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 「トム・ルーズ」さんのコメント一覧 登録数(182件)rss
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[001]アウェイク
 手術恐怖症になる映画トム・ルーズ2012-03-03
 【ネタバレ注意】
ジェシカ・アルバ見たさで本作を鑑賞。 アルバ嬢だけに、ある程度B級テイストの映画であることを想定しての鑑賞でしたが、想像以上にシリアスで重い医療サスペンス映画に仕上が・・・
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ジェシカ・アルバ見たさで本作を鑑賞。 アルバ嬢だけに、ある程度B級テイストの映画であることを想定しての鑑賞でしたが、想像以上にシリアスで重い医療サスペンス映画に仕上がっていました。 監督のジョビー・ハロルドは、新人監督なだけに少々雑と言うか描写足らずな面もありましたが、オリジナル脚本を書き上げ、しかもしっかりと見応えのある医療サスペンスを作り上げたのですから、お見事としか言いようがないでしょう! よく考えれば、それほど捻りのあるサスペンスではなかったと思いますが、ジェシカ・アルバのキャラを考えれば意外性たっぷりの結末だったと言えましょうか。 それプラス、ジェシカファンとしては、監督がジェシカの演技力を求めて起用してくれたのが何よりも嬉しかったですね(\'-^*)/ 私としては医療サスペンスとしてよりも、ジェシカ・アルバの魅力を存分に活かしたサスペンスとして、ものすごく好感の持てる作品だったかなと。 まあ本作でジェシカとヘイデン・クリステンセンがラジー賞にノミネートされてしまったのはご愛嬌と言うことで・・・。 さて、本作を語るに置いて、まず一番に出てくるであろうキーワードは、やはり「術中覚醒」だったでしょうか。 劇中で、主人公が心臓移植手術するシーンがありました。 普通は全身麻酔をしたら、気が付いたら手術が終わっていたとなるのが通例なんだと思いますが、稀に麻酔が効いて体は動かずとも意識だけはあると言うような現象が起こるそうな。 しかも本作を見ていると、どうやら猛烈な痛みも感じるようなんですよね・・・。 実際に術中覚醒状態になった人に聞いてみないと詳細は分かりませんが、痛みを感じるなら麻酔が効いてないのと一緒では? しかも体は動かないって・・・ただの拷問じゃないの、それΣ(゚д゚;) どうやら700人に1人はその状態になるらしいとか・・・この映画を見たら、確実に手術恐怖症になりますよね・・・。 まあ演出的に良かったのか悪かったのか、ホラー映画ではないこともあって、画的にはそれほど苦痛は伝わらず、ヘイデン・クリステンセンのナレーションのみで恐怖が語られたことから、臨場感と言う意味では今一歩なところもあったでしょうか(・_・;) そんな手術中に術中覚醒してしまう主人公クレイトンを演じたのがヘイデン・クリステンセンでした。 ぶっちゃけ私は苦手系の俳優さんで、『スターウォーズ』以外はどうもピンと来ない印象なのですが、今回は思いのほか嵌り役だったかなと! クレイトンは亡き父から会社を受け継いだ、いわゆる金持ちボンボン系の青年実業家でした。 ヘイデンは見た目がボンボン坊ちゃん風なところもあるので、妙にリアル感がありました(o^-\')b それと、『スターウォーズ』のイメージこそあれど、どこかひ弱そうな印象もあり、今回の心臓に疾患があると言う設定は、予想以上に嵌っていた印象。 ただし、演技力が問われるであろう術中覚醒から幽体離脱して悲痛に見る者に訴えるシーンでは、あまりヘイデンの演技自体には心動かされなかったところもあり、単純に演技力と言う意味では相変わらず疑問が残るところもあったかなと・・・。 で、その金持ち君と身分違いの恋をするヒロインが、ジェシカ・アルバ演じる秘書のサムでした。 これだけキュートなアルバ嬢が秘書をしていたら、誰だって恋に落ちますがな! クレイトンが術中覚醒で強烈な痛みに襲われた際、痛みを紛らわそうとサムと過ごした日々を思い出そうとしましたが、それも納得です! アルバ嬢がいてくれたら、何にでも耐えられそうな気がします(*v.v)。 しかし、恋は盲目と言いますが、まさかの展開が起きましたね・・・いや、普通に考えればベタな展開なのですが、キャラ的には意外性たっぷり・・・・私もヘイデン君と同じ心境に陥りましたよ! テレンス・ハワードが演じた医者は何かあると思っていましたが、なるほどアルバ嬢がそう来ましたか! それにしても、相変わらずアルバ嬢は見えそうで見えないヌードで見る者をヤキモキさせますね・・・。 ジェシカと対照的なキャラを演じたのがクレイトンの母役のレナ・オリンでした。 前半は高圧的に息子を支配する母親っぷりで、まあとにかく嫌みな母親だなと印象付けましたが、後半は一転・・・。 まさに母は偉大なりと言ったところでしょうか! 献身的な母の愛に、思わず感動させられました(ノω・、) サスペンスそのものだけ見れば、術中覚醒のシチュエーション以外はそれほど目新しさは無かったですが、私にはジェシカ・アルバ&レナ・オリンのキャラの変貌振りだけでも十分楽しむことが出来た映画でしたよ。 もう少し丁寧に作っていたら、傑作になるような要素もあっただけに、ある意味いかにも新人監督の作品だったかなと感じた映画でもありました。
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[002]カントリー・ストロング
 愛と名声は同時に得られないトム・ルーズ2012-02-26
 【ネタバレ注意】
本作は、日本では劇場未公開となってしまった映画でしたが、こっそり楽しみにしていた映画なんです。 2000年に製作された『デュエット』にて披露されたグウィネスのあの透・・・
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本作は、日本では劇場未公開となってしまった映画でしたが、こっそり楽しみにしていた映画なんです。 2000年に製作された『デュエット』にて披露されたグウィネスのあの透き通った歌声を、本作でまた聴けるのかと思えばワクワクせずにはいられません(o^-\')b グウィネスは、『デュエット』出演後もたくさんの映画に出演しただけなく、私生活では結婚、出産も経験したことから、より味わい深い歌声が聴けるのではないかなと期待して見たのですが、期待以上にパワーアップしていてビックリしました! 私生活では旦那がコールドプレイのボーカルのクリス・マーティンであることも、本作に対して何か影響があったのかもしれませんね。 本作の主人公は、そんなグウィネス・パルトロウ演じるカントリー・ミュージック界の元女王ケリー・カンター。 ケリーは、グラミー賞6回と言う過去の栄光を持ちながらも、アルコール依存症によって今はリハビリ施設にて治療中と言う身でした。 果たして彼女は過去の栄光を取り戻し、復活を遂げることが出来るのか?と言うのが本作の焦点となりました。 カントリー音楽&落ちぶれた歌手と言えば、最近ではジェフ・ブリッジスの『クレイジー・ハート』が思い起こされますが、ケリーはそこまで落ちぶれた歌手と言う訳ではなくて、大勢のファンがケリーの復帰を待ち侘びる中、果たしてケリーは期待に応え無事復活ライブを成功させることが出来るのか!と言った話でしたね。 まあそれにしても、さすがオスカー女優のグウィネスです! ライブ中の事故や流産により酒に溺れていった大物歌手の危うさみたいなものを表現する演技はとにかく秀逸でした。 大物歌手って、どうしても薬や酒に溺れていくパターンが多いですよね・・・。 奇しくも最近では、過去に栄光を持ちながら薬や酒に溺れてしまい、再起を図ろうとするも急死してしまったホイットニー・ヒューストンのニュースが世界を震撼させましたが、何かケリーとホイットニーの人生がダブって見えてしまうぐらい本作はタイムリーな映画だったのではないかなと思ってしまいましたよ(^^ゞ 劇中ケリーが歌った曲の歌詞にもありましたが、「愛と名声」は同時に得ることはできないものなのでしょうか・・・。 ケリーの再起を図る物語と平行して描かれたのが、ケリーのツアーに同行する若きスターの卵である2人の歌手の恋物語。 まずギャレット・ヘドランドが演じたボーと言う男は、ケリーが施設にて治療していた際に出会った青年で、ケリー復活への精神的な支えとなった男でした。 このボーとケリーとケリーの旦那兼マネージャーであるジェームズの3人の関係が何とも複雑且つ微妙な関係で、ケリーはボーがいなければ崩れてしまう、ジェームズはケリーの為に仕方なくボーとの不倫みたいな関係を了承、でもボーはケリーとの関係で一線を越えようとはしない・・・みたいな複雑な愛の行方と言ったところでしたね。 ではケリーとジェームズの夫婦愛は冷めているのかと思えばチョイチョイラブラブであるような描写が入ったりと、何かはっきりとしない旦那の対応や描き方には少々イラッとさせられたところも・・・。 まあ旦那がマネージャーともなれば、妻として見るか商品として扱うか、何とも難しい関係なんだと言うのは十分伝わってきましたが。 そんな曖昧に描かれた愛の中でも、ボーの行動だけは一貫性があったと言えるでしょう。 ケリーを支え続けたのも、男女としての愛ではなく、人間として・・・友達としての強い愛だったような気がしましたし。 ボーを演じたギャレット・ヘドランドは、低音の渋い声でグウィネスに負けず劣らすの美声を披露し、見る者を魅了してくれましたね。 美声と言えば、ビックリするぐらいの美声を披露したのが、ボーと一緒にケリーの復活ライブツアーに参加した新人歌手チャイルズを演じたレイトン・ミースター! 私は『ゴシップガール』は見ていないので、本作で初めて彼女を見ましたが、とにかく歌声の綺麗さには驚かされました。 ボーとチャイルズがデュエットする姿は、まさに画になる美男美女と言った感じで、うっとりさせられました。 ギャレット&レイトンが画になり過ぎて、中盤まではケリーが破滅的なキャラ過ぎたことも相まって、歌声込みで完全にボー&チャイルズに持っていかれ気味だった印象もあったのですが、さすが女王ケリー・カンター! 最後は震えが来るぐらい、復活のステージで披露された歌いっぷりには心を揺さぶられましたよ! タイトルにもなっている『カントリー・ストロング』も勿論素晴らしい曲でしたが、やはり心に響いたのは『Coming Home』の方でしょう! 本作は、アカデミー賞でも歌曲賞にノミネートされたグウィネスの『Coming Home』を聴くだけでも、間違いなく見る価値ありの映画だったと言えるでしょう!
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[003]赤ずきん
 ほぼトワイライト〜人狼〜トム・ルーズ2012-02-24
 【ネタバレ注意】
本作は、グリム童話『赤ずきん』の主人公を大人の女性に置き換えて作られた映画でしたが、予想以上に『トワイライト』と『人狼』要素が強くてビックリでした(ノ゚ο゚)ノ 勿論、物語・・・
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本作は、グリム童話『赤ずきん』の主人公を大人の女性に置き換えて作られた映画でしたが、予想以上に『トワイライト』と『人狼』要素が強くてビックリでした(ノ゚ο゚)ノ 勿論、物語全体を包み込む雰囲気は『赤ずきん』風なのですが、見終わってみるとキーワードとして思い浮かぶのは『トワイライト』と『人狼』と『アマンダ・サイフリッド』で、『赤ずきん』を見たと言う印象はそれほど残りませんでしたかね・・・。 単純に面白かったか面白くなかったかと言われれば、私自身は面白いと思いましたが、突っ込みどころがかなり多かったので、好みによって評価は大きく分かれるだろうなとは感じました。 好みが分かれる一番の鍵となったのは、やはり何と言っても『トワイライト』要素が予想以上に強かったことでしょうか。 私は全く知らずに見て後で知ったのですが、本作を監督したキャサリン・ハードウィックは、あの『トワイライト〜初恋〜』の監督さんでもあったのですね! なるほど『トワイライト』要素が強いのも妙に納得。 つまり、『トワイライト』が好きな人は間違いなく楽しめる映画だし、嫌いな方はチープと感じるかもしれない映画だったのかなと・・・。 まあそれにしても、大人になった赤ずきんちゃんがイケメン男2人に求愛され、『トワイライト』張りに「私の為に争わないで」的な展開になったのは、本当にビックリ仰天でした! ただ、『トワイライト』よりは正統派で、アマンダ・サイフリッド演じる赤ずきんことヴァレリーは、一貫して片方の男を愛し続けましたから、『トワイライト』のように失笑続きのような自体には陥りませんでしたのでご安心を(o^-\')b ヴァレリーの想いに一貫性があった為、私自身は『トワイライト』のベラよりも感情移入できたし、何よりもアマンダ・サイフリッドが予想以上に嵌り役だったので、大人になった赤ずきんちゃんと言われても全く違和感無く見ることができましたね。 そんなヴァレリーを困らせる2人ですが、間違いなく『トワイライト』よりも説得力のあるイケメンだったと思いました。 特に、金は無いけどヴァレリーとは相思相愛のピーターを演じたシャイロー・フェルナンデスのイケメンっぷりは半端無い! 一方のマックス・アイアンズ演じるヘンリーは、いわゆる金の為に親が決めた婚約者だけあって、こちらのイケメン度は作風を考えて並のイケメンを用意した感じだったでしょうか。 金を取るか、イケメンを・・・じゃなかった、愛を貫くか・・・ありがちと言えばありがちな展開ですが、ヴァレリーを巡って2人の男が小競り合いをする様子は、ほぼ『トワイライト』。 しかも、ヴァレリーの父親役がベラの父親役と同じビリー・バークと言うおまけ付きには大爆笑でした! しかし『トワイライト』と違って、ヴァージニア・マドセン演じる母親と同様に、単純にビリー・バークはヴァレリーの父親と言うだけの役どころかと思いきや、意外にも物語の重要な鍵を握る人物の1人だったのには相当驚きましたよ(゚Д゚) 『トワイライト』要素が強いことについてはここまでにしてと・・・、もう一つのキーワードとして上げられるのが『人狼』要素。 ヴァレリーの姉が人狼に襲われて、村が大騒動となるのがこの映画のメインストーリーでした。 この人狼の正体は一体誰なのか?何故ヴァレリーを連れて行こうとするのか? そんなサスペンス的なドキドキ感から、最後まで飽きずに見れる映画だったことは間違いないでしょう。 ピーターが実は人狼?と思わせるような演出をチョイチョイ挟んで恋の波風を立てる辺りは、やはりキャサリン監督は『トワイライト』思考が強い監督さんなんだなと思わされましたけどね( ´艸`) 少々残念だったのは、人物描写が浅かった、童話の雰囲気漂う村全体に何か違和感を感じた、人狼のCGが安っぽかった等々、面白かったけど、完成度としてはそれほど高くない映画になってしまったところでしょうかね(・_・;) ただ、そんな突っ込みどころを忘れさせるぐらい強烈なキャラクターだったのが、ゲイリー・オールドマン演じるソロモン神父だったでしょうか! 人狼ハンターことソロモン神父が村に到着してからは、物語の雰囲気が一変・・・ファンタジー映画からサスペンスホラーに様変わりした感じでしたね。 味方な筈だったのに、人狼よりも恐ろしいと思えるような悪役と化してしまう辺りは、さすがゲイリーと言ったところでしょうか。 ソロモン神父のせいで村の皆はお互い疑心暗鬼となりましたが、そんな様子を見ていると、狼よりも怖いのはもしかしたら人間の醜い心だったのかなと・・・。 オチに関しては賛否両論かと思いますが、童話よりも童話的なロマンティックなラストは、思いっ切り作風とマッチしていた印象で、私は悪くないと思いましたよ(\'-^*)/
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[004]あの日、欲望の大地で
 重い十字架トム・ルーズ2012-02-20
 【ネタバレ注意】
「血は争えないな〜」なんて言葉をよく聞きますが、この映画を見たら、まさしくそうかもしれないなと思わされました・・・。 本作は、3世代4人の女性に関する悲哀を描いた映・・・
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「血は争えないな〜」なんて言葉をよく聞きますが、この映画を見たら、まさしくそうかもしれないなと思わされました・・・。 本作は、3世代4人の女性に関する悲哀を描いた映画でした。 親の禁断とも言えるような秘密を知ってしまったが故に起きた悲劇がきっかけで重い十字架を背負うことになった娘の罪と愛が、女優陣の好演もあって濃密に描かれていました。 「愛と憎しみ」とは、まさに表裏一体の関係なんですよね・・・。 正直言えば、ここで描かれていた世界は女にしか分からない世界であり、男としては理解し難い事の方が多かったです。 しかし、それが女と言う生き物なのであり、それが母娘の宿命と言うものなのでしょう。 そんな女達の悲哀を、『アモーレス・ぺロス』『21グラム』『バベル』で脚本を担当したギジェルモ・アリアガ監督が見応えたっぷり且つ濃密に仕上げた印象です。 監督の過去作を見た方は妙に納得だとは思いますが、3世代4人の女性を描いた物語なので、本作でもめまぐるしく時間軸が替わりながら描かれており、最初は戸惑うこと必至なのですが、終わってみるとこの時間軸の並べ替えが絶妙だったなと思わされるんですよね(o^-\')b 話自体は正直物凄く唸らされるような話では無かったと思いますし、ある程度予想の範疇内で進んでいたところはあったと思いますが、演出のうまさのおかげで、この先どう展開しどう繋がって行くのか息を呑むようにして見入ってしまいました。 さて、登場する3世代4人の女性についてですが、まず主人公はシャーリーズ・セロンが演じたシルヴィアでした。 さすが製作総指揮も兼ねただけあって、セロンらしい映画だったと思います。 そして、何と言っても潔い脱ぎっぷりが目を惹きました! セロンの裸体って、遠くから見るとそれほど美しいとまでは言えないのですが、近くで見ると極上の裸体ですな! まあ裸体についてはこのぐらいにしてと・・・シルヴィアは、序盤から男をとっ換えひっ換えしている女性であることが描かれていましたが、その様子を見ると、生気は感じられずそこに愛は無かったようでしたね。 セロンのまるで愛を拒絶するかのような謎めいた演技は、とにかく絶品でしたね! 続いて過去のパートで登場するのがキム・ベイシンガー演じる母ジーナと、ジェニファー・ローレンス演じる少女時代のシルヴィア(マリアーナ)でした。 愛していた母の不倫現場を目の当たりにして、愛が憎しみに変わって行ったと言う話でしたね。 そして、母の不倫現場であるトレーラーハウスで起きた火災事故・・・単純にサスペンス映画と言うことならば、バレバレ過ぎて何の捻りも意外性もない映画でしたが、本作はその後が本題の映画。 母が死んだ原因が自分の行為にあるとしたら、それはマリアーナは重い十字架を背負って生きていかなければいけませんよね・・・。 愛が深過ぎたが為の悲劇だったでしょうか・・・。 まあそれにしても、女の勘は鋭い! 少女と言っても女は女・・・怪しげな行動をしたら、女とはすぐに察知してしまう生き物だと言うことがよく分かりました( ´艸`) それから、不倫した母親を見ていると、女はいくつになっても女で居たい生き物だと言うこともよく分かりました。 母ジーナを演じたキム・ベイシンガーの色気が、物凄い説得力のある色気でしたね! しかし、悲劇はそれだけでは終わらない。 母の不倫相手の息子サンティアゴと、その後マリアーナは恋をして、子まで授かってしまうのですからビックリ仰天! 妻を奪われ、娘までも奪われた父ちゃんの気持ちを考えると、心が痛みます・・・南無・・・。 このエピソードで特筆すべきは、やはりマリアーナを演じたジェニファー・ローレンスの存在感でしょう。 たぶん映画でジェニファーを見たのは今回が初めて・・・噂には聞いていたのですが、これは将来が楽しみな女優さんが出てきたなと思わされましたね! あまり見た目がセロンに似てなかったので、これはどうなのかな・・・と、途中までは半信半疑で彼女の演技を見守りましたが、母親への不信感を募らせる演技と、説明が付かない思春期女性の恋心を表現する演技はとにかく絶品で、なるほどマリアーナ=シルヴィアだと納得させられるような演技でした。 そして、現代のシルヴィアの前に現れた、謎の男と謎の少女マリア。 この少女も、母親を憎みつつも、心のどこかでは愛しているんだと言う様子が窺い知れましたね。 まさに血は争えないとはこのことだなと・・・。 マリアーナが子を置いて逃げた理由も、至極納得! シルヴィアは、これからも重い十字架を背負って生きていくのでしょうが、かすかな希望が見えたラストに、重々しい雰囲気から少し救われたような気分になりました。
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[005]プレシャス
 いろんな意味でヘビー級トム・ルーズ2012-02-12
 【ネタバレ注意】
本作は、2009年のアカデミー賞にノミネートされ話題となった作品ですが、いつか見ようと思いつつ随分時が経ってしまいました・・・。 今回ようやくの鑑賞となった訳ですが・・・
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本作は、2009年のアカデミー賞にノミネートされ話題となった作品ですが、いつか見ようと思いつつ随分時が経ってしまいました・・・。 今回ようやくの鑑賞となった訳ですが、なるほど・・・予告編である程度の想像は出来ていましたし、噂でも凄いとは聞いていましたが、主人公の少女プレシャスが置かれた状況は、とにかく悲惨過ぎて見るに耐えない状況でしたね。 先日、邦画の『ヒミズ』を見てある程度免疫は付いたつもりでいましたが、こっちも引けをとらないぐらい過酷な状況で・・・。 しかもこちらは主人公が女性なだけに、女性ならではの問題が山積みで、男の私が想像する以上に過酷な状況だったんだろうなと。 舞台となったのは80年代のアメリカでしたが、今でもこう言った問題で悩んでいる人は絶えないのでしょうね。 こんな悲惨な状況から一体どうなってしまうのか重々しい気分で見ていましたが、奇しくも『ヒミズ』同様ラストに向けて少しだけ希望が見えるような作風になっていたのには好感が持てました! 現実には救いなんてないのかもしれないけど、同じ悩みを抱えている人達には、きっと希望があると信じて生きて欲しい・・・って、ぬくぬくとぬるま湯に浸かっているお前のような輩には言われたくない!と、怒られそうですね・・・申し訳ない(・・;) さて、主人公はタイトルにもなっている16歳のプレシャス(劇中ではクレアリースと呼ばれることが多かったですが)と言う黒人の少女でした。 映画的に言えば、悲惨な状況で育った少女は大抵は美少女であるパターンが常道ですが、本作では信じられないほどの巨体の少女でした。 ある意味肥満大国アメリカらしいと言えばアメリカらしいかな。 プレシャス家で食べている食事は、ちょっと私の胃では耐えられそうもないです・・・。 そんな巨体のプレシャスを演じた新人女優のガボレイ・シディベのインパクトが、とにかく凄かった! どう見ても16歳には見えませんでしたし、下手したらオバハンですよ、この風貌は・・・存在感とインパクトのみでアカデミー賞にノミネートされたと言っても過言ではないでしょう(^-^)/ プレシャスは、父親の性の捌け口となり、16歳にして2人目の子供を妊娠。 そして、何もしないで生活保護で暮らす母親には虐待され続ける毎日。 酷いとかのレベルを超越したとんでもない父と母だったと言えるでしょう・・・。 妊娠を理由に学校も退学させられ、夢も希望もなくなったプレシャスが、本当に哀れで哀れで心が痛くなりました(T_T) しかも、希望が見え始めた矢先、更なる悲劇(HIV感染)が襲い掛かったりで、もう運命ってどこまで残酷なのだろうかと胸が張り裂けそうになりましたよ・・・。 ただ、前半はこのプレシャスの置かれた過酷な状況に心を痛めながらも、プレシャス自身のガサツな行動に若干イラっとさせられることもありました。 しかし、よく考えて見れば、この子の出生から今に至る流れを見たら、何が常識なのかなんて知る由もなく育ち、夢も希望も泣く絶望感のみに晒され続けて生きて来た訳ですから、まあしょうがないところもあったでしょうね・・・。 そのとんでもないプレシャスの母親を演じたのは本作でオスカー女優となったモニークでした。 まるで嫌悪感の塊であるかのような演技・存在感は、アカデミー賞も納得! とにかく我が娘に対する虐待っぷりには目を覆いたくなりましたし、暴力的で怠慢と言えるこの母親の考えた方には、人としてどうなんだと思うことばかりでした。 自分も愛し愛されたかったとラストシーンで言い訳を述べる姿にも、全く同情できず。 苦しみ・痛みを知ったからこそ、我が子にはたっぷりの愛情を注ごうとするプレシャスとは真逆の行動を取り続けた訳ですもんね(・_・;) 自分が苦しんだからと言って、倍にして人に当たろうとする人間だけにはなりたく無いものですな・・・。 人に苦しめられ続けたプレシャスでしたが、プレシャスを救ったのも人でした。 私なんて誰からも愛されることはない? いや、きっと愛をくれる人が、この世の中のどこかに必ずいるはずなのです・・・。 本作では、その象徴的存在だったのが、最後の望みとも言える存在となったポーラ・パットンが演じたレイン先生だったでしょうか。 こんな先生がいてくれたら、世の中もっと救われる人がいるはずなのですが・・・。 真っ当な教育を受け、それによって生きる喜びを知ったプレシャスの未来は、これからも様々な困難が待ち受けてはいるのでしょうが、きっと乗り越えられるはず! 『MI4』での活躍も印象的だったポーラ・パットンですが、この映画でも素敵すぎました! セクシーさもあり、アクションも抜群な彼女ですが、ヒューマンドラマもいけますね。 勿論、スッピンで頑張ったマライアも素敵でしたけど(o^-\')b
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[006]パラノーマル・アクティビティ
 怖くは無いトム・ルーズ2012-02-06
 【ネタバレ注意】
製作費135万円で製作された映画がアメリカにて100億円近い興行収入を上げたことで話題となった本作。 私も予告編を見てこれはいつか見たいと思っていたのですが、ついつ・・・
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製作費135万円で製作された映画がアメリカにて100億円近い興行収入を上げたことで話題となった本作。 私も予告編を見てこれはいつか見たいと思っていたのですが、ついつい見る機会を逸してしまい、いつの間にかシリーズも3まで公開され、完全に話題に乗り遅れてしまった感(・・;) 思いのほか日本では評判が悪かったようなので、それならスルーで良いかとも思っていたのですが、何でか今頃まるで悪魔に誘われたかのようにふと見たくなってしまい、遅ればせながら(←遅れすぎ)鑑賞しちゃいました。 で、率直な感想ですが・・・日本で受けなかったのは妙に納得の内容でした・・・。 一応ホラー映画と言うジャンルですし、タイトルからして既に超常現象と謳っていますし、予告編でもの凄く怖そうな印象を植えつけられていますし、アメリカでは超が付くぐらいの大ヒットをしていますので、どれだけ凄いんだ、どれだけ怖いんだと、誰もが期待を胸に鑑賞したことでしょうが、まさかこのレベルの怖さだったとは・・・世間の評価も概ね納得で、あまりに怖く無さ過ぎて唖然としちゃいましたよ( ̄□ ̄;) ただ、自分が主人公と同じシチュエーションに晒されたとしたならば、勿論相当怖いですし、毎晩眠れなくておかしくなること間違い無しでしょう! しかし、映画として客観的に見れば、今更使い古されたようなネタを堂々と見せられて、どうだ凄いだろう〜と言われても、苦笑いしか出てきませんよね(^o^;) おそらく国民性の問題もあるのだとは思いますが、ホラー映画と言うジャンルに関しては明らかに日本映画の方がレベルは数段上にあると思います。 日本のホラーは寒気がするぐらい現実感もあって、ジメジメっとした怖さを感じますが、アメリカ映画のホラーは一瞬だけビク付かせるアトラクション的な怖さでしかない印象。 勿論それでも怖いと思わされる映画は多々ありますが、本作では一瞬たりともビクつくシーンが無かったのですから困ったものです・・・。 洋画で度々登場する悪魔に取り憑かれると言う行為自体そもそも現実離れしている印象もありますが、日本では尚更馴染みが無いこともあって、どうも本作は現実的な恐怖心が湧かないところが日本では受けなかった要因の一つにもなっているのではないでしょうか。 まあ135万円と言う低予算で、しかも1週間で撮影された映画と考えれば自主制作に近い感覚ですし、そう考えれば実は十分頑張っていたとは思うのですが、何せ日本で公開された段階では相当ハードルが高くなっていたところもあったので、少々可愛そうな状況ではありましたかね(^_^;) 何の先入観もなくこれは実話かもと思って見ていれば、それなりに怖さを実感できた可能性はあったと思います。 でも、フェイク・ドキュメンタリーだと分かって見てしまうと、物凄い恐怖を煽る演出があって、驚愕のオチが待っているのではないかと期待してしまいますからね・・・。 見る者は、一体何が起こるのか、結構ドキドキしながら待っていたと思うのですが、終盤まで大した事は起こらず、集中力を保つのがとにかく大変で・・・ぶっちゃけ、最初とラスト15分だけ見れば十分だった気がしないでも無いです・・・まあ結果論ですけど。 物語の大半はハンディカメラと定点カメラを通して、ケイティーとミカのカップルが、見えない恐怖に怯えつつも日常暮らしていくシーンを延々見せられることになりました。 まあホラー映画にありがちではありますが、男がとにかくバカで、緊張感も無くずっとカメラを撮り続けているのが本当にイラつきましたね(゙ `-´)/ 一方悪魔が取り憑いていると思われたケイティーの方は深刻な状況だったこともあって、中盤以降は理不尽な程ヒステリックになり、こちらもイライラ。 逆に言えば、この2人の行動はある意味リアルではあったのですけど。 実際問題、彼女が悪魔が取り憑かれていると言われても、ある意味他人事ならミカのようにカメラにでも残して置こうかぐらいの感覚かもしれませんし、自分に取り憑いているとしたらケイティーのように気が狂ってしまうのかもしれませんよね。 最初から然るべき人に相談していれば、もっと簡単にコトは済んだような気もしますが、それじゃあ映画にならないですもんね。 一応幽霊の専門家みたいなのは登場しましたが、アイツの2回目の登場シーンなんかもう爆笑レベルでしょう。 そんな感じで、集中力も切れた状態で迎えたラストのオチは、この手の映画では正統派とも言えるようなオチだったので、むしろ逆に驚けなかったかな・・・ってそれは贅沢過ぎますかね。 まあ名作ホラー映画もオチだけ見れば大体あんな感じのオチだと思うので、ホラーはやはりそこに持って行くまでの過程や方法が大事なのでしょうね。
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[007]エクリプス/トワイライト・サーガ
 ジェイコブが熱いトム・ルーズ2012-02-01
 【ネタバレ注意】
間もなくシリーズ第4弾の『ブレイキング・ドーンPart1』が公開されるので、復習の意味合いも含めて本作を再見してみました。 1の『初恋』では予想以上に面白い世界観かもと・・・
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間もなくシリーズ第4弾の『ブレイキング・ドーンPart1』が公開されるので、復習の意味合いも含めて本作を再見してみました。 1の『初恋』では予想以上に面白い世界観かもと希望を抱き、2の『ニュームーン』ではベラの私の為に争わないで発言に失笑した本シリーズ。 そして第3弾の本作では、もう御三方で好きにやってくれと投げやり気味な視線を送りつつも、ここまできたら最後まで見守りたいとどこか楽しみにしている自分がいる的な、何か不思議な感覚に苛まされたところがありました(・∀・) このシリーズは、今の時代リアル感がまるで無い少女マンガのような昔ながらの恋愛模様を描いた作品をあまり見かけなくなっていることもあって、逆に懐かしくて嵌っちゃう人が多かったりするのでしょうね! 私はどちらかと言うと、こそばゆい恋愛模様を、笑いたい・・・突っ込みたいが為に見ているところもあったりしますが・・・。 さて、『ニュームーン』のラストでベラにプロポーズしたエドワードですが、もう三角関係に終止符が打たれるのかと思いきや、本作では更に三角関係具合が加速しましたね。 ベラの小悪魔度、半端なくアップしてるし( ´艸`) このシリーズを見る前と見た後では、ベラを演じたクリステン・スチュワートのイメージは全く違うものになってしまいました。 クールな顔で、もの凄い台詞吐きすぎ! ベラは、前作での「私の為に争わないで」発言でも十分小悪魔でした。 しかし今回は、エドワードのプロポーズを受けようとしつつも、ジェイコブも好きだと気付いてしまったって・・・もう普通に考えたらお前いい加減にせえ!と、ピコピコハンマーでピコッとしたいところですよ(←痛くないでしょ) いい男2人にチヤホヤされる・・・ある意味女性にとっては夢のようなシチュエーション! それがアメリカのティーン層に受けたのでしょうかね。 しかもそれぞれ草食系と肉食系のいい男、両極端過ぎてどっちにも決められないってか(´0ノ`*) まあ私的にはエドワードと言うかロバート・パティンソン自体、到底イケメンには見えないのですけど。 どう考えてもジェイコブだろっ! でも、基本いい男キャラで演じ切ってしまうパティンソンの演技が、少しづつ癖になりつつある今日この頃ではありますが。 一方のジェイコブは、とにかく打たれ強い男ですね! 作品を重ねるごとにいい男になっていくジェイコブを演じたテイラー・ロートナーのビジュアル込みで、打たれても這い上がるジェイコブを応援したくなります。 今回は、ベラにキスを迫ってグーパンチまで喰らってしまったジェイコブですが、嫌よ嫌よも好きのうちとはまさしくこのことか・・・ベラにようやく本音を吐かせることに成功しましたよね。 雪山でも上半身裸でベラを温める辺りは、まさに心も体も熱い男! しかし、ニューボーンとの対決で瀕死の重傷を負ったジェイコブを尻目に、ベラの小悪魔度とエドワードの嫌味度が爆裂したラストを見ると・・・この辺は続編への布石となるのかな? 本シリーズは、人間とヴァンパイアと狼族の3人の男女による、こそばゆい三角関係(じゃなくて純愛?)が一番の見所なのだとは思いますが、今回からはアクションシーンに関してもいつもよりは重きを置かれて描かれた印象でした。 ヴァンパイアの新種族ニューボーンの登場、ヴィクトリアの反撃、ヴォルトゥーリ族の君臨と、ヴァンパイアアクション的にワクワクさせる要素がかなり盛り込まれていました。 ただ、私的には全然物足りなかったですけどね・・・もっとちょうだい!! ニューボーンとの対決は、練習風景からして生ぬるすぎでしょ(^_^;) まあどちらかと言ったらアクションシーンでの血飛沫なんか見たくない層に人気の映画でしょうから、これでも頑張った方なのでしょうけど。 それにしても、ヴォルトゥーリ族はもっと何か凄いことをしでかしそうなのに、いつも思わせぶりで終わってしまいますね(・_・;) 『ブレイキング・ドーン』ではダコタ・ファニングやキャメロン・ブライトの元天才子役ヴォルトゥーリ軍団の活躍が見れるのでしょうか・・・それとも、見かけだけの存在? それと、キャスト変更までしたヴィクトリアも意外とあっさりで・・・。 ブライス・ダラス・ハワードをキャスティングした意味もそれほど感じれなかったのですが・・・。 まあ突っ込みどころは相当あった本作ですが、何だかんだでその突っ込みどころが楽しいのも私的には本作と言うか本シリーズの魅力の一つ! 3角関係の3人だけでなく、今回はヴァンパイア族の各メンバーの過去も描かれ、感情移入度も増してシリーズに対する愛着もかなり湧いてきました。 こうなったら最後まで見守る所存であります(o^-\')b 続編ではどんな笑いを(←そこかよ)提供してくれるのか・・・いろんな意味で楽しみです。
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[008]パンドラム
 アンダーソン風味のSFスリラートム・ルーズ2012-01-30
 【ネタバレ注意】
何か懐かしいような閉塞感と、正体不明のモンスターに恐れ戦くこの感覚・・・。 そう、久々に名作『エイリアン』を彷彿とさせるような古典SFスリラーを見た気がしました。 ポー・・・
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何か懐かしいような閉塞感と、正体不明のモンスターに恐れ戦くこの感覚・・・。 そう、久々に名作『エイリアン』を彷彿とさせるような古典SFスリラーを見た気がしました。 ポール・W・S・アンダーソンが製作に携わっていることもあって、某スコット監督や某キャメロン監督の名作ように評論家や映画通が絶賛するようなタイプの映画とは少々違いB級臭は漂っていましたが、安心してと言ったら言葉はおかしいですが、このジャンルが好きな方なら間違いなく楽しめる映画だったんじゃないかなとは思いましたよ。 アンダーソンらしいベタと、ドイツの新鋭アルヴァルト監督の意外性が見事にマッチングした映画と言えるでしょう。 ストーリー設定はベタ中のベタで、目新しさはありませんでしたね。 おそらく我々世代が環境破壊をした影響もあるのでしょう、本作の舞台となる2174年には地球資源が枯渇してしまったようで、地球と似た環境を持つ惑星タニスに移住する計画が進められていたようでした。 まあ本作の冒頭で語られていた地球の総人口二百数十億人と言う数字はありえなさすぎますが、それだけ人がいたら資源が枯渇するのは当然でしょうね・・・今の人口ですらヤバイのですから。 その惑星タニスへ移住する6万人を乗せた宇宙船エリジウム内にて、まさに謎が謎を呼ぶ緊迫感溢れるスリリングな展開が待っていたと言うことでした。 さてまず序盤、2人の宇宙飛行士が冷凍睡眠カプセルから目を覚ましたところから、物語りは動き始めました。 長い間冷凍睡眠されていたのがポイントで、2人の記憶が失われた状態からスタートする分、謎が謎を呼んで、見る方も一体どんな状況で何が起こっているのか分からず、ハラハラドキドキしながら物語の推移を見守ることになりました。 そしてやたら廃墟化した宇宙船内に何故か謎のモンスターが多数登場したりと謎だらけの展開が推移しながらも、2人の記憶が少しづつ戻っていき、驚愕の結末を迎える・・・そんな流れの映画でしたね。 まず最初に目を覚ましたのがベン・フォスター演じるバウアー伍長。 続いてデニス・クエイド演じるペイトン中尉。 正直言って配役から、悪役やキレ者が似合うベン・フォスターが悪い意味での鍵を握る人物で、裏切りやモンスターとのバトルがありながらも最終的にはデニス・クエイドが生き残る・・・そんなパターンを想像していたのですが、これが配役からは考えられないような驚きの結末を迎えたものだからビックリ! いや、終わってみれば使い古されたようなベタなネタを連発した、まさにアンダーソンらしい内容だったかなとは思うのですが、キャストから想像すると意外性はたっぷりだったんじゃないかなと・・・。 前半の途中から、船内の原子炉再起動を目指すバウアー伍長のシークエンスと、無線でバウアーに指示を出すペイトン中尉のシークエンスに分け、一本調子にならないようドキドキ感を持続させる演出を施したのもサスペンス的に優秀だったと思いました。 至る所で登場するモンスター、更には1人、また1人と生き残っていた船内クルーと思われる人物との出会いもあり、それがきっかけでまた新たな謎を呼ぶ展開に持って行く演出も秀逸。 ただし、恐怖を煽る存在となるはずの異常に素早くて強い人型モンスターに関しては、見た目が北斗の拳の雑魚キャラ風で思ったほど怖さを感じれなかったのは少々残念でした・・・。 しかし私的には、途中出会う生き残っていたと思われるクルー達が、もうアンダーソン風味過ぎて大笑いしちゃいました≧(´▽`)≦ まずバウアー伍長が出会ったアンチュ・トラウェ演じる化学者のナディアは、まさに戦う女ミラ・ジョヴォヴィッチ! ミラほどのインパクトは無いですが、ミラより胸は豊満と来たもんだ(*゚ー゚*) 更に農業担当クルーだったアジア系の男マン(名前が安易過ぎ)も共に行動することになりましたが、これはB級映画で言う黒人さんが演じるキャラでしたね。 彼の末路が・・・。 更にはベタベタの裏切りキャラも終盤に登場し、B級好きの私にとってはもうたまらないキャラクター達が躍動し、変なツボに嵌りました! 一方のペイトン中尉も、生き残っていた?ギャロ伍長と出会うことになりましたが、こっちのエピソードはあまり好みじゃないエピソードだったかな・・・。 一番苦手な落としどころ・・・いくらなんでもモンスターを生み出した「あの」エピソードは強引過ぎたかな(^_^;) でも、全体的には十分楽しめたSFスリラーでしたし、宇宙船内パニック物が好きな方ならば、1度は見て置いて損はない映画と言えるでしょう。 ちなみにギャロ伍長を演じていたのは、『バーレスク』でアギレラの彼氏役のバーテンを演じていたカム・ジガンデイだったんですね! 見ている時は全く気付きませんでしたよ・・・。
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[009]アジャストメント
 ラブストーリーは突然にトム・ルーズ2012-01-27
 【ネタバレ注意】
やたら評判が悪いのは気になりつつも、キャストとストーリー設定が好みだったので地雷覚悟で見てみたら、なるほど・・・SFサスペンス・アクションを期待して見たら少々物足りな・・・
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やたら評判が悪いのは気になりつつも、キャストとストーリー設定が好みだったので地雷覚悟で見てみたら、なるほど・・・SFサスペンス・アクションを期待して見たら少々物足りないでしょうね(・_・;) ある意味これは究極のラブストーリーでしたもんね。 正直私も期待した内容とは違ったので、大満足とまでは行きませんでしたが、これはこれでまた違った味わいを感じれる映画だったかなとは思いました。 まあラブストーリーと思って見ようとした方はあまりいないと思いますので、世間的な評価が低いのは致し方ないところでしょうか・・・。。 私は原作はほとんど読まない派なので、あまり原作がどうこうと言う話題には詳しくないですが、さすがに原作がフィリップ・K・ディックの作品ともなれば、名作『ブレードランナー』『トータル・リコール』『マイノリティ・リポート』のように、SF大作として弥が上にも期待を抱くものでしょう。 監督も新人とは言え『ボーン・アルティメイタム』の脚本を手掛けたジョージ・ノルフィ、そして主演はマット・デイモンとくれば、期待に拍車が掛かるのは当然! ところが蓋を開けてみれば、SF要素こそあれど、中身は強引過ぎるドタバタラブストーリー。 スケールも小さいですし、途中まではこれはやってもうたかなと思ったものでした・・・。 しかしよくよく考えてみると、アプローチは違えど、どんな困難な状況に陥ろうとも、あきらめずに自分を信じて闘えば願いは叶う、運命は自分で切り開くものなんだ!と言った至極真っ当で心に響くメッセージが込められた作品だったのですよ! そんなメッセージ性+邪魔されれば邪魔されるほど愛は燃え上がると言ったオーソドックスなラブストーリー要素を素直に受け止めることが出来れば、結構楽しめる映画だったんじゃないかなと(*^ー^)ノ さて、本作の主人公はマット・デイモン演じる上院議員候補のデヴィッド・ノリス。 デヴィッドは、敗北宣言をする会場の男子トイレで偶然出会ったエミリー・ブラント演じるエリースに一目惚れし、その後2人は恋に落ちましたが、2人には様々な困難が待ち受けていました。 この困難が半端じゃない・・・はずなのですが、何でしょう・・・私は変なところでツボに嵌ってしまいましたよ(´∀`) この困難を仕掛ける奴らの行動が、ありえない失敗をしでかしたり、デヴィッドに軽く翻弄されたりと、もうその様子がいちいち滑稽で、お前らもっと仕事キッチリしろや!と叱りたい心境に陥ってしまいました。 そのドジな奴らこそ、人間の運命をアジャストメント(調整)している運命調整局のエージェント達。 人は生まれながらにして決められた運命を生き、違った運命を辿ろうとした場合は、この運命調整局のエージェントによって微調整され、軌道修正されているようなんですね。 スーツを着て帽子を被り、上司の命令に従って人間に見つからないように黙々と運命を微調整しているエージェント達のその姿は、まるで我々サラリーマンのよう。 それだけでも滑稽なのですが、完璧にこなすのかと思いきや真顔でドジをやらかすから笑っちゃうんです! そんなドジな運命調整局に、何度も何度もエリースとの仲を引き裂かれるデヴィッド。 よくラブストーリーには、仕事を取るか女を取るかどっちなの?的なシチェーションがありますが、この映画はそれを超越したような、まさに最強バージョンでしたね。 そんな強大な力の前に、苦悩しながらも勇敢に立ち向かっていく男と言えば、マットの十八番! 運命は自分で切り開く、運命を変えてみせると奮闘するデヴィッドは、正義感の塊のような男が似合うマット・デイモンにピッタリの役と言えるでしょう。 ただ、マットの顔がラブストーリーに思いのほか映えないんだな、これが(・_・;) その分、エミリー・ブラントのルックスとエリースのキャラが、マットの田舎臭さを補って余りあるところがあったでしょうか。 この性格でこのルックス、これは男なら誰でも惚れちゃうでしょ(o^-')b それにしても、本作の鍵を握るあの『どこでもドア』は、便利なようでそうでもなさそうで、もう少し改善の余地がありそうでしたね。 『どこでもドア』は、よくよく考えれば行き先は選べないのですから、ある意味ホラー映画にも使えそうな気がしたのですが。 まあ笑っちゃうシーンも多々ありましたが、ラブストーリーとしては王道路線。 結婚式場で花嫁を奪うダスティン・ホフマンの『卒業』を彷彿とさせる様なシーンも久々に見れましたし、まあSF映画としては肩透かしでしたが、変な先入観さえなければラブストーリーとしては十分楽しめる映画だったのではないでしょうか('-^*)/
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[010]フローズン・リバー
 母の愛トム・ルーズ2012-01-19
 【ネタバレ注意】
監督・脚本が無名の新人女性コートニー・ハントで、キャストも有名どころは不在。 それでいてこれだけの映画を作り上げたと言うのですから、本当に素晴らしい! さすがサンダン・・・
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監督・脚本が無名の新人女性コートニー・ハントで、キャストも有名どころは不在。 それでいてこれだけの映画を作り上げたと言うのですから、本当に素晴らしい! さすがサンダンス映画祭でグランプリを獲り、あのタランティーノも絶賛しただけのことはありました。 小規模に作られた映画だけに、演出は本当に地味でしたが、作品のクオリティはハリウッド大作映画をも凌駕するほど秀逸だったと思います。 これが本来映画のあるべき姿なんだろうし、予算なんか無くても作品から放たれるメッセージそのものに力があれば、必ずチャンスは巡ってくるはずだし、人の心は必ず動かされると言うことでしょう。 本作を見たら、とにかく生きることって本当に厳しいことだし、綺麗事ではないなと改めて痛感させらました! この映画の主要人物が置かれていた状況は本当に厳しい状況だったと思うし、まるでいつまでも続く冬の凍て付く厳しい寒さを彷彿とさせるような毎日でしたもんね・・・。 だからこそ、最後に待っていた希望と言う名の春の兆しに心揺さぶられるのです! 母親の愛・想いだけは貧困にも屈しない、そして国境や人種をも超越するものがあるってことでしょうかね。 さて、本作の主要登場人物は2人の母親と至ってシンプルな設定でした。 まずメリッサ・レオが演じた白人女性のレイは、子供2人とトレーラーハウスで暮らす貧乏一家。 そんなレイの旦那はと言えば、ギャンブルに狂って家の有り金全部持って行方不明・・・悲惨だ、悲惨過ぎるけど、悲しいかな現実に起こり得ることなんですよね・・・。 全財産が無くなったレイ一家は、当然レイのパートのお金だけで子供2人を食べさせるのは到底無理・・・いや、食べられないどころか、家をも取り上げられるタイムリミット寸前と言う状況でした。 こう言うひっ迫した状況が実際問題自分に起きたとしたら、一体どう対処したら良いのでしょうか・・・ふと考えさせられちゃいましたよ。 どうすることも出来なくなったら、やはり犯罪に手を染めないと生きていけないのだろうか? この映画にリアリティーがあったのは、なんと言ってもレイを演じたメリッサ・レオの風貌ですよ! 言うならばザ・貧乏。 この風貌で40代と言うのも驚きで、失礼ながら見るからに貧乏が体に染み付いたような子持ち中年女なんですよね(゜д゜;) 下着姿のシーンが何回かありましたが、すいません・・・見たくないんですけど(・_・;) 今後間違いなくハリウッドで重宝される女優さんになるでしょうし、この作品の後に『ザ・ファイター』でオスカー女優となったのは至極当然の結果とも言えるでしょうね。 歳の割りに若い、大人っぽい、綺麗、可愛い、個性派、演技派・・・様々な女優さんがハリウッドには存在しますが、何かそう言ったレベルでは現せない雰囲気を醸し出している女優さんですね、メリッサは。 何か寂れた田舎のスナックにいそうなママっぽい印象もあるのですが、まあとにかくいろんな意味でメリッサは凄いです・・・。 もう一方のミスティ・アッパムが演じた先住民モホーク族のライラは、旦那に死なれ、ライラ自身は目が悪くてまともな職にも就けず、挙句の果てに旦那の母に子供を奪われてしまった哀れな女。 このライラの住む居住区が、カナダとの国境近くにあるモホーク族の保留地であると言うのが本作のポイントとなりましたね。 治外法権で守られている場所、そして国境に接しているともなれば、犯罪の匂いがプンプン(゚ー゚; しかも厳冬期には国境を跨ぐセントローレンス川自体が凍ってしまう状況ですから、そこで不法越境の運び屋となってしまうのはある意味必然か・・・。 同じような状況に置かれた2人が偶然出会い、不法越境の運び屋として犯罪に手を染めていく様子には、身につまされるものがありました。 金だけの関係で繋がれた2人の母親・・・お互い子供の為に仕方なく手を組み、仕方なく犯罪を犯し、汚い金と分かっていても、それでも金が必要だった・・・切ない、切な過ぎる! しかし悲しいかな、世の中そう甘くはないのが現実。 やがて犯罪は明るみになりましたが、その時にとった2人の行動に、思わず心揺さぶられました!! 最初は金でしか繋がれていなかった2人が、いつしか犯罪を重ねる内に、お互い母であるからこそ分かり合えたものがあったからこそ、「あの」行動に出れたのでしょうね。 母と言うのは、子供と言う存在を前にすると、こうも信じられないほど勇敢に立ち向かえるものなんだなと改めて実感させられましたよ! 最悪な状況に陥ったからこそ本当に欲しかったものが手に入ったのはなんとも皮肉でしたが、人は苦境に陥らなければ、物事の本質は見えないものなのかもしれませんね☆-( ^-゚)v まるで雪が溶け、春が来たかのようなラストの2人の表情には、心が震えました!
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[011]ちょんまげぷりん
 うもうござったトム・ルーズ2012-01-17
 【ネタバレ注意】
江戸時代から現代へタイムスリップしてやって来たお侍さんが、ひょんなことからお菓子作りに目覚めてパティシエに・・・。 そんなアホなと思いつつも評判が良いようなので見て・・・
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江戸時代から現代へタイムスリップしてやって来たお侍さんが、ひょんなことからお菓子作りに目覚めてパティシエに・・・。 そんなアホなと思いつつも評判が良いようなので見てみたら、悔しいが面白かった! 錦戸亮が主演と言うこともあって、ジャニーズファン狙いのティーン向けコメディでは?と侮っていたところもあったのですが、どの世代でも掛け値なしに楽しめる何とも良質なハートフルコメディに仕上がっていました。 本作を鑑賞しようと思った決定打は、世間の評判が良かったことは勿論のこと、もう一つ重要な要素となったのは監督が中村義洋監督だったこと。 中村監督が手掛けた作品と言えば、『ジェネラル・ルージュの凱旋』『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』等々良作揃い。 私の中では基本的に安心して身を委ねられる監督さんの1人。 中村監督と言えば「心に響いて後味が良い」作品に仕上げてくるイメージ。 その辺りは本作でもしっかり踏襲されており、見事期待に応えてくれたかなと! それと中村監督は、変に詰め込みすぎないのが良いです。 当然そこは理路整然としていなければ気が済まない映画通の方々に、説明不足とか描きこみが甘いとかご都合主義だとか酷評される要素にもなる訳ですが、要は評論家や映画通の評価云々よりも、映画は見て面白いか面白くないかが一番重要なポイントでしょう。 そう言った意味では、本作も中だるみしやすい小難しい要素を一切排除して、ライト感覚で見れる「面白い」映画に仕上げたなと思いましたよ(\'-^*)/ 何が面白いって、まずは定番タイムスリップ物同様に、過去の世界と現代の世界のギャップに戸惑う主人公に笑わされるのではありますが、視覚的なものではなく、主に考え方のギャップに笑わされるところが面白かったですね! お侍さんが現代の世界を見てもそれほど驚いていないし、案外すんなり現代社会に入り込んでいるじゃないか等々突っ込みたくなる気持ちもよく分かりますが、結局この映画はその部分は重要視してないし、そこを簡略化してでも伝えたいことがあったと言うことなんですよね・・・。 実際こんなお侍の格好をしてる人が現れても、我々現代人は何かの撮影か頭がおかしい人かと思ってこの映画の人々と同じようなリアクションをするような気がしますし、自分が江戸の侍だったとしても、大騒ぎするのではなくやっぱりこの映画のようにどうして良いかよく分からずおろおろして、結局何も出来ずに運良く良い人に巡り逢えれば助けてもらい現代社会に迎合するだろうし、巡り逢えなければ警察の厄介になるか野垂れ死にするだけなのかなと。 突っ込みどころを探すより、現代社会に欠けているものを・・・現代を「あさましき世」と言い放つこの江戸から来たお侍さんの安兵衛さんから、様々なことを考えさせられたり、教えられたり、笑わされたりするのが何と言ってもこの映画の醍醐味! しつけであったり礼儀であったり、今の日本人は人間として当たり前のことを完全に忘れているんだなと、思わずハッとさせられました。 当然コメディ映画ですから、基本は安兵衛の行動・考え方のギャップに笑わされる映画なのではありますが、それと同時に心にズシリと響くものも得られる、まさに1粒で2度おいしい映画だったかなと思いましたね。 勿論江戸の時代の侍が人間として完璧だったかと言われればそれも違いますから、安兵衛も現代社会から様々なことを学ばされると言った作品構成も良かったのではないでしょうか。 江戸からやって来た安兵衛を演じたのは関ジャニ∞の錦戸亮でしたが、思いのほか侍姿が嵌っていてビックリヽ(*\'0\'*)ツ 間違いなく彼は江戸の侍でしたし、この実直で武骨な侍っぷりには錦戸ファンも惚れ直すこと必至でしょう。 錦戸亮も勿論良かったのですが、何と言っても成り行きで安兵衛を居候させることになる母子の設定が絶妙でしたね。 正直ひろ子役のともさかりえは好みでもないし、演技派のイメージもないし、どうなのかなと不安たっぷりで見たところもありましたが、なかなかどうして素晴らしいじゃないですか! 母子家庭ならではの悩みを色濃く表現しながらも、やっぱり1人の女なんだと思わされるような表情・感情・所作が自然で、全く違和感無く見れました。 ちなみに子供の友也役はあの鈴木福君ですよ。 まるまるもりもりみんなたべるよ、つるつるてかてかあしたもはれるかな〜ダヴァデュア・・・(←止めろよ!)の福君です。 まだ、まるまるもりもりの時より小さくて可愛いんだな、これが・・・。 可愛いだけでなく、さすがの演技力には舌を巻きました。 安兵衛さんが作ったプリンを食べる福君がもう最高(o^-\')b 私もあのプリンが食べたい・・・凄いうまそう(^〜^) そのプリンがまさかラストで、ああ言う形で出てくるとは驚き・・・まさにちょんまげぷりん!
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[012]ワイルド7
 ちょい薄めなダークヒーロー物トム・ルーズ2012-01-16
 【ネタバレ注意】
原作は60〜70年代に人気を博し、テレビドラマ化もされたそうですが、私は未見。 そんな訳で、何の先入観もなく見に行ったのですが、単純に『アクション映画』としてならば・・・
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原作は60〜70年代に人気を博し、テレビドラマ化もされたそうですが、私は未見。 そんな訳で、何の先入観もなく見に行ったのですが、単純に『アクション映画』としてならば、それなりには楽しめました。 ただ、原作ファンからは相当不評なようですね・・・。 『海猿』シリーズの羽住英一郎監督ですから、ダークヒーローをスタイリッシュに描くなんてことは絶対無いと思っていましたので、私の中ではこの作風は想定内でしたけどねぇ。 羽住監督作品と言えば、映画通が最も嫌うような人間ドラマ性が薄くて無駄にラブとアクションを盛り込んだ商業主義作品が大半ですから、私は良くも悪くも羽住監督色が色濃く出ていたところに妙に感心してしまいました・・・ブレないな〜この人って( ´艸`) ただ、正直言えばダークヒーロー物にしてはワイルドさが足りなさ過ぎた印象は否めないかな。 その辺はやはり羽住監督らしくシネコン大衆向けを意識したところなのでしょうが、『海猿』のようにはいかず、むしろそれが仇となって興行収入的にもコケたみたいですね。 三池崇史監督が映画化したかったとの話しもあったように、題材的にも商業主義よりはマニアック路線で作った方が間違いなく受けた題材でしたし、ヒットしなかったのもある意味納得。 それと、何か古臭いと言ったら怒られそうですが、80〜90年代のハリウッドアクション映画を繋ぎ合わせただけのようにしか見えなかったですね(^_^;) まあ原作が60〜70年代のものですし、古さが逆に旨味になれば良かったのでしょうが、『おっぱいバレー』でも感じましたが、羽住監督は古さを旨味に替えるのはどうも無理っぽいですもんね。 ただしアクションの部分だけ取れば、ハリウッド大作には及ばないものの迫力は満点! いかに割り切って見れるかでしょう。 まあ周りが何と言おうと私なりに満足感があるのは、当然大ファンである深田恭子の存在によるところが大きいです(*゚ー゚)ゞ え?深キョンがこの映画の世界観を台無しにした内の1人じゃないかって? まあ、そうなんですが、深キョンが深キョンで無くなってしまったら、深キョンファンをやっている意味が無いではないですか! 何を演じても深キョン・・・それで良いのです(o^-\')b 『ステキな金縛り』『夜明けの街で』『こち亀』等々、最近は深キョンのスクリーン登場率が高くなっているので、深キョン&映画ファンとしてこれ以上ない喜びを感じている今日この頃です。 まあ演技は相変わらずですが、可愛い路線から大人の美しさへシフトしつつありますし、それでいて深キョンでいてくれるのですからファンとしてはたまりません! バイクでノーヘルの瑛太(←おい!)が深キョンを後ろに乗せて走るシーンは画になる2人だったし、うっとりしながら見させてもらいましたよ。 何も守ってこれなかった飛葉が悪者に、ユキを「守りてぇ〜んだよ」と絶叫するシーン、分かるわ〜その気持ち(*v.v)。 全く本題と関係ないところで満足感に浸ってしまった私ですが、さて肝心のワイルド7の面々はと言うと、瑛太演じる飛葉と椎名桔平演じるセカイ以外は、ほとんどどんなキャラだったかすら思い出せません(汗) 警察が裏組織として法で裁けない犯罪者を抹殺する為に作り上げた、元凶悪犯で構成されたワイルド7。 なんともハリウッドテイストなストーリー設定でワクワクさせられたものでしたが、思ったほどチームの絆も感じられなければ、各々の個性もそれほど感じられなかったのが残念でした・・・。 ワイルド7ではなく、むしろその上司の中井貴一の印象ばかり残ってます。 まあキャスティングの時点で大体想像はしてましたけど(゚ー゚; BBQとか、とんでもなくおいしそうな名前のキャラもいたのに勿体無い! 関ジャニ∞の丸山隆平なんか、あんな地味な役どころでは関ジャニファンは納得しないでしょう。 その辺も興行収入がいまいちだった要因か。 監視社会を逆手に取った悪役の存在も、もっと強烈なインパクトがあっても良かったような・・・。 まあムカついたのはムカついたけど、もっとムカつかせてちょうだい(`ε´) それと、SATやらSITの面々が弱すぎてビックリ! とにかく突っ込みどころが多かった映画ですが、さすが羽住監督・・・アクション、ラブ、泣きの商業主義3大要素のツボどころだけはきっちり抑えてるのが凄い! ある人物の殉職シーンでは、今まで何もしてやれなかったけど最後に娘だけはちゃんと守ったと言うお父さんの誇りに・・・不覚にも涙してしまいました。゚(T^T)゚。 映画的な突っ込みどころは多くとも、映画通には評価されなくとも、つまらないかと言えばそうではなく、何だかんだで結構楽しめる映画だったりするんですよ、これが(\'-^*)/
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[013]リアル・スティール
 再び生きるトム・ルーズ2012-01-11
 【ネタバレ注意】
世間の評判がかなり良いようなので期待して鑑賞しましたが、期待通りこれは面白かったです! ベタな話ですが、泣けた〜。 何でしょうこの昔懐かしい感覚、そして興奮・・・『オ・・・
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世間の評判がかなり良いようなので期待して鑑賞しましたが、期待通りこれは面白かったです! ベタな話ですが、泣けた〜。 何でしょうこの昔懐かしい感覚、そして興奮・・・『オーバー・ザ・トップ』や『ロッキー』や『ベスト・キッド』を初めて見た時の感覚に似てますね。 またこの映画は、昔こう言う映画を見て映画が好きになったんだと言うことを思い出させてくれるような作品でもありました。 まあ奇才と呼ばれるような監督が放つ映画通が唸るスタイリッシュな映画も勿論良いのですが、もっとこう言った魂を揺さぶられるような王道路線の映画をハリウッドにはどんどん作って欲しいね! さて気を取り直してと・・・本作は、監督に『ナイト ミュージアム』のショーン・レヴィ、製作総指揮にスピルバーグとロバート・ゼメキスと豪華な布陣で製作された映画でした。 メンバーを見ても分かる通り、見る者を楽しませ感動させることのプロと言えるような製作布陣でしたね。 予想通りにことが進み、予想通りに興奮し、予想通りに笑い、予想通りに泣く・・・予告編を見て当然見る者はそれを期待して見に行ったと思うし、見事その期待に応えてくれた映画だったと思いましたよ(^-^)/ スピルバーグが作りたかった題材を、ゼメキスお得意のモーション・キャプチャのノウハウをうまく利用して、ショーン・レヴィが夢のある話にまとめた。 見事な連携プレイでしたね! 本作の見所は、なんと言っても親子の絆の再生物語でした。 まずヒュー・ジャックマン演じる主人公チャーリー・ケントンの設定が良い! チャーリーは元プロボクサーで、妻や子供を捨ててまでボクシングに打ち込んできた男でしたが、時代はより過激な戦いを求め、生身の人間同士が戦う格闘技からロボット同士が戦う格闘技へと推移して行き、生き場所を失ったチャーリーは、おんぼろロボットで小銭を稼ぎ生計を立てるような毎日を過ごしていました。 ヒュー・ジャックマンの名演技により、チャーリーに夢や生き甲斐を失い荒れ果てた感が物凄く滲み出ていました! それと、金に目が眩むと我を失うダメっぷりがもう最高! 11年ぶりに会った息子をも即売り飛ばすダメっぷり、もう人間として失格です( ´艸`) さて一方の息子マックスは、母親が亡くなり、更に疎遠だった父チャーリーにも即親戚に売り飛ばされてしまうような可愛そうな子でした。 そんなマックスとチャーリーを唯一繋ぐ存在が、ロボット同士の格闘技『リアル・スティール』であり、マックスの命の恩人(恩ロボ?)である旧式のおんぼろロボット『ATOM』だったと言う話でしたね。 ダメ人間になってしまった父親の再生+捨てられていた旧式ロボの再生と、ダブルの再生物語だったこともあって感動も倍増(o^-\')b まあメインは父子の絆の再生物語がメインだったので、欲を言えばもう少しATOMの出生の秘話なんかも盛り込んだり、マックスとATOMの絆を感じさせるエピソードをもっともっと盛り込めば、より感情移入出来たかなとは思いましたけど・・・。 それにしてもマックスを演じた顔が濱田龍臣君に激似のダコタ・ゴヨの存在感は素晴らしかった!そしてダンスが可愛かった! スピルバーグは子役を発掘する天才ですね・・・まさしく新たなる「ダコタ」の誕生となりました。 物語前半はチャーリーの没落・凋落ぶりが描かれ、後半はチャーリーとマックスとATOMのサクセスストーリーが中心となって描かれていましたが、このバランスがとにかく絶妙でした。 人間には、敗北の苦味・哀しみを知ったからこそ気付かされるものが必ずあるはずだと思います。 そんな失意の主人公が、生きる上で大切なものは何なのかに気付かされ奮起し再生していく様子は、もう涙なくして語れない! そして、金に物を言わせて生きている者達へ対しての痛烈なラストバトルには、本当に心揺さぶられましたよ! 最後の戦いでゼウスと戦っていたのは勿論ATOMでしたが、それはマックスでもあり、チャーリーでもあり、我々見る者でもあった訳ですよね。 こう言う映画を観ると、改めて映画って本当に素晴らしいものだと思わされます・・・。 チャーリーやマックスに感情移入させる為の脇役の配置も素晴らしかった! チャーリーの良き理解者であるエヴァンジェリン・リリー演じるベイリーが、マックスにチャーリーの魅力を語る表情はものすごく印象に残りました。 ステレオタイプの悪役を演じたケヴィン・デュランドの顔もインパクト大。 それから個人的にツボだったのが、ゼウスのオーナーであるファラ・レンコヴァを演じたオルガ・フォンダの美貌ですよ・・・ヒロインのエヴァンジェリンを大きく上回るインパクトで今後要注目の存在に(*v.v)。 ダメ人間の私だったら・・・美しさに負けてファラにATOMを売っていたかもしれないなぁ・・・。
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[014]ボーイズ・オン・ザ・ラン
 これが青春だ!トム・ルーズ2012-01-09
 【ネタバレ注意】
この映画は、いろんな意味で凄かった! 出てくる台詞がエロ過ぎなのも然ることながら、何と言っても惨めで醜くて汚くて情けない主人公の設定が凄過ぎました。 そんな主人公に見・・・
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この映画は、いろんな意味で凄かった! 出てくる台詞がエロ過ぎなのも然ることながら、何と言っても惨めで醜くて汚くて情けない主人公の設定が凄過ぎました。 そんな主人公に見る者が熱くなれたのは、主人公を演じた峯田和伸の熱演・存在感によるところが大きかったでしょう。 いくら主人公がうだつの上がらない男とは言っても、大体は演じた俳優のカッコ良さがどこかに出てしまって興冷めしてしまうものですが、峯田の凄さはリアルにキモイのが凄い! 本業のロックバンド銀杏BOYZのことは私は今までよく知りませんでしたが、動画サイトで見た銀杏BOYZは思いっきりハード。 それがこんなキモくて冴えない男に成り替わってしまうのですから、大したものですね(*^ー^)ノ この主人公を見ていたら、とにかく青春に年齢は関係ないんだと心から思わされましたよ。 人間は、初めて本気になった時が青春なんだと・・・。 しかしこの男の青春を、間違っても家族がいる場所で鑑賞してはいけません! 気まずい空気が流れるはず・・・。 逆に同姓の友人同士で見たならば、男ってバカだな〜と盛り上がること間違いなし( ´艸`) 峯田演じる主人公・田西敏行は、29歳で素人童貞。 そして、私も子供の頃に熱くなった「ガチャガチャ」を取り扱う超弱小メーカーに勤務する、うだつの上がらない営業マンと言う設定でした。 表情・風体・しぐさ、どれをとってもイラっとさせられるような、いわゆる学生だったら確実にいじめられるタイプの男ですね。 過去にこの手のキャラはいろいろな映画で見てきましたが、田西は自然体でキモイと思えるナンバー1の存在かも(・_・;) でも、実際いるんですよね、こう言う男って・・・いじめられているのに、卑屈なニヤケ顔をして、まるで喜んでるかのように愛想笑いをする男。 映画の序盤を見ただけで、田西がどんな29年を過ごしてきたのか容易に想像出来るぐらい、分かりやすいいじめられキャラでした。 それに加えて根暗でむっつりスケベ。 趣味はAV鑑賞、テレクラ通い、まさに救いようがない男だ(;´▽`A`` そんな男が初めて本気で何かに立ち向かおうとする姿に、最後には感動させられるのですから参りました! 人が本気になる姿って、本当にカッコイイですね。 その本気を引き出す存在となったのが、黒川芽以が演じた後輩OLの植村ちはるでした。 明るくて童顔で可愛いらしい、いわゆる会社のマドンナ的存在ですね。 そうなると、ブ男とマドンナが結ばれるシンデレラストーリーになるのではと思いがちですが、そう言う話では無かったところにこの映画の面白さがありました。 思わぬ「あの」トラブルがなければもしかしたらこの2人は普通に付き合って普通に結婚したのかもしれないですが、このちはるの言動を見ていると、一見清純派のようで不誠実且つ尻軽女・・・まあそう簡単にことが運ばないであろうことは明白だったでしょうね。 見た目どう見ても童顔で清純派にしか見えない黒川芽以が演じたからこそ、妙に説得力があったキャラだったでしょうか。 まさか黒川芽以からあんな台詞やこんな台詞が出てくるなんて・・・童顔とのギャップに私もやられてしまいましたよ(*゚.゚)ゞ 逆に、田西とちはるの間に起こるトラブルの元となった、ちはるの隣家に住むソープ嬢を演じたYOUが、キャラそのまんまな感じだったのもかなり笑えました! そんなちはるを横取りする形となったのが、松田龍平が演じたライバル会社の営業マンの青山でした。 松田龍平の絶妙な性悪演技がとにかく秀逸! 青山を見ていると、悔しいがどこをとっても田西が敵う相手ではなく、何もしてこなかったやつが勝てる訳ないんだよ!と青山が言い放った一言はまさしく正論だったでしょうね。 実は青春映画のように負け組の田西が勝ち組の青山を撃破するんじゃないかと期待したところもあったのですが、現実はそう甘くなかったですね。 他人の食い物がうまそうと豪語する青山を、私もぶん殴ってやりたかった・・・悔しい〜(T_T) 元恋人を横取りされ、挙句の果てにちはるは妊娠させられ捨てられる・・・仇討ちとばかりに立ち向かった田西は、徹底的に青山にボコされ返り討ちに合う。 ダサい、酷い、汚い、醜い、情けない・・・。 しかし、それが青春なんだね! 初めて本気になった瞬間、田西は男になった。 クライマックスの駅でのシーンは、まさに男になった田西の意地を見ましたし、感動しました! それと、田西の会社の社長・上司・同僚の面々も本当にいい味出してましたね。 小林薫が演じた田西にボクシングを教えてくれる飲んだくれ上司の鈴木がもう最高! ボコされた田西に声を掛けた鈴木の「いい小便でした」はまさに名言。 この一言が、この映画の全てを物語っていたと言っても過言ではないでしょう!
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[015]タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
 びっくりフジツボトム・ルーズ2012-01-08
 【ネタバレ注意】
このところスピルバーグが製作に関わった映画が私的にはどれも期待通りとまではいかない内容だったので、鑑賞前は少々不安な思いに駆られたところもありましたが、本作は予想以・・・
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このところスピルバーグが製作に関わった映画が私的にはどれも期待通りとまではいかない内容だったので、鑑賞前は少々不安な思いに駆られたところもありましたが、本作は予想以上に面白かったです! やはり監督作ともなれば、作品に対する思い入れや力の入れ具合も違うのでしょうかね。 ピーター・ジャクソンとタッグを組んだのも大きかったかな? さて本作は、世界的に有名な人気コミックが原作と言うことでしたが、私は無知な為か全く知りませんでした(^_^;) 劇場で見たチラシに大きく『TINTIN』と書かれていたのを見て、主人公の名前がこれは拙いのではと思ったぐらいですから・・・。 そんなタンタン君の冒険ですが、どうやら3部作と言うことで、本作が失敗作に終わったとしたならば、中途半端なところまで見せられてお蔵入りした『ライラの冒険』『エアベンダー』の二の舞もあるのではないかと言った不安も頭によぎったのですが、1作目がこの出来ならば続編製作/公開は間違いないでしょうし、ほっと一息と言ったところでしょうかね(・ω・)/ 私は続編ありきで作られて、1作目はこれは序章だからと言ったような逃げや甘えが見え隠れする作品はどうも好きではありません。 そう言った意味でも、スピルバーグの意向もあって1話完結の方式を取った本作にはものすごく好感が持てましたし、スッキリした気分で劇場を後にすることが出来ました。 今回スピルバーグは、初のアニメーション、初のパフォーマンス・キャプチャ、初の3Dと、タンタン張りに冒険に出ました! せっかくスピルバーグ久々の監督作なだけに、出来れば実写物で見たかったな〜と鑑賞前は思っていたのですが、これはデジタル3Dアニメにして大正解。 もちろん単純にアニメにしたから良かったと言うものでもなく、クオリティの高い映像技術があったからこそ、この世界観を有効に活かすことが出来たと言えましょう。 それからカメラワークも秀逸で、キャラクター達がまるで躍動しているように見えました。 さすが2大巨匠の元に集ったスタッフだけはありますね。 正直パフォーマンス・キャプチャを駆使したCGアニメはリアルすぎてあまり好みではなかったのですが、ここまでクオリティが高いと、アニメ映画とはまた別のジャンルとも言えるぐらいの不思議な感覚を覚えましたよ。 まさに映像革命と言っても過言でないでしょう! タンタンの髪の毛や愛犬スノーウィの毛のふわふわ感は、言うならば実写以上にリアル・・・そんな世界を体験できるのですから、本作に限っては3D料金を払っても全然惜しくないと思いましたね。 ここまで映像に関しては絶賛してきましたが、さあ肝心の冒険自体の内容はどうなのか・・・。 うん、スピルバーグお得意のコテコテな冒険活劇だけあって、驚くほどの展開や謎解きはありませんでした。 ユニコーン号の謎と言っても、まあ想定の範囲内でしたしね・・・。 ただし、息をもつかせぬ展開で、これでもかと言うぐらい陸・海・空と場面を変えてアクション活劇が展開されるので、見ていて全く飽きることはありませんでした。 アクションも然ることながら、なんと言っても笑えるシーンがふんだんに散りばめられているので、とにかく見ていて楽しい楽しい(^〜^) タンタンと愛犬スノーウィと共にひょんなことから一緒に旅をすることになったハドック船長が、トラブルメーカーとして大いに笑いを誘うのです。 これだけのボケの連発、お笑い芸人でもそうそうできない芸当だったと思いますよ! タンタンのあきらめに近いつっこみ具合も絶妙でした。 そんな2人を癒す存在とも言える愛犬スノーウィが、ことごとくタンタンのピンチを救う姿にも癒されましたね。 癒すだけでなく、スノーウィは時にハドック船長張りのボケをかまして笑いも取るのですから、劇中の言葉を借りればまさにびっくりフジツボな存在でした。 更にハドック船長に輪を掛けて、最初は何の意味も無さそうと思えたデュポン&デュボンの国際刑事コンビまでボケを連発するから最高だ〜。 笑いあり、スリルあり、タンタン君の冒険を心行くまで堪能させてもらいましたが、難点と言えば主人公のタンタン自身にもう一つ感情移入できなかった点でしょうかね。 子供なんだか大人なんだかよく分からなかったですし、彼の人物背景もほとんど語られなかったので、原作を知らないとタンタンがどんな人物なのかよく分からないところはありました。 ただし、7歳から77歳までのすべての若者たちへと言うのが本作の売り文句らしいので、主人公が何色にも染まっていないのは、見ているあなた自身がタンタンなんだよと言うスピルバーグからのメッセージなのでしょうね。 最後に、続編はなんとピーター・ジャクソンが監督をするそうですから、新たなるタンタン像に期待して続編公開の時まで待つことにしましょう!
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[016]ザ・ワン
 ジェット×2トム・ルーズ2012-01-04
 【ネタバレ注意】
この映画、随分昔に一度見てはいたのですが、鑑賞当時はまだマイナーだったジェイソン・ステイサムにそれほど興味が無かったこともあって、ジェット・リーVSジェット・リーの印・・・
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この映画、随分昔に一度見てはいたのですが、鑑賞当時はまだマイナーだったジェイソン・ステイサムにそれほど興味が無かったこともあって、ジェット・リーVSジェット・リーの印象しか残っていませんでした。 ジェイソンファンとなった今、あれ?ジェイソンどんな役だったかな?と何故か妙に気になってしまい、思い立ったら吉日・・・ジェイソン目当てで久しぶりに鑑賞してみました。 さてお目当てのジェイソンですが、さすが10年前ですね!髪がある( ´艸`) 今と同じ短髪ではありますが、髪の量は倍ぐらい。 ただし、やはり今ほどのオーラは無いですね(・_・;) これなら10年経ったらどんな役だったかも忘れる訳だ。 役どころ的にも3、4番手ですから仕方ないところもあるのでしょうが、それにしてはオーラが無さ過ぎだし、思いのほかアクションのキレも悪かった印象で・・・。 ただ、低音のセクシーボイスは今と変わりなし、たまりませんね〜この声! 本作では完全にジェット・リーが主役でジェイソンは補佐役、その後共演した『ローグ アサシン』では2人の立場・距離が縮まり、『エクスペンダブルズ』ではリーと肩を並べる存在となったジェイソン。 こうやって好きな俳優の歴史を堪能するのも、映画の醍醐味ですね! さて、肝心の内容の方ですが、はっきり言えばB級SFアクション(゚ー゚; 細かい突っ込みどころを探したらキリがありません。 しかも、狙ってB級を作った訳ではなく、真面目に作ってB級になってしまったところが少々痛さを感じるところも・・・。 何せ宇宙全体で125のパラレルワールドが存在と、125に限定してるのが凄い。 各パラレルワールドに存在する自分を殺すとそのエネルギーを吸収し、全部の自分を殺した時には全能(ザ・ワン)と言える存在になるそうで、それなら悪いことを考える人が出てきてもおかしくないでしょうねぇ〜。 そんな悪いことを考えたのもジェット・リー、それを阻止しようとするのもジェット・リー、とにかくジェット・リーだらけ。 「総勢125人のジェット・リーがバトルロワイアルを繰り広げる!」みたいなのが本作のキャッチコピーだったようですが、実際のところ大半のシーンでは最後に残った良いジェット・リーと123人を殺した悪いジョット・リーの2人が繰り広げる攻防を見せられるだけで、思ったほどの迫力はありませんでした・・・。 ただし、劇中コンピューターに映し出される殺された123人のジェット・リーの写真がツボ! 茶髪、金髪、ロン毛、ドレッド・・・とんでもないコスプレをさせられているジェット・リーはこの映画でしか見れませんよ( ´艸`) 本題と関係ないところでツボに嵌ってしまった所はありましたが、肝心の良いジェット・リーことゲイブと、悪いジェット・リーことユーロウの繰り広げるアクションバトルは、残念とまでは言いませんが何か勿体無いと言うか、ジェット・リーと言う素材をそれほど活かしていたとは思えなかった印象です。 これがジェット・リーじゃなかったら全然問題は無いのですが、これだけCGとワイヤーアクションを使ってしまうと、別にジェット・リーじゃなくても良かったような(^_^;) こんなありえないアクションを連発出来るなら、全能の存在にならなくても十分全能ですよ(・∀・) それと、ゲイブとユーロウの見分けが付き難い。 クライマックスでのバトルは、全く見分けが付かず興冷めもいいとこ・・・。 当然どっちがどっちのジェット・リーなのか見る者をも惑わす演出だったのでしょうけど、それほど効果的では無かった印象ですね。 まあジェット・リーのファンならば、これでもかと言うぐらいジェット・リーを堪能できるので、作品の出来云々に関わらず間違いなく楽しめる作品ではあると思いますが。 それにしても、ジェット・リーはジャッキー・チェンとは違って悪役も嵌りますね! その分、良いジェットのゲイブのキャラが弱かったところもありましたが。 ユーロウを追うデルロイ・リンドーとジェイソン・ステイサムの2人の刑事も、あまりにもキャラが弱すぎて勿体無かったかな・・・。 もっと暴れて欲しかったぞ〜ジェイソン! カーラ・グギーノが演じたゲイブの妻も、もっとゲイブとの結び付きの強さを見せて欲しかったし、他の世界にいるカーラ・グギーノがいまいち意味の分からないキャラだったのは何か勿体無かったような・・・。 結局・・・ストーリー設定、アクション、演出、キャラの活かし方、どれも満足とは言えませんでした。 でも、妙に愛しさを感じさせるようなこの後味・・・私がB級好きと言うのもありますが、結末の良さとジェット&ジェイソンの俳優としての魅力によるところも大きかったのかな。 ジェットとジェイソンのファンならば、珍味程度の感覚で見れば案外楽しめる映画かも(´∀`)
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[017]RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ
 昭和オヤジの物語トム・ルーズ2012-01-03
 【ネタバレ注意】
これぞまさしく古き良き日本映画の形ですね! 富山の美しい風景をバックに描かれた人間ドラマ+鉄道ドラマはベタベタでコテコテな展開ではありましたが、この分かりやすさが昔・・・
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これぞまさしく古き良き日本映画の形ですね! 富山の美しい風景をバックに描かれた人間ドラマ+鉄道ドラマはベタベタでコテコテな展開ではありましたが、この分かりやすさが昔ながらの日本映画の良い所。 まあ49歳で運転士を目指した前作ほど心に響いた訳ではないですが、間違いなくこう言った中高年層に共感してもらえるような映画は世の中に必要でしょう。 個人的にも、松竹映画はこの路線であり続けて欲しい・・・。 おそらくこんな展開で笑ったり泣いたりするんだろうなと予想した通りのところで泣き笑う。 あ〜素晴らしき日本文化・・・\(^_^)/ 本作は、シリーズ2作目とは言え、前作との繋がりは何もありません。 前作同様に地方鉄道、運転士について描かれてはいるものの、メインはそれに関わる者達のヒューマンドラマ。 今回は、定年まで一ヶ月を切った堅物運転士とその妻の熟年夫婦に起こる、第二の人生を迎えるにあたっての様々な問題を浮き彫りにしたストーリー構成となっていました。 言わば、どんなに電車を走らせるプロであっても、人生と言う名のレールを走らせるのは至難の業なのだと言った所でしょうか(・ω・)/ 主人公は三浦友和が演じた滝島徹。 定年までいよいよ一ヶ月を切った富山鉄道の運転士。 これまで35年間無事故無違反、まさに実直・真面目・堅物を画に書いたような人物でしたね。 演技に良い意味で堅さがある三浦友和にはある意味嵌り役と言えましょう! この徹が劇中で、実力が無かったからこそ努力し仕事に集中した結果、気が付いたら無事故無違反だったと新人に諭したシーンは物凄く印象に残りました! 他人から見るとこの人は天才だと思えるような人って、陰では人一倍努力しているんですよね・・・。 新人運転士を演じた中尾明慶も絶妙な新人っぷりで、皮肉にも前作で新人運転士を演じた三浦友和の息子である三浦貴大よりも嵌り役だったかなと思いました( ´艸`) で、この滝島と言う人物・・・典型的な昭和のステレオタイプなお父さんでしたね。 仕事は実直、でも家庭のことは省みない昭和のホームドラマによく出てきたような亭主関白オヤジ。 厳格だけど本当は心優しい・・・でも、それが廻りには伝わらないタイプ。 私の父親は亭主関白でもなければ厳格さもそれほど無かったですが、やはり家庭を顧みない仕事一筋な昭和オヤジでしたし、この映画の徹のような昭和のお父さんって世の中に多く存在するのでしょうね。 もう一方の主人公とも言えるのが余貴美子が演じた滝島の妻・佐和子。 佐和子は母親の介護をきっかけに看護師を引退して以来、ずっと家庭で夫を支えてきた典型的な昭和の専業主婦でした。 さすがアカデミー賞常連の余貴美子ですね、演技力はここでも群を抜いてました。 親戚の家にこんな佐和子のような叔母さんいたかも・・・と思わされるような、自然な演技がまさに秀逸! 私の母はバリバリ仕事して父にも何気兼ねも無く文句を言うような母だったので、この佐和子のような母親像はテレビドラマや映画でしか見たことはありませんが、全く妻に感謝の念を示さないような旦那に、言いたいことも聞いてもらえず、我慢に我慢を重ねながら家庭を支えて来た奥様方もやはり実際に多いのでしょうね。 しかし、夫が定年ともなれば、話は別・・・。 もちろん夫の定年だけが理由では無かったですが、今度は自分の為の人生を生きたい、看護士として再び働きたいと言い出す佐和子、その気持ちが分からんと激高する徹。 この2人を見ていると、なるほど熟年離婚が多い昨今の情勢も分かるような、そんな思いに駆られました。 愛はあるのに長年連れ添った相手を思いやれないその心・・・。 一度気持ちがズレてしまったら、人間はなかなか心を元に戻すことが出来ません。 やはり、時には愛を声に出して相手に伝えることも必要だと言うことなのでしょうね! 現実にはこの映画のようにベタベタなハプニングが起こり、それがきっかけで寄りを戻し感動的なラストへ向かうような流れにはならないことでしょう。 しかし、この映画を見たことで、自分の生き方を考え直すきっかけにでもなってくれたなら、この映画が生まれてきた意味もあると言うものなのではないでしょうか。 まあ私は偉そうなことを言えるほど大した人生経験はしてきていませんので、私のような雑魚では無く、是非とも熟年夫婦の方々に本作を見てもらって、大いに語ってもらいたい映画ですね! 勿論人間ドラマだけでなく、運転士、鉄道マンにもしっかりと敬意を払われた作品となっていました。 徹の運転士としてのラストランは、立山連峰をバックにまさに感動的なラストラン! そして終点のプラットホームに待っていたのは・・・これぞ日本映画かな(*^ー^)ノ
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[018]ニューイヤーズ・イブ
 1年の映画締めにはコレトム・ルーズ2011-12-30
 【ネタバレ注意】
2011年、日本の今年を表す漢字に『絆』が選ばれました。 ともなれば、『大晦日』に大切な人との『絆』を取り戻す奇跡の物語を見ずして今年は終われませんね(o^-\')b 本作・・・
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2011年、日本の今年を表す漢字に『絆』が選ばれました。 ともなれば、『大晦日』に大切な人との『絆』を取り戻す奇跡の物語を見ずして今年は終われませんね(o^-\')b 本作はまさしく1年の締めにふさわしい映画で、傷ついた今の日本人の心に、これ以上ないクスリ(笑いの意味も込めて)となる映画だったのではないでしょうか(^-^)/ こんな奇跡、現実にはありえません・・・。 だからこそ、我々は映画で夢を見る、映画に夢を託すのです! さて本作の内容の方ですが、大晦日に起こる8つの奇跡のストーリーを紡いだ群像劇でした。 監督がゲイリー・マーシャルと言うこともあって、前作『バレンタインデー』の大晦日版とも言えるような内容でしたね。 まあ使い古されたネタでもあるので、若干脚本に古臭さを感じてしまったところはありますが、1年の最後はこんなベタでハートフルな映画で締めくくるのも悪くない(\'-^*)/ さすがに恋愛群像劇の名作『ラブ・アクチュアリー』級とまでは行きませんが、思いのほかヒューマンドラマ色が濃く且つ笑えるシーンも多かったので、『バレンタインデー』よりも私は楽しめました。 更には『バレンタインデー』同様に、意外なオチや意外な繋がりがあったのにもニヤリとさせられましたね(´∀`) そしてロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、ハル・ベリー、ヒラリー・スワンクと言った演技派俳優や、異色なところでジョン・ボン・ジョヴィがキャスティングされたのもポイント高かったです! ただし、ちょっと演技派俳優達の存在感があり過ぎなところもあって、妙に浮いていたと言えなくもないのですけれどね( ´艸`) それと、8つのストーリー全てに共感出来るかと言えば、正直厳しいでしょうね。 映画の出来云々だけでなく、当然話の好みの問題、キャストの好みなんかもありますし(^_^;) でも、どれか一つでも共感出来る話やフレーズがあれば、まるで魔法に掛かったかのように面白かったような気分にさせられてしまうのですから、この手の映画って不思議なものですね(o^-\')b 『ラブ・アクチュアリー』ですら名作だな〜とは思いつつも、当然思い出せないようなエピソードだってありますから。 記憶は人の中で美化されていきます・・・だからこそ群像劇ならば、一つでもコレ!と思えるようなエピソードがあったならば、いつの間にか映画全体が良かったと美化されていくようなところがあるのではないでしょうか。 本作では、恋人同士の恋愛、親子愛、夫婦愛、友情と、何かしらは見る者の心に響くエピソードが盛り込まれており、さすがは恋愛映画の名手ゲイリー・マーシャル抜け目無いな〜と思わされましたよ(^〜^) 更に本作は、豪華キャストの共演も見所の一つでしたが、私のお目当てだったロバート・デ・ニーロはさすがの存在感を示していました! デ・ニーロが演じた男が願った奇跡のエピソードには当然感動させられましたし、その奇跡の相手役の意外性にも驚かされました(ノ゚ο゚)ノ その相手役は、ジョシュ・デュアメルが演じた実業家のエピソードの相手役だと思っていたので。 エンドロール中の面白映像では、この2つのエピソードのパロディ版(それ以外のも)が描かれており、思わずお茶目なデ・ニーロに吹き出しちゃいましたよ( ´艸`) ただねぇ・・・苦手なサラ・ジェシカ・パーカーが・・・最後にやらかしてくれた〜・・・やっぱり苦手だわ(^^ゞ どの映画をもランクダウンさせる印象のサラ・・・本作も見事にランクダウンさせてくれました(・_・;) 良い意味での驚きはザック・エフロンだったかな。 ザックのエピソードは、少々劣化したミシェル・ファイファーの魅力に助けられていた訳ではなく、彼の魅力で盛り上げていたところがあったと思いましたよ・・・ザックは進化してますね! それと、アシュトン・カッチャーのエピソードで相手役を務めたリー・ミシェルの可愛さと言ったら半端ない(*v.v)。 キャサリン・ハイグルの部下役のソフィア・ベルガラもいい味出してた! あ、忘れちゃいけない、アビゲイル・ブレスリンがかなり大人になっていてビックリ((((((ノ゚゚)ノ 以前よりオーラがなくなっていたのが少々気掛かりですが・・・気のせいかな? ところで、本作のメインテーマである大晦日・・・私自身は大晦日に特別な思い入れはありません。 世界的イベントであるニューヨークのボール・ドロップなんて本作で初めて知りましたし(・_・;) ただし、本作でボール・ドロップのプロデュースを任されたヒラリー・スワンクが演じた女性が、苦し紛れに言い放ったスピーチは何気に心に響きました。 確かに新年を迎える前に、大晦日にゆっくり1年を振り返ってみて、何か後悔したことは無いか、何かやり残したことは無かったのか、心に問いかけてみるのも悪くはないのかもしれませんね(^-^)/
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[019]カケラ
 人間愛トム・ルーズ2011-12-28
 【ネタバレ注意】
単純に満島ひかり出演作が見たくて鑑賞しました。 お目当てである満島ひかりの演技にはいつもながらに魅了されてしまいましたが、この映画を見た最大の収穫は、何と言っても本・・・
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単純に満島ひかり出演作が見たくて鑑賞しました。 お目当てである満島ひかりの演技にはいつもながらに魅了されてしまいましたが、この映画を見た最大の収穫は、何と言っても本作の脚本・監督を担当した安藤モモ子と言う若い才能に出会えたこと! 20代にして、しかも初監督作で類稀な才能を感じさせる作品を作り上げてしまうのですから、大したものです(o^-\')b 初監督作ともなると、どうしてもやりたいことを詰め込みすぎて中途半端になりがちですが、安藤モモ子監督はまるでベテランのようにどっしりと構え、自分の世界観・・・安藤モモ子ワールドを見事に作り上げた印象を持ちました。 さすが父に奥田瑛二、母に安藤和津、妹に女優の安藤サクラと言うとんでもないDNAを持つだけはありますね! まず、初監督作でいきなり女の子同士の同性愛物を作り上げたチャレンジ精神に感服しました。 何だレズものかよと言うなかれ! 同性愛ではなくあくまで人間愛なのだと、妙に説得力のある台詞や描写で物語を紡いでいるのです。 それと女性監督らしく、男では気付かないような女性に関する細かい描写を盛り込んだ辺りには、彼女なりのこだわりを感じましたね。 放尿、生理、ムダ毛・・・私はここまでリアルに女性を描いた映画を今まで見たことがありませんでした(ノ゚ο゚)ノ とにかくギリギリの線で映画を作り上げたチャレンジ精神にだけは拍手を送りたいです(ノ^^)八(^^ )ノ ただし、安藤モモ子監督は徹底的に女性目線で映画を作り上げたところもあるので、この映画に出てくる男がとんでもないクズやゲス野郎だったのは、男の立場として考えるとちょっと微妙かな(・・;) 男はいつでも下心たっぷりにS○Xばかり考えていたり、浮気ばかりしている訳ではないですからね(^_^;) さて、お目当てでもあった満島ひかりが演じた主人公のハルですが、何の目標も無く流されるように生きている女子大生感が相当リアルに描かれていましたね。 等身大の若者は普段こんな感じで過ごしているのかなと、興味深く鑑賞させていただきました。 安藤監督は、ハル役に満島ひかりをキャスティングした辺りにもセンスを感じます! この脱力感は、満島ひかりならではだなと思わされましたから。 そんな流されるように生きてきたハルに、転機が訪れました。 とある喫茶店で、中村映里子演じるリコと言う女性が声を掛けてきたことから、ハルの人生観は一変! リコはいわゆるレズビアンではありましたが、出てくる言葉が深い深い・・・。 「男も女も無い、要は人・・・たまたま好きになった人が女性で何が悪い?」と言われたら、確かにごもっとも。 「キン○マ付いてりゃ偉いのか?」って、確かにエロイことはあっても偉いことはありません。 ところで、女性の立場で、モデル系の素敵な女性に好きなんですけど声を掛けられたら、どんな心境に陥るのでしょうかね? 私は女性でもなければ同性愛の経験も当然無いのでその辺の心理は分かりませんが、少なくともハル同様に綺麗な人に好きと言われたら驚きはするものの、気分的には悪い気分はしないでしょうね。 私は同性愛を肯定まではしませんが、否定もしません。 いろいろな人間がいて、いろいろな人生があって、人生何が起こるか分からない、サプライズに満ちているから楽しいのです! もし福山雅治やトム・クルーズにあなたが好きですと言われたら、私だってそっちの世界に飛び込む可能性が100%無いとは言い切れませんからね( ´艸`) ハルは徐々にリコの魅力に嵌っていく訳ですが、惰性で付き合っているS○Xしか頭に無い二股かけてるゲス野郎な彼氏との関係も断ち切れないでいました。 男と別れたいけど、流されるように生きてきたハルにはそれも出来ず、リコを愛しながらも同性愛をしている事実も公には隠したい・・・そんなモヤっとした雰囲気に、我々見る側はイライラしつつも何となく気持ちが分かるような不思議な感覚に陥りました。 ハルの体のカケラを埋めるのがゲス野郎の彼氏、心のカケラを埋めるのがリコとなっていたのでしょうかね。 本当の意味で愛されたいハル、カケラを埋めて上げたいリコ・・・そんな2人の苦悩・葛藤が最後まで描かれ続け、劇中の2人同様に悶々としたような気持ちにさせられてしまいました。 そんな悶々が爆発するかのうような中盤の居酒屋でのリコの大暴走、そして終盤にハルが号泣し絶叫するシーンが、本作の最大の見せ場であり且つ本作を象徴するシーンだったなと思いました。 こう言った刺激的な新しい出会いを経験したことによって、ハルが人間として成長出来たことだけは間違いない事実だったでしょう。 まあ正直私はこの映画を全て理解したとは言い難いところもあるのですが、安藤モモ子監督のセンス溢れる作風に、何とも不思議な魅力を感じてしまいました(^O^)/
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[020]実験室KR-13
 クロエ・セヴィニーがミタトム・ルーズ2011-12-26
 【ネタバレ注意】
密室サスペンス・スリラーの名作『CUBE』や『ソウ』には遠く及ばないものの、実話ベースの人体実験・マインドコントロール要素を盛り込んだこともあって、興味深く鑑賞させ・・・
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密室サスペンス・スリラーの名作『CUBE』や『ソウ』には遠く及ばないものの、実話ベースの人体実験・マインドコントロール要素を盛り込んだこともあって、興味深く鑑賞させてもらいました。 私はよく知らなかったのですが、実際にアメリカではCIAが1950〜60年代にMKウルトラと言う洗脳人体実験を行っていたそうですね。 本作では、それが実は今でも行われているかもしれないと示唆するような内容となっていました。 目には目を、歯には歯を、テロにはテロを・・・と言うことで、非人道的な方法で人間兵器を養成する為に、今でも人体実験をしているのだとしたら、何とも恐ろしいことですよね((((((ノ゚゚)ノ アメリカならやりかねない・・・いや、どの国でも裏ではやってそう。 密室スリラーとしては実話ベースが仇となって、正直中途半端な感は否めませんでしたが、その背景にあるものを想像してしまうと・・・ブルっと震えが(*_*) 真っ白な部屋に集められた4人の治験者。 この真っ白な部屋の名前が原題にもなっているキリングルーム(KR)と呼ばれる部屋なのですが、どうせなら邦題も『キリング・ルーム』で良かったような気がしましたね(・_・;) 『実験室 KR−13』って、どう考えてもヒットしそうもないタイトルでしょうに。 それにしても、こう言った高額報酬の治験に参加しようと思う人の気が知れません(^o^;) まあ広告ではきっと簡単な治験に参加するだけで高額報酬なんて甘い言葉が書いてあるのでしょうが、世の中簡単に金が稼げるなんてことは、ほぼありえません。 まあそれでも切羽詰ってどうしようもない状況にでも陥れば参加するしかないのでしょうが、参加者を見ていると切羽詰っているように見えたのは最後まで残ったあの男ぐらいだったような(;´▽`A``  この辺はアメリカと日本の文化の違いもあるのでしょうか。 そんなキリングルーム内でのサバイバル的な治験に参加させられた面々は、一応オスカー俳優でもあるティモシー・ハットン演じるクロフォード、マライア・キャリーの旦那さんでもあるニック・キャノン演じるポール、『ワイルド・スピード MAX』でポール・ウォーカーに殴られていたシェー・ウィガム演じるトニー、個性派女優クレア・デュヴァル演じるケリーの4人。 何ともマニアックな面々で、誰が生き残るのか予想が付かないところはありました! 最初は何の治験をするのか分からず和気藹々的な雰囲気もあった4人でしたが、治験を管理するドクター・フィリップスがケリーを銃殺したのが合図となり治験がスタート(゚Д゚) いきなりの銃殺には相当ビックリしたのですが、別な意味でもビックリ! 普通は男3人女1人の参加者がいたならば、映画的にいきなり唯一の女性が死ぬってありえないでしょう? 野郎3人が残って、さあ治験スタートって・・・テンション相当下がりました(・・;) 『パラサイト』『17歳のカルテ』『パッセンジャーズ』等々で数々の名演技を見せてきたクレアに相当期待していたのですが・・・。 密室内に残された3人・・・果たして生き残るのは誰か?そして残った者の運命は? その辺の密室スリラーに関しては、まあ手に汗は握りましたが、特筆すべきようなものでもありませんでした。 むさ苦しい野郎共3人の運命なんて、どうでもいい・・・って、それは言いすぎか( ´艸`) どちらかと言えば、密室内のサバイバルよりも、この治験の目的、そして環境が恐ろしかった! 意識的に第三者の目線を入れ、治験者達が追い込まれていく様子を客観的に見せる演出を施しましたが、密室スリラーとしての面白さは半減するも、粛々と人体実験と言う「仕事」をこなしていく博士や作業員の冷やかさに恐れ慄きました((゚m゚;) 戦時中の日本も、こんな風にマインドコントロールされて戦わされたのでしょうかね・・・そう考えただけでもゾッとしてきます! ドクター・フィリップスを演じたピーター・ストーメアの怪演も半端じゃなかったですね。 まあ彼の得意分野ではありますが、恐ろし過ぎました((>д<)) それから、クロエ・セヴィニーが演じた新人ドクターの心理描写も本作の見所の一つでした。 クロエはまさに嵌り役でしたね! 最初は家政婦のミタ張りに能面のような表情で分析しつつも、こんな非人道的な治験が許されていいのか悩み葛藤した彼女・・・最後はミタに戻るのか、人間に戻るのか・・・。 彼女の行動が、この映画を象徴していたと言えるでしょう・・・。
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[021]ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
 トム・クルーズ(50歳)は怪物くんトム・ルーズ2011-12-25
 【ネタバレ注意】
いや〜最高でした! さすが我らがトム・クルーズです(^-^)/ トムのスタント無しで挑んだ命懸けのアクションシーンには、思わず・・・笑っちゃいました( ´艸`) あなたバカです・・・
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いや〜最高でした! さすが我らがトム・クルーズです(^-^)/ トムのスタント無しで挑んだ命懸けのアクションシーンには、思わず・・・笑っちゃいました( ´艸`) あなたバカですよ、究極のバカです! 地上828m・・・ドバイの超高層ビルにて『スパイダーマン』も真っ青な空中アクションを展開するのですから、もうここまでくるとバカとしか思えません。 ジャッキー・チェンをも凌駕するようなアクションバカっぷり、そして並々ならぬ映画愛・・・。 そんなトムの姿に心から感動しました(>_<) 観客を楽しませる為に命を懸けて戦うその姿・・・これが皆から尊敬され愛され続けているトム・クルーズの魅力なんだなと改めて再認識させられました。 とにかく本作は、安っぽいフレーズかもしれませんが、間違いなくシリーズ最高傑作だったと思いました! シリーズの過去作同様に、単純にトムによるトムの為の映画だと思って見に行ったのですが、トムだけの映画じゃなかった・・・チームが一つにまとまっていましたね。 今までのシリーズの中で、ここまでチームがまとまっていたことって無かったんじゃないかなぁ・・・。 ピンチを楽しんでいるかのようなトムの奮闘ぶりは予想通りではありましたが、サイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、ポーラ・パットンの3人が役どころ以上に見事にチームに溶け込んでいた印象です。 まあそれだけトムも歳をとって丸くなったとも言えるのですが、イーサン・ハントだけではなくチーム全員に感情移入させるよう演出する辺りは、以前のトムでは考えられなかったですもんね。 息をもつかせぬスピード感で、観客を飽きさせない演出を施したブラッド・バード監督の手腕も勿論お見事ではありましたが、俳優陣のまとまり・一体感・プロ根性が無ければ本作の成功は成し得なかったと言えるでしょう。 トムのリーダーシップも然ることながら、ユーモア溢れる雰囲気作りの最大の功労者とも言えるのが、やはり何と言ってもサイモン・ペッグの存在感だったでしょうか。 ピンチでもいつも笑顔で余裕を見せるあのトムが・・・イーサン・ハントが今回は困り顔連発でしたからね! トムのあきらめに近い表情は過去作では見られなかった表情。 緊張感たっぷりのシーンでも要所要所で笑いを取りにくるサイモンには、とにかく笑わせてもらいました(\'-^*)/ サイモンが演じたベンジーは、前作ではそれほど存在感のある役どころでは無かったですが、彼を現場のエージェントに昇格させたのは大正解でしたね。 彼が主人公のスピンオフ版スパイコメディ映画を作っても面白そうじゃないですか? 一方新加入のポーラ・パットン演じるエージェント・カーターの美貌にも見入ってしまいましたよ! ポーラを初めて見た際は第二のハル・ベリー登場かなと思ったものですが、案外ブレークとまではいかなかったので惜しいなと思っていました。 今度こそ彼女は引っ張りだこになるでしょうね(*゚.゚)ゞ 何故かカーターとイーサンが恋仲にならない設定も、ラストシーンを見て納得。 まさかあんなサプライズが用意されていたとは! それから中盤から登場のジェレミー・レナー演じるブラント。 分析官でいながら異常に俊敏な動きを見せたりしてちょっと謎めいた存在でしたが、堅そうで案外間抜けでおちゃめな面を見せたりするから意外性があって面白いキャラでしたね! 忘れちゃいけない、シリーズ常連の「あの人」が最後にゲスト出演のサプライズも心憎い演出でしたね! 非情な女殺し屋を演じたレア・セドゥーもこれまた印象深かった。 『ロビン・フッド』でこの可愛い人誰だろう?と興味を持っていたところはあったのですが、本作でまた出会えるとは・・・このフランス美人には今後も注目していきたいです! カーターとの女のバトルは見応えたっぷりでした。 他に悪役で『ミレニアム』のミカエル・ニクヴィスト、インドのスケベオヤジ(役名失念)に『24』のアニル・カプールと、気になる俳優多数出演もうれしいキャスティングでした。 アニルの役どころ・・・嵌り役過ぎて笑っちゃいました、スケベ顔だしね確かに( ´艸`) それにしても、冒頭のシーン、ロシア、ドバイ、インドと舞台を替えながら、様々な伏線を張りつつ、しっかり整合性の取れたストーリーに仕上げる辺りは、ただ単にド派手なだけのスパイアクション映画ではありませんでしたね。 本当に予測不可能な展開が待ち受けていて、もうお腹一杯・・・見応えたっぷり大満足でした! まあ好みの問題はあれど、冷静になって突っ込みどころを探すより、こう言う映画はハリウッドエンタメ王道の世界にどっぷり身を委ねた方が掛け値なしに楽しめるはずだし、期待に十分応えてくれた映画だと私は思いましたよ(\'-^*)/
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[022]マネーボール
 野球の本質を再確認トム・ルーズ2011-12-23
 【ネタバレ注意】
久しぶりに野球通向けの野球映画を見た気がしました。 過去に実写化された野球を題材にした映画は、感動スポコン物やヒューマンドラマ色が濃い映画が大半で、とりあえず作品の・・・
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久しぶりに野球通向けの野球映画を見た気がしました。 過去に実写化された野球を題材にした映画は、感動スポコン物やヒューマンドラマ色が濃い映画が大半で、とりあえず作品の良し悪しは別にして、野球通向けの映画とは言い難いところがあったと思います。 しかし本作は、まるで野球通の心をくすぐるような、野球の本質とは一体何なのかを問い掛けてくるような映画だったかなと思いましたね! 私自身、映画よりもむしろ野球の方が好きなぐらい野球好き(「自称野球通(日本のプロ野球限定)」)なので、エンタメ性よりも実話重視で描かれた本作の作風に物凄く好感を持ちました。 ただし、野球通向けに作られた映画と言うことは、野球に興味が無い方が見たならば、感動が薄いとか演出が地味過ぎとか、あまり良い感想が出てこないのではないかなとも思ったのですが・・・どうなんでしょうかね? まあ好みの問題はともかく、『ソーシャル・ネットワーク』のスタッフが製作で、しかもブラッド・ピットも製作に加わっているとなれば、派手なお涙頂戴映画にはならないとは思っていましたが、やはりさすがブラピでしたね! ブラピが演じたビリー・ビーンの言動全てに共感できた訳ではないですが、完璧ではないからこそ嘘臭くないし、だからこそ見る者が映画を通してビリーと共に成長して行けるようなところもあったかなと思いました。 共感できない部分も全て野球好きだからこそ共感できない部分がある訳で、そう言った意味も踏まえて、とにかく野球好きが熱く語り合いたくなる映画だったかなと思いましたよ! 私は日本のプロ野球が好きで、しかも貧乏球団や弱小球団が巨人のようなチームに勝つ姿に熱くなるタイプです。 そして、基本的にメジャーリーグベースボールが大嫌い(・ω・)/ メジャー=マネーゲーム+大味な野球・・・未だそんなイメージ。 日本で活躍した選手がすぐメジャーリーグに行こうとする姿を見ると、今まで応援してきた気持ちはどうすれば良いのか?と、いつももどかしい気持ちになってしまいます(T_T) しかし本作は、ある種メジャーリーグにも日本野球に通ずるような感覚を持つ男(ビリー・ビーン)がいたんだと言う話でもありましたね! 正確にはビリーじゃなくてピーターがその風潮を持ち込んだ訳ですが・・・。 とりあえず、私の中のメジャー嫌いを緩和してくれる映画になったのだけは間違いありません(\'-^*)/ まあとにかく、無名で年俸の安い選手を使い地味な野球を展開する広島やロッテが巨人やソフトバンクを倒して優勝する姿に夢を見る私としては、ビリーが最後に選択した行動には大いに感動させてもらいましたし、野球の醍醐味を改めて再確認させてもらえた映画となりました! そして、ビリーの娘が作った歌で、最後は泣き笑いさせてもらいましたよо(ж>▽<)y ☆ それにしても、ビリー・ビーンが展開したマネーボール理論・・・どう思いました? 出塁率、つまり確率重視主義ですよね。 メジャーのスター軍団に貧乏球団が勝つ為には、確かにまともに戦っては勝てないので、なるほどとは思いました。 日本で言えば、他球団から捨てられた選手を集めた弱小軍団が野村ID野球により再生するみたいなところもあって、概ね納得ではあったのですが、送りバントがダメと言うのはどうなんでしょうかね? 確実に相手に1アウトを献上することにはなりますが、相手投手にプレッシャーをかけることにもなりますし・・・。 四球で溜めたランナーがゲッツーで点が入らない確率みたいなものも示してほしかったな〜(勝手に調べろって話ですね) それから、オーナーがいてGMがいて監督がいるこのメジャー方式が、どうにも古い体質の私には受け入れられないところがあるんですよね(・_・;) GMの言うことを聞かないフィリップ・シーモア・ホフマンが演じた使えない古い体質の監督さんの気持ちも、分からないではないなと・・・。 まあ私の考えは置いといて、ビリーは過去に苦い思いをし後悔し続けてきたからこそ、今度は自分を信じて、参謀役のピーターを信じて、とにかく信念を貫き通しました・・・そんな多少強引ながらもブレない姿を見て、私も感銘を受けたところはありました。 どの業界でもそうですが、業界にどっぷり浸かってしまうと、固定観念のような考えがいつしか至極当然のように頭に焼き付いてしまっているところがあると思います。 劇中でもあったように、野球界は(特に巨人)いつしか選手を買うこと躍起になってしまい、勝利を買うことを忘れているようなところがありましたからね・・・。 野球の本質である「人々は野球に夢を見る」。 それを思い出させてくれたこの映画に出会えたことに感謝・・・そして野球の神様に感謝します(o^-\')b
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[023]嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
 もっと壊れてしまえ!トム・ルーズ2011-12-21
 【ネタバレ注意】
実に不思議な世界でした・・・。 言わばジャンルや既成概念に囚われない斬新で新しいタイプの映画だったかなと。 ただし、最初は斬新過ぎて付いて行けず、観客を置き去りにする・・・
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実に不思議な世界でした・・・。 言わばジャンルや既成概念に囚われない斬新で新しいタイプの映画だったかなと。 ただし、最初は斬新過ぎて付いて行けず、観客を置き去りにする才能ひけらかし方の映画ではないかと思いながら見ていました。 瀬田なつき監督は才能溢れる若手監督と評判のようでしたし、奇をてらい過ぎて独りよがりの映画になってしまったのでは?と・・・。 しかしギリギリの線で、最終的には不快から心地良い余韻へと逆転した印象です! まあ正直私自身は、不思議過ぎてこの映画の良さを全て理解したとは言い難いところもありますが、瀬田なつき監督の次回作を見たいと言う欲求が生まれたのは紛れもない事実。 本作自体を絶賛することはできずとも、新たなる才能を持つ人物の出現を認識することは出来たかなと(\'-^*)/ さて、本編の方ですが、一応話のベースは青春ラブストーリーだったでしょう・・・かね? そこにファンタジーとサスペンスが加わり、瀬田なつき不思議ワールド全快! いや、全快と言うよりは、全壊と言う文字の方が本作には適しているのかな。 とにかくタイトル通り、嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんな映画でしたね。 まーちゃんを守りたいみーくん。 みーくんは存在・言動全てが嘘の塊。 でも、嘘で全てを取り繕ってでも、壊れてしまったまーちゃんを守りたい! しかし、本当の意味でまーちゃんを守って行くことなんて出来ないことも、みーくんはよく分かっている。 それでも、嘘つきみーくんはまーちゃんを一生守って行くと心に決めている・・・みたいな・・・まあ・・・嘘だけど≧(´▽`)≦ とにかく2人に関する嘘と真実が入り乱れた不条理で不可思議な世界を、これでもかと見せ付けられました! みーくんとまーちゃんの2人は、子供の頃に一緒に誘拐監禁された幼馴染同士だったと言うのがこの映画のキーポイントとなりました。 ポップで不思議ワールド全快な現在のみーくんまーちゃんの世界とは裏腹に、時折挿入される回想シーンは暗くて残酷で漆黒の世界(´□`。) 現在のまーちゃんの壊れっぷりに序盤はイラッとを通り越して不快感すら感じましたが、こんな事態に遭遇していたとなれば、それは壊れてもおかしくはないでしょう(・_・;) そして回想シーンの最後に隠されたみーくんの真実・正体には驚愕させられました! なるほど・・・嘘つきみーくん?になるのも納得ですね。 それにしても、誘拐監禁犯の猟奇っぷりが半端じゃなかった! まーちゃんが壊れてしまうのも納得な猟奇的誘拐犯でした・・・。 回想シーンを繋げただけでも十分サスペンス物として成立してしまいそうな映画ではあったのですが、これはあくまで本編へのスパイスと言うのもまた凄い! 真実しかないシリアスな過去の世界から一転、現在のみーくんまーちゃんの世界は全く辻褄が合わないまるでファンタジーのような世界として作られていましたね。 見る方は、この不思議な世界観に本当に混乱させられてしまいます(゚ー゚; しかも現在のみーくんとまーちゃんの世界に、新たに連続殺人事件や誘拐事件まで絡んでしまうから大混乱。 正直説明が付かない部分は多々あったと思うのですが、それは意図的なところもあったようで、逆にそこが魅力でもあったのでしょうね。 私はもっと分かり易い映画の方が好みですが、何か癖になりそうなところも(^-^)/ みーくんを演じた染谷将太ですが、瀬田なつき不思議ワールドを象徴するかのような不思議な存在感を示していました。 カメラ目線で「嘘だけど」を連発するみーくんにイラッとしっぱなしだったのに、物語の核心に触れた途端今度は応援したくなるのですから不思議なものです。 報われなくてもいい、愛する者を守り続ける人生も悪くないんじゃない!ってね(o^-\')b さすが染谷将太はヴェネツィア国際映画祭で最優秀新人賞を獲っただけはありますね! 好きな俳優はフィリップ・シーモア・ホフマンと言うのもツボ( ´艸`) これは最新作『ヒミズ』での演技も楽しみだ! 一方の壊れたまーちゃんを演じた大政絢ですが・・・う〜ん・・・悪くはない。 こんな壊れてしまった美少女高校生がいたら面白いだろうし、この映画の世界観にはピッタリフィットしていたと思います。 でも壊れ方が甘いな〜。 幼少期にあんな体験しているのですから、『猟奇的な彼女』まではいかなくても、もっと壊れても良かったと思いましたね(^_^;) 染谷将太の演技がうますぎて、むしろみーくんの方が壊れてるようにしか見えなかったです(・・;) 少々主演2人の温度差を感じてしまいました。 でも、どこか大政絢の笑顔は「まりもっこり」に似ているところもあって、愛らしくて憎めないのですけどね(*゚.゚)ゞ まーちゃんは、いつか現実逃避の世界から脱却することが出来るのだろうか・・・。
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[024]コンテイジョン
 冷やかな真実トム・ルーズ2011-12-19
 【ネタバレ注意】
ソダーバーグ監督作は極端にマニアックな作品と万人向け作品に分かれる傾向があるので、鑑賞前は題材的に考えるときっとマニアック路線の映画だろうなと予想していたのですが、・・・
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ソダーバーグ監督作は極端にマニアックな作品と万人向け作品に分かれる傾向があるので、鑑賞前は題材的に考えるときっとマニアック路線の映画だろうなと予想していたのですが、意外にも正統派路線のウイルス物パニック・スリラーだったのである意味ビックリ(゚Ω゚;) ただし、豪華俳優を配しながらも演出的には物凄く地味な映画。 まあ地味でドライで冷やかな演出だったからこそ、妙にリアリティーを感じてしまうようなところもありました。 ソダーバーグにしては珍しく手堅く作り上げた背景には、やはりこのような時代だからこそたくさんの方に見てもらって、パニックにならず冷静になって「その時」に備えて欲しいと言うようなことを伝えたかったのでしょうか。 しかし、本作のように新種のウイルスにより人々が次々と命を落とすようなことにでもなれば、悲しいかな間違いなく大パニックに陥り冷静さを欠く事態を招くことになるのでしょうけどね・・・。 我々日本人は、現実にも新型インフルエンザや福島原発の放射能にて見えない恐怖を既に味わいパニックに陥った経験があるだけに、以前は絵空事のように思えたこの手の題材が、今では相当身近に感じることが出来るようになりました。 そう言った事も踏まえて、改めて今だからこそこの映画が日本で公開された意味はあったのかなと私は感じましたよ(*^ー^)ノ 本作では、勿論ウイルス自体の恐怖についても描かれてはいましたが、どちらかと言ったらパンデミックが起こってしまった際の人間の心理状態を色濃く描いた映画だったと言えるでしょうか。 見えない恐怖に恐れ戦く人間心理・・・。 人間とはこうも脆くて愚かなものなのかと痛感させられました(°д°;) この手の映画にありがちな感動ドラマも全く挟まれず、とにかくただ坦々と「その時」に備えるかのごとく、感染からことが解決するまでをソダーバーグ監督がシミュレートしましたと言ったような作風でした。 少々堅苦しさを感じる作品ではありましたが、ラストに思わずニヤリとさせられるようなオチを盛り込んで来る辺りは、さすがソダーバーグ!と思わず唸らされてしまいましたよヽ(*'0'*)ツ 豪華俳優を配したこともあって、印象に残る人物がたくさん登場しましたが、私が一番印象に残ったのはジュード・ロウが演じたフリージャーナリストのアランでした。 まさしくウイルスそのものよりも一番怖いのは人間だと象徴するような人物でしたね。 相手が見えない恐怖だけに、一番欲しいのは当然ワクチンではありますが、まだ正体が分からない段階で考えれば、一番欲しいのは何と言っても情報ですね(^-^)/ このような状況下で、自分だけが特効薬の正体を知っている!それは○○だ!と言ったような、どうせ誰も知らないからと言ってデマの情報を発信し世の中を混乱させ、一躍崇拝者のような立場にのし上がろうとする人物は、現実にも必ず出てくるだろうなと思わされました。 人は死に直面すれば、藁をもすがる思いでその情報を信じ、特効薬を求めるでしょうからね・・・。 世の中が混乱する一番の要因は、やはり情報なんだなと改めて感じましたね。 それにしても、ジュード・ロウの怪しさが半端じゃなかった( ´艸`) アランに匹敵するぐらい印象に残ったのはローレンス・フィッシュバーンが演じたチーヴァー博士でした。 チーヴァー博士を見ていたら、もし自分がウイルスの正体を一番知りうる人物だったとしたら、一体どんな行動をとるのだろうかなと、思わず考えさせられましたね。 部下であるケイト・ウィンスレット演じるミアーズが、自分が命じた職務によって命を落としたことを悲しむ反面、チーヴァーはまさかの行動に出ました・・・。 100%許される行動ではないですが、もし自分が当事者だったとしたら、やはり私もそんな行動を取ってしまうのだろうなと・・・。 新型インフルエンザや原発事故でも、政府やお偉方の関係者はチーヴァーと同じ行動とっていただろうと考えれば、末恐ろしいですな・・・。 ミアーズのように我々の為に最後まで命を張っているような人もいる一方で、お偉方は・・・。 思わず頑張っているケイト・ウィンスレットが愛おしくなりましたよ(*v.v)。 他にウイルス患者第一号を演じたグウィネス・パルトロウ、その夫を演じたマット・デイモン、WHOのドクターを演じたマリオン・コティヤール等とにかく豪華キャスト! グウィネスに至っては、『ハンニバル』のレイ・リオッタ張りのショッキングなシーンをこなし、女優根性を見せてくれました。 マットは太りすぎ・・・。
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[025]エアベンダー
 らしくないトム・ルーズ2011-12-18
 【ネタバレ注意】
見事ラジー賞で5冠に輝く不名誉な記録を作ってしまった本作。 劇場鑑賞時はシャマランらしくない作品とは感じつつも、ラジー賞を獲ってしまうまで酷い作品とは思っていません・・・
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見事ラジー賞で5冠に輝く不名誉な記録を作ってしまった本作。 劇場鑑賞時はシャマランらしくない作品とは感じつつも、ラジー賞を獲ってしまうまで酷い作品とは思っていませんでした。 まあ私の中ではラジー賞=人気者へのやっかみぐらいの感覚ではあるのですが、世間はそうは思ってくれないでしょう。 そんなこともあって、大好きなシャマラン監督を擁護すべく、いつか再見して本作の良いところを伝えようかと思っていたのですが・・・改めて見直したら、更に微妙な作品であることを痛感させられてしまいました(゚ー゚; シャマランと言えば『シックス・センス』に代表されるようなどんでん返しが代名詞となっていますが、それも勿論魅力の一つではありますが、それだけがシャマランの魅力ではないですね。 宿命を背負わされた者の苦悩であったり、超常現象が巻き起こす恐怖であったり、彼にしか表現できない独特の世界観がシャマランの魅力なのです。 しかし本作は、やはり初めて原作物を映画化したからか、シャマランらしさがほとんど出ていなかった印象です。 劇場鑑賞時はまだ映像の迫力もあってそれなりに視覚的には楽しめたところもありましたが、改めて内容重視で見ると何か物足りない・・・。 やはりファンタジー物ではシャマランらしさは出し難いのか? そもそも何故ファンタジー? 前に実はファンタジーが大好きとシャマランが語っていた記事を見たことがありましたが、好きこそ物の上手なれとはいかないようですね(^_^;) ここ最近乱発している大作ファンタジー作品を見慣れていることもあってか、全く新鮮味を感じないし、3部作にした影響もあって序章の今回はキャラ紹介や世界観を紹介する顔見世的な内容になってしまった印象で、何か物足りなさを感じてしまいました。 実は、気、水、火、土の4国が世界の均衡を保ちそれが崩れた時には世界が混乱すると言ったストーリーは、超常現象がもたらす恐怖を描くのが得意なシャマラン監督的にはまさに持って来いの題材とも言えるのですが、原作物でしかもファンタジーとて製作されてしまうと、シャマランらしさがこうも出ないものなのでしょうか・・・。 大コケした影響で続編が作られる可能性も少ないでしょうし、こう中途半端なまま終わってしまったらラジー賞受賞も仕方ないところはあるでしょうね(・_・;) まあ周囲の期待が大きいからこその結果で、ある意味これも宿命と言ったところでしょうか・・・。 さて、本編の方で宿命を背負わされることになる主人公はノア・リンガーが演じたアン少年でしたが、私的にはこのビジュアルもいまいち受け付けなかったところがありました(^o^;) 『カウボーイ&エイリアン』で見たノア・リンガーにはそれほど違和感を感じなかったので、単にこのマルコメ君っぽい姿が受け付けなかっただけなのかなとは思うのですが・・・。 アン少年は、気、水、火、土、全てエレメントを扱うことが可能な唯一のアバターとして希望を託され宿命を背負わされることになる訳ですが、アバターと言えばどうしてもジェームズ・キャメロンの『アバター』が頭に思い浮かんでしまうのもマイナス要素となりましたね(・_・;) 本来は『アバター 伝説の少年アン』と言う原作なのですから、正統派アバターはこちらのはずなのですが、先にやられてしかも大ヒットされてしまっては、こっちがバッタモン扱いとなってしまうのは仕方ないところでしょうか・・・。 しかもこの嘘くさいアバター君・・・じゃなかったアン少年は、修行を途中で逃げ出したこともあって、まだ気のエレメンツしか使えないことから、アクションシーンの迫力と言った意味でも少々地味目・・・。 アン少年が成長した続編では、きっとド迫力のアクションシーンがたくさん盛り込まれる予定だったのでしょうが、本作単品では全くの迫力不足。 人を殺してはいけない決まりみたいなものもあるようですし、その辺も迫力不足に拍車をかけているのかな・・・。 ノア・リンガー自体のアクションの切れは悪くないだけに、原作物を映画化してしまった弊害が何とも痛い。 アン少年と行動を共にする水の国の兄妹も、何か中途半端なキャラで印象に残らず、ジャクソン・ラスボーンが演じた兄のサカに至っては、水の国の女王と陳腐な恋愛劇を展開してしまうのですから開いた口が塞がりません(^o^;) シャクソン・ラスボーンは、『トワイライト』シリーズのジャスパー役では物凄く存在感があったのに、本作では思ったほどの存在感を示せず残念。 悪役となる火の国に関しても描写不足でいまいち見る者に伝わらず、とにかく穴だらけの脚本になってしまったのは正直どうしたシャマラン!としか言いようがなかったですね・・・。 シャマランには、やはりシャマランらしいオリジナルの作品を作って欲しい!
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[026]おと・な・り
 音が心を繋ぐトム・ルーズ2011-12-16
 【ネタバレ注意】
物語に漂う雰囲気が何とも心地良い映画でした(o^-\')b 全体的には地味でちょっぴりビターなラブストーリーなのですが、展開としては少女漫画のようなファンタジーテイスト。 古・・・
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物語に漂う雰囲気が何とも心地良い映画でした(o^-\')b 全体的には地味でちょっぴりビターなラブストーリーなのですが、展開としては少女漫画のようなファンタジーテイスト。 古びたアパートのお隣さん同士の話と言うことですから、リアリティーがありそうな設定なのに、描かれていたのはリアルではなく、ファンタジックで映画的な世界でしたね。 とにかく、日常でありえそうな話なのに、実際はありえないであろうこの非日常感がたまらなくツボな映画でした! アパートに住んだ経験がある方は分かると思いますが、本作のキーワードである「お隣の音鳴り」は想像以上に響くものです。 音は、時にはトラブルの元にも成り兼ねない要因ですからね。 この映画で描かれているような世界は、はっきり言って綺麗事です。 実際のところは、ドタバタ動き回る音であったり、ギャーギャー喚く声、テレビ・音楽の大音量にうんざりするパターンの方が多いはずです。 劇中の谷村美月が演じた茜のようなギャーピー騒ぐ若者に、過去何度となく苦しめられて来た経験が思わず蘇ってきましたよ(゚ー゚; さてと・・・気を取り直して本題の方ですが、お隣さん同士がイケメンと美女過ぎる容姿については突っ込みどころでしたが、主人公2人の設定がちょっとほろ苦い設定だったこともあり、容姿以外については思いっきり感情移入できました。 岡田准一演じる30歳になる聡は、親友であるトップモデル・シンゴの専属カメラマン。 しかし、本当に撮りたいものは風景写真。 聡はシンゴの専属カメラマンとして業界では一目置かれた存在でしたが、あくまでシンゴあってのものであって、カメラマン聡としては全く認知されておらず、何とも言えぬもどかしさが見る者にも手に取るように分かるようなキャラ設定でしたね。 30歳と言う年齢は、夢を追うには何とも微妙な年齢です。 自分のやりたいことを求めるか、夢を諦めて目の前にある現実を生きるかで、ものすごく悩む年齢ですからね・・・。 一方の麻生久美子演じる七緒は、花屋でバイトをしながらフラワーデザイナーを目指し、間近にフランス留学も控えているこちらも30歳の女性でした。 友達付き合いは全く無さそうで、男にも全く見向きもせず、慌ただしい毎日を送りつつも夢に向かってまっしぐらな女性と言った感じだったでしょうか。 女性は30歳ともなれば、結婚を全く意識せずに夢を追い続けるとなれば、何かと家族や世間から冷たい視線を浴びせられることもあるのでしょう。 そんな微妙に揺れる女心を表現する細かい演技、そして美人なのになんとなく取っ付き難そうで彼氏がいないのは妙に納得な雰囲気を醸し出す麻生久美子が本当に素晴らしかったです! そんな設定の2人は、同じアパートに住むお隣同士。 顔を合わせたこともなく、お互いを全く認知していない2人なのに、似たような境遇と言うこともあってか気の合う音鳴り(お隣)さん同士でした。 音でしかお互いを知らない2人。 しかし、いつしかその音が2人の生活の一部となっていたのでしたね。 本作では基調音と表現されていましたが、その音はお互いにとってとても心安らぐ存在。 聡の部屋から聞こえるキーチェーンの音、コーヒー豆を挽く音、七緒の部屋から聞こえる風鈴の音、加湿器のアラーム音、フランス語を練習する声、くしゃみ音、『風をあつめて』を歌う鼻歌等々・・・確かに物凄く心地良かったです! 特に、お隣さんが悩み苦しんでいる時に、音でお互いを思いやるシーンなんかは物凄く癒されました。 まあ、あまりにもありえなさ過ぎとは思いましたけどね( ´艸`) この2人が、出会いそうで出会わないのが何とももどかしかった!(´Д`;) 出会うまでに、双方何度もほろ苦いエピソードが散りばめられ、もう頼むから2人がどこかで出会い結ばれて幸せになってくれと心から願いましたよ。 その2人の結末は、エンドロールで音のみで描かれていましたが、まるでその情景が頭に思い浮かびそうなぐらい心地良い余韻に浸れるエンドロールで、私的には相当ツボでした(\'-^*)/ とにかく音に拘って作られた映画で、今アパート住まいをされている方には是非とも見ていただきたい映画! 個人的には、麻生久美子、谷村美月と好みの女優さんを堪能することが出来て言うことなしの映画でもありました(*゚.゚)ゞ 聡の同僚で元カノを演じた市川実日子の演技も味わい深くて良かったです(*v.v)。 忙しい毎日ですが、ちょっと立ち止まって耳を澄ませば、音が何かを語りかけているかもしれませんよ☆-( ^-゚)v
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[027]三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
 伝説よりも、派手でしたトム・ルーズ2011-12-15
 【ネタバレ注意】
過去に何度となく映画化された『三銃士』を何故今更?とは思いつつも、大好きなポール・W・S・アンダーソン監督が名作古典をどう料理したのかに興味が湧き、貸し切り状態の公開・・・
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過去に何度となく映画化された『三銃士』を何故今更?とは思いつつも、大好きなポール・W・S・アンダーソン監督が名作古典をどう料理したのかに興味が湧き、貸し切り状態の公開最終週(←毎度毎度もっと早く行けよ)に3D版にて鑑賞してきました。 予告編の段階で予想は付いていましたが、あの名作古典をよくもまあド派手なエンターテイメント・アクション活劇に仕上げちゃったものですね、アンダーソン監督は( ´艸`) 『三銃士』とは思えないような、ありえなさすぎな飛行船同士の空中バトルには、大いに興奮させてもらいました。 8台の3Dカメラを駆使して撮影された奥行きのある3D映像はまさに圧巻で、とにかく3Dにこだわって製作したアンダーソン監督の心意気を感じました。 まあスケールが大きかった反面、大味な演出が目立ってしまった感は否めないですが、これは過去のアンダーソン監督作を見ていれば想定の範囲内ですから、ある意味これもらしさ爆発と言う事でOKなのではないでしょうか(o^-\')b ただ、『バイオハザード』シリーズとは違い、様々な客層に楽しんでもらいたかったところもあるのでしょう・・・あまりにも毒気が無くファミリー向け過ぎて、アンダーソン好きな私としてはその部分に関してだけは少々残念な思いも(・_・;) とは言え、さすがアンダーソン監督作と思わされたのは、愛妻でもあるミラ・ジョヴォヴィッチ演じるミレディを主役級の扱いにしたことですね(まあ予想通りではありましたが)! まるで裏切りの女王とばかりに強い者に寝返る悪女っぷり、そしてこの美貌・・・さすがミラと言うか、さすがアンダーソン。 貧乳のミラが、寄せて上げてまるで豊乳であるかのように見せる努力も涙ぐましいものがありました( ´艸`) 『バイオハザード』のアリスを彷彿とさせるようなミレディのアクションシーンには、とにかく楽しませてもらいましたよ(\'-^*)/ で、本当の主役はと言うと、当然三銃士・・・と思いきや、ローガン・ラーマン演じるダルタニアンでしたね。 劇中でダルタニアンは度々小僧呼ばわりされていましたが、まさしく小僧・・・と言うか前半は本当にうざくて、私が最も嫌うタイプの主人公だったこともあり辟易しそうになりました(゚ー゚; 無礼で自信過剰な生意気小僧、髪型もいけてないし、こいつと2時間弱付き合うのは勘弁だなと思いながら見ていましたが、ダルタニアンがそんな男だったからこそ、落ちぶれていた三銃士がやる気になり、最終的にはダルタニアンと力を合わせてフランス国の為に立ち上がることになる訳ですから、物語的にはまあしょうがないのですけどね(・_・;) 一応中盤以降は私もしっかりダルタニアンを応援していましたし、まさに名作古典の力は偉大なりと言ったところでしょうか。 ところで、何作かローガン・ラーマン出演作を見てきましたが、私には未だこの俳優さんの魅力を見つけられないところがあるのですけど・・・。 一方のダルタニアンと共に戦う三銃士は、扱いとしては完全に脇役となりましたが、私的には好感の持てる俳優であるマシュー・マクファディン、ルーク・エヴァンス、レイ・スティーヴンソンの3人が演じたからこそ、最終的にはダルタニアンも含めて4人に感情移入することが出来たところがありました。 アトスを演じたマクファディンが、ミレディに裏切られながらも未練たっぷり切ない表情する辺りなんか最高じゃないですか(^O^)/ 男はこと恋愛になると、女々しくも分かっているのに愛を信じたくなるものなんですよね・・・。 それにしても、このところよく見かけるアラミスを演じたルーク・エヴァンスは、改めてオーランド・ブルームに似ているな〜と実感。 そのルーク・エヴァンスではなく本家?オーリーが演じるバッキンガム公爵は、予告編を見る限り悪役として相当見せ場がありそうだなと思っていましたが、案外出番は少なく、悪役としてはミレディやクリストフ・ヴァルツ演じるリシュリュー枢機卿やマッツ・ミケルセン演じるロシュフォール隊長の方がインパクト大で、少々霞んでしまった印象は否めませんね(^_^;) まあラストを見る限り、当然バッキンガムもこのまま黙って指を咥えている訳では無さそうなので、続編があればオーリーの巻き返しに期待したいところです。 ところで、王妃の侍女コンスタンスを演じたガブリエラ・ワイルド! あの殺人級の可愛さは、この映画最大の驚きだったかも(*v.v)。 ミラは別格としても、完全に王妃の存在を食ってしまったキュートなガブリエラの存在は、完全にノーマークだったので嬉しい驚きでしたし、物語に思いっきり彩を与えてくれました! あ、でも本当の意味でこの映画最大の驚きだったのは、三銃士に仕えしオデブちゃんの面白さだったかな≧(´▽`)≦ 彼は最高ですね・・・役名も俳優さんの名前も思い出せないけど( ´艸`)
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[028]スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
 主人公を受け入れられないトム・ルーズ2011-12-13
 【ネタバレ注意】
ちょっと変わったラブコメぐらいの感覚で鑑賞したら、痛い目に合ってしまいました(゚ー゚; 大物と言われる俳優は出ていませんでしたが、結構気になる俳優さんが出ていたので、まあ・・・
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ちょっと変わったラブコメぐらいの感覚で鑑賞したら、痛い目に合ってしまいました(゚ー゚; 大物と言われる俳優は出ていませんでしたが、結構気になる俳優さんが出ていたので、まあキャストで何とか楽しめるだろうなと思っていたのですが、甘かった・・・まったく乗り切れないまま終わってしまいました。 ただし、作品の出来が悪かったと言うことではなく、単純に私には合わなかっただけ。 その証拠に、まあ私的にはちょっと驚いたのですが、本作の感想を見ると結構絶賛されている方が多いんですよね・・・。 アメリカやイギリスではそれほど評価は高くなかったようですが、作品全体がゲーム仕立てなところもあって、ゲーム・オタク文化最先端国である日本ではこの作風が結構嵌ったところもあったのでしょうね。 私も学生時代まではゲーム好きでしたし、オタク系映画も意外と好きなので、本来ならこの手の映画は嵌るはずだったのですが、何でだろう・・・とにかく全然乗り切れませんでした(・_・;) まず乗り切れなかった第一の要因として、マイケル・セラが演じた主人公のスコット・ピルグリムのキャラが、全く受け入れられないタイプのキャラだったこと。 見た目冴えないと言う点では『JUNO』同様マイケル・セラの嵌り役とも言えますが、この風貌でやたらモテるのがイラつくのと、性格的にも許せないタイプ・・・勿論見た目も受け付けなかったのですけどね(^▽^;) まあこの手のキャラはベタな童貞キャラが定番なので、ある意味斬新と言えば斬新なのでしょうが・・・。 まあこんなこと言っている時点で、この映画のファンからしたら理屈めいた評論好きな映画オタクの見る映画じゃねぇんだよ!と言われそうですけどね(><;) あらすじを読んだ時点では、スコットが数々の困難を乗り越えて好きな女の子と結ばれるラブコメ仕立ての映画だと思っていたのですが、序盤であっさりスコットとラモーヌが付き合うことになったのはちょっと拍子抜け・・・。 で、そんな調子に乗っているスコットを見て、「ある男」の画策によりラモーヌの元カレ軍団が次々とスコットに襲い掛かり、見た目まるで格闘ゲームのようなバトルにて対決するのがメインの映画となっていましたね。 格闘ゲーム好きな人にはツボに嵌るネタ満載! 最初は私も元カレ軍団との対決がゲーム仕立てなので面白そうと思ったものですが、展開がとにかく単調で、途中で飽きてしまいました。 各バトルのアイデアにはセンスの良さこそ感じたものの、とにかく長いし、元カレ軍団のキャラが濃すぎて最後はお腹一杯に・・・。 好きな人には草食系のオタクキャラなのに最終的にはいつも異常な強さを発揮するスコット君のギャップがたまらないところもあるのでしょうが、スコットに共感できない私としては、このブサメンでこのキャラでモテるは強いは女ったらしだはで、もう勝手にしてくれとしか言いようが無かったです(-"-;A しかも、このスコットはラモーヌと付き合いながらも、中国人女子高生のナイブスとも付き合っているのですから腹が立つ(゙ `-´)/ その前にもバンドメンバーのキムや、美人のエンヴィが元カノだったようですしね。 二股かけられたナイブスを演じたエレン・ウォンがかなり可愛かっただけに、スコットはこの顔で(←しつこい)どうしてこんな可愛い彼女がいながらラモーヌになびかなければいけなかったのか・・・。 では一方のラモーヌがどれだけ魅力的な女性だったのかと言えば、映画的には描きこみが甘すぎてどこに魅力があったのか全く分かりませんでした(^_^;) ただし私個人としては、ラモーヌを演じたウィンステッドは『ダイハード4』『デス・プルーフ』『ファイナル・デッドコースター』の頃からのお気に入りと言うこともあって、スコットがどうしてもラモーヌと付き合いたいと言う気持ちは分からないでもなかったのですが、世間的には映画は良かったけどラモーヌは可愛くなかったと言った意見が多かったようで、私の感性は全て世間とは逆を行っているようです(*´Д`)=з 結局ストーリー、設定、キャラ、どれも面白いとは思えませんでしたが、脇役の豪華さでなんとか最後まで正気を保つことが出来ました。 スコットの妹役にアナ・ケンドリック、スコットのゲイのルームメイト役にキーラン・カルキン、バンドの追っかけをするニール役に『ジェニファーズ・ボディ』のジョニー・シモンズ、元カレ軍団にクリス・エヴァンスやジェイソン・シュワルツマンや日本から斉藤慶太・祥太兄弟が参加等、気になる俳優が多数出演していたことが私にとってはかなり救いとなりました。 でも、やっぱり私には合わない映画だったかな・・・。 最後まで自分中心でしか考えられないその感性、私には全てに置いて病んでいるとしか思えませんでした・・・。
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[029]インモータルズ -神々の戦い-
 全てにおいて美しすぎるトム・ルーズ2011-12-11
 【ネタバレ注意】
少々苦手分野であるギリシャ神話の世界を舞台にした映画なので見ようか見まいか迷っていたのですが、予告編で目を惹いた神々によるド迫力バトルだけはどうしても見ておきたいと・・・
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少々苦手分野であるギリシャ神話の世界を舞台にした映画なので見ようか見まいか迷っていたのですが、予告編で目を惹いた神々によるド迫力バトルだけはどうしても見ておきたいと思い、この度3D版にて鑑賞してきました。 それと『300』のスタッフが製作したと宣伝されると、罠臭いとは分かっていながらも、あの興奮をもう一度!と思わずにはいられないところもありますしね☆-( ^-゚)v で、罠臭いと思っていた『300』のスタッフが製作云々の文言・・・思っていたほど罠ではありませんでした。 圧倒的なスケール感と言う意味では、『300』以上と言っても過言では無いでしょう! ただし、私の好みとは全く違う世界観でしたけど・・・。 『300』はザック・スナイダー、本作はターセム・シン。 全く毛色の違う監督さんだけに、ザック好きな私としては、見る前からこの世界観が好みでは無いのは何となく分かってはいましたけどね(^_^;) ターセム・シン監督の過去作『ザ・コア』『落下の王国』に関しても、世間の評価ほど魅力的とは思えなかったところもありますし。 とは言え、コアな映画ファンから圧倒的な支持を受けているのも分かるぐらい、映像の魔術師ターセム・シン監督が描くギリシャ神話の世界は、壮大且つエレガント! しかも単にエレガントなだけでなく、そこから破壊の美学へと変貌するところが素晴らしい。 まあでもやっぱり私としては、グロ描写さえ美しすぎるターセム・シンの映像美よりも、遊び(オタク)心満載なザック・スナイダーの映像美の方が好みかなぁ・・・。 さて、気になっていた事項である予告編で描かれていたアクションシーンに関してですが、これは全てラスト20分で起こるクライマックスのバトルシーンだけだったのですね(・_・;) 予告編を改めて見直しても、どう考えてもアクションメインの映画としか想像できませんが、終盤前までは案外地味なストーリー構成で、正直睡魔に襲われそうになった時間帯も(^o^;) それと言うのも、『神々の戦い』とタイトルに謳いながら、実はメインは人間対人間の話。 闇の神タイタン族を復活させ世界征服を企む邪悪な王ハイペリオンを、光の神に選ばれし勇者テセウスが倒すと言うのがメインストーリーでした。 人間同士の争いにはいちいち神様は手を出さないと言うルールがあるそうで(よくよく考えてみれば当たり前なのですが)、闇の神が解き放たれてしまった時だけは光の神も手を貸してやるよ(←偉そうだ)と言った話で・・・。 神様お助けください!と叫んでも、いちいちそれに答えていたら神様も大変ですから、まあごもっとも・・・妙に納得ではありますが、あの圧巻のアクションシーンがラストだけだったのには少々肩透かしを食らった気分(・_・;) まあ待たされた分だけ、クライマックスの神々の戦いは相当テンション上がりましたけどね(*^-^)b スクリーン一杯に広がる神々の大軍団・・・飛び散る血飛沫・・・まさに圧巻のクライマックスバトルでした! ルーク・エヴァンスが演じたゼウスや、イザベル・ルーカスが演じたアテナが最高にカッコ良かった(\'-^*)/ ただ、あまりに神々の戦いがバリーエーションに富んで見応えたっぷりだった為、メインであるはずのテセウスVSハイペリオンが逆に地味な肉弾戦にしか映らなかったのは少々残念でした・・・。 それと、物語の鍵を握る「エピロスの弓」の存在も、扱いが雑過ぎた印象で勿体無かったですね(゚ー゚; ところで、『300』と違ってアクションシーンが妙に格闘技チックだった印象ですが、ターセム・シン監督って意外と格闘技好きなのかな?(^O^) それにしても、ターセム・シン監督が描く破壊の美学の世界に、邪悪な王であるハイペリオンを演じたミッキー・ロークがむちゃくちゃ映えましたね。 主人公であるテセウスの顔はしばらく経ったら忘れそうですが、ハイペリオンの顔は一生忘れられないぐらい脳裏に焼きついてしまいました(o^-\')b このごっつい体でまるで人を虫けらのように冷酷に殺しまくるのですから、悪役好きとしてはたまりません! 主人公のテセウスを演じたヘンリー・カヴィルも、『300』のジェラルド・バトラーを彷彿とさせるような肉体美で見る者をそれなりには魅了しましたが、あまりにミッキー・ロークの存在感が凄すぎて少々霞んでしまったかな・・・。 ヘンリーはこの後ザック・スナイダー監督の新作にてスーパーマンを演じるそうなので、そちらでの巻き返しに期待します(^▽^;) まあとにかく男の裸が多い男臭い映画ではありましたが、ヒロインである巫女のパイドラを演じたフリーダ・ピントの美しいセミヌード姿も一応は見れるので、男でも多少は目の保養にはなる映画ではありましたかね( ´艸`) フリーダ・ピントは、『猿の惑星:創世記』よりも断然こっちの世界観の方が似合っていましたね(^-^)/
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[030]ステキな金縛り
 万人向け三谷映画トム・ルーズ2011-12-10
 【ネタバレ注意】
本作公開直後には三谷幸喜最高傑作と言った評価も多く上がっていたので、かなりの期待を持って鑑賞したのですが、確かに良作に違いないとは思いましたが、最高傑作と評するには・・・
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本作公開直後には三谷幸喜最高傑作と言った評価も多く上がっていたので、かなりの期待を持って鑑賞したのですが、確かに良作に違いないとは思いましたが、最高傑作と評するには少々パンチ不足だった印象も・・・。 私的には三谷幸喜最高傑作と言えば、やはりなんと言っても『ラヂオの時間』です! あの映画を鑑賞した際の衝撃(笑劇)は今でも忘れられないところがあるので、それと比べてしまうと本作を最高傑作と呼ぶには少々抵抗がありますねf^_^; ただし、ヒットメーカーとして過度のプレッシャーを掛けられている中で、毎回ハズレ無しで良作を生み出し続ける三谷幸喜の類稀なる才能には、頭が下がる思いです。 三谷幸喜は、立場的に『ラヂオの時間』製作当時とは求められるものが当然違ってきていることでしょう。 想像するに、本来やりたいであろうマニアックな笑いを極力抑えて、万人が楽しめるであろうエンターテイメント作品を作り出さなくてはいけない苦悩・葛藤と言ったものは、相当なものなのではないでしょうか? そんな苦悩がある中でも、しっかりどの世代でも笑って泣けて楽しめる(私としてはもう少し下卑た笑いや毒気が欲しかったですが)退屈とは無縁の映画を作り出すのですから、三谷幸喜と言う男は大したものだ! さて、本作の内容的には、おおよそ予告編やあらすじから想像していた通りで、それ程の驚きは無い作品でした。 法廷サスペンス物としてだけ見れば、凡作と言わざるを得ない内容です。 しかし、本作は法廷サスペンスではなく、喜劇?人情劇?いや、『三谷劇』と言う特別枠ジャンルを設けたくなるようなエンターテイメント作品! 法廷で落ち武者の幽霊が証言し、事件解決に導くなんて・・・そんな映画、三谷幸喜以外の人間が作っても、一笑に付されるだけでしょう。 しかしそこはさすが三谷幸喜、落ち武者の幽霊・更科六兵衛を演じた西田敏行のアドリブ入りの名演技もあって、こんな世界があったら面白いなと思えるような作品を作り上げるのですから、さすがとしか言いようがないです(o^-\')b モンスター・妖怪・ゾンビ・宇宙人等ではなく、幽霊と言うのがポイントでした。 実際には見えない者を証言者として立たせる訳ですから、作り手や役者が下手な人間だったなら、失笑しか浮かばない映画に成り下がっていた気がします。 それを違和感無く作り上げ、しかもしっかりと笑いを取るのですから素晴らしい! 幽霊側にも様々なルールがあること、幽霊が見える者には法則があることなんかも、終わってみればものすごく重要な要素でしたね。 そんなルールがあるからこその見える者と見えない者の混乱振りには、大いに笑わせてもらいました( ´艸`) 更には笑いだけでなく、六兵衛さんに纏わる歴史秘話も盛り込み、落ち武者としての心の痛み・無念さをしっかり見る者に伝え、より六兵衛さんに感情移入させるよう持って行く辺りなんかは本当にお見事でしたね! 見終わって、お茶目な西田敏行の更科六兵衛と別れるのがつらくなるほど、私にとっては愛すべきキャラクターとなりました(^-^)/ 愛すべきと言う意味では、主人公でもある深津絵里演じる失敗続きの若手弁護士エミの存在も忘れちゃいけませんね! 西田敏行=更科六兵衛同様に、エミが面白いのか深津絵里が面白いのか分からなくなるぐらい同化していたところがありました(o^-\')b 三谷幸喜が何かで語っていた通り、深津絵里は日本で一番のコメディエンヌなのかもしれません(ノ´▽`)ノ 彼女1人のボケっぷりも勿論最高でしたが、そこに証言者である六兵衛さんとの絡みや、阿部寛演じる上司との絡みで更なる笑いを生み、極め付けは法廷で対決する中井貴一演じる堅物検事である小佐野との対決で大爆笑を誘いましたね! 見た目からして堅そうな中井貴一のキャラを、余すことなく有効活用した三谷幸喜のアイデアに脱帽です。 あまりに豪華キャストなので、浅野忠信、竹内結子、小日向文世、市村正親等々、他にも語りたいキャラはたくさんあるのですが、とりあえず私がツボだったのは、前作『ザ・マジックアワー』の主人公だった佐藤浩市が演じた村田大樹が、未だに三流役者を続けていたのに爆笑しました( ´艸`) それから、生瀬勝久が演じたタクシーの運転手が落ち武者ヘアーだったのもツボ! 私が愛してやまない深田恭子がファミレスのウエイトレスとして登場したのもうれしかったです(事前に知ってはいましたが) コメディエンヌVS不思議ちゃんのバトルも私的見所の一つでした(^-^)/ まあいつもの三谷幸喜映画に比べるとテンポが悪かったのは少々気にはなりましたが、逆に言えば腰を落ち着けてゆっくり笑いを堪能できる映画だったとも言えるのでしょうか。 こんな裁判が実際に法廷で繰り広げられたなら、楽しいと言っては語弊がありますが、是非とも傍聴したくなりますね!
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