allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

作品に対するユーザーコメント
 
各作品・人物詳細ページにある【コメント】タグ部分の<コメントを登録>から、「allcinema ONLINE」メンバーの方なら、どなたでも投稿することが出来ます。コメント入力時に表示される投稿上の注意をご確認の上、ご登録ください。より多くの方のコメントをお待ちしております。

 作品名
 コメント題投稿者投稿日
[211]ワイルド・ドライバー
 青春18切符HABBY2018-10-02
 【ネタバレ注意】
ニュージーランドの作品。若気の至り。若さの特権。どっちにも解釈できる。お隣豪州出身の女優アシュリー・カミングスが良い感じにビッチしてて可愛い。ロード(ニュージーラン・・・
続きを読む
ニュージーランドの作品。若気の至り。若さの特権。どっちにも解釈できる。お隣豪州出身の女優アシュリー・カミングスが良い感じにビッチしてて可愛い。ロード(ニュージーランド人)のデビュー曲“ロイヤルズ”が要所でかかるということはおそらくハイティーン〜20代向けの作品なんだろう。冒険出来る余地があるって素晴らしい。
隠す
  
 
[212]三悪人
 オリーヴボーデンルーテツ2018-10-02
 
聖書を下敷きにしているお話だが、そのへんはいまいちピンとこない 3人の悪人が主人公 タイトルから『隠し砦の三悪人』を連想するが、”マイク”と”スペード”が又七と太平のモデ・・・
続きを読む
聖書を下敷きにしているお話だが、そのへんはいまいちピンとこない 3人の悪人が主人公 タイトルから『隠し砦の三悪人』を連想するが、”マイク”と”スペード”が又七と太平のモデルかな いちおうワルということになっているけど、根は良いヤツなんじゃないかと思わせるキャラクターで、狂言回し的な役割 扮するはJ・ファレル・マクドナルドとフランク・カンポー そこにトム・サンチー扮するボスが加わって”三悪人” 2人は知らない人だけど、マクドナルドはトーキー後もおじいちゃんで見かける人 いちおうジョージ・オブライエン扮する陽気なアイルランドの若者が主人公的な扱いだが、出番も見せ場も少ない ヒロインはオリーヴ・ボーデンという女優 若い女性がなぜ三悪人を手なづけてしまったのかなど、良くわからない描写もある 他の映画でも見られる開拓時代の”土地競争”のシーンの迫力 そして詩情の監督と言われた、ジョン・フォード監督らしいラストが良い余韻を残す ここから『3人の名付け親』に繋がって行くんだな
隠す
  
 
[213]弥太郎笠
 8点BINBO2018-10-02
 
マキノ錦之助ものではこれかな。 盆踊りのシーンのすばらしさ オリジナルの鶴田版を観てみたい。
  
 
[214]オン・ザ・ミルキー・ロード
 7点BINBO2018-10-02
 
年取ったらスピード感とパワーは失われるなあと モニカベルッチでも老けるんだなあと 別格の二人だったから当たり前のことに寂しさを覚えた
  
 
[215]カランコエの花
 優れた美人のあなたを守ります笠勝利2018-10-02
 
40分足らずの短編。認識薄いままに『LGBT』に直面した女子高生の涙を描く。子供たちの自然な演技は瑞々しく、丁寧に作られていると思うが、物語としてはあくまで序章に過ぎ・・・
続きを読む
40分足らずの短編。認識薄いままに『LGBT』に直面した女子高生の涙を描く。子供たちの自然な演技は瑞々しく、丁寧に作られていると思うが、物語としてはあくまで序章に過ぎない。地方の小さな町を舞台に、無理解と軋轢、差別や区別が現出する中で、少女たちが心を受けとめ合う過程を観たかった、と言うのは贅沢だろうか。ワンカットでじっくり捉える二人の落涙シーンはそれぞれに秀逸だが、バスの車中ではカメラ揺れ過ぎでちょっと残念。
隠す
  
 
[216]散り椿
 鬼の新兵衛黒美君彦2018-10-02
 【ネタバレ注意】
名カメラマン木村大作の監督三作目は、見応えのある時代劇だった。 さすがにひとつひとつのカットの隅々にまで目配りが利いている。そして多用される沈黙、または静寂。 セット・・・
続きを読む
名カメラマン木村大作の監督三作目は、見応えのある時代劇だった。 さすがにひとつひとつのカットの隅々にまで目配りが利いている。そして多用される沈黙、または静寂。 セットではなく、実際に存在する古刹などを舞台に選んだことで、撮影に制約はあっただろうが、重厚感溢れる建物の佇まいが記憶に刻まれた。 原作は葉室麟。 享保15(1730)年。不正を訴え出たために、扇野藩を駆逐された瓜生新兵衛(岡田准一)。妻の篠(麻生久美子)が言い遺した言葉に従い、藩に戻る。かつて平山道場でともに剣を学び、四天王と呼ばれた四人の内、坂下源之進(駿河太郎)は自刃し、篠原三右衛門(緒形直人)は若殿警護中に暗殺される。残ったのは榊原采女(西島秀俊)のみ。だが采女はかつて篠と恋仲だった。篠の遺した「采女様をお助けください」という言葉は、采女への棄てきれぬ思いを表したものだったのか…新兵衛の気持ちは千々に乱れる。 新兵衛の逗留先が、篠の実家であり、そこには源之進の弟藤吾(池松壮亮)、妹里美(黒木華)がいるので少々ややこしい。 だがいかにも悪役の城代家老石田玄蕃を演じた奥田瑛二が憎々しげ。 麻生久美子と黒木華が、メイクや着物を似せたせいもあるだろうが、ラストでは本当の姉妹ではないかと思わせるくらい似通って見えた。 そして岡田准一自らアイディアを出したという殺陣は見事。 武術を幾つも修めて来た岡田准一らしい迫力に満ちた殺陣に仕上がっていた。その相手をした西島秀俊も大変だったと思うけれど。 難をいえば、岡田准一の表情が終始苦虫を噛み潰したようだったこと。 役柄としてはそれも仕方ないかも知れないが、もう少し柔らかな表情があってもよかったかも知れない。その方がメリハリがついたような気もするのだけれど…難しいところ。 モントリオール映画祭で審査員特別賞を受賞したのも伊達ではない。 そうそう、スタッフ・キャスト名が自筆サインで出てくる、というのは、アイディアというか楽屋落ちとしてはいいが、字の巧拙にあまりに差があり過ぎて(笑)、エンディングなんて字の汚さが目について仕方がなかった…。
隠す
  
 
[217]切り裂き魔ゴーレム
 原作読みたいBINBO2018-10-02
 
実在の著名人が多数登場するけどあっさり切り捨てられる 原作ではもっと深く絡み合って、当時のロンドンを深く味わうことができるらしい 脚本家の際の苦労がしのばれるというか・・・
続きを読む
実在の著名人が多数登場するけどあっさり切り捨てられる 原作ではもっと深く絡み合って、当時のロンドンを深く味わうことができるらしい 脚本家の際の苦労がしのばれるというか 原作を読んでみたくなる作品
隠す
  
 
[218]響-HIBIKI-
 天才と狂気黒美君彦2018-10-02
 【ネタバレ注意】
コミック原作とあって物語は荒唐無稽なのだが、映画として観るとこれはこれでよく出来ている(是か非かといわれれば微妙だが)。 まず主人公の鮎喰響を演じた欅坂46の平手友梨・・・
続きを読む
コミック原作とあって物語は荒唐無稽なのだが、映画として観るとこれはこれでよく出来ている(是か非かといわれれば微妙だが)。 まず主人公の鮎喰響を演じた欅坂46の平手友梨奈が秀逸。いつもふてくされているような女子高生役を巧演している。そして映画は10年ぶりのアヤカ・ウィルソン。人気作家祖父江秋人(吉田栄作)の娘凜夏役だけど、美少女必ずしも美人にならず、の法則を無視して綺麗になったよね。彼女に関してはNHK地域ドラマ『あったまるユートピア』出演時に見かけてその美貌に感心したから、ここに繰り返すまでもないんだけど。 さてここで描かれる天才作家響がどのような傑作小説を書いたかが一切示されないのがいい。示されるのは『お伽の庭』というタイトルのみだ。彼女は高校入学前の春休みに書いた『お伽の庭』を、文芸誌「木蓮」の新人賞に応募してくる。 彼女は賞には関心がなく、他人が読んだ時の評価が知りたかったのだという。だが編集者の花井ふみ(北川景子)は、作品の完成度に驚き、彼女をデビューさせようと考える。一方同じ高校の文芸部にいる凜夏もまた、女子高生作家としてデビューしようとしていた。 とにかく、彼女たちが書いた作品には映画では殆ど触れない(触れられない)し、その背景や、家族関係にすらフォーカスはあてられない。 それは響の書く姿勢を描くことに力点がおかれているからだ。 彼女は女子高生だからという理由だけで凜夏をバカにする芥川賞作家を足蹴にする。苦労の末同じ新人賞を獲った小説家をパイプ椅子で殴りつける。他人に書いてもらったのではないかという週刊誌記者にマイクを投げつける。 やたら暴力的な彼女は、狂気を帯びている。 とはいうものの、天才と狂気は紙一重。そのくらいの狂気を帯びていないと傑作なんて生まれない、というのも事実。 世間は理解できないものが現れたとき、何かと自らの狭い常識の枠に閉じ込めて解釈することで安心感を得ようとする。自分とさほど違わない、あるいは逆に自分とはかけ離れた存在であるとすることで、自らを安心させようとするのだ。 だが、彼女の一貫した姿勢は他に影響を及ぼす。 つまらない作家にはつまらないとはっきり言い渡し、読まずに批判する読者は容赦なく切り捨てる。 編集者のいうがままにしたら物語がつまらなくなってしまったという凜夏には、「あんたが書いたのだからあんたの責任、他人のせいにするな」と言い渡し、芥川賞受賞を何回も逃した作家には「他人が面白いと思った小説に、作者の分際でなにケチつけてんの?」と突き放す。 思い立ったら命がけ。 校舎の屋上からは後ろ向きに落ちるし、電車にかまわず線路内から立ち退こうともしないし(よい子はマネしないように。死にます)。 彼女は、多数に対して小説は書かない。 才能にいざなわれるままに、書きたいから書く。評価されることは嬉しいが、それが目的ではない。 物書きの原初的な表現欲求に従えば、響みたいな人物像は生まれるだろう。だが、会見で「あなたの考えを訊いている」というのは、正しいようで違う。 自分の欲求に従って書くだけで満足するのであれば、受賞は辞退すべきで、自費出版なり高校の部誌に発表するなりしていればいい。だが、世に発表した時点で、自らが社会的な存在になってしまうことはある程度覚悟しなくてはならない。もちろん失礼な質問をする記者を無視するのはいい。失礼な発言で喧嘩を売ってくる輩には闘えばいい。しかし、挨拶中の作家を背後から椅子で殴るのは卑怯だろう。あとで謝って済むという問題ではないと思うのだ。 とはいえ、自分自身の言葉で語り、問う人間があまりに少ない現状に一石を投じる作品であることは明らか。 その意味では面白い作品だった。
隠す
  
 
[219]米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー
 重要な資料mototencho2018-10-02
 
映像作品として不完全でも、重要な資料。稀有な政治家を神格化して賛美することなく、被占領国である事実を肝に銘じる。
  
 
[220]サンズ・オブ・ザ・デッド
 最初はケバいヒロインが...McQueeeeeN (Mail)2018-10-02
 
B級ゾンビ映画には違いないけれど、斬新な面がいくつかあり、セオリーどおりには展開しない面白さがある。 ずいぶんケバい女が登場してきたなぁーと思ったらまさかのその女性・・・
続きを読む
B級ゾンビ映画には違いないけれど、斬新な面がいくつかあり、セオリーどおりには展開しない面白さがある。 ずいぶんケバい女が登場してきたなぁーと思ったらまさかのその女性がこの映画のヒロイン。 ヒロインが生理になったり、ゾンビと情を交わしたり、レイプされかけたり..と、斬新な展開が面白かった。 肝心のゾンビの造形も満足いく仕上がりになっていて頑張ったなぁー。
隠す
  
 
[221]ゲット・アウト
 ブラックパワー求むbond2018-10-02
 
新手のマンハンティング。終止漂う不安感が見事。ジョージーナの不気味さも秀逸。
  
 
[222]猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)
 宿命HABBY2018-10-02
 【ネタバレ注意】
リブート3部作の最終作も相変わらずシリアスな作り。3部作にする必要があったかどうかはさておき、食物連鎖の頂点に一応君臨する人類という種の未熟さ至らなさについて考えさ・・・
続きを読む
リブート3部作の最終作も相変わらずシリアスな作り。3部作にする必要があったかどうかはさておき、食物連鎖の頂点に一応君臨する人類という種の未熟さ至らなさについて考えさせられる作品だと感じた。とは言え、ある程度無慈悲で好戦的でないと生き残れないのも厳然たる事実なんだよなあ。我々はゲーム理論をもう少し極めないといけないのかもしれない。他、映像美とか、ノヴァ役アマイア・ミラーちゃんの可愛さとか。
隠す
  
 
[223]恋愛準決勝戦
 ジェーンパウエルルーテツ2018-10-01
 
(まったく意味の分からない邦題は置いといて) ジェーン・パウエルが実にかわいい 当時のMGMミュージカルのスターの中でいちばん好き 小さい身体でチャーミングに歌って踊る・・・
続きを読む
(まったく意味の分からない邦題は置いといて) ジェーン・パウエルが実にかわいい 当時のMGMミュージカルのスターの中でいちばん好き 小さい身体でチャーミングに歌って踊る ソフト化されている作品が少ないのが残念だ 今後リリースに期待 フレッド・アステアは、動きは軽いがロマンチック・ロールを演じるのには老けすぎている感アリ パウエルと兄妹には見えないし、道端で引っ掛けた女性と恋に落ちるって、あなた幾つですかと言いたい 曲はどれも良く、それぞれのソロも良いが、2人の絡みは絶品 "How Could You Believe Me When I Said I Love You When You Know I\'ve Been a Liar All My Life" という長いタイトルの曲がハイライト 黒のカツラを被るパウエルも良い 助演陣では、キーナン・ウィンが2役で登場 アメリカ英語、イギリス英語の言葉遊びのような芸を披露するが、字幕だと良くわからない ピーター・ローフォードはいつもどおりで、サラ・チャーチルは大したことない たくさんオスカーを受賞した作品と比べても決して劣らないMGMミュージカル 個人的にはベスト3には入れたい作品
隠す
  
 
[224]張込み
 男女平等ルミちゃん2018-10-01
 【ネタバレ注意】
描かれた若い刑事柚木は、犯人の元愛人の女の事を気遣う優しい心の持ち主であったが、けれどもこの映画は、お巡りさんは良い人で犯人は悪い奴、と言う作品ではない. 犯人は肺・・・
続きを読む
描かれた若い刑事柚木は、犯人の元愛人の女の事を気遣う優しい心の持ち主であったが、けれどもこの映画は、お巡りさんは良い人で犯人は悪い奴、と言う作品ではない. 犯人は肺病を病んでいて、人生に絶望した男だった.死にたいともらしていたらしいので、きっと昔の女に会いに行くに違いないと思ったのだが、女の所へ来てみると、他の男と結婚した女に何れほどの愛着を持っているか疑問に思えた.そして、会いに来たならば、女を道連れに死のうとするのではないかと危ぶまれてならなかった. 女に危害を加えるのではないか、そうした危惧を抱きながら必死に二人を追った柚木だったが、二人の逢い引きの場面を盗み見て、彼の予想は全く外れたのだった.未だ二人は深い想いを抱きあっていた.それに留まらず、女は今の家庭を捨てて男と一緒に行くと言う. 子供の前で、親に手錠をかけることほど辛いことはないと言う柚木だった. 女を守らねば、と言う想いを強く抱きながら犯人を追ってきた柚木だったのだが..... 幸い、女の目の前で男に手錠をかけることは避けることは出来た.けれども、全てを捨てて男とやり直したいと言う女から、愛する相手を奪い去ったのは彼だった. あえて書けば、『すぐに帰れば、夫が帰ってくる前に戻ることが出来る』と柚木は言ったけれど、これは余計な言葉. 『今は(今日は)ともかく帰りなさい』、これだけでよかったはず.落ち着いて考えて、その結果どうするかは、女の勝ってである. 『女を守る』と言うことと、『女の家庭を守る』と言うことは別なんだけど.....
隠す
  
 
[225]ザ・マミー/呪われた砂漠の王女
 スペースバンパイアspqc2y292018-10-01
 【ネタバレ注意】
サクッと見れて、そこそこ面白いけど、、、、 何か物足りない。」 スペースバンパイア的な王女も新鮮味はない
  
 
[226]きみの鳥はうたえる
 ただいまKatsumi_Egi (Mail)2018-10-01
 
 冒頭近く、染谷将太と分かれて舗道に佇む柄本佑に、萩原聖人と石橋静河が出会う。別れ際に石橋が柄本の肘を触る。こゝから、唐突にカメラが屋内(店舗内)に入り、ウィンドウ・・・
続きを読む
 冒頭近く、染谷将太と分かれて舗道に佇む柄本佑に、萩原聖人と石橋静河が出会う。別れ際に石橋が柄本の肘を触る。こゝから、唐突にカメラが屋内(店舗内)に入り、ウィンドウ越しに柄本を映すのだ。さらに、このカットの中で前進移動も入る。おゝと驚かされたが、これって、とても古い映画のようだと思う。  シノプスや道具立てについては、ヌーベルバーグの映画を彷彿とさせる。深夜の繁華街や、住宅街、誰もいない街並みの佇まい。そこを柄本と染谷、柄本と石橋らが歩く姿がとてもいい。あるいは、多くの人が指摘する通り、クラブで、3人がダンスする場面は最高だ。石橋の気持ち良さそうな笑顔を見ているのは、映画の至福だと思う。あと2倍ぐらい長くてもいいと思う。これらのシーンは照明(色遣い)の良さを特に感じる部分でもある。  また、登場人物の意思決定プロセスについて、詳細に描かれないのも良い点で、特に石橋のあらゆる行動の理由が排除されている。なぜ彼女は柄本を誘ったのか、なぜ、彼女は、すっぽかされても怒らないのか、パンをあげるのか、コンビニで支払いをするのか、染谷と二人でキャンプへ行くのか等々。推測できなくはないが、生活環境やバックボーンも全く提示されないので、本当に憶測の域を出ないのだ。映画は理由を描くものではなく、観客は(私は)理由を知るために映画を見るのではない。  あと、最初に感じた古い映画のようだ、という感覚は全編に亘って思い続けることになる。例えば肘タッチの反復のようなプロット構成の周到さ。同じように柄本が無人の部屋に入って来る際の「ただいま」と冷蔵庫の扉の反復には計算高過ぎて嫌らしさを感じた程だし、他にも、モノローグ(ナレーション)の使い方も効果抜群だ。そして、ラストの石橋のバストショットが特徴的だが、仰角気味(ローアングル)のカットが結構多く(部屋でのシーンは殆どローアングル)、構図がとても安定している部分もそうだ。古い映画のよう、というのは、ヌーベルバーグよりも、もっともっと古い映画のよう、ということで、この監督には、度量の大きさと共に職人的な才能を感じる。
隠す
  
 
[227]フライトナイト
 手作り感満載の特撮McQueeeeeN (Mail)2018-10-01
 
なんでもCGで出来ちゃう現在の映画より、手作り感満載の特撮が実に愛おしい。 今見ると、主人公の親友エドがヴァンパイヤに取り込まれて行く場面が悲しい...。
  
 
[228]NUMB ナム 極限の争奪戦
 金の亡者HABBY2018-10-01
 【ネタバレ注意】
雪山、宝の山、災難、、サム・ライミ監督の『シンプル・プラン』のことを思い出した。金の亡者になると目付きが悪くなるね。女優お2方(ステファニー・フォン・フェッテン、マ・・・
続きを読む
雪山、宝の山、災難、、サム・ライミ監督の『シンプル・プラン』のことを思い出した。金の亡者になると目付きが悪くなるね。女優お2方(ステファニー・フォン・フェッテン、マリー・アヴゲロプロス)が揃ってベッピンさん、“肉食系”の女を好演。なお、本作の原題の「NUMB」(ナム)とは、寒さなどで感覚がマヒした状態を指すそうだ。そう言えばLinkin Parkの名曲のタイトルがこれだったな。
隠す
  
 
[229]遺体 明日への十日間
 黙々と、粛々と、人の心を用いて悼むHABBY2018-10-01
 【ネタバレ注意】
遺体を扱う職業というとお寺の住職とか葬儀会社の社員がまず思い浮かぶが、彼らのプロフェッショナルな職務遂行能力には感動させられる。余計な私情を挟んではならぬが、遺族に・・・
続きを読む
遺体を扱う職業というとお寺の住職とか葬儀会社の社員がまず思い浮かぶが、彼らのプロフェッショナルな職務遂行能力には感動させられる。余計な私情を挟んではならぬが、遺族に不快な思いをさせないよう、温かなホスピタリティを常時醸し出さねばならない。その意味において究極の接客業、サービス業の1つだといえよう。本作では西田敏行演じる民生委員の男が優れた“潤滑油”として、続々と運び込まれる遺体と親族、市役所職員、医者、消防・救急隊らとの間に入り、場を執り持つ風景が描かれる。他、志田未来、筒井道隆、緒方直人、柳葉敏郎、佐藤浩市、酒井若菜らの静粛な演技も良い。このような示唆に富む、後世に残すべき作品を生んでくれた監督以下関係者に敬礼。
隠す
  
 
[230]浅草の灯 踊子物語
 “エンコ”黒美君彦2018-10-01
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>1923年の関東大震災発生前の浅草ではオペラが大人気。人気スターの山七こと山上七郎(二谷英明)は、所属するオペラ劇団で「先生」と呼んでいる佐々木紅光(芦田伸・・・
続きを読む
<あらすじ>1923年の関東大震災発生前の浅草ではオペラが大人気。人気スターの山七こと山上七郎(二谷英明)は、所属するオペラ劇団で「先生」と呼んでいる佐々木紅光(芦田伸介)には一目置くが、劇団を仕切る佐々木の妻マリエ(山岡久乃)や有名役者を鼻にかけた振る舞いの浪村武夫(藤村有広)とはいつもぶつかっていた。そこに新人小杉麗子(吉永小百合)がメンバーに加わる。瞬く間に人気者となった麗子だったが、マリエに後援者である半田耕平(富田仲次郎)の座敷に出るよう強要され、山上は画家志望でオペラ好きな神田長次郎ことポカ長(浜田光夫)の下宿に麗子を匿うことにする…。 「エンコ」とは「公演」を逆から読んだ隠語なのだとか。関東大震災前の浅草といえば、凌雲閣とオペラ。作家濱本浩(1891〜1959)が小説『浅草の灯』に書いたのは、そんな娯楽の中心地だった頃の浅草だ。 島津保次郎監督が上原謙、高峰三枝子で映画化したのが1937年。田坂勝彦監督が根上淳、川上康子で映画化したのが1956年。この作品は三作目となるが、この頃は辛うじて浅草オペラを記憶する人がまだいた頃か。 さすがに浅草オペラといわれてももうピンと来ないが、それでも個人的にはかつて田谷力三(1899〜1988)が浅草オペラの出身者だったことを覚えている。 さてさて、物語は山上という不良少年上がりのオペラ歌手といたいけな美少女小杉麗子を中心に回るが、当時は劇団の後援者に女優を送り込むのもごく当然だったのか、山上への思いを棄てて身を委ねる吉野紅子(朝風みどり)がかわいそう。山上は射的屋のお竜(奈良岡朋子)にも思われるし、おいしい役柄。でもやっぱり清純な麗子にいっちゃうのね。 ところが、その前にポカ長こと浜田光夫が、「いけないわ」と拒む麗子を押し倒して…。おやここでは浜田光夫がちょっと悪い役柄。 いずれにせよ大正期の浅草の風俗がどこまで再現できているかは不明だが、関東大震災でその賑わいが消え失せてしまうことを知っている観客は、多少複雑な思いで観たことだろう。 二谷英明がオペラ歌手というのは少々無理を感じるが、意外や意外、山岡久乃がなかなかの美声を聴かせてくれる。朝風みどりは宝塚出身だからそこそこ歌えるのは当然として、歌手としても活躍していた吉永小百合も頑張っている。 それにしても、当時オペラが流行したのはどうしてだったんだろう…。 興行の世界をヤクザまがいが牛耳るというのは、今も昔も変わらないということだな。
隠す
  
 
[231]アントマン
 小さいことはいいことだ?!黒美君彦2018-10-01
 【ネタバレ注意】
いわゆるマーベルものには大して関心はないんだけれど、単体として観てもそれなりに楽しめるのが一連の作品群の特徴か。 マイケル・ダグラスが若返って出てくるところがバカバ・・・
続きを読む
いわゆるマーベルものには大して関心はないんだけれど、単体として観てもそれなりに楽しめるのが一連の作品群の特徴か。 マイケル・ダグラスが若返って出てくるところがバカバカしくて面白かったけれど(笑) アントマンが空を飛ぶ時に使う“アントニー”が、銃撃されてあえなく弾き飛ばされるけれど、銃弾の衝撃波とかは無視するのか〜とか、まあ突っ込みどころはあれこれあるけれど、楽しめたんだからよしとしましょう、という感じ。 家を突き破る機関車トーマスや、キーホルダーを引きずる戦車がこれまた笑える。悪くないんじゃないでしょうか??
隠す
  
 
[232]人生のお荷物
 平之助監督・・よいですいまそのとき2018-10-01
 
ほろ苦く、切なく、程よく甘い。67分の短い尺。いいねぇこの洒脱。1935年製作。トーキーもすっかり風物に馴染んで安心して見れる。中産階級たちの生活模様。ヤッパリそうかぁ。・・・
続きを読む
ほろ苦く、切なく、程よく甘い。67分の短い尺。いいねぇこの洒脱。1935年製作。トーキーもすっかり風物に馴染んで安心して見れる。中産階級たちの生活模様。ヤッパリそうかぁ。斎藤達雄の父がこぼす愚痴にはそれなりの真理があってちょっと胸が痛い。そしてちょっと待ってください。あなた。この吉川満子の母もいいじゃないか。そんなこんな描写がスッと自然なドラマ。きめ細かくしかも豊かでこの時代にあってなんとも屈託のないのびやかさなのだ。平易ながら日本映画の良さが十二分に味わえる佳品だ。ぜひ見てほしい推奨作。
隠す
  
 
[233]チア☆ダン
 ありきたり青春ストーリー黒美君彦2018-10-01
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>幼い頃に福井中央高校のチアダンス部「JETS」が全米優勝を果たした演技を見た藤谷わかば(土屋太鳳)だったが、福井中央高校への受験に失敗し、福井西高校に入・・・
続きを読む
<あらすじ>幼い頃に福井中央高校のチアダンス部「JETS」が全米優勝を果たした演技を見た藤谷わかば(土屋太鳳)だったが、福井中央高校への受験に失敗し、福井西高校に入学することに。そんなわかばを強引に誘い、「打倒JETS!全米制覇!」とありえない夢を語る転校生桐生汐里(石井杏奈)とともに部員をかき集め「ROCKETS」を結成することに。教師の漆戸太郎(オダギリジョー)を顧問に迎え、挫折や対立、ケガなどを乗り越え、夢に向かって羽ばたこうとする青春ストーリー。 2017年に公開された映画『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』は、2009年の実話に基づいて製作された作品で、広瀬すず、中条あやみらが生徒役で、鬼コーチ役が天海祐希という布陣だった。このドラマシリーズは、その十年後、舞台を別の高校に移した全く新しい設定。第一話では、広瀬すずが母校のコーチ役で登場。メイキャップや化粧で大人めいた広瀬すずが、それなりに教師役をしてみせる辺りはさすが、と思わせた。 一方土屋太鳳は、演技が平板で表情に起伏が乏しいのが難。女子たちも今ひとつ個性が薄く、この娘を贔屓にしたい、と思わせる役が見つからなかったのが惜しまれる。人数が多ければいいってもんじゃないよね、こうしたドラマは。 チアダンスに関する薀蓄が殆どなかったのも残念。結局なんだかありきたりの青春応援ストーリーの域を出なかった感がある。 視聴率が平均7.1%(関東)に留まったのもそこを突破できなかったせいかなあ。 土屋太鳳、「元気でスポーツ得意!」感が押しつけがましいと、実は女性に嫌われている説あり。
隠す
  
 
[234]ワンダフルライフ
 キャスト黒美君彦2018-10-01
 【ネタバレ注意】
キャストに目を奪われた。 まだモデルでしかなかったARATA(井浦新)、伊勢谷友介、ベテラン勢では内藤武敏、谷啓、原ひさ子、由利徹、端役で阿部サダヲ、木村多江…。 物・・・
続きを読む
キャストに目を奪われた。 まだモデルでしかなかったARATA(井浦新)、伊勢谷友介、ベテラン勢では内藤武敏、谷啓、原ひさ子、由利徹、端役で阿部サダヲ、木村多江…。 物語はアイディア優先のファンタジー。ではあるけれど、一部の素人さんが語る思い出の語りはドキュメントタッチでリアリティがある。例えば78歳で亡くなったという「夛々羅君子」の場合、兄に連れて行かれた日比谷公会堂で「赤い靴」の曲に合わせて踊ったのが「いちばん大切な思い出」だと語る。あるいは戦争中、米軍兵士から与えられた米の旨さが忘れられないという「荒木一二」。かと思えば生後5〜6か月後の記憶を語る「文堂太郎」もいる。当時七十代だった「死者」役はおそらく、今殆どが「死者」になっているだろう。そんなことを思いながら言葉に耳を傾ける。 記憶と語りは恐らく一致はしない。印象的な記憶は、出来事が鮮烈であればあるほど、少しずつ改竄され、都合のよい、より美しい記憶になっていくに違いないのだから。 物語ではその思い出を再現し、その思い出だけを抱いて永遠の時に旅立つのだという。 こうしたファンタジーは得てして思弁的にならざるを得ない。つまりここにあるのは頭の中での天国への扉であり、どこか綺麗事に収斂してしまうのだ。 戦時中に亡くなり、いちばん大切な思い出を選べなかったという望月(ARATA)は、半世紀以上にわたって死者の言葉に耳を傾けてきたことになる。だが、ファンタジーであるが故に、彼はその五十余年の体験を今に引きずらない。そうしたところが思弁的と感じる所以である。 それであっても子どもの頃の踊りを懐かしそうに語る「夛々羅君子」さんの表情は忘れられない。 そして、寺島進に桜の花弁を渡す原ひさ子の、幼子にも通じる柔らかな表情もまた。 傑作かと問われると、うーんと悩まざるを得ないのだが、ドキュメンタリストとして出発した是枝監督らしい初期作品だとは思う。
隠す
  
 
[235]白い帽子の女
 浅丘ルリ子と石坂浩二pumpkin2018-10-01
 
映画の出来はそんなに悪くないと思うのですが、この2人でこの映画、これではない感がいっぱいです。 アンジーはやせてしまって浅丘ルリ子にそっくりです。一昔前なら、浅丘ルリ・・・
続きを読む
映画の出来はそんなに悪くないと思うのですが、この2人でこの映画、これではない感がいっぱいです。 アンジーはやせてしまって浅丘ルリ子にそっくりです。一昔前なら、浅丘ルリ子と石坂浩二でリメイクできそうです。
隠す
  
 
[236]リグレッション
 集団ヒステリー黒美君彦2018-10-01
 【ネタバレ注意】
アレハンドロ・アメナーバル監督の作品を観るのは久しぶり…ということで期待しつつも、巷間あまり取り上げられていないので不安も抱きつつ劇場へ。 レイトショーでスリラーサス・・・
続きを読む
アレハンドロ・アメナーバル監督の作品を観るのは久しぶり…ということで期待しつつも、巷間あまり取り上げられていないので不安も抱きつつ劇場へ。 レイトショーでスリラーサスペンスを観ることになってしまった後悔も覚えたけれど、そこまで悪し様にいわれるような作品かな、という印象。 この作品のベースとなっているのは、1980年代から90年代にかけて全米各地であった「悪魔崇拝の儀式」事件。 1983年にカリフォルニア州で起きた「マクマーティン保育園裁判」では、園児が悪魔崇拝者の儀式に供されて性的・肉体的に虐待されていると保護者が主張したが、結局冤罪であったことが明らかになった。ところがこの事件は親たちによる保育園関係者に対する攻撃を引き起こすなど、甚大な影響を及ぼした。こうしたモラル・パニックは信心深い地域や共同体で起こりやすいといわれる。 この映画ではさらにタイトルにもなっている“リグレッション”が大きなポイントとなっている。 “regression”とは「回帰」「後戻り」「退行」といった意味で、ここでは一時期流行った「退行催眠」を指している。 一見科学的に見える「退行催眠」だが、暗示や記憶の混乱で「虚偽記憶」が作られることが多々あるといわれ、現在ではその効果は否定されているという。人間が何でも記憶しているというのは間違いなのだ。それはそれで少し残念だけど。 この作品では、敏腕刑事のブルース・ケナー(イーサン・ホーク)が、いたいけな美少女アンジェラ・グレイ(エマ・ワトソン)の証言を追うに従い、悪魔崇拝の儀式が行われたに違いないという確信を深めていく過程を長く描いている。 それは最終的にはアンジェラの虚偽証言をきっかけにした集団ヒステリーであることが判明していく。 こうした事件は、キリスト教国であるアメリカだから起きるのだ、というのは簡単だが、同じようなことは歴史を紐解くまでもなく世の東西を問わず起きていることである。たとえば中世の魔女狩りもそうだろうし、日本で近代まで発生していた「狐憑き」もそうだろう。 集団ヒステリーという意味でいえば、関東大震災の際の朝鮮人虐殺も同じ文脈で語ることが出来る。 ウソの証言に合うように現実を変えていく、というのは意外に身近に存在しないだろうか。 それが「悪魔崇拝」といった途端、キリスト教国限定だと思うのはあまりに視野が狭い。 人間は信じたいもの、見たいものしかみないのだ。そのことを自覚しないと、集団ヒステリーの片棒を担ぐことになりかねない。 そのことをこの作品は教えてくれている。 とはいえ、悪魔崇拝の儀式が本当に行われたどうか、血液反応検査とかすれば一発でわかると思うんだけどな(笑)。
隠す
  
 
[237]愛と法
 弁護士夫夫黒美君彦2018-10-01
 【ネタバレ注意】
大阪の「なんもり法律事務所」で活動する南和行弁護士と吉田昌史弁護士は、ゲイであることを公表し、自ら「弁護士夫夫」と称している。 まだ“LGBT”という言葉すら一般的ではな・・・
続きを読む
大阪の「なんもり法律事務所」で活動する南和行弁護士と吉田昌史弁護士は、ゲイであることを公表し、自ら「弁護士夫夫」と称している。 まだ“LGBT”という言葉すら一般的ではなかった2011年、結婚式を挙げた。冒頭、レインボーフェスタを取材するカメラに対して、多くの人が顔出しでのインタビューを拒むなか、二人は膝枕をするなどごく自然体で仲が良い。 だが、彼らが挑むのは性的マイノリティに対する理不尽な差別だけではない。 例えば「無戸籍者裁判」。「婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する」「法的離婚後300日以内に生まれた子どもは前夫の子と推定する」という明治から続く民法の規定によって、今や1万人を超えると推定される「無戸籍者」の権利を問う裁判だ。民法規定に留まらず、経済的な状況から出生届が提出されなかったケースも少なくないが、戸籍がない故にパスポートや運転免許なども取得できない理不尽な目に遭う「子ども」たち。 漫画家でアーティストの「ろくでなし子」の裁判では、彼女による女性器をモチーフにした作品が「わいせつ」と判断され2度にわたって逮捕された事例が取り上げられる。自身の女性器をスキャンした3Dプリンター用データを送信したなどとして「わいせつ物陳列」「わいせつ電磁的記録等送信頒布」「わいせつ電磁的記録記録媒体頒布」の三件で起訴されているが、彼女は「自分の体の一部をわいせつとするのはおかしい」と主張を続けている。 そして「君が代不起立裁判」。大阪府立高校の卒業式での国歌斉唱時に起立しなかったとして減給処分を受けた元教諭・辻谷博子さんの闘い。起立斉唱の強制は思想、良心の自由への侵害であり、絶対服従を前提とした大阪府の「君が代起立条例」「職員基本条例」は憲法違反だと訴えている。 その底流にあるのは、多数派の名のもとに踏みにじられる少数派・個人の思想・信念をどう守るか、という思いにほかならない。それは性的マイノリティのおかれている状況と共通するものがある。差別する側は、被差別者の痛みに対して徹底して鈍感だ、というのは昨今の社会風潮でもある。意見の異なる者、考えが違う者に罵詈雑言を浴びせ、そうすることで自らの安住を確かめようとする品性下劣な連中からの攻撃に、彼らは傷つきながら、それでも立ち上がり世の中に異議を申し立てる。その勇気にはただただ頭が下がる。 「生産性がない」などと、ナチス顔負けの優生思想を吐き出して、批判を浴びると沈黙する国会議員のレベルの低さは、そのままこの国の民度の低さと連関している。だが、だからといって黙っているわけにはいかない。個々の理不尽に黙り込む人間は、やがて巨大な理不尽にも沈黙するのだ。 そんな内容を含みながら、この作品に登場する人たちはみなそこはかとなく温かく、ユーモアに溢れている。何かと歌にしてしまう目立ちたがりの南弁護士と、頭脳派でありながら涙もろい吉田弁護士。互いを補うふたりは、まさに「夫夫(ふうふ)」。 ほっこりとした気分にも浸れる社会派ドキュメンタリーの佳作だ。
隠す
  
 
[238]青い海の伝説
 OPが美しい黒美君彦2018-10-01
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>1598年に激しい嵐で打ち上げられてしまった美しい人魚セファ(チョン・ジヒョン)は、貪欲な権力者で商人のヤン(ソン・ドンイル)に捕らえられる。そこに赴任して・・・
続きを読む
<あらすじ>1598年に激しい嵐で打ち上げられてしまった美しい人魚セファ(チョン・ジヒョン)は、貪欲な権力者で商人のヤン(ソン・ドンイル)に捕らえられる。そこに赴任してきた県令キム・タムリョン(イ・ミンホ)は人魚を自由にするよう命じるが、愛し合うようになったタムリョンとセファはヤンの策略で殺されてしまう。そして現代のソウル。タムリョンはホ・ジュンジェ(イ・ミンホ)という天才詐欺師に生まれ変わり、仲間のチョ・ナムドゥ(イ・ヒジュン)とテオ(シン・ウォンホ)と世界を飛び回っていた。そんなある日、スペインでジュンジェは、初めて陸に上がって女性になった人魚(チョン・ジヒョン)と出会う。彼女の翡翠の腕輪を手に入れるため警察から彼女を救い出したジュンジェ。彼女に「シムチョン」と名づけるが、不思議な力で記憶をなくしたジュンジェはソウルに戻り、シムチョンは彼を追って現代のソウルにたどり着く…。 『星から来たあなた』(2013年)では、キム・スヒョン演じる宇宙人と恋に落ちたチョン・ジヒョンが、今度は逆に“人魚”の役。 彼女の特技は水泳だということだけれど、あのフィンをつけて水中で演技するのはさぞや大変だったろうと思う。 日本版のOPは短いが、吉俣良の幻想的な音楽に、空と海を一体化させた美しい映像がぴったりで、このOPだけで全話観てしまった(笑)。 物語は「生まれ変わり」がひとつの大きなポイント。ファンタジーなのだが、その中にホ・ジュンジェ(イ・ミンホ)の命を狙う不動産王の後妻カン・ソヒ(ファン・シネ)とその息子ホ・チヒョン(イ・ジフン)、そしてチヒョンのマ・デヨン(ソン・ドンイル)が絡んでくる中盤以降はサスペンスの味わいもある。 悲劇の運命は繰り返されるのか…という大きなテーマはともかく、人と人魚の恋という万国共通の物語を巧みに現代風にアレンジしたのはなかなか面白かった。それにしても「人魚」といえば美しい女性をイメージするけど、「半魚人」というと『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)に出てくる異様な姿を思い浮かべるのは何故だろう(笑)。 とにかく水中を泳ぐチョン・ジヒョンが美しい作品。
隠す
  
 
[239]半分、青い。
 半分、面白い黒美君彦2018-10-01
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>岐阜県東美濃市梟町(架空)で1971年7月7日に生まれた楡野鈴愛(永野芽郁:子役矢崎由紗)と萩尾律(佐藤健:子役高村佳偉人)。鈴愛は祖父仙吉(中村雅俊)、父宇・・・
続きを読む
<あらすじ>岐阜県東美濃市梟町(架空)で1971年7月7日に生まれた楡野鈴愛(永野芽郁:子役矢崎由紗)と萩尾律(佐藤健:子役高村佳偉人)。鈴愛は祖父仙吉(中村雅俊)、父宇太郎(滝藤賢一)、母晴(松雪泰子)とともに、律は父弥一(谷原章介)、和子(原田知世)とともにすくすく育つが、鈴愛はおたふく風邪で左耳の聴力を失う。高校卒業後鈴愛は漫画家になるべく東京へ、律は受験票を誤って鈴愛に渡したため京大受験を断念、東京の西北大学に進学する…。 あらすじに書いたのは、この朝ドラシリーズの前半部分のみ。この後あれやこれやあって、時間は2011年まで進められるけれど、正直いって二十代半ば(漫画家断念)以降の物語は支離滅裂、いきあたりバッタリの感が強く一気につまらなくなる。 70年代から90年代前半まではそれなりに、当時の風俗も取り込み、同世代を中心にしたコアなファン形成に貢献したと思うけれど…。 というのも後半はもうコントを重ねたとしか思えない展開に。律とより子(石橋静河)の離婚もナレーションであっさり説明(「ナレ離婚」というらしい)。漫画家修行時代の師匠秋風羽織(豊川悦司)や菱本若菜(井川遥)との関係性は面白かったけれど、漫画家を断念した後はその時代を封印してしまう鈴愛。 114話あたりだったか、母親に無心した鈴愛が「あんたはいっつも思いつきや」と晴に叱られるシーンがあったが、「そうだそうだ」と思わず母親に味方してしまった。何せ主人公の鈴愛がどうにも好きになれなかったのが、個人的には致命的。結婚、離婚、シングルマザー…というのは現代を象徴しているのかも知れないが、一方で「梟町」の家族はまるで「サザエさん」の世界。安定した故郷があるから、主人公は好きなようにやれるわけで、そうした中で律とのコラボでそよ風扇風機を発明しようが、東日本大震災で看護師をしていた漫画家時代の仲間浅葱裕子(清野菜名)が死のうが、どこかとってつけた感が強い。 というわけで、半分面白かった、という感想になるわけで。時代背景がどんどん遠ざかっていくのも観ていてしんどかった。離婚後の律が養育費を払っている様子も見えないし、勝手にしたら、という感じ。 作・脚本の北川悦吏子のSNS発信が話題になったけれど、その意味では朝ドラシリーズとしては異色だったのだろう。 とにかく惰性で後半も観てしまったけれど、残念な出来であった。 唯一、原田知世は相変わらずの透明感で、金八先生の真似なんぞさせたのは可愛らしかったけれど、死なせちゃうんだもんなあ。
隠す
  
 
[240]はねバド!
 顔芸スポ根ちゃぷりん2018-10-01
 
試合シーンの作画は凝ってるけど、ストーリーはありがち。
  
 
前へ 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13次へ
 
 



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION