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 「さとうただお2」さんのコメント一覧 登録数(26件)rss
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[001]閉ざされた森
 観客を煙にまいて悦に入る駄作さとうただお22006-06-18
 
ハリケーン下のヘリコプターが,チープなCGなのは一体どういうことなのだろうか。 強風のなか、レンジャー部隊が、ヘリから同時に、ロープを使って数人が着地するというのは・・・
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ハリケーン下のヘリコプターが,チープなCGなのは一体どういうことなのだろうか。 強風のなか、レンジャー部隊が、ヘリから同時に、ロープを使って数人が着地するというのは絡まる危険がありかなり非現実的である。DVD中の監督のコメントは、呈のいい言い訳である。  俳優たちはどうやら『羅生門』との類似を強調したいようだが、作品は「虎の威を借りる凡庸さ」である。『羅生門』が細やかに織り成す冷徹な修羅場とは質が全く異なり問題外である。レンジャー部隊の尋問に当たる男女二名は、長年基地にいる兵士の履歴について手元に全く資料を持っていない。資料を基地から取り寄せれば、写真、出身地、実績、髪や肌、瞳の色など詳細は判明する。また、尋問される兵士はトラボルタ尋問官をほとんど敬語で呼んでいない。退役将校なのだから兵士に自分を呼ばせる時には“Sir“を付けるだろう。その、トラボルタ麻薬捜査官は売人から麻薬の出所を明らかにすることを先決にしていない。オリビアを呼び寄せて一踊りも二踊りもして身体を絞りリズムを取り戻してもらいたい。基地の管理職が麻薬捜査官を呼んで尋問するのは、兵士に麻薬使用の疑いがあることを基地の指揮官自らが認める行為で脚本の都合あわせである。シゴキのきつい軍曹は演習で兵士の二の腕を上げ麻薬常習者を判別し、また、抜き打ちの荷物検査で麻薬を所持していることを見抜いて告発できただろう。ややこしいことをしなくても麻薬の出所を突き止められたであろうに。そのあと、軍曹が行方をくらませば整合性はつく。 暗闇で名前と顔が一致しないという不評がある。なるほどその通りほとんど暗がりの映像である。ならば評者は部隊が有色人種で構成されていたらどうするのか考えてもらいたい。演習に参加した兵士は被っている帽子、ならびに誰と組むかで容易に判別ができる。英語に堪能かどうかなど、外資相手の契約ならともかく生死をかけた演習ではさほど問題ではないだろう。作品は高校卒業程度の英語の実力の持ち主でも面と向かって作品が『羅生門』と比較にならないと自信を持って監督や俳優に言えるほどの出来である。さらに付け足そう。脚本が破綻しているのは、とくに、兵士カストロの末路についてである。カストロには何の落ち度もない。単なる脇役といって侮ってはいけない。現在、アメリカ兵の命の価値はとっても高い。訓練中の理由のない死亡は国内問題になっても不思議はない。さらに自衛隊員の生命は米兵よりもっと高くつく。先の対米戦の最初の日本人戦死者は「軍神」扱いされている。被害者意識の強い現在の日本で「カストロ」のような脇役であっても犠牲者が出たらら国内はどうなるか多くの識者が予想するとおりである。カストロは二人の兵士の証言でいずれも無駄に殺されたことになっている。彼は麻薬には関わっておらず,また、セクション8のメンバーでもない。 DVDの作品解説で黒人兵士が生残って試写会の客から拍手が沸きおこったと監督は自画自賛している。何にも罪のないカストロの死は巧妙にネグレクトしている。演習参加のシーンで軍曹がパイクを入れ代わりにカストロを外せばカストロの命は助かり脚本も綻びがなかったのではないか。そもそもカストロが米兵なのにチリ軍と同じ赤いベレー帽を被っているというのが異様である。もちろん、カストロは主人公でも副主人公でもない。流れ弾に当たりマシンガンを乱射し、ナイフで刺された不運な一兵士ということだろう。でも私は腑に落ちない。DVDのおまけで出演俳優、製作スタッフが作品を自画自賛するのが不思議である。
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[002]ハーモニーベイの夜明け
 「愛は霧のかなたに」から11年目さとうただお22006-03-02
 
 ゴリラの森に分け入って警戒心を解きほとんど同化してしまう霊長学者にがその後引き起こした犯罪を描く.かつては,ゴリラと人間の交流は隆盛であった.ノンフィクション『ゴ・・・
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 ゴリラの森に分け入って警戒心を解きほとんど同化してしまう霊長学者にがその後引き起こした犯罪を描く.かつては,ゴリラと人間の交流は隆盛であった.ノンフィクション『ゴリラの季節』や映画「愛は霧のかなたに」が世間の注目を浴びた.昔々,日本研究者も大挙してゴリラ研究にアフリカに行ったがうまくゆかず霊長類研究の対象はチンパンジーになって現在にいたっている.ゴリラの生態研究はD.フォシーの頃から内戦による政情不安定になやまさっるようになった.この映画はそうした内戦時代のゴリラの森を描いている.ゴリラとの交流は言葉が伴わない.このことに,野生のゴリラとの交流にはどこか思い込みが伴いやすいのではないか.とくに単独で行った場合にである.無言のままゴリラを殺戮する兵士に押さえつけられ,老学者は精神的外傷を負う.彼により動物園に連れてきたゴリラは自由よりも安全を選び絶えずおびえている.彼の行動の不可解さはアフリカでの虐待にもとずく衝動的な反復体験であったことがあきらかになる.アメリカにおいては,精神鑑定をする医師と治療にあたる医師がティームを組むそうである.マジックミラー越しに妄想患者を不安におとしめるような不意を付くトリックをするなど,なるほど鑑定向きの野心的な精神科医であるが,実際,刑務所付きの精神科医の無気力さをみて,精神鑑定のみならずカウンセラーの役もせざるを得なくなっていく.野心より良心が先にたってしまう.精神科医と老学者の二人には信頼関係が育まれ,精神科医みずからが置かれている立場の辛さを当の老学者に告白するまでに至る.これではもはや精神鑑定はなりたたない.私は少なからぬヴェトナム帰還兵が人嫌いに陥り森の中に棲む生活を続けているドキュメンタリーを思い出した.彼らは癒される機会を失ったPTSD者である.老学者が再び森に分け入っていこうとする姿に重なり私はやりきれない気持ちになった. 
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[003]キング・アーサー
 面白いから言い訳しないでさとうただお22006-02-16
 
デレクターズ・カットを作る監督は基本的に信用できない.監督の個人的な言い訳であり,最終的に製作者が認めているにせよ,それは観るものに押し付ける自己愛の産物であろう.・・・
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デレクターズ・カットを作る監督は基本的に信用できない.監督の個人的な言い訳であり,最終的に製作者が認めているにせよ,それは観るものに押し付ける自己愛の産物であろう.小説や演劇に二通りのあらすじが存在するか? 本作品は面白く,騎士ものとして優れており,魔女狩り以前の「森に住む民」が生き生きと描かれていて好感がもてる.
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[004]ステルス
 ステルスは美しいかさとうただお22006-02-16
 
ステルス戦闘機は早く高性能,映像的に迫力があります.従来の戦闘機にある,美しさはありません.比較になりません.アメリカ兵一人の犠牲のためにどれだけ敵国人を殺傷してい・・・
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ステルス戦闘機は早く高性能,映像的に迫力があります.従来の戦闘機にある,美しさはありません.比較になりません.アメリカ兵一人の犠牲のためにどれだけ敵国人を殺傷しているのでしょう.無人戦闘機は,犠牲者を出したくない米国の思惑を反映しています.「国威発揚映画」ですね.アメリカに行ってビフテキを食べて美味しいといえる方,どうぞこの映画をめしあがれ.
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[005]太陽の雫
 名作さとうただお22006-02-15
 
今世紀初頭から共産化するまでの東欧の歴史をよく知らずに観て驚いた.歴史に翻弄される三世代の家族を描ききった名作として心に残る.民族問題について詳しくないが,なんて全体・・・
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今世紀初頭から共産化するまでの東欧の歴史をよく知らずに観て驚いた.歴史に翻弄される三世代の家族を描ききった名作として心に残る.民族問題について詳しくないが,なんて全体主義体制は人の運命をもてあそび,支配したがるのか,嘆きとも怒りともいえぬ気持ちをもった.
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[006]リトル・ロマンス
 エヴァー・グリーンさとうただお22006-02-15
 
映画好きのフランス少年と女優の娘のパリからヴェネツィアまでの逃避行が話しを生き生きとさせる.公開当時,ヴェネチアははるか遠い異国であり,D.レインは飛び切りの美少女・・・
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映画好きのフランス少年と女優の娘のパリからヴェネツィアまでの逃避行が話しを生き生きとさせる.公開当時,ヴェネチアははるか遠い異国であり,D.レインは飛び切りの美少女だった.故L.オリヴィエ卿の自転車に乗った姿が印象に残る.当時サントラ盤は確かでなかったように記憶しているけれどギターの調べも効果的だった.DVD化されて本当に良かったと思う.
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[007]ハリー・ポッターと炎のゴブレット
 (無題)さとうただお22005-12-08
 
二つの魔法学校の生徒は,なにやら某国の応援団や民族舞踏団のようでしたね.また,決戦前夜のダンスパーティなんて,米国のプロムみたいで,これまで観た作品のなかではもっと・・・
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二つの魔法学校の生徒は,なにやら某国の応援団や民族舞踏団のようでしたね.また,決戦前夜のダンスパーティなんて,米国のプロムみたいで,これまで観た作品のなかではもっとも”アメリカン”な作品だと思いました.校長先生の動きがこれまでになくはっきり目立ち,荘厳さが薄れたような気もします.映画は第一作から観るもの,これは観客のたしなみでしょう.その気になればいくらでもおさらいできるのですから.また,ナルニアに目を向けがちな人にはぜひ言いたい.この作品の原作者は,現存する英国人女性で,私たちは,同時代に原作とその映像作品をみる幸運に恵まれているということをもういちど考え直してください.評価の定まった古典を称揚するのは誰だって出来ますよ.
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[008]クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち
 なかなか面白いじゃないですかさとうただお22005-12-08
 
殺人事件の背景に,キリスト教とその異端についての知識と信仰が必要であり,もちろん娯楽映画なので,作品の中で謎解きされるが,たんなるアクション映画でない物語の厚みを感・・・
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殺人事件の背景に,キリスト教とその異端についての知識と信仰が必要であり,もちろん娯楽映画なので,作品の中で謎解きされるが,たんなるアクション映画でない物語の厚みを感じた.R.ベッソン監督は,B級職人監督であるし,J.レノも,作品を選ばなくなったデ.ニーロと同様ベテランの渋みを出してくれていて,それでよい.アクション映画は消耗品扱いされやすいが,よく続編を作ったと思う.暴力嗜癖や残虐性も押さえが利いている.ぜひしつこく続々編をつくって,期待を裏切って欲しいものである.
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[009]ブラックホール
 素朴で平凡さとうただお22005-12-08
 【ネタバレ注意】
ブラックホールの存在自体を「トンデモ」理論という学者もいる.最近,宇宙科学者からブラックホールに関する知見が殆どでていないこともあり,そのような気もする.この映画の・・・
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ブラックホールの存在自体を「トンデモ」理論という学者もいる.最近,宇宙科学者からブラックホールに関する知見が殆どでていないこともあり,そのような気もする.この映画の冒頭シーン,ブラックホールのCGが大画面でみると当時斬新でSF的だなと感じた.時代に取り残されたB級映画だが,A.ボーグナインが一暴れしていて少し光る.ブラックホールの手前で宇宙船が停泊しているという設定は,SFというよりも,やはり,トンデモナイ世界の話であるし,ブラックホール突入時の映像も何らかのカタストロフィーを表現したのだろうが,スターウォーズ以降につくられた映画とは到底いえない出来でである.当時はそこそこヒットして評も悪くなかったように記憶している.何かが変わったのである.サウンドトラック盤は俳優による台本の朗読で殆ど聴かずにレコードラックに眠っている.
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[010]プライベート・ライアン
 南北戦争の亡霊さとうただお22005-11-18
 
ノルマンディ上陸作戦を描いた作品としては迫真の映像である。上陸作戦に同行した写真家の作品も活かされている。そrまでもっとも戦没者の多かった南北戦争のトラウマが、陸軍・・・
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ノルマンディ上陸作戦を描いた作品としては迫真の映像である。上陸作戦に同行した写真家の作品も活かされている。そrまでもっとも戦没者の多かった南北戦争のトラウマが、陸軍上層部には記憶として残っていた。そのため、理不尽とも思えるひとりの兵士を救う物語が進むことになったとみた。登場人物が口々に述べるように、その理不尽さは、数多ある要人奪回作戦より自己批評的である。南北戦争は、現場の兵士には過去の亡霊に過ぎない。なお、外国語に堪能な者が、戦闘場面において、臆病になりがち(それは真の平和希求とは異なる自己保身にすぎない!)で、ひそやかな妥協主義者であることを本作品で再確認した。言葉がわからなくても降伏を申し出ている兵士を撃つのは、勇気ある兵士の行動とはいえない。ソンミ村に続く米兵の悪癖を見た思いである。
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[011]モンタレー・ポップ
 フラワーチルドレンさとうただお22005-10-29
 
サマー・オブ・ラブ真っ只中の貴重な映像作品、当時活躍したミュージシャンを歴史的に回顧するには十分な資料である。政治的なメッセージがほとんどなく、「ヒッピー」がどのよ・・・
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サマー・オブ・ラブ真っ只中の貴重な映像作品、当時活躍したミュージシャンを歴史的に回顧するには十分な資料である。政治的なメッセージがほとんどなく、「ヒッピー」がどのようなものか後世代に伝えるには良い資料であろう。圧巻はS&Gの公開および未公開映像である。ローラ・ニーロは時代を超える普遍性があり、Jエアプレインのような当時の文化依存グループとは格が違う出来なののだが、Jエアプレインのポピュリズム(産業ロックより性質がわるい、ウッドストックでも露呈した無残さ)につらい影響を受けたことは残念である。JHとORのライブは別格ですな。
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[012]コンスタンティン
 堕ちた天使?さとうただお22005-10-16
 
大天使ガブリエルを冒涜し,その説明と弁解に時間を割いており,信者でなくても興味は半減する.おもわず「メリン神父をよんでくれ(エクソシスト)」と言いたくなるような面白・・・
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大天使ガブリエルを冒涜し,その説明と弁解に時間を割いており,信者でなくても興味は半減する.おもわず「メリン神父をよんでくれ(エクソシスト)」と言いたくなるような面白みはこの映画にはまったくない.作品の天国や地獄の映像表現に傲慢さを感じる.
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[013]戦艦ポチョムキン
 20世紀の遺産さとうただお22005-09-30
 
傑作である。映像の「前衛的」な斬新さは、古典的とはいえ色あせていない。 ただし、攻撃的な政治メッセージが満載の革命扇動作品という側面もある。また、この作品の目指す社・・・
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傑作である。映像の「前衛的」な斬新さは、古典的とはいえ色あせていない。 ただし、攻撃的な政治メッセージが満載の革命扇動作品という側面もある。また、この作品の目指す社会が冷酷な社会主義社会であったのは、作品の責任ではないとはいえず、そのことは歴史の悲劇としかいいようがない。 出来栄えのよくないBクラス映画が、その言い訳と含みを持たせるために間接的に社会の矛盾や問題(麻薬、人種差別、貧富、性差)を告発することは現代においてもすくなくない。このような感情的なメッセージをこめた作品が今世紀までながらえたのは、映像表現のもつ迫力ゆえであろう。
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[014]ファイナル・カウントダウン
 真珠湾を忘れるな!さとうただお22005-09-26
 
 第二次世界大戦の転機を捉え,SF戦争物語を創りだした作品.70年代以降,真珠湾攻撃を問題にした久しぶりの映画でした.海軍の協力を得てSF仕立てにするのが80年代らし・・・
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 第二次世界大戦の転機を捉え,SF戦争物語を創りだした作品.70年代以降,真珠湾攻撃を問題にした久しぶりの映画でした.海軍の協力を得てSF仕立てにするのが80年代らしく,また,規模は大きいが,細やかさに欠けているのもこの時代のある種の傾向でしょうか.  この作品は,空中戦闘シーンよりも,航空母艦のからのF14などの離発着のさいの乗組員の機敏な動き,実際の轟音に圧倒されたおぼえがあります.ベトナム戦争記録の映像はみていましたが,この映画のは映画館の大画面と音響で,現代でいえば,ミサイルみたいな迫力がありました.第二次世界大戦当時,日本軍の作戦は,末端の兵士に至るまでくわしく伝達されていました.一兵士が,作戦の全容を伝えられて動揺することは想像に難くありません.これから戦地に行こうという兵士の緊張が高くて,平和維持のためにハワイに寄港していた航空母艦の乗組員との対照的です.日本人俳優は,熱演といったところでしょうか.  この作品が,もっとヒットしていたら,公開当時の航空母艦と積載戦闘機で,開戦時の連合艦隊と正面から戦闘になったら,どうなっていたのでしょうというような映画が続編になったかもしれませんが,現実はそうはなりませんでした.この作品の10数年後に創られた真珠湾ものが,薄れかけた真珠湾の記憶をより鮮明に後に残したのでした. 余談ですが,公開当時から,この作品のある一曲が,歌謡曲「マドンナたちの‥」に実によく似ていると思っていました.数年後に当の歌に作曲者のひとりとして名を連ねていました.
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[015]ランド・オブ・ザ・デッド
 洗脳者が死後脳を撃つさとうただお22005-09-01
 
 「相手はもはや人間ではなく,モノである.頭を打ちぬけ!」とは,兵士が軍事教練でうけるマインドコントロールのひとつなのだそうだ. やむをえないとはいえ、死の恐怖に駆・・・
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 「相手はもはや人間ではなく,モノである.頭を打ちぬけ!」とは,兵士が軍事教練でうけるマインドコントロールのひとつなのだそうだ. やむをえないとはいえ、死の恐怖に駆られて残忍な行為に及ばざるを得ない設定は,人間が人間として生活できない未来世界像であろう.  人間同士の貧富の対立を物語の横糸にし,D.ホッパーの演技をしてもあまりに月並みな展開なのが残念だ.
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[016]スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
 SF映画の金字塔さとうただお22005-08-29
 
善が悪に転化するどんでん返しで、EP4からEPEP6とEP1からEP3を見事につないだ傑作.20世紀に製作された前者は少数の善が巨悪を倒すコンセプトで,今世紀に製作された後者は悪が・・・
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善が悪に転化するどんでん返しで、EP4からEPEP6とEP1からEP3を見事につないだ傑作.20世紀に製作された前者は少数の善が巨悪を倒すコンセプトで,今世紀に製作された後者は悪が穏やかな平和を侵食していくコンセプトで対をなす.清廉潔白で恋すら禁じられたジェダイは、世俗離れした「戦う修道士・修道女」なのかもしれず、世俗的な欲が彼らにとっては「暗黒面」扱いなのはちょっと禁欲的すぎはしまいかと思う.ただ彼らの戦闘と権謀術策が少し長めだが最終作と思えば気にならない.全エピソードに出演したダースベイダーは悪を代表する名キャラクターとして後世に残るであろう.同時代に話題になった作品を多勢で見れて,その喜びをいつか思い出し気持ちを分かちあえる大作である.毎年現われる記録更新、話題沸騰、大きな数字に話題の俳優で固めた大作は、数々ある.しかし数年の時を越えてふつうに話題に出来る作品は多くない.この作品(スターウォーズシリーズ)は、あまたある話題作,大作のなかの金字塔といってよい.
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[017]アイランド
 ワンダフルさとうただお22005-08-17
 【ネタバレ注意】
巨大な組織の内部の者がその仕掛けを暴く、そのために組織から追いかけられる.アクション映画のお手本のような映画.音響と撮影がSF的なアクションにリアルな感じを効果的に与・・・
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巨大な組織の内部の者がその仕掛けを暴く、そのために組織から追いかけられる.アクション映画のお手本のような映画.音響と撮影がSF的なアクションにリアルな感じを効果的に与えている.人にすすめられる映画.長期的にみてヒット作になるでしょう.
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[018]亡国のイージス
 シージャックに対処するにはさとうただお22005-08-11
 
シージャック、それも国の重要な船が占拠されたと考えてみる.自国の船と国民に損害を与え、ゴジラよろしく東京湾に向かっている.シビリアンコントロールはほとんどなく、「制・・・
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シージャック、それも国の重要な船が占拠されたと考えてみる.自国の船と国民に損害を与え、ゴジラよろしく東京湾に向かっている.シビリアンコントロールはほとんどなく、「制服組」が事態を常にリードする.さて、どうしますか,という映画ですね。こういう映画を面白というのですか? 9.11以前でしたら面白かったのかもしれませんね。
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[019]ハスラー2
 より洗練された’80年代映画さとうただお22005-05-16
 
ステディカム・カメラを使った球の動きなど、映像にまだまだ見るべきものがある。「1」では「はずれ者」のしでかすことからにじみ出る陰が濃厚だったけれど、「2」では、より・・・
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ステディカム・カメラを使った球の動きなど、映像にまだまだ見るべきものがある。「1」では「はずれ者」のしでかすことからにじみ出る陰が濃厚だったけれど、「2」では、よりあっさり、商業ベースに乗っている感じである。P.ニューマンの闘志に火がついて、酒と放蕩のくり返しにならなければよいがとおもい、当時の受賞もさもありなんと感じました。
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[020]カッコーの巣の上で
 タイムカプセルさとうただお22005-05-06
 
アメリカにおいて虐げられた人々の権利承認が要請された時代の映画で、歴史的価値はあると思います。患者さん役の一人が「ゴースト」に亡霊役で出演していましたか。
  
 
[021]いまを生きる
 詩の力さとうただお22005-05-06
 
文学のなかでも詩は、特別な位置にあることと(欧米でですが)、ときとして、それは破壊的にはたらくことをこの映画は、現代に言い残しているように思います。
  
 
[022]ブレイブハート
 暗黒中世に光をあててさとうただお22005-05-06
 
中世の戦乱を描いて実に見事な作品といえるのではないでしょうか。戦闘シーンは、弓矢、歩兵、騎馬兵の順に敵陣の前に出るという当時の戦闘方法をよく見せてくれます。一介のア・・・
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中世の戦乱を描いて実に見事な作品といえるのではないでしょうか。戦闘シーンは、弓矢、歩兵、騎馬兵の順に敵陣の前に出るという当時の戦闘方法をよく見せてくれます。一介のアクション俳優が名作を創ったことには、惜しみない賛辞を送りたいとおもいます。
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[023]サルバドル/遥かなる日々
 未公開シーン公表が必要なわけさとうただお22005-05-06
 
未公開シーンをみることで、作品が見ちがえるように生き生きする作品です。ディレィターズ・カットや未公開シーンをおまけして、作品価値が変動するのは、オリジナル作品を商業・・・
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未公開シーンをみることで、作品が見ちがえるように生き生きする作品です。ディレィターズ・カットや未公開シーンをおまけして、作品価値が変動するのは、オリジナル作品を商業作品として当時の世に出したことへの弁解もあるでしょう。ただ、元大使のインタビューが良かった。南米の人はもともと保守的なんだというようなことを述べておられ、無防備な農民たちをかばおうとされていたように思います。
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[024]ローレライ
 和製歴史SFさとうただお22005-04-08
 
敗戦間際の軍司令部の混乱ぶりは故岡本喜八監督がかつて撮っていましたが、「ローレライ」は凄絶ですが及ばない描写ではないでしょうか。海軍首脳は当時、たぶん豊田副武で、役・・・
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敗戦間際の軍司令部の混乱ぶりは故岡本喜八監督がかつて撮っていましたが、「ローレライ」は凄絶ですが及ばない描写ではないでしょうか。海軍首脳は当時、たぶん豊田副武で、役者は体型からしてミスキャストでは。 潜水艦については、「レッドオクトーバー」のように政治的な任務を持つ非戦闘員が乗っていることが、敗戦国の潜水艦映画と一線を画すのでしょうか。 作品が、昭和20年前半、敗戦間近の、絶望的な「特別攻撃」をファンタジーで包もうとする意図は理解できます。けれども、第三の原爆投下とその未然防止のためとは、史実に照らして、はたしてどうなのでしょうか。もっとも原爆の後遺症の映画における似姿といえる「ゴジラ」が、盛んに首都に上陸したがったことをあわせると、「首都占領」「首都破壊」への恐怖は平和のなかにあって、絶えずにくりかえされるテーマなのかもしれませんが。
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[025]ゆきゆきて、神軍
 終わらない戦争さとうただお22005-04-08
 
凄惨な戦争のありさまの記憶が、映像により賦活されていく過程を描き出した作品でしょうか。南方に送られた陸軍兵は、それまで、山河にこもっても、生命を奪ったのはせいぜい昆・・・
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凄惨な戦争のありさまの記憶が、映像により賦活されていく過程を描き出した作品でしょうか。南方に送られた陸軍兵は、それまで、山河にこもっても、生命を奪ったのはせいぜい昆虫くらいでしょう。かの地では、米兵と戦い撃ちとるよりも、死の恐怖と戦いながらの、移動と退却、生き残りがそのほとんどだったのではないでしょうか。奥崎さんは、戦争の記憶を、戦後も心の傷から血を流しながら、一人忘れることの出来ずにいたのではないでしょうか。彼の行為は、平和時にあっては戯画的にならざるをえない。だから、真剣に自分の記憶を信じてくれる人を呼び寄せたのでしょう。それがまた劇画的なのですが。 最後まで奥崎さんに寄り添った奥さんが健気に思えました。
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[026]シベールの日曜日
 フランケンシュタイン変形版さとうただお22005-04-08
 
古くは(!)「みつばちのささやき」、はるか昔にあった「フランケンシュタイン」のトラウマ版でしょうか。児童ポルノという批判のそしりは現代ではまぬがれないでしょう。ただ・・・
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古くは(!)「みつばちのささやき」、はるか昔にあった「フランケンシュタイン」のトラウマ版でしょうか。児童ポルノという批判のそしりは現代ではまぬがれないでしょう。ただ、フランスのインドシナ侵略の際、主人公は飛行士としてアジア人の悲鳴と顔を目撃したのちに記憶を絶たれています。戦渦のただなかにあって、アジア人が映像に登場したのは、「フルメタルジャケット」よりも、先進的でした。帰国してからの生活は、現代ならばPTSDとして認められるでしょう。そして、PTSDに苛まれるものが、時として異常行為に及ぶことも、この映画は教えてくれるように思います。
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