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 「ルーテツ」さんのコメント一覧 登録数(243件)rss
 コメント題投稿者投稿日
[001]逃亡者
 ドロレスデルリオルーテツ2019-03-20
 
陰鬱としたモノクロ画に猥雑な音、どことなく雰囲気が黒沢映画っぽい ウォード・ボンドは志村喬にしか見えないし、今にも物陰から山本禮三郎が現れそうだ ホントはジョン・フ・・・
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陰鬱としたモノクロ画に猥雑な音、どことなく雰囲気が黒沢映画っぽい ウォード・ボンドは志村喬にしか見えないし、今にも物陰から山本禮三郎が現れそうだ ホントはジョン・フォード監督の作品 なぜ彼が”逃亡者”になったのか? 説明不足のままお話が進み、映画の芯を見失ったままクライマックスまで行ってしまったのが残念 主演はヘンリー・フォンダ、ヒロインはアラフォーになったドロレス・デル・リオ 舞台は架空の国の架空の町 日本も隠れキリシタンの頃はこんな状況だったんだろうな
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[002]楽聖ショパン
 マールオベロンルーテツ2019-03-16
 
楽聖ショパンの伝記映画 といっても、わりとざっくりである ショパン役にコーネル・ワイルド 演出のせいもあるだろうが、徐々に病に蝕まれていくあたりの流れが雑だし、音楽と・・・
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楽聖ショパンの伝記映画 といっても、わりとざっくりである ショパン役にコーネル・ワイルド 演出のせいもあるだろうが、徐々に病に蝕まれていくあたりの流れが雑だし、音楽と故郷との葛藤も良く伝わらないし、ピアノを弾いているようにも見えない いろいろ違和感があって、あまり良く思えなかった ジョルジュ・サンドに扮したのがマール・オベロン 史実は良く知らないが、本作ではショパンを独り占めするためにいろいろ吹き込んだ元凶みたいに描かれているのに違和感 何よりも教師役のポール・ムニが”オーバー・アクト面白おじさん”になっていることがいちばんの違和感かな この作品の肝であるショパンの音楽もあまり上手な使い方とは思えなかった
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[003]希望の降る街
 ジーンアーサールーテツ2019-03-15
 
ジーン・アーサーが出ているからか、キャプラ映画っぽいほんわか系のライトコメディ ジーン・アーサー、良い!もうそれ以外の感想は出てこない! ロナルド・コールマンは『心・・・
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ジーン・アーサーが出ているからか、キャプラ映画っぽいほんわか系のライトコメディ ジーン・アーサー、良い!もうそれ以外の感想は出てこない! ロナルド・コールマンは『心の旅路』でしか知らなくて、なんとなく”サイレントの生き残りオジサマ”というイメージがあったが、アゴ髭も生やして軽いコメディ演技が新鮮だった 一方ケイリー・グラントは柔硬どっちもイケるが、やはり主戦場はコメディだな、と再確認 展開やオチはある程度よめるが、演者たちの魅力もあって楽しめる 個人的にはロナルド・コールマンの印象が変わった作品
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[004]キートンの蒸気船
 マリオンバイロンルーテツ2019-03-13
 
有名なシーンも多く、ストーリーも面白いので楽しめる 蒸気船の船長が同業者のライバルと遣り合うのは、ジョン・フォード監督の『周遊する蒸気船』を思い出すな キートンの体・・・
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有名なシーンも多く、ストーリーも面白いので楽しめる 蒸気船の船長が同業者のライバルと遣り合うのは、ジョン・フォード監督の『周遊する蒸気船』を思い出すな キートンの体技は、他作品と比較するとそれほどでもないような気もするが、ボケ倒すのはやはり笑ってしまう ヒロインはマリオン・バイロン あまり個性は感じないが、当時10代のかわいらしい女優だ ロマンスもほっこりしていて良い キートンが自由にできた独立プロの最後期の作品だという そう思って観ると感慨深いものがある
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[005]四十二番街
 ルビーキーラールーテツ2019-03-12
 
すべてはここから始まった ・・・というわけではないが、それくらいの意義のある傑作 端から端まで書くときりがないので掻い摘むと、個人的に良かったのはウナ・マーケルとジ・・・
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すべてはここから始まった ・・・というわけではないが、それくらいの意義のある傑作 端から端まで書くときりがないので掻い摘むと、個人的に良かったのはウナ・マーケルとジンジャー・ロジャースのコンビと、レヴューシーンに出てくるトビー・ウィング ビービー・ダニエルズは初見のときは”ワガママなオバサン女優”としか見られなかったが、観返すうちに彼女なりの事情で苦しんでいたんだなーとわかる このように、レヴューシーンへの助走でしかないドラマ部分だが、わりとしっかり作られていて、それ以外にも、連日の厳しいレッスンをこなしながら、出演者同士で本番前日にパーティーを企画しているなど、チームワークが散見されるところも嬉しい 本番当日の彼女たちの姿に「今まで頑張ってきたんだから、できるぞ!」と声を掛けたくなってしまうほど感情移入してしまう 恐慌下の混沌とした時代、愛憎と欲望が渦巻くニューヨークの42番街でおりなす、ゴールドディガーたちの青春ドキュメント としてもじゅうぶんに楽しめる
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[006]猟奇島
 フェイレイルーテツ2019-03-12
 
『キングコング』撮影後にスタッフとセットをほぼそのまま借用して撮られたB級カルト作品 大掛かりなセットを作ってしまったので『キングコング』がコケた時のための保険か、単・・・
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『キングコング』撮影後にスタッフとセットをほぼそのまま借用して撮られたB級カルト作品 大掛かりなセットを作ってしまったので『キングコング』がコケた時のための保険か、単に壊すのがもったいないのでもう1本となったか 人間狩りを楽しむサイコ野郎をレスリー・バンクスが怪演 ヒロインは『キングコング』に続いてフェイ・レイで、相変わらず悲鳴を上げながらさらわれてしまう役 たくさん出演作があるようだけどソフト化されている作品は少ないし、ジャングルのイメージしかない女優さん その他、若きジョエル・マクリーが”狩られる側”で登場 サイコパス垂涎の台詞が多く出てくることで一部の層に人気があるという 個人的には「動物を狩るのはスポーツだ」という台詞が引っ掛かった 当時の倫理観だろうが、スポーツ感覚で狩られる動物はたまったもんじゃない 62分という上映時間だが、キャラ設定もしっかりしており、サスペンスあり、アクションありでなかなか良い出来だと思う 楽しめた
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[007]忘れじの面影
 ジョーンフォンテインルーテツ2019-03-09
 
何ともとるに足らないメロドラマ 冒頭でいきなり当時30代のジョーン・フォンテインが少女役で登場する 監督がイケると思ったのか、オスカー女優の傲慢か、はたまた彼女の夫の・・・
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何ともとるに足らないメロドラマ 冒頭でいきなり当時30代のジョーン・フォンテインが少女役で登場する 監督がイケると思ったのか、オスカー女優の傲慢か、はたまた彼女の夫のプロデューサーの考えか コントじゃあるまいし、相応の子役を使えば良かったと思うのだが ロマンスの相手役のルイ・ジュールダン 女を遊んでは簡単に捨ててしまう軽薄な男に描きたかったのだろうが、単なる健忘症の男にしか見えない しらばっくれているのではなく、完全に忘れてしまっているのは病気だろ などとつまらないことばかり気になってしまった映画 ラスト、唖の男が(私は覚えていますよ、と)紙に彼女の名前を書くシーンはちょっとグッとくる
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[008]キング・コング
 フェイレイルーテツ2019-03-08
 
単なるレガシーだと思って観るのを避けていたことを謝りたい なんとも面白かった 当時の技術を駆使しての特撮、合成は映画人の熱い”心”を感じる 机の上でパソコンをカタカタや・・・
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単なるレガシーだと思って観るのを避けていたことを謝りたい なんとも面白かった 当時の技術を駆使しての特撮、合成は映画人の熱い”心”を感じる 机の上でパソコンをカタカタやっているのとはわけが違うね フェイ・レイ扮するヒロインは、貧しく行き倒れになりそうなところを救われ、何度も危険な目にあっても最後までその恩を忘れない良い子 キング・コングの造形、描写、ストーリーばかり気になってしまうところだが、彼女のキャラ設定がファインプレイだと思う
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[009]欲望という名の電車
 ヴィヴィアンリールーテツ2019-03-07
 
映画だけど舞台をそのまま切り取ったような作品 悪く言えば、映画的な効果や演出はあまり感じられない オスカーでは、主演男優賞以外の演技賞を総なめにした なかでも、くたび・・・
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映画だけど舞台をそのまま切り取ったような作品 悪く言えば、映画的な効果や演出はあまり感じられない オスカーでは、主演男優賞以外の演技賞を総なめにした なかでも、くたびれた容姿をカメラのアップにさらしたヴィヴィアン・リーの女優魂には敬服する 虚構に彩られたエセ貴婦人が、粗野で野蛮な男に出会ったことがきっかけで人格が崩壊するというストーリー 観ていて気付いたけど、ブランチはお高くとまったハリウッドであり、スタンレーはブランドそのもの 当時のハリウッド映画には登場しない圧倒的な個性の登場により、ブランド以降従来のハリウッドのスターシステムは崩壊した ブランドがオスカーを逃したのも、ハリウッドが彼を簡単には受け入れられなかったことが原因だろうことは容易に想像できる ブランチがスタンレーを拒絶したように だが結局は天才ブランドに屈するのであった 原作は当時のタブーに切り込んだ相当攻めたものだという 映画ではだいぶ表現が緩和されたようだが、邦訳では良くわからない 英語が堪能なら、微妙な表現やスラングなど理解できてまた印象が変わるのかもしれないと思うとちょっと悔しい
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[010]シマロン
 アイリーンダンルーテツ2019-03-07
 
エドナ・ファーバー原作の大河ドラマ 原作は読んでいないが「シマロン」というタイトルは、映画では完全な脇役の息子の名前 と言っても、人種や職業に対する偏見がテーマのひと・・・
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エドナ・ファーバー原作の大河ドラマ 原作は読んでいないが「シマロン」というタイトルは、映画では完全な脇役の息子の名前 と言っても、人種や職業に対する偏見がテーマのひとつであり、先住民の女と結婚した彼は重要なキーパーソンだとも言える 西部劇というジャンルではあるが、冒頭のグレート・ランは1889年 チャップリンやヒトラーが生まれた年で、そう昔でもない わりと近年までドンパチが行われていたんだなーと実感する 映画はサイレント期とトーキー期の狭間らしく、メイクも演技もサイレント調 終盤のヤンシーが失踪する場面は字幕一枚で済まされる 主演のリチャード・ディックスは、如何にもサイレント映画から抜け出してきたような役者で、クセがすごい 一方のアイリーン・ダンはトーキーで実力を発揮した女優で、その対比が面白い 見どころは当時30代後半とは思えないエステル・テイラーの美しさ サイレントの名花はハンパない その他ジョージ・E・ストーンの出番が多くてうれしい 先住民政策、人種差別や偏見など、アメリカの負の歴史が作中に滔々と流れる 演者は良く、複数のエピソードも上手くまとまっており、映画としても楽しめる
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[011]波止場
 エヴァマリーセイントルーテツ2019-03-04
 
エリア・カザン監督の”言い訳”的な側面はシラけるから言及しない これは名作 特殊メイク?のブランドをはじめ、出演者がみなメソッド演技の結集のような名演 ニューヨークの暗・・・
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エリア・カザン監督の”言い訳”的な側面はシラけるから言及しない これは名作 特殊メイク?のブランドをはじめ、出演者がみなメソッド演技の結集のような名演 ニューヨークの暗部を描く、人も景色も寒過ぎる画 こんなに息が白い映画もない リアルを追求した画面において、いつも遅れて登場する神父カール・マルデンの清廉すぎるキャラが、胡散臭くて若干浮いている気もするが ブランドの映画だし、圧倒的にカッコいいんだけど、この映画が名作たるのは彼だけの功績じゃない
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[012]南海の劫火
 ドロレスデルリオルーテツ2019-03-03
 【ネタバレ注意】
嫌いじゃない 予備知識なしで観るのをお勧めするため、ネタバレチェックにチェックを入れさせていただく 舞台はたぶんハワイ 文明人の男と、文明には遠い生活をする現地の女と・・・
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嫌いじゃない 予備知識なしで観るのをお勧めするため、ネタバレチェックにチェックを入れさせていただく 舞台はたぶんハワイ 文明人の男と、文明には遠い生活をする現地の女とのロマンス 『ターザン』をヒントに作られたのかな?既視感のあるシーン多し この作品の本題はそこじゃなくて、主演のドロレス・デル・リオ 作中ほぼ半裸で登場し、水中シーンはヌードだという(吹き替えかと思ったら本人らしい) 前半の上半身裸で大きなレイを下げただけの姿もかなり刺激的 現地語(何語?)を話しているかと思ったら、いつのまにか英語を習得しているのはご愛嬌だ(このへんなんでもアリ) 『空中レヴュー時代』ではイマイチの存在感だった彼女の本領発揮の作品といえよう 恋人のジョエル・マクリーもほぼ上半身裸で挑む 役名”ジョニー”はワイズミュラーを意識してのものか キング・ヴィダー監督はサイレント期からの名匠 過渡期の1932年作品だけあって、唐突に出てくる字幕など、画面はサイレント調 とくにデル・リオの演技はまるっとサイレント演技だ しかし面白い映画を観た、というのが何よりの感想
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[013]紳士協定
 ドロシーマクガイヤルーテツ2019-02-28
 
本作がそこはかとない胡散臭さを漂わせている原因は、やはり ”種明かしをすれば、オレはそっち側の人間じゃない”というオチ 原稿を出してしまえば、被差別の状況から脱すること・・・
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本作がそこはかとない胡散臭さを漂わせている原因は、やはり ”種明かしをすれば、オレはそっち側の人間じゃない”というオチ 原稿を出してしまえば、被差別の状況から脱することができ、その後どう行動しようが、彼はクリスチャンという立場にいることができる その”救い”こそ差別 とは言っても、比較的ユダヤ系が多いハリウッドとはいえ、あの時代に真正面からユダヤ差別を扱った本作の意義は大きい 差別を嫌っている女性、自分の生活が脅かされる段になって、実は無意識の内に差別感情を持っていることが露わとなる 何とも胸に刺さるシーン エリア・カザン監督の演出が冴え、キャストみな好演 中でもジョン・ガーフィールドが良かった
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[014]テキサス決死隊
 ジーンパーカールーテツ2019-02-27
 
悪党3人組が袂を分かって、追う側と追われる側に 当初は悪だくみでレンジャー部隊に入った2人が、徐々に正義感にほだされていく描写が良い キャリア最初期のフレッド・マクマ・・・
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悪党3人組が袂を分かって、追う側と追われる側に 当初は悪だくみでレンジャー部隊に入った2人が、徐々に正義感にほだされていく描写が良い キャリア最初期のフレッド・マクマレイ、さすがに若い 相棒のジャック・オーキーは陽気で人の良さそうなガンマン 本来は悪党なのだが、あまりそう見えないのは2人の俳優のもつ明るい魅力のせいか 一方で根っからの悪党に悪党顔のロイド・ノーラン ヒロインのジーン・パーカーは、林家パー子に似ていてあまり美人には見えない 冒頭の強盗シーン、インディアンとの戦い、最後の決闘 アクションも良く描かれておりお気楽ウエスタンとして楽しめる (当時の他の作品と比較しても、インディアンに対する描写がわりと酷い) ロマンス部分は弱い ヒロインにもう少し見せ場があれば
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[015]グレート・ワルツ
 ルイーゼライナールーテツ2019-02-24
 
ヨハン・シュトラウス2世の伝記映画 ・・・と言っても、エピソードはほぼ創作で、ヨハン以外の登場人物もほぼ架空 なんて自由なんだ ヨハンに扮するのがフェルナン・グラヴェ・・・
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ヨハン・シュトラウス2世の伝記映画 ・・・と言っても、エピソードはほぼ創作で、ヨハン以外の登場人物もほぼ架空 なんて自由なんだ ヨハンに扮するのがフェルナン・グラヴェ、歌姫カーラにミリザ・コルジャスという人 あまりなじみのない2人だが歌唱力は素敵、でも名前が読めない ルイーゼ・ライナーが『巨星ジーグフェルド』と同じような、ちょっと頭の弱そうな美女 当時の大スターだったはずだが、なんでこんな役ばかりなの?と思ってしまう ほとんど作り話だし、あまり感情移入はできない 面白いか面白くないかと言われれば”普通”としか言えない
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[016]ゾラの生涯
 ポールムニルーテツ2019-02-22
 
エミール・ゾラの伝記映画 といっても、その実はほぼ”ドレフュス事件” フランスが舞台で登場人物もフランス人なのに全編英語 主演ポール・ムニは派手なメーキャップも含めて、・・・
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エミール・ゾラの伝記映画 といっても、その実はほぼ”ドレフュス事件” フランスが舞台で登場人物もフランス人なのに全編英語 主演ポール・ムニは派手なメーキャップも含めて、ややオーバー気味か ドレフュスに扮したジョセフ・シルドクラウト こちらもムニに負けないカメレオン俳優で、本作でオスカーを受賞した ゲイル・ソンダガードがわりと”普通の”役を演じている 青年期が最初の1/4で終わってしまい、残りは一気に老年期のドレフュス事件の顛末となる 名声を捨て、腐敗した軍や世論に対して”真実を貫く”戦いを挑むゾラの姿は、事実だけに尊い 「軍が虚栄のために無謀な戦いを挑み、若い兵士が命を落としてゆく」という法廷でのゾラの言葉 日本で公開されたのは戦後になってからであった
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[017]ジョニー・ベリンダ
 ジェーンワイマンルーテツ2019-02-20
 
実話を基にした映画という 実際の事件が起こったのは50〜60年前の19世紀後半と思われる まだ社会秩序が行き届かない地方の農村が舞台 主演は本作でオスカーを受賞した前髪ぱっ・・・
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実話を基にした映画という 実際の事件が起こったのは50〜60年前の19世紀後半と思われる まだ社会秩序が行き届かない地方の農村が舞台 主演は本作でオスカーを受賞した前髪ぱっつんのジェーン・ワイマン 歌も達者な彼女だが、声は聴けない 献身的に支える医師にルー・エアーズ 父チャールズ・ビックフォードと叔母アグネス・ムーアヘッドは学はないが悪い人ではない 閉塞された社会の集団心理が悪い方に影響するさま、当時タブー視されていた男性が女性に暴行を働くシーンが、うすら寒く描かれている 一方で、家族愛、隣人愛、親子愛が暖かく描かれているのも見逃せない 寒い映画だけど、後味がさわやかなのが救い
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[018]愚かなり我が心
 スーザンヘイワードルーテツ2019-02-20
 
40年代、男女のロマンスに戦争が絡む典型的なメロドラマ お話は多少当時のタブーに触れつつもとるに足りない つまらなくはないが、同じような作品が多すぎて突出したものは感じ・・・
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40年代、男女のロマンスに戦争が絡む典型的なメロドラマ お話は多少当時のタブーに触れつつもとるに足りない つまらなくはないが、同じような作品が多すぎて突出したものは感じない 主演スーザン・ヘイワードが好演 目と眉毛の角度が好き もともと精神的にイッてそうなイメージのある女優なので、こういう役はハマるね お相手のダナ・アンドリュースはいつもと同じ感じ タイトル曲「愚かなりわが心」はジャズのスタンダード・ナンバーになったというが、聴いても知らなかった サリンジャーの原作は短編で読んだことがあるが、こんなお話だったっけ? 少なくともサリンジャーが語りたかったテーマとは違うよね 映画化の出来に大いに不満だったというのはそういうこともあるでしょう
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[019]百万人の音楽
 マーガレットオブライエンルーテツ2019-02-19
 
タイトルと出演者を見たら陽気なMGMミュージカルを想像したが、意外と暗いお話だった 戦時下というご時世もあるのだろうが、豪華キャストの割にはモノクロだしちょっと物足りな・・・
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タイトルと出演者を見たら陽気なMGMミュージカルを想像したが、意外と暗いお話だった 戦時下というご時世もあるのだろうが、豪華キャストの割にはモノクロだしちょっと物足りなさを感じてしまった (まあラストはハッピーエンドなのだが。。。) ジミー・デュランテとジューン・アリスンの絡みは『姉妹と水兵』と同じ 「ウンブリアーゴ」は聴かせてくれるが、アリスンは歌もダンスもなくドラマパートのみ コレが物足りなさのいちばんの原因なのは明白 そこに絡んでくるのが人気絶頂期のマーガレット・オブライエン ・・・なのだが、うまくハマっていない 大人の事情に子供がいちいち介入してきて、かわいい(おそらく制作側の狙い)というより迷惑というか邪魔 そもそもこのお話に必要なのかとさえ思ってしまった もちろん彼女は台本通りにやっているだけ 面白かったのが助演陣で、なかでも姪(マリー・ウィルソン)と叔父(ヒュー・ハーバート)のコンビ芸は笑った 実はストーリーの重要なカギを握っていたりもする 綺麗どころの中に『カサブランカ』で印象的な役を演じたマデリーン・ルボーの顔も見られるのは嬉しい その他ホセ・イタルビが本人役で演奏も披露するのはファン垂涎か 最後まで出てこない夫、回収されない下宿先にいる謎の子供の伏線 突っ込みどころは多い
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[020]嵐ケ丘
 マールオベロンルーテツ2019-02-19
 
上品な淑女が実は薄汚い下男と・・・というちょっと興奮するシチュエーション ・・・の元祖、というわけではないだろうが、原作も有名な作品(読んでないけど) ローレンス・オ・・・
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上品な淑女が実は薄汚い下男と・・・というちょっと興奮するシチュエーション ・・・の元祖、というわけではないだろうが、原作も有名な作品(読んでないけど) ローレンス・オリヴィエの存在感と、マール・オベロンの美しさ それだけで観られる この2人、とても相性が悪かったというエピソードも面白い モノクロの画面も相まっておどろおどろしい印象が強いんだけど、本当はこういう恋愛がしたいと思わせる熱いラヴ・ストーリー ウィリアム・ワイラー監督のキレイな映画
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[021]リディアと四人の恋人
 マールオベロンルーテツ2019-02-16
 
マール・オベロン綺麗だなー 出自のせいかちょっと目が釣っているんだけど、それがハリウッドにはない雰囲気で良い 私生活のエピソードもなかなかパンチがきいているし、伝記映・・・
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マール・オベロン綺麗だなー 出自のせいかちょっと目が釣っているんだけど、それがハリウッドにはない雰囲気で良い 私生活のエピソードもなかなかパンチがきいているし、伝記映画など作っても面白いのではないか そのオベロン扮する”リディア”と4人の男との恋の遍歴を描く 老けメイクをした役者たちが、回想形式で若い頃の思い出を語り合うのだが、ひとつひとつのお話はあまり面白くなく、ボーっとしていると置いて行かれてしまうくらいわかりにくい 本サイトには上映時間110分とあるが、ワタシが視聴したソフトでは92分くらいで終わってしまったので、けっこうカットされているのかな? 時系列で現代のシーン(ビルの一室)になると、遠くの車のクラクションのような音が頻繁に聴こえる これは演出なのか?ソフトの問題なのか?ただの気のせいか? 気になって何度もDVDを止めてしまった
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[022]明日は来らず
 ボーラボンディルーテツ2019-02-14
 
『東京物語』だね こっちの方が先か 時代や洋の東西を問わない普遍的なテーマだから、どこを舞台にしても成り立つ 核家族化が進むといわれて久しい現代、なおさら感じるものは・・・
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『東京物語』だね こっちの方が先か 時代や洋の東西を問わない普遍的なテーマだから、どこを舞台にしても成り立つ 核家族化が進むといわれて久しい現代、なおさら感じるものは大きい 主演はヴィクター・ムーアとボーラ・ボンディ コメディアンと思っていたムーアがしっとりと老人の悲哀を演じ、当時40代だったボンディは老いた弱さと強さを滲ませる演技 老夫婦にやや険のあるところを敢えて描いた本作に対し、『東京物語』ではただただ物静かに描く マッケリー監督と小津監督の違いなのか、アメリカと日本の違いなのか
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[023]絢爛たる殺人
 トビーウィングルーテツ2019-02-10
 
当時流行のレヴュー映画と、サスペンスを合体させた作品 軽い気持ちで観始めたが、けっこう面白かった 途中で挿入されるレヴューもきっちり作られていて楽しいし、ラストの種明・・・
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当時流行のレヴュー映画と、サスペンスを合体させた作品 軽い気持ちで観始めたが、けっこう面白かった 途中で挿入されるレヴューもきっちり作られていて楽しいし、ラストの種明かしもきちんとしていてサスペンスとしても良質と言える 主演はカール・ブリッソン サイレント映画でしか知らなかったが、なかなかの美声を聴かせてくれる 有能か無能か良くわからない刑事にヴィクター・マクラグレン ショーガールを見るときの鼻の下を伸ばしたスケベ顔が良い 事件の鍵を握るメンへらっぽいメイドにドロシー・スティックニー なんか怖い 個人的なヒットは『四十二番街』で少しだけでてきたトビー・ウィング 台詞もちょっとあって、コケティッシュな雰囲気で画面に華を添える どことなく日本人っぽいというか、一度見たら忘れられない女優さんで、 再会できて嬉しい コメントも付いていないくらい地味な作品かもしれないが、けっこう良作
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[024]フットライト・パレード
 ルビーキーラールーテツ2019-02-09
 
好きな映画って何回でも観てしまう 本作はワタシが繰り返し観た回数ベスト3に入る 30年代のワーナー製のバックステージ物 『四十二番街』がヒットし、そのフォーマットを流用・・・
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好きな映画って何回でも観てしまう 本作はワタシが繰り返し観た回数ベスト3に入る 30年代のワーナー製のバックステージ物 『四十二番街』がヒットし、そのフォーマットを流用したシリーズが続々作られたが、ワタシの知る限りでは映画の出来では本作が最上 レヴューシーンに至るまでの導入部のドラマも面白いし、ラストに畳み掛けるレヴューは圧巻だ 出演者はキャグニーやキーラーもいいが、ジョーン・ブロンデルが美味しい役どころで輝く 蓮っ葉な女をやらせたら絶品のコメディエンヌだが、身持ちのいいキャリアウーマンに扮し、切ない女心を表情で魅せる コメディ・リリーフでフランク・マヒューが笑わせてくれる その他レヴュー・シーンに登場する多くのダンサーの見事な群舞も素晴らしい もちろんロイド・ベーコン監督、バズビー・バークレーをはじめとするスタッフ陣の苦労は察するに余りある このような映画を残してくれたことには感謝しかない 好き嫌いが分かれる映画だろうし、人にすすめようとも思わない でも現代では絶対に作られない作品であり、もっと評価されるべき作品だと思う
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[025]サヨナラ
 ミヨシ梅木ルーテツ2019-02-09
 
1950年代の邦画はモノクロが主流で、カラーも質が悪い 当時の日本の風景、風俗が美しいカラー映像で観られるだけでも価値がある 日本を舞台にした米軍人と日本人女性のロマン・・・
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1950年代の邦画はモノクロが主流で、カラーも質が悪い 当時の日本の風景、風俗が美しいカラー映像で観られるだけでも価値がある 日本を舞台にした米軍人と日本人女性のロマンス 結末はややご都合主義的でもあるが、本作のテーマはそこではなく”日本”そのもの ハリウッドから見た日本の解釈は、やや誤解や誇張があるが、おおむね好意的に受取れた 主演のマーロン・ブランドは拗らせ気味の演技も含めてやはりカッコ良い 身振り手振りなど、ひとつひとつの仕草が痺れるんだよなー 和服で蚊帳に入っても様になるブランド ロマンスの相手”ハナオギ”役の高美以子は、当時ほぼ素人とは思えない堂々とした存在感でブランドと渡り合ったのだから凄い もともとオードリー・ヘップバーンにオファーされた役だそうだが、そうなっていたら日本での反応は違ったものになっていただろうな 観てみたかった気もするが オスカー助演賞を受賞したコンビ、レッド・バトンズとミヨシ梅木 正直言うとそこまでの演技か?という印象があるが、悲劇的な結末がアメリカの琴線に触れたのだろうか 高美以子に比べて出番も台詞も少ない梅木だが、キツネ目の夫を立てる貞淑な妻という役どころが、アメリカの想像する”日本の女性”そのものだったのだろう 忘れてはならないのが、極端に眼を細くメイクをした歌舞伎役者役のリカルド・モンタルバンの怪演 日本人としては彼に賞をあげたい 戦後10年が過ぎたが、まだまだアメリカと日本の付き合い方が混沌としていた時代 日本のプロモーション映画としてとても良い出来だと思う 一方で同年に『戦場にかける橋』が作られているのも興味深い
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[026]女性No.1
 キャサリンヘップバーンルーテツ2019-02-07
 
当時流行のお洒落コメディ P・スタージェス監督や、H・ホークス監督の作品と比べてドタバタ度は低くテンポも遅い 本作はこんな軽いコメディも撮っていたんだなーというジョージ・・・
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当時流行のお洒落コメディ P・スタージェス監督や、H・ホークス監督の作品と比べてドタバタ度は低くテンポも遅い 本作はこんな軽いコメディも撮っていたんだなーというジョージ・スティーブンス監督の作品 主演のキャサリン・ヘップバーンは『赤ちゃん教育』からそのまま持ってきたような、常識外れで言動も行動も斜め上を行く女性 一方でそんな彼女に翻弄されるのがスペンサー・トレイシー 異質な女と普通の男の絡み合わない様を楽しむお話だ 実際、お話としてはさほど面白くもなく、テンポも遅く感じるのでやや退屈 当時の観客に浮世離れしたハイソでお気楽な空間がウケたのだろうことは想像できる
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[027]廃墟の群盗
 アンバクスタールーテツ2019-02-05
 
”ライフルの銃口から標的を覗く画”のオリジナルは本作らしい 無法者、インディアン、ドンパチあり、ロマンスありのB級ウエスタン 程よく楽しめる良作 主演は珍しく悪党に扮す・・・
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”ライフルの銃口から標的を覗く画”のオリジナルは本作らしい 無法者、インディアン、ドンパチあり、ロマンスありのB級ウエスタン 程よく楽しめる良作 主演は珍しく悪党に扮するグレゴリー・ペックで、いろんな意味で実に胡散臭い 相棒は逆に専門のリチャード・ウィドマーク ヒロインが終始女の子走りのアン・バクスター 嫌いな女優ではないが、いつもしかめっ面 もっとニコニコしている方が良いし、西部女としては『彼女は二挺拳銃』の方が上かな あまりなじみのない俳優だが”グランパ”ジェームズ・バートンが良い味を出していた 撮影時はきちんと管理されていたのはもちろんわかるが、馬好きとしては馬がかわいそうになる映画
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[028]夜は千の眼を持つ
 ゲイルラッセルルーテツ2019-02-03
 
なんだこりゃ エドワード・G・ロビンソンは異論の余地もない名優なのに、人が良いのかつまらない作品にも良く出る 当時流行のニューロティックをテーマにしたスリラー そもそも・・・
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なんだこりゃ エドワード・G・ロビンソンは異論の余地もない名優なのに、人が良いのかつまらない作品にも良く出る 当時流行のニューロティックをテーマにしたスリラー そもそも現実離れしているテーマなのに、リアルに描かねばならない現実部分が雑 極めつけは唐突に表れる真犯人 サスペンスで絶対やってはいけないヤツ ヒロインのゲイル・ラッセル、美人だが女優としては大成せず不遇の晩年だった模様 ジョン・ランドはそんなに魅力を感じない ヴァージニア・ブルースがつまらない役で出てきてちょっと切なくなった ジョン・ファロー監督の妻はモーリン・オサリヴァン、ということはミア・ファローのお父さんだね
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[029]月光の女
 ベティデイヴィスルーテツ2019-02-02
 
ウィリアム・ワイラー監督、謹厳実直な夫ハーバート・マーシャルと悪い妻ベティ・デイヴィス この組み合わせは翌年制作の『偽りの花園』に引き継がれる 2作とも重い展開で救わ・・・
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ウィリアム・ワイラー監督、謹厳実直な夫ハーバート・マーシャルと悪い妻ベティ・デイヴィス この組み合わせは翌年制作の『偽りの花園』に引き継がれる 2作とも重い展開で救われないエンディングの寒気がする映画 デイヴィスの演技の承認欲求を満たす題材ありきの作品であろう 当然ながら凄い 次作で返り討ちをくらうハーバート・マーシャル 助演のジェームズ・スティーヴンソンが途中までは主役級の活躍 ほとんど台詞が無く、顔芸だけでデイヴィスを脅えさせたゲイル・ソンダガード アジア系俳優のテツ・コマイやセン・ヤンの姿も拝める ワイラー監督の綺麗な画が怖さを引き立てる 『偽りの花園』とセットで観るとよろしいかと
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[030]グランド・ホテル
 グレタガルボルーテツ2019-02-02
 
みんな主役の群集劇 それぞれのエピソードが絡み合ってエンディングを迎える流れは美しい 演者が素晴らしいのは言うまでもないが、エドマンド・グールディング監督の演出も冴え・・・
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みんな主役の群集劇 それぞれのエピソードが絡み合ってエンディングを迎える流れは美しい 演者が素晴らしいのは言うまでもないが、エドマンド・グールディング監督の演出も冴える 個々はわりと悲惨な展開なのだが、最後に一瞬だけ出てくる若夫婦で暖かく終わらせるところが好き ベテラン陣は良くも悪くも安定 終始躁鬱っぽいガルボはアホっぽいし(そういう役なんだけど) この作品でいちばん儲けたのはジョーン・クロフォードかな
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