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 「ジーナ」さんのコメント一覧 登録数(1774件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]カティンの森
 暗く深く沈むジーナ2011-09-20
 
ユダヤ人やポーランド人を虐殺したヒトラーに比べ、語られる事のなかったスターリンによるポーランド人将校大量虐殺を描いた作品です。 ナチスが行ったとされていた虐殺の真相を興味深く鑑賞できまし・・・
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ユダヤ人やポーランド人を虐殺したヒトラーに比べ、語られる事のなかったスターリンによるポーランド人将校大量虐殺を描いた作品です。 ナチスが行ったとされていた虐殺の真相を興味深く鑑賞できました。 特に殺し方はインパクト大で衝撃的でしたね。 アウシュビッツの大量殺戮とは異なり、一人ひとりを淡々と素早く殺すその光景はまるで工場の流れ作業・・・。 役割分担をした工員が毎日同じ事を何時間だか繰り返しているその光景だけは、映画のストーリーを忘れようとも記憶されているであろう強烈な印象を残してくれました。 ストーリーのほうは、希望を捨てず待ち続ける家族を軸にドラマ展開していきます。 戦後になっても尚カティンを口に出来ないポーランドの事情までを描いているのは良かったですね。 女性たちの引き締まった表情も胸に響きました。 決して美人とは言えない女性も含めて、みなさん美しかったです。 演出自体は地味ですが、オープニングから居心地が悪いほどの緊迫感を味わえます。 ドイツからもソ連からも攻め入れられたポーランドの苦境が序盤のシーンで見事に表現されているのも要チェックですね。 派手さはないですが、エンディングからエンドロールへの流れ方なども含めてズッシリくる作品でした。 ただ、登場人物が多いのでドラマとしては感情移入しにくいですね。 監督の父親が実際にカティンの森の犠牲者という事で、あえて客観的に事件を描こうとしたのかもしれませんが、もう少し主観的な視点でドラマを紡いでも良かったのではないでしょうか? 広く浅くではなく、深く濃いドラマが観たかったな・・・。 カティンの森事件自体の知識は無くても大丈夫ですが、それほど説明的な作風ではないので第二次世界大戦のドイツ・ソ連・ポーランドの関係などは予備知識として持っていたほうが良いと思います。
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[002]アーマード 武装地帯
 加齢臭がしてきますジーナ2011-08-25
 
廃工場内でストーリーが展開するので「武装地帯」というほどのスケールの大きさは感じられません。 せめて警察側の視点、出来るなら警備会社側の視点も入っていると厚みのあるクライムサスペンスにな・・・
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廃工場内でストーリーが展開するので「武装地帯」というほどのスケールの大きさは感じられません。 せめて警察側の視点、出来るなら警備会社側の視点も入っていると厚みのあるクライムサスペンスになったでしょうね。 それでも「武装地帯」とはいきませんが(笑) 肝心の強奪計画も行き当たりばったりという感じで見応えがありませんでした。 もしかしたらこの計画の甘さでスリリング感を味わせようとしたのかもしれませんが、単にリアリティを感じられないだけでしたね。 計画がグダグダだったとしてもお洒落で洗練されたイマドキのクライム映画に仕上がっていれば良かったのですが、結構シリアスな作りなのでこっちもそれなりのものを期待しちゃうんですよ。 これといって斬新なアイデアがある訳でも練りに練られた脚本でもないのに、「お金は人を変える」というクライム系では使い古されたテーマであえて映画を製作した理由が見つかりませんね。 人物描写が薄いので一人ひとりの動機や本気度が伝わってこず、入り込めないのも勿体なかったですね。 それぞれのキャラクターにスポットを当てるのは時間的に無理だとしても、元軍人のタイぐらいは掘り下げて欲しかったです。 ハイテク機器が登場しない地味さに加え、アクションも地味なのでサブタイトルの武装地帯からダイナミックなアクション映画を期待するとかなりガッカリすると思います。 このアクション量から考えると大げさなタイトルをつけすぎでしょう。 マット・ディロン、ジャン・レノ、ローレンス・フィッシュバーンといったデップリ系濃ゆ〜いオヤジが揃っているのでキャラクター性が薄くてもそれなりに鑑賞できました(笑) 若手の役者さんもアマウリー・ノラスコやスキート・ウールリッチなどワルぶった感じの似合う方たちなので雰囲気は上手く出てましたね。 ただ、肝心のキャラクターであるタイを演じた役者さんが他に比べ存在感がないのはどうかと思います。 ある意味、主人公と言えるキャラなわけですから、もう少しインパクトのある役者さんが良かったカナ・・・。 演出はなかなか緊張感がありますし90分弱とコンパクトな作品なので飽きることはありませんでしたが、どこかで観たことのあるような新鮮味に欠けるストーリーでした。 退屈はしませんが、わざわざ借りて観るほどの内容ではないか・・・へんに期待しなきゃ無難に鑑賞できますけど。
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[003]グリーン・ゾーン
 アメリカの言い訳ジーナ2011-08-16
 
こんな感じの映画が多すぎてストーリーが全く記憶に残りません(爆) イラクの大量破壊兵器とか無法地帯での任務とか見飽きた感が・・・。 主役がマット・デイモンというのもあんな映画やこんな映画・・・
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こんな感じの映画が多すぎてストーリーが全く記憶に残りません(爆) イラクの大量破壊兵器とか無法地帯での任務とか見飽きた感が・・・。 主役がマット・デイモンというのもあんな映画やこんな映画とカブってきます(笑) グレッグ・キニアもいつものような存在感ではなかったカナ・・・。 でも、彼ら実力派キャストにだいぶ助けられてます。 実際、これが無名キャストばかりだったらまともに観れるストーリーじゃありませんからね(爆) 予定調和なストーリーですが真相を明らかにしていく展開はサスペンスフルに仕上がっていますし、薄々分かっていても誰を信じるべきか分からない状況はスリリングでよかったです。 もう少し国防総省側の企みに迫れると社会派なテイストが強まって見応えが出たと思います。 むやみに揺れるカメラワークはどうかと思いますがエキサイティングなアクションシーンの連続やダイナミックな映像、アクション映画の中に感じるリアリティはポール・グリーングラス監督らしさが出ていたと思います。 効果音の使い方も良かったですね。 ただ、全体的に画面が暗めで観にくかったのが残念です。 観ていて退屈する事はないですが、色んな意味で真新しさに欠けるので印象に残りにくい戦争アクションドラマになってしまいました。 ストーリー展開にメリハリがないから、正直120分以下の作品とは思えないほど長く感じたカナ・・・。 とは言え、繰り返しになりますが、、娯楽アクションというにはヘビーな内容でも前半から派手さのある作品なので決してつまらなくはないです。 タイムリーな時に観ていればもっと素直に楽しめたかもしれませんね。
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[004]ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
 痛快なダメキャラたちジーナ2011-08-09
 
史上最悪の二日酔いの中、消えた花ムコを探すという副題そのままのストーリーです(笑) シンプルなストーリーながら、昨夜の記憶がまるでない登場人物たちが何とか自分達の行動を思い出し花ムコを見・・・
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史上最悪の二日酔いの中、消えた花ムコを探すという副題そのままのストーリーです(笑) シンプルなストーリーながら、昨夜の記憶がまるでない登場人物たちが何とか自分達の行動を思い出し花ムコを見つけ出そうとする発想がユニークですね。 トラ?!赤ちゃん?何故パトカー?結婚?チャイニーズマフィア?!ナゼ全裸?など訳のわからない状況で答えを見つけ出していく過程が面白かったです。 ヘソピアスとか地味な小ネタも効いてました。 爆笑は難しいけど、終始ニンマリできるコメディですね。 下ネタもありますが不思議と好感が持てましたしイイ感じにお馬鹿なので、展開がそれほど速くなくても飽きずに鑑賞できました。 とっ散らかっているようでしっかりまとめた構成も素晴らしいですね。 終盤で急ぎ足になってしまったのはチョット残念でしたが、2日間の出来事をダラダラさせずコンパクトに仕上げたのは良かったと思います。 今ではすっかり売れっ子のブラッドリー・クーパーは二日酔いでも色気が漂っていましたし、出番は少ないながらジャスティン・バーサも素敵でしたね。 相変わらず童顔で可愛いヘザー・グラハムやマイク・タイソンなどのビッグネームも登場します。 他の役者陣は華やかさにかけますが、キャラクター性と各々の個性が見事にマッチしてました。 特にザック・ガリフィアナキスのズレたテンポがクセがハマってましたね。 歯科医役のエド・ヘルムズや裸のマフィアもGOOD サスペンスの基本を踏まえつつ、トラブル続きの展開でドタバタさせているので単なるお馬鹿映画よりは見応えがあると思います。 エンドロールまで楽しめましたし、スッキリさせてもらいました。 ラスベガスやバチェラーパーティなど日本人には馴染みのない文化なので感情移入は出来ませんが、アメリカらしいコメディをダラ〜と観たい方にはオススメですよ。
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[005]赤ちゃんはトップレディがお好き
 ジャムが気になるジーナ2011-08-02
 
予期せぬ子育てに振り回されるキャリアウーマンの奮闘を描いたコメディドラマです。 お荷物でしかない子供に少しずつ愛情を抱いていく展開は予定調和ですが、おむつの交換にまごついたりお互・・・
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予期せぬ子育てに振り回されるキャリアウーマンの奮闘を描いたコメディドラマです。 お荷物でしかない子供に少しずつ愛情を抱いていく展開は予定調和ですが、おむつの交換にまごついたりお互いが仕事優先というドライな恋人関係などユーモラスな演出に楽しませてもらいました。 高価なインテリアなどリアリティには欠けるものの、共感できる小ネタが満載でしたね。 前半の都会での生活とは正反対の田舎の暮らしぶりもまたGOOD 田舎ならではの悩みが笑いを生んでいますし、ちょっとしたサクセスものの風味もありつつロマンスも付け加えていて前半と後半の二度楽しめる構成になっています。 コミカルな演技がキュートなダイアン・キートン、いけ好かない男にピッタリのジェームズ・スペイダーにサム・シェパードなど実力派揃いのキャスティングの中、、抜群に光っていたのが子役のコ!!! 表情もいちいちチャーミングだし、ニコっと笑った時の顔がまた最高に愛らしいんです。 母性のかけらもない私ですらクラッときたほどです(爆) 良くも悪くも80年代らしいオーソドックスな作品で良くも悪くもナンシー・マイヤーズらしい心温まる作品に仕上がっています(笑) こういう気軽に安心して観れるコメディもたまには良いですね。 ファッションなどの古臭さはありますが、今でも無難に鑑賞できると思いますよ。
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[006]奴らに深き眠りを
 メリハリが欲しいジーナ2011-07-23
 
アメリカに実在した犯罪組織の実体を描いたギャング映画です。 刑期を終えて刑務所から出てきたバンビーが再びギャングの世界に足を踏み入れることから始まるストーリーですが、何かと張り合う・・・
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アメリカに実在した犯罪組織の実体を描いたギャング映画です。 刑期を終えて刑務所から出てきたバンビーが再びギャングの世界に足を踏み入れることから始まるストーリーですが、何かと張り合う敵ボスとの関係や協力関係になるルチアーノとの絆、恋愛感情の機微など人間ドラマをほとんど味わう事ができませんでした。 特にロマンス部分に関しては唐突に感じましたね。 あまり長いマフィア映画を作るのはプレッシャーだったのかもしれませんが、もう少し丁寧にバンビーの心情変化や人間性の変化を描いてほしかったです。 残念ながら感情移入は難しいですが、始めたら終わりのないギャングの報復行為は徹底して描かれていたと思います。 こんな流血の争いに何の意味があるのか、残虐な行いの数々がどこまで実際の事件と重なっているのか分かりませんが興味深く鑑賞できました。 ただ、演出にスリリング感がないのが勿体ないですね。 若かりし頃のローレンス・フィッシュバーンに今の迫力はありませんが、どぎつい存在感はすでに強烈です(笑) ティム・ロスも悪役は比較的しっくりくる役者さんですが、マフィアのボスって貫禄はないかなぁ・・・。 ずる賢いチンピラとか無慈悲な殺人鬼ならハマると思いますけど(爆) 他にもアンディ・ガルシアやヴァネッサ・ウィリアムズなど名のあるキャスティングが揃っているので飽きずに鑑賞できると思います。 30年代の雰囲気は良かったですが、重厚そうな作りと120分超えの作品の割りに見応えを感じられない作品でした。 見せ場らしい見せ場もなかったのでドンパチも期待しないほうが良いでしょう。 ドラマに奥行きがなくエピソードを並び立てているだけのつくりは、ある意味実話モノらしいと言えますね(笑)
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[007]ザ・ディープ
 堅実すぎるジーナ2011-07-19
 
トレジャーハンティングに悪玉の存在などありがちな要素を盛り込んだ海洋アドベンチャーです。 ツボを押さえているので無難に仕上がってますが、もう少し無駄を省いてコンパクトにまとめれば締まりの・・・
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トレジャーハンティングに悪玉の存在などありがちな要素を盛り込んだ海洋アドベンチャーです。 ツボを押さえているので無難に仕上がってますが、もう少し無駄を省いてコンパクトにまとめれば締まりの無い印象を拭えたかもしれません。 ストーリー展開もけっこう穏やかに進むのでスリリング感が得られませんでした。 このあたりのメリハリも必要だったと思います。 ストーリーがあまりに正統派すぎて面白みに欠けるので演出やテンポに工夫が欲しかったですね。 アクションはそれほど期待しないほうが良いと思います。 特に海の中のシーンではCGを使っていないのでスピード感がなく迫力や緊張感に欠けてしまいました。 ストーリーもイマイチでアクションもイマイチなら「イントゥ・ザ・ブルー」などのダイナミックな自然とキレイな映像を楽しめる現在の海洋アクションをオススメします。 ニック・ノルティやロバート・ショウなど役者陣は味わい深い組み合わせです。 特にジャクリーン・ビセットの美しさは目をひきますね。 そんな彼女の濡れたTシャツ姿はこの作品最大の見せ場でしょう(笑) 飽きずに鑑賞できましたが、ウツボってどうしてあんなに気持ち悪いんだろ・・・ぐらいしか記憶に残っていません(爆) 音楽は雰囲気に合っていましたし、海の深い青が涼しげなので暑い日に流しておいても損はないかも・・・のんびりご覧ください。
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[008](500)日のサマー
 空想男子ジーナ2011-07-02
 
男性のロマンティックな感覚と女性のリアリスティックな感覚を上手く描いたほろ苦いロマコメです。 運命を信じるか信じないかという方向性だけでも面白いですし、ウィットの効いた男女の会話を聞いてる・・・
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男性のロマンティックな感覚と女性のリアリスティックな感覚を上手く描いたほろ苦いロマコメです。 運命を信じるか信じないかという方向性だけでも面白いですし、ウィットの効いた男女の会話を聞いてるだけで結構楽しめました。 男性視点で描かれていながら女性が共感できる目線でも描かれているのが新鮮ですね。 恋愛中はちょっとした事でも盛り上がってしまったり、気を抜くと悦の表情でニンマリしてしまったり、、反対にこれといった理由もなく冷めていってしまったりなどリアルな恋愛のアレコレに親近感がわきました。 これ以上辛い事はないと思い込んでいる失恋直後や未練たらしい姿など痛々しい面も身に覚えがあるはずです(笑) 第三者の視点で恋する者の姿を見ると未熟でしかないのですが、当事者になるとやっぱりバカになっちゃうものなんですよね。 IKEAでのハシャギぶりも「アホくさ!」なんて言えません(爆) ただ、時間軸を変えた事で500日間という長さを感じにくくなってしまったのは残念だったかな・・・。 全体的な演出は素敵でしたが、構成はストレートにしたほうが良かったのではないでしょうか。 終盤、女性の描き方が急ぎ足になってしまい感情移入できないのも勿体なかったですね。 チョットだけウザい主人公を演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットはハマり役☆ 個性的で演技派な役者として着実にキャリアを伸ばしてきた彼のラブストーリーを待ち望んでいたので満足度は高いです。 キメ細やかな演技や雰囲気がどことなくエドワード・ノートン風で気になる役者さんですよね。 サマーを演じたズーイー・デシャネルにも心を奪われっ放しでした。 地味さとセクシーさのバランスが絶妙な女優さんなので、普通よりチョット可愛くて色っぽいサマーにピッタリでした。 売れっ子でもなければ派手さのあるキャスティングでもないですが、二人とも気取った感じがないので好感が持てますよ。 軽妙で洒落た作風なのでシリアス感はほとんどありませんが、交わる事のない男女の恋愛観などイイところを突いてくるストーリーでした。 追う側と追われる側の大きな差やつなぎの彼氏などシビアな観点でいながら音楽や映像によって温かみのある作品に仕上げているので心が和みました。 ラブストーリーとしてはロマンチック度が低いかもしれませんが、一つの恋愛を通して大人になった主人公の成長ドラマとしても鑑賞できるので是非チェックしてみて下さい。 展開も速いですし90分強の作品なので気軽に観れますよ。
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[009]マキシマム・リスク
 見応えはないが・・・ジーナ2011-06-27
 
予期せぬ自体に引き込まれてしまった男の戦いを描いたサスペンスアクションです。 ロシアンマフィアにFBIに地元警察などツボを押さえたストーリーになっているので無難に鑑賞できますが、特筆すべき内容・・・
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予期せぬ自体に引き込まれてしまった男の戦いを描いたサスペンスアクションです。 ロシアンマフィアにFBIに地元警察などツボを押さえたストーリーになっているので無難に鑑賞できますが、特筆すべき内容ではありませんでした。 双子の設定なんかも新鮮味に欠けますよね。 コミカルなヴァンダムが記憶に残るあの「ダブルインパクト」がありますし(笑) ドラマ性を大事にしているので飽きずに鑑賞できましたがインパクトに欠けますし、結構悲しい話なので作り方によってはもっと感動的になったかもしれませんね。 フランスとアメリカにまたがるストーリーにも関わらずスケール感が伝わらないのと悪キャラの設定が弱めなのも物足りなさを感じてしまった原因かもしれません。 たくましい肉体を使った激しいアクションから美しい足技に狙撃や銃撃戦、爆破やカーチェイスまで盛りだくさんなのでアクション好きは楽しめると思います。 色気たっぷりのヴァンダムとお綺麗なナターシャ・ヘンストリッジの組み合わせは華があって良かったと思います。 惜しいところだらけではありましたが、安心して鑑賞できるヴァンダム映画なので偶然テレビで放送していたら観て損なしでしょう。
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[010]ザ・ウォーカー
 シャープな刀アクションジーナ2011-06-25
 
世界にたった1冊しかないある本を届けるために一人歩き続ける男の旅を描いたSFサスペンスアクションです。 まずは鮮明な映像と粋な演出に引き込まれました。 ただ・・・お洒落な映像にこだわ・・・
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世界にたった1冊しかないある本を届けるために一人歩き続ける男の旅を描いたSFサスペンスアクションです。 まずは鮮明な映像と粋な演出に引き込まれました。 ただ・・・お洒落な映像にこだわるだけでなく、もっと緊張感を出せればサスペンスの趣を堪能できたでしょう。 前半で上手く期待感をあおっていただけに、後半にサスペンス性が落ちてしまったのは勿体なかったですね。 退廃した未来のシンプルな世界観はリアリティがあって良かったと思います。 飲料水の確保や燃料不足など、他人事とは思えなかったです。 キャストに関しては・・・ 心を引きつけて離さないデンゼル・ワシントンの存在感・オーラが素晴らしくスッカリ魅せられてしまいました。 元々スタイルの良い役者さんなのでシルエットを際立てるような見せ方をするとカッコイイですよね。 キャラクター性は弱かったですが、刺激的なゲイリー・オールドマンもイイ味出してくれてました。 そして話題の(人気の?)ミラ・クニスは、華奢なギャルといった印象。 時折ニコール・リッチーに見えたのは私だけなのでしょうか?(笑) ジェニファー・ビールは昔より今のほうが綺麗ですね。 はっきりとした説明や答えを用意していないのが説得力に欠けますが、無難に鑑賞できました。 メッセージ性の強い作品ではありましたが、それほど押し付けがましくないですし皮肉に嫌味がないので反感を持たずに鑑賞できるのもイイですね。
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[011]マーヴェリック
 スッとするジーナ2011-06-20
 
西部開拓時代を舞台にポーカーの大勝負に人生をかけた男の旅を描いたウエスタンコメディです。 主な登場人物は、各地を転々としているギャンブラーと怪しい保安官と美しいペテン師です。 この3人の・・・
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西部開拓時代を舞台にポーカーの大勝負に人生をかけた男の旅を描いたウエスタンコメディです。 主な登場人物は、各地を転々としているギャンブラーと怪しい保安官と美しいペテン師です。 この3人の機知に富んだ駆け引きとどこか抜けている彼らのドタバタ喜劇、そこにチラホラ入るシニカルな笑いのバランスが最高☆ 特に馬車での旅がお気に入りです。 個人的に最大の盛り上がりが道中のやり取りなので、ポーカー大会に入ってからはトーンダウンしてしまいました。 一世一代の賭けに出る緊張感やゲームの流れなどポーカーゲームを堪能できる見せ方であれば、前半と後半のテイストの違いを楽しめたかもしれませんね。 さて、見どころでもあるキャスティングのほうですが・・・まずはメル・ギブソン。 キャラクターは三枚目なんだけど二枚目か!っていうほど素敵です。 もちろん三枚目らしい愉快な演技で楽しませてくれますが、随所でセクシーな目線だったりキメ顔を披露しています。 そして、コメディタッチのジョディ・フォスターがとにかく魅力的♪ いつもの強張ったガチガチのジョディが苦手な方に是非みていただきたいですね。 エネルギッシュなジェームズ・ガーナーやジェームズ・コバーンなど何とも怪しい顔ぶれが揃っているのも効果的だったと思います。 飽きさせない展開と意外なオチ、躍動的な雰囲気に壮大で美しいロケーション、洒落っ気のある音楽と展開の速さなど上質なエンターテイメント作品でした。 見応えのあるアクションはありますが、西部劇というほど盛りだくさんな訳ではないのでコメディドラマを観るノリで気軽に鑑賞して下さい。
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[012]ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学-
 人間じゃないジーナ2011-06-16
 
オリジナルを観ていないので新鮮な気持ちで鑑賞できました。 無慈悲な犯罪に可愛い一人娘が巻き込まれたら両親はどうなるか、理性を保てるか、、を描いたバイオレンススリラーです。 とにかく酷・・・
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オリジナルを観ていないので新鮮な気持ちで鑑賞できました。 無慈悲な犯罪に可愛い一人娘が巻き込まれたら両親はどうなるか、理性を保てるか、、を描いたバイオレンススリラーです。 とにかく酷い奴らなので例の犯行シーンを含む犯罪行為の数々には直視できないものが多いです。 決して観ていて気分の良いものではないですし、耐えられない方も居るかもしれませんので鑑賞には注意して下さい。 被害者家族の描き方は程よいドラマ性があって良いと思いますが、加害者側の人物背景が薄いので物足りなさを感じてしまいました。 父と息子の関係性はこの程度で良いですが、他の仲間たちとの接点や繋がりの強さみたいなものを感じ取りにくかったのが残念でした。 特に主犯の彼女?の立ち位置やキャラ設定があまく、心情描写もほぼ無しなので面白みがありませんでした。 これほど残酷な男たちの中に居る女というものに猛烈な興味がわいたのでもっと描きこんで欲しかったです。 心の底からわきあがる激しい怒りと生まれた復讐心に燃える両親のキレっぷりは爽快でした。 評価を低めに設定している方は、この部分をやりすぎだと感じているのかもしれません。 シンプルな構成・脚本ですが、緊張感のある演出と中だるみの無い速い展開で飽きずに鑑賞できました。 結構ショッキングな内容でしたが、正当防衛と復讐の境目をストレートに楽しめました。
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[013]沈黙の鉄拳
 頭の中はエロだけか(笑)ジーナ2011-06-16
 
どこまでもわが道を進む男スティーブン・セガール・・・またもや特殊部隊の男を飽きずに演じています(笑) 顔にシワは刻まれても無表情の大根ぶりは健在でございます(爆) 洗練されたアクションが主・・・
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どこまでもわが道を進む男スティーブン・セガール・・・またもや特殊部隊の男を飽きずに演じています(笑) 顔にシワは刻まれても無表情の大根ぶりは健在でございます(爆) 洗練されたアクションが主流の中、相変わらず野暮ったいアクションを危なげなく繰り広げていますが、一時期の強烈に動けないセガールに比べると動きが機敏に感じますね(笑) ・・・セガール爺が機敏なのではなく素早く動いているように見せる工夫をしているだけかもしれませんけど。 敵を瞬殺するあたりは面白みにかけてしまうでしょうが、気孔でやっつけていたあの頃に比べると久々の肉弾戦に少なからず迫力を感じました(爆) ヒロインはなかなか綺麗な女優さんでしたよ。 セガール映画の女優さんというと年増美人かパッとしない若手が多いのでチョット得した気分になれました(笑) ロシアンマフィアの息子を演じた役者さんもカッコ良くてセガール映画だというのを忘れそうな画でしたね。 チャイニーズマフィアに麻薬、悪徳警官にロシアンマフィアなどなどアクションのツボは押さえてある作品なのでセガール映画が嫌いな方以外は無難に楽しめると思います。 セガール映画の中では良作ですが、一ヶ月も経てば自分でも驚くほどストーリーをスッカリサッパリ忘れていると思います(爆)
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[014]ウルトラ I LOVE YOU!
 男女問わずジーナ2011-06-16
 
友人の紹介で出会った男女が繰り広げるロマコメ作品です。 向こう見ずで空気を読まない女による片想いはただのストーカーなので、そこをどうとるかで見方が変わってくるかもしれません。 ・・・
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友人の紹介で出会った男女が繰り広げるロマコメ作品です。 向こう見ずで空気を読まない女による片想いはただのストーカーなので、そこをどうとるかで見方が変わってくるかもしれません。 真っ直ぐで打たれ強い性格がぐんぐんストーカー度を上げていきますので冒頭に拒否感を抱いた方は鑑賞をストップしても損はございません(笑) 随分ハッチャけた服装をしている主人公ですが、そこは結構共感できました。 服の好みやセンスは変わらないのに年齢だけが着実に上がっていくと、どのタイミングで年齢相応の服装に変えるか難しいんですよ。 何度となくこのタイミングについては友達と話し合ったものです(笑) そのスタイルを変えず年齢を重ねた人がガチャガチャした若作りオバちゃんになっているわけですね(爆) 序盤はクロスワードパズル作家という設定を生かせていましたが、その後ほとんど関係なくなってしまったのは勿体なかったですね。 わりと特殊な職業なので私生活に言葉遊びのようなものを取り入れたストーリーだと面白みになった気がします。 一瞬で恋に落ちてしまった女の勢いと追われる男のしらけ具合のバランスは良かったです。 心温まるやり取りから笑える反応まで楽しむ事が出来ました。 中盤まではテンポも良かったのですが、後半で失速してしまったのが勿体なかったですね。 こういう結末にするのであれば、もっとロードムービーの味わいを出したほうが良かったでしょう。 猛烈に風変わりな主人公を演じたサンドラ・ブロックのチャーミングなこと☆ コメディのサンドラは安定感抜群ですし、どんなにアブナイ女でも親近感をわかせてくれる女優は彼女以外にいないでしょう。 恋のお相手のカメラマンを演じたブラッドリー・クーパーは売れっ子なだけあって素敵でした。 端整な顔立ちにあのセクシーな瞳がたまりませんな。 トーマス・ヘイデン・チャーチは相変わらずな役でサンドラ並みの安定感です(笑) ロマコメというよりはドタバタコメディの趣が強いのでロマンチックな要素は期待しないほうがイイでしょう。 もう少し恋愛感情の機微を捉えられればロマンス部分も楽しめたかもしれませんが、コメディを観るつもりで気楽に鑑賞したほうが良さそうですね。 ※邦題から受ける印象ほど酷い内容ではありませんよ(笑)
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[015]月に囚われた男
 静寂が印象的ジーナ2011-06-12
 
月でエネルギーを掘り出す任務に一人で励む男の姿を描いたSFスリラードラマです。 月での風変わりな日々や不思議な近未来の世界観など発想がとにかく面白かったです。 新人監督ダンカン・ジョーンス・・・
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月でエネルギーを掘り出す任務に一人で励む男の姿を描いたSFスリラードラマです。 月での風変わりな日々や不思議な近未来の世界観など発想がとにかく面白かったです。 新人監督ダンカン・ジョーンズのシャープな感覚が隅々まで冴え渡っている強烈な作品でした。 緊張感のある演出も良かったですね。 高評価の立役者と言っても過言ではない、一人で何役もこなしたサム・ロックウェルの巧みな演技は要チェックです。 人工知能ロボット「ガーティ」の声を担当したケヴィン・スペイシーのメリハリのある声も癒し効果があってGOOD 派手なSFが好きな方には不向きかもしれませんが、なんとも言えない恐怖感と終盤に見せる哀切感が素晴らしかったです。 分かりにくいところもありますが、何回か見たくなるような作品でした。 欲を言えば、もう少しガーティに焦点をあてて欲しかったカナ・・・。 サムを心配するガーティの表情(スマイルマーク)など愛らしいキャラに仕上がっていたのでもう少し見ていたかったです。 ちょっとした社会派の要素が入っているのは良かったと思います。 斬新なSFを観たい方よりも昔ながらのオーソドックスなSFが好きな方にオススメですね。 100分弱の作品なのでもう1本借りたい(観たい)時に是非どうぞ。
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[016]ラブリーボーン
 サスペンス風ファンタジードラマジーナ2011-06-11
 
少女殺害というショッキングな内容をこれほどファンタジックに温かく描いているのが凄いですね。 遺族の苦悩という点では軽すぎる気もしましたが、初恋や妹の成長なんかは青春モノの甘酸っぱ・・・
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少女殺害というショッキングな内容をこれほどファンタジックに温かく描いているのが凄いですね。 遺族の苦悩という点では軽すぎる気もしましたが、初恋や妹の成長なんかは青春モノの甘酸っぱさがあって良かったと思います。 しかし、父と娘の絆に重点を当てすぎていて母親や妹の存在が薄いのが勿体なかったですね。 やはり母親の喪失感、両親を気遣わなければならない幼い妹にスポットを当てるべきだったのでは? そのあたりの心情描写が薄いので突然の母親の行動に感情移入しにくかったですし、誰よりも辛かったはずの妹の苦しみを感じ取りにくかったのでしょう。 感受性の強い人だとすんなり入れるのかもしれませんが、120分オーバーの作品のわりに人物描写の薄さを感じてしまいました。 美人顔ではないけれどチャーミングなシアーシャ・ローナンは要チェック☆ 青い瞳と汚れのない雰囲気がとっても印象的でした。 見せ場らしい見せ場はないものの、マーク・ウォールバーグにレイチェル・ワイズにスーザン・サランドンと脇を固める役者陣も無駄に豪華です。 そんな華やかなキャスト陣を押しのけ素晴らしい演技を見せてくれたスタンリー・トゥッチは必見でしょう。 死後の世界の描き方は新鮮味がありましたし、スケールの大きな映像も見事でした。 悲惨な話とはつり合わないような映像美と構図のとりかたには溜め息が出ちゃいます。 音楽も良かったと思いますよ。 緊張感のある演出はサスペンス感を味わえてよかったのですが、時間軸を変える構成はやり過ぎだったように感じました。 家族ドラマに物足りなさはあるものの、命を奪われても恨み節ではなく優しい語り口なので好感がもてました。 とは言え、ヘヴィーな内容なので精神的にこたえている時は鑑賞しないほうが良いでしょう。 こうなって欲しいという願いがことごとく叶わないので間違いなくモヤモヤします。 そのあたりの展開をもっとベタにしたほうが感動作として高評価になったでしょうね。
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[017]裸のめざめ
 エロ哲学ジーナ2011-06-08
 
恋人とのセックスに満足できない主人公、仕事にも不満を抱き辞めてしまう・・・なにかモヤモヤが満杯に溜まってしまった女のハジケっぷりを見せられたって感じですね。 ひらき直ったオ○ニーにしろ・・・
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恋人とのセックスに満足できない主人公、仕事にも不満を抱き辞めてしまう・・・なにかモヤモヤが満杯に溜まってしまった女のハジケっぷりを見せられたって感じですね。 ひらき直ったオ○ニーにしろ逆ナンした男との大胆な情事にしろ、彼女の抱えるイライラが開放される瞬間を見てとれました。 婚約者?は気の毒きわまりない役回りですが、チョットだけ共感できる女性心理が描かれていたと思います。 しかし、メインストーリーはやけに小難しく構成もシンプルではありません。 精神分析医の卵が性欲の根本的な部分を探求するという発想は面白いと思いますが、展開の仕方がいちいち知性派ぶってて癇に障るんですよ。 性的な事を学問で解説されるほどつまらないものはありませんからね。 しかも繰り返される解説が長々続くのでウンザリしちゃいました。 催眠術を使って深層部分を引き出していくのは分析医という設定を生かせていて良かったですが、途中から宇宙やら生まれ変わりやら言い出しちゃってなんのこっちゃ分からないし・・・奥義なんてどうでもいい、もう喋ってないでやれ!しつこい!!とっととやってしまえ!!!って感じでした(爆) 知識にばかり傾いた作風なので単純なエロが観たい時には刺激が足りないでしょう。 主人公を演じた女優さんはスレンダー美人ですし、分析医もなかなかのイケメンなので絵にはなってます。 素敵なフランスの雰囲気も出ているので映像も良かったですね。 こういうイマイチ理解できないストーリーやクドい演出こそが昔ながらのフランス映画なのかもしれません。 その昔フランス映画が苦手だった事を今思い出しました(笑)
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[018]トラブル・イン・ハリウッド
 タイトル通りジーナ2011-06-04
 
ハリウッドの舞台裏を綴った回顧録風コメディです。 ひとりのプロデューサーの視点から見えてくるハリウッドの内輪話は皮肉たっぷりでクスッとさせられました。 どこまでも自分勝手なブルース・ウィリスと大・・・
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ハリウッドの舞台裏を綴った回顧録風コメディです。 ひとりのプロデューサーの視点から見えてくるハリウッドの内輪話は皮肉たっぷりでクスッとさせられました。 どこまでも自分勝手なブルース・ウィリスと大切な事は儲けのみの配給会社とアルコールに溺れる監督が主なトラブルメーカーとなってプロデューサーをとことん悩ませる・・・というのがメインストーリーですが、カンヌ映画祭を絡めたハリウッドでの成功がいかに不安定なものなのかというエピソードが結構効いていたと思います。 この作品のプロデューサーでもあるロバート・デ・ニーロがハリウッドのプロデューサーを演じているのは自虐的で笑えました。 映画製作においてプロデューサーが一番偉いと思っていた私・・・こんなにも厄介ごとを抱える役回りだとは驚きでした。 精神的にも体力的にもキツい仕事であり、なんとも哀れなお仕事でしたね(笑) ストイックなまでにこだわりの役作りをするデ・ニーロさんなのでブルース・ウィリスのキャラを演じさせてもリアリティがあって面白かったでしょう。 ショーン・ペンを始めとする映画スターが本人役を演じているのも面白みになっていたと思います。 他にもキャサリン・キーナーにロビン・ライト・ペンにクリステン・スチュワート、スタンリー・トゥッチにジョン・タトゥーロなど見応えたっぷりの実力派揃いです。 映画界の裏側を見せる作品なだけに主役級の役者陣が多いので、キャスティングだけでも観る価値はあると思いますよ。 あまりにハリウッドの力関係を面白おかしく観れたので、主人公の元妻との関係や娘などのドラマ部分が邪魔に感じました(爆) 正直、家庭内のゴタゴタは盛り込みすぎだったかな・・・。 私生活は、売れない女優達が群がってくる程度に抑えておいたほうが中だるみせずに済んだと思います。 トラブルだらけで終始ドタバタしている印象を受けたので、もう少しメリハリがあると良かったですね。 これといって記憶に残るようなストーリーでもなかったですが、ほんのチョットだけ映画の観方が変わるかも。 特に、無難な仕上がりの作品を観た時はプロデューサーと監督と配給会社による妥協の連続で出来上がったんだな〜と思う事でしょう(笑) そして、この作品もまた無難なのでした(爆)
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[019]パリより愛をこめて
 粋なポスターが超クールジーナ2011-05-27
 
ピエール・モレル監督×リュック・ベッソン×パリの組み合わせで魅せる上質なバディムービーです。 行動力のある腕利きの捜査官と頭脳派でちょっとデリケートな見習い捜査官という対比も定石通りで面白い・・・
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ピエール・モレル監督×リュック・ベッソン×パリの組み合わせで魅せる上質なバディムービーです。 行動力のある腕利きの捜査官と頭脳派でちょっとデリケートな見習い捜査官という対比も定石通りで面白いですが、なんといっても大胆なワックスのキャラが最高でした。 そんなアニメキャラのようなワックスと正反対のようでいて微妙にリズムが合っていたり、軽快な二人のやり取りは気が利いていて面白みがありました。 シニカルさとユーモアのバランスがちょうど良いんですよ。 アメリカ大使館員がCIA捜査官の見習いという設定もイイですよね。 欲を言えばワックスの人物背景があると良かったカナ・・・。 そして、ワックスを演じたジョン・トラヴォルタが久々にカッコ良いんです。 体が大きくなり始めてからというものイマイチ男としての魅力を感じなかったジョントラですが、ゴツゴツした感じが今作ではヒットしてます。 一方のジョナサン・リス・マイヤーズはスラリとした体型で洗練された印象。 ステキな眼差しは是非ラブストーリーで拝見したいものです。 テロとの戦いやスパイものなどサスペンス部分に関しては直球勝負で深みはありませんが、銃撃戦やカーチェイスや爆破など派手なアクションで退屈しませんでした。 特にカースタントは得意分野のようで優れた演出で魅せてくれます。 とは言え、繰り返しになりますがピエール・モレル監督×リュック・ベッソン×パリなので新鮮味はありませんよ(爆) 荒唐無稽ではありますが、テンポも良く90分チョットとコンパクトにまとめられているので暇な時の1本に選んでも損はないでしょう。 「ロシアより愛をこめて」を意識した邦題ですが共通点はスパイぐらいのものですので変な期待は禁物です。 ラブはちょこっとなのでラブストーリーも期待しないようにしましょう。
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[020]TEKKEN -鉄拳-
 剣道・・・?ジーナ2011-05-25
 
ゲームからの映画化が相次いでいた時期がありましたが、その波にも乗らず今頃ヒッソリと鉄拳が映画化されました(笑) 定められた運命に導かれるようにトーナメントへと出場する事になった風・・・
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ゲームからの映画化が相次いでいた時期がありましたが、その波にも乗らず今頃ヒッソリと鉄拳が映画化されました(笑) 定められた運命に導かれるようにトーナメントへと出場する事になった風間仁を主人公にストーリーは展開していきます。 印象に残った登場キャラは、三島平八(実写になると笑えます)、ウィリアムズ姉妹、エディ(一番ゲームに忠実)、吉光(こいつが出れるならパンダもありなんじゃ?笑)ですかね。 ゲームキャラそのままの登場人物や世界観など鉄拳らしさはあったと思いますよ。 欲を言えばセクシーなポールと可愛いシャオユーにも登場して欲しかったですね。 三島一族による巨大企業の全貌や風間家との因縁、三島親子の確執などストーリーに説得力が不足しているので復讐劇として入り込む事は出来ませんでした。 恋愛パートに関してもクリスティの前に地元に残している女がいるわけで感情移入できません。 トーナメント部分もだいぶ急ぎ足になっているので勝ち上がっていく達成感や緊張感を味わえませんでした。 退廃的な未来の雰囲気もありきたりで面白みにかけますね。 トータメント会場は暗く、街の場面も夜が多いので画面が見にくいなどストーリーと映像には難アリです。 キャラの動きを再現したシャープなアクションは観ていて楽しかったです。 DOAのようにCG盛りだくさんな訳ではないので嫌気がさすこともありませんでした。 ただし、派手さはないです(笑) 知ってるキャストはいませんでしたが、男性陣はアクション映画らしくムキムキだらけですし、、女性陣もゴージャスなボディで戦ってくれます。 特にヒロインの半ケツ衣装は気になるトコロです(笑) 冒頭から展開は速いので飽きる事はありませんしアクションは期待以上でしたが、ストーリーがダメダメなのが致命的でしたね。 正直、鉄拳ファンでないならば観る必要はないと思います。 もし鑑賞する場合はB級ゲームアクションである事をしっかり踏まえてからにしましょう。
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[021]レギオン
 攻め方が甘すぎジーナ2011-05-25
 
人類滅亡の危機を偶然ダイナーに居合わせた者同士で乗り切るといった作品は多数ありますが、神と天使の斬新な設定がこの作品最大のウリでしょうね。 神の命令は絶対だったり、天使の羽・・・
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人類滅亡の危機を偶然ダイナーに居合わせた者同士で乗り切るといった作品は多数ありますが、神と天使の斬新な設定がこの作品最大のウリでしょうね。 神の命令は絶対だったり、天使の羽はふわふわの羽じゃないとか特に天使のイメージを大きく変えました。 小さいおばあちゃんとかアイスクリーム屋のおにいちゃんとか完全B級のノリも良かったですね。 ある意味、ここがこの作品の見せ場かもしれません(笑) 大天使ミカエルがヒーローだったりラストはキリスト教らしい終わり方ですが、ゾンビと変わらない天使の扱いを楽しめました。 どうしてこの子供限定?父親は誰??など説明不足な点を解消できればストーリーに説得力が出たでしょうね。 アクションシーンに関しては迫力もありましたしゾンビ映画を観ているような爽快感もありましたが、天使のくせに地上戦オンリーというのが残念でした。 空でも飛び回ってスケールの大きなケンカをして欲しかったです。 孤立した場所を生かした演出じゃないのも勿体なかったですね。 出来れば逃げ場をじわじわ無くしていくような緊迫感や取り囲まれる恐怖感を味わいたかったです。 キリスト教を題材にしているのでそもそも日本人には感情移入しにくい作品ですが、登場人物のキャラクター性も決して魅力的とはいえないので共感するのも難しいです。 せめて両親に反抗している娘にでも焦点を合わせてくれれば違ったかもしれませんね。 ポール・ベタニーの美しい顔立ちは大天使ミカエルにピッタリでした。 前半の不気味さもステキですし、たくましい肉体も色気のある目元も魅力的でしたよ。 一方の天使ガブリエルを演じたケヴィン・デュランドはひどいのなんの。 「シティ・オブ・エンジェル」のニコラス・ケイジ以上に天使とは似ても似つかわない人間臭プンプンで、登場シーンには苦笑でした(爆) 若さも気力も感じないデニス・クエイドのみすぼらしい雰囲気は見事でした(笑) どんな事情があるのかは知りませんが、もう少し仕事を選んでもヨロシイのでは?(爆) 他にもルーカス・ブラックにタイリース・ギブソンにケイト・ウォルシュなどB級映画にしては豪華なキャスティングかもしれません。 序盤のテンポが遅いのが退屈ですし宗教臭い作品ではありますが、オカルトホラー風味のアクションスリラーとしてそれなりに鑑賞できました。 間違っても真面目に観てはいけません。 お馬鹿なシーンにはちゃんとツッコんであげて下さい(笑) すでに見た事のあるようなシーンが満載なのは二番煎じなのではなく、過去作品へのオマージュととってあげましょう(爆)
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[022]NINE
 いろいろ贅沢ジーナ2011-05-23
 
ロブ・マーシャル監督らしいダイナミックなミュージカルシーンと巧みな編集と粋な演出が堪能できる作品でした。 歌って踊るミュージカルが単純に好きな方には及第点以上の仕上がりだと思います。 しかし、・・・
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ロブ・マーシャル監督らしいダイナミックなミュージカルシーンと巧みな編集と粋な演出が堪能できる作品でした。 歌って踊るミュージカルが単純に好きな方には及第点以上の仕上がりだと思います。 しかし、何より女優陣の豪華さが傑出しています。 女性らしいボディラインがなまめかしいペネロペ・クルス・・・・感情的な女性を相変わらずのオーバーアクションで演じています。 彼女はビッチなアバズレちゃんがホントによく似合いますね(爆) 美しきニコール・キッドマン・・・彼女の美の追求には恐怖すら感じます(笑) ケイト・ハドソンはこの作品をキッカケにサルサにハマったのか、サルサが踊れるから抜擢されたのか順番は分かりませんが、貫禄の舞は時折IKKOにさえ見えました(爆) ミュージカルの雰囲気には合わなかったけれど強いオーラと繊細な鑑賞表現で魅了したマリオン・コティヤール・・・彼女にはにじみ出る清潔感があるのでどんなに刺激的な衣装をまとっても、良いのか悪いのか色気を感じられませんでした。 大御所ソフィア・ローレンや肉感的なファーギーなどもインパクト大でしたね。 トゲトゲした女性陣の中でジュディ・デンチが作り出す心地良さもたまりませんよ。 これだけ実力もあって華やかな女優たちが集まる作品なんてなかなか無いですから貴重ですよね。 一人ぐらい若い女子が居ても良かったと思いますが(爆) 名だたるキレイどころに愛されるという何とも羨ましい役を演じたのがダニエル・デイ=ルイス。 仕事は行き詰まりだけど女は大好きというダメっぷりを味わい深く演じていてスッカリ惹きつけられてしまいました。 ただ、ダメっぷりは見事ですが何故モテモテなのかは不明・・・。 もう少しセクシーだったりウィットに富んだキャラだったり、軽めで面白みのある人物だと良かったような気がします。 彼がイタリア人を演じる事にこれといって違和感はなかったです。 煌びやかで際立つ衣装は見ているだけで気分が明るくなりますし、洗練された色彩感覚や豪華な美術セット、イタリアのロケーションなど鮮明な映像を視覚で楽しむことが出来ました。 もちろん楽曲も印象的で耳でも楽しめますよ。 ストーリーは焦点が定まらずまとまりに欠けますし、女性ひとり一人のドラマどころか主人公のドラマでさえ深みがありませんがテンポは速いので飽きずに鑑賞できました。 万人ウケはしないかもしれませんが、個人的に「シカゴ」よりも気に入ってます。 ストーリー重視の方にはオススメしませんが、男女の事情をドラマチックに描いた大人向けミュージカルは観て損なしでした。
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[023]ザ・レイプ 秘密
 青春の悲劇ジーナ2011-05-21
 
幼なじみも思春期になれば男と女なんだ・・・としみじみ。 レイプ事件をキッカケに秘密を分かち合うことで負い目を感じる女と歪んだ愛を送る男を描いたラブサスペンスです。 男女を越えて仲良・・・
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幼なじみも思春期になれば男と女なんだ・・・としみじみ。 レイプ事件をキッカケに秘密を分かち合うことで負い目を感じる女と歪んだ愛を送る男を描いたラブサスペンスです。 男女を越えて仲良しだった二人が男女の関係になった事でそれまでのバランスが崩れていってしまうというのが興味深かったです。 しかし・・・年齢的に盛んな時期とは言え彼女を見れば発情している男の姿、セックスを拒否し始めてからストーカー並みにつきまとう男に観ていて不快感MAXでした。 好きな子がレイプされたというショックから精神的に病んでしまったのかもしれませんが、幼なじみから男女の関係へと発展させてしまったのがよくなかったのでしょうね。 ・・・と分かっていても終始イライライライラさせられました(笑) センセーショナルなタイトルのわりに連続レイプ事件の真相や被害者心理よりも未熟な男女の恋愛に重点を置いてしまったのが残念ですね。 レイプされたばかり(しかも初体験!)なのに男性に対して恐怖感を覚えない展開や嫌気が差すほど嫌だった男との安易なセックスなど主人公の心情が全く理解できませんでした。 レイプ被害者はセックス依存症になる確率が高い・・・みたいな事を劇中で言ってましたが、それは後々って事でしょ。 いくらなんでも立ち直り早すぎです。 このあたりにリアリティを出せなかったのは勿体ないですね。 レイプ被害者が恋愛に向かう時の苦しみや本人以外も傷を負う事になる現実などをもう少し描きこんでくれると重みが出たでしょう。 途中だれてしまったのも惜しいところですが、初々しい恋の楽しさや胸がみめつけられるような恋の悲しみなど清らかでもろい初恋のソレを思い出させてもらえる作品ではありました。 惜しい・・・と言えば、主人公の女の子も何かが惜しいです(爆)
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[024]ゴッドファーザーPART III
 因果応報ジーナ2011-05-20
 
前2作とはだいぶテイストが違いますね。 PART2が玄人ウケを狙って作ったとすれば、PART3は完全に万人ウケを狙っている感じがします。 とは言え、治安の悪さなんて全く感じさせないほどビジ・・・
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前2作とはだいぶテイストが違いますね。 PART2が玄人ウケを狙って作ったとすれば、PART3は完全に万人ウケを狙っている感じがします。 とは言え、治安の悪さなんて全く感じさせないほどビジネスライクにファミリーを組織する新たなマフィアの形を興味深く鑑賞できました。 慈善事業に加えてバチカンまで巻き込むという政治色を加えた思い切りの良いストーリーはやりすぎかと思いますが(笑) 跡継ぎ問題から発展するファミリー内での争いは見応えがありました。 ソニーの息子(ドンの甥っ子)ヴィンセントを登場させたのが妙味ですね。 すっかり落ち着いてしまったマイケルのドラマが薄味だったので、父親を思わせるような問題児のヴィンセントが成長していく過程を入れたのは良かったと思います。 ただ・・・従妹との恋愛はお粗末でチープなのが勿体ないですし、女性記者のエピソードなど無駄な部分が多いのが気になりました。 マイケルと元妻ケイの関係には歴史がある分しみじみさせていただきました。 まぁ、三作通してケイは感情移入できない女でしたけど(爆) ファミリーを陰で支えてきたトムが居ないのは残念だったなぁ〜 マーロン・ブロンドもロバート・デ・ニーロも居ない今作でようやく一人舞台化したアル・パチーノの熟達した演技は必見です。 劇場の階段で見せた演技は、以前ケイの中絶を知った時に見せた怒りの表情以来の衝撃でした。 マイケルの魅力は半減したものの、深みのあるセリフが印象深かったですね。 チンピラからドンの右腕にまで成り上がるヴィンセントを演じたアンディ・ガルシアの変化もGOOD ソフィア・コッポラはどうなのかなぁ・・・。 表情が全く変わらない演技力も問題ですが、とにかく野暮ったいんですよね(爆) もっと洗練された女優さんは居なかったんでしょうか? 記者としてチョットだけ出演しているブリジット・フォンダも贅沢な使い方ですね。 全作共通して音楽は良かったですが、今回も素晴らしかったです。 盛り上がりを終盤にきっちり用意していますし、全体的な緊張感は今作が一番強かったのではないでしょうか。 なんとも言えない余韻に浸れるラストも含めて演出が見事でしたね。 前2作に比べると評価が下がる作品かもしれませんが、コレリオーネファミリーの変遷を綴ったゴッドファーザー三部作は観て損のないドラマだと思います。
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[025]ゴッドファーザーPART II
 コルレオーネの軌跡ジーナ2011-05-19
 
前作でファミリーのドンの座に着いたマイケルを軸に父ビトーの子供時代からドンになるまでを描いたマフィアドラマです。 複雑なマフィアの図式を分かり易く描いていた前作に比べて、現在と過去を行き来・・・
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前作でファミリーのドンの座に着いたマイケルを軸に父ビトーの子供時代からドンになるまでを描いたマフィアドラマです。 複雑なマフィアの図式を分かり易く描いていた前作に比べて、現在と過去を行き来する構成が分かりにくいですね。 とは言え、慣れてしまえばマイケルの冷たさとビトーの温かさを対比できる作りで味わい深かったです。 父との比較や巨大組織をまとめる苦労、家族崩壊などマイケルが抱える苦しみは伝わってきましたが、ビトーのドラマのほうが結構粗くて唐突な感じがしちゃいました。 ファミリーのドンに成り上がったイタリア系移民の物語として、その過程を存分に楽しめる作りとは言えないのが残念だったカナ・・・。 目障りなマフィアを消して人助けをするだけではドン・コルレオーネの誕生秘話にしては弱い気がします。 お金に苦労しながらも家族を作り、子供を可愛がっていたビトーの姿は良かったです。 この子供時代からは想像できないような世界に足を踏み入れてしまった兄弟たちの行く末になんともやるせない気持ちになりました。 マイケルのほうの合法的な組織にしようとする一方でマフィアならではの暴力性を切り捨てられない葛藤も興味深く鑑賞できました。 すでに大御所オーラが漂うアル・パチーノの重々しい演技と元々の眼力が見事に融合した演技は要チェックです。 妻を演じるダイアン・キートンに向けた怒りの表情は本当にゾッとしますよ。 若かりし頃のスマートなロバート・デ・ニーロもステキです。 もちろん演技力という点でも他の誰より輝いていました。 そして今回もまたきっちり脇役に徹してくれたロバート・デュヴァルも素晴らしかったですね。 とにかく見せ場のほとんどは役者が作り出していると言っても過言ではない役者力を見られるキャスティングでした。 光と影を使い分けた映像や美しい色調、悲哀感たっぷりの心奪われる音楽など寂しげで悲しげな雰囲気が印象的な作品でした。 しかし、3時間超えはさすがに長かった・・・。
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[026]ゴッドファーザー
 マフィアの内部事情ジーナ2011-05-19
 
アメリカで絶対的な力をふるっているイタリア系マフィアの組織を描いたフィクション映画です。 序盤こそファミリー内の人間関係や人物相関図が全く把握できませんでしたが(いきなりファミリー勢ぞろいの結婚・・・
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アメリカで絶対的な力をふるっているイタリア系マフィアの組織を描いたフィクション映画です。 序盤こそファミリー内の人間関係や人物相関図が全く把握できませんでしたが(いきなりファミリー勢ぞろいの結婚式で頭の中はカオス)、その後の丁寧な人物描写により見事な奥行きが生まれていました。 ファミリーのボスであり父親でもあるドン・ヴィトー・コルレオーネを中心に三男マイケルの心の変化や成長などドラマとしての深みがあります。 裏切り者が誰なのかというマフィア映画らしいポイントも押さえてあるのもGOOD しかし、昔のマフィアが想像以上にクリーンな商売でお金を稼いでいたのにビックリしました。 もちろん暴力的なシーンもありますが、基本的にドンの経営方法は現在のマフィアのイメージとはかけ離れています。 キャスティングに関してはマーロン・ブロンドの渋さ、カッコ良さ、男らしさ・・・もうその存在自体に激しく心を揺さぶられてしまいました。 不自然な頬のふくらみはどうかと思いますが、間の取り方、ゆったりとした動作、かすれた声が印象的ですね。 アル・パチーノの眼力や気の荒い長男を演じたジェームズ・カーン、目立ちすぎる事無く脇役でオーラを発していたロバート・デュヴァルも素晴らしかったです。 ただ、男の世界だから仕方がないのかもしれませんが女優陣の存在感の薄さが残念でした。 音楽や完璧な美術、時代考証や色合いなどマフィア映画ながらどこか上品な雰囲気はフランシス・フォード・コッポラらしいですね。 ファミリー内の力関係やイタリアンマフィア全体の抗争などどこまでも広がりそうなスケールの大きな世界を分かりやすくドラマチックに描いているので3時間弱という長さでも飽きずに鑑賞できました。 エンターテイメント性とドラマ性が見事に融合していますし、奇をてらわない誠実な演出で必要なだけの緊張感を味わえました。 マフィアものとして十分見応えがありますし、家族ドラマ・男たちのドラマとしても秀逸な作品だと思いますよ。 名言;家族を大切にしない奴は男じゃない。
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[027]ウルフマン
 音にビックリジーナ2011-05-17
 
満月の夜に狼男へと変身する古典的ホラーのリメイク作品です。 映画自体を観た事がなくても狼男は知っているという方がほとんどでしょう。 私もオリジナル版は観たことがなく、狼男が乱暴者な・・・
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満月の夜に狼男へと変身する古典的ホラーのリメイク作品です。 映画自体を観た事がなくても狼男は知っているという方がほとんどでしょう。 私もオリジナル版は観たことがなく、狼男が乱暴者なのは知っていましたがこれほど凶悪だとは知りませんでした。 あまりに無慈悲でむごたらしく、グロ系が苦手な方はまともに見ていられないシーンがあるかもしれません。 狼男としての苦しみは役者力もありよく伝わってきましたが、もっと父親の葛藤や苦悩に時間を割いたほうがドラマに深みが増したと思います。 狼男の謎を交えたストーリー展開はサスペンスタッチになっていて面白かったです。 謎が明かされる過程は緊張感もありましたし、意外性もあって良かったと思います。 暗いストーリーに実らない恋を入れる事でラブストーリー仕立てにもなっています。 ・・・とはいってもハッピーではなく、空しさを感じる事でしょう。 アクションに関しては迫力がありましたが、ゴシックホラーに派手なアクションが必要だったのかは疑問です。 ホラーとサスペンスにラブストーリーにアクションと盛りだくさんですが、逆に言えば焦点がぼやけてしまった印象をぬぐえませんね。 特殊メイクの完成度が秀逸かどうかは分かりませんが、変身の過程は良かったと思います。 狼男の動きも素晴らしく、スピーディで丁寧な映像になっていました。 ベニチオ・デル・トロはゴシックホラーにミスマッチだったものの見事な心情表現でカバーしていました。 アンソニー・ホプキンスの落ち着いた演技はどことなく恐ろしさがあってGOOD エミリー・ブラントもコスチューム劇に違和感なくハマっておりま。 正直、このキャスティングじゃなかったら及第点も無理だったでしょう(爆) なんとなく寂しげな邸宅の雰囲気や陰気なイギリスの街並み、うっとうしい空気やゴシックな世界など映像は良かったですね。 しかし・・・リメイクする価値があったかというと微妙なところです(爆)
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[028]ウエスタン
 一流揃いのウエスタンジーナ2011-05-17
 
無駄のないストーリーとは言えませんし、テンポも遅いですし、演出もしつこかったりしますが(ハーモニカは特にくどい)タイトルを裏切らない西部劇でした。 編集でもう少しタイトに出来ると良かったか・・・
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無駄のないストーリーとは言えませんし、テンポも遅いですし、演出もしつこかったりしますが(ハーモニカは特にくどい)タイトルを裏切らない西部劇でした。 編集でもう少しタイトに出来ると良かったかもしれませんが、この間の取り方がセルジオ・レオーネ監督なんでしょうね。 鉄道会社に農場に流れ者に殺し屋に未亡人と西部劇のポイントをしっかり押さえています。 未亡人以外の登場人物の背景はほとんど想像にまかせます的な作りなのに物足りなさを感じません。 チャールズ・ブロンソン演じるガンマンにいたっては無口で終盤まで過去を明かさない正体不明の男なのですが、それでも全くキャラの薄さを感じませんでした。 駅が出来ていく過程は興味深く鑑賞できましたし、その後の発展を想像できる余韻に浸ることが出来ました。 エンニオ・モリコーネの哀愁漂う音楽はお見事ですが、繰り返し流しているので後半は曲が流れると笑えてきました。 効果音の使い方はとても印象的でしたね。 砂漠が広がるロケーションや美術セットなど音だけでなく目でも楽しめる作品でした。 キャスティングに関しては、ヘンリー・フォンダの味わい深い演技が要チェックです。 悪役のヘンリー・フォンダは本当にステキですよ。 チャールズ・ブロンソンは演じたキャラクターにこれでもか!!!ってぐらいの演出がついているのでイチイチ面白かったです。 本当はカッコイイって思わなきゃいけないんでしょうけどね(笑) タフなヒロインを演じたクラウディア・カルディナーレの美しさも必見でしょう。 どこか愛嬌あるギャングを演じたジェイソン・ロバーツの温かみもGOODでした。 それぞれ個性的な役者陣と際立つキャラクターが見事に融合していたキャスティングでしたね。 ありがちな勧善懲悪ウエスタンにゲンナリしている方や西部開拓時代が大好物の方にはたまらない作品だと思います。 長尺ではありますが、観る価値はあると思いますよ。 鉄道の開通と共にウエスタンを締めくくるラストにはしびれました。 ただ、西部劇のガンアクションが好きな方には盛り上がりに欠けるかもしれません。
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[029]牛の鈴音
 どこまでもスローに・・・ジーナ2011-05-15
 
おじいさんとおばあさんと年老いた牛の日々を映し出した韓国のドキュメンタリーです。 黙々と野良仕事に精を出すおじいさんの頭から指先に記憶されたこれまでの苦労の証が深く心に刻ま・・・
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おじいさんとおばあさんと年老いた牛の日々を映し出した韓国のドキュメンタリーです。 黙々と野良仕事に精を出すおじいさんの頭から指先に記憶されたこれまでの苦労の証が深く心に刻まれました。 これぞ働き者!って姿を観て自然に背筋が伸びました。 どんなにおばあさんにキツイ事を言われても何も言い返さないおじいさんが実は物凄〜く頑固な人間性だったりするのが良かったですね。 不平不満を吐きつづけるおばあさん、自分の人生を嘆き続けるおばあさん・・・でも、おじいさんの事が大好きっていうのも伝わってきました。 最初はグチグチ言ってる老婆に嫌気がさしましたが、この歳になってもかまって欲しくてしょうがないなんて可愛いじゃないですか(笑) 文句を言っている人を見続けているのに朗らかな気分になれるという不思議な感覚を味わえました。 大した盛り上がりも華やかさも無いですが、長年連れ添った夫婦がかもし出す空気がなんとも面白かったです。 夫婦の真意が伝わらない前半は退屈してしまうかもしれませんが、中盤以降は夫婦の人間味を楽しめますよ。 名前も付けられていない家畜である牛と最期まで繋がり続けたおじいさんの想いは結構沁みました。 牛の餌にはおじいさんが自ら刈った草を与え、新しい牛には目もくれず、、牛が辛そうならおばあさんを歩かせるという徹底ぶりがチョットだけ笑えました。 主人公とも言える老いた牛もまたおじいさんと同じく苦労と年月を刻んだ姿で観ていて切なくなりましたね。 愛情をもらっているのは分かりますが、老体にムチ打って働かされている牛を観るとなかなか複雑な気分になります。 移り変わる季節や緑豊かな山村風景を映し出した映像の美しさに心が洗われましたし、自然が奏でる音は心地良く耳に馴染みました。 ただ・・・印象的ではあるものの、鈴音は結構わざとらしかったですね。 もう少し控えたほうが効果的に響いてきたと思います。 老人に対する尊敬の念は儒教の国ならではですが、全体的に親近感があり共鳴できる作品でした。 羨ましいとは思いませんが、なんだかんだで幸せそうなご夫婦でした(爆)
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[030]騎兵隊
 魅力的な男たちジーナ2011-05-12
 
南北戦争真っ只中の北軍騎兵隊を描いたウエスタン調戦争映画です。 序盤、なぜ隊長が軍医に対し当たりが厳しいのか、、どうして二人が対立しているのかが分からなくて置いてきぼりをく・・・
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南北戦争真っ只中の北軍騎兵隊を描いたウエスタン調戦争映画です。 序盤、なぜ隊長が軍医に対し当たりが厳しいのか、、どうして二人が対立しているのかが分からなくて置いてきぼりをくらいましたが中盤以降は楽しく鑑賞できました。 南部娘のお屋敷の作りも、からくり屋敷のようで面白かったです。 後半はいよいよ南軍との対戦。 CG無しの時代なので派手さはないですが、戦争の悲惨さは伝わってきました。 とは言え、戦闘シーンはかなり少ないので激しい肉弾戦を期待している方は退屈しちゃうかもしれません。 全体的に激しい戦いを繰り広げるというよりも、騎兵隊の道中を描いたロードムービーのような趣なのでご注意ください。 戦闘シーンは少なくてもかまわないですが、もう少し戦況を分かりやすく伝えてもらったほうが形勢不利な戦いに挑んでいった騎兵隊の姿をストレートに感じ取れたでしょうね。 光の差し込み方、色の使い方、芸術的なワンシーンなど映像は素晴らしかったです。 心をうつメロディから陽気なメロディまで音楽もお見事でした。 キャスティングに関しては、騎兵隊の隊長を演じたジョン・ウェインの男らしさにじわじわと魅了されました。 最初は、どう観ても南軍だろ!なんて思ってましたが、粗野な男の温かみに惚れましたね。 軍医を演じたウィリアム・ホールデンの知的で落ち着いた魅力もステキでした。 おてんばで勝気な女性を演じたコンスタンス・タワーズの美しさも印象的です。 清らかでいて色っぽいという理想的な女性でした。 ジョン・ウェインとコンスタンス・タワーズのやり取りはユーモアがあって面白みがありますよ。 3人のバランスや役者たちが醸し出す勇ましさや品格がなかなか爽快で心地良かったですね。 荒削りだけれどもストレートな構成やテンポの良さで飽きませんでしたし、ラブや男の友情やユーモアを程よく絡めた戦争モノなので重く暗い気分にもならず鑑賞できました。
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