり最低4人を使って上映するわけだから劇場は大変だったろう。実際、この‘三本方式‘は本作で打ち止めとなり、より汎用性のある70mm‘一本方式‘に移行するのだった。 演技陣。マルデン・ベイカー・ウィドマーク・ペパードあたりが良かったが、「裏窓」おばさんことリッターのコミカルさも捨てがたい。
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[265]國民の創生
 まあまあ黒津 明二郎2008-11-03
 
映画史的に本作の占める立ち位置を無視できないので、少し甘い評価をしたけども、えらい大層な‘トンデモ底抜け大作‘であることに間違いはないだろう。 前半の南北戦争パートは・・・
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映画史的に本作の占める立ち位置を無視できないので、少し甘い評価をしたけども、えらい大層な‘トンデモ底抜け大作‘であることに間違いはないだろう。 前半の南北戦争パートは、生彩を欠き戦闘シークエンスも大味なロングショットが続いて画質の不鮮明さも手伝い、わけがわからない。 しかし、後半の‘戦後処理‘パートはモラル的には‘イタイ‘展開が続くわけだが、単純にグリフィス流のサスペンスやアクションを楽しめる。特に、クライマックスのワーグナー「ワルキューレ」が高らかに鳴り響きながら展開されるKKKの‘ラストミニッツレスキュー‘は、何ともいえない気分にさせてくれた。あの白装束も不気味でどっちが正義の味方がわからない(笑) そして2008年、そのアメリカ最高権力者に初の黒人がなろうとしている・・・ 演技陣。マーシュがかわいい。
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[266]殺人容疑者
 佳作黒津 明二郎2008-10-25
 
ジュールス・ダッシン「裸の町」に影響されて、この当時セミドキュメントタッチの犯罪捜査ものがいろいろ作られていたようだが、これもその一本。 基本的に、その流行りに便乗・・・
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ジュールス・ダッシン「裸の町」に影響されて、この当時セミドキュメントタッチの犯罪捜査ものがいろいろ作られていたようだが、これもその一本。 基本的に、その流行りに便乗した低予算企画なのでストーリーはTVの二時間ドラマレベルであり、そこに期待はしない方がいいだろう。 だが、昔には付き物だったあの抑揚のない独特の‘無機質‘仕様のナレーションで展開されるオールロケ映像は見応えがあるし、後半にはそれなりに頑張ったであろうカーチェイスのサービスもあって飽きさせない。鈴木監督の演出は淡々とした‘あっさり風味‘に徹していて特段、印象に残ることもないが、クライマックスの線路下の下水溝シーンではさすがにサスペンスを利かして盛り上げてくれる。 隠し撮りの追っかけシークエンスは、オリオン座とスバル座の前で犯人を捕まえるのだが、オリオンでは大映「振袖狂女」スバルでは「硫黄島の砂」を上映している。 演技陣。一番目立つ石島が印象的だったが、丹波に土屋に小林そして「渡鬼」の野村昭子(!)・・・皆、若いですなあ〜
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[267]戦艦ポチョムキン
 まあまあ黒津 明二郎2008-10-19
 
確かに、例の‘階段‘シーンや迎撃準備のシーンなどはエイゼンシュテインかくあるべしともいうべき、凄さだと思う。しかし、他のシークエンスは全般にわたってプリミティブな映像・・・
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確かに、例の‘階段‘シーンや迎撃準備のシーンなどはエイゼンシュテインかくあるべしともいうべき、凄さだと思う。しかし、他のシークエンスは全般にわたってプリミティブな映像に終始しており、単なるプロパガンダの域を出るものではない。 もちろん、監督が映画を手がけるようになってまだ日が浅いし、当時のソ連映画のレベルも途上だったわけで、いろいろと手間のかかる本作の題材を考えてみれば無理もないのかもしれない。 演技陣。特定のキャラクターを置いてない本作だが、小柄な船医役が印象的。
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[268]サンダーバード
 佳作黒津 明二郎2008-10-04
 
当時の我が国で作られていた「ウルトラマン」などと比較して、その技術水準の高さに驚かされる英国製SF人形劇シリーズの映画化作品である。 まあ、話そのものは安易にTV版・・・
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当時の我が国で作られていた「ウルトラマン」などと比較して、その技術水準の高さに驚かされる英国製SF人形劇シリーズの映画化作品である。 まあ、話そのものは安易にTV版を水増しした感じで大した出来ではないが、特撮やメカのディテールなどを味わうべきなのだろう。それにクライマックスの墜落シーンは凄い迫力で、とてもお子様向けムービーとは思えない!
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[269]300 <スリーハンドレッド>
 凡作黒津 明二郎2008-09-27
 
昨今、流行の実写とCGのハイブリッド映画だが、その「マトリックス」ばりの戦闘シーンだけが見もの。 演技陣。バトラーの鬼のような形相は迫力があった。
  
 
[270]揺れる大地
 愚作黒津 明二郎2008-09-14
 
もともと、共産党から依頼されたドキュメンタリーの企画が出発点だけあって、説明過多なナレーションなどプロパガンダ臭の濃いネオリアリズムものだ。 いずれにしろ、漁師たち・・・
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もともと、共産党から依頼されたドキュメンタリーの企画が出発点だけあって、説明過多なナレーションなどプロパガンダ臭の濃いネオリアリズムものだ。 いずれにしろ、漁師たちのドラマに全く入れず、退屈の極みだった・・・素人キャストも、感情的なシーンでは当然の如く逆効果になってしまっている。
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