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 「タニ」さんのコメント一覧 登録数(64件)rss
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[001]アルゴ探検隊の大冒険
 ハウゼン先生、ありがとう!タニ2011-03-03
 
 いまじゃCGで何でもできますが、当時はこれが最先端だった。今でも時折この手法(コマ撮り含む)を使っている映画作家を見掛けるが、分かる気がする。  動きと重量感が違う。・・・
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 いまじゃCGで何でもできますが、当時はこれが最先端だった。今でも時折この手法(コマ撮り含む)を使っている映画作家を見掛けるが、分かる気がする。  動きと重量感が違う。  1コマ1コマちょっとずつ動かして撮っているから、ギクシャクとして、独特な動きをする。CGは極論「絵」であるから、その動きは滑らかだ。そして「絵」であるCGとの決定的な差は、実際に人形を被写体として撮影している点から起こる、重量感。影を描くCG、影がフィルムに映るダイナメーション。質感はやはり同じじゃないです。  本作の最大の見所と呼ばれるラストのチャンバラはその極みでしょうね。七人の骸骨くんがワラワラと現れて襲いかかるシーンの、どこはかとない愛らしさ...。  別にCGが嫌いなわけじゃないんですよ。『ファンタスティック・フォー』なんてアメリカン・コメディは大好きですから。  リアルの極限を求めるのがCGだとするなら、ダイナメーションはトリックの極限を求めた手法なのかもしれません。お酒でも飲みながら、トリックを楽しむ観賞法がおすすめです。  ハリーハウゼン先生、おいしいお酒をありがとう!
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[002]RED/レッド
 ボーグナイン拝顔タニ2011-02-27
 【ネタバレ注意】
 特筆すべきはフランク家(B・ウィリス)襲撃前の序盤。隠居生活を孤独に送るウィリスの日常描写が、ゆるくてイイ。派手なオープニングを用意せず、ゆるーりと始めるこの語り・・・
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 特筆すべきはフランク家(B・ウィリス)襲撃前の序盤。隠居生活を孤独に送るウィリスの日常描写が、ゆるくてイイ。派手なオープニングを用意せず、ゆるーりと始めるこの語りだしに映画を感じる。  欲を言えば、この部分をもっと丁寧に、十分にやって欲しかった。中盤、自分とは対照的に穏やかな隠居生活を送る仲間に、フランクが言う。  「どうやったらこんな、暖かな生活を手に入れられるんだ?」  この台詞に、重みと深みを与えて欲しかった。  ・序盤のゆるさ  ・ヘレン・ミレン&ブライアン・コックスの艶っぽさ  ・ドレイファスの名人芸  ・ボーグナイン拝顔  これだけでも見る価値はありますが。
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[003]黒社会
 (無題)タニ2011-02-18
 
 香港映画には黒社会の方々が根深く浸透していまして、本作にもそのスジの方がおります。ユンファの片腕となる陳惠敏(チャーリー・チャン/刺青はモノホンですヨ)、それから製・・・
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 香港映画には黒社会の方々が根深く浸透していまして、本作にもそのスジの方がおります。ユンファの片腕となる陳惠敏(チャーリー・チャン/刺青はモノホンですヨ)、それから製作にクレジットされている向華勝(ジミー・ヒョン) 、向強華(チャールズ・ヒョン)のご兄弟がそうでして、彼等が製作に深〜く関わっていることも分かる。  そうなると、黒社会の面々に圧力かけられてユンファはイヤイヤ出演したんじゃ...とか、黒社会礼賛映画になってるんじゃ...などと心配してしまうもの。  いざ見てみると、その心配は  ...  すべて当たっています。  なんですが、それだけじゃない何かというか、ちゃんと映画製作を楽しんで作り込んでいるのが伝わるんですね。本作の方針として、リアルな黒社会映画を作ろう、というテーマがあったと思うんです。冒頭で触れた杜?峰(ジョニー・トー)の『エレクション』(05)は香港黒社会をリアルに描いたことで有名ですが、そのなかで描かれていた黒社会の儀式、抗争に銃はまったくと言っていいほど使われない点など、共通するところは多い。  たぶん、けっこうマジメにつくってますよ※。  確かに脚本は盛り上がりに欠けますし、ユンファ目当てで見る観客にはサービス精神ゼロですが..。 埠頭でのラストカット、ユンファとロイ・チョンの2ショットにニヤニヤできる方、及びユンファの音痴で愛嬌のある主題歌(エンドクレジットにて)を聴きたい方にはおすすめですね。
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[004]ファウスト
 ブキミにキュートタニ2011-02-01
 
眉をしかめて物語を追っては混乱しますが、迷宮感覚に身をゆだね、人形のブキミなかわいさに笑っていれば、そのうちハマる。そんな映画です。
  
 
[005]マチェーテ
 思考停止でニヤニヤしようタニ2011-01-11
 
 オープニング、敵アジトに殴り込むメキシカン男が「つかいやすい」という理由のみで銃を選ばず山刀(マチェーテ)を握る。B級丸出しのこのシーンで我々は即座に考えることをや・・・
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 オープニング、敵アジトに殴り込むメキシカン男が「つかいやすい」という理由のみで銃を選ばず山刀(マチェーテ)を握る。B級丸出しのこのシーンで我々は即座に考えることをやめ、ニヤニヤしながら活劇に興じる。  本来脇役のダニー・トレホが主演をはり、いつもは主役の面々が楽しそうに脇を飾る。  ロバート・デ・ニーロ、スティーブン・セガール、ドン・ジョンソン、ジェシカ・アルバ...  通好みではチーチ・マリンにトム・サビーニ...。  そんな面々に囲まれると、ダニー・トレホは、あぁ、やはり寸胴ずっくりむっくり、やはり主演級のスターではないのだなぁとぼんやり思い、しかし異常に太いその腕で、歯を喰いしばり(まさに)鬼の形相で振り回される山刀には、一本のBランク映画を成立させる迫力と説得力がある。  ただし、真面目に見てはいけませんよ。ビール片手に楽しみましょう。
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[006]イップ・マン 葉問
 すごくおもしろいよ!タニ2011-01-07
 【ネタバレ注意】
 日本公開が決まる前、封切りからだいたい一週間後、香港へ観に行った。  サモハンの武術指導作品として、これは最高傑作と呼んでもおかしくないと思われます。  香港映画・・・
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 日本公開が決まる前、封切りからだいたい一週間後、香港へ観に行った。  サモハンの武術指導作品として、これは最高傑作と呼んでもおかしくないと思われます。  香港映画における武術指導とは単なる動きの振付だけでなく、カメラワーク等も含む。そう考えると、やはりすごいんですよ。本作のアクション演出は。いわゆる「武術家」の設計するアクションであることは勿論、「映画屋」の設計するアクションなんですよね、サモの場合。両立している。  功夫vs功夫 で見せる速さと美しさ。そして終盤、  功夫vsボクシング となった際の興奮!!  リングのマットの上で行われる、功夫vsボクシングの異種格闘技戦が観れるわけで、演武で見ていた功夫の型が実戦でどう使われるのか、どう払うのか、どう打つのかが、サモ独特の痛みを伴った演出で見ることができる。  しかも、対するのがボクシングであるため対比の振り幅は大きく、映画としての「画」のおもしろさに満ちている。ボクシングのステップに対する功夫の摺り足。拳を打つスピードと一打の威力に技術を集約させたボクシングに対し、手も出て足も出て関節技も何でも来いの、体全体を使った中国功夫の格闘技としての純粋なおもしろさが、これでもかと際立つ。いやいや、これはおもしろい。  基本的に映画の構造は一作目と同じ。  ささやかな幸せがあり、葉問の人徳と人々の笑いがあり、それらを脅かす外国人に対し、葉問が中国人の誇りを背に(今回は香港人の気概も存分に)立ち上がる。  だが、一つ一つの要素の充実度がぐっと増している。人情喜劇に笑い、人情劇にホロリ、そしてアクション活劇にハラハラ。そのその一つ一つの満足度が、前作より大きく感じられた。葉偉信(ウィルソン・イップ)の演出も奇をてらわず、オーソドックスに撮りあげる。その分、じっくりと浸れる。この充実感、その理由は、香港の満員の映画館で観れたこと、それだけではないと思いますよ。
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[007]イップ・マン 序章
 おもしろいよ!タニ2011-01-07
 【ネタバレ注意】
 主役の葉問とは武術家であり、李小龍(ブルース・リー)の師。伝記映画ですね。功夫たっぷりの。  日本公開が決まる前、輸入DVD(香港版、英語字幕)にて見た。  映画の前・・・
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 主役の葉問とは武術家であり、李小龍(ブルース・リー)の師。伝記映画ですね。功夫たっぷりの。  日本公開が決まる前、輸入DVD(香港版、英語字幕)にて見た。  映画の前半部分は古き良き中国の生活を描く。まるで關徳興(クワン・タッヒン)主演の黄飛鴻映画※のように中国的道徳観念が描かれる。かといって説教臭いわけではない。あったかみのある感じ。  そして、日本軍の占領が始まる。ここから画面は色彩もぐっと抑えて、重量感を帯びてくる。葉問は炭鉱での労働に従事せざるを得なくなり、そこで改めて佛山の隣人たちの現状を知る。やがて葉問は日本軍の試合場へ赴き、空手との格闘を演じる。  ここのシーン、素晴らしい。  およそ格闘映画ファン、功夫映画ファンと公称する方々には是非見てもらいたい。観客に見せやすいために遅くしたり、無意味なスローや馬鹿げたワイヤーは勿論ない。速い。カットによっては目視が難しい。怖い。実践的で拳が凶器であることが伝わってくる。そして、美しい。葉問の用いる詠春拳とは元来、女性の護身用として開発された功夫。故に、派手な足技がない。手技が中心で、動きは小さく、少ない。しかし、精妙。そんな功夫が、大の男たちを(まさに)バッタバッタと打ち破る面白さ!  サモハンの動作導演、ドニーの格闘家としての腕。この二人でなければ実現不可能な映画であると、深くうなずかせるシーンでした。
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[008]ヴィクティム
 ラム監督の最後の闘争(負け戦)タニ2010-12-26
 
 一言でいえば、林嶺東(リンゴ・ラム)監督の失敗作。  しかし、その一言で片づけるには余りに味わい深く、捨てきれない一本。  ...どうか、1999年の香港という社会、香港映・・・
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 一言でいえば、林嶺東(リンゴ・ラム)監督の失敗作。  しかし、その一言で片づけるには余りに味わい深く、捨てきれない一本。  ...どうか、1999年の香港という社会、香港映画の迎えていた局面、林嶺東という反骨の映画作家...そんなキーワードを想像しながら味わっていただきたい一本です。  私は好きです。
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[009]イヴの総て
 映画屋の発想タニ2010-11-06
 
 監督さん、脚本家出身だけあって、映画の構成が見事(脚本も兼任)。観客の関心をイブの過去にしっかりと注目させるオープニングにしてやられる。  演劇の内幕映画は、往々に・・・
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 監督さん、脚本家出身だけあって、映画の構成が見事(脚本も兼任)。観客の関心をイブの過去にしっかりと注目させるオープニングにしてやられる。  演劇の内幕映画は、往々にして演劇出身の脚本家、演出家の手にかかることが多い。故にセリフに頼り過ぎの語り口が多く、冗長になりがち。しかし、本作の監督さんは根っからの映画屋。それはラストカットを見ればおのずと分かる。あれは、映画屋の発想です。  べティが見たくて見てみたら、思わぬ傑作。得した気分です。
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[010]ストリートファイター
 正直強そうタニ2010-10-31
 
 撮影時54歳のブロンソンは、劇中で爺さん扱いだ。しかし、ひとたびジャケットを脱ぐと、見事に引き締まって正直強そう。炭坑夫として働いていた経験が、この体を作ったのか..・・・
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 撮影時54歳のブロンソンは、劇中で爺さん扱いだ。しかし、ひとたびジャケットを脱ぐと、見事に引き締まって正直強そう。炭坑夫として働いていた経験が、この体を作ったのか..。  しかし..  なんとまぁ..  タンクトップが似合うこと。
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[011]リード・マイ・リップス
 これが映画タニ2010-10-16
 
リアルなだけではなく、とても、映画的だ。  女をまっすぐに見据えるカメラ、過剰すぎず、欠けてもいない映像による状況説明、チラリチラリと男を覗き見るカメラ(女の視線).・・・
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リアルなだけではなく、とても、映画的だ。  女をまっすぐに見据えるカメラ、過剰すぎず、欠けてもいない映像による状況説明、チラリチラリと男を覗き見るカメラ(女の視線)...映画を見ている、という幸福感がラストカットまでずっと続く。  もどかしく、ねじれた純粋な男女劇は終盤に至りサスペンスの度合いを強め、映画でこれほど息をのむのも久方ぶりと嬉しくなる。  ラストカットに辿り着き、私はそれを美しいと思った。どっぷりと浸って楽しめる。これが映画ですね。
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[012]ニック・チョン
 チョンはえらい!タニ2010-10-14
 
張家輝(ニック・チョン)、『証人』(08)にて香港電影金像奨(香港のアカデミーと思って下さいな)主演男優賞を見事受賞。いやー良かったもの。受賞後、「今後、どのような作品に・・・
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張家輝(ニック・チョン)、『証人』(08)にて香港電影金像奨(香港のアカデミーと思って下さいな)主演男優賞を見事受賞。いやー良かったもの。受賞後、「今後、どのような作品に出演したいですか?」とのインタビューに彼、笑顔でこう答えたとか。  「王晶(バリー・ウォン)のコメディー!」  あんたはエライ!
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[013]ディセント
 チラリの瞬間芸、満点タニ2010-08-21
 
本作の成功の理由は、恐怖の本題(「なにか」の出現)の前段階で、既に絶望と不安がMAXに達していた点。観客が探検隊に同調してナーバスになっている瞬間、画面に「なにか」がチ・・・
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本作の成功の理由は、恐怖の本題(「なにか」の出現)の前段階で、既に絶望と不安がMAXに達していた点。観客が探検隊に同調してナーバスになっている瞬間、画面に「なにか」がチラリと映るのだ。  これは...怖い。  正体不明のモノが絶対的な力で襲ってくることに恐怖の根幹、ホラー映画の根幹はあるが、それを上手に踏まえた一本と言えます。  ただ、主人公が「なにか」と正面きって対峙する頃から映画はヒーローアクションにシフトチェンジ。この変化をサム・ライミの『死霊のはらわた』(83)『死霊のはらわた2』(87)を一緒に見てるようだと歓迎できる方なら最高にドツボにはまること間違いなし。
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[014]ベスト・キッド
 背中がナイスでジャッキータニ2010-08-16
 
 ハリウッド進出後(『レッド・ブロンクス』(95)以降)のジャッキー・アメリカ映画の中で、一番面白い。  その最大の要因はやはり、ジャッキーが「ジャッキー」を演じて・・・
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 ハリウッド進出後(『レッド・ブロンクス』(95)以降)のジャッキー・アメリカ映画の中で、一番面白い。  その最大の要因はやはり、ジャッキーが「ジャッキー」を演じていない点だと、思う。逆に言えば、我々映画ファン、成龍ファンは、ジャッキーがこういう演技をする映画を、ずっと観たかった。なにより私が本作のジャッキーに惚れ惚れしてしまったのは、その歩き方なんです。ちゃんと、くたびれてる。少しまるまった背中。特に後ろ姿がナイス。この背中だけでも映画館に行く価値あり。
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[015]ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
 左手にビール持ってたんだけどなぁ..。タニ2010-08-09
 
本作の映画的な欠点は挙げません。だってビール片手に楽しむ映画ですからね。  ただなぁ..左手にビール持ってたんだけどなぁ..。  その昔、『ブルースブラザーズ』(80)・・・
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本作の映画的な欠点は挙げません。だってビール片手に楽しむ映画ですからね。  ただなぁ..左手にビール持ってたんだけどなぁ..。  その昔、『ブルースブラザーズ』(80)を見てジョン・ベルーシ(小さいお兄ちゃんのほうね)が好きになり、ベルーシの主演コメディ映画を見た時を思い出す。  笑えなかったなぁ..『アニマルハウス』(78)..。  お国が違うということで。
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[016]ぼくのエリ 200歳の少女
 お見事!な仕上がりタニ2010-07-19
 
甘ったるい邦題ですが、中身はしっかりとしたホラー。吸血鬼の伝統的な設定をうまく活かし、思春期を迎える少年の心のあやうさを重ね、お見事!な仕上がりになっています。  ・・・
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甘ったるい邦題ですが、中身はしっかりとしたホラー。吸血鬼の伝統的な設定をうまく活かし、思春期を迎える少年の心のあやうさを重ね、お見事!な仕上がりになっています。  原題『let the right one in』(オープニングでスウェーデン語タイトルでるが多分同意)は直訳すれば「正しき者を中に入れろ」。これが二重の意味になっていて、うまいなぁ。  まず一つ。少年オスカーの視点。吸血鬼の伝統的設定として、吸血鬼がヒトサマのお宅に入れるのは夜、窓から。そして、「入ってもよい」という許可を受けて始めて入れる。オスカーにとって「正しき者」を入れましょ、という意味。  二つ目。少女エリの視点。「正しき者」を仲間に入れよ、という意味。映画で語られる吸血鬼ってのは、強くない。弱点だらけ。自分を守ってくれる相棒が必要なんですね。少女にしてみれば仲間を探す物語でもある。  題材は吸血鬼だが、12歳の少年少女の初恋物語としても機能していて、それがこの映画をホラーファンに独り占めさせない、多くの観客を獲得できた理由。初恋の喜びにほころぶ少年の笑顔はもちろん、私には少女エリが再び12歳を取り戻した笑顔をしていたように、見えたのだが..
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[017]黒猫・白猫
 傑作!タニ2010-07-04
 
 底抜けに明るく楽しい喜劇。悪党も善人も、アヒルもジジイも歌って踊り出す。  映画であること、おとぎ話であることで獲得できる、人間の負の部分を笑いとばすエネルギーが・・・
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 底抜けに明るく楽しい喜劇。悪党も善人も、アヒルもジジイも歌って踊り出す。  映画であること、おとぎ話であることで獲得できる、人間の負の部分を笑いとばすエネルギーが、一つの限界を突き抜けている。うたわれるのは生命讃歌。生きるということをナリフリ構わず全肯定し、歌い踊る。主人公と恋人が服を脱ぎ捨てながら畑を駆けるシーンの、なんとすがすがしい!なんて美しい!    黒猫、白猫とは死と生であるのかと思いながら見ていると、それは死と生だけでなく過去と現在、悪党と善人、大きいのと小さいの...なんて具合に映画を形成するすべての要素を対照的なペアで揃えていることに気付く。その、象徴としての存在が黒猫、白猫なんですね。  その、散りばめられたペアたちがどのようなラストを迎えるか..是非とも見届けて欲しいものです。  傑作!
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[018]サバイバル・オブ・ザ・デッド
 牧場に放たれているのはゾンビタニ2010-06-24
 
 ロメロ本人も語っていましたが、本作は西部劇の要素を取り入れている。終盤の対立の図式はまさに西部劇のそれです。牧場主がカウボーイを引き連れて、お隣の牧場に殴り込み..・・・
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 ロメロ本人も語っていましたが、本作は西部劇の要素を取り入れている。終盤の対立の図式はまさに西部劇のそれです。牧場主がカウボーイを引き連れて、お隣の牧場に殴り込み..ただし牧場に放たれているのはゾンビですが。  ロメロという方はお茶目でありつつ、非常に真面目な方。スタイルとして西部劇の風味はぴったりだったかもしれません。風格、みたいなものが西部劇には必要ですからね。そういった意味ではB級ヒーローアクションと化してしまったロメロの『ランド・オブ・ザ・デッド』の正反対に位置している映画かもしれません。
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[019]レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
 長文ですが。タニ2010-05-26
 
 評価を見ますと、手痛いものが多い。 「呉宇森(ジョン・ウー)がもともと好きじゃない」こりゃどうしようもないですね。 「戦闘シーンは迫力あるが、ドラマ部分がひどい」ま・・・
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 評価を見ますと、手痛いものが多い。 「呉宇森(ジョン・ウー)がもともと好きじゃない」こりゃどうしようもないですね。 「戦闘シーンは迫力あるが、ドラマ部分がひどい」まぁ。そうですね。 「エキストラの演技がひどい」熱心にみてますね。えらい!  とまぁ、こんな感じです。  他に見受けられたのは三国志に精通しているが故の愛情、またはその逆転ですね。  観客のこの反応、うーむ、この映画、大成功じゃないですか!ウーさん!!  私はこのように感じました。  ウーさんがこの映画で目指したものは何だったのか、その狙いを考えます。  ウーさん映画にはもう長年付き合ってきてますので、作風というか、作家精神にはある程度詳しいつもりです。これぞウー・ワールド!といった男汁溢れる『男たちの挽歌』『ワイルド・ブリット』、その反面的な観客サービス型『狼たちの絆』『アーメン・オーメン・カンフーメン』。(残念ながらハリウッド行ってからは香港時代の焼き直しとしか見れないので触れません。)  『レッド・クリフ』はどんな映画だったのか?おそらく、着想段階では男汁溢れる映画だったと思います。周喩(梁朝偉)と孔明(金城武)の関係が原典から、※ウーさんらしい設定に変えられているし、曹操を追い詰める船上のラストシーンの構図など、非常にウーさんらしいです。 ※【ウーさんらしい設定】・・・主役の男性二人が、陰と陽、それぞれの象徴となって映画に存在すること。対立関係にあることが多い。『狼/男たちの挽歌・最終章』の周潤撥(チョウ・ユンファ)と李修賢(ダニー・リー)、『フェイス・オフ』のケイジとトラボルタもウー設定。  では、『レッド・クリフ』は男汁映画なのか?  違います。  今までウーさんが扱ってこなかった、女性の役割が大きいのがその一番の理由。ウーさん映画には、美しい女性は存在しても決して物語の起因、きっかけとなる存在ではなかった。事件が起こったときのリアクションとしての行動はあるが自発的に映画を転がしていく要素足り得てはいなかった。  しかし、『レッド・クリフ』に関しては違う。特にPart2の前半なんて趙薇(ヴィッキー・チャオ)の潜入作戦しかやっていない。『レッド・クリフ』はウー・ワールド全開の映画ではもはやないのだ。  では、『レッド・クリフ』は観客サービス型映画なのか?  違います。  男汁映画でもなければ、観客サービス型でもない。ウーさんは恐らく目論見通りこの映画を作り上げ、目論見通りの評価を得ていると思います。    それは、新しい【中国映画のスタンダード】を提示すること。  ウーさんの狙いはこれだったと私は思います。 ハリウッド映画と同等の技術を持ち、 ハリウッド映画と同等かそれ以上の興行収入をあげ、 アジア全域を製作舞台とし、 アジア全域を公開範囲とし、 かつ、娯楽の王道である映画。  だからこそ、アクション、ロマン、笑い、中国思想、何でもごちゃごちゃ入っていたのです。  そして、ウーさんはたぶんこう考えてる。  「スタンダードは、否定されるべきだ」  映画の歴史を見れば分かるように、スタンダードが確立した後、亜流による否定で映画は進歩します。かつてのアメリカン・ニューシネマがいい例です。ですから、評価に喜びながらウーさんはレッド・クリフが典型、お手本として古臭くなっていくのを楽しみにしているように思えてしまいます。  ウーさん自体、もともと亜流の人ですから、自分で進化させるかもしれないですけど。
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[020]レッドクリフ Part I
 白ハトタニ2010-05-26
 
今回も白ハトちゃんが大活躍
  
 
[021]カンフーシェフ
 恋ありサモあり料理ありタニ2010-05-26
 
 サモは名料理人。今日も祝いの席に料理を作り、腕を奮う。しかし、サモの過去に因縁を持つ甥っ子の策略で食中毒事件が発生。サモは料理人の座を奪われ、流浪の旅に出る...。 ・・・
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 サモは名料理人。今日も祝いの席に料理を作り、腕を奮う。しかし、サモの過去に因縁を持つ甥っ子の策略で食中毒事件が発生。サモは料理人の座を奪われ、流浪の旅に出る...。  ちょっと違うけどこんな話。  これがなかなか、全盛期の香港映画を想わせるメチャクチャ加減でした。功夫あり、笑いあり、ドラマあり、恋ありサモあり料理あり。ないのはゴールデン・ハーベストのマークぐらいですかね。  何よりぐっとくるのは武術指導の充実。監督さんは新人だけど、アクション監督出身だから功夫シーンにしっかり熱が入ってる。武術指導も往年の方々が集結しているので、ワイヤーの使い方も自然で素晴らしい。  サモ功夫の最大の魅力である、手技(詠春拳好きだしねぇ)、型の美しさを前面に押し出し、満足。梁小龍(ブルース・リャン)vsサモなんてのもあります。
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[022]グラン・トリノ
 (無題)タニ2010-05-26
 
 映画の幸福感とはなんだろう。  それは、ひたることだと思う。つまさきから頭のてっぺんまで、ずっぷりと映画にひたり、考え、感じ、自己投影も混じりながら世界にひたる。・・・
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 映画の幸福感とはなんだろう。  それは、ひたることだと思う。つまさきから頭のてっぺんまで、ずっぷりと映画にひたり、考え、感じ、自己投影も混じりながら世界にひたる。それが映画の幸福なら、『グラン・トリノ』は間違いなく幸せをもたらしてくれる、テンポの速い、カット割の細かい映画が氾濫する最近の映画の中この存在は際立ってみえる。  ゆっくりとひたりましょう。
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[023]戦艦ポチョムキン
 マイゼル版のススメタニ2010-05-26
 
 2005年ベルリン国際映画祭上映に使用された復元版、通称マイゼル版で見直した。劇中流れる音楽の作曲者の名前みたいです。マイゼルさん。サイレント映画って伴奏音楽でだいぶ・・・
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 2005年ベルリン国際映画祭上映に使用された復元版、通称マイゼル版で見直した。劇中流れる音楽の作曲者の名前みたいです。マイゼルさん。サイレント映画って伴奏音楽でだいぶ印象が変わりますが、マイゼルさん、いい仕事してると思います。  プリントも鮮明に蘇っています。 ぼわぁっとした画面が記憶にありましたが、こちらはくっきり鮮明。大群衆のシーン、極端なクローズ・アップが迫力あります。  モンタージュを多用した映画手法だとか、映画創世記における最重要作だとか、世界史的に見た位置付けのおもしろさとか、政治的なお話とか、話のタネは尽きません。  だけど、そういう知識を抜きにしても十分におもしろい。純粋な映画としての楽しさに溢れてる。  オデッサ広場の階段を乳母車が落ちていくシーン。  映画狂のブライアン・デ・パルマ監督が『アンタッチャブル』で愛を込めて模倣したあのシーン。デ・パルマが撮影現場にモニター置いて、ポチョムキンチェックしながら撮影してたのは有名な話。  その迫力を、最大限に感じられるのがこのマイゼル版。映画マニア以外にもおすすめですよ。 
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[024]黄金の七人
 おしゃれさん。タニ2010-05-26
 
 おっしゃれー。ヒュー。  なんの説明もなしに唐突に始まる銀行強盗。手口の巧妙さは映像で語られ、台詞による余分な説明は無い。この演出で、男たちがプロフェッショナルな・・・
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 おっしゃれー。ヒュー。  なんの説明もなしに唐突に始まる銀行強盗。手口の巧妙さは映像で語られ、台詞による余分な説明は無い。この演出で、男たちがプロフェッショナルな強盗集団だと、観客に伝わってくる。  そしてなにより、おしゃれさん。  作業車はすべて鮮やかな黄色。中から出てくる男たちはお揃いのオレンジの作業服。グラマー美女はシーンが変わるたびにお着替え。流れる音楽はこれまた小粋なジャズばかり。イタリア映画ってB級丸出しのマカロニにしたってタイトルバックの色使いがきれいですよね。そういうとこ好きです。『黄金の七人』はそういった魅力が全開の作品。  ですけど、たんにオシャレでスタイリッシュなだけじゃない。ちゃんと中身もついてきます。  見所は強盗が成功してから。  盗み出した黄金の行方がどうなることか、まったく予想できません。だってみんな悪人だから。  裏切って、裏切られ、疑って、疑われ、騙して、騙されて。頭脳ゲームのおもしろさはもちろんのこと、それでも離れがたい男たち(女一名含む)の繋がりが明るくて、コメディみたいで微笑ましい。本気でだましあってるんだけど、みんなかわいいんですね。
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[025]サブウェイ・パニック
 おはなちゃんタニ2010-05-26
 
 主演のウォルター・マッソー、おはなちゃん。  コメディリリーフとしての魅力は勿論ですが、私がお勧めしたいのは犯罪映画に出演している、おはなちゃんです。  図体がデカ・・・
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 主演のウォルター・マッソー、おはなちゃん。  コメディリリーフとしての魅力は勿論ですが、私がお勧めしたいのは犯罪映画に出演している、おはなちゃんです。  図体がデカイ。顔がデカイ。なにより鼻がデカイ。猫背で、なんだかやわらかそうだ。つまり、愛嬌があって見てるだけでほほえましい。本作の管理棟内をうろうろ歩き回る姿はなんだかおかしい。それ故に、シリアスな映画で憤怒の表情をすると、迫力がある。  本作以外でお勧めしたいのはドン・シーゲル監督の『突破口!』。こちらは、おはなちゃんがプロの犯罪者を演じていて、なかなかにおもしろい。隠れた傑作です。  そして『サブウェイ・パニック』。おはなちゃんの顔の魅力を余すことなく発揮した本作のラストシーンは素晴らしい。サスペンス映画であんなにほっこり、ドキドキが同時に味わえるなんてなかなかないです。
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[026]東海道四谷怪談
 年に1本、四谷怪談!タニ2010-05-26
 
どうしてもこの時期のホラー映画は見世物的側面が強く、故にドラマが冗長だったりしますが、本作に於いてはそんなこと全然ありません。個人的にはその要因は天知イエモンにある・・・
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どうしてもこの時期のホラー映画は見世物的側面が強く、故にドラマが冗長だったりしますが、本作に於いてはそんなこと全然ありません。個人的にはその要因は天知イエモンにあると思います。  四谷怪談という題材においてイエモンは悪役です。そりゃそうです。ですが、この悪役をどう設定するかによって趣は大きく変わってきます。  例えば、卑怯でずるくて小賢しいイエモンなら、憎らしくて憎らしくて、終盤のお岩リベンジは胸のすく思いでしょう。腕力に長け、大酒呑みで暴力的なイエモンならお岩もリベンジのため強力な怨みパワーを発揮せざるを得ないわけで、アクション大作になりそうですね。  そういった意味では、本作の天知イエモンは極めて人間らしい、弱さをもった悪役です。悪事を働く際には必ず共犯がいますし、お岩に手をくだすまでの躊躇が丹念に描かれます。そして、あの天知さんの顔!眉間に皺寄せてニヒルー!ある意味、何を考えてるのか分からない、観客に悟らせない表情をしますよね、天知さんは。それ故に、イエモンの躊躇が体裁か、外聞か、お岩への捨てきれぬ情けか愛情か...。と考えてしまい、映画に奥行を与えてると私は思います。    四谷怪談のラスト、イエモンのお決まりの台詞  「おいわぁー!ゆるしてくれー!」  が、本作の天知さんでは典型的な断末魔ではなく、人間の弱みともとれる気がして不思議です。  天知さんばかり褒めてしまいましたが他も良いです。  お岩さんが復讐を始めるあたりからは、まるで昭和のお化け屋敷にいるような演出もあって楽しい。  夏の風物詩、年に1本四谷怪談ってのも、おつかもしれませんね。
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[027]野いちご
 冒頭の悪夢タニ2010-05-26
 
「世界の名作」なんて貼り紙がされている本作ですが、小難しい映画作法を知らなければ理解できない、という類のシロモノではありません。単純におもしろく、映画狂の渇きも潤・・・
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「世界の名作」なんて貼り紙がされている本作ですが、小難しい映画作法を知らなければ理解できない、という類のシロモノではありません。単純におもしろく、映画狂の渇きも潤す、どちらにも評価に値する、本当の意味での「名作」だと思います。  ドイツ表現主義を完全に消化した冒頭の悪夢は、素晴らしすぎます!
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[028]
 あの眼こそタニ2010-05-06
 
 単なるサイコキラー映画で終わらせなかったところにこの映画の斬新さがあり、同時に時代背景と切り離せられない重みもある。  時代から解放されたときこの映画が映画として・・・
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 単なるサイコキラー映画で終わらせなかったところにこの映画の斬新さがあり、同時に時代背景と切り離せられない重みもある。  時代から解放されたときこの映画が映画として初めて報われる気がするが、頭のなかでぼやっと解き放った時、脳裏に浮かぶのはピーター・ローレの怯えたあの眼だ。とすると、フリッツ・ラングの手腕、構築された映画表現の迫力は時代を映した鏡だったのか。  うんにゃ、あの眼こそ時代を映す鏡だったのでは。  という風に、いまだに時代背景抜きには評価できない映画だ。  素晴らしいことには変わりはありませんが。
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[029]ウルフマン
 いざ、満月!タニ2010-05-05
 
 映画を見る理由はたくさんあるけど、その一つに役者の顔、がある。  その傾向が色濃く反映するのがホラー、とりわけモンスター映画だと私はちくと思った。  クラシカルに・・・
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 映画を見る理由はたくさんあるけど、その一つに役者の顔、がある。  その傾向が色濃く反映するのがホラー、とりわけモンスター映画だと私はちくと思った。  クラシカルに刷り込みされたベラ・ルゴシのドラキュラ伯爵、ボリス・カーロフのフランケンシュタインの怪物といろいろあるが、そういった刷り込みを経て私たち観客はモンスター映画に足を運ぶ気がする。    そして今回はベニチオ・デル・トロの、狼男。  いいじゃない。ぴったりですね。もともと怪奇俳優な顔(失礼!)してますから、とても楽しみに映画館へ向かった。いざ、満月!  雰囲気といい、狼男の造形といい、とてもクラシカルな一本。  「狼男」というテーマで作られた一本、ではなく、ユニバーサルの『狼男』(41)をリメイクした一本だ。  一番の見所(と私は言い切るが)である狼男への変身シーンは申し分なく、主役級の役者陣も達者で観ていて飽きない。あくまでホラー映画だと割り切って、流血に躊躇がないのも潔く気持ちいい。  難点を挙げるとしたら脚本の練り不足(ラストがしまらない...)だが、ユニバーサルという大手で製作し、ユニバーサルが著作権のがんじがらめをしているホラーモンスターを正面から扱った、という意味では申し分なく及第点。  やっぱり、満月に変身、って夢がありますよね...。
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[030]すべて彼女のために
 (無題)タニ2010-05-04
 
彫刻みたいな顔をしたヴァンサン・ランドン。皺が深く刻まれた顔が、説得力と迫力を産みます。妻が苦労にじむ夫の顔をなでなでして「ハンサムよ」とささやくシーン。素晴らし・・・
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彫刻みたいな顔をしたヴァンサン・ランドン。皺が深く刻まれた顔が、説得力と迫力を産みます。妻が苦労にじむ夫の顔をなでなでして「ハンサムよ」とささやくシーン。素晴らしいなぁ。ハリウッド規準でいうと決して色男じゃないんだけど、映画規準でベリーハンサムなんですなぁ。  妻にダイアン・クルーガー。またこの奥さんがイイ。ブロンドをたなびかせてキラキラ輝いている姿と、絶望に光を失った姿。この美しさの落差、というかコントラスト、が非常に素晴らしい!この美しさをもってしてこの映画の構造、ラストは完成される。いや、ホントにそう思う。  余計なセリフがない。  病院のベットの上、視線の交わし合いだけで赦し合う夫婦。妻の美しさに久々に触れてハッとする夫...。  一つ一つの感情がしっかりと観客にも伝わってきてるんですね。映画に余計なセリフはいらんのですよ。  撮影、脚本、演出、役者、すべてが満点。フィルムのヒトコマヒトコマに作り手の情熱と映画愛を感じる。手放しでブラボーですよこりゃ。
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