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 「トウショウファルコ」さんのコメント一覧 登録数(131件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]おくりびと
 尊厳を守る仕事トウショウファルコ2009-05-06
 【ネタバレ注意】
“つかみ”で観客を乗せることに成功していますね。飛び立つ鳥で間を持たせ、 自然の中でチェロを演奏させる。その・・・“あざとさ”で、いい意味での 一般向け名作の領域に位置づ・・・
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“つかみ”で観客を乗せることに成功していますね。飛び立つ鳥で間を持たせ、 自然の中でチェロを演奏させる。その・・・“あざとさ”で、いい意味での 一般向け名作の領域に位置づいた良作だと思いました。こういう題材は、真面目 すぎると辛いですからね。 刺激が強すぎた死後2週間の老婆の遺体処理と、翌日、遺族(夫)から感謝される この仕事の意義を認識した場面。メリハリがあり感情移入できます。 映画を観終わって、特に印象が残ったのは2シーン。 初仕事のショックの後、妻に甘えます。膝間づいて抱きつきます。すがりたいの です。あっさりと流さずに無性に甘えるんです。効いてますよ、このシーン。 そして、生きていた物を、美味しく食べてやるシーン。こういうの効きますね。 銭湯のおばちゃんが亡くなり、妻と同級生(おばちゃんの息子)の前で仕度する。 互いの間がいいですね。ここもいいですね。 父親が亡くなったと知らされます。ここは、いらないシーンかなって一瞬は 思いました。話を持たせるには、何かもうひとつ入れたいんですよね。ずっと だから前フリしてたんです。それに予想通りでしたし・・・ しかし、これは入れていいシーンでしたね。いろんな人生があると思います。 ダンボール一個しか残せなかった人生も・・・。息子を捨てた父親が、決して 幸せでない晩年を生きていて、息子には遭えないです。楽しみなんてないでしょう。 支えは息子との思い出の“石”だけなんです。それを息子が知ることも大切ですよ。 でも、それよりも大事なのは、哀しい哉、あれだけ憎んでいた父親の死際に、 思い出させるものは、父親との楽しかった思い出なんです。彼の人生に想い巡らせ 涙します。それが親子ということなんでしょうね。 山崎さんの胡散臭さが、いつもながらいいですね。 主役のモックン、チェロ演奏・納棺シーンだけでなく、少しやり過ぎでも、銭湯の 石鹸を何度も落としたり、川辺・階段でズッコケそうになったりと、よく頑張り ました。熱意が伝わりますです。 監督が違えば、さらに名作に成り得たかもしれませんが、見栄えじゃなく 観易くしたこの映画を、自分は支持しますね。
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[002]シェーン
 引き金が重いトウショウファルコ2009-02-23
 【ネタバレ注意】
久しぶりに観ましたが、凄くいい映画と再認識しました。その場は感動する としても、それが続かない今日この頃、心に残らないんですよ・・・。でも、 今迄に観た西部劇で一番い・・・
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久しぶりに観ましたが、凄くいい映画と再認識しました。その場は感動する としても、それが続かない今日この頃、心に残らないんですよ・・・。でも、 今迄に観た西部劇で一番いいかもなんて・・・今更ですが。 物語は任侠・寅さん風でもある何気ないもののように見えますが、それが 良く出来てる。握手のシーンがでます。殴り合いのシーンがあります。 それぞれの握手、それぞれの殴り合いの意味が違うんですよね。それに、 夫婦とシェーンの三角関係、心にだけ留めておく好意がいいんです。 さて、時代劇で何人も斬りまくる。アクション映画で銃を撃ちまくる。 ゲームのようです。でも、銃を撃つシーンがなかなか出てこない。早撃ちが 売りなのにです。 最初に撃つシーンは、少年ジョーイがシェーンに撃つところを見せてとおねだり します。ここでシェーンは地面の小石を早撃ちで見事に命中させます。手入れ された銃がキラッと光った瞬間、物凄すぎる銃声です。 音量調節を間違った訳じゃないんです。きっと、ジョージ・スティーブンスは 狙ったんです。この映画の命は、この銃声なんです。監督が本当に描きたがった 良識なんです。そう信じます。 母親が飛んできます。少年はシェーンの凄さを母に語りますが、心は違います。 早撃ちと銃声に、少年は目を見開いて驚きますが、瞬間的に恐怖を感じたのです。 ちょっとやそっとのことでは引き金は引けないと本能的に察するのです。 さて、2度目の銃声も強烈です。ジャック・バランスの早撃ちウィルソンです。 開拓農民2人が街に買出しです。一人は怖いくせに、いきがります。見せしめには いい相手でした。挑発し、1発の銃声とともに葬ります。1メートルぐらい後に 飛ばされて即死でした。あまりの出来事に、もう一人は夢の続きのように呆然と 動かなくなった友人に近づいていきます。そんなものでしょ、信じられる筈がない。 そして3度目、一家、それにウィルソンとの対決です。ウィルソンは人に銃口を 向けることに麻痺している男、シェーンの若き日に何があったかしれませんが、 筋を通す金も名声もいらない誠実な男にとっては覚悟がいるんです。 そのウィルソンもシェーンの早撃ちに壁に射ちつけられるように飛ばされるのです。 シェーンによって平和が持たされました。しかし、どんなに平穏な場所に留まろうと しても、シェーン自身、自分に一生追われていくのです。 子役が素晴らしい。暗示させることが出来ている。(勿論、A・ラッドはかっこいい。) すべてが終わり、去ろうとするシェーンと面と向かって話する。 シェーンのことは、父も母も忘れない。少年にとっては生涯の憧れの存在になる だろう。でも・・・彼のようにはなれない、ならないだろう。 銃を人に向けて背負い込むことの重み、引き金を引くことの重みを、この監督は、 実際に銃を撃つシーンで見せることが出来たのです。
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[003]豚と軍艦
 「バカ野郎ォー!」トウショウファルコ2008-11-17
 【ネタバレ注意】
ずっと観たかった映画。過労死で亡くなる人は、何故辞めないのだろうか・・・? 疑問に思ってたけど、人を削られても、人のやり繰りして休めない、取引先に迷惑も かかる。責任・・・
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ずっと観たかった映画。過労死で亡くなる人は、何故辞めないのだろうか・・・? 疑問に思ってたけど、人を削られても、人のやり繰りして休めない、取引先に迷惑も かかる。責任者の重圧に消耗し、気分転換に選んだのがこの映画だった。許容範囲が 狭いもんですから息切れ中。 「おじさん・・・さよなら。」 こういい残して去って行った若者達は多かったんで しょうね。エネルギーちょっと貰えたかな。 哀しいバイタリティーが滑稽でおかしいのよ。退屈な場面がなかったよ。 勢いだけじゃなく、積み重ねられた心理描写がいい。脇役が率なく如何わしい。 趣は違うけど、初期の黒沢やフェリーニの映画を思い出した。 この時代を生きた人しか語れないエネルギーがあるね。わたしゃ、こんな映画好き。 ところで豚ちゃんも怪我人かい?
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[004]きみにしか聞こえない
 主演3作では、これかなトウショウファルコ2008-10-20
 
あらかじめ点数設定は高めです。(汗・・・タラタラ) この手のお話は駄目なんですが、後半結構入り込めました。 いいですよ。璃子ちゃん。小出慶介君の優しい感性もありです。・・・
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あらかじめ点数設定は高めです。(汗・・・タラタラ) この手のお話は駄目なんですが、後半結構入り込めました。 いいですよ。璃子ちゃん。小出慶介君の優しい感性もありです。 このごろのコマーシャルで、ややぽっちゃり気味で、普通っぽいですね。 普段いい子を演じ過ぎて、肝心の演技が出来ない娘にはなりなや。 笑顔が素敵であって、感性豊かな女優になってくださいな。 やれやれ・・・心配性な、おとうちゃん目線だわ・・・
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[005]運命じゃない人
 自分時計トウショウファルコ2008-09-17
 【ネタバレ注意】
メジャーな役者ではない演技者が、この映画のような大作でない、知る人ぞ知る良作に 出演出来た喜びとはどんなもんじゃろっ。自分なら役者冥利に尽きるね。さて・・・ だいぶ・・・
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メジャーな役者ではない演技者が、この映画のような大作でない、知る人ぞ知る良作に 出演出来た喜びとはどんなもんじゃろっ。自分なら役者冥利に尽きるね。さて・・・ だいぶ前に、勢いに任せ、畳み掛ける忙しない映画は好きではないと書いたことがある。 その具体的な回答が、この映画にはある。 宮田 武。  ややリズムの遅い人生を生きてきて、行動に、一般の人よりも奮い立たす エネルギーがいる。映画の中で彼は走る。電話番号を聞くために・・・精一杯。 電話番号を聞けたからだけのガッツポーズではない。奮い立たせたのだ。今までにない自分を。 彼が、映画の時間に、唯一追いついていたシーンだったかもしれない・・・ 桑田 真希。  鍵を返した時点で、彼女の時計は止まっていたに違いない。確実に脈を 打っていても、不整脈な心理状況。自分の時間を見失っている。良識があるので、一時的な スランプか・・・彼女も映画の時計に合っていない。遅れている。 浅井(やくざの親分)。 舐めたことをされて、括弧の悪いところも見せるも、慌てない。 落ち着いたフリをしているのだろうか・・・。若いもんの手前もあるだろう。修羅場も 潜ってきただろう。一息入れてから行動できるリズムを持っている。 神田 勇介。 宮田の中学時代の同級生。私立探偵。この男も修羅場を潜ってきたのだろう。 スルッと、その場をかわす処世を身に付けている。切羽詰った焦りが見えないのだ。 あゆみ。 この女だけが、映画の中で時間と勝負しているように見えた。どこで身を引くか。 引き際が勝負の、したたかな人生を生きてきたのだ。根性がどこか座っているように見える。 『時間』を扱った作品は多くあったであろうが、そのほとんどは、“時間に振り回されている” 登場人物で全員構成されたもののように感じてしまう。自分を見失う滑稽さを描くのが映画・ ドラマかもしれないが、それぞれのリズムと時間を崩さない、崩せない人達を描いても いいじゃないかと認識させてくれる。それぞれの方向性と、映画自体の方向性も、捉える人の 自由を与えている。非常に面白い映画だった。 映画は見世物として見ているところがあるので、画面的な貧相さに9点とするかとも考えたが、 この条件で、貧相さを逆手に取り、利用したように見える方が、褒め称えられるべきだと思う。 そして、そんなことよりも映画自体の魅力に満点以外は考えられないと思ってしまった。
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[006]ごめん
 こんな情熱的なガキはおらへんよトウショウファルコ2008-09-10
 
予備知識まったくなしの観賞。始まり、シモネタ・・・このガキの親、よう出したな。 恥ずかしかったわ。でも、それで終わりませんでしたよ、このガキ。盛り返したで。 応援しま・・・
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予備知識まったくなしの観賞。始まり、シモネタ・・・このガキの親、よう出したな。 恥ずかしかったわ。でも、それで終わりませんでしたよ、このガキ。盛り返したで。 応援しましたよ、後半。自転車、はよ、着け! 頑張れ! って。根性あるや〜ん。 カッコええやんかいさ。歳取るごとに、甘ったる〜い、かわいい映画が好きになって これってヤバイね・・・
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[007]夕凪の街 桜の国
 発信できるのは日本トウショウファルコ2008-09-08
 
なかなか映画も観れなかったんですが、これはだいぶ前に観ています。 時代が違うとか、また戦争かと思う人もいるかもしれないですが、被爆者が生存している 間に伝え続けてほし・・・
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なかなか映画も観れなかったんですが、これはだいぶ前に観ています。 時代が違うとか、また戦争かと思う人もいるかもしれないですが、被爆者が生存している 間に伝え続けてほしいと思います。風化させてはいけなくても、被爆者・家族、証人を 失ってしまうと語り部がいなくなるのです。多くの残酷な大量虐殺の歴史において、早々に 戦争を終結させるべく落とされた一瞬の地獄。これを語れるのは日本人だけなんです。 『カンゾー先生』での、はちきれんばかりの肢体にドキマキしたすけべなおっさんですが、 この麻生久美子は見事です。感動の大半を背負っていると思えます。 姉である「皆実」は、自らも被爆しながら、痛みに泣き叫ぶ妹をおぶっていた。だんだんと声が 小さく弱く・・・そして姉の背中で短い人生を終えたと語るのです。 かなりかなり前の話になるのですが(自分が子供時代)、あるおじさんの話を聞きました。 空襲で(大阪か兵庫県かは?)、街は右往左往、いたる所が火災、多くの人が倒れていた そうです。当時この映画の「皆実」と同世代のおじさんも、大怪我をした母親を背負い 行き場もなく歩いていたそうです。母親はもう言葉もでない状態だったそうですが、 歩きながら背負った母親が、母親でなくなり、ただずっしりと重い物体になったのが 分かったそうです。置いてはいけない。ただただ泣きながら母親を背負い歩き続けた そうです。多くの人達が同じような経験をされていたと思います。・・・そして悲劇は まだまだ続いていくのです・・・ 生きているのが申し訳ないと語る皆実が儚くいじらしい。麻生久美子の声がまた、 妙に雰囲気を醸し出していたように思えました。 伝えなくてはならない現在があってこそ映画が完結すると思いますが、無駄に思える シーンがあり、後半はかなり弱くなるのが残念です。しかし、残すものはありますね。 歴史上の悲劇に遭った人々の心持ちを伝えることも映画の重要な役割ですね。
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[008]転々
 ちょっと、フフフッ! ホッ!と一息トウショウファルコ2008-09-06
 
若手男優って歳でもないかもしれませんが、加瀬亮が結構上手いなぁ〜とか・・・ でも、雰囲気はオダギリジョーが好きです。笑顔とか泣く演技とか。 吉高由里子嬢。この女優、・・・
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若手男優って歳でもないかもしれませんが、加瀬亮が結構上手いなぁ〜とか・・・ でも、雰囲気はオダギリジョーが好きです。笑顔とか泣く演技とか。 吉高由里子嬢。この女優、結構楽しみかもね。 さて感動を残す、あるいは、心に染みる作品ではないでしょう。ただ、ほんのたまに こんな、人を食ったものを観るのもええんでないでしょうか・・・ とくにスタッフロールの後がいちばん好きかも。 ネタバレのとこ読ませてもらいましたが、映画にした場合は、この展開のほうが ありありだと思いました。
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[009]スウィングガールズ
 出発点トウショウファルコ2008-09-01
 
もう一度観たら、粗だけ目立って白けそうだなって思ってたんですが、好きな映画みたい。 綺麗・かあいい女優に弱いと言い続けていますが、裏を返せば・・・ 役者なんて誰でも・・・
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もう一度観たら、粗だけ目立って白けそうだなって思ってたんですが、好きな映画みたい。 綺麗・かあいい女優に弱いと言い続けていますが、裏を返せば・・・ 役者なんて誰でも出来る。台詞を読むだけの俳優が多いから、見た目で選ぶってとこ あります。若手女優がたくさぁ〜んいますが、CMやバラエティでは魅力あるのに ドラマ・映画では冴えない人が多いです。受け答えが下手でも、ちょっとブスでも、 態度が悪くても、画面で生きる人がいるわけです。(勿論、最後はエリカ様) この映画を再見させたもの、上野樹里と貫地谷しほり。ここからステップアップです。 他の「ガールズ」達も、地道に活動しているようですね。 頑張った青春ってありました? う〜ん??? ・・・それはさておき、メンバー17名、 頑張った青春がDVDに残されてるんですよ。辛くなったら、この映画観て頑張れます。 出演してよかったねぇ。17名の旅立ちの映画、それだけでいい映画だわ。単純過ぎます?
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[010]河童のクゥと夏休み
 わんこにしがみつき震えを抑えるトウショウファルコ2008-09-01
 【ネタバレ注意】
「清流」の表現が素晴らしい。飲んでみたい水であった。今だから創られた意味があると 思えた。物語の作り手として深い。宮崎アニメにはない深さがある。 イルカのように水面を・・・
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「清流」の表現が素晴らしい。飲んでみたい水であった。今だから創られた意味があると 思えた。物語の作り手として深い。宮崎アニメにはない深さがある。 イルカのように水面を飛ぶ、アニメだからやってくれた爽快感があったのか。 人間は「さらし者」にしようとする。大好きな家族にも迷惑がかかる。 河童と暮らす人間、マスコミと住民に日常を破壊される。河童がいること自体が自然と 言えない。大好きだけど人間とは生きていけない・・・どう生きていったらいいの・・・ ストレスと圧迫感、人間の家族にとっても、河童のクゥにとっても、この非日常を 打破できるか、日常をどう取戻せるのかが興味を引く。パパやママ、おとうさん、おかあさん ではなく、名前を呼び捨てに出来る自立心旺盛なクゥ。ここでは生きてはいけないのだ。 本当に頼りになるのは「おっさん」で、守ろうとしたのも「おっさん」だった。 この映画でもっとも唸った情感はコンビニ場面 見届けないと気が済まないってことあるんですよね。 思い出が詰まっているからこそ見送りたい心があるんです。 「清流」に還っていきます。河童としての日常を過ごすことになります。 人間にとっての日常ってなんなんでしょうね。
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[011]チーズスイートホーム
 猫ちゃんは好きですか?トウショウファルコ2008-06-18
 
猫を飼ったことある人、飼ってる人には、判る判るこの気持ち。 意外と表情豊かです。幸せそうな顔をしたり、やたら甘えに来たり・・・ 子猫時代が、おもろいのなんのって。 ハ・・・
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猫を飼ったことある人、飼ってる人には、判る判るこの気持ち。 意外と表情豊かです。幸せそうな顔をしたり、やたら甘えに来たり・・・ 子猫時代が、おもろいのなんのって。 ハタキや丸めたコンビニの袋と格闘したり、かくれんぼも出来ます。 癒されます。それに付き合う距離が楽なんですよね。 ほんとに猫が好きな人達が作っているのが伝わります。 猫好き以外の方は、鼻で笑うかもしれません。そんなアニメです。 犬は上戸彩ちゃんの「おとうさん」に成れますが、猫の可愛さは実写では 無理なんですよね。
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[012]ALWAYS 続・三丁目の夕日
 前作満点付けたのか・・・トウショウファルコ2008-05-26
 
冒頭での堤真一さんが、ガレキでつまづくところ。しなって倒れる建物の衝撃に 少しタイミングが遅くなって、ワザとらしく体を揺らすおじさんが、ツボでした。 いやぁ、この監・・・
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冒頭での堤真一さんが、ガレキでつまづくところ。しなって倒れる建物の衝撃に 少しタイミングが遅くなって、ワザとらしく体を揺らすおじさんが、ツボでした。 いやぁ、この監督のアングルが好きです。絵づくりと言いますか。 ティム・バートンのような毒々しい絵は苦手なんですが、オタクの一歩手前で ファン心理を衝いている。イヤラシイほど、被写体を捉える角度を遊んでいる。 あの位置から飛んでいく飛行機を見たい、傘のついた豆電球をUFOのように 上から撮りたいとか・・・ 始めて上った東京タワー。エレベーターのドアが開いて、一目散に外の景色を 見に行きます。エキストラさん達がいいんです。どれだけ、かつてのニュース・ フィルムを監督が観て研究したのかは知れません。それをエキストラに 注文していく監督の光景が窺がえます。あるシーンでは目に見えない程遠い所に 歩く人がいます。細かい拘りを求め、気付いてほしい監督のオタク心が微笑ましい。 前作からの安定感を維持している。来るべき現代を、何気に眺めている人達・・・ 決して過去でもない昔というSFを、スクリーンに観る観客・・・ 何だろう・・・自分は前作以上に、この映像に浸っている。ありきたりな物語に。 個人的に周防正行さんの次に、次回作が観たい監督かな。でも軽いんですよね。 『それでもボクはやってない』で、被害にあった少女が法廷で、何を聞かれても 泣くんですよ。劇中で作品自体を総崩れさせかねないシーンだったと思いますが、 崩さないんです。周防さんは。その域には全然まだまだですよね。より良い 理解者、感性のある相談者、いい脚本家と出会ってほしいです。 洗濯機、脱水するのにローラー式になってたんですよね。洗濯した物をまた濡らし ローラーに掛けたなあ。ああなつかし。
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[013]善き人のためのソナタ
 接点のない繋がりトウショウファルコ2008-03-30
 
難しい映画を想像していたんですが、観易かったです。 ニュースや記事では伝わらない世界を感じさせてくれます。 こういう映画を観ると映画好きも、結構贅沢な趣味かもしれませ・・・
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難しい映画を想像していたんですが、観易かったです。 ニュースや記事では伝わらない世界を感じさせてくれます。 こういう映画を観ると映画好きも、結構贅沢な趣味かもしれませんね。 聞き耳をたてて観察し気付いていく男と、 その男を、過去にさかのぼり検証していくことになる男 交差することはなくても互いの人格が見えている繋がり。 一生引きずっていくだろう忘れられない女。 やぁ・・・いい顔しますねぇ〜 すべてを物語ってる。 作家らしい感謝の表し方、納得しますです。 いい映画でした。
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[014]世界最速のインディアン
 キャベツにはならないでネ!トウショウファルコ2008-03-17
 
求めているアメリカ映画が、観たいと思える映画が、その気持ち良さに 観てよかったと素直に思える映画がここにはあった。夢を追い続ける男には 回りに人も呼び寄せてしまう。そ・・・
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求めているアメリカ映画が、観たいと思える映画が、その気持ち良さに 観てよかったと素直に思える映画がここにはあった。夢を追い続ける男には 回りに人も呼び寄せてしまう。それを奇麗事と言ってほしくない。 それは、その男への敬意というべきものだと思う。
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[015]紙屋悦子の青春
 冒頭の皺トウショウファルコ2008-02-17
 【ネタバレ注意】
この映画も言いたかった映画です。半年前に観ています。 2006年公開の邦画で、実は最も期待していた映画でした。 『眉山』という映画で、思わず眼に留まったのは、阿波踊りと・・・
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この映画も言いたかった映画です。半年前に観ています。 2006年公開の邦画で、実は最も期待していた映画でした。 『眉山』という映画で、思わず眼に留まったのは、阿波踊りと、 阿波踊りに向かう人々を長回しで撮ったシーンでした。そこで 気付いたのは、撮られている側よりも、撮っている側の緊張感が 映像として残っているということ。 しかし、この映画では、目の前で撮っているスタッフの緊張を 俳優達も真摯に受け止めていると感じて、結構引き込まれました。 ほくそ笑んでしまうシーンとかもあり魅力もあります。 だが、しかしである。問題は冒頭の長い、長すぎる長回し。 笠智衆と東山千栄子でも間が持たないような長さである。 俳優(とくに原田知世)が時間を持て余している。 若い俳優の、弱め細めた声と、年配の枯れた声は違います。 生活に疲れたおじさん、おばさんになってしまいます。 病院屋上から遠く桜の木を見つけ、悦子が娘時代に過ごした家にも 桜の木が1本あったことを思い出します。今は老夫婦になった二人の 顔に陽がさします。皮膚が光っています。しわもないのです。 アップに映って人生語れます? 長いシーンに意味がありますか? 本筋と関係ないだろって思われるでしょう。 NHKの朝ドラ観た事ないの? しわないよって。 朝ドラ観たいわけじゃない。真面目に映画を観たかったのです。 これが、老俳優が別に演じていたなら納得したように思います。 なかなか立ち直れない大きな哀しみもあったことでしょう。 振り返ってみて、気が付きもしなかった小さく永い幸せを感じている 老後かもしれません。その細く永い哀楽の人生を、1本1本のしわが 刻んでいる筈なんです。 今が平穏で、心に隙間を与えた時、思い出してしまう二人が出会った 一日。どうしても忘れられない日であるのは、長与は親友を、悦子は 添い遂げたいと焦がれていた青年を、それぞれ逢う事もない最期の一日 であることを察してしまったことなのです。 冷静に運命を受け入れることが出来る女性であろう悦子でさえ、大声 上げて泣き崩れてしまう戦争の悲劇。他人事ではないことを始めて 知らされるのです。 きっと幾度となく・・・今日は口に出してしまった思い出の一日。 観客は、輝く皮膚の老人に、慈しむ心を、愛しさを、感じることが 出来るのでしょうか? そういう心が、本当の意味で画面を通じて 沸いてこそ、この映画は完成すると思えてならないのです。 このシーンが半分の長さならば、何も気にも留めなかったでしょう。 品格と風格を兼ね備える名作に感じたであろう・・・
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[016]サイドカーに犬
 あしたの私のつくり方トウショウファルコ2008-02-12
 
4ヶ月前かに観たんですが、ちょっと言いたかった作品です。 コメントも、『ちょっと気に入ったもの』だけにするかって、 文句は止めておこうしたわけです。 成海璃子ちゃんが・・・
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4ヶ月前かに観たんですが、ちょっと言いたかった作品です。 コメントも、『ちょっと気に入ったもの』だけにするかって、 文句は止めておこうしたわけです。 成海璃子ちゃんが、ヒロイン寿梨を演じていました。題材の重さに 比べ、軽々しい映画と思いました。作品の対象者はヒロインと同世代の 少年・少女達でしょう。親の立場、第3者の立場、過去の自分なら いいのですが、今現在の少女の眼でお話が進んで行くので危険性も ある作品だし、答え・・・いや、ヒントにもなっていないと思ったん です。“頭で理解”はしても、その先が見えないんです。 “寿梨”よりも、この映画の小学生“薫”の方が“心で理解”する ヒントをもらっているのです。『私をつくる』のが早くなるのは “薫”の方でしょうね。『昨日』までは両親が支えてくれたと思い ますが、『あした』は、両親以外の“先輩”との出会いによって 作られていくものですから。 竹内結子が、その“先輩”ヨーコを演じています。大ざっぱで意思表示が ハッキリできるヨーコも、幼少の頃は、引っ込み思案だった。だから、 意思表示が苦手な“薫”が気になってくる。“薫”も、母とまったく 違う“ヨーコ”を興味深く観察していくのです・・・ あっさりしていて物足りなさがあるかもしれませんが、的確な描写の 出来た作品だと思いました。ベテラン監督の下品にさせない味はあり ます。竹内結子の内面の本質を引き出せた演技に見直し、透明感も 流石です。子役の松本花奈が上手く引いて、それに応えています。 古田新太の出しゃ張らない脇役、『東京タワー』とは違う樹木希林の テンポのある演技。 良作だと思います。
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[017]眉山 -びざん-
 子持ち、人妻にして三十路なんだなぁトウショウファルコ2008-02-06
 
好きな人が多くてすみませんが、菜々子さん、大好きです。 顔立ちがもうド真ん中。細面なのに頬に少し膨らみがある。 笑顔が冷たくないので、大好き美人さんです。 ブータレエ・・・
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好きな人が多くてすみませんが、菜々子さん、大好きです。 顔立ちがもうド真ん中。細面なのに頬に少し膨らみがある。 笑顔が冷たくないので、大好き美人さんです。 ブータレエリカちゃんも、そんな顔。でも、これはこわい。 『眉山』観て、三十路を感じました。あぁ、悲し・・・ でも、かつての映画より存在感はありました。背が高いし、 目立つはこの人。ほんときれいだなぁ〜。 宮本信子さん、印象を残しましたね。歳を重ねないと出せないものって ありますよね。 徳島県と県民の皆様、バックアップ有難う御座いました。映画のために 阿波踊りの演舞場を残して下さったそうな。大勢のご参加が嬉しい。 阿波踊りって、ありきたりに踊ってるんじゃないんですね。いろいろ アレンジありで。阿波踊り、良かったですよ。 しかし、監督や製作サイドが、その恩・義理を果たすために、阿波踊りを 主役に押し出してしまったように見えます。本来見せるべく親子の“情”や ある“想い”を削いだと取るのです。 毎度、勿論ですみませんが、原作は読んでいません。ただこの映画に限って 言えることは・・・『眉山』であること、『徳島』でなければならなかった ことが、削がれてしまっているのです。阿波踊りへの想いとは違うのです。 愛した男性の故郷が『徳島』だった。そこで生まれた娘と生きよう。 それは動機であり覚悟です。でも、住み続けた理由ではなかった筈です。 一見、無駄とも思える何気ない生活のシーンもあってもよかったと思います。 きっと観客も(徳島の方も)感じたかったところは、母の『徳島』、つまり “土地への愛着”だったのではないでしょうか。そこを語らないと感動を 残せないと思います。だから印象が、ありきたりで薄いのです。 徳島県の皆様に、プラス1点。 もっと言いたい映画もあったんですが、もう松嶋菜々子への“想い”です。
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[018]天海祐希
 顔立ちがどうのとかでなくてトウショウファルコ2008-01-31
 
やや甘すぎた採点だったかなと思いながらの『バッテリー』で、主人公の母親役を演じていました。この人、結構テレビドラマでも作品を選んでいる方だなぁ〜って、好印象なんです・・・
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やや甘すぎた採点だったかなと思いながらの『バッテリー』で、主人公の母親役を演じていました。この人、結構テレビドラマでも作品を選んでいる方だなぁ〜って、好印象なんですけどね・・・
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[019]バッテリー
 スポーツ映画の真実トウショウファルコ2008-01-28
 
予告編を観ても観たいとも思えず、どうせショボいスポーツ映画と 舐めきっておりました。ところどころにグッときて、涙腺緩い自分は 最後は泣いておりました。 何故に泣けたの・・・
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予告編を観ても観たいとも思えず、どうせショボいスポーツ映画と 舐めきっておりました。ところどころにグッときて、涙腺緩い自分は 最後は泣いておりました。 何故に泣けたのでしょう? スポーツ映画における真実と言うべきでしょうか。 映画で伝えられないこと、それは練習・稽古の経過と、そこから生まれる 団結心を想像させることでしょうね。その面では絶対に実際のスポーツ観戦を 超えることはできないと思います。 たまたま、題材が野球だった。その野球を登場人物が、 『ただただ好きであることを伝える』ことに成功しているのです。 映画が実際と勝負できる唯一の選択肢なのかもしれません。 『野球を通じて知り合い、繋がっていく』ということが潔くて心地いいのです。 『好きであることだけを大事に伝えよう』その気持ちが嬉しくて仕方なかった です。
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[020]恋するトマト
 1本の映画が実るまでトウショウファルコ2007-11-15
 
新しく観た映画は、0点以外、全て採点したように思うが、この映画に点数はない。 作品のコメントらしきものもない。 かつて『ウルルン滞在記』で、大地康雄がスペインか、イ・・・
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新しく観た映画は、0点以外、全て採点したように思うが、この映画に点数はない。 作品のコメントらしきものもない。 かつて『ウルルン滞在記』で、大地康雄がスペインか、イタリアか、ギリシャか? (憶えてないやん)漁師かのおじさんちに滞在した回があった。隣家には家族同様の 若夫婦がいて、その風貌から俳優と信じてもらえない大地さんは、1本のビデオを 取り出したのである。臆することなく、初老から子供まで、年齢差のある外国人家族に、 「これ、観てよ。」と、この映画を薦めたのである。何、この自信たっぷりな顔。 その時から、いずれ、この映画を観ようと思っていたのです。 映画を観ているうち、映画を観終えてからも、ぼんやりと感想が浮かんできます。 その後、DVD特典映像の大地さんへのインタビューも、観てしまったのです。 これが、効き目十分過ぎました。 自分はこういう映画が好きですが、その時点で、映画の感想というものから 離れてしまったようです。観てしまった自分は、浮かんだコメントをすべて 捨てることにしたのです。コメントなんて出来やしない。まして採点を しようとしたこと自体が恥ずかしい。この映画の志と粘りに頭が下がりますが、 彼等だけでなく、全ての映画人が、結果的に良し悪しが出たとしても、志は もっているんだよって悟らされているようでした。 『ウルルン』で、この映画を観た外国人家族は、深く考えさせられた顔をした後で、 大地さんに握手を求めたのです。大地さんは相手の顔を見て、強く手を握り返した 筈です。どんな顔をしていたのかは、もう定かではないですが、番組のこの回が 妙に印象に残っているのは、きっと「自分が、この映画をプロデュースし、脚本を 書き、演じきったんだよ。」という自負と誇りを感じたからではないかと、今思うのです。
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[021]東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
 空気がやわらかいトウショウファルコ2007-11-08
 
泣けはしない・・・ まずは、オカンが若い頃(60年代)の小道具を集めるのは大変だったろうなと思ったりする。 終電が行ってしまい、真夜中の線路を歩いた経験がおありか知らな・・・
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泣けはしない・・・ まずは、オカンが若い頃(60年代)の小道具を集めるのは大変だったろうなと思ったりする。 終電が行ってしまい、真夜中の線路を歩いた経験がおありか知らないが、太陽の下、 廃線の線路上を歩いたこともある。鉄橋を渡るのが怖いです。下、見えますから。 若いオカンは幼い僕の手を引いて線路を歩きます。やわらかい空気が流れています。 辛いシーンもあるのですが、この映画、空気のやわらかさを感じました。 映画自体のやわらかさ以上に、出演者が醸し出す空気なのかもしれません。 当たり前ですが、若い頃と年老いたオカンが同化している。まったく違和感なく流れを 感じることが出来ることがやはり素晴らしい。そのさり気なさが心地よい。 実際の母子の個性と雰囲気だけでなく、オダギリ、小林薫がまたいい。 出演者の魅力で成り立っている映画とも感じられました。 だんだんと、小さく細くなっていく母を見てきた人、見始めた人。30代半ばからの 息子達にとっては、ツンツンと自分の胸を突付かれる作品ではないだろうか。 怒られっぱなしだった母が、かわいくなっていくものです。だから・・・ 横断歩道を渡る時、思わず愛しくなって手を引いてあげる気持ちがわかります。 母は、やはり特別です。それが切なくずるい映画ですね。 泣けはしないけれど・・・ 予想以上に、いい映画だと思いました。あざとさがないのもいいです。 母子にとって、実生活の“オトン”も、とんでもない自由人ですよね。
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[022]それでもボクはやってない
 それでも僕は信じたいが・・・トウショウファルコ2007-11-08
 
いやぁ、こわい、こわい。でも、まだましですよね。上京してますもん。 実家でこんなことになったら外へ出られませんで。日頃から愛想良く気遣いできる 人ならいいですが、「ち・・・
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いやぁ、こわい、こわい。でも、まだましですよね。上京してますもん。 実家でこんなことになったら外へ出られませんで。日頃から愛想良く気遣いできる 人ならいいですが、「ちょっと、あやしいと思ってました。」とか地元で言われると たまらないです。 結果的に有罪確立が99.9%ならいいですが、判決が99.9%の“慣例”に近づいて いこうとする怖さ。小日向さんのキャスティングも絶妙ですね。 でも本当の怖さは別のところにあると思いました。 ブランクではなく、監督は集められた取材物で使えるものを物語に詰めていく。 それで話が誇張されていくのです。どこまでが誇張されたものなのか、真実なのか 割合が判断できないのです。日本の司法を、もっともっと信じたいじゃないですか。 でも案件を多く抱えている公務員なんですよね。裁判官も。甘すぎるのだろうかと。 自分自身が当事者にならないと、本当のことは実はわからない怖さ。 冤罪に対して、それほど偏見をもたなくなってきてますが、顔写真や態度で この被告は、やっぱり真犯人ではないかと疑る“眼”もあるんですよね。怖い。 日本映画屈指の力量ある監督だと思います。どんどん撮ってほしいです。 しかし、内容的にも、この映画はもう一度見ようとは思えない映画です。 あえて採点で“おまけの1点”は削りました。
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[023]どろろ
 トウショウファルコ2007-11-08
 
案外にも自分でも私、安っぽいセットやCGを見過ごせるタイプなんです。 だから、以外に面白いかもって期待を持たせてくれました。柴崎コウの“目”が 印象的で、しかもはじけて・・・
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案外にも自分でも私、安っぽいセットやCGを見過ごせるタイプなんです。 だから、以外に面白いかもって期待を持たせてくれました。柴崎コウの“目”が 印象的で、しかもはじけていましたし、妻夫木君もいい男ですよね、この作品は。 さて、ある(忘)漫画雑誌を毎週買ってました。特に目当てだったのが、手塚治虫さんの 『ブラック・ジャック』でした。でも、テレビでアニメ化されたものを見ても、 あまり感動できません。歳をとったせいもあるでしょうが、漫画は白と黒の世界 だからいいんですよね。見ている者が、頭の中で勝手に色を着けていくんです。 無国籍で、昔々の設定で、ぼかさざるを得ない時代。見劣りするのは、風俗の描写 だと思います。作品を拡げる意味と、話の“起”の部分に軽く必要なエピソード。 本質とは関係ないものでも、他から流用し埋めなければならない、この手の作品の 限界はありますね。 それにしても思うのが、そのギュウギュウ詰め感。中盤までは、そう悪く感じなかった。 主人公達の個性が薄くなっていくんです。話も一気に終わりにもって行こうと します。どうして彼等は戦い、その宿命に追われて命を落とそうとするのかが 判らない。終盤に来て、物語が激しく安くなるのです。原作あるものは、ほとんど 尺の限りの限界を感じさせますね。 ただ、このロケ地はいいと思いました。設定をぼかしたために、日本の地では作れない、 作ってはいけない世界感にはなったとは思います。
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[024]2001年宇宙の旅
 観客と創り手との空間トウショウファルコ2007-10-25
 
もう観なくてもいいと思っていても観てしまう映画か・・・ 観客はだだっ広い広場でキューブリックと共に、この映画を観ようとする。 観客は映画を観ている間、キューブリックは・・・
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もう観なくてもいいと思っていても観てしまう映画か・・・ 観客はだだっ広い広場でキューブリックと共に、この映画を観ようとする。 観客は映画を観ている間、キューブリックは観客の顔を見ているようだ。 しかし・・・ラスト30分前になると、キューブリックはほくそ笑み立ち上がるのだ。 いきなり手首をつかまれ、彼を中心線にしてグルグルと振り回される。 足が追いつかなくなり、その強力な遠心力で宙に浮いてしまう。何度か回転した後、 空高く放り出すのだ。 さっきまでは、確かに陸地があった筈なのに、ただ足を着く場所もなく浮かされている。 浮かされながら、遠くこちらを見ろと言うのだ。その上こちらに飛んで帰ることはないよと。 四方八方彼方に飛んで行ってくれと・・・ この映画は“枠外”に現実が見える茶の間のテレビで観る映画ではなく、暗がりの スクリーンがもっとも似合う映画と思っていた。でも違う所で見たくなった。 そう、あのラストの部屋で。自分で発するしか“音”を作り出せない広い空間と 異質なオプジェとしか感じられないベッドや椅子。・・・でも怖いよね。 もう2度とその部屋から出られないと錯覚してしまいそうで・・・ 下の人が書いてるけど、失言とも思いますが、違法な“クスリ”でも服用して この映画を観たら、とんでもない旅になりそう。おぉ〜こわ〜。   人によっては、一生に於いて最も衝撃作になるでしょうが、その“旅”を感じることが 出来たら、2度と観る映画ではないような気もする。
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[025]バタフライ・エフェクト
 観終わってみると面白いトウショウファルコ2007-07-03
 
面白そうだったので選んでみましたが、最初から苦手とするテンポ・雰囲気・見せ方・ストーリーの 匂いがプンプンしてました。観るんじゃなかったかなって。でも、オチが気にな・・・
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面白そうだったので選んでみましたが、最初から苦手とするテンポ・雰囲気・見せ方・ストーリーの 匂いがプンプンしてました。観るんじゃなかったかなって。でも、オチが気になると一気に観て しまったです。 お話自体は驚くほどのことはない。誰でも考え付くものです。おとぎ話が好きな私めは 神様とか宇宙人の設定で考えたことがあります。(汗) しかしですな。自ら運命を変えてしまえるのはいいとして、もっともっとリスクを背負って当然では ないかと思ってしまうのです。プラスマイナス・ゼロではなく、使うたびにマイナス部分が大きく なっていい筈だと・・・ まあ、悲惨なものになるより、このラストシーンがベターかもしれませんが・・・ 批判めいた意見に見えるでしょうが、単純に面白いっちゃあ面白かったです。 ただ絶賛っていう程のことはなかったですね。癖のある作品ですしね。
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[026]ジャッキー・チェン
 哀しくて観てられないトウショウファルコ2007-07-01
 
『香港国際警察/NEW POLICE STORY』 観ました。観るのが辛かった・・・もう、引退してくれ〜 頑張ってほしいが複雑でした。
  
 
[027]アントニオ猪木
 買いたいトウショウファルコ2007-07-01
 
アントニオ猪木全集。欲しいなぁ〜 往年のデュランとかハーンズとかハグラーとかのボクサーDVD出てほしい。
  
 
[028]十二人の怒れる男
 J・レモン、J・C・スコットのドラマも観たトウショウファルコ2007-07-01
 
『今までの密室から一転、裁判所前で皆が別れていくラスト・シーンの解放感が快い。』とコメントがあります。その通りですね。 ドラマもほぼ台詞が同じなんですね。やはりオリ・・・
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『今までの密室から一転、裁判所前で皆が別れていくラスト・シーンの解放感が快い。』とコメントがあります。その通りですね。 ドラマもほぼ台詞が同じなんですね。やはりオリジナルが断然です。 モノクロの画面が密室の暑苦しさと窮屈な空間を表現できていますよね。 ドラマはやや淡々として、映画は10分くらいおきに少しハッキリと メリハリを利かしています。ドラマよりも30分程短い筈ですが、 それがあるから、より時間を感じます。全員無罪の評決が出て退室しますが、 テーブルの上の闘った時間を感じさせました。 十二人が素晴らしい。名前が知られていなくても、いい演技者はいます。 俳優の人格が見えてこないですよね。実際とは違う人物を演じきっている。 議論は徹夜となり、裁判所を出たときは朝になっていた・・・と思い込んでいた。 久々に観た映画ですが、朝のイメージがあるラストシーンなんですよ。
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[029]ゴジラの逆襲
 好き嫌い以外の感情トウショウファルコ2007-07-01
 
アンキロザウルス、通称アンギラス。 メジャーなティラノ、ステゴのザウルスならいざ知らず、 わざわざ無名な恐竜を、それも8文字から5文字に略さなくてもいいと思いながら・・・・
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アンキロザウルス、通称アンギラス。 メジャーなティラノ、ステゴのザウルスならいざ知らず、 わざわざ無名な恐竜を、それも8文字から5文字に略さなくてもいいと思いながら・・・ さて、脇役怪獣と言えば、あなたはどの怪獣? キングギドラ。なるほど納得、最高傑作でしょう。泣き声も素敵! ゴジラがどれほど強くなろうとも、超えられない壁であってほしかった。 モスラ。空飛ぶペルシャ絨毯とは名言じゃ! 御贔屓が多いのもわかる。でもでも・・・ 実は何を隠そう、私めの大好き怪獣こそ、この映画のアンギラスなのである。 他作のアンギラスはアンギラスにあらず。この作品こそアンギラスなのです。 その切なさが堪らない。異種格闘技戦でも相手の土俵に立っては勝てるものも勝てない。 2足歩行のゴジラに、4足歩行のアンギラスが2足で立ち上がり向かっていく。 中の人の膝が痛くなってのものかもしれない。ぬいぐるみはゴワゴワして痛くなるのに決まってる。 自分で何を言ってるのかもわからないが興奮する。女優・子役・動物・ロボット、そして怪獣。 そこには”思い入れ”が存在する。 その後の怪獣映画は“飛び道具”の戦いになるのだが、この作品は素手と素手の男の戦いなのです。 “大阪の陣”で、もはや勝てないことを察したアンギラスが逃げようとするが、ゴジラはガシッと 押さえつけ、喉元を噛み切って絶命させるのです。怪獣映画きっての“獣”シーンです。 逃げようとするアンギラス。目から大粒過ぎる涙を流し、崩れ落ちていくアンギラス。 切ねぇ〜、切ねえよぅ。 映画がいいとか、悪いとか。どうでも良くなりますです。
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[030]幸福な食卓
 わたしは弱いトウショウファルコ2007-07-01
 
いつもいつも、家族である必要はない。それぞれに居心地のいい距離を保てればいいし。 離れていても、家族は家族、絆は消せやしないし、本当に大切な時にいてくれればいい。 言・・・
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いつもいつも、家族である必要はない。それぞれに居心地のいい距離を保てればいいし。 離れていても、家族は家族、絆は消せやしないし、本当に大切な時にいてくれればいい。 言葉が無くても通じ労わりが伝わる。ずっと同じ空気を吸ってきたから。。。 『心』というメダルがあったとしよう。メダルの淵には数多くの“糸”を繋ぐ穴が開いている。 その“糸”は、ありとあらゆる“枠組み”に結びつかれている。 殆どの人は、どれかの“糸”が引っ張られ、どこかが緩められている。1本切れても修復できる。 でも、人間は弱い。頑張ってしまう人は弱い。自分の役割・責任を守ろう、維持していこうとする。 頑張れる人はいいけど、弱いからこそ頑張ってしまう。そこがまた人間の素晴らしさかもしれない。 “糸”が数本切れたら、立ち直るのも大変だ。途方にくれてしまう。 でも、すべてに於いて張り詰めてしまう人もいるかもしれない。 “糸”は、何かの拍子で、全部が切れてしまい、『心』のメダルは地に落ちてしまう・・・ その危険性を持った父と兄、追い詰めたと思い込んでいるかもしれない母。 父の自殺未遂を経て、家族は自分達に期待していた“枠組み”を小さく出来たのかもしれない。 父の事件前後を克明にすれば深さが出たかもしれないが、それをする必要はないと自分には思えた。 確かに説明不足に思える。母の行動が特に判らない。でも、いいじゃないかと・・・ またまた、登場人物が死んでしまう。“哀しみ”の表現はこれしかないのかと思うがええやん・・・ とにかく歩く、歩き始めることが描かれます。この手には無条件に弱いです。 思春期の哀しみが、どんなに辛くても引きずってはいられない。(簡単に言うが・・・) 昨日までよりも、明日からの方がもっと長いのだから。。。 ピリッと心を引き締めて、さぁ、歩き出すぞ! って。気合入れよう。 歩いているうちに、振り向いたり、見渡したり出来たら、もう、君は大丈夫さってね。 優しさを感じたんですけどね・・・作り手が、ヒロインを見守っていますもんね。 『雪に願うこと』で描いて欲しかったラストシーンがここにありました。 歩き出すシーンを難なく受け入れてしまう僕。なんて甘くて、弱いのだろう・・・
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