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 作品名
 コメント題投稿者投稿日
[121]ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
 (無題)敦煌2018-05-14
 
公開時に観られなくて気になっていたのだけれど、地方の二番館で たまたま鑑賞。見逃さなくて良かったと心から思った。 こんな素敵なラブコメに女の子が誰もコメントしていない・・・
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公開時に観られなくて気になっていたのだけれど、地方の二番館で たまたま鑑賞。見逃さなくて良かったと心から思った。 こんな素敵なラブコメに女の子が誰もコメントしていないなんて、 (てゆーか、そもそも誰もコメントしていないなんて) 日本の映画を巡る状況が間違っているのか、日本の女の子のセンス・ オブ・ユーモアがおかしいのか、それとも単にallcinemaに人気が ないだけなのか。 これではどうも結婚率も出生率も上がりそうにない。年金も国保も 遠からず破綻だな。 ケン・ローチ監督の『やさしくキスをして』と見比べるのがお勧めです。 主人公がナンパ相手の名前をウルドゥー語で綴って気を引くシーンが ありましたが、僕も研修でハングルを習っていた時に似たようなことを しました(笑)。
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[122]ジャスティス・リーグ
 Booyah!dadada2018-05-14
 【ネタバレ注意】
ワンダーウーマンの加入は、大正解。程良いお色気とユーモアが加わり、オジさんは、それだけで満足です。ワンダーウーマンのヒップ舐めカットが、やたら多いのもご愛嬌。 スー・・・
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ワンダーウーマンの加入は、大正解。程良いお色気とユーモアが加わり、オジさんは、それだけで満足です。ワンダーウーマンのヒップ舐めカットが、やたら多いのもご愛嬌。 スーパーマンを生き返らせるバタバタのペットセメタリー展開は唖然〜だけども、新キャラたちの活躍は楽しい。
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[123]ラプチャー 破裂
 母としてのDNAbond2018-05-14
 
なんの拉致かと思いきや、そっち系か。まあまあ面白いけど、目的が尻切れトンボ。
  
 
[124]ノクターナル・アニマルズ
 REVENGEdadada2018-05-14
 【ネタバレ注意】
悔やまれる過去と満たされない現在。誰かに寄り添いたいヒロインのモヤモヤした気分を見せつけられる映画。 こっちからすりゃあ夢に見そうな何とも知れんオープニングに始まり・・・
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悔やまれる過去と満たされない現在。誰かに寄り添いたいヒロインのモヤモヤした気分を見せつけられる映画。 こっちからすりゃあ夢に見そうな何とも知れんオープニングに始まり、終始落ち着かない気分にさせられる。 そんでもって、寄り添いたい彼女を突き離す復讐オチ...近くで隠れて見てるんだったら出て来てやれよ、元ダンナ!と思ったりもして。いやいや、持って回った辛い映画だね。
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[125]超高速!参勤交代 リターンズ
 普通の時代劇nabeさん2018-05-14
 
ヒット時代劇コメディの続編である。 前作で参勤交代の過酷さと死に物狂いの達成感を描き、コメディながら感動を呼んだ良さを続編で継続できず、いささか辛い作品になっている・・・
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ヒット時代劇コメディの続編である。 前作で参勤交代の過酷さと死に物狂いの達成感を描き、コメディながら感動を呼んだ良さを続編で継続できず、いささか辛い作品になっている。芸達者な役者を揃えているので、田舎の小藩を苛め抜くというストーリーも合わせて、そこそこ楽しませてくれるが、これではよくある普通の時代劇だ。やはり基本となる参勤交代からあくまでも視点を外さず、シナリオをさらに練って欲しかったと思う。 古田新太の大岡越前に唐突感があり、最後までしっくりこない。全体的にコメディ性が薄れ、勧善懲悪的な感動時代劇になってしまったのが惜しまれる点だ。
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[126]恋のスケッチ 〜応答せよ1988〜
 80年代ノスタルジー黒美君彦2018-05-14
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>1988年のソウル道峰区双門洞。ご近所さんの五つの家族は、互いに助け合いながら暮らしていた。それぞれ息子や娘たちは高校に入り、少しずつ大人になっていく。明る・・・
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<あらすじ>1988年のソウル道峰区双門洞。ご近所さんの五つの家族は、互いに助け合いながら暮らしていた。それぞれ息子や娘たちは高校に入り、少しずつ大人になっていく。明るいが勉強はからっきしのソン・トクソン(イ・ヘリ)は、父ソン・ドンイル(同名)、母イ・イルファ(同名)とソウル大生の姉ボラ(リュ・ヘヨン)、弟の5人家族。宝くじで一躍大金持ちになったキム・ジョンファン(リュ・ジュンヨル)の家族は父ソンギュン(同名)、母ラ・ミラン(同名)、7浪中の兄ジョンボン(アン・ジェホン)、高校教諭の息子リュ・ドンニョン(イ・ドンフィ)や時計店「鳳凰堂」を構えるチェ・ムソン(同名)と息子で囲碁の天才チェ・テク(パク・ボゴム)、優等生のソンウ(コ・ギョンピョ)と母のキム・ソニョン(同名)。仲良しお隣組の群像劇。 『応答せよ1997』(2012年)、『応答せよ1994』(2013年)に続く「応答シリーズ」の第三作。 1988年は、ソウル五輪開催の前提となる民主化に向かって韓国が大きく動き出した年。ボラが大学で民主化運動のデモに参加するエピソードなども登場する。 主人公のトクソン(イ・ヘリ)が、結局誰と結婚したかというのが大きな謎となっていて、いろいろな恋のかけひきや人間模様が時にコミカルに、時に切なく描かれている。ただ全21話なのだけど、一話が短くてい1時間半余り、長い回では2時間弱、というのはいくら何でも長すぎる。『雲が描いた月明かり』(2016年)でブレイクしたパク・ボゴムが、横丁の弟のような役柄で出演。 イ・ヘリは典型的な整形美人(笑)で、ここまで綺麗になるかという見本のような女優。 ラストの結婚をめぐっては「同姓同本」(同じ名字で同じ出身地の男女の結婚禁止)や「重姻戚」(義理の兄弟姉妹との結婚禁止)といった、1990年代に法律が改正された問題が浮かび上がってくる。 韓国の民主化が急速に進んできたことを意識させられるエピソードだ。 一方で時折「魔法使いサリー」や「魔法のプリンセス ミンキーモモ」といった日本製アニメが登場するのも一興。いつの間にかこんな風に文化は国境を越えるものなのだ。 ストーリーとしては若干もたついた感があったけれど、韓国では大ヒットしたのだとか。
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[127]孤狼の血
 かばちたれなや!黒美君彦2018-05-14
 【ネタバレ注意】
久しぶりに東映らしいバイオレンス映画を堪能した。 1988年の広島・呉原市(架空)が舞台。呉原東署のマル暴担当の大上章吾巡査部長(役所広司)の相棒につけられたのが広島大・・・
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久しぶりに東映らしいバイオレンス映画を堪能した。 1988年の広島・呉原市(架空)が舞台。呉原東署のマル暴担当の大上章吾巡査部長(役所広司)の相棒につけられたのが広島大学出身の日岡秀一巡査(松坂桃李)。広島を拠点のとする広島仁正会傘下の五十子会の下部組織、加古村組と尾谷組の間での緊張関係が高まる中、尾谷組に太いパイプのある大上は抗争を防ぐ為に動く。そのひとつが五十子会フロント企業の呉原金融の経理上早稲二郎(駿河太郎)の失踪事件。加古村組を潰せば抗争は避けられると必死に組の懐に飛び込む大上。一方日岡は、実は県警本部から送り込まれた監察官のスパイだった…。 ヤクザ映画はやっぱり広島か(笑)。全編広島弁が飛び交うが、あくまでフィクションでありこんな抗争は当時はない(とはいえ1988年7月にJR広島駅で共政会と新井組の抗争で発砲事件が発生し、乗客3人が重軽傷を負ったけど)。 「かばちたれなや!」というのは「バカなことを言ってるんじゃねー!」くらいの意味か。 豚舎での拷問や遺体の捜索現場は吐き気を催すほどのリアリティ。 暴力団は生かさず殺さず、手なずけるのが重要だ、という大上の言葉は意外に重要。「暴力団組織の壊滅」というのは言うは易しだが、大上がいうように地下に潜る結果を招きかねない(実際そうなりつつある)。 異様な広島・呉の暑さがとても印象的。脇役の竹野内豊や江口洋介もいい。そのほかもピエール瀧や真木よう子、石橋蓮司といった個性豊かな面々の登場で画面が引き締まる。 役所広司は暑苦しいマル暴デカを熱演。松坂桃李も表情が少しずつ変わっていくのを巧演している。地元を代表する広島大学出身であることから「広大さん」と呼ばれながら、地方の狭い世界に取り込まれていく刑事を嫌味なく演じている。 広島県警本部とかよく協力してくれたなあと思う。 この手のバイオレンス映画は最近韓国映画に圧されっ放しだったが、久々にズシンとくる作品に仕上がっている。 いやあお見事。
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[128]地方記者・立花陽介(16) 別府国東通信局
 石仏と空襲の記憶黒美君彦2018-05-14
 【ネタバレ注意】
<あらすじ> 大分の別府国東通信局に赴任した東洋新聞記者立花陽介(水谷豊)は、半年で定年を迎える向井重良警部補(竜雷太)の取材過程で、毒物による変死事件に出くわ・・・
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<あらすじ> 大分の別府国東通信局に赴任した東洋新聞記者立花陽介(水谷豊)は、半年で定年を迎える向井重良警部補(竜雷太)の取材過程で、毒物による変死事件に出くわす。英語の遺書らしきメモを持っていたことから自殺かと考えられたが、死んだ男に詐欺容疑がかけられていたことから、共犯で大分・杵築出身の風間孝男(河原崎次郎)に疑いが。顔から首筋に火傷痕がある風間は、元同級生・加納(斎藤晴彦)によると終戦間際の空襲で大火傷を負ったという。一方陽介の妻久美(森口瑤子)の母由美(浅茅陽子)は、「I.U.E」という大企業の重役をしている栗山健(津嘉山正種)と知り合うが、彼も風間の同級生だった…。 この作品はOA当時も観た記憶が…。国東半島の両子寺や富貴寺、元宮磨崖仏(豊後高田市)といった名所も紹介されるけど、川中不動(豊後高田市)では殺人現場にまでなってしまう(笑)。 55年前の空襲で、当時7歳の栗山が風間を置いて逃げたことから、風間からずっとつきまとわれることになった栗山。詐欺のための会社設立の際の行政書士を紹介したり、金をせびられたり、ついに栗山が風間を殺害した、という結末。最初殺された男が持っていた英文遺書も、栗山が書いたものを風間が殺した男に持たせたものだった…。 狂言回しとしては義母役の浅茅陽子。しかし両子寺の石段を登りながら「ビートルズが合うわ!」というのは少々無理が。けれど、ビートルズつながりで栗山と親しくなる、というのが一応伏線か。 2000年で戦後55年。このドラマシリーズでは、過去と現在が織り成す犯罪模様が特徴だが、戦後55年を迎えた2000年、当時幼少の子どもだった人ですら社会の一線から退く年齢に達していた。 大分では1945年7月16日から17日にかけて空襲があり、死者49人を数えたという。 時代を超えてそこにある石仏と、風化していく人々の記憶がコントラストを見せた佳作。
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[129]フルートベール駅で
 そこそこのワルをnamurisu2018-05-14
 
撃ちたくてしょうがないワルたち。
  
 
[130]わたしは、ダニエル・ブレイク
 あなたもわたしも時代遅れpumpkin2018-05-14
 
福祉制度の不備・不合理を告発した映画で、まさにケン・ローチといえば社会派、社会派と言えばケン・ローチという作品です。ただ、わたしが見ながら考えたのはもう一つのこと。・・・
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福祉制度の不備・不合理を告発した映画で、まさにケン・ローチといえば社会派、社会派と言えばケン・ローチという作品です。ただ、わたしが見ながら考えたのはもう一つのこと。 技術の進歩が早すぎて、人が追いついていけないこと。主人公は患ってはいても腕のいい大工なのだから、尊重されてしかるべきなのに、そうはならない。技術の習得には時間がかかるのに、習得した時にはそんな技術は無意味になってしまうかもしれない。そのうち30歳頃までに人は時代遅れになって施しを受けるようになるかもしれません。
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[131]サバイバル・ドライブ
 5段階評価の1・5さとせ2018-05-14
 
結婚式を仕事の都合でキャンセルされ女一人でドライブするマロリーだが、途中でエンストしてしまい通りがかりのクリスチャンに助けてもらう。 修理が終了し途中まで楽しいムー・・・
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結婚式を仕事の都合でキャンセルされ女一人でドライブするマロリーだが、途中でエンストしてしまい通りがかりのクリスチャンに助けてもらう。 修理が終了し途中まで楽しいムードでドライブを楽しむがクリスチャンが豹変し、マロリーは助かる為にハンドルを崖側へ切るのだが・・・。 良い人と思っていたら実は・・・というサスペンスホラー。 タイトルを見たら死のドライブだけで展開するのかと思ったが、墜落して車の中に閉じ込められてから最後に復讐するまでの話だった。 結局、クリスチャンが何者なのかが分からないままチョンとなってしまうのはB級映画らしいが、マロリーの奮闘と「ヴァンパイア・ダイアリーズ」に出演しているP・ミッチェルもチョイ役で出ている。 DVDは横長のシネスコと5.1chが迫力を出していた。
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[132]
 倦怠ちゃぷりん2018-05-14
 
「アイズ ワイド シャット」の元ネタ的作品。夫婦に起こった気の迷いの描写は、こちらの方が徹底してる。
  
 
[133]愛の風景
 適応o.o2018-05-14
 
20 世紀になったばかりのスウェーデンが舞台なのですが、まずもって思ったのが、スウェーデン人ってロシア人っぽいよなということです。もし、ロシア映画だと言われていたら、・・・
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20 世紀になったばかりのスウェーデンが舞台なのですが、まずもって思ったのが、スウェーデン人ってロシア人っぽいよなということです。もし、ロシア映画だと言われていたら、素直にそう思って観ちゃったであろうという自信があります。何か陰鬱な気分がつねに鉛のように底に溜まっている感じで、主人公も暗いです。それにしても、形式ばって権威主義的な王室、厳しい階級社会、ド貧乏な下層階級、冷酷な資本家、労働争議等々、昔のスウェーデンって、こんな国だったんですな。イメージ違うぞスウェーデン。 結局、「信仰というものの虚しさ」もしくは「沈黙する神」ということではないでしょうか。牧師である主人公のヘンリクは、ほとんど狂信的と言ってもよいほど信仰に厚い人物ですが、その信仰心は残酷なまでに誰も救うことがありません。女房も、親も、村人も、引き取った子供も、労働者も、資本家も、そして何より本人もです。そしてついに信念を曲げ、女王直属の病院つき牧師への誘いを受けた時、初めて救いの光が差し込んだように見えるのは皮肉なことです。 、 女房であるアンナの心の変化が見どころだと思います。母親の大反対を押し切って結婚。僻地での貧乏暮しに衝撃を受けながらも、やがて牧師の妻として、母親として、大地に根を張るかのように適応していくが、色々なことが重なり、ついには心の中で何かがポキリと折れる。あれほど親身に世話していると思っていたよその家の子供について、「好きになれないのよ」「彼の卑屈な目を見ると腹が立つの」と冷たく言い出し始める場面がけっこう衝撃です。 王室病院の牧師に就く (つまり豊かな暮らしができる) 話を聞いて、手の平を返したように夫を再び受け入れるアンナを、責める気にはなれませんでした。神などいないのかもしれない。それとも天から人間の右往左往を天から物言わずじっと見つめているのか。神の沈黙が大地に重くのしかかる、という感想です。
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[134]母の残像
 相互不理解Bava442018-05-13
 【ネタバレ注意】
ユペール演じる母親は、有名な戦場カメラマンであったが、数年前に交通事故で死んでいる。自殺だったその死の真相が、故人の写真展を新たに開催するのに関連して、新聞記事とし・・・
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ユペール演じる母親は、有名な戦場カメラマンであったが、数年前に交通事故で死んでいる。自殺だったその死の真相が、故人の写真展を新たに開催するのに関連して、新聞記事として公になることになり、それを契機に父親は、まだ死の原因を知らぬ次男との会話を試みようとする、というのが映画のストーリーである。 本作が一見、謎解き風のミステリーにみえるのは、監督自身にそうした志向があることと、複数の視点による回想形式を導入している部分があることが、原因である。しかし、死因がノイローゼによる自殺であることは(何故か)設定上の確定事項であって、それを推論していくようなタイプの作品ではないのである。では映画の主題は何かというと、視点や記憶の違いからくる、コミュニケーションの困難さである。各自の主観に相違があるため、他者とのつながりをうまく作れず、満たされることもないまま、ひとり一人がつらい現実と直に向き合って生きているという状況が作品の背景にある。そして、作品のやま場となるのは、そうした孤立状態の解消である。特に次男の方を中心にして見た場合には、「認知=少年期の終わり」を描いた教養小説風の物語になっているのだと解釈することができる。ただし、登場人物の葛藤は自己完結ぎみである上に、作品の方向性は不明瞭であり、通常のドラマやミステリーとしてみると煮え切らない印象に終わっている。 それで、映画を構成の面からみた場合は、時制や視点の変化を頻繁におこなっていることが特徴として挙げられる。これは、みんなバラバラのまま、すれ違っているという内容とうまく合致しているので、意外と抵抗感のない作りである。それから、映画表現の点では、主観や空想の自在さを、ちょっとマジカルなタッチの映像で表現しているのが面白い傾向であった。特に高速度撮影を使った無重力のイメージは、主観性のユニークな表象として印象的である。また、回想やナレーションを駆使したシークエンスによって、現代風の「意識の流れ」のようなものが描かれていて、作品の見せ場になっていた。 尚、2回ある、そうしたシークエンスのうち、次男の自叙録の映像化の方は、クリップのような作りで面白味があるのだが、基本的には「手紙を読む」という古典的表現の枠内に留まっている。一方、(それより前にある、)学校で彼が想いに耽る場面では、本の朗読の声に触発された想像という形を採っているため、ナレーションと映像との間に距離が存在していて、意外性があった。つまり、ナレーションをAとするならば、映像はA´×Bの内容で出来ており、それらは表面的な類似性があるだけで全く異なるテクストなので、組み合わせとして珍しかった。さらに、ここにはサブの情報として、女の声に聞き入る次男、彼の想像を中断させる女教師という要素もあり、複合的な表現になっていた。 逆に、作りに拙さがあったのは、終盤の、次男が女と一緒に朝帰りする場面で、文学的な「全知の語り手」によるナレーションを、女の声が当てていることである。これは語りの人称としては明らかに不自然であり、解釈不能なデタラメである。しかしながら、フラれていることがはっきりとわかる内容のため、外すことができないので、これを次男の独白にするか、女が教室で朗読していた本の一部を使って示唆的に表現するかで、処理すべきだった。 そのほか、演出上の問題として、エピソードの始まりを唐突な形で示していることが、物語内容との関連において必然性に欠けていた。たとえば、メーンタイトルの後のシーンを劇中劇にしたり、場面転換の冒頭にエスタブリッシング・ショットではなく主観ショットをもってきたりすることで、謎めいた雰囲気を出しているのだが、その意図が不明であり、かえって作品のテーマが把握しづらくなっていた。画面作りの点でも、(恐らくはF値の小さい広角レンズの使用によって、)どことなく構図を歪ませているのは余計なことだった。 監督のヨアキム・トリアーについては、本作が事実上の日本初紹介で、大して情報がないのだが、噂によれば、デ・パルマ信者であり、ニコラス・ローグの『赤い影』もお気に入りだということで、なかなかカルトな趣味をしているようである。また若手監督の世代的な傾向なのか、80年代テイストの映像感覚や音楽の使用が特徴だった。個人的にはドラマツルギーがはっきりせず真実味に欠ける映画であまり好みではなかったが、好事家の中には監督のそうした嗜好性を評価する向きもあるかもしれない。マニアは彼の新作「Thelma」を要チェックだろう。
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[135]ハッピー・ゴー・ラッキー
 童心のオールド・ミスBava442018-05-13
 
個人主義・自由主義・楽天主義が強すぎるヒロインの奇天烈な人物造形と、ショットの構図の良さが全てであり、シナリオの構成がまったく出来ていなかった。やたらとセリフが多い・・・
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個人主義・自由主義・楽天主義が強すぎるヒロインの奇天烈な人物造形と、ショットの構図の良さが全てであり、シナリオの構成がまったく出来ていなかった。やたらとセリフが多いのは、キャラクター(性格)を描くことに満足して、そこに比重を置きすぎているからであろう。あまり意味のない無駄な描写や、必然性のない場面が多く、演出の力量だけで2時間弱を引っ張るのには退屈した。 そもそも、社会と折り合いがつかない程の奇抜さと喜劇性をもつ主人公を描くのに、比較的リアルな演出(色彩は派手気味だが)と平凡な物語を利用しているのは、題材と形式の不一致であり、余程の意図がない限りは不自然に感じられる。彼女が小学校の教師であるという設定にも信憑性がなく、中途半端な印象だけが残った。 題名が内容をうまく表現している点については評価したいと思う。
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[136]ロスト・ハイウェイ
 二役 = 一役Bava442018-05-13
 【ネタバレ注意】
不条理劇の一言で片づけられやすい映画であるが、実際は、ある程度まで分析可能な作りをしており、それに対してきちんと向き合ってみることが大切である。例えば、ロスト・ハイ・・・
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不条理劇の一言で片づけられやすい映画であるが、実際は、ある程度まで分析可能な作りをしており、それに対してきちんと向き合ってみることが大切である。例えば、ロスト・ハイウェイという題名には「道を見失って迷子になる」ぐらいのニュアンスを見出すことができる。これは作品の意図を、比較的わかりやすい象徴的なタイトルを用いて、宣言するものであろう。 シナリオは恐らく後半部分の粗筋を先に作ってから、全体を構想し、練っていったものである。 前半:生活感の乏しい夫婦が、何者かに家庭を見張られているというミステリー。 中盤:唐突に、主人公が殺人の罪で収監され、牢の中で別人になる。 後半:青年がマフィアの情婦と関係を持つ、青春系犯罪映画の体裁に変化する。 途中で物語が入れ替わるという劇構成は、ヒッチコックの『サイコ』という前例があるわけだが、主人公が完全に別人になってしまうというのは、リンチのような一部の作家にしか許されない荒業である。そうしたプロット上の不自然さを「頭痛」という要素を導入して緩和しているのだが、本作の場合、それはあくまでミステリーのコンテクストが生み出す擬似的な効果なのであって、作品自体にはあまり重要性のあることではない。病理学的観点から合理的に説明可能という代物ではないのだから、仮に記憶障害の要素がなくても、こうした作りは成立したであろう。 最後の「ディック・ロラントは死んだ」というインターフォンは、形の上では作品を冒頭につなげるループ構造にしているように見えるのだが、後半の主人公ピートについても、発見されるところから始まり、再度失踪して終わるという点で、前後の欠如した、ある種の循環性が感じられる。こうした通常のスキーマが機能しない、特殊な構成になっている以上、それに応じた評価をしていく必要がある。象徴性の強い不気味な男については、そうした物語世界の内外の境界にいて、コードの恣意性を反証的な形で体現している人物という解釈ができる。(白塗りなのはカーニバルのお化けを連想させる。) 尚、リンチ本人は、複数の筋立てを否定していて、映画は単一の筋だと語り、パトリシア・アークエットにも一人二役ではなく同じ役だと指示しているらしいが、これはむしろ、そのことの実現のために苦心していたとみるべきである。つまり、作品の肝がそうした部分の創作にあるというわけである。例えば、マフィアのボスは周りからはミスター・エディと呼ばれているが、警察はロラントと認識している。これは一人二役なのではなく、二役イコール一役である。たぶん、キャラクターの多くが前半後半でそうなっているのだと思う。 演出に関しては、常識外れの脚本を柔軟性をもって見事に具現化しており、その叙述法はかなり高度である。本作のような、ニュアンスと変化に富んだ映画を作るためには、相当な技量と感性が必要であり、容易には真似できないものである。 ちなみに前半部分の描写においては、主人公のどんよりとした主観性が優勢なのだが、これは完全にモノローグ化された世界における、強迫観念的叙述なので、当然「信用できない語り手」の要素が出てくることに注意である。(ただし、ここは描写性重視なのでドラマの展開に欠けており、間をもたせることができずにフェイドアウトを多用しているのは気になった。一般の観客には退屈すぎ、若干、映画優等生振りが鼻につく。)そのあと、中盤以降になると視点に客観性が出て、ストーリーの展開もあるので、こうした様態・文体の違いに対しても注目しながら鑑賞すべきであろう。 (尚、些細な演出だが、ボウリングのレーキ(降りてくるバー)のショットが、ワイプの代用として機能しているのが、音楽の入れ方と合わせて上手かった。) あと日本語字幕についてだが、細部まで緻密に計算されて作られている映画なので、翻訳にも細心の注意を払ってほしかった。中盤、頭痛を訴える主人公に対して、看守たちがするやり取りが「何て野郎だ。あの女房殺しthat wife killerは哀れだな」「どの女房殺しwhich one?」(爆笑)と訳されているが、後者は「何奴(どいつ)のこと?」としなければ次の展開につながらない。さらに解釈次第では「(殺されたのは)どっちの女?」にも掛かっている。物語や人物が二重になっているのだから、which oneという言葉に含みがあるのは当然であり、ここはしっかり解るように訳すべきである。
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[137]デタッチメント 優しい無関心
 便所飯Bava442018-05-13
 【ネタバレ注意】
国語の臨時教師が底辺校で教育再生に努める、という筋を媒介にして、諸々な社会問題を描いている作品である。しかしながら、主人公の独白が多く挿入されており、作品の重点は、・・・
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国語の臨時教師が底辺校で教育再生に努める、という筋を媒介にして、諸々な社会問題を描いている作品である。しかしながら、主人公の独白が多く挿入されており、作品の重点は、疲労感や無力感にさいなまれる孤独なインテリの姿を描くことに置かれている。深い憂いの中、「みんな苦しいんだよ」と主人公は吐露するのだが、他人の痛みがわかる人柄ゆえに、彼の葛藤はより大きくなるのである。 現場をよくリサーチして作られているシナリオは、中盤まではかなり巧妙に作り込まれていて、真に迫ったドラマに見応えがあった。悲観的で諦念的な調子が強く出ている作品なのだが、例外として、教師の側がほどよく壊れていることには少し諧謔な見方が可能であり、特にジェームズ・カーンの、毒をもって毒を制すという教育指導が面白かった。また、週末を描いたシークエンスの対照的な爽やかさも格別であり、ドラマの展開に弾みをつけるものだった。 叙述の面では、特に編集に顕著だが、誤解や混乱を招くような、少し癖のある表現をしているのが特徴である。唐突で、主調との関連が(その時点では)不明な、フラッシュバックやインサートが多用されていて、それらの一部は遅れて意味が判明する故に、ほとんどフラッシュフォワードに近い効果を生んでいた。こうした表現は標準的な映画の規範からは逸脱しているので、なかなか大胆である。また、アップが多いためか、カット転換が多めになっており、比較的単純なショットの連続を、省略の多い、粗さを感じさせるような編集で繋いでいた。 それ以外の語りとしては、一部で主人公の独白が「語り手」の役を務めていたほか、黒板の落書きがインタータイトルの代用になっているのが珍しい趣向だった。音楽の使い方も適切であり、しぜんと状況を表していた。 難点としては、低予算で撮影日数が少ないのはわかるが、カメラがドキュメンタリー・タッチでグラグラ揺れるので画的に見栄えせず、ちょっと酔ってしまうことと、終盤で象徴性が変に高まってしまい、ドラマの印象が弱くなっていることが、挙げられる。そのため全体の完成度は高くはない。恐らく、題材が要求するリアリズムと、主人公の不安定な心理状態の反映との間で、統一感を生み出すことが出来ていないのだと思う。こうした点は評価の分かれるところである。 ちなみに、題名の「デタッチメント」は、解脱し悟りに至るという意味らしい。公私ともに苦労が絶えずに疲れが蓄積すると、そういう方向に行ってしまうのだろうか。随分と厳しい、深刻な結びである。
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[138]サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ
 マニア向けBava442018-05-13
 
キアヌ・リーブスが製作とインタビュアーを兼ねているためか、出てくるメンツが非常に豪華である。様々な意見を上手くまとめて構成されているので、観やすく、内容が分かりやす・・・
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キアヌ・リーブスが製作とインタビュアーを兼ねているためか、出てくるメンツが非常に豪華である。様々な意見を上手くまとめて構成されているので、観やすく、内容が分かりやすかった。ただし、上手く編集されている分だけ、削られた部分も相当多いはずで、もったいない感じがする。 本作の要となる部分は、フィルム撮影かデジタル撮影かの是非についてだが、一般観客からすれば違いも判らず、そんなのはどうでもいい話であり、マニア向けの話題ということになる。各々の映画監督が望みの映像を作れるように、(コストも考慮に入れた上で)機材を選べばいいだけの話である。映画撮影は××にすべきだ、という押しつけがましい意見は言う必要がない。
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[139]アート・オブ・エロス 監督たちの晩餐
 収録作品Bava442018-05-13
 
このシリーズのソフトは、収録されている作品の情報が錯綜していて、よく分からないので、調べてみた。 ・『マリッジブルーの愉しみ』収録 「マリッジブルーの愉しみ」 スー・・・
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このシリーズのソフトは、収録されている作品の情報が錯綜していて、よく分からないので、調べてみた。 ・『マリッジブルーの愉しみ』収録 「マリッジブルーの愉しみ」 スーザン・シーデルマン 「ウェイティング・ルーム」 ヨス・ステリング 「タッチ・ミー」 ポール・コックス ・『悪魔のレッスン』収録 「カーシュ夫人の欲望」 ケン・ラッセル 「悪魔のレッスン」 ヤヌシュ・マイェフスキ 「ウェット」 ボブ・ラフェルソン ・『ホテル・パラダイス』収録 「ホテル・パラダイス」 ニコラス・ローグ 「ブルーン・ブルーン・ブルーン」 メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ 「エレファント・ネバー・フォーゲット」 デトレフ・バック ・『氷の愛撫』収録 「狂熱の白日夢」 ミカ・カウリスマキ 「レッド・ガーター」 マーカス・フィッシャー 「氷の愛撫」 フリドリック・トール・フリドリクソン ちなみに、日本紹介作は12本だが、実は全部で30篇ほどあるらしい。他の作品としては、シンツィア・Th・トリーニ、ローザ・フォン・ブラウンハイム、スーザン・ストライドフェルド、ゲオルギー・シェンゲラーヤ、ハル・ハートリー、ペトル・ゼレンカ、アモス・コレックらの監督作が存在するようだ。 企画物とはいえ、一般的に短編作品は流通しにくいので、レア度は総じて高い。しかし、やっつけ仕事のような、作品の出来に疑問符のつくものがあるので、そこは残念である。
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[140]ザ・プレイヤー
 ポストモダン時代の『サンセット大通り』Bava442018-05-13
 
内幕ものとフィルムノワールの物語的枠組みを借りてきて二重にしたうえで、それらのストーリー展開上、観客が当然するであろう期待や推論をことごとくそらして解体していき、映・・・
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内幕ものとフィルムノワールの物語的枠組みを借りてきて二重にしたうえで、それらのストーリー展開上、観客が当然するであろう期待や推論をことごとくそらして解体していき、映画における約束事の存在を暴露している作品である。ハリウッド流の紋切り型を誇張して表現して、さらにその脚注まで付けてしまう念の入れようなので、80年代以降のふやけたアメリカ映画に慣れた観客には新鮮だったかもしれない。 こうした方向性の作品はえてして、作り手の存在や主張が前面に出てきてしまうものだが、アルトマンの場合は、ハリウッドへの愛憎と理知の勝ったシニカルさによって、かなり抑制された作りになっている。その表に直接出ない辛辣さによって、アクの強い、笑えないユーモアが生み出されている(ただし警察署での場面は大いに笑える)。このような要素はコメディ・リリーフとして機能しているわけだが、同時にポストモダン的な遊びとしても活用されている。細部に至るまで、通常の伝統的な劇映画とは全く異なる目的と構成を持っており、いわゆる「前衛性」は今でも失われていない。 一方で、脱構築として、虚構の破壊と風刺的パロディに終始している感があるのは難点である。それが二時間続く映画を面白いと思うかどうかは個人の好みの問題だが、映画というメディアは文学よりも物語世界への没入感がある以上、それが作りものだと認識するように強要させるのは、観客の拒絶反応を招きやすい。アルトマンはわざとそうした抵抗感を煽っており、その点、エリート的な印象を与える作品である。 個人的にはこうした抵抗感を最小にしつつ、且つメタフィクションを成立させている作品の方が美的にみて高度であり、観客の作品解釈余地もずっと大きいのではないかと考える。なので、本作はあまり好みではなく、アルトマンはやはり評価が分かれる作家だと思った。
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[141]DOOR III
 完成度は低いBava442018-05-13
 【ネタバレ注意】
ディレカンが一作目を作っているので、その残党による作品だろうか。元々OVとして作られたらしいので、予算的な制約があったとは思うが、それでも不完全な出来であり、評価が難・・・
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ディレカンが一作目を作っているので、その残党による作品だろうか。元々OVとして作られたらしいので、予算的な制約があったとは思うが、それでも不完全な出来であり、評価が難しい。 コンセプトがはっきりせずリライト不足の脚本は、前半で保険業務のことを必要以上に詳しく描いておきながら、後半になるとその設定が特に筋と関係なくなり、一貫性に欠ける。一方で、寄生虫に関することは説明不足で取って付けたような感が強い。さらに、黒沢演出のモンタージュのテンポが(ストーリーテリング重視の映画に慣れた)一般観客の生理的感覚と合わないので反応に困る。 演出・脚本ともにジャンルに対する理解がある人達ゆえに一定の見所はあるものの、全体的に過不足の多い、ムラのある出来である。最後に余計なエピローグが付いているのも蛇足で、こんなのは本編内で暗示的に表現すべきだろう。
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[142]エム・バタフライ
 M/MBava442018-05-13
 【ネタバレ注意】
バルザックの「サラジーヌ」と似た物語なのかと思いきや、途中から半端な政治ドラマに比重が移っていき、そのまま終盤に入って陳腐な印象を残して幕が閉じた。 作品は1.文化・・・
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バルザックの「サラジーヌ」と似た物語なのかと思いきや、途中から半端な政治ドラマに比重が移っていき、そのまま終盤に入って陳腐な印象を残して幕が閉じた。 作品は1.文化的相違による誤解、2.東洋趣味、3.政治ドラマで出来ており、2は1を補うもので全く問題ない。しかし、実際に起きたスパイ事件をベースにしているとはいえ、政治的動機付けはドラマの面白味と説得力を大きく損なうものなので、それを前面に出すべきではなかった。 こんなしようもない話が、芸術作品に昇華しているとはとても思えず、クローネンバーグは一体何をしたかったのか不明だ。内容的に『クライング・ゲーム』の翌年公開というのも、分が悪かった。
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[143]シモーナ
 眼球譚Bava442018-05-13
 
よくあるユーロトラッシュだが、バタイユの「眼球譚」が原作なので、好事家需要はあるだろう。メーカーの告知不足である。
  
 
[144]雨上がりの駅で
 疎外Bava442018-05-13
 
アーシア演じる主人公は、田舎出身なのでローマには居場所がなく、都会で新たな人間関係を作ることが出来ないまま、密かに自傷行為を繰り返している。ようやく、無防備な徘徊老・・・
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アーシア演じる主人公は、田舎出身なのでローマには居場所がなく、都会で新たな人間関係を作ることが出来ないまま、密かに自傷行為を繰り返している。ようやく、無防備な徘徊老人とわずかに心を通わすも、名前すら覚えてもらえないことに深く傷つき、また荒れだす・・・。 この人はもう、そういうビターな運命なのだと思う。まさに、はまり役。特に、列車の中でキスしている若いアベックを、別次元を見るかのように醒めた横目で眺める、あのさりげない場面が痛かった。 ジャンル的にはロード・ムービーになるので、あまりテーマがはっきりしていないが、二人の対照的なアウトサイダーの疎外感を描いた小品である。演出は凡庸であるが、上手く題材の心象的な部分を捉えることは出来ていた。尚、ヒロインがホテルの待合室のテレビで観ている映像は、おそらく『ストロンボリ 神の土地』だが、何か深い意味でもあるのだろうか。 (追記) 上記の文章を書いた後で知ったが、アーシアは、20年前にワインスタインから行為を強要されたと主張しているらしい。調べてみると、『Bモンキー』(98年)という映画がミラマックス製作だった。本作の後ぐらいだと思うと、感慨深い。
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[145]トランスフォーマー/最後の騎士王
 やりすぎマンネリbond2018-05-13
 
なんぼなんでもアーサー王まで行くのは、やり過ぎ。CGも飽きてきた。
  
 
[146]たのしい知識
 反=コラージュBava442018-05-13
 
ゴダールはおそらくアニメーションの創作方法を応用しているので、フォルムの印象にはある種の統一感がある。抽象性が高く、時間的・空間的位置がはっきりしない設定のなかで、・・・
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ゴダールはおそらくアニメーションの創作方法を応用しているので、フォルムの印象にはある種の統一感がある。抽象性が高く、時間的・空間的位置がはっきりしない設定のなかで、音と映像の異質な組み合わせを駆使したイメージと挿入を多用することによって、社会運動を題材にしたコラージュ風の映画を作り出している。 ただし、作者の政治的主張を背景にして、ナレーションや引用などの言語情報の比重が大きくなっているので、コラージュとしての美的な構成は否定されている。また、テレビ放映を前提に作られたとはいえ、電波音やピー音を使うのは映画として余計だったと思う。 児童向け教育番組みたいな題名は、なかなかアイロニカルであり、政治的な再構築を一から考えてみようという趣旨だろうか。映像の修辞的な作りは、比較的日本人好みの「実験映画」なので、評価する人もいるかもしれない。 尚、19分頃のショットで、まだそれほど親密な仲ではないのに、すでに男が女の肩に手をまわしている。ここを仕草に注目して観ると笑える。
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[147]人狼 JIN-ROH
 マチスモの世界Bava442018-05-13
 【ネタバレ注意】
男と女がそれぞれ素性を隠したまま物語が展開しているので、淡い恋愛ものと錯覚するかもしれないが、これは治安機関内部の権力闘争を背景に、ハニートラップを描いた作品である・・・
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男と女がそれぞれ素性を隠したまま物語が展開しているので、淡い恋愛ものと錯覚するかもしれないが、これは治安機関内部の権力闘争を背景に、ハニートラップを描いた作品である。結末は一見、悲劇的にも見えるだろうが、それを「男の定め」としてカッコいいと思わせているところに本作の特徴がある。 面白かったのは、主人公の旧友で謀略を仕掛けている側の男が、処分中の主人公の様子をわざわざ見に来る場面である。ここは後から考えると犯罪心理学的な弱さや不安の現れとして理解でき、この時点で勝負がついていることが分かる。さらに、そこに居合わせている教習所の指導教官が、実は極秘別動隊の指揮官だという設定なので、見かけ上は単調なシーンであるが、裏では熾烈なコン・ゲームになっている。(この手の世界では、優秀な若手をスカウトするために、大物が教育機関に潜り込んでいるという。) こうしたことは映画の結末部分で明らかになる物語の別の側面であるが、このような癖のある遠まわしな語り口は、より単純で直接的な内容を好む人には合わないかもしれない。また、物語の下敷きに「狼と赤頭巾」が使われているのは、ただ単にメルヘン風の雰囲気を醸し出すためだけで、あまり関連性がないように思えた。 ただ、全体としては、男性賛美の意図的なクラシック映画として、その浪漫的な反時代性は評価することができる。組織への忠誠を謳う、極めて反動的な映画なので、プロパガンダとしても利用可能だろう。
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[148]ぼくのエリ 200歳の少女
 映画の内容以前に気になったこと流氷一滴2018-05-13
 【ネタバレ注意】
「エスター」「ケース39」そうして本作「ぼくのエリ」に共通することは何か?考えられることを列挙すると。 3作ともホラー映画。「エスター」はサスペンスだがホラー的要素・・・
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「エスター」「ケース39」そうして本作「ぼくのエリ」に共通することは何か?考えられることを列挙すると。 3作ともホラー映画。「エスター」はサスペンスだがホラー的要素もある。 「悪魔」がヒロイン。これも「エスター」は「人間」だが、やっていることは「悪魔」以上。 「正解」は3作ともヒロインが黒髪だと言うこと。特に、エリ役のリーナ・レアンデションはスウェーデン人かと疑うほど他の登場人物に比べて髪の色が黒い。ヴァンパイアは東欧が原産だから、雰囲気を合わせるために髪の毛の黒い女の子を選んだのだろうか?それとも、黒=悪魔 という感覚で髪の毛の黒い女の子を選んだのだろうか? 話は変わるが、エリ役のリーナ・レアンデションとオスカー役のカーレ・ヘーデブラントは映画では同じ身長に見えるが、映画公開後?のインタビュー映像では、カーレ・ヘーデブラントの方が、相当背が高くなっている。ちょうど成長期の男の子だったのか。 本作「ぼくのエリ」のレーティングはPG12、ハリウッドリメーク版の「モールス」はR15。残酷さは大同小異。「ぼくのエリ」は日本では珍しいスウェーデン映画なので、レーティングを厳しくすると観客が入らないから、「大目に見た」としか思えない。
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[149]グッド・ライ 〜いちばん優しい嘘〜
 若干の違和感ビリジョ2018-05-13
 【ネタバレ注意】
 こないだまでスーダンに居た人に、アメリカで職業を紹介する場合、いきなり店舗に連れて行ったりするものだろうか。いくら何でもある程度根回しをするのではなかろうか。電話・・・
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 こないだまでスーダンに居た人に、アメリカで職業を紹介する場合、いきなり店舗に連れて行ったりするものだろうか。いくら何でもある程度根回しをするのではなかろうか。電話で事前に相談するとかさ。  など、前半は違和感を禁じ得なかった。面白いエピソードを連ねないと映画にならないんだろうけどさ。  ワシはスーダンのことを知らない。だから、見ながら感じた違和感を埋めるすべも知らない。この映画は事実にどの程度則しているのだろうか。元スーダン難民が演じているからといって正しいとは限らんだろう。  ラストも含め、うーん、そうかなあ、という感じの1本でした。
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[150]モンスタートラック
 子供向けだけどspqc2y292018-05-13
 【ネタバレ注意】
ハートウォーミングな映画。 大人が見ても楽しめる
  
 
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