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 「さる9000」さんのコメント一覧 登録数(33件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]早咲きの花
 反戦映画さる90002006-09-20
 
 良質な作品です。失明を宣告された写真家の主人公が故郷の姿を目に焼き付けるため里帰りする物語。難病テーマかと思ったら中身は反戦映画でした。 豊橋出身の作家・宗田理の・・・
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 良質な作品です。失明を宣告された写真家の主人公が故郷の姿を目に焼き付けるため里帰りする物語。難病テーマかと思ったら中身は反戦映画でした。 豊橋出身の作家・宗田理の「子どもたちの戦友」「雲の涯 中学生の太平洋戦争」「ええじゃないか17歳のチャレンジ」という3つの小説をベースに映画化されているようですが、いろんな要素が交錯しまとまりの悪い作品となっております。 回想シーンを中心に物語は進行していきますが、後半のほうでは主人公の一人称を離れて彼女の兄しか知らないはずのエピソードが描かれます。これは脚本的なミスではないでしょうか。  写真家にとって失明は命を失うに等しく、そのあたりのウェットな感じを浅丘ルリ子が好演しています。 目が見えるということは光を感じるということ。その光と時間の関係を「動かないものだけが写るピンホールカメラ」という小道具を用いることで、主人公の過去への想いを強調しております。特に子供の頃の回想場面が素晴らしく、スイカの盗み食いや隣町の子供とのケンカなど風景に溶け込んだ子役の活き活きした感じがよかった。
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[002]時をかける少女
 バタフライ・エフェクトみたいさる90002006-07-23
 
このオリジナルストーリーは大林版の正統的続編「時をかける少女2」という位置付けですね。大林作品の主役である芳山和子が登場します。 絵は平坦で好き嫌い分かれるが、物語・・・
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このオリジナルストーリーは大林版の正統的続編「時をかける少女2」という位置付けですね。大林作品の主役である芳山和子が登場します。 絵は平坦で好き嫌い分かれるが、物語は上手くできています。なかなかの傑作だと思います。 時間SFとしては「バタフライ・エフェクト」を思わせる場面があって笑える。でも最後はちょっぴりセンチな感動があります。 大林作品に思い入れのある「時かけ」ファンは是非見てほしい。
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[003]ハウルの動く城
 とてもよかったさる90002004-12-29
 
 評判悪いようですね(苦笑) こういう意見もあるということで書かせていただきます。  宮崎駿とかキムタクとかの話題性は抜きにして、これは素晴らしい作品です。本格ファ・・・
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 評判悪いようですね(苦笑) こういう意見もあるということで書かせていただきます。  宮崎駿とかキムタクとかの話題性は抜きにして、これは素晴らしい作品です。本格ファンタジーということでついていけない人も多いかもしれませんけど、複雑な世界観をよくまとめられていて、わかり易いほうだと思います。でも今までの宮崎アニメの延長で見てしまうとたしかに難解に取られてしまいがちですね。 一本の作品の中にいろいろな要素が入っています。反戦メッセージが少し鼻につくところですが、中心はやはり女の子が主人公のラブストーリーでしょう。90歳おばあちゃんの設定も時にさりげなく少女の姿に戻したり、とてもうまく演出されています。原作が読みたくなりました。(文庫化望みます) 映像的には欧風の自然描写に叙情感ある音楽が心地よいハーモニーとなっています。 ラストの倍賞千恵子も歌がよかった。歌詞が気持いい。  “火”というのがメタファーとして上手く使われています。火の悪魔カルシファーの扱いの難しい火。火は料理を作ったり城を動かしたり人に役立つものですが、一つ扱いを間違うとコントロールできなくなる。戦争は悪い火の象徴です。そして最後でカルシファーの火は生命を甦らせるのに活躍します。正しい火の扱い方が作品の裏メッセージにあるような気がしました。 総合的には『天空の城ラピュタ』以来の感激でした。
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[004]レッド・ドラゴン
 なかなか良いさる90002003-08-13
 【ネタバレ注意】
 『羊たちの沈黙』『ハンニバル』はサイコサスペンス云々という以上に役者の魅力で見せてくれた作品だった。本作は前2作以上に役者の光る作品に仕上がっている。アンソニー・・・・
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 『羊たちの沈黙』『ハンニバル』はサイコサスペンス云々という以上に役者の魅力で見せてくれた作品だった。本作は前2作以上に役者の光る作品に仕上がっている。アンソニー・ホプキンスをはじめ、レイフ・ファインズにエドワード・ノートン、それにエミリー・ワトソン、と演技派キャストのおかげでかなり豪華に感じた。とりわけワトソン演ずる盲人。ファインズとのぎこちない恋愛は、喩えようもなく悲しくて胸にグッと来るものがあった。ノートンの捜査官もなかなかのハマっていたと思う。  ストーリーはやや羊たちに似ている。脚本家が同じであることもあるが、特にFBIのプロファイリングが丁寧に描かれているあたりに共通点を見出せる。殺人者の猟奇性、レクターの存在感、クライマックスの駆引きに至るまで物語に引き込んでくれる。演出は手堅いです。 「撃たれても死なない」シーンが2回ある。それを映画の世界ではリアルだと言い切れるかどうか。実際拳銃で撃たれた人間は当たり所さえ良ければ簡単には死なないものであるが。  いままで軽快な作品ばかり手がけてきたラトナー監督であるが、しっかりとしたサスペンス作品を作ってくれたのは立派だと思う。少なくとも『ハンニバル』よりはずっと良いし、個人的には3作中で一番楽しめた。
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[005]西洋鏡 映画の夜明け
 時代の移り変わりさる90002003-08-13
 
 始まりはこんなふうだったのか、と興味深く見ることになった。 映画を初めてみる人々の表情が良いです。単純に面白がり驚く。映画を見てる人の表情とはこういうものなんです・・・
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 始まりはこんなふうだったのか、と興味深く見ることになった。 映画を初めてみる人々の表情が良いです。単純に面白がり驚く。映画を見てる人の表情とはこういうものなんですね。 時代設定は娯楽の主役が京劇から映画へと移り変わり始める黎明期。そこで描かれるは新しきものの台頭と古きものの衰退。古きものは廃れていくが、新しいものだけが必ずしも良いわけではない。主人公リウは英国人映画屋に今の中国をカメラに収めるよう言われる。古くとも良いものを映画を使って残せという。この作品は古き良き時代への想いを映画という切り口で描いている。映画ファンには嬉しい作品です。 主人公の表情が良いです。学生時代こんな顔したヤツがいたような。
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[006]バティニョールおじさん
 オヤジ臭さに好感さる90002003-08-13
 
 近年になってホロコースト下の一般市民をリアルに描く作品が多く公開されてるが、半世紀も経ってようやく語ることが可能になったということなのでしょうか。 ナチス占領下の・・・
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 近年になってホロコースト下の一般市民をリアルに描く作品が多く公開されてるが、半世紀も経ってようやく語ることが可能になったということなのでしょうか。 ナチス占領下のフランスが舞台。画面からはフランスの生活感というか生活臭が漂っており、リアリティのある作品に仕上がっています。 監督兼主役のジェラール・ジュニョによる冴えない小市民オヤジは自然体で演じているような味わいがある。実は重い作品なのに軽快な可笑しさを感じるのは彼の決してネアカキャラでもないのに天然オヤジ臭さがあるからだと思う。『ライフ・イズ・ビューティフル』のように子供に対して作為的でないかわりに、本音で子供と向き合い、時にケンカもしてしまう純情オヤジです。
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[007]エル・トポ
 率直な嫌悪感さる90002003-05-04
 
 DVD購入を検討するために久しぶりに見ましたが、この映像イメージには戦慄せずにいられません。醜さと美しさが同居するような、嫌悪感と恍惚感に満たされました。砂漠と空・・・
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 DVD購入を検討するために久しぶりに見ましたが、この映像イメージには戦慄せずにいられません。醜さと美しさが同居するような、嫌悪感と恍惚感に満たされました。砂漠と空の色合い、あるいは血飛沫と白衣のコントラストが印象的です。  西部劇、エロティシズム、宗教、フリークス、などいろんな要素が混在。意外に明確な映像は多くの隠喩を含み、例えばフェリーニやタルコスキーがそうであるように詩的な映像解釈が必要となる。おそらくは“解る”という次元なのではなく感覚的に“楽しめた”かどうかが評価の分かれ目となりそうであるが、実のところ私には嫌悪感のほうが強かったです。「1度見たらこの先10年は見なくてもいいや」ってな感じですか。この全編カルト要素に満ちた映像絵巻を好きな人はきっと何度も見て悦に浸るでしょうね・・・ある意味羨ましいですが(笑)。  新しい生命誕生と旅立ちのラストシーンはそのまま死から出発したオープニングに繋がっているあたりは見事です。完全にループになっています。オープニングのモノローグの意味もラストに至り“なるほど”と思わせてくれます。やはり大傑作でしょうね。
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[008]ビロウ
 なかなかの佳作さる90002003-05-04
 
 これは拾い物です。期待してなかったせいかもしれないが、たいへん楽しめた。アイデア満載の佳品だと思う。  潜水艦物+幽霊物ということで『K−19』+『ゴーストシップ・・・
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 これは拾い物です。期待してなかったせいかもしれないが、たいへん楽しめた。アイデア満載の佳品だと思う。  潜水艦物+幽霊物ということで『K−19』+『ゴーストシップ』といった感じの作品といってもいいかもしれない。戦争、サスペンス、ホラーといろいろな要素を詰め込んであるものの、展開に無理はなくスムーズに感じました。脚本家でもあるトゥーヒー監督の手腕でしょうね。  見どころ盛りだくさんですが、所々美しい描写にハッとさせられる。例えば潜水する時の泡立ちや爆雷が船体で撥ねる場面や水中で遭遇するエイの群れ、など等。錨で引っ掛ける武器の描写なんかも凄いと思った。鏡に映った顔が変化する怪現象には思わず笑ってしまった。スタッフの遊びが見れるシーンだ。  潜水艦物としては異色かもしれないが、やはり紛れもない潜水艦物として記憶されるべき作品だと思った。
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[009]ダークネス
 雰囲気が怖いさる90002003-05-04
 
 テーマはタイトルでもある“闇”に終結してますが、どうもいろんな要素がありすぎでいくつかは説明不足になってます。怪奇現象に重きを置いた展開ですが、結局は邪教(?)の話・・・
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 テーマはタイトルでもある“闇”に終結してますが、どうもいろんな要素がありすぎでいくつかは説明不足になってます。怪奇現象に重きを置いた展開ですが、結局は邪教(?)の話でありますので、あれもこれも詰め込む必要はなかったと思う。 “何か出そうだ”という感じの家の中の怖さと突然の効果音は充分すぎるほどの緊張がありましたけど、ただ心臓に悪いだけでストーリーとの結び付きがいまいちだったような気がした。 前半の各要素。つまり引っ越してきた家、怪奇現象、狂っていく夫、何かに気付く子供というのは『シャイニング』を意識しているように感じた。しかしそれにしては邪悪の根源が幽霊なのか、悪魔なのか、人間なのかがはっきりしない。その不明確な“何か”をイメージさせる力は『シャイニング』の足元にも及ばないと思った。 映像的には面白かったです。暗い廊下に丸い窓という構図が印象的。雰囲気を作ることには成功している。
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[010]タイムコップ
 ストーリーが散漫さる90002003-05-04
 
 P・ハイアムズにしてはスッキリしない作品です。 タイム・トラベルが出来るようになった近未来。過去が変化すれば現在も変化するといったお約束をネタに過去を変えようとす・・・
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 P・ハイアムズにしてはスッキリしない作品です。 タイム・トラベルが出来るようになった近未来。過去が変化すれば現在も変化するといったお約束をネタに過去を変えようとする悪役とそれを制止する警察官の活躍を描いた話。この手の話は過去の変化が主人公にどう影響するかがポイントでスリリングな展開を期待したいところですが、登場人物の説明が足りないせいか物語に入り込むことができなかった。 まず妻を殺された主人公の悲しみが持続しない。それに主人公と共に行動する女性警官もワケ有りのようだけど何者なのか分らない。  脚本がまとまりが悪いように思えます。作りようによってはもっと面白い作品にできたはずなのに平凡なB級アクションに甘んじてしまったような気もします。ヴァン・ダムも柔軟な肢体を振りかざすのみに終わっていました。 時間テーマのSFにはよくありがちな矛盾点ですが、この映画も幾つかありました。妻と夫の記憶のギャップはどうなのかと考えると、取って付けたようなラストはいただけません。 同一人物は接触すると消えてしまうというのも、もう少し説明がほしいところです。
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[011]ドラゴン危機一発
 怪鳥音は無いほうがさる90002003-05-04
 
 ストーリー、キャラ共に安っぽく気の抜けた作りになっている。が、フレームの中でブルース・リーが躍動すると画面は引き締まり3流映画が堂々の風格を放つようになる。それほ・・・
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 ストーリー、キャラ共に安っぽく気の抜けた作りになっている。が、フレームの中でブルース・リーが躍動すると画面は引き締まり3流映画が堂々の風格を放つようになる。それほどまでにあの表情、動きには惹きつけられる。  下の方も書いていますが、飛ばされて壁を破って人型の穴が開くシーンは唖然とさせられた。 また注目すべきシーンとして、リーが工場長になった後みんなで一列行進する場面でトホホな気分を味わうことになる。  流血が多いことも気になった。ラストまで血が出すぎ。大量殺人の場面もあるし。 ラストのナイフVS素手の対決はなかなかの見ものです。この作品では怪鳥音はまだ入っていないそうだが、私の見たビデオは怪鳥音入りバージョンだった。全て後から適当なやつを入れているせいかアチョ〜を言い過ぎているような気がした。
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[012]ラスト・プレゼント
 典型的メロドラマさる90002003-04-13
 
 韓国お得意のお涙頂戴メロドラマ典型路線、というべきかな。このベタな展開にノレればハッピー。ダメならシラケた鑑賞になると思う。私はダメなほうでしたが、これは感性の問・・・
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 韓国お得意のお涙頂戴メロドラマ典型路線、というべきかな。このベタな展開にノレればハッピー。ダメならシラケた鑑賞になると思う。私はダメなほうでしたが、これは感性の問題なので仕方がありません。しかし作品の志と言うか、役者たちを通じて描かれる愛情や悲しみはストレートに伝わってきたし、所々でウェットな気持ちにもなれた。 “笑い”と“泣き”という要素が作品の中枢にあるが、“泣き”ばかりが前面に出ていたような気がします。“笑い”を前面に出せれたらもっと感動作にできたと思います。
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[013]至福のとき
 想いを重ねるさる90002003-04-13
 【ネタバレ注意】
 『街の灯』みたいになってしまったら嫌だな、と思っていたら予想を裏切る展開に少し驚いた。ラストはハッピーエンドではなく、かといってアンハッピーとも言いがたい。 少女・・・
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 『街の灯』みたいになってしまったら嫌だな、と思っていたら予想を裏切る展開に少し驚いた。ラストはハッピーエンドではなく、かといってアンハッピーとも言いがたい。 少女はどうなってしまうのか? おじさんは死んでしまうのか? そして“これでいいのだ”と自分を納得させるのに時間がかかった。  最後は人への思いやりの溢れる素晴らしいシーンで終わる。 少女はおじさんたちが自分を騙していることを知っていた。この“騙し”はおじさんたちの愛である。少女は素直に受け止めた。それを知った仲間たちはテープで流れる少女の声におじさんの最後の“騙し”を重ねる。これが遺言になるかもしれない。おじさんたちは真剣に読み上げる。たった一人で歩き出している少女におじさんたちの声(=想い)が重なる。 この作品もそうだがチャン・イーモウの映画は見るたびに勇気つけられる。見た後は人に優しくしたくなってしまう。作品にそういう力がある。(涙)
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[014]ボーン・アイデンティティー
 アクションは良いが・・さる90002003-04-13
 
 B級スパイアクションとしてまずまずの出来。荒唐無稽路線に走らなかったところが良い。 マット・デイモンの格闘アクションには期待してなかったけれど、そこそこカッコ良く・・・
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 B級スパイアクションとしてまずまずの出来。荒唐無稽路線に走らなかったところが良い。 マット・デイモンの格闘アクションには期待してなかったけれど、そこそこカッコ良く見せてもらいました。やはり存在感のある役者です。といっても、格闘シーンはずいぶんとカメラワークや音響に助けられていたように思う。敵が弱すぎるのが気にもなったけど。 それからなんと言っても中盤のカーアクションは一番の見所。ゴチャゴチャしたパリの街中を激しく暴走する。迫力がある。 アクション全般は見事な出来だと思うが、それ以外はいまいち粗いように感じた。  記憶を失った工作員という設定は『バイオハザード』などと同じだが、この作品も物語を引っ張る要素としてよくできていると思う。しかし自分の記憶を取り戻す物語がアクションの中に埋もれてしまって印象が薄い。何故彼に刺客が次々と襲い掛かかってくるのか、動機が弱かったように感じる。物語にアッと驚かせるようなヒネリがあればポイントの高い作品になったと思う。
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[015]わすれな歌
 ロードムービーさる90002003-04-13
 【ネタバレ注意】
 タイ製ロードムービーと呼んでもいいでしょうね。 あまりに純朴な主人公。自分の一途な気持ちを歌にして訴えるのはいいが、あまりに熱唱しすぎて倒れてしまう。倒れるほどに・・・
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 タイ製ロードムービーと呼んでもいいでしょうね。 あまりに純朴な主人公。自分の一途な気持ちを歌にして訴えるのはいいが、あまりに熱唱しすぎて倒れてしまう。倒れるほどに一生懸命な姿が可笑しい。 物語は予測のつかない展開です。惚れた女と結婚したらすぐに徴兵。そしてタレント下積み生活。これが結構長い。家には可愛い奥さんが待っているのに大丈夫かな?と思っていたら突然の事故!、そして脱走、日雇い労働者、また脱走、乞食生活、刑務所送り・・・と、悪運に弄ばれながら物語は進む。結構残酷です。  サダウがペンに会うためにペットボトルに故郷の水を持っていくシーンや野外映画における弁士の語りなど、タイならではの文化の一端を見たような気がした。
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[016]ストーカー
 良い作品でしたさる90002003-03-26
 
 なかなかの佳作ではないでしょうか。映像センスがよい。構図がカッコイイ。監督はMTV出身ということで、最近あちらからの映画転入生が増えているが、インパクトの強い映像・・・
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 なかなかの佳作ではないでしょうか。映像センスがよい。構図がカッコイイ。監督はMTV出身ということで、最近あちらからの映画転入生が増えているが、インパクトの強い映像はあってもそれだけという作品が多い。その点この作品はバランスよくやっていると思う。どこにでもいそうな普通の男の病的な部分を静かに露わにさせていく演出。一見優しい男の孤独感を冷徹に見つめた描写。日常から一線を越えてしまう人間心理を淡々と描いている。地味なサイコサスペンスかもしれないが、単純なストーリーゆえに映像力で引っ張られる。  ロビン・ウィリアムスが好演してますね。『インソムニア』に続き、見事な悪役。人の良さそうなおじさんがそのまま良い人をやっても面白くない。これからもどんどん悪者になってほしいです。
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[017]黄泉がえり
 テンポの悪い映画さる90002003-03-16
 
 感動的な映画だと思うが、複雑な気分で映画館を出ることになった。 ある地域の複数の死人たちが死んだ時の姿のままで生き返る、という設定はよいと思う。しかし設定を補うは・・・
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 感動的な映画だと思うが、複雑な気分で映画館を出ることになった。 ある地域の複数の死人たちが死んだ時の姿のままで生き返る、という設定はよいと思う。しかし設定を補うはずの考証がまったくなされていない。 生き返った死者とその家族との出会い瞬間が皆穏やかだ。まるで数年ぶりに会う旧友との出会いのようだ。こういったリアクションはウソっぽい。普通ならばもっと驚きと動揺があると思う。だから田中邦衛一家の手話のエピソードにしても本来ならば涙腺が緩むはずだが興醒めである。  まあ、こうした点を除けば、主人公たちの苦悩や希望は良く伝わるし、ラストに至るトリックや物語のケリの付け方も悪くないと思う。生き返った人たちと彼らを取り巻く人々の細かなエピソードもそれぞれ見応えがある。中でもラーメン屋を経営する女主人の夫の生き返りとアルバイト店員の兄の生き返りのエピソードはサイドストーリーでありながら主人公の物語より面白い。  RUIのコンサートのカットが妙に多いのが気になった。この編集は間違っているように思う。全体的にテンポの悪い物語をクライマックスで余計におかしくしてしまった。それまで好演していた竹内結子もラストで失速。
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[018]火山高
 ラストの死闘だけGOODさる90002003-03-16
 
 パワー(?)だけはある無茶苦茶な映画。まったく弾けてます。 あまりに漫画的な映像の連続。見所といえば過剰すぎるアクションシーンの数々。韓国映画界のノリの良さをまた・・・
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 パワー(?)だけはある無茶苦茶な映画。まったく弾けてます。 あまりに漫画的な映像の連続。見所といえば過剰すぎるアクションシーンの数々。韓国映画界のノリの良さをまた一つ認識させられてしまったような気がする。 学園を舞台にした生徒VS教師という設定と雑多なキャラ配置。ストーリーは無きに等しい。いろいろと粗雑に感じる。これを面白いと思えるかどうかは感性の問題。私にとっては全くつまらなかったです。 ただラストにおける教頭先生との死闘は破壊力とスケール感があり、ある意味「名勝負」と言えるシーンだと思った。ここだけ見て帰ってもよかった。教頭役をやった役者の表情に一票である。
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[019]ゴーストシップ
 ありふれた展開さる90002003-03-16
 
 オープニングの惨劇からオオッ!と思わせられるが、劇中にそれ以上の映像インパクトが無かった。 幽霊船という舞台は過去の映画ではありそうであまり無いモノだけど、演出が・・・
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 オープニングの惨劇からオオッ!と思わせられるが、劇中にそれ以上の映像インパクトが無かった。 幽霊船という舞台は過去の映画ではありそうであまり無いモノだけど、演出が静かなせいか船そのものを恐怖の対象に感じなかった。 謎解きについては昨今のホラー映画に多い難解な路線ではなく明瞭にまとめている。テンポも良いし気軽に楽しめる映画であるから、見ても損はない。ただ、あまりにセオリー通りの展開なのが不満である。これではホラーのファンは満足できないと思う。 製作費の問題もあると思うが、欲を言うならば美術と音楽にもっと工夫がほしい。船の造形が見事なだけに残念だ。
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[020]ギャング・オブ・ニューヨーク
 スコセッシの異色作(意欲作?)さる90002003-03-16
 
 戦いも殺しもあって混沌としている街。悪い奴はもちろん、そうでもない奴等までが混沌からのし上ろうとしている。例えば消防部隊同士の大喧嘩に象徴される気性である。ニュー・・・
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 戦いも殺しもあって混沌としている街。悪い奴はもちろん、そうでもない奴等までが混沌からのし上ろうとしている。例えば消防部隊同士の大喧嘩に象徴される気性である。ニューヨークは今も昔もエネルギッシュだ。そんなことを思わせてくれる作品となった。  スコセッシ監督のことだからリアルな描写に期待したが、少し違和感を感じた。巨額な製作費を投じてずいぶんと煌びやかなイメージを創ってしまったようだ。絢爛豪華な美術の素晴らしさが突出している。そしてディカプリオとキャメロン・ディアスという華あるスターの存在感。脇役も豪華で言うことなし。なのにこの監督の得意とする人物描写は失敗しているように感じた。 映像の豪華さに比べて物語に求心力がない。いつものスコセッシ映画とは違うようにも思える。彼の作品としては異色作かもしれない。
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[021]スコルピオンの恋まじない
 情けない顔が最高さる90002003-03-16
 
 ウッディ・アレンのラブコメディ。まあ、無難で小粒な作品といったところでしょうか。 アレンの夢遊行動時のマヌケ面。眉毛の垂れ下がった顔があまりに情けなくて思わずニマ・・・
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 ウッディ・アレンのラブコメディ。まあ、無難で小粒な作品といったところでしょうか。 アレンの夢遊行動時のマヌケ面。眉毛の垂れ下がった顔があまりに情けなくて思わずニマニマしてしまいます。 毎回アレン映画を見て思うのは役者が洒落てるってこと。ハントもエイクロイドもセロンも気張りすぎず素敵でした。 いくつか好きなセリフがありましたが、見終わってほとんど覚えていないことに気付いた。昼下がり午後3時に見た映画として、ぼんやり時の流れに身を任せてしまった。そんな安心できる映画です。
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[022]8人の女たち
 わがままな女たちさる90002003-03-16
 
 華やかな作品ですね。宝石や花に彩られたタイトルからもう豪華絢爛に仕上がってます。それからクセ者女優たちの競演。これだけ集めて全員主役(助演?)、という点が凄い。 ・・・
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 華やかな作品ですね。宝石や花に彩られたタイトルからもう豪華絢爛に仕上がってます。それからクセ者女優たちの競演。これだけ集めて全員主役(助演?)、という点が凄い。 物語は密室殺人ミステリーってとこでしょうが、犯人探しへの手がかりが全くバラバラというか、ただ面白い。みんな怪しいじゃないか(笑)。 フランス人は自己主張が強い人種であると前々から思っていたけれど、もうそんなレベルじゃないね。ここに登場する女優たちのウルサイこと。犯人捜しというポーズではなく、とにかく相手を徹底的に疑い、暴露し、あるいは憎しみ愛し、誰が味方で誰が敵で好きで嫌いかというワガママ言いたい放題で、見る側としては面白すぎてそのうち犯人なんて誰でもよくなってしまう。そして事件はアッと驚く結末へ。真犯人の正体が分った直後のオチには面食らいました。  ミステリーだけではなくミュージカルという側面もあり好感が持てる。真っ赤なドレスのファニー・アルダンが色っぽくてイイじゃないですか。そしてやはり凄いのはイザベル・ユペールでしょう。。歌の場面で片目から涙を流すところなんてゾクッときた。最後の大化けもgoodである。 セリフ中心の室内劇と可愛いミュージカル。女優の魅力のみで勝負した高級演劇。
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[023]カンパニー・マン
 ビジュアルセンスいいねさる90002003-01-24
 
 計算された色彩トーン。独特なビジュアルと音響効果。そしてSF感覚。センスの良いイメージの数々はさすが『CUBE』の監督。大いに目を楽しませてもらいました。 ビジュ・・・
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 計算された色彩トーン。独特なビジュアルと音響効果。そしてSF感覚。センスの良いイメージの数々はさすが『CUBE』の監督。大いに目を楽しませてもらいました。 ビジュアル的に想起されるのは『時計じかけのオレンジ』『マトリックス』『ダークシティ』『オープン・ユア・アイズ』といったところでしょうか。そんな雰囲気が漂っています。 贅肉が全く無かった前作より洗練されているとは思わないが、これはこれで面白いし「よくぞ作った」と言える出来だと思う。カルト的な魅力もある。  作品は終盤に近づけば近づくほど謎が深まっていくようになっている。物語はサスペンスフルな展開を経て、いよいよ混乱しかけた頃どんでん返しとなる。これには参った。 主人公の人物設定が不安定で、周りの位置付けが定まらないまま「実は私の正体は・・」となっても唖然とするだけ。ビジュアルに力を注いだぶんストーリーが雑になってしまったか?それとも脚本も凝り過ぎてそうなった? 次作ではシンプルなストーリーを求めたい。  ルーシー・リューは髪を下ろさないほうがエキゾチックで好き。
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[024]マイノリティ・リポート
 一度見ただけでは把握しにくいさる90002003-01-24
 【ネタバレ注意】
 未来テクノロジー描写は満点。アクションシーンは及第点。シナリオは不合格を付けなければいけませんね。 物語が混み入っており見ていて疲れたというのが正直な感想です。 ・・・
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 未来テクノロジー描写は満点。アクションシーンは及第点。シナリオは不合格を付けなければいけませんね。 物語が混み入っており見ていて疲れたというのが正直な感想です。 その理由は「トムによる殺人を犯してしまうのだろうか?」という話が決着も中途半端なままに途中から「溺死した女性のイメージとは何だろう?」という謎解き話にシフトしていくからです。この2つの話が直接に関係ないため、両エピソードの交差点をうまく整理しないと混乱する。最後のほうになってトムの別れた奥さんの登場が急に多くなるし、敵のはずの男はあっけなく殺されてしまう。そしてラストのどんでん返しに収束されていくが、そこに至るまでの紆余曲折は一度見ただけでは把握しにくい。とりわけトムの息子に関する話は何の解決もなかったような気がする。 (いや、私の理解力が足りなかったのかもしれませんが)  サマンサ・モートンのトリッキーな演技が印象的でした。怯えながら叫ぶ姿は見応えあり。
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[025]K−19
 予告編は見てはいけないさる90002003-01-23
 
 予告編やTVの宣伝などの外部情報をほとんどシャットアウトしてきたのは正解だった。(よくぞ頑張りました) 潜水艦内クルー同士の確執と外部の敵との両挟みが生み出すサス・・・
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 予告編やTVの宣伝などの外部情報をほとんどシャットアウトしてきたのは正解だった。(よくぞ頑張りました) 潜水艦内クルー同士の確執と外部の敵との両挟みが生み出すサスペンス・・・またこのパターンかと思って見ていたら違っていました。戦争物と言うよりパニック物だ。 なるほど。原子力潜水艦内部には“放射能”というもう一つの敵がいるわけで、それは敵国よりも強大な“人類の敵”なわけですね。 映画は中盤以降から放射能と闘う話が重くのしかかってくる。僕は意図して映画宣伝を見ない主義なので退屈しなかったが、一緒に行った知人はそれを知っていたため前半はずいぶん長く感じたそうだ。たしかにこの話のテーマを知っているのと知らないとでは大きく印象が異なると思う。  潜水艦のセットは大作らしい立派なものだ。映像的にも見事な出来栄えだと思う。しかし人物の葛藤が静かな点は物語の起伏を弱くしてしまってるような気がする。映画が終わってハリソン・フォードとリーアム・ニーソン以外の人物はなぜか顔が思い出せない。 目に見えないものの恐怖。放射能漏れのランプが不気味に点滅する場面はなかなか怖いものがある。音楽を廃して、このあたりの描写に力を入れたら、ラストの人間の尊厳を称えるシーンはより感動的になったと思うが。
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[026]リング
 つまらんと思って見たら面白かったさる90002003-01-22
 
 まったく期待も無しに見たせいか意外に面白く見ることができた。続編やリメイクが作られるのも判る気がする。 ビデオや写真という小道具の活かし方、超能力(呪い)を使った・・・
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 まったく期待も無しに見たせいか意外に面白く見ることができた。続編やリメイクが作られるのも判る気がする。 ビデオや写真という小道具の活かし方、超能力(呪い)を使った殺人者の姿が徐々に露わになってくる展開など等、最後までダレることなく見せてくれた。原作に依る点は大きいが、小説にノレなかった私としてはこの映画作品のテンポのよさに引き攣られたと言ってもいいと思う。 驚愕の死顔やゆがんだ写真、不気味なバックグラウンドなど怖がらせる感覚はなかなかなものである。肝心のビデオも不可解で気持ち悪い。前半で女子高生が押入れで死んでいるのを母親(?)が発見する場面を突然挿入させるドッキリ演出には飛び上がった。(こういうのに弱いんです) この作品を「怖い」「怖くない」という視点で見るのはつまらない見方だと思う。話の柱はあくまでも謎解きにあり主人公の死へのカウントダウンと共にクライマックスに向けて緊張感を盛り上げている。 ラストに至りすべてのカラクリが解けたようにも見えるが、肝心の部分は謎のままに終わっている。何故こんなビデオを作ったのか?超能力者貞子は何がやりたかったのか?という点です。突っ込みを入れようとするならばいくらでも出来るが、なぜかあまり気にならない。出来のいいB級作品とはそういうものなのだと思う。
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[027]アンドロメダ…
 地味だが傑作さる90002003-01-22
 
 思わず“サイエンス・フィクション”呼びたくなるような作品であるが、今の時代となってはSFとは言いがたい。精巧に作られたセミドキュメンタリー・ドラマのようでもある。本・・・
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 思わず“サイエンス・フィクション”呼びたくなるような作品であるが、今の時代となってはSFとは言いがたい。精巧に作られたセミドキュメンタリー・ドラマのようでもある。本当にあってもおかしくない話ですね。 全体に地味で音楽の少ない映画。これが『ウエスト・サイド・ストーリー』『サウンド・オブ・ミュージック』の監督による作品かと思うと少し驚く。同ジャンルでも後年ワイズ監督が手がける『スタートレック』なんて音楽鳴りっぱなしだったような気がする。  優れているのは一つ一つのシーンが丁寧に描写されているということ。特に冒頭の死に絶えた村がよくできている。そして続く地下研究施設もよくできている。 地下5階に至る滅菌処置のシーン細かさ。それから無機質なシステムの中での主人公たちの人間味。こうした丁寧な描写は、音楽を廃した効果音と結びつき、迫真性を持ったドラマを造り上げている。 未知の細菌を解明しようとする研究者の活躍というテーマ。題材が題材だけに退屈しがちなところを実に巧みに演出している。 SFXに枯渇していた当時はウケなかっただろうね。むしろ今見てこそ新鮮に感じる作品だと思う。たいへんな傑作です。
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[028]未来世界
 前作は面白かったのにさる90002003-01-20
 【ネタバレ注意】
 こりゃダメですね。 前作と違ってストレートなサスペンスに徹したのはいいがテンポが悪い。 陰謀そのものはクローン人間という大仕掛け。だがどうもそうする動機が弱すぎる・・・
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 こりゃダメですね。 前作と違ってストレートなサスペンスに徹したのはいいがテンポが悪い。 陰謀そのものはクローン人間という大仕掛け。だがどうもそうする動機が弱すぎるように思える。 悪役のボスのインパクトが弱い。ヘンな日本人型刺客の登場は大いに興醒める場面。つまらん。 雑多なエピソードの中でクラークというガタのきた旧式ロボットと製作者であるオッサンとのやり取りはこの退屈なドラマの中で唯一記憶に残る。 主人公がクローン作りのデータを取られた時点で何故に殺されなかったのか分らない。クライマックスで主人公たちがクローン人間に勝った理由もよく分らない。ヒロインの夢の中の王子様が何故にユル・ブリンナー?。くだらん出演は意味が無い。
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[029]ウエストワールド
 今見ても楽しいさる90002003-01-20
 
 子供の頃TVで見て強烈な記憶が残っている作品。 とにかく怖かった。執拗に追いかけてくる無表情の殺人者。逃げても逃げても追いかけてくる。手に汗握りながら画面に見入っ・・・
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 子供の頃TVで見て強烈な記憶が残っている作品。 とにかく怖かった。執拗に追いかけてくる無表情の殺人者。逃げても逃げても追いかけてくる。手に汗握りながら画面に見入ったTVの洋画劇場でした。  そして今回何十年かぶりにビデオで鑑賞。 この手のパターンはたくさん見てきたしこちらの目も肥えているため期待はしてなかったが、意外にも楽しく見ることができた。もしフラットな気持ちで見ても充分楽しめるレベルの物だと思う。 コントロールを逸したロボットテクノロジーが人間を襲うというパターンは当時はまだ新しかったに違いない。その延長に『ターミネーター』や『ジュラシックパーク』やその亜流作品がある。当然ビジュアル的にはそれらの足元にも及ばないであろうが、『ウエストワールド』にはあの時代のSF独自の良き味わいがある。
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[030]JAWS/ジョーズ
 ビックリなシーンさる90002003-01-20
 
小学校6年生の時に初めて見ました。 海に沈んでいる船の穴から死体が覗くシーンに度肝を抜かれました。 心臓が止まるかというくらいにビックリしました。 いままでたくさん・・・
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小学校6年生の時に初めて見ました。 海に沈んでいる船の穴から死体が覗くシーンに度肝を抜かれました。 心臓が止まるかというくらいにビックリしました。 いままでたくさんの映画見てきてあんなに驚いたのは「ジョーズ」と「キャリー」だけです。
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