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 「68生男」さんのコメント一覧 登録数(58件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]ジェイド
 割れ目記念日68生男2018-07-18
 
2018年7月18日、ウィリアム・フリードキン監督の「ジェイド(1995)」にて、初めて、映画で、ボカシなしの、大人の女の割れ目を見た。 内容はといえば、無駄にギャラの高い俳優・・・
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2018年7月18日、ウィリアム・フリードキン監督の「ジェイド(1995)」にて、初めて、映画で、ボカシなしの、大人の女の割れ目を見た。 内容はといえば、無駄にギャラの高い俳優を揃い踏みさせたムダギャラ映画であったが、犯人をわからなくするために粒を揃えたのだろうか。 オープニングでケルト音楽みたいなのがかかった時点で、つまらないには決まっていたが、見るべきものは見たので、文句はない。 一流なのに、出ていると映画が安く見えるムダギャラ俳優たち。盛り上がらない話を盛り上がらせるための、大げさケルト(ケルトの流れる映画は9割方ダメ作)。 だが、カルーソが割と好き(見た理由)なのと、刺盛り食いながらだったのが幸いして、なんとなく見ていられたからよかった。きょう、(最初に戻る)
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[002]トラウマ/鮮血の叫び
 聞かぬは一生の恥68生男2018-07-17
 
15年くらい前に見て、それっきりだったのだが、物が転がった時とかに、例の「ニコラス、ニコラス、ニコラス」を、ふざけて言ったりしていた。最近思い立ってVHSで再見してみた・・・
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15年くらい前に見て、それっきりだったのだが、物が転がった時とかに、例の「ニコラス、ニコラス、ニコラス」を、ふざけて言ったりしていた。最近思い立ってVHSで再見してみたら、ニコラスを1回ずつ区切って言うのは記憶違いで、「ニコラスニコラスニコラス」と続けて速く言っていた。ので、これからはそういうふうに言う。
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[003]ゾンビ・アイランド・マサカー
 1ラウンド68生男2018-07-17
 
驚くべきことに、本編中の面白いシーンが、3分弱の予告編にほぼ全部入っている。ゆえに、たまに予告編だけ見ている。男の声がタイトルを連呼するのだが、なんか真似したくなる・・・
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驚くべきことに、本編中の面白いシーンが、3分弱の予告編にほぼ全部入っている。ゆえに、たまに予告編だけ見ている。男の声がタイトルを連呼するのだが、なんか真似したくなる言い方。
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[004]情事の目撃者
 ゲランドゥ68生男2018-07-17
 
くっやっしーけれっどーおっまっえっにーむちゅうー、ゲランドゥ、ゲランドゥううー。 上記の歌だけで一旦終えたのだが、ふざけすぎかと気が引けたので、付け加えるとしたら、・・・
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くっやっしーけれっどーおっまっえっにーむちゅうー、ゲランドゥ、ゲランドゥううー。 上記の歌だけで一旦終えたのだが、ふざけすぎかと気が引けたので、付け加えるとしたら、つまり、フローレンス・ゲランが出ていたということ以外、内容は完全に忘れたということだ。ほんのひとふた月前くらいに見たばかりなのに、まったく一かけらも思い出せない。それにひきかえ「ギャランドゥ」の歌詞は何十年も覚えている。やっぱり映画も、一か所くらいは「サビ」にあたるようなキャッチ―なところがなければいけないな、と思う。ただ、この映画にそういう場面が本当になかったかというと、自信がない。あったのかもしれない。どちらにせよ、監督の能力と自分の脳力と、どっちも足りていないからのことだと思う。それはそれとして、一番大事なのはゲランが主役で出ているということなので、「ゲランて誰だっけ?」みたいな状態にならない限りは、もう1回や2回は見ると思う。不愉快な感じとかはなかったと思うので。というような塩梅。
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[005]NEW レディ・ドール II
 見ずに満点68生男2018-07-17
 
LDで持っているのだが、プレーヤーがない。そのうち見ようと思って楽しみにしている。楽しみがあるというのは実にいいことだ。 あまり面白くもないシリーズなのだが、本作だけ・・・
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LDで持っているのだが、プレーヤーがない。そのうち見ようと思って楽しみにしている。楽しみがあるというのは実にいいことだ。 あまり面白くもないシリーズなのだが、本作だけはすごく面白いかもしれないじゃないか。
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[006]レディ・ドール
 あんたゲランのなんなのさ68生男2018-07-17
 
フローレンスゲランといえばレディドール。ゲランの基本作とでもいうべきか。これが入り口になった人は多いと思う。多くないか。 残念なことに、以降の同名作品、見進めてもあ・・・
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フローレンスゲランといえばレディドール。ゲランの基本作とでもいうべきか。これが入り口になった人は多いと思う。多くないか。 残念なことに、以降の同名作品、見進めてもあまり面白くない。そこそこにも面白いのは本作くらいか。 考えてみれば、誰に勧める必要もなかったかな。
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[007]若妻の匂い
 ゲラン本陣68生男2018-07-17
 
フローレンス・ゲランの主演作ではこれが一番いい。かなりいい出来で、ほかの女優で作られたとしても、たぶん気に入ったと思う。監督が「青い体験」や「スキャンダル」のサルヴ・・・
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フローレンス・ゲランの主演作ではこれが一番いい。かなりいい出来で、ほかの女優で作られたとしても、たぶん気に入ったと思う。監督が「青い体験」や「スキャンダル」のサルヴァトーレ・サンペリということなので、なるほどと思った。 ゲランは、出演しているのが今一つな作品ばかりなので、本作はファンにとって大事な落ち着き場所になっていると思う。嬢の主演作で、名画的なのは本作くらいだろう。
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[008]デモンズ6/最終戦争
 ホラーか、ゲラーか68生男2018-07-16
 
贔屓のフローレンスゲランが出ているということで見てみたのだが、これは、ホラーとしてはどうなのだろうか、面白いのかこれは。わからない。 それ、「わからない」という言葉・・・
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贔屓のフローレンスゲランが出ているということで見てみたのだが、これは、ホラーとしてはどうなのだろうか、面白いのかこれは。わからない。 それ、「わからない」という言葉の似合う映画であった。 いったいこれは、ホラーファンが見るものなのか、ゲランファンが見るものなのか、やっぱりホラーファンが見るのか。 デモンズの1は見たことがあるが、2を見たいというほどではなかったと思う。たしか映画館が舞台で、なにやらすごい大騒ぎになっていた気がする。で、6を見る人というのは、そこからさらに3、4、5と見進んできたということか。いや、続き物ではないのかな。 どちらにしても、わざわざこの「デモンズ6」を見る人というのは、ホラーファンであってもゲランのファンであっても、なかなかやる気のあるファンということになる。「見た」ということでけっこう満足できるだろう。
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[009]典子は、今
 今も典子68生男2018-07-16
 
どこの誰ともわからない私のことで恐縮ではあるが、私の好きな映画の、おそらく5本の指には入るだろう本作。特に、三上寛が出てきてからが大好きで、繰り返し見ている。エンド・・・
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どこの誰ともわからない私のことで恐縮ではあるが、私の好きな映画の、おそらく5本の指には入るだろう本作。特に、三上寛が出てきてからが大好きで、繰り返し見ている。エンドロールについては、主題歌も含めて、これ以上のものは見たことがない。 ロビカドやチラシを、部屋の壁に季節ごとにはりかえている。「紅を引く典子」「坂を上る典子」「マンドリンを弾く典子」「海を泳ぐ典子」おなじみのシーンだ。ポスターはずっとはってある。シーンにはない「ブランコをこぐ典子」だ。 別に、そこから元気をもらおうとか、勇気をもらうとか、そういう気持ちはあまりない。この映画がとても好きなのだ。 この映画には、どこか神慮ともいうべきものを感じる。それも、メッセージ性というようなことにではなく、計算では決してできない「偶然性」というようなものに対する興奮のような感覚だ。寛氏と典子嬢のやりとりなどは、偶然に偶然を重ねたような絶妙なようすを見せている。この映画が、両氏の人生における最大の使命で、それが天使の仕事だと言われても、驚かない。 そこから翻って考えると、やはりこの映画には、大切なメッセージがあるように思えてくる。しかしそれを、言葉にしたいとか人に伝えたいとか、そういうことは思わない。ただそこから受けた印象のようなものを、いつも胸に宿しておきたいのだ。
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[010]
 松山善三68生男2018-07-16
 
「名もなく貧しく美しく」「典子は、今」「虹の橋 」の松山善三監督作品。本作「母」も見ないわけにはいかない。見てよかったと思うことうけあい。フイルムの感じは「典子は、・・・
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「名もなく貧しく美しく」「典子は、今」「虹の橋 」の松山善三監督作品。本作「母」も見ないわけにはいかない。見てよかったと思うことうけあい。フイルムの感じは「典子は、今」に近いかもしれない。なんとも「収穫」の多い映画で、一見地味だが、実に「めずらしい事」にあふれた映画なのだ。 吉村実子主演というのも、そうは見られないので貴重。 未来貴子も映画ではあまり見られない。「刑事物語2」で、途中で死んでしまった、あのリンゴ研究所のおねえさん。あれはかわいそうだった。
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[011]パッション・ダモーレ
 情熱そして情炎68生男2018-07-16
 
なかなかに美しい物語だと受け取っている。 ジドローが若くて男ぶりがいいし、アントネッリも落ち着いた役どころでいい。しかしなんといっても、醜いヒロインのヴァレリア・ド・・・
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なかなかに美しい物語だと受け取っている。 ジドローが若くて男ぶりがいいし、アントネッリも落ち着いた役どころでいい。しかしなんといっても、醜いヒロインのヴァレリア・ドビチがいい。見せ方を変えればかなり「高尚な美人」にもなれようから、よくここまでの役を引き受けたと感心する。女優としてあとで困らなかったかと心配してしまうほど、病的に熱演している。 ロマンスとして素直に見れば、かなり妙味のある一作だと思う。感動的だ。 最後の夜のドビチの、あのカメラ目線はどういう意図なのだろうか。いつ見ても「?」と感じる。あれでいいのかわるいのか、とにかく記憶には焼き付く。好きな映画なので、「いい。」としておきたい。 ☆『背徳の情炎』ではドビチのパイが確認できる。こちらのドビチはいい女風で、また別の味がある。
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[012]サンダカン八番娼館 望郷
 正しい墓地のあり方68生男2018-07-13
 
絹代、小巻、洋子、それぞれに良い。さすがは熊井監督だ。が。最後の、祖国に背を向けた墓、あれはどうしたことだろう。現実にあったのかもしれないから、絵としては、それでも・・・
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絹代、小巻、洋子、それぞれに良い。さすがは熊井監督だ。が。最後の、祖国に背を向けた墓、あれはどうしたことだろう。現実にあったのかもしれないから、絵としては、それでもいいと思うが、熊井氏が、「悪い日本人」「日本は悪い国」というような、短絡的な決めつけに落ちているのはどういうわけか。底が抜けたようで残念でならない。「望郷」というのは皮肉のつもりなのだろうか。 そこで問いたい。彼女たちを不幸にしたのは「国」だろうか。「国」を恨んだのだろうか。そして、他の大勢の「からゆき」も、祖国に背を向けたのだろうか。 久々に見直してみると、やはり「印象の操作」とも言われかねない作りになっている。まず脚本自体には「墓が逆を向く」というほどの説得力はない。では何があるかといえば、「論理の組み上げ」だ。「兵隊」と「からゆき」の「対比」だ。つまり「買う側」と「買われる側」をどう評価するかということだ。からゆきさん一人一人の「動機付け」の問題を、「集団対集団」の問題にすり替えて、見る人が一つの「答」に行き着くように構成してあるのだ。 娼館に若い兵隊たちが雪崩れ込んだ場面、それを思い出してこう思う。『双方苦役の只中にあり、どちらもつらい境遇ではあろう、しかし、ほどなく戦地に赴き死んでいったあの若者たちは、徴兵されたからといって、祖国に背を向けて死のうなどと思っただろうか……』 だがその考えを打ち砕くための「くさび」はもう打ち込まれている。終盤唐突に入れ込まれた「虐殺」だ。現実的にも映画的にも必然性のないあのくだりは、『軍も国家もしょせん「悪」であり、彼ら兵隊は時局に踊らされた古い愚か者(しかも色魔で人殺し)で、背中を向けた彼女たちこそ自我に目覚めて正当な抗議をなした人間』というような「構図」を、お土産にさせるためのものではないのか。 そうなのだ、あの「祖国に背を向けた墓」というのは、「靖国」を否定するための大道具、この作者の考える「正しい墓地のあり方」だったのだ。 確かに、社会にも、郷里にも、家族にさえ、悪党はいるし、悪い役人もいる。悪い制度もある。庶民感情が行き過ぎることもある。だからといって「国が悪い」「悪い国」というように、簡単につなげていいものではない。つなげてはいけないし、そうはつながらないものでもある。だが本作では見事につながってしまうのだ。つながるように作ってあるからだ。 彼女たちが絶望した理由、それが真には解明されないまま、ただ都合よく「図式化」されてしまっている。 現実、最終の問題は、女性の味方であるはずの、当の女性たちが、同じ女性であるにもかかわらず、その「身の上」そのものを恥ずべきものとして、「からゆき」たちを排斥したことではなかったろうか。この救いのなさこそが決定打なのではないか。理解されるべきものに理解されず、愛されるはずのものに愛されなかったという「結果」だ。女性、つまりは「母」という存在に見捨てられたということだ。 どんなに男から非道い目にあわされようと、どんなに政治が理不尽でも、それイコール祖国とはならない。体が「国土」を去ることはあっても、魂として「祖国」を去るまでのことにはならないはずだ。祖国とは父母の霊魂なのだ。生まれ来る者たちの命でもある。相応以上の理由がなければ 見限ることなどできない。 いつの時代にも、女性の本当の敵は「女性」だ。この作者は、そこをぼかしたかったのかもしれない。「男対女性」「国対女性」という「旗印」のために、得た材料を取捨したか。「祖国の墓」あるいは「祖国に向かう墓」に眠ったであろう大勢の「からゆき」たちの、その声は捨てられたのか。 ついでだが、青年諸氏には「従軍慰安婦」、特に「従軍」などという言葉を、安易に使わないでほしいものだ。手近なところでは、Wikipediaでも概要は見ることができる。よく知ってから得心するが正常かと思う。聞きかじりでは情けない。広く書物から学んでもらいたい。 どんなに戦争を憎んでも、父祖を卑しめるなどあってはならない。それこそ生きながらに自らの墓を裏返すようなことだ。祖国を裏切るは、表面何主義であろうと、深層「自分の感情第一主義」なのだ。「正義のためには不正も止む無し」などと考えていないか。胸に手を当ててほしい。「正義」は「義侠心」とは違うのだ。 卑しくも、自国を卑しめる目的で「ねつ造」をする者までいるというが、この作品にも多少その疑いがある。 熊井氏は、この原作に、踊らされたか一緒に踊ったか、汚点を残した。功罪半ばといいたいが、若干罪の方が大きいように思われる。
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[013]春琴抄
 友和佐助68生男2018-07-11
 
「春琴抄・お琴と佐助」「春琴物語」「お琴と佐助」「讃歌」の4作にコメントを書いたので、こちら「春琴抄」にも書きたいと思った。見たのが随分前なので、感想のみ。 「百恵・・・
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「春琴抄・お琴と佐助」「春琴物語」「お琴と佐助」「讃歌」の4作にコメントを書いたので、こちら「春琴抄」にも書きたいと思った。見たのが随分前なので、感想のみ。 「百恵&友和」の映画を見たことがなかったのだが、お題が春琴抄ということなので初めて見てみた。内容は、「讃歌」以外の三作と同じく、純愛映画的に感じたが、そういうことよりも、まずは百恵友和の魅力に、世評同様に惹かれるものがあった。 特に友和氏の魅力は大きいと思った。色も味もない特異な俳優なだけに、目に針を刺すということが、不思議にも、ありそうなことに見えてくるのだ。 友和佐助でなければ、百恵春琴は血が通わないように思えたのだが、百恵ファンには逆なのだろうか。 遅ればせながら、今後「百恵友和」をひもといていこうと思っている。かなり遅いけれど。
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[014]お琴と佐助
 春琴抄の謎68生男2018-07-11
 
歴代の「春琴抄」映画化5作品のなかでは、これが一番つまらないと思う。谷崎とは何ら関わりのないものに思える。逆にいえば、つまらない方向性を、見事極めたのが本作ともいえ・・・
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歴代の「春琴抄」映画化5作品のなかでは、これが一番つまらないと思う。谷崎とは何ら関わりのないものに思える。逆にいえば、つまらない方向性を、見事極めたのが本作ともいえようか。癖もないけど華もないという、それが山本富士子のせいかはわからないが、この春琴はいただけない。 世の中には、つまらないものが好きな人も大勢いるから、この作風を好む人は多いのかもしれないが、いったいそういう人たちは、目を針で突くような話が見たいだろうか。いくら恋語調に直したところで、結局は目を突くのだ。「きれいな恋も見たいけど目を突くのも見たい」というようなのが、一般のニーズなのか。そうなのか。少なくとも、制作側はそう考えているということだ。だったらそうなのかもしれないが。
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[015]春琴物語
 ロリータ春琴の可能性68生男2018-07-11
 
原作の心を無視した、失敗作の「お手本」というべきか。ということは逆に「婦女子向け」としては成功しているということか。しかし、針で自らの目を潰すという異常な行為を肝に・・・
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原作の心を無視した、失敗作の「お手本」というべきか。ということは逆に「婦女子向け」としては成功しているということか。しかし、針で自らの目を潰すという異常な行為を肝にしているからには、はなからそうもいくまい。 「美人対醜女」という図式の、原作にない敵役を、杉村春子が演じている。それはそれで見たいは見たいが、やはり全部カットしたい気がする。 本作のいいところは、序盤、子供時代の春琴が描かれているところだ。原作では、佐助を弟子にしたとき、春琴はたしか11歳くらいだったと思う。ロリータ趣味の春琴抄が、今後作られたら面白いのではないか。 京マチ子の春琴はなかなか良かったが、いっそ目を開いた形の方が、活きたのではないかと思う。 あの美しい谷崎文学を、映像的に偲ぶためには、本作も、見ないわけにはいかない。価値はあると思う。
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[016]讃歌
 最初で最後の春琴抄68生男2018-07-11
 
春琴抄の中では、どうしたってこれが一番。原作の香りのするのはこの一作だけだ。新藤氏は、他の春琴抄映画のように、谷崎の原作を利用しているのではなく、消化して映画化して・・・
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春琴抄の中では、どうしたってこれが一番。原作の香りのするのはこの一作だけだ。新藤氏は、他の春琴抄映画のように、谷崎の原作を利用しているのではなく、消化して映画化している。本当に偉い監督だと思う。 本作を超える春琴抄出現の、可能性はあるだろうが、現実には無理だろう。明治は遠く、谷崎も遠く、時代感覚は遠のき薄れ続ける。本作を春琴抄の最高作として大事にしたい。 新藤氏は明治の御代に生まれ、百年を生きた。停滞することなく、常に柔軟であったように見受けられる。本作も、氏の生涯のように、間延びせずキレがある。絶妙のキャスティングでコクも深い。 春琴といえば渡辺とく子。間違いない。
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[017]春琴抄 お琴と佐助
 鳥と絹代68生男2018-07-11
 
この春琴抄のいいのは、まずは田中絹代の春琴が見られること。あとは「鳥」のシーンのあるところ。春琴には、鶯を仕込んだり、雲雀を放って聲を聴くという、鳥道楽の趣味がある・・・
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この春琴抄のいいのは、まずは田中絹代の春琴が見られること。あとは「鳥」のシーンのあるところ。春琴には、鶯を仕込んだり、雲雀を放って聲を聴くという、鳥道楽の趣味がある。他の春琴抄映画はそれに触れていない。この「鳥」のくだりがないと、もうひとつ「春琴の住む世界」を感じられないと思う。とりあえず、「お芝居の春琴抄」としては、一番出来がいいのではないだろうか。 しかし、これを見る100分があったら原作が読める。そう言ったら身も蓋もないか。
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[018]死霊の盆踊り
 愛されて半世紀68生男2018-07-09
 
公開以来、世界中で愛され続けている(好事家だけか)。 実は出来栄えはいいのではないか。作りたいものを作りたいように作り上げたのだろう、失敗作には見えない。バカ映画と・・・
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公開以来、世界中で愛され続けている(好事家だけか)。 実は出来栄えはいいのではないか。作りたいものを作りたいように作り上げたのだろう、失敗作には見えない。バカ映画とかゴミ映画とか、そうかもしれないが、あまり口汚いのは気に入らない。なかなかによい映画、善い映画とも思えるのだが。 「映画」に疲れた時、笑いも涙も驚きもいらない時に、微笑まされるにいい。解毒剤にして清涼剤の、どうにも手放せない一本。映画の毒は映画でしか消せないから、「ふざけ」なし「おどけ」なしの、でもネアカな、こういう映画があってほしい。でもそれがありそうでない。もしかするとこれしかないかも。 この映画の性格というのは、一種の「お公達」ではなかろうか。どうだろう。
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[019]秘められた好奇心/テーブルの下の誘惑
 ソニーめ68生男2018-07-09
 
取り出すときにビデオデッキが壊れた。が、悔いなし。シモネッタ・ステファネッリ(マイケル・コルレオーネのシシリア妻)見るならこれ。
  
 
[020]ゴッドファーザー・サガ
 今は夏68生男2018-07-09
 
TV放映時に録画したものを毎年見ている。正月のCMが入っているので、三が日の団らんに饗している。次の番組「平成女学院」紅白パンチラ合戦みたいなのも録れてしまっている・・・
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TV放映時に録画したものを毎年見ている。正月のCMが入っているので、三が日の団らんに饗している。次の番組「平成女学院」紅白パンチラ合戦みたいなのも録れてしまっているので、それも毎年見る羽目になる。 吹替版はこの布陣が一番好きだ。記兇了幕版はしばらく見ていない。靴六幕で見ている。映画全般、字幕も吹替も、ソフト化の度につまらなくなっていくが、どうにかならないものか。 かわいそうなアポロニアを生き返らせたい人は「秘められた好奇心/テーブルの下の誘惑」へ。
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[021]風の中の牝鷄
 小津と「軽み」68生男2018-07-07
 
レビューなど、あまりべた褒めしてあると、引いてしまうものだが、この作品については、自分もそうせずにいられない。見るたびに、「いま完全なものを見ている」という感じがし・・・
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レビューなど、あまりべた褒めしてあると、引いてしまうものだが、この作品については、自分もそうせずにいられない。見るたびに、「いま完全なものを見ている」という感じがしてきて、気が遠くなる。 小津監督は、失敗作と言っているそうだが、そうは思わない。小津映画としては失敗なのかもしれないが、芸術として成功しているように思える。小津作品は、映画としては成功していても、芸術としては、失敗しているように見えることが多い。「軽(かろ)み」がないということだ。 よく話題になる、階段の上から見下ろしているシーンだが、一目見て腕が変な方に曲がっていたり、血が噴き出したりしているのでなければ、あの成り行きでは駆け寄ったりすることはまずない。ほとんどの人がああいう暴力には無縁なのだろうから、違和感を感じるかもしれないが、あの場面の描写は実に素晴らしいと思った。素晴らしいというなら全編素晴らしい。特には、やはり田中絹代の演技には神来の感がするほどで、場面場面、百ぺん繰り返しても感興が尽きない。脚本も、心根が澄んでいて美しく、各人物の言動にも疑わしいところはない。さもありなんしさもあれという具合、程が良い。すべての登場人物が、不完全さを曝しているのに、汚らしいところがない。欠点と美点が、一人一人の中にも、物語の中にも、自然な混流をなしていて、人間というものの愛すべき真相が、奥ゆかしくも溢れているように見える。 どこかしら憎らしい感じのする小津監督であるが、第一人者であることを、心底認めざるを得ない。お礼も言いたい。
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[022]おとうと
 露伴一家68生男2018-07-07
 
音楽が大野雄二なので、心地良かろうと思い、VHSを購入して見てみた。 原作は、幸田露伴の娘、幸田文の小説。私小説といってもいいのかもしれない。 元々、全集を読むほど露伴・・・
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音楽が大野雄二なので、心地良かろうと思い、VHSを購入して見てみた。 原作は、幸田露伴の娘、幸田文の小説。私小説といってもいいのかもしれない。 元々、全集を読むほど露伴が好きなので、そういう意味でも興味深く見た。 露伴については、物語上あまり前に出ないので、一面しか描かれていないが、その一面に、露伴らしさが垣間見られ、何か頷けるものがあった。 郷と浅茅の姉弟は、実に可憐で好感をもった。 弟の、病床における述懐や、基督教徒である継母の、日常や、その改悛の場面もあり、宗教的感興が沸いた。 ラストの終わり方がとても良く、心強い感慨が残る。 劇中の浅茅陽子と文氏が重なり、何ともいえない味わいが感じられた。
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[023]罪物語
 間違ってたどり着いた68生男2018-07-06
 
詩的で安定感のある作品だと思った。 エロスに分類するのはどうかと思うし、ほとんどエロティックではない。でも、間違ってこれにたどり着いたとしたら、運がいい。 思ったの・・・
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詩的で安定感のある作品だと思った。 エロスに分類するのはどうかと思うし、ほとんどエロティックではない。でも、間違ってこれにたどり着いたとしたら、運がいい。 思ったのは、やはり教養の下支えがあるからこその詩情であるし安定感だということだ。それを美ともいえるだろう。 「宗教」「軍事」「科学」という、この3つが「教養」といわれるものだ。 これが一つでも欠けていると、どこか知ら愚かな感じのするものだし、この3つが不整合だと子供じみて見える。映画もそうだろう。人の作るものであるから。 若い人なら、これから時間もあるし、映画もたくさん見られる。しかし教養がないでは、いい映画に出会っても、味わうことができない。もったいないことだ。 日本においては、科学以外は、読書などして自分で学ぶしかない。根のいることだけれど、こと映画を見るためのこととしても、教養を志してもらいたいものだ。
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[024]宗方姉妹
 小津と「徳」68生男2018-07-06
 
これだけの出演者で、内容もいいから、たまに覗いてしまうが、きまって後悔する。いつもながらカメラが低くて、犬か猫にでもなったような気にさせられる。実に失礼な映画だ。こ・・・
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これだけの出演者で、内容もいいから、たまに覗いてしまうが、きまって後悔する。いつもながらカメラが低くて、犬か猫にでもなったような気にさせられる。実に失礼な映画だ。これを見た後は、しばらく何を見ても、カメラの位置が気になってしょうがない。罠か。呪いの映画か。低くする理由はあったのだろうが、やめ時もあったのではないか。他の人がやったらおかしいことは、小津氏がやってもやっぱりおかしい。気の散るような不自然は、近代映画の場合、大きな欠点ではないだろうか。こういう撮り方を続けるのは、観客をふるいにかけるに等しい。しかしそんなことが分からないわけはあるまい。ということは、分かっても、やりたいことをやらずには済まさないということか。そう見ると、一事が万事そんな調子に見えてくる。ガキ大将なのか、何もかも子供っぽく見えてくる。 とかく映画ファンが「小津」の磁場に近づくと、好きも嫌いも必ずや大小火傷することになる。受け取る側の問題ではあるが、原因の「根」は差し出す側、差し出し方にある。 悪徳があるとまでは言わないが、小津作品には、何かしら大事な「徳」が欠けているように思われる。
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[025]病院坂の首縊りの家
 見るのみ68生男2018-07-06
 
市川崑の金田一5作は、何度でも見れる。これからも何度も見るだろう。多分死ぬまでに100回ずつは見るだろう。
  
 
[026]彼岸花
 小津と「有」68生男2018-07-05
 
「小津安二郎」は映画好きにとっての「鬼門」だから、捕まらないように気をつけたい。 気の弱い若い人が「小津が解らないのは解らない自分のせい」みたいなことを思ったとした・・・
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「小津安二郎」は映画好きにとっての「鬼門」だから、捕まらないように気をつけたい。 気の弱い若い人が「小津が解らないのは解らない自分のせい」みたいなことを思ったとしたらつまらないから言うが、昔から小津の好き嫌いは半々だから、小津嫌いでも気にすることはない。小津好きが大半だったとしたら、小津氏についての、何を「力説」することもないわけだから。 「小津が解らなければ映画が解らない」などということもないだろう。だいたいにして、どこが難解なわけでもない。大概が誰でも解る。つまらないとすれば、「解るけどつまらない」ということだ。「つまらなくはないけど嫌い」ということもある。あたりまえのことだ。 時代性を考えずに作品だけのことを言えば、本作は「未成熟」な作品ということになる。高い評価はもう動かないわけだから、どこがいいかより、どこがやり過ぎかのほうが、論としての益は大きいかもしれない。 もしもこの作品を「完璧」だと思ったとしたら、「完成度よりも成熟度を求められるのが映画ではないか」という見方も、思い出してみたい。 「完璧」だと思ったことが、「凝固」しただけということもあり得る。それは仏教でいう「有(う)」の状態のことだ。 この『彼岸花』は、小津氏55歳頃の作品だ。人間の思考の、大きな枠組みが変えにくくなり、柔軟さを失くし始める年頃だろう。こだわりの追及を、止めることが難しくなってくる。 小津監督はどうであったろうか。一考の価値はないだろうか。
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[027]富士の魂
 1合目か2合目68生男2018-07-05
 
自分が富士山ら辺の出なので、なんとなく見てみた。 これはVシネマの棚のものなのだろうか、ちょっとご無沙汰な俳優や、感じのいい脇役衆が見られてよかった。 ぐんと麓のほう・・・
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自分が富士山ら辺の出なので、なんとなく見てみた。 これはVシネマの棚のものなのだろうか、ちょっとご無沙汰な俳優や、感じのいい脇役衆が見られてよかった。 ぐんと麓のほうでの話なので、「山」を期待して見ても、何にもありません。 霊峰富士を称えるような、感じのいいセリフもちらちらとはあったが、そもそものところが、「富士に集まって来るのは問題を抱えた人間ばかり」というのはいかがなものでしょう。
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[028]太秦ライムライト
 被害妄想の貧乏神映画68生男2018-07-05
 
主人公の言うところによれば、業界がおかしく、人がおかしく、若者もおかしく、社会もおかしいらしい。ということは、地球上でまともなのは、この太秦俳優たちだけということか・・・
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主人公の言うところによれば、業界がおかしく、人がおかしく、若者もおかしく、社会もおかしいらしい。ということは、地球上でまともなのは、この太秦俳優たちだけということか。そうであれば、この大部屋というのは、まさしく地上のパラダイスというわけだ。 本作が、何かの賞を取ったりして好意的に迎えられているということは、こういう思い上がったヨタ話に膝を打つようなのが、時勢になっているということなのだろうか。 だが、ご自慢のこの作品自体が、その「おかしな業界」の「おかしな人間」たちによって作られているのはどういうわけだろう。パラドックスだ。 結局は、福本氏の立っている所が非常に批判しにくい位置にあるということだろう。初手から「この映画批判する者人に非ず」という空気がつくられているのだ。 中身的には、かなりの安っぽさであるから、雑誌などの新作レビューも、流し見に書かれたのではないかと思えてくる。「とりあえず褒めておけば間違いない映画」ということか。 ストイックぶった主人公が、若い娘に向かってバカ丁寧な敬語を使ったりして、実に助平ったらしい。そういうのは礼儀正しいとはいわない。これほど鼻持ちならない映画は見たことがない。 時代劇や任侠映画でよく見かける福本清三氏には、ずっと好感を持っていたが、このひねくれ果てた主人公、香美山清一=福本氏だとすれば、ややがっかり。 剣の腕はさすがというべきか、映画の中から「映画」を殺す映画である。
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[029]ヘルナイト
 最後んとこウソ68生男2018-07-05
 
中盤まではお友だちの赤い下着でつないでますな。 ブレアちゃんが下着にならないとだめでしょ。 エクソのイメージが抜けなくて売れなかったみたいなことがよく言われるけど、・・・
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中盤まではお友だちの赤い下着でつないでますな。 ブレアちゃんが下着にならないとだめでしょ。 エクソのイメージが抜けなくて売れなかったみたいなことがよく言われるけど、エクソ2まではそうでもなかったんじゃないのかな。家にあったロードショーとかスクリーンとか、表紙になったりグラビアになったり、人気もあってアイドルスターだったし、一般作にもちゃんと出てたし。やっぱり2をやったのがよくなかったんじゃないかな。ヤクのことかなんかで事情があったのかな。このヘルナイトはだいぶ売れたけど、ホラーはもうやめといた方がよかったんじゃないのかな。この後はもうそっちばっかりになっちゃった。ヘルナイトの時が25歳くらいなのかな。大人役の演技力がいまいちだったのかもしれないな。それともヤクがつづいちゃったのかな。ざんねんだな。リンダブレアってほんとにかわいかったんだよね。 「リンダリンダ」のリンダは、リンダブレアのことらしい。
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[030]八つ墓村
 監督の剛腕68生男2018-07-04
 
野村芳太郎の重厚な作風が好ましければ、見て間違いない。娯楽映画として完全に成功している。 清張の映画化でも成功している野村氏だが、横溝映画化では、また別のアプローチ・・・
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野村芳太郎の重厚な作風が好ましければ、見て間違いない。娯楽映画として完全に成功している。 清張の映画化でも成功している野村氏だが、横溝映画化では、また別のアプローチで見事に成功させている。 これ以上の「八つ墓村」を作れるとは思えない。 のちに市川崑監督が挑戦したが、失敗している。手を付けるのが遅すぎたのかもしれない。石坂浩二のシリーズで撮ってほしかった。 渥美金田一は、やはり原作に一番近いように思える。ただもう少し若い方がいいとは思うが、年代の設定を変えているので、これはこれでいいかと思える。 渥美清を「男はつらいよ」でしか見たことがない人でも、すぐにちゃんと金田一に見えるから大丈夫。他にも多くの主演作のある名優なのだ。 しかし、「寅さん」に見えてもべつにいいのではないだろうか。「寅さんが金田一」というのも野村氏のねらいの一つではあったのではないだろうか。
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