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 「いまそのとき」さんのコメント一覧 登録数(1063件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]お茶漬の味
 ちょっと異質だが・・いまそのとき2018-10-10
 
晩春から始まる戦後家庭ドラマの安定路線とはちょっと違う。異色といえば異色。観客には大磯のお嬢様小暮はとにかく我がままに映る。二人の女中を抱え実に気ままな生活していな・・・
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晩春から始まる戦後家庭ドラマの安定路線とはちょっと違う。異色といえば異色。観客には大磯のお嬢様小暮はとにかく我がままに映る。二人の女中を抱え実に気ままな生活していながら亭主の愚痴をこぼす。そんな小暮の甘ったれ具合は次第に度を越して癪に障るよね。しかし長野出身佐分利の夫、寡黙で実直な男だが太い。シッカリ妻を受け止める。まぁそんな落ちがお茶漬けの味っていう一応人情喜劇。今見て思うのはよくぞこういう描き方にしたねぇと思う、いい意味での冒険心だ。東京暮色もそうだったけどホンワリ、ホロリだけで終わらないんだね。現実にありそうなシニカルさを観客に見せつけて試した感があるんだよね。わがままで強い女性たちがこころ淋しい人だったと分かる。ただ観客受けはしないだろうけど。さてさてお茶漬けを作る台所の二人。長い長いショット。この1952年の食生活。まさにスローフード。懐かしくもあり穏やかで落ち着ける。佐分利ウルグアイに発つ。パンナムプロペラ機は隔世の感あり。そりゃあそうだ。66年前だ。
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[002]天国と地獄
 どんな端役でもいいから出たくなる・・いまそのとき2018-10-09
 
まさにチーム黒澤だね。これだけの群像を一束にグイグイと引っ張るその凄さと気迫。骨太だから揺るがないんだろう。今見てもね。特にラストがいい。三船の背中。格子にシャッタ・・・
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まさにチーム黒澤だね。これだけの群像を一束にグイグイと引っ張るその凄さと気迫。骨太だから揺るがないんだろう。今見てもね。特にラストがいい。三船の背中。格子にシャッターが下りていく。山崎努26歳にしてこの存在感。今なお凄い人だけどね。1963年夏。雑踏の騒々しさ。ベットリと熱気の中。舐めるような重苦しいカメラワークが堪らんです。
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[003]ジョイ・ラック・クラブ
 母から娘へいまそのとき2018-10-05
 
想いを秘め語り継がれた中国系アメリカ人4人の仲間、彼女たちの家族史。あくまでも目線は女性、彼女たちの視点で描かれた。母が娘に。私は分かってる・・このごくありきたりな・・・
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想いを秘め語り継がれた中国系アメリカ人4人の仲間、彼女たちの家族史。あくまでも目線は女性、彼女たちの視点で描かれた。母が娘に。私は分かってる・・このごくありきたりな言葉。親が子供に伝える最愛の言葉に違いない。理屈抜きでいい。遠いアメリカの地。自分たちの感情を露わにできない中国系の移民たち。微妙な感覚のズレってヤッパリあるんだねぇ。これって我々にもよくわかるなぁ。そしてよかった。よかった。ラストの再会劇。140分長丁場、かなり強引に引っ張られたけどね。とにかくめでたしめでたしでした。
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[004]テス
 見るたびに深くなる・・いまそのとき2018-10-04
 
それなりの爺爺になってあらためてこの作品を見たらヤッパリ面白い。写実に徹したカメラワーク。古典正統派のきめ細かいショット。もしかしたらポランスキー作品の中で一番好き・・・
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それなりの爺爺になってあらためてこの作品を見たらヤッパリ面白い。写実に徹したカメラワーク。古典正統派のきめ細かいショット。もしかしたらポランスキー作品の中で一番好きかも。古めかしくないのは変わらない男と女の真理があるからだと思う。それを若気の至りと言ってしまえば簡単だけどそのあたりの描写にとにかく注目したい。恋の始まり。なんと言ったらいいんだろう。胸騒ぎ・・。君を運ぶために・・・。その場面(シーン)を見るだけでもこの映画の香しき想いが伝わる。時が変えた男の孤独。171分に贖罪と情念が溢れる。この一本。N・キンスキーなしにはあり得なかった映画。彼女が絵の中の一人となった。一秒たりとも目を離してならない。
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[005]人生のお荷物
 平之助監督・・よいですいまそのとき2018-10-01
 
ほろ苦く、切なく、程よく甘い。67分の短い尺。いいねぇこの洒脱。1935年製作。トーキーもすっかり風物に馴染んで安心して見れる。中産階級たちの生活模様。ヤッパリそうかぁ。・・・
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ほろ苦く、切なく、程よく甘い。67分の短い尺。いいねぇこの洒脱。1935年製作。トーキーもすっかり風物に馴染んで安心して見れる。中産階級たちの生活模様。ヤッパリそうかぁ。斎藤達雄の父がこぼす愚痴にはそれなりの真理があってちょっと胸が痛い。そしてちょっと待ってください。あなた。この吉川満子の母もいいじゃないか。そんなこんな描写がスッと自然なドラマ。きめ細かくしかも豊かでこの時代にあってなんとも屈託のないのびやかさなのだ。平易ながら日本映画の良さが十二分に味わえる佳品だ。ぜひ見てほしい推奨作。
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[006]春琴抄 お琴と佐助
 画質が残念・・いまそのとき2018-09-28
 
谷崎潤一郎原作は1933年6月刊行。その2年後1935年6月に公開された松竹蒲田作品。春琴は絹代25歳、佐助が高田浩吉23歳。利太郎に斎藤達雄33歳。島津保次郎の作風はハイカラモダ・・・
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谷崎潤一郎原作は1933年6月刊行。その2年後1935年6月に公開された松竹蒲田作品。春琴は絹代25歳、佐助が高田浩吉23歳。利太郎に斎藤達雄33歳。島津保次郎の作風はハイカラモダン。多分に映画化事体が難しい素材なんだろうと思う。後半コケにされた利太郎が思わぬ逆襲。その前後の場面が落としどころだったはずだが、やはり情念が足りない。個人的にはもっとお琴の内面に肉薄してほしかったなぁ。もやっとじれったさが残った。
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[007]わかれ雲
 良くも悪くも地味かなぁ・・いまそのとき2018-09-24
 
文学座の重鎮、三津田健の父がいいねぇ・・。父の役目キッチリ締めてくれました。 あとは中村是好の旅館の亭主。控えめながら役割十分でした。わがまま女子大生役に沢村契恵子・・・
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文学座の重鎮、三津田健の父がいいねぇ・・。父の役目キッチリ締めてくれました。 あとは中村是好の旅館の亭主。控えめながら役割十分でした。わがまま女子大生役に沢村契恵子。このひとあまりよく知りません。訳あり女中に川崎弘子。沼田曜一の若医者。もしかしてデビューの頃かなぁ後に仲代達矢の奥方になる宮崎恭子も出ています。それにしても主役はちょっと魅力なしかなぁ。そこがいちばんの問題でした。
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[008]誘惑
 あぶない危ない‥いまそのとき2018-09-24
 
さぁてどっちが誘惑したんだろう。これは、禁断の愛。山の音とは違うけど。 おじさまと同衾?ええぇーーーー。あり得ないぞ。このひと絶対小津映画の原節子じゃない。違いますぞ・・・
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さぁてどっちが誘惑したんだろう。これは、禁断の愛。山の音とは違うけど。 おじさまと同衾?ええぇーーーー。あり得ないぞ。このひと絶対小津映画の原節子じゃない。違いますぞ。これは上目使いのカマトト悪女です。こわい怖い。やってくれましたね。新藤兼人脚本に吉村公三郎演出。戦後3年1948年製作。清純派女優がまったく別の顔を見せてくれました。そして怪演名演!!なんでそこにいるの?杉村春子の奥方。まさに火曜サスペンス。メリハリ強い王道メロドラマ。超えてはならぬその一歩。ジリジリ妖しく乱れます。驚きのラストはこの映画最大の名シーン???
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[009]我が家は楽し
 我が家は悲し・・・いまそのとき2018-09-23
 
ジョージ・スティーヴンスの「ママの想い出」を思い出した。いいなぁ。この家族。ホームドラマにキッチリ生活感滲む。しかししかし、暗く重い日本映画観を払拭するような若い生・・・
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ジョージ・スティーヴンスの「ママの想い出」を思い出した。いいなぁ。この家族。ホームドラマにキッチリ生活感滲む。しかししかし、暗く重い日本映画観を払拭するような若い生気があって見応え十分です。また山田五十鈴、高峰秀子、岸惠子、笠智衆、櫻むつ子などなど、演じ手の好演に愛おしさを覚えるくらい。いい映画の条件をいくつも備えた傑作と思う。一人で見て二人で見てそして家族で見て、今日はなんでもいいから一品贅沢しようぜ。なんて思ってしまった。ヤッパリ我が家は楽し・・・中村登監督 必見珠玉作品 ヒラリ佐田啓二25歳。若いねぇ。中井貴一ふぞろいデビューの頃。彷彿する。
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[010]家族会議
 颯爽とハンドルを・・いまそのとき2018-09-23
 
まず、女性軍から。ここは断然高杉早苗嬢でしょう。ハンドル握ってスカッと粋なモガを演じてました。当時女性ドライバーはさぞかし少なかったことでしょう。実のところ本編二重・・・
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まず、女性軍から。ここは断然高杉早苗嬢でしょう。ハンドル握ってスカッと粋なモガを演じてました。当時女性ドライバーはさぞかし少なかったことでしょう。実のところ本編二重三重のメロドラマはちょいと辟易しました。島津監督らしい爽快さがあんまし感じられないよねぇ。基本は皆様お嬢様たちが好きや嫌われたやとグダクダする一向にスカッとしないドラマ仕立て。そこが難点です。さてさて男性軍。僕はちょっと訳ありの若き高田浩吉が見逃せないかな。 煮え切らない佐分利信よりずっといい。今にも通ずるドライさに細面でちょいとニヤケた二枚目ぶり。これは結構イカしてたよねぇ。
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[011]嫁ぐ日まで
 振られちゃったねぇ・・ヘンリーいまそのとき2018-09-22
 
島津監督1940年製作。この時代にしてヤッパリダンディだなぁ、島津保次郎。お洒落だなぁ、晩御飯がシチュー(お椀によそうのが何ともいいよね)。お菓子はエクレアですから。・・・
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島津監督1940年製作。この時代にしてヤッパリダンディだなぁ、島津保次郎。お洒落だなぁ、晩御飯がシチュー(お椀によそうのが何ともいいよね)。お菓子はエクレアですから。行楽もね、海苔巻きじゃなく、サンドウィッチですぞ。原節子まさに旬の二十歳。光り輝く銀幕のスタア。気高く一本突き抜けてます。しっかり大人の女性ですねぇ。次女浅子役は黒澤明監督の奥方になられた矢口陽子、これは珍しい。父に御橋公、母に沢村貞子。そしてソフトで甘い大川平八郎。脇を押さえて安心して見れるホームドラマになっている。後添いを迎えた後の微妙な家族描写。なるほどと思わせるきめ細かいショットが散りばめられている。当時の街並みがちっとも古めかしく感じないのはなぜだろうね。80年前の風情が懐かしいくらい近しいのです。一言いえば、小粋が身に付いてる。きっとそうなんでしょう。ホントに清しい映画です。
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[012]しとやかな獣
 閉塞、無頼、破天荒、実験的・・いまそのとき2018-09-21
 
よくぞこんな映画創ってくれましたぞ。2DKのアパート密室劇で繰り広げられる珍妙な家族たちの言いたい放題やりたい放題。訪れる客たちもまぁ誰一人まともな奴がいないときた。・・・
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よくぞこんな映画創ってくれましたぞ。2DKのアパート密室劇で繰り広げられる珍妙な家族たちの言いたい放題やりたい放題。訪れる客たちもまぁ誰一人まともな奴がいないときた。なんだよ。何なんだよ。と・・こいつらに付き合ってるうちに不思議な共有感っていうか無茶ぶりがチンケに見えなくなるんだね。上っ面を剥がせばどのみちこんなもんでしょ・・ある意味当らずとも遠からずです。欲の皮を引っ張って剥がせば誰しも脆いものだ。人間って。誰一人まともじゃないからだからまぁいいのだ。これで。なんて言いながら自分も同化してしまうところもあって情けないねぇ。たぶん根っから無頼人だったんでしょう。川島雄三って人は。お勧めの見どころはカメラアングル。いやらしいほどネチッこいです。虚と実の境は案外こんなものでしょうかねぇ。いつの世もセックスと金に弱き弱き人間たち。自虐で描く走馬燈。いやぁーーこんな映画今ないです。今村昌平と川島雄三の描く世界観はね。
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[013]愉しき哉人生
 成瀬戦中作品いまそのとき2018-09-19
 
緩くのびやかなコメディ。欲しがりません・・勝つまでは・・と声高に語らずこのような寓話にしたのは多分に戦時の検閲を意識した創りだろう。ただ時代の悲壮感は全く感じさせず・・・
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緩くのびやかなコメディ。欲しがりません・・勝つまでは・・と声高に語らずこのような寓話にしたのは多分に戦時の検閲を意識した創りだろう。ただ時代の悲壮感は全く感じさせず平明でやさしい世界観に或る意味心洗われる。今も変わらぬ謙虚さ、価値観、こころのあり方に通じるからだと思う。極みはないが素朴で真摯な姿勢は若い成瀬らしく好感が持てる。中村メイコ流石の存在感。驚きます。
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[014]白い野獣
 タイトルが凄いぞいまそのとき2018-09-19
 
女子更生施設を舞台にした群像劇。面白いテーマながら、雑然として纏まりに欠けた。見どころは山村聰を誘惑する三浦光子のシーン。ヤケに生々しかったね。成瀬監督この人結構使・・・
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女子更生施設を舞台にした群像劇。面白いテーマながら、雑然として纏まりに欠けた。見どころは山村聰を誘惑する三浦光子のシーン。ヤケに生々しかったね。成瀬監督この人結構使ってますよね。この作品でも色っぽさは際立ってます。まぁ映画としては深みというか広がりはないものの閉鎖されたちょっと妖しい女性空間は一見の価値あり。当時としたらかなり大胆、今見ても過激な会話が飛び交うのも刺激的だ。今問題のパワハラとは無縁の寮長山村聰は颯爽と紳士然。その彼が一瞬白い野獣の誘惑に揺らぐ姿も見逃せないね。
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[015]あに・いもうと
 交わらない糸いまそのとき2018-09-19
 
ここ一番ヤッパリ決めたね。後半取っ組み合いの喧嘩・ヤクザ紛いの暴言に彼らの思いの丈・愛憎の裏表があったね。ちょいと残念なのは森雅之。粗野な兄を演じるには彼の持ち味、・・・
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ここ一番ヤッパリ決めたね。後半取っ組み合いの喧嘩・ヤクザ紛いの暴言に彼らの思いの丈・愛憎の裏表があったね。ちょいと残念なのは森雅之。粗野な兄を演じるには彼の持ち味、陰影の深さ生かしきれず。また見るからに年令感じさせた。しかし他社製作とはいえ、成瀬らしいキメ細かさは秀逸。ほどよく距離を保った家族バランス、無駄のないセット、風と光を感じさせる風景描写。見るべきものは多い。さぁて家族って何だろう。人と人の繋がりって何だろう。普遍でリアルな夏の終わりと別れ。一人一人の人生は続く。ある疑問。あに・いもうと。なぜ兄と妹の間に・なのか・・・
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[016]女の歴史
 泣き演技の妙いまそのとき2018-09-18
 
高峰秀子は唯一無二のひと。耐えながら渇望する生き方はあの時代にピッタリはまる。引き立てたのはやはり成瀬だろう。この二人のコンビには独特の空気感がある。この映画見よう・・・
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高峰秀子は唯一無二のひと。耐えながら渇望する生き方はあの時代にピッタリはまる。引き立てたのはやはり成瀬だろう。この二人のコンビには独特の空気感がある。この映画見ようによってはよくあるメロドラマ仕立て。そこに何があるかって・・。ヤッパリ引き込まれるんですよ。創られた境遇や設定が不自然に見えないのはなぜだろうね。戦中戦後と生き抜いた信子って女がいた・・。それを丹念に丁寧にセットと人と技で描き演じた・・。その手の感覚のようなものなんだろうね。いいのは。もちろんこのコンビ。放浪記や浮雲という圧倒的代表作がある。ただ晩年のこの小品にあっても手を抜かない感性と美学がありますぞ。
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[017]素敵なウソの恋まじない
 老優たちに乾杯!!いまそのとき2018-09-12
 
ジュディとダスティン。皺に隠れた年輪といいますか、味わいとでもいいますか。ヤッパリね、そんじょそこらの若手にはないものがあります。芝居にはこういう佇まいと風格がいか・・・
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ジュディとダスティン。皺に隠れた年輪といいますか、味わいとでもいいますか。ヤッパリね、そんじょそこらの若手にはないものがあります。芝居にはこういう佇まいと風格がいかに大事かと思い知らされました。重い重い重厚劇じゃなく軽い軽いコメディだからこそ、案外に演じにくく役者の真価が見えるこの配役。なんと息をスーと抜いたかの如く余裕で演じた。華があって慎みがあって粋なんだよねぇ。シャイなアメリカ人を演じたホフマンに対する一見強面のデンチ。この二人がなんともキュートでいやいやこれはこれは捨てがたい希少作ですぞ。
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[018]家族はつらいよ2
 シリーズ2弾・・・いまそのとき2018-09-10
 
手慣れた脚本、演出。わたし個人的にはちょっとクサくてもダサくても多少の違和感あってもよしかなぁと思いますよ。スネた寅さんやタコ社長ギャグと大差ないなんとも緩い緊張感・・・
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手慣れた脚本、演出。わたし個人的にはちょっとクサくてもダサくても多少の違和感あってもよしかなぁと思いますよ。スネた寅さんやタコ社長ギャグと大差ないなんとも緩い緊張感のなさ。それを快く思わない人は多分見ないだろうしね。山田監督、僕は思いますけど、ブレないこの路線でいいんじゃないでしょうか。テレビにもこんなホームコメディホント少なくなったし、核家族、おひとりさま社会に対峙するどこにもありそうで少なくなったこの家族設定の中に、捨てがたいホームの郷愁がこもっていますよねぇ。パチパチと銀杏弾けホロリ逝く。
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[019]THE 有頂天ホテル
 なんじゃ・・これいまそのとき2018-09-07
 
有頂天になったのは誰じゃ。いやはやもう。これで当分三谷作品は見ないつもり。笑えない。楽しめない。スベって転んで大失笑の巻。グランドホテルを日本風喜劇にしたのはよかっ・・・
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有頂天になったのは誰じゃ。いやはやもう。これで当分三谷作品は見ないつもり。笑えない。楽しめない。スベって転んで大失笑の巻。グランドホテルを日本風喜劇にしたのはよかったんだけどね。沢山の俳優たち、ホントにお疲れ様。もしかしたら、たまたま「ステキな金縛り」だけがよかったのかもね。三谷さん才人だけど、暴走したらとめどなく空転しますねぇ。
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[020]この世界の片隅に
 傘を持ってきたかいのぉ・・いまそのとき2018-09-01
 
隠語がやたら面白いこの作品。実は期待程ではなかった。スケッチのような画はいいんだけどね。なぜなんかなぁ。人物像が見えにくいんかなぁ。緊張感がないんかなぁ。わからんの・・・
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隠語がやたら面白いこの作品。実は期待程ではなかった。スケッチのような画はいいんだけどね。なぜなんかなぁ。人物像が見えにくいんかなぁ。緊張感がないんかなぁ。わからんのじゃ。悲劇の場面処理を目を塞がんでいいようにした気遣い。やんわりとした廣島弁のトーン。すずさん頑張りんさいや。実写の径子役の尾野真千子はピッタシじゃのう。わしはこの径子とすずのばあちゃんがこの作品の大事な大事なキーマンじゃと思うとる。
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[021]さよなら渓谷
 ネタバレが分かってから・・いまそのとき2018-09-01
 
前半ストーリーの全貌が見えてきたところで見る気が半減した。全般男と女のドロドロ悲劇でやたら重苦しいのでつらい。さぁて一番の問題点はストーリーの核になる真木よう子の過・・・
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前半ストーリーの全貌が見えてきたところで見る気が半減した。全般男と女のドロドロ悲劇でやたら重苦しいのでつらい。さぁて一番の問題点はストーリーの核になる真木よう子の過去の描き方だろう。どうなんだろうか。これじゃあね。ちょっと油断過ぎてませんかね。大西信満が出てるという事で大期待したが、この設定は難役過ぎたかなぁ。いつのまにか記者の大森南朋に準主役が移行したみたいになって散漫になり残念だった。ここまで行きつくまで来たんだからね。最終章決めてほしかったなぁ。
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[022]実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)
 見るべき・・・いまそのとき2018-09-01
 
振り返ってみて思うのは、あの時代、革命思想に身を投じた若者が大勢いたことだ。学生たちは暴徒化しデモ・分派闘争・分裂抗争と暗い時代背景が見える・・・この山小屋のリンチ・・・
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振り返ってみて思うのは、あの時代、革命思想に身を投じた若者が大勢いたことだ。学生たちは暴徒化しデモ・分派闘争・分裂抗争と暗い時代背景が見える・・・この山小屋のリンチ殺人はあまりに悲惨過ぎた。何をもって総括、自己批判したらいいのか・・・これはそんな若者たちの異常性に視点を当てた若松監督の力作だ。公安目線のスペクタクルにしなかったこの作品。彼らたちの絶望感漂う逃避行、当時多くの人がテレビに釘付けになったこの最終章、胸穏やかには見れなかった。
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[023]キャタピラー
 戦前男、見事な演じ方いまそのとき2018-08-22
 
若松監督は2012年に亡くなったんですねぇ。残念です。1936年生まれの若松孝二監督。戦前男の凄ましい自己中を描いて秀逸。演じた大西信満って俳優この人凄いね。これには驚いた・・・
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若松監督は2012年に亡くなったんですねぇ。残念です。1936年生まれの若松孝二監督。戦前男の凄ましい自己中を描いて秀逸。演じた大西信満って俳優この人凄いね。これには驚いた。目と喘ぎと醸す出す空気感。身勝手で望みない自己愛を演じ切ってたね。寺島しのぶたしかに熱演だけど抜けきってないなぁ。大西の凄味が勝ってた。尺は84分・・短いが濃厚な家庭悲劇。なるほど立場は逆転しつつ迎えた終戦・・眩しき蒼空・・。この結末に時代の変化そのきざし。
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[024]アンドロメダ…
 好評コメント多いけど・・いまそのとき2018-08-22
 
残念ながら一気見はきつい。地下5階までの厳重シールドのヴィジュアルに解析CPUの時代感、あの時代に見たらもっと切迫した気持で見れたかというとそうでもなさそうだ。ネタバ・・・
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残念ながら一気見はきつい。地下5階までの厳重シールドのヴィジュアルに解析CPUの時代感、あの時代に見たらもっと切迫した気持で見れたかというとそうでもなさそうだ。ネタバレの最終局面までが何とも重くてスッキリしないのです。
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[025]ダンケルク
 とても評価しにくい作品いまそのとき2018-05-31
 
即物的な側面だけ見た感想。その面だけでいえばこのドキュメントスタイルは悪くはない。戦時のパニック心理がそのまま映像になっているからだ。現実のニュースをも超えそうなそ・・・
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即物的な側面だけ見た感想。その面だけでいえばこのドキュメントスタイルは悪くはない。戦時のパニック心理がそのまま映像になっているからだ。現実のニュースをも超えそうなそんな狙いは確かに成功している。じゃこれが本当に見たい映画かと問われれば話は別だ。ある意味恣意的に感じるのはそのスタイルだ。ドキュメントと創り上げていく映像世界は明らかに違っていて、近年こういった傾向が強くなっているからか、益々見る楽しみが減ってきたように感じる。寓話という昔気質の言葉を使うと多くから疎まれそうだが、どんな映画にあっても、人間の機微、人情の裏表、冷徹さ、深さを描いてもらいたいなと思うからだ。
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[026]わたしは、ダニエル・ブレイク
 良作だけどいまそのとき2018-05-31
 
あえて言うなら、これが2017年度キネマ旬報ベスト作だということにいささかの異議あり。ケン・ローチの過去の社会派作品と比べてもそう際立っているとは思えないからだ。作品の・・・
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あえて言うなら、これが2017年度キネマ旬報ベスト作だということにいささかの異議あり。ケン・ローチの過去の社会派作品と比べてもそう際立っているとは思えないからだ。作品の内容は、役所のたらいまわし的な冷酷な扱いにひとりの市民ダニエル爺がおかしいぞ、お前たちは!!と訴える騒動。移民で底辺に喘ぐ若い女性家族との交流。と内容はとても分かりやすい。初期からずっと弱者への視点は変わらずやさしいのだが、今この作品がということになるとね。以前から一部の人たちには熱狂的なファンがいたし、変わらぬ社会派路線はいいのですが、これは少し甘口ではなかったでしょうか。1969年のケスを見ればよくわかるんだけど、目線が益々やさしくなった分、突き放す冷徹さというリアルな側面がなくなったなって思う。
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[027]マンチェスター・バイ・ザ・シー
 パトリックとリーの物語いまそのとき2018-05-31
 
鎮魂歌。逃れられない苦悩、絶望、喪失、孤独の物語。少年だった頃のパトリックとリー。そして今16歳父を失ったパトリックとリー。重すぎるテーマは辛すぎた。そう簡単には出口・・・
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鎮魂歌。逃れられない苦悩、絶望、喪失、孤独の物語。少年だった頃のパトリックとリー。そして今16歳父を失ったパトリックとリー。重すぎるテーマは辛すぎた。そう簡単には出口は見つからないとわかっているからだ。寄り添う男たちのキャッチング。沈鬱で暗い小さな港町の海辺。演技の深さが問われる難しい人間ドラマで見どころ多いのだが、あえて望むなら救済への道のりかもしれない。過去をある意味吹っ切れた女たちの生き方も時間が与えたこれもそれぞれの人生だ。誰も手を差し伸べられない苦悩の闇に堕ちた男たちにもかすかに光が射しこんでほしいと願うばかりだ。これは無骨で粗野だが心波打つまさに男の物語。
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[028]はなちゃんのみそ汁
 見るべきは・・いまそのとき2018-04-20
 
広末涼子より滝藤賢一。いつの間にか脇から主役級へ。さらなる活躍を期待したい。近しさとらしさを様々に演じ切れる脇役たち。もっともっといますよ。ね。
  
 
[029]ドクトル・ジバゴ
 リーンだからいいとは限らないいまそのとき2018-04-17
 
長いながい長すぎた210分・・ホントにドクター・ユリ!!いい加減にしてよ。ヒューマニストには違いないけど、特別確たる信念があったわけじゃなし。ふたりの女性の間を行ったり・・・
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長いながい長すぎた210分・・ホントにドクター・ユリ!!いい加減にしてよ。ヒューマニストには違いないけど、特別確たる信念があったわけじゃなし。ふたりの女性の間を行ったり来たり、タダの優柔不断男じゃないのさ。ハッキリ言って・・印象に残る登場人物誰もいないしね。革命前後荒れた時代を背景に、雪原をロングショットでひたすら延々と、どうだきれいだろっと撮りまくったという以外何もなかったんじゃないのって気がした。
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[030]怒り
 抜けた!超えた!いまそのとき2018-04-16
 
140分を超える長尺だがスリリングな展開で飽きない。同時進行する3話、各々別々のストーリーは全く違和感ない。この時代にありがちの疎外された人たち。彼らはストレスを溜め込・・・
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140分を超える長尺だがスリリングな展開で飽きない。同時進行する3話、各々別々のストーリーは全く違和感ない。この時代にありがちの疎外された人たち。彼らはストレスを溜め込み吐き出せない苦痛の中に生きている。そんな人間群像劇。誰もに孤独感が漂う。コンタクトすればするほどの疑惑と憤懣。重く哀しいよね。森山未來、松山ケンイチ、綾野剛。誰が真犯人か・・・とミステリー仕立の妙。面白い映画だ。李相日監督に心から感謝したいと思う。
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