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 作品名
 コメント題投稿者投稿日
[241]マン・ハント
 追われる男bond2018-01-06
 
原作に忠実な構成だが、ややアッサリとした仕上がり。ラストんp洞穴での攻防戦が短い。でも、今観ても、楽しめる。
  
 
[242]スネーク・アイズ
 デパルマ節bond2018-01-05
 
ダイナミックなカメラワークで観せるエンターテイメント。急に真人間になれるのか?
  
 
[243]暴走地区-ZOO- (シーズン1)
 5段階評価の3(平均)さとせ2018-01-05
 
動物園のライオン2頭が脱走する。 記者のキャンベルはエサを変えたのが原因では無いかと分析するが信用して貰えない。 他にも猫や犬などが異常な行動を見せ始め・・・。 人間・・・
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動物園のライオン2頭が脱走する。 記者のキャンベルはエサを変えたのが原因では無いかと分析するが信用して貰えない。 他にも猫や犬などが異常な行動を見せ始め・・・。 人間が飼っている動物が突如人間に襲い掛かって来るとなったら・・・普通にパニック作品と思い見ていたらサスペンスだったのにビックリする。 劇中、蝙蝠やネズミが大群で襲い掛かるシーンが不気味でその他の大型生物も流石に迫力がある。 しかしながらCGを多用している為かライオンと人間の合成が合ってない部分や全体的に画像がぼやけているのはマイナス。 最後にとんでもないシーンで終了するが次シーズンはどうなる? この映画、原作があるみたいだが是非邦訳してもらいたいもの。
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[244]オーディション
 5段階評価の3・5さとせ2018-01-05
 
妻を亡くした青山は息子の勧めと友人で映画監督の市川の協力を得て、映画のオーディションを建前にして結婚相手を探す。 青山は山崎を一目で気に入りデートを重ねるのだが市川・・・
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妻を亡くした青山は息子の勧めと友人で映画監督の市川の協力を得て、映画のオーディションを建前にして結婚相手を探す。 青山は山崎を一目で気に入りデートを重ねるのだが市川が山崎の素性が不明な点を突き交際一時中止を説く。 青山は突っぱねるのだが不安になり山崎のダンスの師匠を訪ねて行くのだが・・・。 キリキリキリキリ痛いでしょう・・・輸入盤で三池監督はホラーでは無いと言っているが全体的な雰囲気が暗く怖いムードが漂う完璧なホラー。 今は売れっ子となり数々のホラー映画に出演している椎名英姫もまさしくホラー顔をしていて最後のシーンはまさしく嵌っていて更に怖さを増長している。 アートポートからビデオがリリースされ後にDVDも発売され同仕様。 今回、18年振りに輸入DVDで鑑賞したが、ビスタサイズのスクイーズ収録は日本版DVDの倍以上の情報量があり、更に日本版がステレオ収録だったのが輸入版は5.1chで怖さが倍増。 しかしながら元々の画質が良くないのと日本版が115分51秒のランタイムなのに輸入版は110分23秒。 DVDのクレジットには115分と書いてあるのとUN CUTとあるのに此れはどう言う事?輸入版は特典も多いのでランタイムの件を除けば間違いなく輸入版を買うべし。 原作「オーディション」(村上龍・幻冬舎文庫・評価3)を読むと映画の残酷さは三池監督のオリジナルなのが分かり、原作に映画のあのラストシーンは無し。
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[245]都庁爆破!
 (無題)タミー (Mail)2018-01-05
 
シュミレーション的な作品かと思いきや、ダイ・ハードな方向へ。 その先の進行は散漫そのものだが、作品がそっち方向へ急激に舵を切るシーンが熱すぎてむしろ好き。 「人質を・・・
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シュミレーション的な作品かと思いきや、ダイ・ハードな方向へ。 その先の進行は散漫そのものだが、作品がそっち方向へ急激に舵を切るシーンが熱すぎてむしろ好き。 「人質を助けに行くぞ」と吉川晃司が現場封鎖中の警官たちに殴り掛かり、全員ノックアウト。拳銃まで奪う。そこで長谷川博己が一言。 「ここはアメリカじゃないんですよ!」 そうか、アメリカなら許されるのか。 正月に放送ということで実家で観たが、あまり映画免疫のない母はキャーキャー言いながら楽しんでいた。 胸ポケットに・・・なんてベタなネタにも感心していたぞ。 意外とターゲットの層に合わせてうまく作っていたのかもしれない。 そんな母、吉川晃司のアクションに興奮気味だったから、今度「ジョン・ウィック」でも見せようかとも思ったが、恐らくあそこまでいくと刺激が強すぎるのだろうな。
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[246]オリエント急行殺人事件
 忠臣蔵イドの怪物2018-01-05
 
この映画は我が国の忠臣蔵みたいなもんで、筋も犯人もみんながご存じ、あとは役者の芸を楽しむだけ。 さてこの映画その点において豪華なキャストとそれぞれが芸達者なだけに面・・・
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この映画は我が国の忠臣蔵みたいなもんで、筋も犯人もみんながご存じ、あとは役者の芸を楽しむだけ。 さてこの映画その点において豪華なキャストとそれぞれが芸達者なだけに面白かった。久々にご対面した女優・男優のふけぶりとか、それぞれが見事。 前半は少し眠くなったがまぁ満足。
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[247]お熱いのがお好き
 マリリンモンロールーテツ2018-01-05
 
多くは語るまい 一瞬の隙もない傑作
  
 
[248]夜間もやってる保育園
 音楽次第mototencho2018-01-05
 
そりゃあ子供が映っていれば文句ないよ、未来を見せてくれる感動のドキュメンタリー。現実を提示しつつ、人々のしっかりした姿に勇気づけられる。そして、音楽次第で印象は変わる
  
 
[249]天国の門
 チミノの興味tamut7772018-01-05
 
実物の機関車が実物大に作られた西部の街に入ってくる圧巻の場面、飢えた移民が草原を列をなして移動する空虚感漂う場面、ウォーケンが密猟者を射殺する殺伐感に溢れる場面など・・・
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実物の機関車が実物大に作られた西部の街に入ってくる圧巻の場面、飢えた移民が草原を列をなして移動する空虚感漂う場面、ウォーケンが密猟者を射殺する殺伐感に溢れる場面などすばらしいショットと役者の存在感をものにしているのに、チミノの興味はダラダラと続くダンスと演説、グルグル馬車が走り回る戦闘場面、黙々とシナリオをこなすだけのクリストファーソンにのみ注がれている。
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[250]地方記者・立花陽介(14) 阿波鳴門通信局
 空襲の記憶とウソ黒美君彦2018-01-05
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>徳島県鳴門市に赴任した東洋新聞記者の立花陽介(水谷豊)は、ご近所さんの小田チカ(松金よね子)の話から銃声で鳥の声が聴けなくなった矢野藤吾(小笠原良知)和・・・
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<あらすじ>徳島県鳴門市に赴任した東洋新聞記者の立花陽介(水谷豊)は、ご近所さんの小田チカ(松金よね子)の話から銃声で鳥の声が聴けなくなった矢野藤吾(小笠原良知)和子(岩本多代)夫婦を取材した。藤吾の同級生だった狩猟会会長の松村(浜田晃)が狩猟を遠慮すると約束し、いい話になった。同じ頃、霊山寺と極楽寺の間で遍路姿で病死した男中道俊作(遠藤征慈)が見つかる。鳴門東署の林刑事(前田吟)は行き倒れだとするが、陽介は納得できず東京にいた中道の経歴を本社の根岸隆一記者(片桐竜次)に依頼。中道は占有屋だったことがわかり、不動産屋の上山宏(松澤一之)と争っていたことがわかる。一方大塚美術館で陽介の妻・久美(森口瑤子)が見かけた矢野夫妻は妙に暗かった…。 岡本克己の脚本が久しぶりに原点に戻った感があった。 鳴門の国民学校で同級生だった矢野夫妻と中道。 藤吾は転校生だったので中道にいじめられ、母と東京に戻るが、その直後の1945年3月10日の東京大空襲で、まだ29歳だった母親を亡くしてしまう。その後鳴門に戻ってきた藤吾は、いじめられていた藤吾を庇ってくれた和子と結婚。子どもに恵まれないまま、教師をしていた二人だったが、和子にガンが見つかる。 そこに東京で偶然松村に会い、「退職金二人分だ」という話を中道が聞きつけ矢野夫妻を訪ねてくる。中道は昔のよしみで面倒を見てほしいといい、その際にあわせて「東京大空襲で母を亡くした戦災孤児だ、というとみんな同情してくれるんだ」と笑ったのを見て、藤吾は怒りを露わに。中道は心臓発作を起こすが薬を飲まさなかったので死亡。ところが、遺体を遺棄しているところを上山に目撃され、脅迫してきた上山も小鳴門橋から突き落として殺害したのだった…というのが大まかな物語。 このドラマは1999年12月の放送だから、戦後54年。制作者は、2000年代を目前にしたOAのタイミングで、いま一度原点に戻ろうとしたのだろうか。さすがに事件の動機などには無理を感じないではなかったが。もちろん、同情を買うために人の体験をわがことのように話すデリカシーのなさは救いがない。 最後には、夫婦で無理心中してしまうというバッドエンディングになってしまう。 この回では、脇役に芸達者が多く配されていて楽しい。松金よね子は超がつくほどお節介なおばちゃん役が巧い。前田吟もさすがの存在感だ。 ロケで使われたドイツ館やルネッサンスリゾートナルト、霊山寺、極楽寺、大塚美術館は、それぞれ数年前訪ねて楽しかった記憶があるので、そんな思い出も重なった。 ちなみにこの回からビデオ作品になっている。
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[251]ニッポン無責任時代
 たいらひとし(平均)黒美君彦2018-01-05
 【ネタバレ注意】
高度経済成長期で、2年後には東京五輪を控えた1962(昭和37)年。 植木等の人気を不動のものにしたのが、この『ニッポン無責任時代』。平均(たいら ひとし)という人を喰った・・・
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高度経済成長期で、2年後には東京五輪を控えた1962(昭和37)年。 植木等の人気を不動のものにしたのが、この『ニッポン無責任時代』。平均(たいら ひとし)という人を喰った名前の植木等が、縦横無尽に会社と会社の間を飛び回る。営業接待という名のある種の賄賂で利益を上げようとする社用族の生態も見えてくる。 「コツコツやるやつぁご苦労サーン♪」なんて笑い飛ばされたら、コツコツ派の自分はツラいよなあ。 とはいえ、要領がいいヤツが生き残るのはどこの世界でも同じこと。この植木等の演じる平均は、企業経営者たちの性向を見抜き、機敏に動いて利を得る。そこでは決して無責任なわけではないし、それが巧くいかなくなると、あっさり辞めてしまう潔さを持ち合わせている。 この作品は、日本社会に連綿と続く「無責任」を敢えて逆説的にポジティブに描いたのだ、という評がある。無責任を貫徹しようとすると、それは自分自身に責任を負うということでもある。他者に対する責任を放棄する代わりに、ハイリスクハイリターンの道を、自己責任で選択する…と考えればいいか。 ま、そんな小難しいことを考えなくとも、功利的に蠢く企業人たちの姿は十分コミカルだ。会社の金で飲み食いして、出世の道を急ぐ人々。かつては肩書きが上がれば給料も段違いだったのだからその気持ちもよくわかる。企業戦士たちだった昭和ひとケタ世代に冷水を浴びせたこの作品、爆発的にヒットしたその背景には、厳しい労働状況におかれたサラリーマンたちの気分を反映していたからかも知れない。だから、一般的なサラリーマンが今この作品を観てもピンと来ないに違いない。 この時代の東京はしかし、どこか魅力を感じる。 ところでハナ肇演じる氏家勇作社長の息子孝作は峰健二…のちの峰岸徹。当時まだ19歳。彼をはじめ、クレージーキャッツの面々をはじめ、殆どの出演者が既にこの世を去っている。半世紀以上経つのだからふた世代くらい経ていてそれも当然。長生きするのは大企業ばかりか、と嘆息してしまう。
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[252]都庁爆破!
 突っ込みどころ満載黒美君彦2018-01-05
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>2017年12月24日の新宿。元自衛官の本郷裕二(長谷川博己)は、都庁の展望台に行く妻麻由子(優香)と娘の朝美(平澤宏々路)と別れ、友人で米国防総省の担当次官ケ・・・
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<あらすじ>2017年12月24日の新宿。元自衛官の本郷裕二(長谷川博己)は、都庁の展望台に行く妻麻由子(優香)と娘の朝美(平澤宏々路)と別れ、友人で米国防総省の担当次官ケイン高村(吉川晃司)と会っていた。そのとき、都庁が爆発。都庁は、国際テロ組織アイエフのエム(渡部篤郎)たちによって占拠され、麻由子たちや妊婦の櫻井結衣(早見あかり)たちが人質にされた。 消防士の海老原実(和田正人)や警察庁公安部の丸山尚人(小澤征悦)を横目に、本郷とケインは都庁に潜入。一方大池由紀子都知事(寺島しのぶ)は、何もしない御園朔太郎首相(リリー・フランキー)と対立していた…。 日本版ダイ・ハード?みたいな展開。対テロに関するリアリティもないし、無理やり人質に家族を放り込んでしまうし、とにかくいろいろな要素を投げ込んでぐるぐるかき回したようなテイスト。何せ至近距離から胸を撃たれたのに、スマートフォンが銃弾を跳ね返してしまう…ってどれだけ分厚いスマホだ? 見どころは吉川晃司のキレッキレのアクションのみか。 ネットでは爆弾解除の大切なシーンでの“PASSCODE”が“PASSCORD”になっていたケアレスミスにいっせいにツッコミ(笑)。 そういえば人質乗せたヘリは国会議事堂とかに突っ込むことになっていたんじゃなかったっけ?え?違うの? 最早このドラマは、突っ込みどころを楽しむためのパロディ・アクションドラマという位置づけに…。 都庁の爆破シーンなどのCGはよく出来ていたけれど、何せドラマがこれではどうしようもない。 やれやれ。
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[253]若親分千両肌
 「若親分」最終作黒美君彦2018-01-05
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>南條武(市川雷蔵)は人力車の中から人違いで狙撃される。武は奇術一座の座長、昇天斎辰丸(長門勇)らに助けられて一座を手伝うことに。無理難題を言ってくる青柳・・・
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<あらすじ>南條武(市川雷蔵)は人力車の中から人違いで狙撃される。武は奇術一座の座長、昇天斎辰丸(長門勇)らに助けられて一座を手伝うことに。無理難題を言ってくる青柳組の親分竜作(東野英治郎)を訪ねると、親分は病床にあり、黒崎勇次(北城寿太郎)が代貸しとなっていた。継娘君江(藤村志保)は、兄栄作(山口崇)の帰りを待っていたが、栄作はカフェの女給葉子(久保菜穂子)に入れ込むばかり。そうした中、青柳組が建設中の海軍兵器研究所で爆破が起きる。ライバル赤松組と黒崎の仕業だった。さらに魚雷の図面まで盗まれたことから、海軍は武を疑うが、武は赤松組の背後に海軍内のスパイや上海とつながっている右翼大杉天道(三島雅夫)の介在を見破る…。 市川雷蔵の「若親分」シリーズ第八作にして最終作。監督は第一作から第三作まで担当した池広一夫が久しぶりにメガホンを取っている。 海軍の警備隊にいた同期の水上少佐(藤巻潤)は、武にわざわざ開発中の「酸素魚雷」を見せちゃうんだけど、彼はもう海軍士官じゃないのに見せちゃだめでしょう(笑)。 この作品では奇術師一座の長門勇、坂本スミ子、財津一郎がお笑いどころとして出ていてところどころでコントを見せてくれる。長門勇は当時「三匹の侍」で人気。スコップで殴られても平気という空手の猛者役で、終盤武を助けてくれる役柄。 彼らと組めば、新しい「若親分」シリーズが生まれそうな気配だったが、翌年には市川雷蔵はガンが見つかり、翌々年に早世してしまう。 そんなことを思いながら、この「若親分」最終作を観ていると、最後に藤巻潤が歌う主題歌が悲しく聴こえてしまった。「♪南條武どこへいくー/たーけーしーたけしーーー/なんじょうたぁけーしぃー」…主人公の名前をこれだけ連呼する歌も珍しく、帰らざる若親分の英姿が蘇るのでありました。
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[254]キングスマン:ゴールデン・サークル
 Wednesday Night\'s Alright saint_etienne_heaven2018-01-05
 【ネタバレ注意】
何故エルトン・ジョン推し。
  
 
[255]師任堂(サイムダン)、色の日記
 発想は面白いのだけれど黒美君彦2018-01-05
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>韓国大学の美術史非常勤講師ソ・ジユン(イ・ヨンエ)は、世紀の発見といわれるアン・ギョムの作品「金剛山図」が偽作ではないかと疑念を抱き、主任教授のミン・ジ・・・
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<あらすじ>韓国大学の美術史非常勤講師ソ・ジユン(イ・ヨンエ)は、世紀の発見といわれるアン・ギョムの作品「金剛山図」が偽作ではないかと疑念を抱き、主任教授のミン・ジョンハク教授(チェ・ジョンファン)の怒りを買ってしまう。ジユンは学会発表のためにイタリアに向かい、そこで偶然古い日記を入手。本に押された印を手掛かりにある古城を訪れると、そこには自分そっくりの女性が描かれた「美人図」があった。ミン教授によって職を失ったジユンは帰国後、日記の研究を進めるが、そこにはシン・サイムダン(イ・ヨンエ/二役)とイ・ギョム(ソン・スンホン)の切ない愛の記録が記されていた…。 冒頭はなかなか突飛。舞台は1551年のイタリア・トスカーナにあるシエスタ・ディ・ルーナという貴族の館。そこで美人画を描くのが朝鮮人画家セニョール・イ(ソン・スンホン)、という不思議な設定だ。 さてさて、このドラマ・シリーズで取り上げられる申師任堂(シン・サイムダン 1504〜51)は、朝鮮王朝時代の女流画家で、良妻賢母の鑑として今も多くの韓国人に愛され、5万ウォン札に肖像が描かれているほど。 久しぶりに画面に戻ってきたイ・ヨンエは、45歳とは思えない美貌で、主役のサイムダンと、現代の美術研究者ジヨンの二役を熱演した。 何せ20億円近い制作費を投じた作品なので、注目度は高かったのだが、国内では視聴率が右肩下がりで、予定より二話短くせざるを得なかったのだとか。 その理由の一因は明らかだ。現代のドラマと、16世紀のドラマのバランスがあまりに悪い。さらに二役を多用するのはいいのだが、現代の役回りと、16世紀の役柄が必ずしも一致していないので、観ている側も居心地が悪い。例えば現代でジユンの義母役を演じたキム・ヘスクは、16世紀では中宗の先帝の側室の役で、ジユンの敵方を利する役割を演じる。 一方現代パートでは、謎解きがぶつ切りになり、ソン・スンホンもついに姿を現さず。それならいっそのこと中世パートだけに特化した方が見やすかったのではないか、ということになってしまう。 最終回に近づくと、「美人図」が薄くなり始めて、宜城君(ウィソングン)イ・ギョムの危機を感じとるジユン。ここだけ妙にタイムパラドックスがあらわに。 もう少し整理すればより興味が持てたと思えるだけに、惜しい作品だ。 それにしてもイ・ヨンエ、首筋にも皺ひとつないのはスゴい。
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[256]最後まで行く
 悪徳刑事黒美君彦2018-01-05
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>西部署殺人課のコ・ゴンス刑事(イ・ソンギュン)は、母の葬儀を抜け出し、職場の警察署へ向かう途中に何者かを車でひいてしまう。飲酒していたコンスは、死んだ男・・・
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<あらすじ>西部署殺人課のコ・ゴンス刑事(イ・ソンギュン)は、母の葬儀を抜け出し、職場の警察署へ向かう途中に何者かを車でひいてしまう。飲酒していたコンスは、死んだ男を咄嗟に車に積み、その場を去る。遺体の処理もようやく済ませたところで、コンスに「事件のことを知っている」という電話がかかってくる。それは同じ警察官のパク・チャンミン(チョ・ジヌン)だった…。 韓国警察ってダークなイメージで描かれることが多いが、この作品もそのひとつ。何せ主人公のコ・ゴンス刑事もかなり賄賂を受け取っている(らしい)悪徳刑事。しかし死亡ひき逃げ事件を隠蔽しようというのはいかんだろ、幾らなんでも。 で、事件をめぐって追いつめてくる別の刑事パク・チャンミンは、麻薬捜査の傍ら、押収した麻薬を横流ししてがっぽり稼いでいた更なる超悪徳刑事。死んだ男は、彼の裏金庫の鍵を持って逃走し、銃で撃たれたところでコンスの車に轢かれた…というのが明かされたネタ。何だ、轢いた時にはもう死んでいたんじゃねえか!と思わずのけぞるコンス。 それにしてもチョン・マンシク演じる同僚のチェ・サンホ刑事の最期は、予想はついたけれど上からコンテナで車をぺちゃんこにするという荒業。 ヤクザもたじたじの悪徳刑事チャンミンは、コンスの渾身のパンチにも余裕の表情で、不死身かこいつは、というイメージ。このままでは殺される、と思ったコンスは、爆破能力の高いC4爆弾を男の遺体に隠してチャンミンの車を爆破。しかしそれでもチャンミンは死なず…。 アクションは迫力十分。爽やかな役柄が多かったイ・ソンギュンもこれでアクションスターの仲間入りか。 最後の対決を勝利したものの、結局警察を辞めることになったコンスが、チャンミンの裏金庫を訪ねると、そこには凄まじい量の現金。さて、この後コンスはどんな道を進むのか。「最後まで行く」というタイトルなのだから、彼もまた悪の道を極めていくことになるのか…。 ギリギリと締めつけてくるようなスリルが連続し、何も考えずに観る分にはそれなりに面白かった。
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[257]ビューティー・インサイド
 123人のウジン黒美君彦2018-01-05
 【ネタバレ注意】
突拍子のない設定のラブ・ファンタジー。 18歳のなった日からキム・ウジンは目覚める度、外見が別人になってしまうようになる。身長も年齢も性別も、さらに人種までバラバラ(・・・
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突拍子のない設定のラブ・ファンタジー。 18歳のなった日からキム・ウジンは目覚める度、外見が別人になってしまうようになる。身長も年齢も性別も、さらに人種までバラバラ(といっても韓国人が多いけど)。彼の秘密を知る親友のハン・サンベク(イ・ドンフィ)と、今は二人でオーダーメイドの家具ブランドを立ち上げている…という設定。そんなウジンが、アンティークの家具店で接客するホン・イス(ハン・ヒョジュ)にひと目惚れ。毎日のように店に通うウジンだったが、毎回姿が違うので、イスは気づかない。そしてイケメンになったある日、ウジン(パク・ソジュン)はイスを食事に誘う。眠らなければ姿は変わらないので必死に睡魔と闘うが、つい眠ってしまうウジン…。 とまあ、前半はどちらかというとコミカルな場面が多い。そんななかでハン・ヒョジュの透明感は半端じゃない。こんな笑顔の素敵な店員がいたら、そりゃ惚れるわな。あの手この手で知り合って、つきあいたいと思うウジンの健気さが面白おかしく描かれる。ところが、中盤以降、物語は一気に切ない方向にシフトする。 ウジンの悩みもさることながら、イスは毎回違う人物の内側にウジンを見つけなくてはならない。そうでない限り、初対面の人物に時には触れられることになるのだ(新鮮でいいという声もあるが 笑)。しかも、周囲から見れば、イスは毎回違う男と遊んでいるように見えてしまう。このあたりの描写も的確で、実際にそういう体験することがあるかもしれない(ないない)と思わず思ってしまうほど。そのくらい、ふたりの深刻な悩みが真剣に描かれるのだ。 外見ではない、内面だ、とはよく聞かれる言葉だが、外見も含めて総体として愛せるかどうか、というのが重要。外見はその人のアイデンティティを象徴するものだから、それに頼れないというのは相当つらい。 ウジンもそれはわかっていて、初めてイスに声を掛ける時はパク・ソジュン、デートのときはイ・ヒョヌ、ソ・ガンジュン、イ・ジェジュン。イスと初めて結ばれた日はイ・ジヌクで、求婚の時にはイ・ドンウク…とまあ、イケメン俳優がずらり。 そして訪ねてきたイスに真実を語るウジンは上野樹里。彼女が演じるウジンは切なさ最大モードで、なかなか好シーンだ。 別れた後、今度はイスがウジンを探し、チェコにまで渡る。訪ねたとき、チェコ人でなくて良かった(笑)チェコ人だったら会話ができないもんね。 ウジンを演じたのは合計123人。パク・シネになった時に、サンベクが「頼む、一度やらせて」と懇願するシーンは笑えた。 軽めのラブ・ファンタジーではあるけれど、悪くはなかった。
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[258]レッドタートル ある島の物語
 「モンスター 変身する美女」の勝ち namurisu2018-01-05
 
宮崎駿監督最新作「君たちはどう生きるか?」に期待。
  
 
[259]エクストラ テレストリアル
 映画オタクが、映画をダメにするnamurisu2018-01-05
 
13日の金曜日に、未知との遭遇。
  
 
[260]宇宙人ポール
 治癒系ハイテンション・グレイnamurisu2018-01-05
 
また、オチでシガーニー。
  
 
[261]エージェント・ウルトラ
 ULTRAspqc2y292018-01-05
 
B級感と尺の短さは個人的に好きですが、 ストーリ、キャストの魅力がいまいちで、ついでに 最後のマンガは早送りでした。
  
 
[262]熱砂の秘密
 アンバクスタールーテツ2018-01-05
 
ワイルダーらしくないワイルダー作品という印象 「巧いだろ?」的に小道具使われたり伏線を張られるのもまいるのでそれでいい 各国の思惑が絡む人間ドラマに、スリリングな展開・・・
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ワイルダーらしくないワイルダー作品という印象 「巧いだろ?」的に小道具使われたり伏線を張られるのもまいるのでそれでいい 各国の思惑が絡む人間ドラマに、スリリングな展開でハラハラさせられる演出はさすが しつこすぎないところも良い 主演のフランチョット・トーンは英将校を好演 ヒロインのアン・バクスターが若い フランス娘役で仏語を話すだけでなく、英語もフランス訛りで話しているように聞こえる ロンメル将軍役のエリッヒ・フォン・シュトロハイムはさすがの存在感だが、やや間抜けに描かれているのはワイルダーの策略か ホテルの支配人エイキム・タミロフが出ずっぱりなのが珍しい その他イタリア軍の将軍フォーチュニオ・ボナノヴァがコメディ・リリーフで良い味を出していた 制作当時の背景から、戦機高揚の思惑があったにせよ、見せ物としても楽しめる作品 ちなみに日本語字幕で鑑賞したが、作中では英語、仏語、独語、伊語が飛び交っており、アメリカでの公開時はどのような形だったのだろうかと気になった 単語も似たようなものだろうし、ある程度は理解できたのかな
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[263]ブルーに生まれついて
 ダークに生まれてbond2018-01-04
 
僕がchet bakerにシビれたのは、中学二年生の秋だった。以来自分でもラッパを吹くようになり、今日に至るが、カムバックまでの詳細は知らなかった。chetに貰ったがサインは宝物・・・
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僕がchet bakerにシビれたのは、中学二年生の秋だった。以来自分でもラッパを吹くようになり、今日に至るが、カムバックまでの詳細は知らなかった。chetに貰ったがサインは宝物。イーサンは上手く演じてたけど、吹き替えのラッパは誰?
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[264]地方記者・立花陽介(13) 日光今市通信局
 生き別れの母黒美君彦2018-01-04
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>栃木県の日光今市通信局に移った立花陽介(水谷豊)は母子の写真でコンクールで受賞したインテリア店経営の佐山広志(竹本孝之)に依頼されて母子を探す記事を書く・・・
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<あらすじ>栃木県の日光今市通信局に移った立花陽介(水谷豊)は母子の写真でコンクールで受賞したインテリア店経営の佐山広志(竹本孝之)に依頼されて母子を探す記事を書く。その直後大手コンビニチェーンの企画課長島本精一(手塚秀彰)が、竜頭の滝の下の川岸で遺体で見つかる。ポケットには「巌頭之感」の写しがあり、自殺かと思われたが…。島本が死ぬ前夜にホテルで会っていた佐山が疑われるが、陽介や佐山の婚約者吉村萠(今村恵子)は信じない。一方陽介の妻久美(森口瑤子)は、新聞記事を見て訪ねてきた女性の持ってきた湯葉から、佐山の生き別れの母林田弓子(左時枝)を突き止めていた…。 過去のある日と現代の事件を絡めるこのシリーズ。今回は1969年6月28日。この日は、新宿駅西口地下広場で開かれていた反戦フォーク集会がきっかけで、学生と警官隊が衝突、64人が逮捕された。 佐山の母、林田弓子は、当時東京の洋裁学校に通い、大学生だった浅川(清水章吾)と同棲していたが、新宿駅の事件で引き離された。浅川は「誰の子かわかったもんじゃない」と認知もせず、弓子は出産した子を里子に出したのだった。その後ゼネコン会社に就職した浅川が偶然知り合った佐山に、島本を紹介したのだという。 ところが島本は金を受け取りながら一向に動かないことから、浅川が殺害。そして浅川と佐山が争うのを目撃した弓子が、その後浅川を突き飛ばして死なせてしまった、というのが真相(ああややこしい)。 こういう生き別れの母が事件に絡むという、昔ながらの人情噺、岡本克己は好みだったようで…。 左時枝は本シリーズ第二作「伊賀上野通信局」(1993年)以来6年ぶりの犯人役(笑)。 華厳の滝での自殺といえば、1903(明治36)年の一高生藤村操の「巌頭之感」なんだけど、今やピンと来る人も少ないかも。 あまり日光今市の特産とかなくて、今回は謎解きに重きをおいていた感じ(その割には偶然が多すぎだけど)。 実母と会う約束をした東武ワールドスクウェアって、今でもあるんだ。知らなかった。
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[265]KUBO/クボ 二本の弦の秘密
 何かが足りない?黒美君彦2018-01-04
 【ネタバレ注意】
高い評判を聞いて劇場鑑賞。ストップモーションアニメとは思えない自在な動きに驚き。でもCGだと説明されても納得してしまいそうで、ストップモーションアニメだからスゴい、・・・
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高い評判を聞いて劇場鑑賞。ストップモーションアニメとは思えない自在な動きに驚き。でもCGだと説明されても納得してしまいそうで、ストップモーションアニメだからスゴい、という評価は留保(いや、裏話を知れば知るほどスゴいんですけどね)。 侍?日本?なんでも中世の日本を舞台にしたファンタジー、ということなんだけれど、物語そのものは何だかファンタジー系のゲームのようで、今ひとつ入りきれず。さほどこだわる必要はないんだろうけどね。 小道具としての折紙や灯篭の使い方は巧い。ただ、それもどこか違和感を覚えてしまうんだよなあ。どうしてだろう。 名前の「クボ」のせいだろうか。 アメリカのストップモーションアニメ制作会社の「ライカ」が作り上げた壮大な物語。何せ監督のトラヴィス・ナイトは、この「ライカ」のCEOでもあるというのだから、力が入るわけだ。トラヴィスは、子どもの頃から父親に連れられ、幾度となく来日を果たしているとかで、黒澤明の映画からこの物語をインスパイアされたのだとか。 うむ、決して悪い出来ではないのだけれど、個人的には「何か」が足りないように感じた。どこかつるっとした物語。別に日本を舞台にしなくても成立したファンタジー。そんな印象か。 大作であることはわかるんだけどなあ。何だろう、この入り込めない状況は。
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[266]トゥルース・オブ・ウォー
 北方領土か竹島かpumpkin2018-01-04
 
この映画のテーマは最初、愚かな戦争かと思いましたが、そうではなく、評判の悪い軍事政権が始めたため、フォークランドで戦死したり、捕虜になった兵士の名誉回復がなされてい・・・
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この映画のテーマは最初、愚かな戦争かと思いましたが、そうではなく、評判の悪い軍事政権が始めたため、フォークランドで戦死したり、捕虜になった兵士の名誉回復がなされていないことのようです。この戦争が愚かだったことは間違いないにしても、アルゼンチンにとってフォークランド諸島は、北方領土や竹島みたいなものですから長年のうらみつらみという面もあるのでしょう。 フォークランド紛争には、アルゼンチンがフランス製のエグゾセミサイルでイギリス艦船を大破させたり、撃沈させたりして、痛快だったという思い出があります(いささか無責任ですが)。
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[267]明日へ ―戦争は罪悪である―
 一殺多生黒美君彦2018-01-04
 【ネタバレ注意】
<あらすじ>2015年秋、安保法案に反対する国会前デモのニュースを観て、98歳の老落語家、金山亭我楽こと藤尾純次(岡本富士太)の胸に、故郷の島にいた僧侶・杉原良善(中原丈・・・
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<あらすじ>2015年秋、安保法案に反対する国会前デモのニュースを観て、98歳の老落語家、金山亭我楽こと藤尾純次(岡本富士太)の胸に、故郷の島にいた僧侶・杉原良善(中原丈雄)の姿が去来する。1932年、落語家を目指す純次少年(松田優佑)を励ましたのが良善和尚だった。しかし念願の落語家となった純次(小倉レイ)は、出征で里帰りした島で、「戦争は罪悪で人類に対する敵、すぐにでも止めたほうがええ」「逃げて帰って来い。人殺しはするな」と説教を始めた良善和尚を突き飛ばしてしまう…。 低予算で制作され、さまざまなトラブルも起きて公開が一時危ぶまれた作品だとか。プロデューサーのひとりが制作費捻出をめぐって大風呂敷を広げた挙句スタッフへの未払いなどが生じて、監督が私財をなげうって俳優たちのギャラに充てたのだとか。 そんなトラブル続きだったという裏話も聞いていたので、大して期待せずに観たが、想像以上にきちんとした作品に仕上がっていた。 杉原良善和尚のモデルは、「戦争は罪悪であるとともに人類の敵である」と説いて検挙された岐阜県の真宗大谷派の僧侶、竹中彰元(1867〜1945)なのだとか。僧侶としての階級も最低に落とされた彰元は戦後存在が忘れられ、名誉回復が宗派によって行われたのは2007年のことなのだとか。 ただこの作品では彰元師の遺族の意向等から、彼をモデルとしながらもあくまでフィクションとして物語を作り直す必要があったらしい。 良善を演じた中原丈雄がなかなか存在感があっていい。 彼は仏の教えにある「不殺生」を「一殺多生」と勝手に読み替えることに異を唱える。「一殺多生」とは、大乗仏教経典にもある言葉だが、日本では政治思想の一つとして使われ、右翼団体「血盟団」の指導者井上日召が唱えた。「一人を殺すことで多く生かす」と解釈し、戦争を正当化する思想である。 良善もまたそうした教えを説いていたが、息子を送り出して戦死させた母が、良善を恨みながら自死したのをきっかけに「殺すな、逃げろ」「死ぬな」「帰って来い」と繰り返すようになった、という役柄だ。 作品には、同じように戦争に反対した僧侶として植木徹誠(1895〜1978・上條恒彦)も登場する。いうまでもなく植木等の父で、彼もまた治安維持法違反で4年にわたって投獄された経験を持つ。 社会全体が「敵をひとりでも多く殺せ」「しっかり戦って死んで来い」という掛け声で満ち満ちていた時代に、「殺すな」「逃げろ」「死ぬな」と諭す僧侶の存在は、当局からすれば邪魔で仕方がなかっただろう。そしてそれは現代にも共通する息苦しさでもある。 国会前のデモを無理やり劇中に放り込む必要はなかったのに、という気はするが、監督たちの問題意識は現代と当時をどうリンクさせるのか、ということだったのだろう。それは理解できるが、少々説教くさくなってしまったのが惜しまれる。
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[268]ラブ&ピース
 らしくない?黒美君彦2018-01-04
 【ネタバレ注意】
園子温監督作品は、突き抜けた暴力や性の描写が印象的で、必ずしもそれは個人的にはシンクロしないところもあったんだけど、この作品では彼の天才と呼ばれる理由が少しだけわか・・・
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園子温監督作品は、突き抜けた暴力や性の描写が印象的で、必ずしもそれは個人的にはシンクロしないところもあったんだけど、この作品では彼の天才と呼ばれる理由が少しだけわかった気がした。そのくらいこの作品は優しく、しかも繊細。 主人公の鈴木良一(長谷川博己)は、ロックミュージシャンの夢破れ、楽器の部品会社で働いているが、職場でも苛められて居場所がない。話し相手は一匹のミドリガメだけ。カメに夢を語り続けた良一だが、職場にカメを連れてきていることがバレて、パニックのなかでトイレにカメを流してしまう。そのカメは流れ流れて、捨てられた玩具やペットに命を吹き込む不思議な老人(西田敏行)のもとに流れ着き、飼い主だった良一の夢を実現するべく次第に大きくなっていく…。 カメの名前が「ピカドン」。そのピカドンを失った悲しみを歌った曲をもとに詩を変更した「ラブ&ピース」が大ヒットして、瞬く間に大スターへと変貌してしまう「ワイルド・リョー」こと鈴木良一…。 地下で玩具たちを慈しむ老人(西田敏行)が何ともいい味。玩具の声を演じる配役も豪華だ。ロボットPC-300は星野源だし、少女の人形マリアは中川翔子だし。言葉は話さないがご機嫌なカメが、夢を食べ?過ぎて、ついには巨大な怪獣になって街を闊歩するが、速度が遅いのでケガ人はゼロ、という実況が笑える。 冒頭であまりに安易に出てくる「ピカドン」という言葉は、この映画のなかでは「ラブ&ピース」という言葉に対置される。 つまり「ピカドン 忘れない」という歌詞は、「ラブ&ピース 忘れない」という言葉に置き換えられる。深読みすれば「愛と平和」という凡庸な言葉はその意味性を奪い取られた、という意味で「ピカドン」と変わらないのだ。言葉だけを叫んでもそこには何の意味も生起しない…穿った見方だろうか。 この作品での長谷川博己はまた奇妙で面白い存在だ。 彼もまた「廃棄」のシールを貼られ、不思議な老人の元に戻った壊れた玩具と何ら変わるところはない。 「何者」にもなり得ない者の夢…まだ売れていなかった頃に園子温が書いた脚本に、彼自身が投影されていることは言うまでもないだろう。 玩具たちの動きや会話が愛らしく、思った以上にこの作品には感情移入をしてしまった。なかなかの怪作ではあるけれど、個人的には好きなファンタジー作品だ。
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[269]サバイバルファミリー
 実にツマランエル・オレンス2018-01-04
 【ネタバレ注意】
電気が使えないから 大阪とか故郷の鹿児島に行くという発想についていけなかった。 しかも、家族みんなが自転車で行くんだものなあ。 無人のスーパーが出てきたシーンでは『I a・・・
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電気が使えないから 大阪とか故郷の鹿児島に行くという発想についていけなかった。 しかも、家族みんなが自転車で行くんだものなあ。 無人のスーパーが出てきたシーンでは『I am Legend』を思い出した。 日々の生活を支えるエネルギー源の電気が日常から失われたことは大問題だが だからといって、皆さん自転車や高速道路伝いにわが家を捨てて西へ行くの? 映画じゃなく「SF小説」にすればよかったというレベル。
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[270]8年越しの花嫁 奇跡の実話
 甘すぎない黒美君彦2018-01-04
 【ネタバレ注意】
2015年2月にYoutubeに結婚式場が投稿した映像がきっかけで書籍化、映画化された実話に基づいた物語。 西澤尚志(佐藤健)と中原麻衣(土屋太鳳)の仲良しカップルが、麻衣の病・・・
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2015年2月にYoutubeに結婚式場が投稿した映像がきっかけで書籍化、映画化された実話に基づいた物語。 西澤尚志(佐藤健)と中原麻衣(土屋太鳳)の仲良しカップルが、麻衣の病で一瞬の内に崩壊してしまう。 麻衣の病は抗NMDA受容体脳炎という、300万人にひとりというきわめて珍しい病。たまたまこの病気を題材にした『彼女が目覚めるその日まで』(ジェラルド・バレット監督・2016年)を同時期に観たせいもあって、病状がもっと前面に出てくるのかと思ったが、この作品では病状そのものを深追いすることはせず、8年にわたる闘病と献身的な介護がメイン。 そもそもこの抗NMDA受容体脳炎は、統合失調症が疑われるような幻覚や幻聴、攻撃的な人格崩壊が主な症状で、それが第一の関門になってしまう、らしいのだが…。麻衣のケースでは、卵巣に出来た腫瘍に対して出来た抗体が、脳を攻撃した為に発症したと説明されていたが、そんなことって他にも多いのだろうか。この病気は2007年に初めて報告されたというから、まだまだいろいろなパターンがありそうだ。 ただ、どこまでも優しい主人公尚志にあまり葛藤が感じられず、そこが不満といえば不満だが、実際彼はひたすら回復を待ち続け、彼女のことを見守ったのだろう。 時間経過の描き方など、瀬々監督の甘過ぎない演出も巧みで、最後までつい観てしまった。個人的に好きな中村ゆりが、ウェディングプランナーとして重要な役回りであることも評価を甘くしてしまう(笑)。 土屋太鳳は、特殊メイクも駆使して病床の患者役を演じてみせた。元気印がついてまわる彼女だけに、こうした役は難しかったのではないかと思うけれど、巧演。 さらに薬師丸ひろ子が母親役、というのも時代の流れを痛感せざるを得なかったけれど…。 結末がわかっているだけに、そこまでの時間経過をどう描くかが難しいところだが、この作品はその辺も巧く対応していると思う。
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