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 「ルーテツ」さんのコメント一覧 登録数(112件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]マルコ・ポーロの冒険
 シギュリッドギュリールーテツ2018-06-21
 
イタリア人や中国人が英語を話すトンデモ設定だが、アドベンチャー物としては結構楽しめる マルコ・ポーロの伝記を元にしているというが、どこまで史実どおりかは微妙なところ・・・
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イタリア人や中国人が英語を話すトンデモ設定だが、アドベンチャー物としては結構楽しめる マルコ・ポーロの伝記を元にしているというが、どこまで史実どおりかは微妙なところだろう ちなみに、この作品を初めて観た時から”スパゲティの起源は中国だった”としばらくは信じていたものだ 主演はゲイリー・クーパー 珍しいコスプレ物の作品 あまりアクションはパッとしない感じだが、朴訥な雰囲気が良い味を出している ヒロインのシグリッド・ギュリーという女優 本作でしか観たことがないが、ヨーロッパ的な美人 メイクのせいで眉毛が怖い 助演のバジル・ラズボーンはいつもながら嫌なやつを好演 ワンシーンだけ登場するラナ・ターナーの美しさも印象に残る すっぽんのくだりは面白い
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[002]遥かなるアルゼンチン
 ベティグレイブルルーテツ2018-06-19
 
ベティ・グレイブルがかわいい ピンナップガール全盛期、いちばん脂の乗った時期の作品 健康的なお色気とかわいらしいスマイルで歌って踊る アルゼンチンを舞台に、いろいろ誤・・・
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ベティ・グレイブルがかわいい ピンナップガール全盛期、いちばん脂の乗った時期の作品 健康的なお色気とかわいらしいスマイルで歌って踊る アルゼンチンを舞台に、いろいろ誤解が重なって…というドタバタコメディ グレイブルのお相手がドン・アメチー 甘い歌声も披露してくれる 助演は、今回は踊りの少ないシャーロット・グリーンウッド、J・キャロル・ネイシュ、あやしい現地のガイドのレオニード・キンスキーが良い味を出している 取り立てて良かったのがニコラス・ブラザースのアクロバティックなダンス・パフォーマンス 本人役のカルメン・ミランダは「人気者だから出しておこう」的な扱いで、ストーリーとは絡まない グレイブルは当時アメリカで絶大な人気を誇ったアイドル的な女優 当然日本でも…と思うのだが、公開されている作品は少ない
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[003]孔雀夫人
 ルースチャタートンルーテツ2018-06-17
 
ウォルター・ヒューストンとルース・チャタートン 主演の二人の演技が上手すぎる 歳の差婚の不具合、年配の夫と若い妻の擦れ違いがテーマ 妻に全面の非があるかといわれれば、・・・
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ウォルター・ヒューストンとルース・チャタートン 主演の二人の演技が上手すぎる 歳の差婚の不具合、年配の夫と若い妻の擦れ違いがテーマ 妻に全面の非があるかといわれれば、16歳で嫁いですぐに娘をもうけて、娘が巣立った後に青春を取り戻したい、という気持ちもわからないわけではない 夫はその辺のフォローが苦手な人だったのだろう 簡単なことじゃないけど チャタートンは当時40代のようだが、30代を演じても違和感ないくらい若く見えるし、若い男と並ぶと容色の衰えが隠し切れない絶妙なルックス アカデミー賞創成期に複数回ノミネートされているように、実力は折り紙付き 本作ではノミネートを逃しているが、受賞者を考えればやむを得ないか ヒューストンの他、ポール・ルーカスやメアリー・アスター、チョイ役でデヴィッド・ニーヴンが顔を見せる ワンシーンだけの登場でオスカーにノミネートされたマリヤ・オウスペンスカヤの存在感は怖い ゴールドウィン&ワイラー監督のコンビ作品は、派手なだけの現代の映画にはない気品があって、どれを観ても外れがない
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[004]巨星ジーグフェルド
 ルイーゼライナールーテツ2018-06-13
 
”オスカーを金で買った”などとド派手さが何かと揶揄される作品 だが、出演者の豪華さ、レヴューシーンの美しさ、ストーリーの楽しさ、その他資料的価値など、歴史に残る名作で・・・
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”オスカーを金で買った”などとド派手さが何かと揶揄される作品 だが、出演者の豪華さ、レヴューシーンの美しさ、ストーリーの楽しさ、その他資料的価値など、歴史に残る名作であることは間違いないと思う 人生はギャンブルというが、実際にお金をじゃぶじゃぶ使ってじゃぶじゃぶ稼ぐ人は尊敬はしないけど感心する だいたい最後は破産するのが世の常 でもそういう人たちが人生をかけて新しいものを生み出してきたのだ 豪華な出演者は書ききれないが、レイ・ボルジャーのタップダンスがいちばん良かったかな ”Pretty Girlー”はあのセットを作ったことだけでも快挙だが、ダンサーやシンガーもクオリティが高い デニス・モーガンが吹き替えで、実際の歌はアラン・ジョーンズということは最近知った 最期に前半1/3の登場だった主演女優ルイーゼ・ライナー オスカーを獲ってしまったことが以降彼女を苦しめたというが、いかにもヨーロッパ的な美人にして愛嬌もある観ていて楽しい女優 彼女の作品が多く残っていないのが残念
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[005]ミッドナイト
 クローデットコルベールルーテツ2018-06-12
 
ワイルダー&ブラケットの脚本の所謂スクリューボールコメディ 設定は無茶だけどストーリーは破たんしていないので楽しめる 小ネタの使い方が”らしい” 主演はヘンな女の女王ク・・・
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ワイルダー&ブラケットの脚本の所謂スクリューボールコメディ 設定は無茶だけどストーリーは破たんしていないので楽しめる 小ネタの使い方が”らしい” 主演はヘンな女の女王クローデット・コルベールと若きドン・アメチー やや風貌が変わったジョン・バリモアが助演で、コメディ演技を嬉々として演じるのに驚いた 当時の奥様も出演しているのが効いたのだろうか その他ヘダ・ホッパー女史の姿も 原題=邦題が損している感じ 当時の粋な邦題を付ければもっと印象は変わったのだろう 地味に埋もれている作品とは違うと思う
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[006]土曜は貴方に
 ヴェラエレンルーテツ2018-06-08
 
MGMの音楽家シリーズ第3作 バート・カルマーとハリー・ルビーのコンビの伝記映画 といっても史実とストーリーはかけ離れているだろうし、ここは彼らの残した曲が次々に聴け・・・
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MGMの音楽家シリーズ第3作 バート・カルマーとハリー・ルビーのコンビの伝記映画 といっても史実とストーリーはかけ離れているだろうし、ここは彼らの残した曲が次々に聴けることが本作の意義 レッド・スケルトンとフレッド・アステアが主演 スケルトンはともかく、作詞家役とはいえアステアのダンスシーンが少なく、むしろシンガー寄りで唄を聴かせる だったらアステアでなくても良いし、アステアのムダ使いに感じる 共演はアーリン・ダールにヴェラ=エレン、この四角関係の触媒にキーナン・ウィン また『ザッツ・エンタテインメント』で断片だけ観られる、ワンシーンだけ登場するデビー・レイノルズがかわいい ”I Wanna Be Loved by You”を唄うが、吹き替えは当時40代のヘレン・ケイン本人というのも嬉しい 『雲流るるはてに』『歌詞と音楽』と比較すると、キャストもやや劣り(前2作が豪華すぎるだけだが)、ダンスシーン等の見せ場もイマイチ
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[007]ブルー・スカイ
 ジョーンコールフィールドルーテツ2018-06-04
 
クロスビー&アステア&バーリンのトリプル役満 そのわりにそれぞれのフィルモグラフィ上ではイマイチ地味作扱いの映画 理由は、雑なストーリー、演出にあるだろう ミュージカ・・・
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クロスビー&アステア&バーリンのトリプル役満 そのわりにそれぞれのフィルモグラフィ上ではイマイチ地味作扱いの映画 理由は、雑なストーリー、演出にあるだろう ミュージカル映画でストーリーは二の次なのはわかるが、あまりに雑な展開、おかげで登場人物の心理描写も浅く、はっきり言うとクロスビーとアステアがただのバカにしか見えない ラストの取ってつけたような大団円もズッコケ とは言ってもこれだけのスターが集まれば見どころは多い クロスビーの歌、アステアのダンス、バーリンの曲はもちろん 助演のビリー・デ・ウルフの芸達者ぶり、お人形さんみたいなオルガ・サン・ファンの歌やダンスもかわいらしい 主演の2人と三角関係になるジョーン・コールフィールドにイマイチの魅力しか感じなかったのが残念だ
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[008]赤ちゃん教育
 キャサリンヘップバーンルーテツ2018-06-01
 
ハワード・ホークス監督の、どうやって撮影したんだ?動物シリーズの1本 もう1本は『モンキービジネス』 面白いのはわかるのだが、何度観ても途中でクタクタになってしまう 面・・・
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ハワード・ホークス監督の、どうやって撮影したんだ?動物シリーズの1本 もう1本は『モンキービジネス』 面白いのはわかるのだが、何度観ても途中でクタクタになってしまう 面白いのはわかるのだが、ちゃんと伝わってこない感じのストレスがひどい 英語が理解できないせいもあり、本当の面白さは半分も伝わっていないのではないだろうか、という感想がぬぐえない だから何度も観てしまう のループ ハワード・ホークス監督の、名作の評価のわりには観るのが苦しい作品シリーズの1本 もう1本は『ヒズガールフライデー』
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[009]暗黒街の弾痕
 シルヴィアシドニールーテツ2018-06-01
 
ボニーとクライドをモデルに製作されたのは明白だろう 邦題からギャング映画をイメージするが、原題”ただひとつの愛”からわかるように純愛映画である ヘンリー・フォンダとシ・・・
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ボニーとクライドをモデルに製作されたのは明白だろう 邦題からギャング映画をイメージするが、原題”ただひとつの愛”からわかるように純愛映画である ヘンリー・フォンダとシルヴィア・シドニーの愛の逃避行 フォンダは所謂前科者、シドニーが彼に惹かれる過程が省略されており、いろいろ感情移入できないところはある どちらかといえば脱獄の際のスリルある描写が印象に残ったかな
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[010]結婚の夜
 アンナステンルーテツ2018-05-30
 
ゲイリー・クーパー主演の軽いコメディ…かと思わせておいて、ラスト数分で突如毛色が変わる そもそも不貞ありきのお話で、なんかもやもやがある中でのあのラストだから、後味は・・・
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ゲイリー・クーパー主演の軽いコメディ…かと思わせておいて、ラスト数分で突如毛色が変わる そもそも不貞ありきのお話で、なんかもやもやがある中でのあのラストだから、後味はあまりよろしくない クーパーのお相手がアンナ・ステン 『女優ナナ』で拝見した時は冷たい美人という印象しかなかったが、本作では農家の移民の娘役を表情豊かに演じている 作品に恵まれず女優としては不遇だったというが、ハリウッドにはない欧風の美しさは極めて貴重だ その他助演はラルフ・ベラミー、ウォルター・ブレナンなど チョイ役で謎の日本人”タカ”が登場するが、クレジットには名前が無く、英語のサイト等で調べてもわからない 本物の日本人である証拠の、ぶつぶつ独り言を日本語で話すシーンは必見
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[011]ラヴ・パレイド
 ジャネットマクドナルドルーテツ2018-05-29
 
欧州の架空の王国を舞台にしたミュージカル・コメディ モーリス・シュヴァリエと本作が映画初出演というジャネット・マクドナルドが主演 若くて初々しいマクドナルド、時代の・・・
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欧州の架空の王国を舞台にしたミュージカル・コメディ モーリス・シュヴァリエと本作が映画初出演というジャネット・マクドナルドが主演 若くて初々しいマクドナルド、時代のせいか際どいお色気シーンもある 主演の2人に負けずの存在感だったのが、ルピノ・レインとリリアン・ロス レインの不思議なダンスと、ロスの愛らしいスマイルがとても印象に残った ロスは伝記映画も作られているほどのスター この2人の出演作はあまりソフト化されておらず残念 斜視の人を揶揄するような表現がある、これも時代
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[012]激怒
 シルヴィアシドニールーテツ2018-05-25
 【ネタバレ注意】
冤罪、暴走する群集心理がテーマ スペンサー・トレイシーが激怒し、婚約者のシルヴィア・シドニーが悲劇のヒロインとなる 中盤の法廷シーンから、メインキャストの2人が目立た・・・
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冤罪、暴走する群集心理がテーマ スペンサー・トレイシーが激怒し、婚約者のシルヴィア・シドニーが悲劇のヒロインとなる 中盤の法廷シーンから、メインキャストの2人が目立たなくなる 遺体が見つからないハズなのに死亡したことで進んでいたり、証拠の出し方にも多少の強引さは否めない 助演でブルース・キャボットやウォルター・ブレナン(とても良い味を出している!) 復讐のため22人もの人を死刑に追い込もうとするも、良心の呵責から幻影に悩まされる主人公 人間の心理というテーマはわりと前衛的ではあるものの、ラストがハッピーエンドになるのには時代を感じる 愛犬レインボーが切ない こういうのに弱い
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[013]春の序曲
 ディアナダービンルーテツ2018-05-23
 
ディアナダービンの頭が大きいのか、フランチョット・トーンの頭が小さいのか 後半2人の仲が親密ななるにつれ、そのアンバランスさが気になった 歌姫ダービン20代の作品 愛ら・・・
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ディアナダービンの頭が大きいのか、フランチョット・トーンの頭が小さいのか 後半2人の仲が親密ななるにつれ、そのアンバランスさが気になった 歌姫ダービン20代の作品 愛らしかった『オーケストラの少女』からはややお姉さんになって、歌も表現力もアップしている ロシア民謡には痺れた お相手は洗練された都会人フランチョット・トーン、とても兄妹には見えないパット・オブライエンはご愛嬌だ ダービンの歌を聴かせるための映画だが、メロドラマの巨匠フランク・ボーゼイジ監督がロマンス部分も綺麗に描いている
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[014]百萬圓貰ったら
 ウィンギブソンルーテツ2018-05-17
 
百万ドルと百万円は違うわけだが、日本での公開時”途方もない金額”という意味ではそうズレてはいないのだろう 7人の監督によるオムニバス形式の映画で、思いがけず百万ドルを・・・
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百万ドルと百万円は違うわけだが、日本での公開時”途方もない金額”という意味ではそうズレてはいないのだろう 7人の監督によるオムニバス形式の映画で、思いがけず百万ドルを手にした8人の男女の悲喜交々を描く わりと凝ったお話からシュールなものまで、10分程度のお話が続く いちばん良かったのはルビッチ監督の1本(ルビッチ監督だけは2本担当している) 街の女ウィン・ギブソンが大金を手にして高級ホテルで贅沢な思いをする、というだけなのだが、誰も傷つけないのが良い 台詞が一言だけのチャールズ・ロートンの顔芸や、ジョージ・ラフトのお約束コイン投げも良かった
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[015]運命の饗宴
 ジンジャーロジャースルーテツ2018-05-15
 
ジュリアン・ディヴィヴィエ監督による全6話のオムニバス 1着の夜会服が人から人にわたってゆく先で起こる出来事を描く 当時のスターが豪華絢爛に出演 1話が短いお話なので見・・・
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ジュリアン・ディヴィヴィエ監督による全6話のオムニバス 1着の夜会服が人から人にわたってゆく先で起こる出来事を描く 当時のスターが豪華絢爛に出演 1話が短いお話なので見せ場はぼちぼち いちばん印象に残ったのはエドワード・G・ロビンソンのホームレス姿かな 時代を考えると、最終話はかなりチャレンジだったと思われる いちばん最後のテロップは・・・当時は必要だったのだろう
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[016]野性の叫び
 ロレッタヤングルーテツ2018-05-10
 
ゲーブル版”アラスカ珍道中” クラーク・ゲーブルとジャック・オーキーのコンビが美女ロレッタ・ヤングを連れて金鉱を探しに行くお話 部分によってはセットもあるだろうが、ほ・・・
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ゲーブル版”アラスカ珍道中” クラーク・ゲーブルとジャック・オーキーのコンビが美女ロレッタ・ヤングを連れて金鉱を探しに行くお話 部分によってはセットもあるだろうが、ほとんどが屋外ロケで雄大な自然の景色が拝める 原作は何度も映画化されているジャック・ロンドンの名作 読んだことはないが、調べた限りでは犬が主人公の物語だという 映画化された本作では、金に翻弄される人間の浅ましさや男女の恋などがメインで描かれ、犬のBACKは助演である したがって”野生の叫び”に呼び戻されるシーンなど、中途半端な描き方になっている 何といってもゲーブルとヤングのスキャンダルの発端となった作品ということで、歴史に残る作品と言えるのかも知れない
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[017]ザッツ・エンタテインメント
 ジュディガーランドルーテツ2018-05-07
 
ミュージカル映画ファンのバイブル 映画好きになってわりと初期にこの作品と出会い、作中で断片だけ観られる作品を回収してゆく作業がワタシの映画史でもある それでも未だ日・・・
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ミュージカル映画ファンのバイブル 映画好きになってわりと初期にこの作品と出会い、作中で断片だけ観られる作品を回収してゆく作業がワタシの映画史でもある それでも未だ日本でビデオ化・DVD化されていない作品も多い ガーランド&ルーニーの短編物や、ジェーン・パウエルの作品がもっと観たい
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[018]奇蹟の処女
 バーバラスタンウィックルーテツ2018-05-01
 
フランク・キャプラ監督のコメディ 貴重な20代のバーバラ・スタンウィックが拝める 31年の作品ということで、当時流行の困り顔メイクで実に色っぽい 詐欺師まがいのことで金儲・・・
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フランク・キャプラ監督のコメディ 貴重な20代のバーバラ・スタンウィックが拝める 31年の作品ということで、当時流行の困り顔メイクで実に色っぽい 詐欺師まがいのことで金儲けをしていた一味、その教組だった女が、偶然出会った盲目の青年によって閉じていた心の目を開いていく、というお話 お相手がデヴィッド・マナーズ 馴染みの無い役者だが盲目の演技も腹話術の演技もいまいち お世話役の女性にベリル・マーサー こちらは安定の面白おばさん スタンウィックがスターダムに駆け上がっていく時代の作品というが、タイトル画面からすでに大きく名前が出ているし、当時もそれなりにスターだったのだろう 演説のシーンは、後年のキャプラ監督とのコンビ『群衆』を思わせる
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[019]ロッキーの春風
 ベティグレイブルルーテツ2018-05-01
 
テクニカラーの能天気なミュージカル 男女のさや当てが展開するが、ストーリーは有って無いようなもの 当時の人気スターが歌い踊る 主演は当時のマネーメイキングスター・ベテ・・・
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テクニカラーの能天気なミュージカル 男女のさや当てが展開するが、ストーリーは有って無いようなもの 当時の人気スターが歌い踊る 主演は当時のマネーメイキングスター・ベティ・グレイブル いかにもテクニカラー女優という感じのブロンドに真っ赤な口紅が派手 戦場に行く男たちはみんな彼女のピンナップを持って行ったという 3角関係のお相手がジョン・ペインとシーザー・ロメロ だがストーリーではグレイブルと恋仲にならないハリー・ジェームスが、プライベートではパートナーだったというから面白い ハリー・ジェームスという人、40年代のミュージカルで見かけるがどうにも生年月日と見た目が合わない 助演陣も曲者揃いで、歌姫カルメン・ミランダが迫力のステージを魅せ、手脚の長いシャーロット・グリーンウッドが奇妙なダンスを踊る 個人的にはE・E・ホートンがカラーで見られるのが嬉しい グレイブルとは『コンチネンタル』でも共演してたっけ タイトルにあるように舞台はカナダのロッキーなのだが、ずっとホテルの中で話は進み、たまに見える景色はどう見ても画 スタジオで撮られた作品なのだろうが、ロッキーの自然や美しい景観がストーリーにまるで絡んでこないのが残念 登場人物が一堂に会してのラストのレヴューはお見事
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[020]ヒッチコックの ゆすり
 アニーオンドラルーテツ2018-04-27
 
ヒッチコック監督最初のトーキー 移行時代に良くある、サイレント風で始まって突如セリフが聴こえてくる作り 若きヒッチコックの技が冴え、男の顔に口髭(サイレント時代の悪役・・・
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ヒッチコック監督最初のトーキー 移行時代に良くある、サイレント風で始まって突如セリフが聴こえてくる作り 若きヒッチコックの技が冴え、男の顔に口髭(サイレント時代の悪役の象徴)が浮かび上がったり、自首を決めたヒロインの首に絞首刑の縄のような影が重なったりする 後に『断崖』や『疑惑の影』で使ったモノクロの影を利用する技法を、この時点でやっていたことに驚く ヒロインのアニー・オンドラ コケティッシュな女優で結構脱がされる 英語ができないので台詞は吹き替えなのだが、当時は現場で同録だったらしい ちなみに吹き替えの声もキュートで違和感はない ヘタウマな絵もGOOD! 恋人役がジョン・ロングデンという俳優だが、当時のメイクのせいか面相がどうにも悪役に見えて仕方が無かった ストーリーは単純だが、上記のように見せ場も多く退屈しない クライマックスは大英博物館で、こちらも後年監督のお約束となったクライマックスに名所を持ってくるアイディアがこの時点で発揮されている このように、いろいろヒッチ作品的な楽しみ方も多い映画だが、アニー・オンドラのかわいさに引き込まれていってしまうのがいちばんヒッチコック的であろう
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[021]ステート・フェア
 ジーンクレインルーテツ2018-04-27
 
カラーが綺麗で絵本のような映画 良きアメリカを描いたミュージカルで、悪い人は一人も出てこない 日本では戦後公開だが、当時の日本人はこの平和できらびやかなアメリカの田舎・・・
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カラーが綺麗で絵本のような映画 良きアメリカを描いたミュージカルで、悪い人は一人も出てこない 日本では戦後公開だが、当時の日本人はこの平和できらびやかなアメリカの田舎をどう見たのだろうか 主演はお化粧ばっちりの若きジーニー・クレイン アカデミー賞も獲った「It Might as Well Be Spring」を唄うが、吹き替えでロアーヌ・ホーガンという人 吹き替えなので上手いのは当然なのだが、クレインとの声が合っていないように感じる 兄役にディック・ヘイムズ こちらは歌も本業なので、美しいバリトンを聴かせてくれる 本作以外で観たことの無い人 両親がチャールズ・ウィニンガーとフェイ・ベインターという曲者で、ミートローフ作りのくだりでは笑わせてくれる チョイ役でドナルド・ミークやフランク・マヒューが顔を出すのも嬉しい クレインのお相手がダナ・アンドリュースだが、歳も離れているし出会ってすぐ恋に落ちるような関係には見えない カラーの画面にロジャースとハマースタインのコンビによる楽曲が彩りを添える この歌が聴けるだけでも価値がある
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[022]第3逃亡者
 ノヴァピルビームルーテツ2018-04-25
 【ネタバレ注意】
ヒッチコックが大嫌いな警官役で登場!と思ったが似ている人だった 実際の登場シーンを観ると30年代だしもっと若いことがわかる ヒッチ作品の王道パターンの巻き込まれサスペ・・・
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ヒッチコックが大嫌いな警官役で登場!と思ったが似ている人だった 実際の登場シーンを観ると30年代だしもっと若いことがわかる ヒッチ作品の王道パターンの巻き込まれサスペンス 他作品に比べるとピンチの場面がちょっと弱く、スリルに乏しく感じた 怪しい組織から逃げているわけではなく、行動を共にしているのが警察署長の娘 パーティから抜け出すシーンも、身内の善良な市民の家だし、真犯人は単独犯なので追跡中も邪魔が入らない 出演者は他作品ではほとんどなじみのない役者が多い 冤罪をかけられる男エリック・デ・マーニー いかにもイギリス俳優という顔立ちで監督が好きそうな青年 ヒロインは『暗殺者の家』に続きノヴァ・ピルビーム 公開されている生年月日が正確なら当時まだ10代 監督自身が”非常に若い男女が事件に巻き込まれる作品を”と企画した作品(原題は「Young and innocent」)なのでこういうキャスティングになったのだろう 年齢よりも上に見えるので、観客に監督の意図は伝わったのだろうか 何といっても本作の味は、協力者となる浮浪者役のエドワード・リグビー やや単調だった前半から、彼の登場によって後半の面白さを支えている なぜ被害者は男に多額の保険を残したのか 犯人の動機は 廃炭鉱で行方不明になったワンちゃんの行方は などいろいろ謎を残して終わる
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[023]牛泥棒
 ジェーンダーウェルルーテツ2018-04-21
 【ネタバレ注意】
2人の流れ者が町にやってくる 野良犬が2人の前を横切る 不穏な幕開けは後年に作られた『用心棒』を連想させる 西部劇だが、テーマは集団心理によって暴走する正義感の行方 ネッ・・・
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2人の流れ者が町にやってくる 野良犬が2人の前を横切る 不穏な幕開けは後年に作られた『用心棒』を連想させる 西部劇だが、テーマは集団心理によって暴走する正義感の行方 ネット時代の現代にも通じるもの 主演はヘンリー・フォンダ 暴走していく自警団にあって、常に疑問を呈するが、結局は傍観しているだけで止めることまではしない 結局犯人と思われ処刑された3人は冤罪で、そのあとになって遺族に手紙を渡しに行こうとする 本作のフォンダ、あまりカッコ良くない 処刑される3人組が、ダナ・アンドリュース、フランシス・フォード、アンソニー・クインと曲者揃い アンドリュースは珍しく悪者か?と思ったが、そうではなくて、理不尽な私刑に対し無実を訴える表情は凄い どこか胡散臭いフォードとクインの態度が自警団を煽ってしまった形だが、とくに若きクインの表情、目の動きが並みじゃない 自警団の”ママ”としてジェーン・ダーウェルが顔を見せる 75分という尺だが、もともと長尺の物を縮めたのか?というくらい、説明不足のまま、話だけさっさと進んでしまう アカデミー作品賞にノミネートされた作品だが、ノミネート10本の時代(それでも充分凄いけど) 75分という短さ、バレバレのセット、あまり力を入れて作った作品に思えないが、当時の評価は高かったのだろう 43年の作品 穿った見方をすれば、戦争に対するテーマと思えなくもない 2人の流れ者が町を去る時、見送ったのは野良犬だけだった
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[024]暗黒街の顔役
 アンドヴォラクルーテツ2018-04-20
 
ポール・ムニの存在感がすごい 細かい動きとか表情とか、全部に引き込まれてしまう 後にブランドやクリフトがやったような演技をこの時代にやってのけた男 助演陣も個性派揃い・・・
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ポール・ムニの存在感がすごい 細かい動きとか表情とか、全部に引き込まれてしまう 後にブランドやクリフトがやったような演技をこの時代にやってのけた男 助演陣も個性派揃い 妹役のアン・ドヴォラクは本作でしか知らないが綺麗な女優 彼女と結婚するのが若きジョージ・ラフト 仕事をせっせとこなす有能なトニー(ムニ)の右腕だが、誤解から悲劇が待っている 後年『お熱いのがお好き』でネタにされたコイン投げも見られる 敵対するギャングにボリス・カーロフ 人間役で熱演だが割とあっさりやられてしまう 冒頭の字幕で制作の狙いが語られる 30年代のギャング映画の走りとなった作品だが、単に見世物として作られたわけではない 本作がどのようにアメリカ政府に響いたかはわからないが、興行の側面もある以上、スターが悪者をカッコ良く演じすぎるのは洋の東西を問わない宿命みたいなものか
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[025]男の世界
 マーナロイルーテツ2018-04-17
 
原題は『Manhattan Melodrama』 男の友情がテーマなので、『男の世界』という邦題が付いたと推測される 2人の男にひとりの女性が絡む3角関係で、ジャンルとしてはギャング物と・・・
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原題は『Manhattan Melodrama』 男の友情がテーマなので、『男の世界』という邦題が付いたと推測される 2人の男にひとりの女性が絡む3角関係で、ジャンルとしてはギャング物というよりは”メロドラマ”である 主演はウィリアム・パウエルと(やや太めの)クラーク・ゲーブル 唯一の共演作らしいが、どちらもキャロル・ロンバードと結婚しているところが、作品とちょっとリンクしていて面白い 2人の間で揺れる美女がマーナ・ロイ いかにも30年代のMGM作品といったキャスティング ゲーブルの少年時代に、子役時代のミッキー・ルーニー シャーリー・ロスが”Blue Moon”を唄う いかにも作られたようなストーリーで、オチも大体よめる 当時のファンは大スターの共演を楽しみ、今のファンは30年代映画の雰囲気を楽しむには充分な作品
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[026]女相続人
 オリヴィアデハヴィランドルーテツ2018-04-09
 【ネタバレ注意】
40年代の女性映画 ウィリアム・ワイラー監督の静かなモノクロの映像美で語られる オリヴィア・デ・ハヴィランドがブサイクメイクで狂気の女を演じる 可憐なお姫様でキャリアを・・・
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40年代の女性映画 ウィリアム・ワイラー監督の静かなモノクロの映像美で語られる オリヴィア・デ・ハヴィランドがブサイクメイクで狂気の女を演じる 可憐なお姫様でキャリアを築いた彼女にとって、演技派転向への恐ろしい女優魂を感じる その甲斐あって2度目のオスカーを受賞し、妹を数で抜いた お相手が若きモンゴメリー・クリフト あまり時代劇は似合っていないと思えるが、どこか胡散臭い美男子が実にハマる 助演のラルフ・リチャードソンが厳格な父親を好演し、作品にピンとした緊張感を与え、ミリアム・ホプキンスがおしゃべりなオバを演じコメディ・リリーフ的な存在 結局のところ、父は娘をどこまで愛していたのか、青年はそもそも財産目的だけで娘に近づいたのか、オバが2人の結婚を後押ししようとする目的は そして娘は周囲の愛憎をどこまで気づいていたのか すべては語られることなく終わる 何とも言えない余韻を残して映画は終わる
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[027]真人間
 シルヴィアシドニールーテツ2018-04-07
 【ネタバレ注意】
唐突に”犯罪は割に合わない”の授業が始まる そして簡単に感化されてしまうギャングたち フリッツ・ラング監督によるギャング物…でなく道徳のドラマ ギャングを引退して”真人間・・・
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唐突に”犯罪は割に合わない”の授業が始まる そして簡単に感化されてしまうギャングたち フリッツ・ラング監督によるギャング物…でなく道徳のドラマ ギャングを引退して”真人間”になろうとするも、かつての仲間からの誘惑に悩む男、ジョージ・ラフト 元ギャングで腕っぷしは強いが、思い込みが激しいところがあったり、ちょっとまぬけでかわいい その妻となるのがシルヴィア・シドニー 男臭い映画に咲く一輪の花、という役どころがよく似合う 彼女もいわく付きだったのだが、最後までその謎には触れられない 元犯罪者を雇用し更生させる事業主、ハリー・ケリー 渋くてカッコ良いアメリカの良心 ヒッチコック監督が、自作品でイメージを逆手に取って悪役に起用しようとしたが周囲の猛反対にあったという ストーリーはお約束通りに進み、メデタシメデタシで終わる クラシック映画好きでないと受け入れられないだろうな
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[028]陽気な中尉さん
 クローデットコルベールルーテツ2018-04-02
 
1931年公開の映画、みんな若いっ! 20代のコルベールとホプキンスが拝める貴重なフィルムである エルンスト・ルビッチ監督が演出するおしゃれなミュージカル・コメディ 主演の・・・
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1931年公開の映画、みんな若いっ! 20代のコルベールとホプキンスが拝める貴重なフィルムである エルンスト・ルビッチ監督が演出するおしゃれなミュージカル・コメディ 主演のモーリス・シュヴァリエの魅力によるところが大きい ハンサムでお洒落で洗練されていて軽くて余裕で… フランス訛りの英語がまたお洒落で お相手がクローデット・コルベールとミリアム・ホプキンス 後半はシュヴァリエそっちのけでこの2大コメディエンヌの競演が楽しい コルベールのデカい瞳、ホプキンスの笑うと無くなる瞳 3人の唄も聴ける シュヴァリエはもちろんだが、たぶん女優2人も吹き替えなし 当時としては結構責めた描写もあるが、ルビッチ監督の職人技と、主演陣の魅力で必要以上にはいやらしくなっていない ノー天気で楽しい映画
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[029]壮烈第七騎兵隊
 オリヴィアデハヴィランドルーテツ2018-03-31
 
”リトルビッグホーンの戦い””カスター将軍の第七騎兵隊全滅” という中二心を激しく刺激される史実を元に、大幅に脚色された伝記映画 ネット時代、ちょっと調べればこれが史実通・・・
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”リトルビッグホーンの戦い””カスター将軍の第七騎兵隊全滅” という中二心を激しく刺激される史実を元に、大幅に脚色された伝記映画 ネット時代、ちょっと調べればこれが史実通りでないことはわかるが、公開当時の観客はどうだったのだろうか エロール・フリンとオリヴィア・デ・ハヴィランドのコンビ作の1本 フリンはカッコ良く、オリヴィアは相変わらず可憐 助演ではアーサー・ケネディがチョイ悪で良い味を出し、若きアンソニー・クインが存在感を示す 演出はラオール・ウォルシュ監督で、インディアンとの戦闘のシーンの迫力はさすが マックス・スタイナーの音楽もハマって、娯楽西部劇の王道のような作品
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[030]三つ数えろ
 ローレンバコールルーテツ2018-03-24
 
何度観てもはっきり言って良くわからない、というのが正直なところ 登場人物が多く(しかも名前だけしか出てこないヤツも多い)、会話も多いが、嘘ついたり裏切ったり裏切られた・・・
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何度観てもはっきり言って良くわからない、というのが正直なところ 登場人物が多く(しかも名前だけしか出てこないヤツも多い)、会話も多いが、嘘ついたり裏切ったり裏切られたりで、本筋が常にわかりにくい まあそういう小説が原作なので、筋はふんわり追えれば良いのではなかろうか ハードボイルドのボギーはタフでカッコ良いが、ご都合主義でいろいろ上手くいきすぎのところもある ローレン・バコールは、ガタイが良く大味であまり好きなタイプの女優ではないが、こういう人じゃないとボギーの相方はつとまらないのだろう 妹役のマーサ・ヴィッカーズという女優は、本作でしか知らないが、こっちはなかなかかわいらしくて良い 未だに「で、どういう話だったの?」となってしまうが、この調子だと原作読んでももっと混乱するんだろうな
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